JP2003140477A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003140477A
JP2003140477A JP2001335198A JP2001335198A JP2003140477A JP 2003140477 A JP2003140477 A JP 2003140477A JP 2001335198 A JP2001335198 A JP 2001335198A JP 2001335198 A JP2001335198 A JP 2001335198A JP 2003140477 A JP2003140477 A JP 2003140477A
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JP2001335198A
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Yoshiaki Nakao
祥昌 中尾
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写回転体に付着したトナーが記録媒体の非
画像面に転移するのを確実に防止することができる画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 トナー像をその表面に担持して回転する
像担持体と、当該像担持体と所定の転写部分で対峙して
回転する転写回転体と、当該転写部分に像担持体側から
転写回転体側へトナー像が転写される順電界及び当該順
電界と逆向きの逆電界を生じさせ得る電界発生手段と、
所定のタイミングで当該電界発生手段を制御する制御手
段とを備える画像形成装置において、当該制御手段は、
トナー像が転写部分に達するよりも当該転写回転体の一
回転分以上前のタイミングで順電界を生じさせるように
電界発生手段を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を
用いた画像形成装置に関し、より詳しくは、転写回転体
のクリーニング技術に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式(静電転写方
式)を利用した複写機、プリンタ等の画像形成装置が広
く知られている。このような画像形成装置では、像担持
回転体と転写回転体とを対峙させ、その両回転体のニッ
プ部分(転写部分)に記録媒体を所定のタイミングで搬
送することにより、像担持回転体上のトナー像を静電的
に記録媒体上に転写させ、次いで定着工程を経て、最終
的にトナー画像を得ている。このように通常、像担持体
上のトナー像は搬送される記録媒体上に転写されるた
め、転写回転体上に転写されることはない。
【0003】図12(a)は、通常の転写の一例を説明
するものである。ここでの二次転写部は、マイナス帯電
しているトナー像が形成されている中間転写ベルトと、
その中間転写ベルトを挟んで互いに圧接している二次転
写ロール及びバックアップロールとにより構成されてい
る。そして、二次転写ロールは接地されている一方、通
常の転写時にはバックアップロールにはトナー像の帯電
極性と同極(ここではマイナス)の転写電圧が印加され
る。そのため、所定のタイミングで中間転写ベルトと二
次転写ロールとの間に搬送される用紙上に、中間転写ベ
ルト上のトナー像が転写される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記録媒体が
その搬送途中で詰まり(記録媒体ジャム)、所定のタイ
ミングで記録媒体が転写部分に達しない場合がある。か
かる場合には、像担持体上のトナー像がそのまま転写回
転体上に転写されることとなる。また、複数色のトナ
ー像を重ね合わせてフルカラー画像を得る画像形成装置
では、部品交換時や定期的に単色トナー像の重ね合わせ
位置や、その色合いを調整するため、制御用パッチを像
担持体上に形成することがある。かかる制御用パッチを
記録媒体に転写するのでは、記録媒体が無駄となってし
まうため、制御用パッチは一般に記録媒体に転写され
ず、転写電圧を制御してもその一部はそのまま転写回転
体に付着してしまう。
【0005】図12(b)は、上記の場合において転
写回転体上にトナーが付着する一例を説明するものであ
る。この二次転写部の構成は図12(a)に示したそれ
と同様である。バックアップロールに印加される転写電
圧の極性が逆極性電圧(ここではプラス)であるため、
制御パッチの大部分は中間転写ベルト上に保持されたま
ま下流の図示しない中間転写ベルト用クリーナにより除
去される。しかし、制御パッチを構成するトナーの一部
は、逆極化(ここではプラス)しているためその静電的
な作用により(場合によってニップ部分の圧力により物
理的に)、二次転写ロールに付着する。
【0006】図12(c)は、転写回転上のトナーが記
録媒体を汚す一例を説明するものである。この二次転写
部の構成は図12(a)及び(b)に示したそれと同様
である。二次転写ロールに逆極化したトナーが付着して
いる状態で再び用紙上にトナー像が転写される場合、そ
の転写の際にバックアップロールに印加される転写電極
の極性(ここではマイナス)と二次転写ロールに付着す
る逆極トナーの極性(ここではプラス)とが互いに逆で
あるため、二次転写ロールに付着する逆極トナーがバッ
クアップロール側に静電的に引き寄せられ、用紙の非画
像面(裏面)を汚してしまう。
【0007】本発明は、このような技術的な課題に鑑み
てなされたものであり、その目的は、転写回転体に付着
