JP2003140526A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003140526A
JP2003140526A JP2001336893A JP2001336893A JP2003140526A JP 2003140526 A JP2003140526 A JP 2003140526A JP 2001336893 A JP2001336893 A JP 2001336893A JP 2001336893 A JP2001336893 A JP 2001336893A JP 2003140526 A JP2003140526 A JP 2003140526A
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image forming
charging
developing
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JP2001336893A
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English (en)
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Yuzo Ichikawa
雄三 市川
Tomokazu Kurita
知一 栗田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 残留電荷を消去するイレーズランプの点
灯タイミングを制御することにより、感光体層の光疲労
による感度低下を防止 し、画像の低濃度部に濃度差等
の画質低下が発生するのを防止することが可能な画像形
成装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 回転可能に配設された像担持体と、前記
像担持体の表面に接触した状態で配設され、DC電圧の
み又はAC電圧が重畳されたDC電圧が印加されて当該
像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記像担持体
上に残留した電荷を除去するために、当該像担持体の表
面に露光するイレーズランプを備えた画像形成装置にお
いて、前記イレーズランプを、前記帯電手段に印加する
DC電圧の印加タイミングに同期させて、ON/OFF
制御する制御手段を備えるように構成して課題を解決し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式な
どを採用したフルカラーや白黒の画像等を形成すること
が可能な複写機やプリンター、あるいはファクシミリ等
の画像形成装置に関し、更に詳しくは像担持体の表面電
位と現像バイアス電圧との電位差によって、トナーバン
ドやキャリヤバンドが発生することの防止、あるいはト
ナーバンド等がたとえ発生しても、用紙の表面や裏面の
汚れ等が発生するのを防止可能とした画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真方式などを採用した
フルカラーや白黒の画像等を形成することが可能な複写
機やプリンター等の画像形成装置において、カラー画像
を高速かつ高画質に形成可能とした装置としては、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、黒等の各々色の異なるトナー
像を形成する4つの画像形成ユニットを、互いに並列的
に配置し、これらの各画像形成ユニットで順次形成され
るイエロー、マゼンタ、シアン、黒等の各色のトナー像
を、中間転写ベルト上に一旦多重に一次転写した後、こ
の中間転写ベルトから転写用紙上に一括して二次転写
し、転写用紙上にトナー像を定着することによって、カ
ラー画像を形成するように構成した所謂フルカラータン
デム機が、種々提案されており、実際に製品化されてき
てもいる。
【0003】かかるフルカラータンデム機としては、例
えば、図32に示すようなものがある。このフルカラー
タンデム機は、図32に示すように、イエロー、マゼン
タ、シアン、黒等の各々色の異なるトナー像を形成する
4つの画像形成ユニット100Y、100M、100
C、100Kを備え、これらの画像形成ユニット100
Y、100M、100C、100Kは、水平方向に沿っ
て一定の間隔を隔てて、並列的に配置されている。上記
4つの画像形成ユニット100Y、100M、100
C、100Kは、形成するトナー像の色が異なるほか
は、すべて同様に構成されており、感光体ドラム101
の表面を接触型の帯電装置102によって一様に帯電し
た後、当該感光体ドラム101の表面に露光装置103
によって画像露光を施して、各色の画像情報に応じた静
電潜像を形成する。上記感光体ドラム101の表面に形
成された静電潜像は、対応する色の現像装置104によ
り顕像化されてトナー像となり、当該トナー像は、一次
転写用の帯電器105によって中間転写ベルト106上
に順次多重に転写される。尚、上記感光体ドラム101
の表面に残留したトナーは、クリーニング装置107に
よって除去され、次の画像形成工程に備える。
【0004】上記中間転写ベルト106は、4つの画像
形成ユニット100Y、100M、100C、100K
にわたってその下方に配設されているとともに、駆動ロ
ーラを含む複数本のローラ108〜112によって感光
体ドラム101の回転速度と等しい速度で循環駆動され
るようになっている。上記中間転写ベルト106上に順
次多重に転写されたイエロー、マゼンタ、シアン、黒の
各色のトナー像は、当該中間転写ベルト106の下方に
設けられた二次転写位置において、中間転写ベルト10
6の表面と接触する二次転写ロール113によって、所
定のタイミングで給紙される転写用紙114上に一括し
て転写される。その後、上記転写用紙114は、図示し
ない定着装置まで搬送され、当該定着装置によって熱及
び圧力で定着処理を受け、装置の外部に排出され、フル
カラーや白黒の画像が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。 上記従来の4連タンデム方式を採用した低コストの画
像形成装置では、各画像形成部100Y、100M、1
00C、100Kの感光体ドラム101を、1つの感光
体駆動用のモーターで回転駆動するように構成されてお
り、4つの感光体ドラム101は、常時、回転してい
る。また、上記画像形成装置は、各画像形成部100
Y、100M、100C、100Kの感光体ドラム10
1表面の残留電荷を消去するため、各感光体ドラム10
1の表面に露光を行うイレーズランプを備えており、当
該イレーズランプは、感光体ドラム101の駆動に同期
して、感光体ドラム101が回転している間は、常に点
灯している。
【0006】ところが、上記従来の画像形成装置の場合
には、感光体ドラム101表面の残留電荷を消去するイ
レーズランプを、感光体ドラム101の駆動に同期させ
て、常に点灯しているため、感光体ドラム101の感光
体層が常に露光を受けて、光疲労により、感光体層の感
度が低下する場合がある。感光体ドラム101の感光体
層の感度が低下すると、感光体層の同一部分に、次のペ
ージで画像を形成する際に、特に画像の低濃度部に濃度
の差が現れ、画質低下を招くという問題点を有してい
た。
【0007】この問題に対し、特開2000−2675
31号公報では、感光体を帯電していないとき時は、ラ
ンプを切るというものが発明されている。但し、接触方
式の帯電ロールの場合、ACのみを印加して帯電させた
場合、感光体の表面電位は、0Vとなるため、除電ラン
プは不要であり、この際にも除電ランプをONしている
と、感光体の劣化を招くことがあった。
【0008】また、上記従来の画像形成装置の場合に
は、各画像形成部100Y、100M、100C、10
0Kの感光体ドラム101の表面を、接触方式の帯電器
である帯電ロール102によって帯電するように構成さ
れている。その際、感光体ドラム101を停止させた状
態で、帯電ロール102に電圧を印加すると、当該帯電
ロール102が接触している感光体ドラム101の表面
に、帯電電荷が集中し、この接触部分の電位が高くな
り、画像に白抜け等の画質欠陥が発生することになる。
そのため、感光体ドラム101は、常に回転している状
態で、帯電ロール102に電圧を印加する必要がある。
【0009】一方、上記感光体ドラム101上に形成さ
れた静電潜像を現像する現像装置104は、その現像ロ
ールが回転を開始した時に、トナーやキャリアが感光体
ドラム101の表面に付着しやすいため、通常、現像ロ
ールが停止した状態から、当該現像ロールに現像バイア
ス電圧を印加するか、または現像装置104を感光体ド
ラム101から離間した状態で現像バイアス電圧を印加
し、現像ロールの回転を開始する方法が採られている。
【0010】このように、帯電装置と現像装置に電圧を
印加して、感光体ドラムの表面電位と、現像バイアス電
圧との電圧差が、ト ナーもキャリアも現像しない領域
(例えば、ΔV=120V)に設定することが行われて
いる。
【0011】しかし、この場合には、回転している感光
体ドラム101の表面電位と、現像バイアス電圧との差
が小さい(例えば、50V程度)と、現像ロールが停止
した状態でも、わずかに感光体ドラム101表面の軸方
向にトナーが付着するトナーバンドが発生する。逆に、
差が大きいと(例えば、300V程度)、キャリヤが付
着するキャリヤバンドが発生する。すると、感光体ドラ
ム101の表面に付着したトナーバンドは、中間転写体
106上に付着して、更には、転写用紙114上に付着
してしまうという問題点を有していた。
【0012】特に、感光体ドラム101表面の磨耗もで
きるだけ抑え、かつ、生産性を低下させずに、同時にコ
ストも低減させた最近の画像形成装置においては、画像
上にトナーが付着し、画質を著しく低下させるという問
題点を有していた。
【0013】更に説明すると、カラー印字の次のページ
が、白黒画像を印字する場合、YMC色は使用していな
いので、帯電と現像は不要であり、帯電と現像に印加し
た電圧をOFFすることによって、YMC色の感光体の
磨耗を防ぐことができる。このとき、YMCの現像ロー
ルの回転を停止し、そのタイミングに合わせて帯電、現
像に印加した電圧をOFFするものである。このような
使用をすると、生産性を落とさず、また、使用していな
いYMCの感光体磨耗を防止できる。
【0014】また、逆に白黒印字の次がカラーの場合、
こんどは、停止中のYMCの帯電と現像を同様にONし
た後、現像ロールを回転させることによって、フルカラ
ー印字を実施している。
【0015】上記従来の画像形成装置では、白黒からカ
ラーに切り替わる際に、充分時間(二次転写ロール2周
分)をとって、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成
ユニット100Y、100M、100Cを動作させれ
ば、トナーバンドが発生しても、二次転写ロールをクリ
ーニングすることによって、用紙の裏面を汚すことを防
ぐことができるが、この場合には、単位時間当りのプリ
ント出力枚数が、低減してしまうことになる。そのた
め、最近のプリンター等の画像形成装置では、生産性が
低下するのを防止するため、白黒もカラーも同じ用紙間
距離で印字するように構成されており、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの画像形成ユニット100Y、100M、
100Cを起動、停止する際に、トナーバンドが発生す
るという問題点を有している。
【0016】さらに、上記従来の画像形成装置では、
接触方式の帯電器である帯電ロール102に、DC電圧
