JP6478616B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。この画像形成装置としては、例えば、複写機、プリンタ、FAX、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置を挙げることができる。
近年、複数(4つ)の画像形成ステーションを備えた、所謂、タンデム型の画像形成装置が提案されている。このような画像形成装置は、電子写真プロセスを利用して、カラー画像を素早く形成できることから、注目されている。
各画像形成ステーションには、感光体の周りに、帯電装置(帯電手段)、露光装置(露光手段)、現像装置(現像手段)が配置されている。そして、各画像形成ステーションにて形成されたトナー像は中間転写体(受像部材)に順次重畳転写され、その後、記録材に一括して転写される。
ここで、帯電装置としては、2つの方式、つまり、AC電圧とDC電圧を重畳した電圧が印加されて感光体を帯電する「AC帯電方式」と、DC電圧のみが印加されて感光体を帯電する「DC帯電方式」が知られている。
「AC帯電方式」は、「DC帯電方式」に比べて、感光体の表面を一様に帯電させることができる点で有利であるもの、感光体への放電量が多いため、感光体が劣化し易い傾向にある。また、高価なAC電源が必要となる。
その反面、「DC帯電方式」は、「AC帯電方式」に比べて、感光体が劣化し難いものの、帯電の一様性については劣ってしまう傾向にある。
つまり、「AC帯電方式」は、「DC帯電方式」に比べて、イニシャルコスト及びランニングコストが高くなる。言い換えると、「DC帯電方式」は、「AC帯電方式」に比べて、ランニングコスト及びイニシャルコストの面で有利である。
そこで、「DC帯電方式」を採用しようとした場合、以下に挙げる問題が生じ得る。
具体的には、特許文献1に記載の装置では、転写後に残留する感光体の電位(残留電位)を0V近傍にまで低下させるべく、感光体を光学的に除電する装置、所謂、前露光装置(除電手段)が搭載されている。
このように、前露光装置を用いて除電する手法を採用した場合、帯電装置においては感光体を0V近傍から所望の電位(例えば、−700V)にまで帯電しなければならず、前露光装置による除電工程を行わない場合に比べて、放電電流が多くなってしまう。つまり、前露光装置による除電工程を行わない場合に比べて、感光体が劣化し易い傾向となってしまう。
特開2002−189400号公報
一方、前露光装置を設けずに除電工程を行わない場合(コストダウンのメリットがある)、感光体にとっては転写装置による除電効果しか受けられない。この除電効果は前の画像形成ステーションにおいて形成されたトナー像、即ち、抵抗体であるトナーの量に依存し、これが多い場合には除電効果をほとんど受けられないまま次の帯電工程へと至ることになる。特に、1つ目、2つ目の画像形成ステーションにおいて形成されたトナー像がそれぞれ最大濃度(2色ベタ画像)となっているとき、3つ目、4つ目の画像形成ステーションの転写工程において、感光体はほとんど除電効果を受けられない。これに起因して次の画像にゴースト画像(不良画像)が発生してしまう恐れがある。つまり、3つ目、4つ目のステーションにおいては、その配置上、やってくるトナー像の濃度が高くなる傾向となり、ゴースト画像が発生し得る恐れがある。
一方、1つ目の画像形成ステーションにおいては、その配置上、やってくるトナー像がないことから、ゴースト画像が発生する恐れが無い。
従って、本発明の目的は、コストダウンを図りながらも、画像不良が発生してしまうのを抑制することができる画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
第1の発明は、第1の感光体と、前記第1の感光体を帯電する帯電手段と、前記第1の帯電手段により帯電された前記第1の感光体を第1の画像データに基づいて露光する第1の露光手段と、前記第1の露光手段により前記第1の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第1の現像手段と、を備えた第1の画像形成ステーションと、
第2の感光体と、前記第2の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第2の帯電手段と、前記第2の帯電手段により帯電された前記第2の感光体を第2の画像データに基づいて露光する第2の露光手段と、前記第2の露光手段により前記第2の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第2の現像手段と、を備えた第2の画像形成ステーションと、
前記第1の感光体に形成されたトナー像と前記第2の感光体に形成されたトナー像をこの順に受像部材へ静電的に重畳転写する転写手段と、を有し、
前記第1の画像形成ステーションには前記第1の感光体を光学的に除電する除電手段を設けずに、前記第2の画像形成ステーションには前記第2の感光体を光学的に除電する除電手段を設け
前記第1の画像データに応じて前記除電手段の動作を制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
第2の発明は、第1の感光体と、前記第1の感光体を帯電する第1の帯電手段と、前記第1の帯電手段により帯電された前記第1の感光体を第1の画像データに基づいて露光する第1の露光手段と、前記第1の露光手段により前記第1の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第1の現像手段と、を備えた第1の画像形成ステーションと、
第2の感光体と、前記第2の感光体を帯電する第2の帯電手段と、前記第2の帯電手段により帯電された前記第2の感光体を第2の画像データに基づいて露光する第2の露光手段と、前記第2の露光手段により前記第2の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第2の現像手段と、を備えた第2の画像形成ステーションと、
第3の感光体と、前記第3の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第3の帯電手段と、前記第3の帯電手段により帯電された前記第3の感光体を第3の画像データに基づいて露光する第3の露光手段と、前記第3の露光手段により前記第3の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第3の現像手段と、を備えた第3の画像形成ステーションと、
第4の感光体と、前記第4の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第4の帯電手段と、前記第4の帯電手段により帯電された前記第4の感光体を第4の画像データに基づいて露光する第4の露光手段と、前記第4の露光手段により前記第4の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第4の現像手段と、を備えた第4の画像形成ステーションと、
前記第1の感光体に形成されたトナー像、前記第2の感光体に形成されたトナー像、前記第3の感光体に形成されたトナー像及び前記第4の感光体に形成されたトナー像をこの順に受像部材へ静電的に重畳転写する転写手段と、を有し、
前記第1の画像形成ステーション及び前記第2の画像形成ステーションには対応する前記感光体を光学的に除電する除電手段を設けずに、前記第3の画像形成ステーション及び前記第4の画像形成ステーションには対応する前記感光体を光学的に除電する除電手段をそれぞれ設けたことを特徴とするものである。