したトナーが記録媒体の非画像面に転移するのを確実に
防止することができる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、トナ
ー像をその表面に担持して回転する像担持体と、当該像
担持体と所定の転写部分で対峙して回転する転写回転体
と、当該転写部分に像担持体側から転写回転体側へトナ
ー像が転写される順電界及び当該順電界と逆向きの逆電
界を生じさせ得る電界発生手段と、所定のタイミングで
当該電界発生手段を制御する制御手段とを備える画像形
成装置において、当該制御手段は、トナー像(の回転方
向先端)が転写部分に達するよりも当該転写回転体の一
回転分以上前のタイミングで順電界を生じさせるように
電界発生手段を制御する画像形成装置である。
【0009】画像形成装置をこのように構成することに
より、少なくともトナー像(の回転方向先端)が転写部
分に達する以前に、転写回転体の周方向一回転分以上に
わたり順電界が生じさせる電圧を印加している。そのた
め、トナー像(の回転方向先端)が転写部分に達する際
には、転写回転体の周面に付着しているトナーの極性が
一様に順電界と反発する極性に変化しており、そのまま
転写回転体表面に留まる。そして、記録媒体の非画像形
成面(裏面)にトナーが付着するのを確実に防止するこ
とができる。
【0010】一般に、トナー像(の回転方向先端)が転
写部分に達するタイミングよりも、記録媒体(の搬送方
向先端)が転写部分に達するタイミングの方が僅かに早
い。そこで、本発明は、前記トナー像が前記転写部分に
達するタイミングに同期して記録媒体を当該転写部分に
搬送する搬送手段を備え、前記制御手段は、記録媒体
(の搬送方向先端)が転写部分に達するよりも前記転写
回転体の一回転分以上前のタイミングで順電界を生じさ
せるように電界発生手段を制御する画像形成装置でもあ
る。
【0011】画像形成装置をこのように構成することに
より、少なくとも記録媒体(の搬送方向先端)が転写部
分に達する以前に、転写回転体の周方向一回転分以上に
わたり順電界が生じさせる電圧を印加している。そのた
め、記録媒体(の搬送方向先端)が転写部分に達する際
には、転写回転体の周面に付着しているトナーの極性が
一様に順電界と反発する極性に変化しており、そのまま
転写回転体表面に留まる。そして、その搬送方向先端部
分を含め、記録媒体の非画像形成面(裏面)にトナーが
付着するのを確実に防止することができる。
【0012】一方、逆電界を発生させるタイミングは
像担持体上に制御パッチが作成する際や、像担持体上
に制御パッチが作成された後の逆電界クリーニング時、
先行するトナー像(又は記録媒体)と後続のトナー像
(又は記録媒体)との間(インターイメージ間)で行わ
れる逆電界クリーニング時などが挙げられる。
【0013】そして、上記のいわゆるインターイメー
ジ間で逆電界クリーニングを行うか行わないかは、次の
ように判断する。前記制御手段は、連続的に形成される
先トナー像と次トナー像との間隔と前記転写回転体の一
回転分周長とに基いて、先トナー像(の回転方向後端)
が転写部分を脱した後かつ次トナー像(の回転方向先
端)が転写部分に達する前に逆電界を生じさせるか否か
を判断する。又は、前記制御手段は、連続的に搬送され
る先記録媒体と次記録媒体との間隔と前記転写回転体の
一回転分周長とに基いて、先記録媒体(の搬送方向先
端)が転写部分を脱した後かつ次記録媒体(の搬送方向
後端)が転写部分に達する前に逆電界を生じさせるか否
かを判断する。
【0014】つまり、前記制御手段は、連続的に形成さ
れる先トナー像と次トナー像との間隔が前記転写回転体
の一回転分周長よりも長い場合に、先トナー像(の回転
方向後端)が転写部分を脱した後かつ次トナー像(の回
転方向先端)が転写部分に達する前に逆電界を生じさせ
る。又は、前記制御手段は、連続的に搬送される先記録
媒体と次記録媒体との間隔が前記転写回転体の一回転分
周長よりも長い場合に、先記録媒体(の搬送方向先端)
が転写部分を脱した後かつ次記録媒体(の搬送方向後
端)が転写部分に達する前に逆電界を生じさせる。
【0015】なお、画像形成装置にトナー像端部(先端
及び後端)検知手段、又は記録媒体端部(先端及び後
端)検知手段を設け、これらトナー像端部検知手段、記
録媒体端部検知手段からの検知信号に基いて、前記制御
手段が先トナー像と次トナー像との間隔、又は先記録媒
体と次記録媒体との間隔を認識するように構成すること
ができる。また、これらのトナー像端部検知手段、記録
媒体端部検知手段は、画像形成装置の主制御部の機能の
一部として実現することもできるし、主制御部とは別に
像担持体上や搬送経路上に設けられるトナー像センサ、
又は記録媒体センサとしても実現することができる。
【0016】ところで、中間転写ベルトなどの像担持体
を使用する場合には、余りに大きな電圧を印加すると、
その際の放電熱の影響によりベルトの含有成分であるカ
ーボンの連鎖・配列が変化して表面抵抗値の低下を招
き、結果として「ブラー」などの画像欠陥が生じてしま
うおそれがある。かかる弊害を防止するためには、過大
な電圧を印加するのをできるだけ避けることが好まし
い。
【0017】そこで、本発明において、前記制御手段
は、前記順電界として、トナー像及び/又は記録媒体が
転写部分に達する前は第一の順電界を、トナー像及び/
又は記録媒体が転写部分に存在する間は当該第一の順電
界以上の(よりも大きい)第二の順電界をそれぞれ生じ
させることができる。また、前記制御手段は、前記順電
界として、トナー像及び/又は記録媒体が転写部分に達