のみを印加し帯電させる方法(DC帯電)と、AC電圧
及びDC電圧を重畳した電圧を印加して帯電させる方法
(AC帯電)が、従来から知られている(例えば、特開
昭63−208876号公報)。
【0017】AC帯電は、感光体ドラム101の表面電
位が所望電位に収束しやすいため、均一帯電するのに効
果が高い。また、帯電ロール102の汚れ方が一様にな
るため、局所的な汚れになりにくい。
【0018】しかし、AC帯電は、感光体ドラム101
の表面を粗しやすいため、感光体ドラム101の磨耗が
早くなり、寿命を短くしてしまうという問題点を有して
いる。
【0019】一方、DC帯電は、感光体ドラム101の
磨耗が少ないが、表面電位の収束性が低い。また、トナ
ーや外添剤が帯電ロール102の表面に付着しやすく、
局所的な汚れになりやすいため、帯電ロール102の周
囲に帯状の汚れが付着して、帯電不良となり、画質欠陥
になりやすいという問題点を有している。
【0020】従って、感光体ドラム101の磨耗を低減
し、かつ、画質欠陥を少なくするためには、画像形成時
(イメージ部)はAC帯電を用い、非画像形成時(イメ
ージ前後、または用紙間)では、DC帯電を用いること
が知られている。つまり、画像形成時以外は、出来るだ
けAC帯電を行いたくないのが実情である。なお、非画
像形成時であっても、感光体ドラム101と現像装置1
04が回転している間は、感光体ドラム101表面への
トナーの付着等を防止するため、帯電ロール102によ
って感光体ドラム101の表面を帯電し、現像装置10
4に所定の現像バイアス電圧を印加する必要がある。
【0021】従って、非画像形成時には、帯電ロール1
02に印加する電圧を、AC帯電からDC帯電に切り替
えることを行っているが、切り替え時にDC電圧とAC
電圧の立ち上がりの差から、トナーバンド(またはキャ
リヤバンド)が感光体ドラム101上に発生してしまう
という問題点を有している。この発生したトナーバンド
は、中間転写体106上に転写され、二次転写位置に運
ばれ、二次転写ロール113に転写し、付着する。そし
て、上記二次転写ロール113に付着したトナーは、当
該二次転写ロール113上から素早く除去しないと、次
の用紙の裏面に付着してしまう。
【0022】このため、ウレタン製のブレードを用いて
二次転写ロール113の表面をリーニングする方法があ
るが、最近の低コストプリンターでは、コストを低減す
るため、ブレード等からなるクリーニング装置が付加で
きないのが現状である。また、ブラシや電圧を印加した
ロール等のクリーニング装置を付ける場合は、トナーバ
ンドやキャリヤバンドをかき乱す程度で、とても二次転
写ロール113を短時間にクリーニングできる性能は持
たせることができず、次の用紙の裏面汚れを防止するこ
とができない。
【0023】また、帯電ロール102の印加電圧と、
現像装置104の現像バイアス電圧を変化させる際、こ
れらの印加電圧及び現像バイアス電圧を階段的に変化さ
せる方法が知られている(例えば、特開平4−1205
68号公報)が、帯電ロール102による帯電位置と現
像位置とに階段部分以上にずれがあると、電位差によっ
て、トナーバンドやキャリヤバンドが発生するのを防止
できないという問題点があった。
【0024】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その第1の目
的とするところは、残留電荷を消去するイレーズランプ
の点灯タイミングを制御することにより、感光体層の光
疲労による感度低下を防止し、画像の低濃度部に濃度差
等の画質低下が発生するのを防止することが可能な画像
形成装置を提供することにある。
【0025】また、この発明の第2の目的とするところ
は、像担持体の表面電位と現像バイアス電圧との電位差
によって、トナーバンドやキャリヤバンドが発生するの
を防止することが可能な画像形成装置を提供することに
ある。
【0026】さらに、この発明の第3の目的とするとこ
ろは、帯電手段への印加電圧を、AC帯電からDC帯電
に切り替える際に、像担持体上に発生したトナーバンド
やキャリヤバンドが用紙裏面に付着することを防止する
ことが可能な画像形成装置を提供することにある。
【0027】また更に、この発明の第4の目的とすると
ころは、帯電手段への印加電圧と、現像装置の現像バイ
アス電圧を階段的に変化させる際に、トナーバンドやキ
ャリヤバンドが発生するのを防止することが可能な画像
形成装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、回転可能に配設され
た像担持体と、前記像担持体の表面に接触した状態で配
設され、DC電圧のみ又はAC電圧が重畳されたDC電
圧が印加されて当該像担持体の表面を帯電させる帯電手
段と、前記像担持体上に残留した電荷を除去するため
に、当該像担持体の表面に露光するイレーズランプを備
えた画像形成装置において、前記イレーズランプを、前
記帯電手段に印加するDC電圧の印加タイミングに同期
させて、ON/OFF制御する制御手段を備えたことを
特徴とする画像形成装置である。
【0029】また、請求項2に記載された発明は、前記
イレーズランプのONタイミングは、前記帯電手段に印
加するDC電圧と同時、もしくは、帯電手段へのDC電
圧の印加後、帯電手段からイレーズランプまでの距離に
相当する時間差以内であることを特徴とする請求項1記
載の画像形成装置である。
【0030】さらに、請求項3に記載された発明は、前
記イレーズランプのOFFタイミングは、前記帯電手段
に印加するDC電圧をOFFした後、帯電手段からイレ
ーズランプまでの距離に相当する時間差以上、もしく
は、帯電手段に印加するDC電圧をOFFした後、像担
持体の1周分以上経過したときであることを特徴とする
請求項1又は2記載の画像形成装置である。
【0031】また更に、請求項4に記載された発明は、
回転可能に配設された像担持体と、前記像担持体の表面
に接触した状態で配設され、AC電圧が重畳されたDC
電圧が印加されて当該像担持体の表面を帯電させる帯電
手段と、少なくとも現像ロール、及び当該現像ロールを
回転駆動する駆動源を有し、AC電圧が重畳されたDC
電圧からなる現像バイアス電圧が印加されて当該像担持
体上の静電潜像を現像する手段であって、現像ロールを
回転させる駆動源が回転し始める前に、現像バイアス電
圧をONし、像担持体の現像終了後に、駆動源を停止さ
せてから、現像バイアス電圧をOFFする現像手段とを
備えた画像形成装置において、前記帯電手段への電圧の
印加開始時には、AC電圧を先に印加した後、DC電圧
を印加するように制御する制御手段を備えたことを特徴
とする画像形成装置である。
【0032】又、請求項5に記載された発明は、回転可
能に配設された像担持体と、前記像担持体の表面に接触
した状態で配設され、AC電圧が重畳されたDC電圧が
印加されて当該像担持体の表面を帯電させる帯電手段
と、少なくとも現像ロール、及び当該現像ロールを回転
駆動する駆動源を有し、AC電圧が重畳されたDC電圧
からなる現像バイアス電圧が印加されて当該像担持体上
の静電潜像を現像する手段であって、現像ロールを回転
させる駆動源が回転し始める前に、現像バイアス電圧を
ONし、像担持体の現像終了後に、駆動源を停止させて
から、現像バイアス電圧をOFFする現像手段とを備え
た画像形成装置において、前記帯電手段への電圧の印加
終了時には、DC電圧を先にOFFした後、AC電圧を
OFFするように制御する制御手段を備えたことを特徴
とする画像形成装置である。
【0033】更に、請求項6に記載された発明は、各々
色の異なるトナー像を形成する複数の画像形成ユニット
を並列的に配置し、前記各画像形成ユニットは、回転可
能に配設された像担持体と、前記像担持体の表面に接触
した状態で配設され、AC電圧が重畳されたDC電圧が
印加されて当該像担持体の表面を帯電させる帯電手段
と、少なくとも現像ロール、及び当該現像ロールを回転
駆動する駆動源を有し、AC電圧が重畳されたDC電圧
からなる現像バイアス電圧が印加されて当該像担持体上
の静電潜像を現像する手段であって、現像ロールを回転
させる駆動源が回転し始める前に、現像バイアス電圧を
ONし、像担持体の現像終了後に、駆動源を停止させて
から、現像バイアス電圧をOFFする現像手段とを備え
た画像形成装置において前記複数の画像形成ユニットの
うち、少なくとも2つ以上の画像形成ユニットの現像手
段の駆動源を共通にし、当該駆動源が共通する画像形成
ユニットは、前記帯電手段への電圧の印加開始時又は終
了時のタイミングを、同じタイミングに設定したことを
特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置であ
る。
【0034】また、請求項7に記載された発明は、互い
に並列的に配置され、各々色の異なるトナー像を形成す
る複数の画像形成ユニットと、前記各画像形成ユニット
によって形成されたトナー像を中間転写体上に多重に一
次転写する一次転写手段と、前記中間転写体に接触した
状態で配設され、当該中間転写体上に多重に転写された
トナー像を、記録媒体上に一括して二次転写する二次転
写ロールとを備え、前記各画像形成ユニットは、回転可
能に配設された像担持体と、前記像担持体の表面に接触
した状態で配設され、DC電圧のみとAC電圧が重畳さ
れたDC電圧とが選択的に印加されて当該像担持体の表
面を帯電させる帯電手段と、前記像担持体上に形成され
た静電潜像をトナーによって現像する現像手段とを有す
るように構成された画像形成装置において連続して画像
形成される記録媒体間の距離が、前記二次転写ロールの
周長の2倍以上になったときにのみ、前記帯電手段に印
加する電圧を、DC電圧のみとAC電圧が重畳されたD
C電圧とに切り替えるように制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0035】さらに、請求項8に記載された発明は、前
記帯電手段に印加する電圧の切り替えに合わせて、前記
二次転写ロールに印加する電圧の極性を切り替えること
を特徴とする請求項7記載の画像形成装置である。
【0036】又、請求項9に記載された発明は、回転可
能に配設された像担持体と、前記像担持体の表面に接触
した状態で配設され、DC電圧のみ又はAC電圧が重畳
されたDC電圧が印加されて当該像担持体の表面を帯電
させる手段であって、印加するDC電圧を変化させる
際、当該DC電圧を段階的に変化させる制御を行う帯電
手段を備え、画像形成速度が複数設定された画像形成装
置において前記帯電手段への印加電圧を段階的に変化さ
せる際に、各階段部の維持時間を、DC電圧の立ち上が
りスピードより長く確保するように制御する制御手段を
備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0037】更に、請求項10に記載された発明は、前
記各階段部の維持時間は、画像形成速度によって変化さ
せないことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置
である。
【0038】又さらに、請求項11に記載された発明
は、前記各階段部の維持時間は、環境に応じて変化させ
ることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置であ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0040】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置とし
てのタンデム型のデジタルカラープリンターを示すもの
である。また、図3はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置としてのタンデム型のデジタルカラー複写機