第3の発明は、第1の感光体と、前記第1の感光体を帯電する第1の帯電手段と、前記第1の帯電手段により帯電された前記第1の感光体を第1の画像データに基づいて露光する第1の露光手段と、前記第1の露光手段により前記第1の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第1の現像手段と、を備えた第1の画像形成ステーションと、
第2の感光体と、前記第2の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第2の帯電手段と、前記第2の帯電手段により帯電された前記第2の感光体を第2の画像データに基づいて露光する第2の露光手段と、前記第2の露光手段により前記第2の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第2の現像手段と、を備えた第2の画像形成ステーションと、
第3の感光体と、前記第3の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第3の帯電手段と、前記第3の帯電手段により帯電された前記第3の感光体を第3の画像データに基づいて露光する第3の露光手段と、前記第3の露光手段により前記第3の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第3の現像手段と、を備えた第3の画像形成ステーションと、
第4の感光体と、前記第4の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第4の帯電手段と、前記第4の帯電手段により帯電された前記第4の感光体を第4の画像データに基づいて露光する第4の露光手段と、前記第4の露光手段により前記第4の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第4の現像手段と、を備えた第4の画像形成ステーションと、
前記第1の感光体に形成されたトナー像、前記第2の感光体に形成されたトナー像、前記第3の感光体に形成されたトナー像及び前記第4の感光体に形成されたトナー像をこの順に受像部材へ静電的に重畳転写する転写手段と、を有し、
前記第1の画像形成ステーションには対応する前記感光体を光学的に除電する除電手段を設けずに、前記第2の画像形成ステーション、前記第3の画像形成ステーション及び前記第4の画像形成ステーションには対応する前記感光体を光学的に除電する除電手段をそれぞれ設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、コストダウンを図りながらも、画像不良が発生してしまうのを抑制することができる。
前露光装置が全画像形成ステーションに設置されていない画像形成装置の概略構成図である。 実施例に係る画像形成装置の帯電ローラの層構成および感光ドラムの層構成を説明するための図である。 実施例に係る画像形成装置の動作シーケンス図である。 実施例に係る画像形成装置の概略構成図である。 実施例に係る画像形成装置の概略構成図である。 実施例に係る画像形成装置のブロック図である。 実施例に係る画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施例に係る画像形成装置における前露光ありなしと帯電印加バイアスと現像位置における感光ドラム上帯電電位との関係をしめしたグラフである。 実施例に係る画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 (a)転写ゴーストの画像例を記した図である。(b)転写ゴーストの発生メカニズムを説明した図である。 他の実施例に関わる画像形成装置の概略構成図である。
以下に、本発明に係る実施例について添付図面に基づいて説明する。
図4は、本発明に係る画像形成装置を示す概略構成図である。なお、画像形成装置としては、複写機、プリンタ、FAX、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置に本発明を適用可能であり、本例ではフルカラープリンタを例に説明する。まず、画像形成装置に搭載される画像形成ステーションの詳細について説明する。
(画像形成ステーション)
画像形成装置は複数の(4つの)画像形成ステーションを備えており、これらの4つの画像形成ステーションは中間転写ベルト7の移動方向に沿って一定の間隔をおいて配列されている。4つの画像形成ステーションは、それぞれイエロー色用(1番目)、マゼンタ色用(2番目)、シアン色用(3番目)、ブラック色用(4番目)画像形成ステーションY、M、C、Bkである。また、以下において、Y、M、C、Bkと略して表記した場合には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを意味するものとする。
上流側の画像形成ステーション(第1の画像形成ステーション)Y、Mには、それぞれ感光体(以下、感光ドラムとも呼ぶ)1a、1bが設置されている。更に、各感光ドラム1a、1bの周囲には、帯電装置(帯電手段)である帯電ローラ2a、2b、露光装置(露光手段)3a、3b、現像装置(現像手段)4a、4b、クリーニング装置(クリーニング手段)6a、6bが設置されている。
下流側の画像形成ステーション(第2の画像形成ステーション)C、Bkには、それぞれ感光体(感光ドラム)1c、1dが設置されている。更に、各感光ドラム1c、1dの周囲には、帯電装置(帯電手段)である帯電ローラ2c、2d、露光装置(露光手段)3c、3d、現像装置(現像手段)4c、4d、クリーニング装置(クリーニング手段)6c、6dが設置されている。
(感光体)
感光ドラム1a〜1dは、本実施の形態では外径30mmの負帯電極性の有機感光体(OPC)であり、駆動装置(不図示)の駆動によって通常210mm/sのプロセススピード(周速度)で矢印方向に回転駆動される。感光ドラム1a〜1dは、図2に示すように、アルミニウム製シリンダ(導電性ドラム基体)1pの表面に、光の干渉を抑え上層の接着性を向上させる下引き層1qと、光電荷発生層1rと、電荷輸送層1sの3層を下から順に塗布して構成されている。
(帯電装置)
帯電ローラ2a、2b、2c、2dには、図示しない高圧電源回路(帯電バイアス電源)から印加されるDC電圧によって各感光ドラム1a、1b、1c、1d表面を所定の電位に均一に帯電する。帯電ローラは感光ドラムに接触可能に設けられる。本例では、帯電バイアスは‐1300Vとし、感光ドラム上の電位(Vd;暗部電位(画像露光を受けてない部位の電位))は、帯電ローラからの放電により帯電し、現像装置の現像位置において、−700Vになるように設定した。
具体的には、帯電ローラ2a〜2dには、高圧電源回路(帯電バイアス電源)20から印加される帯電バイアス(直流電圧のみ)によって各感光ドラム1a〜1dの表面を所定の電位に帯電する。具体的には、帯電ローラ2a〜2dにはトナーの正規の帯電極性と同極性である負の直流電圧が印加され、各感光ドラム1a〜1dの表面が負極性に帯電される。
高圧電源回路20直流電圧発生回路21、直流電圧増幅回路22との組み合わせによってバイアス発生する。図4では、各画像形成ステーションの帯電ローラ2a〜2dに印加する直流電圧は、直流電圧発生回路21内の、直流電圧発生回路21a、21b、21c、21dにより印加される。またその直流電圧値の大きさは、直流電圧回路22内の直流電圧増幅回路22a、22b、22c、22dにより調整される。
