JP2014059470A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成に供されることなく像担持体が駆動された場合でも、短時間で画像を被転写材に形成する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、像担持体2と、帯電部10と、帯電バイアス印加部110と、除電部12と、除電バイアス印加部120と、制御部130と、を備える。帯電部10は、帯電バイアスが印加されることに基づいて、像担持体2の表面を帯電させる。除電部12は、除電バイアスが印加されることに基づいて、帯電された像担持体2を除電する。制御部130は、像担持体2を回転させる所定の場合、像担持体2の表面に静電潜像を形成する画像形成時の帯電バイアスよりも値の小さい帯電バイアスを帯電部10に印加するよう帯電バイアス印加部110の制御を行う。制御部130は、所定の場合、画像形成時の除電バイアスよりも値の小さい除電バイアスを除電部12に印加するよう除電バイアス印加部120の制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、像担持体としての感光体ドラムを有する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置には、複数の色のトナーに対応して複数の感光体ドラムを有するタイプがある。その画像形成装置は、例えば、タンデム方式の構成を有する。タンデム方式の画像形成装置は、例えば、ブラックのトナーのみが利用されることにより被転写材としての用紙に画像が形成される場合でも、ブラックのトナーに対応する感光体ドラムに加えて、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナーに対応する感光体ドラムも回転する。この場合、その画像形成装置では、シアン、マゼンタ及びイエローのトナーに対応する感光体ドラム(カラーの感光体ドラム)の表面を帯電させないため、感光体ドラムの性能が低下してしまう。その画像形成装置は、感光体ドラムの帯電性能を回復させるのに、数分間の帯電と除電とを繰り返さなければならず、ブラックのみの画像を用紙に形成した後、すぐにカラー画像を用紙に形成できないという問題があった。また、画像形成装置では、感光体ドラムの表面を帯電させる場合、帯電バイアスを印加したときの突入電流により、感光体ドラムに絶縁破壊(リーク)が発生することがあった。
そこで、ブラックのトナーを利用して用紙に画像を形成する場合に、カラーの感光体ドラムの表面を画像形成時よりも弱く帯電させると共に、感光体ドラムの表面を除電することにより、ブラックの画像が用紙に形成された後でも、すぐに、カラーの画像を用紙に形成することが可能な画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−14145号公報
近年では、画像形成に供されることなく像担持体が駆動された場合でも、短時間で画像を被転写材に形成する画像形成装置を更に改良することが望まれている。
本発明は、画像形成に供されることなく像担持体が駆動された場合でも、短時間で画像を被転写材に形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、像担持体と、帯電部と、帯電バイアス印加部と、除電部と、除電バイアス印加部と、制御部と、を備える画像形成装置に関する。前記像担持体は、静電潜像が表面に形成されることが可能である。前記像担持体は、回転可能である。前記帯電部は、帯電バイアスが印加されることに基づいて、前記像担持体の表面を帯電させる。前記帯電バイアス印加部は、前記帯電部に帯電バイアスを印加する。前記除電部は、除電バイアスが印加されることに基づいて、帯電された前記像担持体を除電する。前記除電バイアス印加部は、前記除電部に除電バイアスを印加する。前記制御部は、前記像担持体と、前記帯電バイアス印加部と、前記除電バイアス印加部と、を制御する。前記制御部は、前記像担持体を回転させる所定の場合、第1制御として、前記像担持体の表面に静電潜像を形成する画像形成時の帯電バイアスよりも値の小さい帯電バイアスを前記帯電部に印加するよう前記帯電バイアス印加部の制御を行う。前記制御部は、前記所定の場合、第1制御として、画像形成時の除電バイアスよりも値の小さい除電バイアスを前記除電部に印加するよう前記除電バイアス印加部の制御を行う。
本発明によれば、画像形成に供されることなく像担持体が駆動された場合でも、短時間で画像を被転写材に形成する画像形成装置を提供することができる。
一実施形態に係るコピー機の各構成要素の配置を説明するための図である。 、本実施形態のコピー機の特徴部分について説明するための図である。 感光体ドラムの回転と、除電光量と、帯電バイアスとの関係の一例を示す図である。 コピー機の動作について説明するためのフローチャートである。 実施例のコピー機及び比較例1,2のコピー機によって比較実験を行った場合の実験結果について説明するための図である。
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態を説明する。
図1を参照して、画像形成装置の一実施形態であるコピー機1の全体構造を説明する。図1は、一実施形態に係るコピー機1の各構成要素の配置を説明するための図である。
図1に示すように、画像形成装置としてのコピー機1は、コピー機1における上下方向Zの上方側に配置される画像読取装置300と、コピー機1における上下方向Zの下方側に配置され画像読取装置300により読み取られた画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tにトナー画像を形成する装置本体Mと、を備える。
なお、コピー機1の説明において、副走査方向Xをコピー機1の「左右方向」ともいい、主走査方向Y(図1を貫く方向)をコピー機1の「前後方向」ともいう。コピー機1の上下方向Zは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する。
まず、画像読取装置300について説明する。
図1に示すように、画像読取装置300は、原稿Gの画像を読み取る読取部301と、読取部301の上方側に配置され読取部301に原稿Gを搬送する原稿搬送部70と、を備える。