を示すものである。
【0041】図2及び図3において、1はタンデム型の
デジタルカラープリンター及び複写機の本体を示すもの
であり、デジタルカラー複写機の場合には、図3に示す
ように、本体1の上部に、原稿2を一枚ずつ分離した状
態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3
と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2
の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。こ
の原稿読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された
原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像
を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9
及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD
等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画
像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定の
ドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るよ
うになっている。
【0042】上記原稿読取装置4によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率デ
ータとしてIPS(Image Processing
System)12に送られ、このIPS12では、
原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、
位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消
し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。ま
た、IPS12は、パーソナルコンピュータ等から送ら
れてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行な
うようになっている。
【0043】そして、上記の如くIPS12で所定の画
像処理が施された画像データは、同じくIPS12によ
って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材
階調データに変換され、次に述べるように、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13K
のROS(Raser Output Scanne
r)14に送られ、この画像露光装置としてのROS1
4では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じてレ
ーザ光LBによる画像露光が行われる。
【0044】ところで、この実施の形態に係る画像形成
装置では、各々色の異なるトナー像を形成する複数の画
像形成ユニットを並列的に配置するとともに、前記複数
の画像形成ユニットの上部にわたって、当該複数の画像
形成ユニットで形成された各色のトナー像が転写される
ベルト状の中間転写体を配置し、更に前記複数の画像形
成ユニットの下方に、各画像形成ユニットの像担持体に
画像の書き込みを行なう画像書込手段を配置するように
構成されている。
【0045】また、この実施の形態では、前記ベルト状
の中間転写体からトナー像が転写される転写媒体を、鉛
直方向の下方から上方に向けて搬送し、前記ベルト状の
中間転写体から転写媒体上にトナー像を転写する二次転
写手段を、当該中間転写ベルトの側方に設けるように構
成されている。
【0046】さらに、この実施の形態では、前記複数の
画像形成ユニットのうち、前記ベルト状の中間転写体の
移動方向の最下流側に、黒色のトナー像を形成する画像
形成ユニットを配置するように構成されている。
【0047】すなわち、上記タンデム型のデジタルカラ
ープリンター及び複写機本体1の内部には、図1及び図
2、図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニ
ット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一
定の間隔をおいて並列的に配置されている。
【0048】これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、所定の速度(例えば、200mm/se
c)で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム1
5と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する帯
電用の帯電ロール16と、当該感光体ドラム15の表面
に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成す
る画像露光手段としてのROS14と、感光体ドラム1
5上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像す
る現像器17と、感光体ドラム15の表面を清掃するク
リーニング装置18とから構成されている。これらの感
光体ドラム15と周辺に配置される画像形成部材は、一
体的にユニット化されており、プリンター及び複写機本
体1から個別に交換可能に構成されている。
【0049】上記ROS14は、図2及び図3に示すよ
うに、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの
半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて
変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−
Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じ
て出射するように構成されている。なお、上記ROS1
4は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿
論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf
−θレンズを介してポリゴンミラー19に照射され、こ
のポリゴンミラー19によって偏向走査される。上記ポ
リゴンミラー19によって偏向走査されたレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しない結
像レンズ及び複数枚のミラーを介して、感光体ドラム1
5上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光される。
【0050】上記ROS14は、図2に示すように、下
方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するもので
あるため、このROS14には、上方に位置する4つの
画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現
像器17などからトナー等が落下して、汚損される虞れ
を有している。そのため、ROS14は、その周囲が直
方体状のフレーム20によって密閉されているととも
に、当該フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画像形成ユ
ニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム
15上に露光するため、シールド部材としての透明なガ
ラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kが
設けられている。
【0051】上記IPS12からは、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像
形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通し
て設けられたROS14に、各色の画像データが順次出
力され、このROS14から画像データに応じて出射さ
れたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−K
は、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、
静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成
された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、1
7Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像とし
て現像される。
【0052】上記各画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成され
たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置され
た転写ユニット22の中間転写ベルト(ベルト状の中間
転写体)25上に、4つの一次転写ロール26Y、26
M、26C、26Kによって多重に転写される。これら
の一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kは、
各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの
感光体ドラム15に対応した中間転写ベルト25の裏面
側に配設されている。この実施の形態では、所望の体積
抵抗値に調整されたロールを使用している。そして、一
次転写ロール26Y、26M、26C、26Kには、転
写バイアス電源(図示しない)が接続されており、所定
のトナー極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の
転写バイアスが所定のタイミングで印加されるようにな
っている。
【0053】また、上記中間転写ベルト25は、図2に
示すように、ドライブロール27と、テンションロール
24と、バックアップロール28との間に一定のテンシ
ョンで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専
用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロー
ル27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動される
ようになっている。尚、図1においては、中間転写ベル
ト25が、ドライブロール27と、テンションロール2
4aと、バックアップロール28の他に、アイドラロー
ル24bを含む4本のロールによって支持された場合を
示している。上記中間転写ベルト25は、例えば、チャ
ージアップを起こさないべルト素材(ゴムまたは樹脂)
にて抵抗調整されたものが使用されている。
【0054】上記中間転写ベルト25上に多重に転写さ
れたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、当該
中間転写ベルト25の側面に配置されたバックアップロ
ール28に圧接する二次転写ロール29によって、圧接