本例では、既に述べたように、コストを抑えられる代わりに、ゴースト画像が発生し得るDC帯電方式(帯電装置に印加される電圧は直流電圧のみ)を採用した。なお、先述したように、AC帯電方式(帯電装置に印加される電圧は直流電圧と交流電圧を重畳した電圧)を採用すれば、感光ドラムの残留電位を均す効果が大きいためゴースト画像が生じ難いものの、コストアップ要因となってしまう。
また、帯電ローラ2a〜2dの長手方向長さ(感光ドラムと接する長さ)は320mmであり、図2に示すように、芯金(支持部材)2pの外回りに、下層2qと、中間層2rと、表層2sを下から順次に積層した3層構成である。下層2qは帯電音を低減するための発泡スポンジ層であり、表層2sは、感光ドラム上にピンホール等の欠陥があってもリークが発生するのを防止するために設けている保護層である。
より具体的には、本実施の形態における帯電ローラ2a〜2dの仕様は下記の通りである。
芯金2p;直径6mmのステンレス丸棒
下層2q;カーボン分散の発泡EPDM、比重0.5g/cm、体積抵抗値10〜10Ω、層厚3.0mm
中間層2r;カーボン分散のNBR系ゴム、体積抵抗値10〜10Ω、層厚700μm
表層2s;フッ素化合物の樹脂に酸化錫とカーボンを分散、体積抵抗値10〜1010Ω、表面粗さ(JIS規格10点平均表面粗さRa)1.5μm、層厚10μm
帯電ローラ2a〜2dは押し圧ばね2tによって感光ドラムの中心方向に付勢して感光ドラムの表面に対して所定の押圧力をもって帯電ニップ部aに圧接されており、感光ドラムの回転駆動に従動して図のR2の向きに回転する。
本実施例では、帯電ローラ2a〜2dの全体の体積抵抗値は1.0×10Ω・cmの帯電ローラを採用した。
(露光装置)
露光装置3a、3b、3c、3dは半導体レーザを用いたレーザビームスキャナである。露光装置3a、3b、3c、3dは不図示の画像読み取り装置等のホスト処理から入力される画像信号に対応して変調されたレーザ光を出力する。レーザ光は帯電された感光ドラム1a〜1dの表面を走査し、感光体上に入力された画像信号に応じた静電潜像を形成する。本実施例では、感光ドラム1a〜1d上にレーザ光を照射された明部電位(VL)は−200Vとした。
(現像装置)
現像装置(現像手段)4a、4b、4c、4dには、それぞれ正規の帯電極性が負極性のイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーが収納されている。
現像装置4a、4b、4c、4dには直流電圧(Vdc)と交流電圧(Vac)とを重畳した現像バイアスが印加される。具体的には、交流電圧の周波数は8kHz、直流電圧は−550V、交流電圧のピーク間電圧Vppは1800Vである。トナーの帯電極性は負極性であるから、現像装置によって反転現像方式で感光ドラムの明部に付着させられる。
(転写装置)
また、各画像形成ステーション(各感光体)の下方には、受像部材である中間転写ベルト7を介して、転写装置(転写手段)である1次転写ローラ(転写部材)5a、5b、5c、5dが対向配置されている。これら、1次転写ローラ5a〜5dは、中間転写ベルト7を感光体1a〜1dに向けて押圧しつつ回転する構成とされている。
(画像形成シーケンス)
各画像形成ステーションでの画像形成シーケンスは、電子写真プロセスを経て行われる。全画像形成ステーションにおける画像形成プロセスはほぼ同じため、Yの画像形成ステーションを代表に説明する。
まず、感光ドラム1aが帯電ローラ2aにより表面が負極性の電位にほぼ一様に帯電される。このとき、帯電ローラ2aにはDC電圧のみが印加される。次に、Yの画像データに基づいて、露光装置3aが感光ドラム1aに対し画像露光を行い、感光ドラム1a上に静電像が形成される。その後、感光ドラム1a上の静電像は現像装置4aによりトナーを用いて現像され、感光ドラム1a上にトナー像が形成される。
このようにして、各感光ドラム1a、1b、1c、1dにそれぞれ形成された各色のトナー像は、受像部材(被転写体)である中間転写ベルト7に対して、各転写ローラ5a〜5dにより、この順に、静電的に、重畳転写される。各転写ローラ5a〜5dに印加される電圧(直流電圧)は、トナーの正規の帯電極性とは逆極性である正の電圧である。即ち、各転写ローラ5a〜5dに印加される電圧の極性は、各帯電ローラ2a〜2dに印加される電圧の極性とは逆極性である。
そして、中間転写ベルト7上に重畳転写された4色分のトナー像は、給紙機構によりで給紙されてきた記録材Pに、転写機構である2次転写ローラ8により一括して転写される。このとき、2次転写ローラ8には、正極性の直流電圧が印加される。
その後、2次転写ローラ8から分離された記録材Pに、定着装置9により定着処理が施される。具体的には、定着ローラ9aと加圧ローラ9bとの間の定着ニップ部にてフルカラートナー像が加熱及び加圧されて、記録材Pに定着される。その後、記録材Pは機外に排出される。なお、2次転写ローラ8によりで転写しきれなかった中間転写ベルト7上のトナーは、クリーナ30により除去される。
図3は画像形成シーケンスのタイムチャートである。
a.初期回転動作(前多回転工程)
プリンタの起動時の始動動作期間(起動動作期間、ウォーミングアップ期間)である。電源スイッチ−オンにより、感光体1a〜1dを回転駆動させ、また定着装置9を所定温度へ立ち上げるなどの所定のプロセス機器の準備動作(ウォームアップ動作)が実行される。
b.印字準備回転動作(前回転工程)
プリント信号−オンから実際に画像形成(印字)工程がなされるまでの間の画像形成前の準備回転動作期間であり、初期回転動作中にプリント信号が入力したときには初期回転動作に引き続いて実行される。プリント信号の入力がないときには初期回転動作の終了後にメインモータの駆動が一旦停止されて感光ドラム1a〜1dの回転駆動が停止され、プリンタはプリント信号が入力されるまでスタンバイ(待機)状態に保たれる。プリント信号が入力すると印字準備回転動作が実行される。
c.印字工程(画像形成工程、作像工程)
所定の印字準備回転動作が終了すると、引き続いて感光ドラム1a〜1dに対する作像プロセスが実行され、感光ドラム1a〜1dに形成されたトナー像の中間転写ベルト7への1次転写、記録材Pへの2次転写、定着装置9による定着処理がなされて印字工程が終了する。
連続印字(連続プリント)モードの場合は上記の印字工程が所定の設定プリント枚数n分繰り返して実行される。
d.紙間工程
連続印字モードにおいて、先行する記録材(用紙)の後端が2次転写位置を通過した後、次の記録材(用紙)の先端が2次転写位置に到達するまでの間の、2次転写位置における記録材(用紙)が存在しない期間である。
e.後回転動作
最後の記録材への印字工程が終了した後もしばらくの間メインモータの駆動を継続させて、感光ドラム1a〜1dを回転駆動させ、所定の後処理動作を実行させる期間である。
f.スタンバイ
所定の後回転動作が終了すると、メインモータの駆動が停止されて感光ドラム1a〜1dの回転駆動が停止され、プリンタは次のプリントスタ−ト信号が入力するまでスタンバイ状態に保たれる。
1枚だけのプリントの場合は、そのプリント終了後、プリンタは後回転動作を経てスタンバイ状態になる。
スタンバイ状態において、プリントスタート信号が入力すると、プリンタは前回転工程に移行する。
cの印字工程時が画像形成時であり、aの初期回転動作、bの前回転動作、dの紙間工程、eの後回転動作が非画像形成時である。
(ゴースト現象について)