する前は第一の順電界を、トナー像及び/又は記録媒体
が転写部分に存在する間は当該第一の順電界以上の(よ
りも大きい)第二の順電界を、トナー像及び/又は記録
媒体が転写部分を脱した後は当該第二の順電界以下の
(よりも小さい)第三の順電界をそれぞれ生じさせるこ
ともできる。なお、第一の順電界と第三の順電界とは同
じ大きさでも異なる大きさでもよい。
【0018】また、過大な電圧を印加することなく、適
切な転写及びクリーニングを行うために、前記制御手段
は、画像形成装置の環境を検知する環境検知部を備え、
当該環境検知部からの検知結果に基いて前記電界の大き
さを決定することもできる。ここで前記電界は、順電界
(第一〜第三の順電界)、逆電界の少なくとも一つを含
むものである。また、前記環境検知部が検知する対象と
しては、画像形成装置の環境温度、環境湿度、転写部分
を含む系の電気抵抗値、記録媒体の種類などのうち、少
なくとも一つである。
【0019】なお、転写部分に流れる電流値が過大な場
合には、前記制御手段は電界発生手段を停止させる過電
流防止機能を備えるものでもよい。転写回転体はロール
状のものでもよく、無端ベルト状のものでもよい。
【0020】
【発明の実施による形態】◎実施形態 図1はこの発明
の実施の形態に係る画像形成装置としてのタンデム型の
デジタルカラープリンターを示すものである。また、図
2はこの発明の実施の形態に係る画像形成装置としての
タンデム型のデジタルカラー複写機を示すものである。
【0021】図1及び図2において、1はタンデム型の
デジタルカラープリンター及び複写機の本体を示すもの
であり、デジタルカラー複写機の場合には、図2に示す
ように、本体1の上部に、原稿2を一枚ずつ分離した状
態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3
と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2
の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。こ
の原稿読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された
原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像
を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9
及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD
等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画
像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定の
ドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るよ
うになっている。
【0022】上記原稿読取装置4によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率デ
ータとしてIPS(Image Processing
System)12に送られ、このIPS12では、
原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、
位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消
し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。ま
た、IPS12は、パーソナルコンピュータ等から送ら
れてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行な
うようになっている。
【0023】そして、上記の如くIPS12で所定の画
像処理が施された画像データは、同じくIPS12によ
って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材
階調データに変換され、次に述べるように、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13K
のROS(Raser Output Scanne
r)14に送られ、この画像露光装置としてのROS1
4では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じてレ
ーザ光LBによる画像露光が行われる。
【0024】図3は、上記タンデム型のデジタルカラー
プリンター及び複写機本体1の中間転写ベルト25周囲
の構成をより詳細に説明するものである。このデジタル
カラープリンター及び複写機本体1の内部には、図1、
図2及び図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニ
ット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一
定の間隔をおいて並列的に配置されている。
【0025】これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、所定の速度で回転駆動される感光体ドラ
ム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電す
る一次帯電用の帯電ロール16と、当該感光体ドラム1