力及び電界で記録媒体としての記録用紙30上に二次転
写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙
30は、上方に位置する定着器31へと搬送される。上
記二次転写ロール29は、バックアップロール28の側
方に圧接しており、鉛直方向の下方から上方に搬送され
る記録用紙30上に、各色のトナー像を二次転写するよ
うになっている。そして、上記各色のトナー像が転写さ
れた記録用紙30は、定着器31によって熱及び圧力で
定着処理を受けた後、排出ロール32によって本体1の
上部に設けられた排出トレイ33上に排出される。
【0055】上記記録用紙30は、図2及び図3に示す
ように、装置本体1の内部に配設された給紙装置34か
ら、所定のサイズのものが、ナジャーロール35及び用
紙分離搬送用のフィードロール36により、1枚ずつ分
離された状態で用紙搬送路37に設けられたレジストロ
ール38まで一旦搬送され、停止される。給紙された記
録用紙30の搬送経路37は、鉛直方向上向きとなって
いる。上記給紙装置34から供給された記録用紙30
は、所定のタイミングで回転するレジストロール38に
よって中間転写ベルト35の二次転写位置へ送出され
る。
【0056】なお、上記デジタルカラープリンター及び
複写機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合
には、片面に画像が定着された記録用紙30を、排出ロ
ール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せず
に、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替
え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニ
ット40へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニッ
ト40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しな
い搬送用のローラ対により、記録用紙30の表裏が反転
された状態で、再度レジストロール38へと搬送され、
今度は、当該記録用紙30の裏面に画像が転写・定着さ
れた後、排出トレイ33上に排出される。
【0057】図2及び図3中、44Y、44M、44
C,44Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、黒(K)の各色の現像器17に、所定の色の
トナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示して
いる。
【0058】図1及び図4は上記デジタルカラープリン
ター及び複写機の各画像形成ユニットを示すものであ
る。
【0059】上記イエロー色、マゼンタ色、シアン色及
び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kは、図4に示すように、すべてが同様に構成
されており、これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kでは、上述したように、それぞ
れイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色のトナー
像が所定のタイミングで順次形成されるように構成され
ている。上記各色の画像形成ユニット13Y、13M,
13C、13Kは、上述したように、感光体ドラム15
を備えており、これらの感光体ドラム15の表面は、帯
電用の帯電ロール16によって一様に帯電される。その
後、上記感光体ドラム15の表面は、ROS14から画
像データに応じて出射される画像形成用のレーザ光LB
が走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成され
る。上記感光体ドラム15上に走査露光されるレーザ光
LBは、当該感光体ドラム15の直下よりやや右側寄り
の斜め下方から露光されるように設定されている。上記
感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形
成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器1
7の現像ロール17aによってそれぞれイエロー色、マ
ゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像さ
れて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一
次転写ロール26の帯電によって中間転写ベルト25上
に順次多重に転写される。
【0060】また、上記のごとく、トナー像の転写工程
が終了した後の各画像形成ユニット13Y、13M、1
3C、13Kの感光体ドラム15の表面は、所定のタイ
ミングでON/OFF制御されるイレーズランプ45に
よる露光を受け、残留電荷が除去される。
【0061】なお、トナー像の転写工程が終了した後の
感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によ
って残留トナー等が除去されて、次の画像形成プロセス
に備える。上記クリーニング装置18は、クリーニング
ブレード42を備えており、このクリーニングブレード
42によって、感光体ドラム15上の残留トナー等を除
去するようになっている。また、トナー像の転写工程が
終了した後の中間転写ベルト25の表面は、図2及び図
3に示すように、クリーニング装置43によって残留ト
ナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備
える。上記クリーニング装置43は、クリーニングブラ
シ43a及びクリーニングブレード43bを備えてお
り、これらのクリーニングブラシ43a及びブレード4
2によって、中間転写ベルト25上の残留トナーや紙粉
等を除去するようになっている。
【0062】又、この実施の形態では、前記複数の画像
形成ユニットの各像担持体を、同一の駆動手段によって
駆動し、前記複数の画像形成ユニットの各像担持体上に
形成された静電潜像に現像する現像手段のうち、カラー
のトナー像を現像する複数の現像手段を同一の駆動源に
よって駆動するとともに、黒色のトナー像を現像する現
像手段は、異なる駆動源によって駆動するするように構
成されている。
【0063】すなわち、この実施の形態では、図5及び
図6に示すように、画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kの各感光体ドラム15Y、15M、15
C、15Kを、共通の感光体駆動モーター51によって
駆動するように構成されており、この感光体駆動モータ
ー51は、CPU等からなる制御手段としての制御回路
50によって制御されるように構成されている。
【0064】また、この実施の形態では、図5及び図6
に示すように、画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kのうち、カラーのイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色の現像機17Y、17M、
17Cが、共通の現像機駆動モーター52によって駆動
するように構成されており、この現像機駆動モーター5
2は、CPU等からなる制御回路50によって制御され
る。
【0065】さらに、黒色の現像機17Kは、紙送り系
などを駆動するメインモーター53によって、クラッチ
54を介して回転駆動されるように構成されている。こ
のメインモーター53は、クラッチ55を介してレジス
トロール38や、フィードロール36或いはナジャーロ
ール35等からなる紙送り系・搬送系56を駆動すると
もに、定着器31や二次転写ロール29を直接駆動する
ように構成されている。このメインモーター53は、C
PU等からなる制御回路50によって制御される。
【0066】また、中間転写ベルト25は、独自に設け
られた中間転写体駆動モーター57によって回転駆動さ
れるように構成されており、この中間転写体駆動モータ
ー57も、CPU等からなる制御回路50によって制御
されるようになっている。
【0067】ところで、この実施の形態では、前記イレ
ーズランプを、前記帯電手段に印加するDC電圧の印加
タイミングに同期させて、ON/OFF制御する制御手
段を備えるように構成されている。
【0068】また、この実施の形態では、前記帯電手段
への電圧の印加開始時には、AC電圧を先に印加した
後、DC電圧を印加するように制御するとともに、前記
帯電手段への電圧の印加終了時には、DC電圧を先にO
FFした後、AC電圧をOFFするように制御する制御
手段を備えるように構成されている。
【0069】さらに、この実施の形態では、前記複数の
画像形成ユニットのうち、少なくとも2つ以上の画像形
成ユニットの現像手段の駆動源を共通にし、当該駆動源
が共通する画像形成ユニットは、前記帯電手段への電圧
の印加開始時又は終了時のタイミングを、同じタイミン
グに設定するように構成されている。この帯電手段への
電圧の印加開始時又は終了時のタイミングが、同じタイ
ミングに設定する制御は、やはり、制御手段によって行
われる。
【0070】また更に、この実施の形態では、連続して
画像形成される記録媒体間の距離が、前記二次転写ロー
ルの周長の2倍以上になったときにのみ、前記帯電手段
に印加する電圧を、DC電圧のみとAC電圧が重畳され
たDC電圧とに切り替えるように制御する制御手段を備
えるように構成されている。
【0071】さらに、この実施の形態では、前記帯電手
段への印加電圧を段階的に変化させる際に、各階段部の
維持時間を、DC電圧の立ち上がりスピードより長く確
保するように制御する制御手段を備えるように構成され
ている。
【0072】さらに、この実施の形態では、各画像形成
ユニットの現像手段に対して、黒色用の現像手段と当該
黒色用の現像手段に隣接して配置されるカラー用の現像
手段に、同一の高圧電源によって現像バイアス電圧を印
加するとともに、他のカラー用の現像手段に、同一の高
圧電源によって現像バイアス電圧を印加するように構成
されている。
【0073】図7及び図8はこの実施の形態に係るデジ
タルカラープリンター及び複写機の各現像装置に現像バ
イアス電圧を印加する電源回路をそれぞれ示すものであ
る。
【0074】この実施の形態では、図7及び図8に示す
ように、イエロー色の現像機17Yと、マゼンタ色の現
像機17Yに、バイアス印加用のコンデンサC1、C2
を介して、同一の高圧電源としての高圧ユニット61に
よって、交流(AC)の現像バイアス電圧(所定のP−
P電圧及び周波数)を印加するとともに、黒色用の現像
機17Kと当該黒色用の現像機17Kに隣接して配置さ
れるシアン用の現像機17Cに、バイアス印加用のコン
デンサC3、C4を介して、同一の高圧電源としての高
圧ユニット62によって交流(AC)の現像バイアス電
圧(所定のP−P電圧及び周波数)を印加するように構
成されている。また、上記イエロー、マゼンタ、シア
ン、黒色の各現像機17Y、17M、17C、17Kに
は、それぞれ異なる高圧電源としての高圧ユニット63
Y、63M、63C、63Kによって、直流(DC)の
現像バイアス電圧を印加するように構成されている。
【0075】また、上記イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニ
ット13Y、13M、13C、13Kの帯電ロール16
Y、16M、16C、16Kには、図8に示すように、
それぞれ異なる高圧電源としての高圧ユニット64Y、