このような、タンデム式の画像形成装置において、例えば、図10(a)のようにY(イエロー)とM(マゼンタ)のトナー(最大の載り量、所謂、ベタ)を重ね合わせたRed画像(Rパッチと呼ぶ)を形成したとする。その後、C(シアン)の画像形成ステーションにおいてHT画像(ハーフトーン画像、CHTとも呼ぶ)を形成した場合、転写位置(1次転写ローラ5cの位置)をRパッチが通過してから感光ドラム1cの一周後の位置に、CHT画像が部分的に薄くなる現象が発生した。
この現象を図4の簡易図である、図10(b)を用いて説明する。図4のY、Mの画像形成ステーションで形成されたRパッチが、中間転写ベルト7により搬送され、Cの画像形成ステーションの感光ドラム1cと1次転写ローラ5cとの間の転写位置に到達する。
図10(b)の下のグラフの縦軸は、感光ドラム1cの表面電位(マイナス電位)を示す。そこで、Rパッチが有る部分は、無い部分に比べて、感光ドラム1cの1次転写後の残留電位がマイナス側に高くなってしまう。これは、先述したように、Rパッチのトナーが抵抗体であることが原因である。つまり、Rパッチが有る部分は、無い部分に比べて、1次転写バイアス(プラスの電圧)を印加した際に流れる電流が小さくなり、感光ドラム1cの残留電位がゼロ電位(0V)の方向へ落ち切らないことが原因である。
そして、図1に示すような全画像形成ステーションに前露光装置を設けない画像形成装置の場合、その後、帯電ローラ2cにより感光ドラム1cは帯電処理を受けても、残留電位の段差が帯電後電位にもその履歴として僅かに残ってしまう。その結果、感光ドラム1cに次に形成される画像にゴーストとして認識される得ることになってしまう。これをゴースト現象と称す。
このゴースト現象は、前述した通り、上流の画像形成ステーションで形成されたトナーが、下流の画像形成ステーションの転写位置を通過する際に発生する現象である。また、このゴースト現象は、上流の画像形成ステーションで形成されたトナー像の量が多ければ多いほど、顕著に発生しやすい。本実施例では、例えば、YトナーとMトナーでR(レッド)画像を形成する際のトナー量が、CやBk(ブラック)の画像形成に影響を及ぼし得る。また、YトナーとCトナーでG(グリーン)画像を形成する際のトナー量が、もしくはMトナーとCトナーでB(ブルー)画像を形成する際のトナー量がBkの画像形成に影響を及ぼし得る。
このように、R、G、Bのような2次色(2色のトナーが重なるケース)の画像が下流の画像形成ステーションの1次転写位置にやって来た場合、その2次色のトナー量が多いと、下流(C、Bk)の画像形成ステーションにおいて、ゴースト現象の発生が顕著となる。
そこで本実施例では、図4に示すように、CとBkの画像形成ステーション(第2の画像形成ステーション)にのみ除電手段として前露光装置を設置した。10aは、感光ドラム1cの回転方向において、転写ローラ5cの転写位置と帯電ローラ2cの帯電位置との間で、感光ドラム1cへ光を照射する前露光装置である。つまり、前露光装置10aは、感光ドラム1cの全面を光学的に除電することにより、一様に、0V近傍に低下させる機能を担う。
また、10bは、感光ドラム1dの回転方向において、転写ローラ5dの転写位置と帯電ローラ2dの帯電位置との間で、感光ドラム1dへ光を照射する前露光装置である。つまり、前露光装置10bは、感光ドラム1dの全面を光学的に除電することにより、一様に、0V近傍に低下させる機能を担う。
本実施例では、前露光装置10a、10bは感光ドラム1c、1dの長手方向に配列したLEDを採用しており、ピーク波長が630nm、光量は130μWとした。
光量は、アドバンテスト製オプティカルパワーメーターTQ8210を用い、前露光装置10a、10bから最も遠い感光ドラム1c、1dの表面上でパワーメーターの受光部を前露光装置10a、10bに正対させて測定した値(μW)を用いた。
また前露光を照射するタイミングは、図3のc.印字工程、d.紙間工程の間とした。即ち、転写帯電された感光ドラムの領域に対して、前露光を照射した。
上記の構成にすることで、上流の画像形成ステーションからやってくるトナー像による下流の画像形成ステーションの感光ドラムの転写後電位は、前露光装置10a、10bにより、そのトナー量に関わらず、0V近傍まで電位が揃えられる。従って、下流ステーションにおいて、ゴースト現象の発生が抑制される。
また、1番目と2番目のYとMの画像形成ステーションにおいては、図10(b)の下のグラフのような転写後の大きい電位差、帯電後の大きい電位差は生じなかった。従って、YとMの画像形成ステーションにおいては、10a、10bに相当する前露光装置を設けていない。
なお、Mの画像形成ステーションにおいては、上流のYの画像形成ステーションにおいて形成されたトナー像が通過することで、多少の転写後の電位差は生じる。しかしながら、Y(一色分)の最大トナー量は、Rパッチ(二色分の)のトナー量に比べて顕著に少ないため、図10(b)のような帯電後の電位差は生じず、Mの画像形成ステーションにおいて、ゴースト現象は生じなかった。
従って、本実施例においては、Y、Mの画像形成ステーションには前露光装置を設けずに、C、Bkの画像形成ステーションには前露光装置(10a、10b)を設けている。よって、コストダウン効果を享受できるDC帯電方式を採用しつつ、全画像形成ステーションに前露光装置を設けずに済む為、低コスト化を図りつつゴースト現象の発生を抑制することができる。
次に実施例2について説明する。画像形成装置の基本構成は実施例1と同じであるため、同符号を付すことにより、詳細な説明を省略する。
実施例2では、下流側の画像形成ステーション(C、Bk)に設置された前露光装置(10a、10b)のオン/オフ(作動/非作動)を、上流側の画像形成ステーション(Y、M)において形成されるトナー像(トナー量)、即ち、Y用の画像データとM用の画像データに基づいて、制御する点が大きく異なる。
下流側の画像形成ステーション(C、Bk)においてゴースト現象を抑制するにあたり、実施例1のように、Y用の画像データ(に対応するYのトナー量)とM用の画像データ(に対応するMのトナー量)に依らず、前露光装置10a、10bをオンさせる場合、不利になる場合があり得る。
なぜなら、前露光装置10a、10bから光照射を受けることが、感光ドラム1c、1dの劣化促進の要因となるからである。つまり、前露光装置10a、10bにより、感光ドラム1c、1dの帯電工程の前の電位を0V近傍に揃えるために、帯電工程前後において電位差が大きくなる。この電位差により、帯電装置2c、2dによる放電電流量が多くなって、感光ドラム1c、1dへの放電ダメージが大きくなる。その結果、感光ドラム1c、1dは、暗減衰特性が悪化してしまい(表面電位の低下速度が初期に比べて早まってしまい)、これに起因して、帯電装置2c、2dによりDC帯電した際に帯電不良が生じる恐れが高まる。また、感光ドラム1c、1dは、クリーニング装置(ブレード)6c、6dなどの摺擦部において削れ易くなってしまう。
具体的には、実施例1の構成の場合、C、Bkの画像形成ステーションの感光ドラム1c、1dは、Y、Mの画像形成ステーションの感光ドラム1a、1bよりも、1.5倍の削れ量(感光層の膜厚が減少)となってしまった。
そこで、本実施例では、図5に示すように、前露光装置10a、10bの動作(オン/オフ)を制御する前露光制御装置(制御手段の一部として機能する)20a、20bを設けている。即ち、実施例1では転写帯電された領域に対して前露光装置を常にオンしていたが、実施例2では、条件によっては、前露光装置10a、10bをオフするようにした。