5の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像
を形成する画像露光装置としてのROS14と、感光体
ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナー
で現像する現像装置17と、感光体ドラム15の表面を
清掃するクリーニング装置18とから構成されている。
【0026】上記ROS14は、図1及び図2に示すよ
うに、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの
半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて
変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−
Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じ
て出射するように構成されている。なお、上記ROS1
4は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿
論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf
−θレンズを介して回転多面鏡19に照射され、この回
転多面鏡19によって偏向走査される。上記回転多面鏡
19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−
M、LB−C、LB−Kは、図示しない複数枚の反射ミ
ラーを介して感光体ドラム15上に、斜め下方から走査
露光される。
【0027】上記ROS14は、図1及び図2に示すよ
うに、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光す
るものであるため、このROS14には、上方に位置す
る4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、1
3Kの現像装置17などからトナー等が落下して、汚損
される虞れを有している。そのため、ROS14は、そ
の周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されてい
るとともに、当該フレーム20の上部には、4本のレー
ザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画
像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光
体ドラム15上に露光するため、シールド部材としての
透明なガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、
21Kが設けられている。そして、これらのガラス製の
ウインドウ21Y、21M、21C、21Kは、画像露
光装置としてのROS14のレーザ光LBに沿った光路
上において、最も上方に位置する部材となっている。
【0028】上記IPS12からは、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像
形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通し
て設けられたROS14に、各色の画像データが順次出
力され、このROS14から画像データに応じて出射さ
れたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−K
は、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、
静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成
された静電潜像は、現像装置17Y、17M、17C、
17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像とし
て現像される。
【0029】上記各画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成され
たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置され
た中間転写ベルト(像担持体)25上に、一次転写ロー
ル26によって多重に転写される。この中間転写ベルト
25は、ドライブロール27と、バックアップロール2
8との間に一定のテンションで掛け回されており、図示
しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転
駆動されるドライブロール27により、矢印方向に所定
の速度で循環駆動されるようになっている。
【0030】上記中間転写ベルト25としては、例え
ば、可撓性を有するPET等の合成樹脂フィルムを帯状
に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両
端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベ
ルト状に形成したものが用いられる。なお、ここで用い
る中間転写ベルト25は、熱硬化性PIに導電材料(ここ
ではカーボンブラック)を使用し、体積抵抗率を100
〔V〕印加計測時で8〜12LOGΩcmに抵抗調整した
中抵抗のものを用いた。また上記バックアップロール2
8は、単層のエピクロルヒドリンゴムで構成し体積抵抗
率を100〔V〕印加計測時で体積抵抗を6.7LOGΩに設