読取部301は、筐体306と、筐体306の上方側に配置される第1読取面302A及び第2読取面302Bと、を備える。また、読取部301は、筐体306の内部空間304に、光源を含む照明部340と、複数のミラー321、322及び323と、副走査方向Xに移動する第1枠体311及び第2枠体312と、結像レンズ357と、読取手段の一例としてのCCD(Charge Coupled Device)358と、CCD358により読み取られた画像情報に対して所定の処理をすると共に該画像情報を装置本体M側に出力させるCCD基板361と、を備える。照明部340及び第1ミラー321は、第1枠体311に収容される。第2ミラー322及び第3ミラー323は、第2枠体312に収容される。
原稿搬送部70は、読取部301に対して不図示の連結部により開閉可能に連結されている。原稿搬送部70は、上方側に原稿載置部71を有し、内部に送りローラー(図示せず)を有する。原稿搬送部70は、読取部301の第1読取面302A及び第2読取面302Bを保護する機能を有する。
第1読取面302Aは、原稿搬送部70により搬送される原稿Gを読み取る場合に用いられる読取面である。第1読取面302Aは、原稿Gが搬送される第1コンタクトガラス335Aの上面に沿って形成される。第1読取面302Aは、筐体306における左側面近傍に位置する。なお、図1に示すこの位置を「第1読取位置」ともいう。
第2読取面302Bは、原稿搬送部70を用いずに原稿Gを読み取る場合に用いられる読取面である。第2読取面302Bは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス335Bの上面に沿って形成される。第2読取面302Bは、第1読取面302Aよりも右側であって、読取部301における副走査方向Xの大部分に亘っている。
第1読取面302A及び第2読取面302Bは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する方向に拡がる。
原稿搬送部70により搬送される原稿Gを読み取る場合、原稿Gは、原稿載置部71に載置される。原稿載置部71に載置された原稿Gは、原稿搬送部70の内部に設けられた前記送りローラーにより、読取部301の第1読取面302Aへ搬送される。この場合、第1枠体311及び第2枠体312は、前記第1読取位置に配置され、移動しない。そして、原稿搬送部70により原稿Gが第1読取面302Aの上をスライドするように搬送されることで、読取装置としてのCCD358により、原稿Gの表面に形成された画像が読み取られる。
また、原稿搬送部70が開状態の場合、原稿Gは、第2読取面302Bに載置される。この場合、第1枠体311及び第2枠体312それぞれは、後述する光路Hの長さ(光路長)を一定に保持しながら副走査方向Xに移動する。これにより、第2読取面302Bに載置された原稿Gの画像が読み取られる。
筐体306の内部空間304において、複数のミラー321、322及び323は、原稿Gからの光を結像レンズ357に入光させるための光路Hを形成する。また、第1枠体311が副走査方向Xに一定速度Aで移動すると共に、第2枠体312が副走査方向Xに一定速度A/2で移動するため、画像読み取り動作時においても、光路Hの長さは一定に維持される。読取部301の詳細については後述する。
次に、装置本体Mについて説明する。
装置本体Mは、所定の画像情報に基づいて用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2a、2b、2c、2dと、帯電部10a、10b、10c、10dと、露光ユニットとしてのレーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dと、現像器16a、16b、16c、16dと、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dと、トナー供給部6a、6b、6c、6dと、ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dと、除電器12a、12b、12c、12dと、中間転写ベルト7と、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dと、2次転写ローラー8と、対向ローラー18と、定着部9と、を備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラー対80と、第1排紙部50aと、第2排紙部50bとを備える。なお、搬送路Lは、後述するように、第1搬送路L1と、第2搬送路L2と、第3搬送路L3と、手差し搬送路Laと、戻り搬送路Lbと、後処理搬送路Lcとの集合体である。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラー37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラー8及び対向ローラー18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、中間転写ベルト7の進行方向に対して直交する方向に延びる回転軸を中心に矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面には、静電潜像が形成され得る。
帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。すなわち、帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、後述する帯電バイアスが印加されることに基づいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面を帯電させる。
レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dは、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面から離れて配置される。レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。
レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、読取部301により読み込まれた画像に関する画像情報に基づいて感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれにより走査露光されることで、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に静電潜像が形成される。