図6は、本実施例におけるブロック図を示す。画像形成装置(プリンタ)とネットワークケーブルを介して通信接続されたホストコンピュータ(例えば、PC)から送られてきた画像データが画像入力部に入力され、画像データメモリに格納される。そして、画像データメモリに格納された画像データのうち、Y、M、Cの画像デ−タがコントローラ(制御手段)100に伝達される。
なお、画像形成装置が複写機能を有している場合には、搭載されている原稿読取装置により読み取られた原稿の画像データが画像入力部に入力され、それ以降は上述のプリンタの場合と同じである。
そして、そのうち、Yの画像データに対応するYのトナー量とMの画像データに対応するMのトナー量との和が所定量以上か所定量未満かに基づいて、前露光装置10a、10bのオン/オンを制御する。
詳細には、Y、Mの画像データが重なる部分の画像情報である画像信号の和の最大値が、所定値A以上となるかどうかをコントローラ(CPU)100で判断する。なお、画像データが重なる部分とは、中間転写ベルト7(記録材P)上においてYトナーとMトナーが重なる領域に対応している。
本実施例では画像データは記録材Pに形成されたベタ画像(最大濃度の画像)の反射濃度を、分光濃度計(X−Rite社製503)で測定し、(1色のトナー分の反射濃度1.4を最大濃度として)、画像信号が0〜255の範囲であれば、画像信号255が反射濃度1.4となるように設定した。
また、本実施例では、所定値Aは、Yの画像信号とMの画像信号が重なる部分の画像信号が450(YとMの合計のMax画像信号(最大トナー載り量)が510)の場合とした。
また、Y、M、Cの画像データが重なる部分の画像情報である画像信号の和の最大値が、所定値B以上となるかどうかをコントローラ100で判断するフローも併せ持っている。
本実施例では、所定値Bは、Yの画像信号と、Mの画像信号、Cの画像信号が重なる部分の画像信号が450(YとMとCの合計のMax画像信号(最大トナー載り量)が510)の場合とした。このように、定着装置9における定着処理能力を考慮して、YとMが重なる場合の最大の総トナー載り量と、YとMとCが重なる場合の最大の総トナー載り量と、を同じに設定してある。
(前露光装置の制御シーケンス)
本実施例では、コントローラ100により所定値A、B以上となる場合、前露光制御装置20a、20bに情報が伝達され、前露光制御装置20a、20bが、それぞれ前露光装置10a、10bをONする動作を命令する。
つまり、ある下流側の画像形成ステーション(例えば、Bkの画像形成ステーション)において、その転写位置を通過する中間転写ベルト7上のトナー量が多い場合(画像信号の和の最大値が所定値以上の場合)、ゴースト現象が生じやすいことから、前露光装置をオンさせる。
一方、ある下流側の画像形成ステーション(例えば、Bkの画像形成ステーション)において、その転写位置を通過する中間転写ベルト7上のトナー量が少ない場合(画像信号の和の最大値が所定値未満の場合)、ゴースト現象は生じにくいことから、前露光装置はオフにしておく。
このように、前露光装置をONするかOFFするかについては、中間転写ベルト7によって当該転写位置へ搬送されてくるトナーの量に応じてコントローラ100が判断する。
図7は、動作フローを示す。
図5の画像形成装置において、画像形成が開始されたら、入力された画像データ(R、G、Bの画像データ)を、コントローラ100内の画像データ変換部において、Y、M、C、Bkの画像データに変換する(S101)。
変換された画像データのうち、YとMの画像データを合成したYM画像データ、YとMとCの画像データを合成した画像データYMCをコントローラ100で作成する(S102)。
次に、画像データYM、画像データYMCの最大値をコントローラ100で算出する(S103)
次に、画像データYMの最大値が所定値A以上かどうかをコントローラ100が判断する(S104)。このように、上流側の2つの画像形成ステーション(Y、M)における画像データを用いて判断を行なう。
所定値A以上であれば、Y、Mの画像形成ステーションよりも下流側に位置するC、Bkの画像形成ステーションの前露光装置20a、20bをONする(S105)。
S104において、所定値A未満であれば、画像データYMCの最大値が所定値B以上かどうかをコントローラ100が判断する(S106)。このように、最下流のBkの画像形成ステーション以外の画像形成ステーション(Y、M、C)における画像データを用いて判断を行なう。
所定値B以上であれば、Y、M、Cの画像形成ステーションよりも下流側に位置するBkの画像形成ステーションの前露光装置20bをONする(S107)。
S106において、所定値B未満であれば、CとBkの画像形成ステーションの前露光装置は所望のタイミングとなってもOFFのままにする(S108)。
次に、S105、S107、S108の前露光装置のON/OFF判定の後、入力された画像データに基づき、各画像形成ステーションにおいて各色の画像を形成する(S109)。
なお、前露光装置による光照射条件は、実施例1と同様に、ピーク波長が630nm、光量は130μWとした。また、前露光装置をONするタイミングは、図3のc.印字工程、d.紙間工程の期間とした。
以上のように、上流側の画像形成ステーションから所定量以上のトナーが来た場合のみ下流側の画像形成ステーションの前露光装置をONし、それ以外の場合は、前露光装置による光照射を行わない制御とする。これにより、下流側の画像形成ステーションにおけるゴースト現象の発生を抑制するとともに、下流側の画像形成ステーションの感光体の寿命を延ばすことが可能となる。
次に実施例3について説明する。画像形成装置の基本構成は実施例1、2と同じであるため、同符号を付すことにより、詳細な説明を省略する。
実施例3は、実施例2の制御構成に比して、下流側の画像形成ステーション(C、Bk)に設置された前露光装置(10a、10b)をオンにした場合とオフにした場合とで、帯電ローラ2c、2dへ印加する帯電バイアス(負のDC電圧)を切り替える点が、大きく異なる。
これは、前露光装置をOFFにした場合と、前露光装置をONにした場合とで、下流側の画像形成ステーションにおいて形成される画像の濃度が変化してしまうことがあり得るためである。
図8は、Cの画像形成ステーションの前露光装置10aをONにした場合とOFFにした場合での、帯電ローラ2cへの「帯電印加バイアス」(左の縦軸)と、感光ドラム1cの現像位置(4cと対向する位置)における「感光ドラム上帯電電位(Vd)」(右の縦軸)との関係を示したものである。
まず、(1)の前露光装置10aをOFFにした場合、帯電印加バイアスが−1300Vであるのに対し、Vdは−700Vとなる。その条件下で、(2)の前露光装置10aをONにした場合、帯電印加バイアスが−1300Vであるのに対し、現像位置における感光ドラム1cの電位は−680Vであった。
この感光ドラム1cの電位に差(20V)が生じたのは、暗減衰特性が前露光装置10aをOFFにした場合とONにした場合とで差があるためである。この暗減衰特性とは上述したように、感光体を帯電装置により所望の電位に帯電した後、感光体の電位が時間経過に伴い自然に低下してゆく現象のことである。
前露光装置10aをONにした場合、感光ドラム1cの電位を0V近傍まで光除電するため、感光ドラム1c内には、画像露光を行う露光装置3cによる光照射時よりも、多くの光キャリアが発生する傾向となる。露光装置3cにより光照射を行う場合にはこの光キャリアは感光ドラム1cの導電性基体からアース(接地)へと流れていくのだが、前露光装置10aにより光照射を行う場合には僅かだが感光ドラム1c内に留まってしまう。