64M、64C、64Kによって、帯電バイアス電圧が
個別に印加されるようになっている。
【0076】更に、上記イエロー色の現像装置とマゼン
タ色の現像装置に、現像バイアス電圧を印加する高圧ユ
ニット、及び黒色用の現像装置とシアン用の現像装置
に、現像バイアス電圧を印加する高圧ユニット、並びに
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各帯電ロール16に帯電バイアス電圧を印加す
る高圧ユニット13Y、13M、13C、13Kは、制
御回路50によって、印加電圧及び電圧のタイミングが
制御されるようになっている。
【0077】又さらに、上記イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各画像形成ユニット
13Y、13M、13C、13Kのイレーズランプ45
Y、45M、45C、45Kは、これらのイレーズラン
プ45Y、45M、45C、45Kを点灯する低圧ユニ
ット65に接続されており、この低圧ユニット65は、
制御回路50によって、各イレーズランプ45Y、45
M、45C、45KをON/OFFするタイミングが制
御されるように構成されている。
【0078】以上の構成において、この実施の形態に係
るプリンター及び複写機においては、次のようにして、
残留電荷を消去するイレーズランプの点灯タイミングを
制御することにより、感光体層の光疲労による感度低下
を防止し、画像の低濃度部に濃度差等の画質低下が発生
するのを防止することが可能となっている。
【0079】すなわち、上記フルカラープリンター及び
複写機において、フルカラーの画像を形成する場合に
は、図9及び図10に示すように、画像形成動作の開始
に伴って、感光体駆動モーター51を起動し、感光体ド
ラム15の回転駆動が開始されるとともに、当該感光体
ドラム15の回転速度が所定の速度に達した後に、各画
像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの帯電
ロール16に、図9及び図10に示すように、高圧ユニ
ット64Y、64M、64C、64KによってAC電圧
及びDC電圧からなる帯電バイアス電圧VHが印加され
る。
【0080】その際、上記各画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kのイーレズランプは、図11に
示すように、帯電ロール16へのDC電圧の印加と同時
に、ONとなるように、制御回路50によって制御され
る。
【0081】なお、この実施の形態では、イレーズラン
プ45のONタイミングが、帯電ロール16に印加する
DC電圧と同時となるように制御しているが、帯電ロー
ル16へのDC電圧の印加後、帯電ロール16からイレ
ーズランプ45までの距離に相当する時間差以内にON
となるように構成しても良い。つまり、上記イレーズラ
ンプ45は、帯電ロール16によって帯電された(電荷
が付与された)感光体ドラム15の表面に対して露光す
ることにより、当該感光体ドラム15の表面に残留する
電荷を除去するためのものであるため、帯電ロール16
によって帯電された領域が、イレーズランプ45に到達
する以前にONとなる、つまり、帯電ロール16からイ
レーズランプ45までの距離に相当する時間差以内にO
Nとなるように構成すればよい。
【0082】また、上記各画像形成ユニット13Y、1
3M、13C、13Kのイーレズランプは、図11に示
すように、帯電ロール16に印加するDC電圧をOFF
した後、帯電手段からイレーズランプまでの距離に相当
する時間差以上、本実施の形態では、帯電ロール16に
印加するDC電圧をOFFした後、感光体ドラム15の
1周分だけ経過したときに、OFFされるように構成さ
れている。
【0083】このように、イレーズランプ45は、帯電
ロール16によって帯電された感光体ドラム15表面の
残留電荷を除去するものであり、帯電していないとき
は、OFFすることが理想である。
【0084】また、上記帯電ロール16にAC電圧のみ
を印加しているときは、感光体ドラム15の表面電位
は、0Vであるので、イレーズランプ45は不要であ
る。これに対して、帯電ロール16にDC電圧を印加し
ているときは、感光体ドラム15の表面が帯電されてい
るため、当該帯電ロール16へのDC電圧の印加に同期
したタイミングで、イレーズランプ45をONするのが
理想である。
【0085】そこで、この実施の形態では、上述したよ
うに、イレーズランプ45をONするタイミングが、帯
電ロール16によって感光体ドラム15の表面を帯電し
た後、当該感光体ドラム15の帯電領域がイレーズラン
プ45の位置に達すると同時にONすれば、イレーズラ
ンプ45による照射時間が一番短くなるが、少し余裕を
持たせた方が良いので、感光体ドラム15の帯電領域が
イレーズ位置に達する前に、イレーズランプ45による
照射を開始するようになっている。
【0086】また、イレーズランプ45をOFFするタ
イミングは、帯電ロール16によって帯電された感光体
ドラム15の帯電領域が、イレーズランプ45の位置に
達すると同時にOFFすれば、イレーズランプ45によ
る照射時間が一番短くなるが、少し余裕を持たせた方が
良いため、感光体ドラム15の帯電領域がイレーズラン
プ45の位置に達した後も、しばらく照射を続け、帯電
OFFの位置から1周分、照射するようになっている。
【0087】したがって、この実施の形態では、残留電
荷を消去するイレーズランプ45のON/OFFタイミ
ングを制御することにより、イレーズランプ45の点灯
時間を略最小限度に近く設定することができ、感光体ド
ラム15の感光体層の光疲労による感度低下を防止し、
画像の低濃度部に濃度差等の画質低下が発生するのを防
止することができる。
【0088】また、実施の形態に係るプリンター及び
複写機においては、次のようにして、像担持体の表面電
位と現像バイアス電圧との電位差によって、トナーバン
ドやキャリヤバンドが発生するのを防止することが可能
となっている。
【0089】すなわち、上記フルカラープリンター及び
複写機において、フルカラーの画像を形成する場合に
は、図9及び図10に示すように、画像形成動作の開始
に伴って、感光体駆動モーター51を起動し、感光体ド
ラム15の回転駆動が開始されるとともに、当該感光体
ドラム15の回転速度が所定の速度に達した後に、各画
像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの帯電
ロール16に、図9及び図10に示すように、高圧ユニ
ット64Y、64M、64C、64KによってAC電圧
及びDC電圧からなる帯電バイアス電圧VHが印加され
る。
【0090】その際、上記各画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kの帯電ロール16に印加される
直流電圧及び交流電圧からなる帯電バイアス電圧VH
は、図12に示すように、DC電圧を印加する前、AC
電圧の立ち上がりの時間分だけ、実施の形態では、約5
0msecだけ早くAC電圧が印加されるようになって
いる。
【0091】一方、上記帯電バイアス電圧VHを所定時
間だけ印加した後、図9及び図10に示すように、DC
電圧を印加の停止した後、AC電圧が立ち下がる時間分
だけ、実施の形態では、余裕をみて200msecだけ
遅くAC電圧の印加を停止するようになっている。
【0092】このように、上記帯電ロール16に印加さ
れるAC電圧とDC電圧は、図13に示すように、同時
に立ち上がるのが理想であるが、高圧ユニット64を構
成する電源回路の特性によって、帯電ロール16へのA
C電圧とDC電圧の立ち上がりの時間差により、当該帯
電ロール16によって帯電される感光体ドラム15の表
面電位に、図14、図20、図21に示すように、時間
的な差が生じる。なお、立ち下がり時にも、図22に示
すように、時間的な差が生じる。
【0093】そのため、本発明を適用する以前は、現像
装置17の現像ロール17aに現像バイアス電圧を印加
する際に、感光体ドラム15の帯電位置の電位と、現像
ロール17aの電圧を同期させる必要があるが、時間的
なズレが生じると、現像ロール17aが停止していて
も、電位差により感光体ドラム15上にトナーバンドや
キャリヤバンドが発生してしまう。特に、感光体ドラム
15の表面電位の立ち上がりの場合には、AC電圧のズ
レが大きいと、トナーバンドやキャリヤバンドが顕著に
発生する。
【0094】なお、上記各現像装置17の現像ロール1
7aは、図9及び図10に示すように、現像バイアス電
圧が印加された後に、回転駆動されるようになってい
る。
【0095】そこで、この実施の形態では、図12及び
図23に示すように、帯電ロール16にDC電圧を印加
する前に、AC電圧を印加しくことによって、感光体ド
ラム15の表面電位は、0Vになるので、DC電圧を印
加しない場合と同様な感光体ドラム15の表面電位にな
り、支障がない。
【0096】従って、上記帯電ロール15へのAC電圧
の印加タイミングを、DC電圧よりも早く設定すること
により、AC電圧の立ち上がりのバラツキを解消するこ
とができるため、表面電位のバラツキを小さくでき、そ
の結果、トナーバンドやキャリヤバンドの発生を抑制す
ることができる。
【0097】また、帯電ロール16への電圧印加の立下
り時にも同様に、トナーバンド等が発生するが、この場
合は、DC電圧の立下り時間が長くなるという問題があ
る。つまり、帯電ロール16に印加されるDC電圧をO
FFにしてしまうと、ランプを通過した感光体表面電位
は0Vになっているため、表面電位が0Vになってしま
う。
【0098】一方、現像バイアスのDC電圧も同様に徐
々に減衰していくため、表面電位が0Vに対して、現像
バイアスが印加された状態と同様になる。従って、図2
4に示すように、電位差を生じ、この場合はトナーバン
ドが発生してしまう。
【0099】そこで、この実施の形態では、図25及び
図26に示すように、帯電ロール16へのDC電圧の印
加をOFFした後、DC電圧がほぼ0Vになって(充分
時間を確保して)から、AC電圧をOFFするようにな
っている。この場合には、感光体ドラム15の表面電位
がほぼ0Vになるため、表面電位のバラツキを解消で
き、その結果、トナーバンド等の発生を抑制することが
できる。
【0100】さらに、この実施の形態に係るプリンタ
ー及び複写機においては、次のようにして、帯電手段へ
の印加電圧を、AC帯電からDC帯電に切り替える際
に、像担持体上に発生するトナーバンドやキャリヤバン
ドが用紙裏面に付着することを防止することが可能とな
っている。
【0101】すなわち、上記フルカラープリンター及び
複写機は、図1乃至図4に示すように、例えば、感光体
ドラム15の直径が、30mm、二次転写ロール29の
直径が、28mmに設定されており、黒色の画像形成ユ
ニットにおける帯電ロール16に印加される帯電バイア
ス電圧は、図10に示すように、感光体ドラム15K表
面の磨耗を低減し、かつ、画質欠陥の発生を抑えるた
め、画像形成時には、AC電圧とDC電圧を、非画像形
成時には、DC電圧のみを印加するように構成されてい
る。
【0102】具体的には、上記帯電ロール16へのDC
電圧は、図10に示すように、現像ロール17aが回転
すると、略同時に印加されている。一方、帯電ロール1
6へのAC電圧の印加は、図10に示すように、画像書
き始めの感光体ドラム15Kの1周分前(94mm)よ
り行っている。
【0103】帯電、露光、現像、一次転写、二次転写の
動作は、図15等に示す通りである。まず、非画像部で
は、DC帯電時はDC=−1000Vを印加して、感光
体ドラムの表面電位がVPR=−360Vになるように
する。この時、現像ロールには、ACピーク間電圧1.