定した。
【0031】上記中間転写ベルト25上に多重に転写さ
れたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール28
に圧接する二次転写ロール(転写回転体)29によっ
て、圧接力及び静電気力で二次転写位置(転写部分)に
おいて転写用紙30上に二次転写され、これらの各色の
トナー像が転写された転写用紙30は、上方に位置する
定着器31へと搬送される。上記二次転写ロール29
は、ヒドリンゴム発泡体層、その外側にエピクロルヒド
リンゴムソリッド層、その外側にフッ素コート層を備え
る三層構造で、体積抵抗を100〔V〕印加計測時で8.
0LOGΩ以上に設定した。
【0032】二次転写ロール29は、バックアップロー
ル28の側方に圧接しており、下方から上方に搬送され
る転写用紙30上に、バックアップロール28から印加
される二次転写用電圧により各色のトナー像を二次転写
するようになっている。そして、上記各色のトナー像が
転写された転写用紙30は、定着器31によって熱及び
圧力で定着処理を受けた後、排出ロール32によって本
体1の上部に設けられた排出トレイ33上に排出され
る。
【0033】上記転写用紙30は、図1及び図2に示す
ように、給紙カセット34から所定のサイズのものが、
給紙ローラ35及び用紙分離搬送用のローラ対36によ
り用紙搬送路37を介して、レジストロール38まで一
旦搬送され、停止される。上記給紙カセット34から供
給された転写用紙30は、所定のタイミングで回転する
レジストロール38によって中間転写ベルト35の二次
転写位置(転写部分)へ送出される。
【0034】なお、上記デジタルカラープリンター及び
複写機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合
には、片面に画像が定着された転写用紙30を、排出ロ
ール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せず
に、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替
え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニ
ット40へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニッ
ト40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しな
い搬送用のローラ対により、転写用紙30の表裏が反転
された状態で、再度レジストロール38へと搬送され、
今度は、当該転写用紙30の裏面に画像が転写・定着さ
れた後、排出トレイ33上に排出される。
【0035】ところで、この本実施態様に係る画像形成
装置(図1、図2参照)では、二次転写ロールに付着し
た逆極性トナー(本実施態様ではプラスに帯電している
トナー)が用紙の非画像面(裏面)に転移するのを確実
に防止するため、次のような構成が採用されている。以
下、かかる構成及び動作を実施例1〜3として説明す
る。
【0036】実施例1 図4は、本実施例に係る画像形
成装置の二次転写制御系を模式的に説明する機能ブロッ
ク図である。
【0037】この二次転写制御系は、制御部(制御手
段)50を中心に構成されており、その制御部50はタ
イミング制御部(タイミング制御手段)51と、電圧制
御部(電圧制御手段)52と、電源装置(電界発生手
段)70a、bとを有する。タイミング制御部51は、
中間転写ベルト(像担持体)25と二次転写ロール(転
写回転体)29との転写部分に順電界又は逆電界を発生
させるタイミングを制御する。一方、電圧制御部52は
当該転写部分に発生する電界の大きさを制御する。
【0038】また、この制御部50の検知対象として
は、環境センサ61により検知される画像形成装置内の
温度及び湿度と、画像形成装置の主制御部62により検
知される画像形成装置の状態、使用する用紙種類と、搬
送経路上の用紙センサ63により検知される用紙の有無
と、電流センサ64により検知されるバックアップロー
ル28から二次転写ロール29に至るまでの電流値(二
次転写系の合成抵抗値)などが挙げられる。そして、こ
の制御部50の制御対象はバックアップロール28に印
加される電圧値Vである。
【0039】まず、電圧制御について説明する。本実施
例では転写部分に順電界を発生させるためのマイナス電
圧V-の大きさと、転写部分に逆電界を発生させるため
のプラス電圧V+の大きさとを電圧制御部52が制御す
る。
【0040】つまり、マイナス電圧V-の大きさは、バ
ックアップロール28と二次転写ロール29との間に一
定の電流が流れトナー像の転写が十分に行いつつ、マイ
ナス電圧V-の大きさが過大とならないように、環境セ
ンサ61により検知される画像形成装置内の温度及び湿
度と、画像形成装置の主制御部62により検知される用
紙種類と、電流センサ64により検知されるバックアッ
プロール28から二次転写ロール29に至るまでの電流
値と、予め記憶している制御テーブルとにより制御され
る。
【0041】例えば、画像形成装置の内の温度が(基準
温度よりも)高い場合にはマイナス電圧V-の大きさを
より小さく、画像形成装置の内の湿度が(基準湿度より
も)高い場合にはマイナス電圧V-の大きさをより小さ
く、使用される用紙が(基準厚さよりも)厚い場合には
マイナス電圧V-の大きさをより大きく、二次転写系に
流れる電流値が(基準電流値よりも)大きい場合には、