よって、前露光装置10aをオンにした場合、オフにした場合に比べて、感光ドラム1c内の残留光キャリアにより、感光ドラム1cが帯電装置2cにより帯電された部位が現像位置(4cに対向する位置)へ到達するまでの暗減衰現象が大きくなってしまう。つまり、前露光装置10aをオンにした場合、オフにした場合に比べて、感光ドラム1cの帯電電位がより大きく低下(絶対値)してしまう。その結果、前露光装置10aをオンにした場合、オフにした場合に比べて、トナー像の濃度が意図せずに濃くなってしまう恐れがある。
そこで、本実施例では、このような意図しない画像濃度の変動を補正するようにしている。つまり、図8の(3)のように、帯電印加バイアスを−1300Vから−1320Vに切り替えることが好ましい。言い換えると、前露光装置10aをONにした場合に帯電装置2cに印加する帯電印加バイアスを、前露光装置10aをOFFにした場合よりも、その絶対値が大きくなるように切り替える。
なお、以上では、Cの画像形成ステーションについて具体的に説明したが、前露光装置10bを備えているBkの画像形成ステーションについても同様に、帯電装置2dに印加する帯電印加バイアスを切り替えるのが好ましい。
このように、上記の濃度変動を補正するために、本実施例では具体的に、以下の制御を採用した。
図9は、本制御における動作フローである。
図5の画像形成装置において、画像形成が開始されたら、入力された画像データ(R、G、Bの画像データ)を、コントローラ100内の画像データ変換部において、Y、M、C、Bkの画像データに変換する(S201)。
変換された画像データのうち、YとMの画像データを合成したYM画像データ、YとMとCの画像データを合成した画像データYMCをコントローラ100で作成する(S202)。
次に、画像データYM、画像データYMCの最大値をコントローラ100で算出する(S203)
次に、画像データYMの最大値が所定値A以上かどうかをコントローラ100が判断する(S204)。このように、上流側の2つの画像形成ステーション(Y、M)における画像データを用いて判断を行なう。
その後、前記のとおり、帯電ローラ2c、2dへの印加バイアスを補正する。本実施では、印加バイアスを−1300Vから−1320Vに補正した(S206)。
S204において、所定値A未満であれば、画像データYMCの最大値が所定値B以上かどうかを判断する(S207)。
所定値B以上であれば、Y、M、Cの画像形成ステーションよりも下流側に位置するBkの画像形成ステーションの前露光装置20bをONする(S208)。
その後、前記の通り、帯電ローラ2dへの印加バイアスを補正する。本実施では、印加バイアスを−1300Vから−1320Vに補正した(S209)。
S207において所定値B未満でれば、C及びBkの画像形成ステーションの前露光装置10a、10bはOFFに設定する(S210)。
S206、S209、S210の前露光装置のON/OFF判定工程と帯電印加バイアスの補正工程が行われた後、入力された画像データに基づき描く画像形成ステーションにおいて各色の画像が形成される(S211)。
なお、前露光装置の照射条件は、実施例1と同様に、ピーク波長が630nm、光量が130μWとなっている。また、前露光装置により光照射を行うのは、図3のc.印字工程、d.紙間工程の期間とした。
このように、本実施例では、実施例2の構成の利点に加えて、前露光装置をONにした場合における画像濃度の変動を抑制することが可能となる。
以上、実施例1〜3において本発明に係る画像形成装置について説明したが、このような形態だけに限らず、本発明の思想の範囲内において、種々の構成を他の構成に置き換えることが可能である。
例えば、実施例1〜3では、Y、M、C、Bkの4つの画像形成ステーションのうち、C、Bkの画像形成ステーションにのみ前露光装置を備えた構成としたが、このような形態だけに限られない。つまり、図11に示すように、Y、M、C、Bkの4つの画像形成ステーションのうち、最上流の画像形成ステーションを除く、M、C、Bkの画像形成ステーションにのみ前露光装置を備えた構成である。この場合、2番目のMの画像形成ステーションの転写位置へやってくるYのトナー量が多く、実施例1〜3と同様に、Mの画像形成ステーションにおいてゴースト現象が発生する恐れがある場合には、有効となる。
また、実施例1〜3では、画像形成ステーションが4つ(Y、M、C、Bk)の例について説明したが、例えば、画像形成ステーションが3つ(Y、M、C)の形態や、画像形成ステーションが5つ以上の形態であっても、同様に、本発明を適用することが可能である。
また、画像形成ステーションがY、M、Cの3つとなる形態の場合、上記実施例2〜3と同様に、Yの画像データとMの画像データに基づいて、Cの画像形成ステーションの前露光装置のON/OFFを制御するのが好ましい。
また、画像形成ステーションが5つ以上となる形態の場合、上記実施例2〜3と同様に、当該画像形成ステーションにおける前露光装置のオン/オフ制御を、当該画像形成ステーションよりも中間転写ベルト7の移動方向上流側に位置する画像形成ステーションにおける画像データに基づいて、行うのが好ましい。
また、実施例3では、前露光装置のON/OFFに起因する画像濃度の変動を抑制すべく、帯電装置に印加する帯電印加バイアスを補正(調整)しているが、その代わりに、露光装置による光の照射強度を補正(調整)することにより明部電位(VL)を変更するようにしても構わない。ただし、前露光装置をONした場合の電位低下(絶対値)は、感光ドラム上の暗部電位(Vd)であるので、実施例3のように、帯電印加バイアスを調整する方がより好ましい。
また、実施例1〜3では、前露光装置は感光ドラムの長手方向に配列されたLEDを採用しているが、他の構成のLEDでも構わない。例えば、感光体の回転軸線方向(長手方向)の両端側に一つずつLEDを配置し、それら光を導光部材(ライトガイド)により、感光ドラムの回転軸線方向のほぼ全域に対して光照射を行う構成であっても良い。
また、実施例2〜3では、前露光装置をON/OFF制御しているが、その代わりに、どちらのケースであっても前露光装置をONするものの、前露光装置による光の照射量(光量)を大きくする場合とそれよりも小さくする場合とで切り換えるようにしても良い。但し、感光体の劣化促進の要因となることから、上記実施例2〜3の方がより好ましい。
また、実施例1〜3では、前露光装置としてLEDを採用しているが、これに限らず、ランプ等、他の光照射手段でも構わない。
また、実施例1〜3では、帯電装置である帯電ローラが感光体表面に接触配置される構成とされているが、これに限らず、感光体表面に対し微小間隙を介して近接配置する構成としても良い。

Claims (23)

  1. 第1の感光体と、前記第1の感光体を帯電する帯電手段と、前記第1の帯電手段により帯電された前記第1の感光体を第1の画像データに基づいて露光する第1の露光手段と、前記第1の露光手段により前記第1の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第1の現像手段と、を備えた第1の画像形成ステーションと、
    第2の感光体と、前記第2の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第2の帯電手段と、前記第2の帯電手段により帯電された前記第2の感光体を第2の画像データに基づいて露光する第2の露光手段と、前記第2の露光手段により前記第2の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第2の現像手段と、を備えた第2の画像形成ステーションと、