2kV、DC=−240Vの電圧を印加している。
【0104】画像部には、感光体1周分手前からAC帯
電に切り替える。これは表面電位の履歴を解消するため
に、画像形成する際は、必ず感光体1周分先にAC帯電
を開始するためである。つまり、画像部手前94mm
(感光体外径Φ=30mm、印字速度=104mm/s
ecの場合、T=0.906sec)では、DC電圧を
DC=−750Vに切り替え、略同時にACピーク間電
圧2kVを印加して、つまり、AC電圧にDC電圧を重
畳して、表面電位を所望電位VPR=−720Vにして
いる。このとき、現像ロールには、ACピーク間電圧は
そのままにして、DC=−600Vの電圧に切り替えて
いる。
【0105】この際、帯電装置に印加するAC電圧とD
C電圧にズレが生じ、感光体表面電位が極度に変動し
て、トナー又はキャリアバンドが発生するものである。
つまり、AC電圧が相対的に前にずれた場合、DC=−
1000VにAC電圧が重畳されるので、感光体の表面
電位は、その瞬間VPR=−970Vに達する。この場
合、所望電位(VPR=−720V)からはるかに高い
表面電位となるため、キャリヤ現像となり、その結果キ
ャリヤバンドが発生する。また、AC電圧が相対的に後
ろにずれた場合、DC=−750VのみのDC帯電とな
るため、表面電位は約VPR=−110Vになる。所望
電位(VPR=−720V)よりやるかに低いため、こ
の場合トナーバンドが発生する。
【0106】ということで、トナーバンド(またはキャ
リヤバンド)は、帯電装置に印加するDC帯電とAC帯
電との切り替え部分、つまり、Tbの部分で発生する。
【0107】なお、このトナーバンド等は、AC電圧を
重畳したDC電圧からDC電圧のみに切り替える際に
も、同様に発生する。
【0108】上記感光体ドラム15K上に発生したトナ
ーバンド等は、中間転写ベルト25上に転写され、二次
転写位置に設けられた二次転写ロール29へと移動す
る。その際、従来は、上記二次転写ロール29に印加さ
れる転写バイアス電圧を、図15(b)に示すように、
画像転写の二次転写ロール29の周長の2周前(176
mm)に、+極性から、−極性に切り替えている。ま
た、画像転写の二次転写ロール29の1周前(88m
m)には、更に、−極性から、+極性に切り替えている
(転写極性は、+極性)
【0109】つまり、DC帯電から、AC帯電に切り替
えたときに発生するトナーバンドは、画像の手前、6m
mの位置で中間転写ベルト25に戻すことができ、この
中間転写ベルト25に付着したトナーバンドは、クリー
ニング装置43によって除去される。
【0110】図27は用紙間距離が短い場合にAC帯電
からDC帯電に切り替えて更に、二次転写ロールの極性
も切り替えてしまった場合の間違った使用例を示すもの
である。 a:感光体1周分=94mm(Φ30) b:二次転写ロール1周分=88mm(Φ28) 二次転写ロールの極性を切り替えると、トナーバンド
や、通常のカブリトナーが表面に付着してしまう。さら
に、図のb’部分がbよりも小さくなってしまうので、
付着してしまったトナーが中間転写ベルトに転写できな
い。これら、二次転写ロールの表面に付着したトナー
は、用紙裏面に付着してしまう。
【0111】同じく図28は用紙間距離が短い場合に帯
電を切り替えてしまった、従来の使用例を示すものであ
る。
【0112】二次転写ロールの極性を切り替えないの
で、二次転写ロールに付着しないが、帯電切り替え時に
発生したトナーバンドが中間転写ベルトに転写できな
い。
【0113】これに対して、図29は本発明の実施の形
態を示すものであり、用紙間距離が長い場合に帯電を切
り替えるように構成したものである。
【0114】帯電の切り替えで発生したトナーバンド
は、二次転写ロールの極性で、中間転写ベルトに転写す
ることができる。また、bの距離も確保できるので、二
次転写ロールに付着した、トナーバンドや通常のカブリ
トナーも中間転写ベルトに転写することができる。
【0115】そのため、この実施の形態では、帯電ロー
ル16への印加電圧を、DC帯電からAC帯電への切り
替え、及びAC帯電からDC帯電への切り替えは、用紙
間距離(画像間距離)が、二次転写ロール29の2周分
以下の時には、行わない。従って、帯電ロール16に印
加する電圧の切り替え時に発生するトナーバンドは、電
圧の切り替えを行わないため、発生しない。このとき、
帯電ロール16には、AC電圧を重畳したDC電圧が印
加される。
【0116】一方、記録用紙30間の距離が二次転写ロ
ール29の2周前(176mm)以上あるときは、帯電
ロール16に印加する電圧を、図10に示すように、D
C帯電と、AC帯電の切り替えを行う。このときは、図
15(b)に示すように、トナーバンドが発生する。
【0117】この場合、記録用紙30間の距離が二次転
写ロール29の2周分以上あるので、必ず、非画像領域
において、二次転写ロール29に印加する電圧を、当該
二次転写ロール29が1回転する毎に−極性と+極性に
切り替えることができる。そのため、二次転写ロール2
9の表面に転移した正極トナーも逆極トナーも中間転写
ベルト25に戻すことができるので、二次転写ロール2
9の表面にトナーが残留することがなく、記録用紙30
の裏面を汚すことはない。
【0118】したがって、上記の如く、用紙間が狭い
(二次転写ロール周長の2倍以下)と、二次転写ロール
は極性を変えても、中間転写ベルト25に付着トナーを
二次転写ロール全周にわたり戻せないので、二次転写ロ
ールの印加電圧の切り替えを行わない。この状態で切り
替えると、カブリトナーなどが、裏面に付着してしまう
ことになる。したがって、トナーバンドが発生すると、
中間転写体に戻せないため、この場合も用紙裏面にトナ
ーバンドが付着してしまう。
【0119】また、用紙間が広いと、(転写ロール2倍
以上)と、二次転写ロール29は極性を変えて、二次転
写ロールに付着したトナー(キャリヤバンド)を中間転
写ベルト25上に戻すことができ、用紙裏面を汚すこと
がない。
【0120】このように、二次転写ロール29のクリー
ニング装置が不要であり、コスト増にならないために
は、二次転写ロール29に印加する電圧の極性を切り替
えるだけで、付着したトナーを中間転写ベルト25に戻
すことが可能となる。
【0121】上記二次転写ロール29に付着したトナー
を中間転写ベルト25に戻すには、印加する電圧の極性
を二次転写ロール29が、1周する毎に切り替えると、
当該二次転写ロール29上に付着したトナーを完全に中
間転写ベルト29に戻すことができる。
【0122】つまり、二次転写ロール29の1周分は正
極性(正極トナーが中間転写体に戻る)で、もう1周分
は負極性(逆極トナー等戻りきれなかったトナーが戻
る)を印加する。
【0123】従って、帯電ロール16に印加する帯電方
法の切り替え時に発生した、トナーバンドも中間転写ベ
ルト25に戻すことができるため、用紙裏面にトナーが
付着することがない。
【0124】また更に、この実施の形態に係るプリン
ター及び複写機においては、次のようにして、帯電手段
への印加電圧と、現像装置の現像バイアス電圧を階段的
に変化させる際に、トナーバンドやキャリヤバンドが発
生するのを防止することが可能となっている。
【0125】すなわち、上記フルカラープリンター及び
複写機において、フルカラーの画像を形成する場合に
は、図9及び図10に示すように、画像形成動作の開始
に伴って、感光体駆動モーター51を起動し、感光体ド
ラム15の回転駆動が開始されるとともに、当該感光体
ドラム15の回転速度が所定の速度に達した後に、各画
像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの帯電
ロール16に、図9及び図10に示すように、高圧ユニ
ット64Y、64M、64C、64KによってAC電圧
及びDC電圧からなる帯電バイアス電圧VHが印加され
る。
【0126】その際、上記各画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kの帯電ロール16に印加される
DC電圧からなる帯電バイアス電圧VHは、図16及び
図17に示すように、帯電ロール16への帯電バイアス
電圧の印加を開始する際と、帯電ロール16への帯電バ
イアス電圧の印加を終了する際に、帯電バイアス電圧の
DC電圧を段階的に変化させるように構成されている。
【0127】更に説明すると、この実施の形態では、図
17(a)に示すように、YMCの帯電ロール16への
帯電バイアス電圧の印加を開始する際に、帯電ロール1
6に印加するDC電圧を、0V→Vm0=270V→V
m1=390V→VH1=480V→VH2=615V
→VH=750Vと変化させるようになっており、感光
体ドラム15の表面電位は、0V→240V→360V
→450V→585V→720Vと変化するようになっ
ている。
【0128】また、Kの帯電ロール16には、図17
(b)に示すように、DC電圧を、0V→Vm0=88
0V→Vm1=1kV→VH1=480V→VH2=6
15V→VH=750Vと変化させるようになってい
る。AC電圧は、VH1、VH2、VHの間印加され、
感光体ドラムの表面電位は0V→240V→360V→
450V→585V→720Vと変化させるようになっ
ている。
【0129】なお、上記の如く、帯電ロール及び現像バ
イアスのDC成分のVm1及びVH部の立ち上げ/立ち
下げ部を階段的に行う理由は、次の通りである。