現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dにそれぞれ対応して設けられ、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向して配置される。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させて、カラーのトナー画像を感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの色に対応する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向配置された現像ローラー、トナー攪拌用の攪拌ローラー等を有して構成される。
トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対応して設けられており、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、イエローのトナー、シアンのトナー、マゼンタのトナー、ブラックのトナーを収容する。
トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれは、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5d及び現像器16a、16b、16c、16dにそれぞれ対応して設けられており、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれに収容された各色のトナーを、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給する。トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれと現像器16a、16b、16c、16dそれぞれとは、不図示のトナー供給路により結ばれている。
中間転写ベルト7には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに形成された各色のトナー画像が順次1次転写される。中間転写ベルト7は、従動ローラー35、駆動ローラーからなる対向ローラー18、テンションローラー36等に掛け渡される。テンションローラー36が中間転写ベルト7を内側から外側に付勢するため、中間転写ベルト7には所定の張力が与えられる。
中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム2a、2b、2c、2dと反対の側には、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれが対向して配置される。
中間転写ベルト7における所定部分は、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれと、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれとにより挟み込まれる。この挟み込まれた所定部分は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面に押し当てられる。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれと1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれとの間で、それぞれ1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成される。1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dそれぞれにおいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに現像された各色のトナー画像が中間転写ベルト7に順次1次転写される。これにより、中間転写ベルト7には、フルカラーのトナー画像が形成される。
1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれには、不図示の1次転写バイアス印加部により、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色のトナー画像を中間転写ベルト7に転写させるための1次転写バイアスが印加される。
除電部としての除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、除電バイアスが印加されることに基づいて、帯電された感光体ドラム2a、2b、2c、2dを除電する。除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に光を照射することにより、1次転写が行われた後の感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。
2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる。2次転写ローラー8には、不図示の2次転写バイアス印加部により、中間転写ベルト7に形成されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに転写させるための2次転写バイアスが印加される。
2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に対して当接したり離れたりする。具体的には、2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に当接される当接位置と中間転写ベルト7から離れる非当接位置とに移動可能に構成される。詳細には、2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7の表面に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる場合には当接位置に配置され、他の場合には非当接位置に配置される。
中間転写ベルト7における2次転写ローラー8とは反対側には、対向ローラー18が配置される。中間転写ベルト7における所定部分は、2次転写ローラー8と対向ローラー18とによって挟み込まれる。そして、用紙Tは中間転写ベルト7の外面(トナー画像が1次転写された面)に押し当てられる。中間転写ベルト7と2次転写ローラー8との間で2次転写ニップN2が形成される。2次転写ニップN2において、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像が用紙Tに2次転写される。