    前記第1の感光体に形成されたトナー像と前記第2の感光体に形成されたトナー像をこの順に受像部材へ静電的に重畳転写する転写手段と、を有し、
    前記第1の画像形成ステーションには前記第1の感光体を光学的に除電する除電手段を設けずに、前記第2の画像形成ステーションには前記第2の感光体を光学的に除電する除電手段を設け
    前記第1の画像データに応じて前記除電手段の動作を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の画像データに対応するトナー量が所定量以上の場合は前記除電手段を作動させ、前記第1の画像データに対応するトナー量が前記所定量未満の場合は前記除電手段を作動させないことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記転写手段は、前記第1の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第1の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第1の転写部材と、前記第2の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第2の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第2の転写部材と、を有し、前記第1の転写部材及び前記第2の転写部材には、対応する転写工程において、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 前記受像部材に転写されたトナー像を記録材に静電的に転写する転写機構を有することを特徴とする請求項3の画像形成装置。
  5. 前記除電手段は、前記第2の感光体の移動方向における前記転写手段による転写位置よりも下流側であって前記第2の帯電手段による帯電位置よりも上流側の位置において前記第2の感光体を除電することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置。
  6. 第1の感光体と、前記第1の感光体を帯電する第1の帯電手段と、前記第1の帯電手段により帯電された前記第1の感光体を第1の画像データに基づいて露光する第1の露光手段と、前記第1の露光手段により前記第1の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第1の現像手段と、を備えた第1の画像形成ステーションと、
    第2の感光体と、前記第2の感光体を帯電する第2の帯電手段と、前記第2の帯電手段により帯電された前記第2の感光体を第2の画像データに基づいて露光する第2の露光手段と、前記第2の露光手段により前記第2の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第2の現像手段と、を備えた第2の画像形成ステーションと、
    第3の感光体と、前記第3の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第3の帯電手段と、前記第3の帯電手段により帯電された前記第3の感光体を第3の画像データに基づいて露光する第3の露光手段と、前記第3の露光手段により前記第3の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第3の現像手段と、を備えた第3の画像形成ステーションと、
    第4の感光体と、前記第4の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第4の帯電手段と、前記第4の帯電手段により帯電された前記第4の感光体を第4の画像データに基づいて露光する第4の露光手段と、前記第4の露光手段により前記第4の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第4の現像手段と、を備えた第4の画像形成ステーションと、
    前記第1の感光体に形成されたトナー像、前記第2の感光体に形成されたトナー像、前記第3の感光体に形成されたトナー像及び前記第4の感光体に形成されたトナー像をこの順に受像部材へ静電的に重畳転写する転写手段と、を有し、
    前記第1の画像形成ステーション及び前記第2の画像形成ステーションには対応する前記感光体を光学的に除電する除電手段を設けずに、前記第3の画像形成ステーション及び前記第4の画像形成ステーションには対応する前記感光体を光学的に除電する除電手段をそれぞれ設けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記第1の画像データと前記第2の画像データに応じて前記第3の画像形成ステーションの前記除電手段の動作を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項6の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の画像データに対応するトナー量と前記第2の画像データに対応するトナー量の和が所定量以上の場合は前記第3の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させ、前記和が前記所定量未満の場合は前記第3の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させないことを特徴とする請求項7の画像形成装置。
  9. 前記第1の画像データ、前記第2の画像データ及び前記第3の画像データに応じて前記第4の画像形成ステーションの前記除電手段の動作を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項8の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記第1の画像データに対応するトナー量と前記第2の画像データに対応するトナー量と前記第3の画像データに対応するトナー量の和が所定量以上の場合は前記第4の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させ、前記和が前記所定量未満の場合は前記第4の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させないことを特徴とする請求項9の画像形成装置。
  11. 前記転写手段は、前記第1の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第1の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第1の転写部材と、前記第2の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第2の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第2の転写部材と、前記第3の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第3の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第3の転写部材と、前記第4の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第4の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第4の転写部材と、を有し、前記第1の転写部材、前記第2の転写部材、前記第3の転写部材及び前記第4の転写部材には、対応する転写工程において、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることを特徴とする請求項6乃至10のいずれかの画像形成装置。