マイナス電圧V-の大きさをより小さくすることができ
る。
【0042】また、プラス電圧V+の大きさは、電流セ
ンサ64により検知されるバックアップロール28から
二次転写ロール29に至るまでの電流値と、予め記憶し
ている制御テーブルとにより制御される。例えば、二次
転写系に流れる電流値が(基準電流値よりも)大きい場
合には、プラス電圧V+の大きさをより小さくすること
ができる。
【0043】次に、タイミング制御について説明する。
本実施例では先の電圧制御で決定したマイナス電圧
-、プラス電圧V+のいずれか、いずれのタイミングで
バックアップロール28に印加するか否かのそれぞれ
を、画像形成装置の主制御部62により検知される画像
形成装置の状態(パッチモード、クリーニングモード、
転写モード)、搬送経路上の用紙センサ63により検知
される用紙の有無に基いてタイミング制御部51が制御
する。
【0044】図5は制御用パッチ作成後の電圧制御タイ
ミングを説明するものであり、図6、図7はいずれも用
紙インターバルでの電圧制御タイミングを説明するもの
である。また、図5、図6、図7のいずれも、その上か
ら下にかけて、バックアップロールに印加される電圧値
V(参照)、画像形成装置の状態(参照)、二次転
写位置におけるトナー画像又は用紙の存在(参照)、
のそれぞれ時間的な変化を示している。
【0045】図5に示すように、中間転写ベルト25上
に制御用パッチ(レジスト制御用パッチRP及びカラー
制御用パッチCP)を形成するパッチモード(プロセス
コントロールモード)では、タイミング制御部52によ
りバックアップロール28に印加される電圧値VはV=
+である。そのため、中間転写ベルト25上の制御用
パッチは、二次転写ロール29上には転写されず、その
まま下流の中間転写ベルトクリーニング装置によりクリ
ーニングされる。
【0046】次に、二次転写ロール29に付着するトナ
ーなどを中間転写ベルト25上に転移させ、最終的には
下流の中間転写ベルトクリーニング装置でクリーニング
するクリーニングモードでは、タイミング制御部52に
よりバックアップロール28に印加される電圧値VはV
=V-と、V=V+とを交互に繰り返す。V=V-の状態
のクリーニングモードをマイナスクリーニングモード、
V=V+の状態のクリーニングモードをプラスクリーニ
ングモードという。ここで、マイナス又はプラスクリー
ニングモードの時間は、いずれも時間Cであり、この時
間Cは、二次転写ロール29が一回転するのに要する時
間tと同等か僅かに長い(t≒C又はt≦C)。
【0047】次に、最後のプラスクリーニングモードが
終了すると、用紙上にトナー像を二次転写する転写モー
ドとなる。この転写モードでは、二次転写位置に用紙p
が達するタイミングよりも二次転写ロール29が一回転
するのに要する時間t前から、タイミング制御部51に
よりバックアップロール28に印加される電圧値VはV
=V-となっている。そのため、僅かに二次転写ロール
29に付着する逆極トナー(本実施態様ではプラス帯電
トナー)は、用紙pが二次転写位置に達する前に正極化
され(本実施態様ではマイナス帯電トナーとなり)、そ
の後、用紙pが二次転写位置に達してもその非画像形成
面(裏面)に付着することは無い。
【0048】図8は、僅かに二次転写ロール29に付着
する逆極トナーが正極化され、その後、用紙pが二次転
写位置に達してもその非画像形成面(裏面)に付着しな
いことを説明するものである。二次転写ロール29の円
周に付着している円はトナー粒子を示し、その円内のプ
ラスマイナスは、そのトナー粒子の帯電極性を示してい
る。なお、この図はメカニズム説明のための仮想的なも
のであり、実際にはこのように二次転写ロール29の周
上すべてにトナー粒子が付着していることはない。
【0049】図8(a)は、プラスクリーニングモード
から、転写モードに移行した直後の状態を示している。
二次転写ロール29に付着する逆極トナーのうち、二次
転写位置に存在する一部のトナーのみ正極化されてい
る。この初期状態において正極かされたトナー部分を識
別するため、太矢印を付する。その後、二次転写ロール
29の回転とももに、徐々に二次転写ロール29に付着
する逆極トナーが正極化される。図8(b)は、二次転
写ロール29に付着するトナーのうち、約半周分の逆極
トナーが正極化された状態を示している。さらに、二次
転写ロール29が回転し、一回転した時点ですべての逆
極トナーが正極化される。したがって、図8(c)に示
すように、その後、用紙pが二次転写位置に達しても、
その裏面に(マイナス帯電している)トナーが付着する
ことは無い。
【0050】次に、図6、図7を用いて用紙インターバ
ルでの電圧制御タイミングを説明する。図6は、用紙イ
ンターバル(先行する用紙p(i)の搬送方向後端が二
次転写位置を脱してから、後続の用紙p(i+1)の搬
送方向先端が二次転写位置に達するまでの時間)が比較
的短い例を、一方、図7は用紙インターバルが比較的長
い例をそれぞれ示している。
【0051】図6に示すように、用紙インターバルiが
短い、具体的には用紙インターバルiが二次転写ロール
29が一回転するのに要する時間tよりも短い場合に
は、用紙インターバルにおいてタイミング制御部51
は、そのままによりバックアップロール28に印加され
る電圧値VをV=V-としている。一方、用紙インター
バルIが長い、具体的には用紙インターバルIが二次転
写ロール29が一回転するのに要する時間tよりも長い
場合には(本実施例では2t<I)、用紙インターバル
Iにおいてタイミング制御部51は、バックアップロー