定着部9は、用紙Tに2次転写されたトナー画像を構成する各色のトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟まれた状態で用紙Tが搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧されることで用紙Tに定着される。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する2個の給紙カセット52が上下に配列されて配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において左側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラー対63とからなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側面(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの右側面の一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍の装置本体Mに回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
装置本体Mにおける上方側には、第1排紙部50a及び第2排紙部50bが設けられる。第1排紙部50a及び第2排紙部50bは、用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。第1排紙部50a及び第2排紙部50bの詳細については後述する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から2次転写ニップN2までの第1搬送路L1と、2次転写ニップN2から定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から第1排紙部50aまでの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を上流側から下流側へ搬送する用紙を表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbと、第3搬送路L3を上流側から下流側へ搬送する用紙を第2排紙部50bに接続された後処理装置(図示せず)に搬送する後処理搬送路Lcとを備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、後処理搬送路Lcが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。整流部材58は、定着部9から搬出された用紙Tの搬送方向を、第1排紙部50aに向かう第3搬送路L3又は第2排紙部50bに向かう後処理搬送路Lcに整流させる(切り換える)。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と2次転写ローラー8との間)には、用紙Tを検出するためのセンサーと、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成と用紙Tの搬送のタイミングを合わせるためのレジストローラー対80とが配置される。センサーは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラー対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。レジストローラー対80は、センサーからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する一対のローラーである。
戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(未印刷面)を中間転写ベルト7に対向させるために設けられる搬送路である。戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第1搬送路L1に戻して、2次転写ローラー8の上流側に配置されたレジストローラー対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、2次転写ニップN2において未印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
第3搬送路L3における端部には、第1排紙部50aが形成される。第1排紙部50aは、装置本体Mにおける上方側に配置される。第1排紙部50aは、装置本体Mの右側面側(図1において右側、手差し給紙部64側)に向けて開口している。第1排紙部50aは、第3搬送路L3を搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
第1排紙部50aにおける開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され第1排紙部50aから排紙された用紙Tが積層して集積される。
後処理搬送路Lcにおける端部には、第2排紙部50bが形成される。第2排紙部50bは、装置本体Mにおける上方側に配置される。第2排紙部50bは、装置本体Mの左側面側(図1において左側、後処理装置が連結される側)に向けて開口している。第2排紙部50bは、後処理搬送路Lcを搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
第2排紙部50bにおける開口側には、後処理装置(図示せず)が連結される。後処理装置は、画像形成装置(コピー機1)から排出される用紙の後処理(ステープル、パンチ等)を行うものである。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサーが配置される。
次に、主搬送路L1〜L3(第1搬送路L1、第2搬送路L2及び第3搬送路L3を合わせて以下「主搬送路」ともいう)及び戻り搬送路Lbにおける紙詰まり(JAM)を解消するための構造について簡単に説明する。
図1に示すように、装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbが主に上下方向に延びるように並列している。装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、装置本体Mの側面の一部を形成するように、カバー体40が設けられている。カバー体40は、その下端部において、支点軸43を介して装置本体Mに連結されている。支点軸43は、その軸方向が主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbを横断する方向に沿って配設されている。カバー体40は、支点軸43を中心として閉位置(図1に示す位置)と開位置(図示せず)との間を回動自在に構成されている。