  12. 前記受像部材に転写されたトナー像を記録材に静電的に転写する転写機構を有することを特徴とする請求項11の画像形成装置。
  13. 前記各除電手段は、対応する前記感光体の移動方向における前記転写手段による転写位置よりも下流側であって対応する前記帯電手段による帯電位置よりも上流側の位置において対応する前記感光体を除電することを特徴とする請求項6乃至12のいずれかの画像形成装置。
  14. 第1の感光体と、前記第1の感光体を帯電する第1の帯電手段と、前記第1の帯電手段により帯電された前記第1の感光体を第1の画像データに基づいて露光する第1の露光手段と、前記第1の露光手段により前記第1の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第1の現像手段と、を備えた第1の画像形成ステーションと、
    第2の感光体と、前記第2の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第2の帯電手段と、前記第2の帯電手段により帯電された前記第2の感光体を第2の画像データに基づいて露光する第2の露光手段と、前記第2の露光手段により前記第2の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第2の現像手段と、を備えた第2の画像形成ステーションと、
    第3の感光体と、前記第3の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第3の帯電手段と、前記第3の帯電手段により帯電された前記第3の感光体を第3の画像データに基づいて露光する第3の露光手段と、前記第3の露光手段により前記第3の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第3の現像手段と、を備えた第3の画像形成ステーションと、
    第4の感光体と、前記第4の感光体を直流電圧のみを印加されて帯電する第4の帯電手段と、前記第4の帯電手段により帯電された前記第4の感光体を第4の画像データに基づいて露光する第4の露光手段と、前記第4の露光手段により前記第4の感光体に形成された静電像をトナーで現像する第4の現像手段と、を備えた第4の画像形成ステーションと、
    前記第1の感光体に形成されたトナー像、前記第2の感光体に形成されたトナー像、前記第3の感光体に形成されたトナー像及び前記第4の感光体に形成されたトナー像をこの順に受像部材へ静電的に重畳転写する転写手段と、を有し、
    前記第1の画像形成ステーションには対応する前記感光体を光学的に除電する除電手段を設けずに、前記第2の画像形成ステーション、前記第3の画像形成ステーション及び前記第4の画像形成ステーションには対応する前記感光体を光学的に除電する除電手段をそれぞれ設けたことを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記第1の画像データに応じて前記第2の画像形成ステーションの前記除電手段の動作を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項14の画像形成装置。
  16. 前記制御手段は、前記第1の画像データに対応するトナー量が所定量以上の場合は前記第2の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させ、前記第1の画像データに対応するトナー量が前記所定量未満の場合は前記第2の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させないことを特徴とする請求項15の画像形成装置。
  17. 前記第1の画像データと前記第2の画像データに応じて前記第3の画像形成ステーションの前記除電手段の動作を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項16の画像形成装置。
  18. 前記制御手段は、前記第1の画像データに対応するトナー量と前記第2の画像データに対応するトナー量の和が所定量以上の場合は前記第3の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させ、前記和が前記所定量未満の場合は前記第3の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させないことを特徴とする請求項17の画像形成装置。
  19. 前記第1の画像データ、前記第2の画像データ及び前記第3の画像データに応じて前記第4の画像形成ステーションの前記除電手段の動作を制御する制御手段を有することを特徴
    とする請求項14の画像形成装置。
  20. 前記制御手段は、前記第1の画像データに対応するトナー量と前記第2の画像データに対応するトナー量と前記第3の画像データに対応するトナー量の和が所定量以上の場合は前記第4の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させ、前記和が前記所定量未満の場合は前記第4の画像形成ステーションの前記除電手段を作動させないことを特徴とする請求項19の画像形成装置。
  21. 前記転写手段は、前記第1の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第1の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第1の転写部材と、前記第2の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第2の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第2の転写部材と、前記第3の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第3の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第3の転写部材と、前記第4の感光体に前記受像部材を介して対向配置され前記第4の感光体に形成されたトナー像を前記受像部材へ静電的に転写する第4の転写部材と、を有し、前記第1の転写部材、前記第2の転写部材、前記第3の転写部材及び前記第4の転写部材には、対応する転写工程において、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることを特徴とする請求項14乃至20のいずれかの画像形成装置。
  22. 前記受像部材に転写されたトナー像を記録材に静電的に転写する転写機構を有することを特徴とする請求項21の画像形成装置。
  23. 前記各除電手段は、対応する前記感光体の移動方向における前記転写手段による転写位置よりも下流側であって対応する前記帯電手段による帯電位置よりも上流側の位置において対応する前記感光体を除電することを特徴とする請求項14乃至22のいずれかの画像形成装置。
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