ル28に印加される電圧値Vを一旦V=V+としてプラ
スクリーニングモードを挿入し、その後再びV=V-
している。
【0052】すなわち、二次転写位置に用紙p(i+
1)が達するタイミングよりも二次転写ロール29が一
回転するのに要する時間t前から、バックアップロール
28に印加される電圧値VはV=V-となっている。そ
のため、僅かに二次転写ロール29に付着するトナー
は、用紙p(i+1)が二次転写位置に達する前に正極
化され、その後、用紙p(i+1)が二次転写位置に達
してもその非画像形成面(裏面)に付着することは無い
(図8参照)。
【0053】なお、用紙インターバルの長さは、搬送経
路上の用紙センサ63により検知される用紙の有無情報
(後端検知情報)と用紙の搬送速度とから演算すること
ができる。また、電流センサ64により検知されるバッ
クアップロール28から二次転写ロール29に至るまで
の電流値が異常値を示すと(例えば、過電流など)、タ
イミング制御部51はバックアップロール28への電圧
印加を停止する。
【0054】実施例2 図9は、本実施例に係る画像形
成装置の二次転写制御系を模式的に説明する機能ブロッ
ク図である。実施例1と同様の構成については同一の符
号を付し、その説明を省略する場合がある。
【0055】この二次転写制御系は、制御部(制御手
段)50を中心に構成されており、その制御部50はタ
イミング制御部(タイミング制御手段)51と、電圧制
御部(電圧制御手段)52と、電源装置(電界発生手
段)70a〜cとを有する。タイミング制御部51は、
中間転写ベルト(像担持体)25と二次転写ロール(転
写回転体)29との転写部分に第一順電界、第二順電界
又は逆電界を発生させるタイミングを制御する。一方、
電圧制御部52は当該転写部分に発生する電界の大きさ
を制御する。
【0056】まず、電圧制御について説明する。本実施
例では転写部分に順電界を発生させるための第一のマイ
ナス電圧V-1の大きさと、第二のマイナス電圧V-2の大
きさと、転写部分に逆電界を発生させるためのプラス電
圧V+の大きさとを電圧制御部52が制御する。ここ
で、第一のマイナス電圧V-1は、二次転写ロール29上
に付着する逆極トナーを正極化させるものであり、例え
ば、−600〔V〕程度に設定される。一方、第二のマ
イナス電圧V-2は、中間転写ベルト25上のトナー像を
用紙に転写するためのものであり、例えば、−4500
〜−600〔V〕程度に設定され、|V-1|≦|V-2
の関係が成り立つ。
【0057】つまり、第一のマイナス電圧V-1の大きさ
は中間転写ベルト25に印加される電圧が過大にならな
いことを重視し、第二のマイナス電圧V-2の大きさはト
ナー像の確実な転写を重視して決定する。
【0058】図10、図11はいずれも本実施例におけ
る用紙インターバルでの電圧制御タイミングを説明する
ものである。図10は、用紙インターバルが比較的短い
例を、一方、図11は用紙インターバルが比較的長い例
をそれぞれ示している。
【0059】図10に示すように、用紙インターバルi
が短い、具体的には用紙インターバルiが二次転写ロー
ル29が一回転するのに要する時間tよりも短い場合に
は、タイミング制御部51は次のような制御を行う。つ
まり、先行する用紙P(i)が二次転写位置に存在して
いる間はバックアップロール28に印加される電圧値V
をV=V-2とし、先行する用紙P(i)の搬送方向後端
が二次転写位置を脱するとバックアップロール28に印
加される電圧値VをV=V-1とし、後続の用紙p(i+
1)の搬送方向先端が二次転写位置に達する僅か前(Δ
t前)に、再びバックアップロール28に印加される電
圧値VをV=V-2とする。
【0060】一方、図11に示すように用紙インターバ
ルIが長い、具体的には用紙インターバルIが二次転写
ロール29が一回転するのに要する時間tよりも長い場
合には(本実施例では2t<I)、タイミング制御部5
1は次のような制御を行う。つまり、先行する用紙P
(i)が二次転写位置に存在している間はバックアップ
ロール28に印加される電圧値VをV=V-2とし、先行
する用紙P(i)の搬送方向後端が二次転写位置を脱す
るとバックアップロール28に印加される電圧値VをV
=V-1とし、さらにバックアップロール28に印加され
る電圧値Vを一旦V=V+としてプラスクリーニングモ
ードを挿入し、その後再びV=V-1としている。この電
圧値V=V-1の状態は、二次転写ロール29が一回転す
るのに要する時間t継続する。そして後続の用紙p(i
+1)の搬送方向先端が二次転写位置に達する僅か前
(Δt前)に、再びバックアップロール28に印加され
る電圧値VをV=V-2とする。
【0061】すなわち、二次転写位置に用紙p(i+
1)が達するタイミングよりも二次転写ロール29が一
回転するのに要する時間t前から、バックアップロール
28に印加される電圧値VはV=V-1となっている。そ
のため、僅かに二次転写ロール29に付着するトナー
は、用紙p(i+1)が二次転写位置に達する前に正極
化され、その後、用紙p(i+1)が二次転写位置に達
してもその非画像形成面(裏面)に付着することは無い
(図8参照)。
【0062】さらに、この印加される電圧値VはV=V
-1の大きさは、V-2の大きさ以下のため(|V-1|≦|
-2|)、この間、(電圧値V=V-2を印加する場合以
下のレベルに)中間転写ベルト25の劣化を抑制するこ
とができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、転写回転体に付着したトナーが記録媒体の非画像