【0130】上記Vm1及びVH部が直接、所望の電圧
に立ち上がり/立ち下がると、帯電ロールと現像ロール
の位置において、電気的及びメカ的なバラツキ等で、電
位の「ズレ」が発生した場合、図30に示すように、ト
ナーバンド又はキャリヤバンドが発生する虞れがある。
そのため、正確な時間の調整及びメカバラツキを抑える
管理が必要となっている。
【0131】「ズレ」が生じた場合、感光体の表面電位
と、現像装置の印加電圧の電位差が、一定以上ある場合
にトナー/キャリヤバンドが生じる。
【0132】この電位差を図31に示すように少なくす
れば、発生するトナー/キャリヤバンドは抑制できる。
従って、立ち上げ時の電圧の上げ幅を小さくして、徐々
にVHに上げる(段階制御)と、「ズレ」た場合にも電
位差が小さくなるので、トナー/キャリヤバンドを抑え
ることができる。
【0133】つまり、次のように、「階段制御」をして
電位差を小さくすれば、たとえ「ズレ」が生じても、電
位差が小さいため、トナー/キャリヤバンドは発生しな
い。
【0134】なお、上図では、立ち上がりのみ説明した
が、立ち下がりも同様にトナー/キャリヤバンドが発生
するため、立ち下がり部分にも、階段制御を導入するの
が望ましい。
【0135】ここで、帯電ロール15に印加するDC電
圧を階段的に変化させる際、各階段の電圧の印加時間
は、図16に示すように、1ステップ当り50msec
に統一されている。また、帯電ロール15に印加するD
C電圧を階段的に変化させた場合、各階段の電圧の立ち
上がりスピードは、約30msecであることが実験に
よって確認されている。
【0136】なお、上記フルカラープリンター及び複写
機は、用紙印字速度(プロセススピード)が、52mm
/sec、104mm/sec、194mm/secの
3段階に設定されているが、プロセススピードに拘わら
ず、帯電ロール16の各段階の電圧の印加時間は、一定
に設定されている。
【0137】このように、本発明を適用する以前は、帯
電ロール16に高電圧を印加する電源が立ち上がらない
うちに、次のステップの信号で、印加電圧を上げると、
感光体ドラム15の表面電位が、所定の階段状に変化し
ないため、トナーバンドが発生する虞れがある。
【0138】そこで、この実施の形態では、帯電ロール
16に高電圧を印加する高圧電源の立ち上がり時間と、
立下り時間は、用紙印字速度(プロセススピード)によ
り変化しないため、同じにする。
【0139】また、上記帯電ロール16は、低温低湿環
境になると、抵抗が上昇することが知られている。
【0140】そこで、この実施の形態では、温度及び/
又は湿度を検出し、この検出結果に応じて、帯電ロール
16の抵抗が上昇した場合には、電源の立ち上がり時間
が長くなるので、この場合には、各段階における時間を
延ばすように構成されている。
【0141】本発明者らの実験によれば、温度が10℃
になった時、電圧の立ち上がりスピードが約40mse
cになった。従って、これらの条件に余裕分を考慮し
て、15℃になった時、例えば、1ステップ当たり60
msecになるように設定している。
【0142】なお、この実施の形態では、帯電ロール1
6への印加電圧に合わせて、図17に示すように、現像
バイアス電圧及び一次転写ロールに印加する電圧を制御
するようになっている。
【0143】また、上記フルカラープリンター及び複写
機において、白黒単色の画像を形成する場合には、図1
8及び図19に示すように制御される。
【0144】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
残留電荷を消去するイレーズランプの点灯タイミングを
制御することにより、感光体層の光疲労による感度低下
を防止し、画像の低濃度部に濃度差等の画質低下が発生
するのを防止することが可能な画像形成装置を提供する
ことができる。
【0145】また、この発明によれば、像担持体の表面
電位と現像バイアス電圧との電位差によって、トナーバ
ンドやキャリヤバンドが発生するのを防止することが可
能な画像形成装置を提供することができる。
【0146】さらに、この発明によれば、帯電手段への
印加電圧を、AC帯電からDC帯電に切り替える際に、
像担持体上にトナーバンドやキャリヤバンドが発生した
場合でも、用紙裏面に付着することを防止することが可
能な画像形成装置を提供することができる。
【0147】また更に、この発明によれば、帯電手段へ
の印加電圧と、現像装置の現像バイアス電圧を階段的に
変化させる際に、トナーバンドやキャリヤバンドが発生
するのを防止することが可能な画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラープリンターを示す構成図
である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラープリンターを示す構成図
である。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態1に係る給紙装
置を適用した画像形成装置としてのデジタルカラー複写
機を示す構成図である。
【図4】 図4はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の画像形成部を示す構成図である。
【図5】 図5はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の駆動系を示す構成図である。
【図6】 図6はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の駆動系を示すブロック図である。
【図7】 図7はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の現像バイアス電源を示す構成図である。
【図8】 図8はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置のバイアス電源を示すブロック図である。
【図9】 図9はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の画像形成動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図10】 図10はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の画像形成動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図11】 図11はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置における帯電ロールの印加電圧とイレーズラ
ンプとの関係を示すタイミングチャートである。
【図12】 図12は帯電ロールの印加電圧の立ち上が
りを示すタイミングチャートである。
【図13】 図13は帯電ロールの印加電圧の理想的な
立ち上がりを示すタイミングチャートである。
【図14】 図14は帯電ロールの印加電圧の従来の立
ち上がりを示すタイミングチャートである。
【図15】 図15は用紙間距離と二次転写ロールの印
加電圧との関係を示すタイミングチャートである。
【図16】 図16は帯電ロールの印加電圧の立ち上が
りを示すタイミングチャートである。
【図17】 図17は帯電ロール及び現像バイアスの印
加電圧の立ち上がりを示すタイミングチャートである。
【図18】 図18はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の画像形成動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図19】 図19はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の画像形成動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図20】 図20は帯電ロールの印加電圧の従来の立
ち上がりを示す波形図である。
【図21】 図21は帯電ロールの印加電圧の従来の立
ち上がりを示す波形図である。
【図22】 図22は帯電ロールの印加電圧の従来の立
ち下がりを示す波形図である。
【図23】 図23は帯電ロールの印加電圧の本発明の
立ち上がりを示す波形図である。
【図24】 図24は帯電ロールの印加電圧の従来の立
ち下がりを示すタイミングチャートである。
【図25】 図25は帯電ロールの印加電圧の本発明の
立ち下がりを示すタイミングチャートである。
【図26】 図26は帯電ロールの印加電圧の本発明の
立ち下がりを示す波形図である。
【図27】 図27は従来の帯電ロール及び現像バイア
ス、一次転写、二次転写の印加電圧を示すタイミングチ
ャートである。
【図28】 図28は従来の帯電ロール及び現像バイア
ス、一次転写、二次転写の印加電圧を示すタイミングチ
ャートである。
【図29】 図29は本発明の帯電ロール及び現像バイ
アス、一次転写、二次転写の印加電圧を示すタイミング
チャートである。
【図30】 図30は感光体の表面電位と現像バイアス
との関係を示す説明図である。
【図31】 図31は感光体の表面電位と現像バイアス
との関係を示す説明図である。
【図32】 図32は従来の画像形成装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1:デジタルカラープリンター本体、13Y、13M、