面に転移するのを確実に防止することができる画像形成
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施形態に係るカラープリンタの断面
概略図である。
【図2】図2は、実施形態に係るカラー複写機の断面概
略図である。
【図3】図3は、図1、2に示す画像形成装置の中間転
写ベルト周りの構成図である。
【図4】図4は、実施例1に係る二次転写制御系を説明
するブロック図である。
【図5】図5は、実施例1に係る二次転写制御系の制御
パッチ作成及び作成後の動作を説明するものである。
【図6】図6は、実施例1に係る二次転写制御系の短い
用紙インターバル動作を説明するものである。
【図7】図7は、実施例1に係る二次転写制御系の長い
用紙インターバル動作を説明するものである。
【図8】図8は、用紙の裏面にトナーが付着しないこと
を説明するものである。
【図9】図9は、実施例2に係る二次転写制御系を説明
するブロック図である。
【図10】図10は、実施例2に係る二次転写制御系の
短い用紙インターバル動作を説明するものである。
【図11】図11は、実施例2に係る二次転写制御系の
長い用紙インターバル動作を説明するものである。
【図12】図12は、従来の画像形成装置を説明するも
のである。
【符号の説明】
25…中間転写ベルト(像担持体)、28…バックアッ
プロール、29…二次転写ロール(転写回転体)、50
…制御部(制御手段)、51…タイミング制御部(タイ
ミング制御手段)、52…電圧制御部(電圧制御手
段)、70…電源装置(電界発生手段)、61…環境セ
ンサ(環境検知部)、62…主制御部(環境検知部)、
63…用紙センサ(端部検知手段)、64…電流センサ
(環境検知部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DA11 DA14 DC04 DE07 DE09 EA03 EB04 EC06 ED16 ED24 EE02 EF09 2H200 FA08 FA16 GA05 GA10 GA23 GA34 GA44 GA47 HA03 HB12 HB22 JA02 JA29 JB10 JC03 JC15 JC16 LC03 LC04 MA03 MB04 PA02 PA05 PB12 PB13 PB27 PB28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像をその表面に担持して回転する
    像担持体と、当該像担持体と所定の転写部分で対峙して
    回転する転写回転体と、当該転写部分に像担持体側から
    転写回転体側へトナー像が転写される順電界及び当該順
    電界と逆向きの逆電界を生じさせ得る電界発生手段と、
    所定のタイミングで当該電界発生手段を制御する制御手
    段とを備える画像形成装置において、 当該制御手段は、トナー像が転写部分に達するよりも当
    該転写回転体の一回転分以上前のタイミングで順電界を
    生じさせるように電界発生手段を制御することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー像が前記転写部分に達するタ
    イミングに同期して記録媒体を当該転写部分に搬送する
    搬送手段を備え、 前記制御手段は、記録媒体が転写部分に達するよりも前
    記転写回転体の一回転分以上前のタイミングで順電界を
    生じさせるように電界発生手段を制御する請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記順電界として、ト
    ナー像及び/又は記録媒体が転写部分に達する前は第一
    の順電界を、トナー像及び/又は記録媒体が転写部分に
    存在する間は当該第一の順電界以上の第二の順電界をそ
    れぞれ生じさせる請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、画像形成装置の動作環
    境を検知する環境検知部を備え、当該環境検知部からの
    検知結果に基いて前記電界の大きさを決定する請求項1
    〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、連続的に形成される先
    トナー像と次トナー像との間隔と前記転写回転体の一回
    転分周長とに基いて、先トナー像が転写部分を脱した後
    かつ次トナー像が転写部分に達する前に逆電界を生じさ
    せるか否かを判断する請求項1〜4のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、連続的に搬送される先
    記録媒体と次記録媒体との間隔と前記転写回転体の一回
    転分周長とに基いて、先記録媒体が転写部分を脱した後
    かつ次記録媒体が転写部分に達する前に逆電界を生じさ
    せるか否かを判断する請求項1〜4のいずれかに記載の
    画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9454106B2 (en) 2014-08-06 2016-09-27 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with drive control of a driven member based on a between-sheets time
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