13C、13K:イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット、1
4:ROS、15:感光体ドラム、17:現像器、2
5:中間転写ベルト(ベルト状の中間転写体)、29:
二次転写ロール、30:記録用紙、45:イレーズラン
プ、50:制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/02 102 G03G 15/06 101 15/06 101 21/00 372 21/08 342 Fターム(参考) 2H027 DA04 DA06 DA11 DA14 DA33 DA35 DA38 DE01 DE07 DE09 EA01 EA03 EA05 EA10 EA15 EA18 EA20 EB04 EC06 EC09 EC14 EC18 ED03 ED09 ED24 ED26 EE01 EE02 EE04 EF06 EF13 JC02 2H030 AC01 AD02 AD17 AD19 BB02 BB22 BB34 BB42 BB43 BB46 BB54 BB56 BB71 2H035 AA09 AB03 AB06 AC01 AC03 2H073 AA02 BA04 BA13 BA21 BA41 BA45 CA22 2H200 FA01 GA12 GA23 GA44 GA47 GA56 GA66 GB02 GB43 HA01 HA28 HA29 HA30 HB12 HB48 JA01 JC03 NA06 PA02 PA10 PA18 PB02 PB14 PB27 PB28

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に配設された像担持体と、前記
    像担持体の表面に接触した状態で配設され、DC電圧の
    み又はAC電圧が重畳されたDC電圧が印加されて当該
    像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記像担持体
    上に残留した電荷を除去するために、当該像担持体の表
    面に露光するイレーズランプを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記イレーズランプを、前記帯電手段に印加するDC電
    圧の印加タイミングに同期させて、ON/OFF制御す
    る制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記イレーズランプのONタイミング
    は、前記帯電手段に印加するDC電圧と同時、もしく
    は、帯電手段へのDC電圧の印加後、帯電手段からイレ
    ーズランプまでの距離に相当する時間差以内であること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記イレーズランプのOFFタイミング
    は、前記帯電手段に印加するDC電圧をOFFした後、
    帯電手段からイレーズランプまでの距離に相当する時間
    差以上、もしくは、帯電手段に印加するDC電圧をOF
    Fした後、像担持体の1周分以上経過したときであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回転可能に配設された像担持体と、前記
    像担持体の表面に接触した状態で配設され、AC電圧が
    重畳されたDC電圧が印加されて当該像担持体の表面を
    帯電させる帯電手段と、少なくとも現像ロール、及び当
    該現像ロールを回転駆動する駆動源を有し、AC電圧が
    重畳されたDC電圧からなる現像バイアス電圧が印加さ
    れて当該像担持体上の静電潜像を現像する手段であっ
    て、現像ロールを回転させる駆動源が回転し始める前
    に、現像バイアス電圧をONし、像担持体の現像終了後
    に、駆動源を停止させてから、現像バイアス電圧をOF
    Fする現像手段とを備えた画像形成装置において、 前記帯電手段への電圧の印加開始時には、AC電圧を先
    に印加した後、DC電圧を印加するように制御する制御
    手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 回転可能に配設された像担持体と、前記
    像担持体の表面に接触した状態で配設され、AC電圧が
    重畳されたDC電圧が印加されて当該像担持体の表面を
    帯電させる帯電手段と、少なくとも現像ロール、及び当
    該現像ロールを回転駆動する駆動源を有し、AC電圧が
    重畳されたDC電圧からなる現像バイアス電圧が印加さ
    れて当該像担持体上の静電潜像を現像する手段であっ
    て、現像ロールを回転させる駆動源が回転し始める前
    に、現像バイアス電圧をONし、像担持体の現像終了後
    に、駆動源を停止させてから、現像バイアス電圧をOF
    Fする現像手段とを備えた画像形成装置において、 前記帯電手段への電圧の印加終了時には、DC電圧を先
    にOFFした後、AC電圧をOFFするように制御する
    制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 各々色の異なるトナー像を形成する複数
    の画像形成ユニットを並列的に配置し、前記各画像形成
    ユニットは、回転可能に配設された像担持体と、前記像
    担持体の表面に接触した状態で配設され、AC電圧が重
    畳されたDC電圧が印加されて当該像担持体の表面を帯
    電させる帯電手段と、少なくとも現像ロール、及び当該
    現像ロールを回転駆動する駆動源を有し、AC電圧が重
    畳されたDC電圧からなる現像バイアス電圧が印加され
    て当該像担持体上の静電潜像を現像する手段であって、
    現像ロールを回転させる駆動源が回転し始める前に、現
    像バイアス電圧をONし、像担持体の現像終了後に、駆
    動源を停止させてから、現像バイアス電圧をOFFする
    現像手段とを備えた画像形成装置において 前記複数の画像形成ユニットのうち、少なくとも2つ以
    上の画像形成ユニットの現像手段の駆動源を共通にし、
    当該駆動源が共通する画像形成ユニットは、前記帯電手
    段への電圧の印加開始時又は終了時のタイミングを、同
    じタイミングに設定したことを特徴とする請求項4又は
    5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 互いに並列的に配置され、各々色の異な
    るトナー像を形成する複数の画像形成ユニットと、前記
    各画像形成ユニットによって形成されたトナー像を中間
    転写体上に多重に一次転写する一次転写手段と、前記中
    間転写体に接触した状態で配設され、当該中間転写体上
    に多重に転写されたトナー像を、記録媒体上に一括して
    二次転写する二次転写ロールとを備え、 前記各画像形成ユニットは、回転可能に配設された像担
    持体と、前記像担持体の表面に接触した状態で配設さ
    れ、DC電圧のみとAC電圧が重畳されたDC電圧とが
    選択的に印加されて当該像担持体の表面を帯電させる帯
    電手段と、前記像担持体上に形成された静電潜像をトナ
    ーによって現像する現像手段とを有するように構成され
    た画像形成装置において連続して画像形成される記録媒
    体間の距離が、前記二次転写ロールの周長の2倍以上に
    なったときにのみ、前記帯電手段に印加する電圧を、D
    C電圧のみとAC電圧が重畳されたDC電圧とに切り替
    えるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電手段に印加する電圧の切り替え
    に合わせて、前記二次転写ロールに印加する電圧の極性
    を切り替えることを特徴とする請求項7記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 回転可能に配設された像担持体と、前記
    像担持体の表面に接触した状態で配設され、DC電圧の
    み又はAC電圧が重畳されたDC電圧が印加されて当該
    像担持体の表面を帯電させる手段であって、印加するD
    C電圧を変化させる際、当該DC電圧を段階的に変化さ
    せる制御を行う帯電手段を備え、画像形成速度が複数設
    定された画像形成装置において前記帯電手段への印加電
    圧を段階的に変化させる際に、各階段部の維持時間を、
    DC電圧の立ち上がりスピードより長く確保するように
    制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記各階段部の維持時間は、画像形成
    速度によって変化させないことを特徴とする請求項9に
    記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記各階段部の維持時間は、環境に応
    じて変化させることを特徴とする請求項9に記載の画像
    形成装置。
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