カバー体40は、支点軸43によって装置本体Mに回動自在に連結された第1のカバー部41と、同じ支点軸43によって装置本体Mに回動自在に連結された第2のカバー部42とから構成されている。第1のカバー部41は、第2のカバー部42よりも装置本体Mの外側(側面側)に位置する。なお、図1において、左下がりの破線でハッチングされた部分が第1のカバー部41であり、右下がりの破線でハッチングされた部分が第2のカバー部42である。
カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41は、その外面側が装置本体Mの外面(側面)の一部を形成している。
また、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第2のカバー部42は、その内面側(装置本体M側)が主搬送路L1〜L3の一部を形成している。
さらに、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41の内面側と第2のカバー部42の外面側とが、戻り搬送路Lbの少なくとも一部を形成している。つまり、戻り搬送路Lbは、第1のカバー部41と第2のカバー部42との間に形成されている。
本実施形態のコピー機1は、このような構成のカバー体40を備えることにより、主搬送路L1〜L3で紙詰まり(JAM)が発生した際には、カバー体40を図1に示す閉位置から、開位置(図示せず)に回動して主搬送路L1〜L3を開放することにより、主搬送路L1〜L3に詰まった用紙を処理することができる。一方、戻り搬送路Lbで紙詰まりが発生した際には、カバー体40を開位置に回動した後、支点軸43を中心に第2のカバー部42を装置本体M側(図1において右側)に回動させて戻り搬送路Lbを開放することにより、戻り搬送路Lbに詰まった用紙を処理することができる。
次に、本実施形態のコピー機1の特徴部分について説明する。図2は、本実施形態のコピー機1の特徴部分について説明するための図である。図3は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの回転と、除電光量と、帯電バイアスとの関係の一例を示す図である。
以下では、感光体ドラム2a、2b、2c、2dは、感光体ドラム2とする。帯電部10a、10b、10c、10dは、帯電部10とする。除電器12a、12b、12c、12dは、除電器12とする。
コピー機1は、上述した構成要素に加えて、図2に示すように、帯電バイアス印加部110と、除電バイアス印加部120と、制御部130と、をさらに備える。
帯電バイアス印加部110は、帯電部10に帯電バイアスを印加する。具体的な一例としては、帯電バイアス印加部110は、帯電部10を構成する帯電部材100に帯電バイアスを印加する。帯電部材100は、感光体ドラム2の表面に接触して又は近接して配置される。帯電部材100が感光体ドラム2の表面に近接して配置される場合、帯電部材100と感光体ドラム2とは、おおよそ50〜100μm離れる。帯電部材100は、例えば、帯電ローラー又は帯電ブラシである。帯電部10(帯電部材100)は、帯電バイアスが印加されると、帯電バイアスのバイアス値に応じた電位に感光体ドラム2の表面を帯電させる。
除電バイアス印加部120は、除電器12に除電バイアスを印加する。除電器12は、除電バイアスが印加されると、除電バイアスのバイアス値に応じた光量の光を感光体ドラム2に照射する。
制御部130は、例えば、感光体ドラム2と、帯電バイアス印加部110と、除電バイアス印加部120と、を制御する。
具体的には、制御部130は、感光体ドラム2を回転させる所定の場合、第1制御として以下の制御を行う。
ここで、所定の場合とは、画像形成時以外の非画像形成時に制御部130が感光体ドラム2を回転させる場合(第1の場合)である。又は、所定の場合とは、画像形成時に制御部130の制御に基づいて感光体ドラム2が回転を開始してから所定の回数だけ回転するまでの場合(第2の場合)である。例えば、ブラックのトナーのみを利用して用紙Tに画像を形成するときでも、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナーに対応する感光体ドラム2は回転する。第1の場合とは、そのようなときに、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれに対応する感光体ドラム2が回転する場合である。また、第2の場合とは、画像を用紙Tに形成するために、感光体ドラム2の表面が帯電するようその感光体ドラム2の回転を開始する場合である。
制御部130は、第1制御として、感光体ドラム2の表面に静電潜像を形成する画像形成時の帯電バイアス(通常の帯電バイアス)よりも値の小さい帯電バイアスを帯電部10に印加するよう帯電バイアス印加部110の制御を行う。すなわち、制御部130は、例えば、通常の帯電バイアスよりも約20〜50%小さい帯電バイアスを帯電部10に印加するよう帯電バイアス印加部110を制御する。上記の約20〜50%の値は、コピー機1の構成等に応じて適宜変更される。
さらに、制御部130は、第1制御として、画像形成時の除電バイアス(通常の除電バイアス)よりも値の小さい除電バイアスを除電器12に印加するよう除電バイアス印加部120の制御を行う。すなわち、制御部130は、帯電バイアスを小さくさせるのと同時に、除電バイアスも小さくさせる。すなわち、制御部130は、通常の除電バイアスよりも約20〜50%小さい除電バイアスを除電器12に印加するよう除電バイアス印加部120を制御する。上記の約20〜50%の値は、コピー機1の構成等に応じて適宜変更される。
制御部130は、第1制御を行った場合、感光体ドラム2が回転する毎に、帯電バイアス及び除電バイアスの値を大きくするよう帯電バイアス印加部110及び除電バイアス印加部120のそれぞれを制御する。一例として、京セラドキュメントソリューションズ製のFS−C5300DN改造機の場合、感光体ドラム2の回転と、除電光量と、帯電バイアスとの関係は、図3に示すようになる。
すなわち、制御部130は、感光体ドラム2の回転が1周目の場合、除電器12から感光体ドラム2に照射される光の光量(除電光量)が通常の光量よりも50%小さくなるような除電バイアスを除電器12に印加するよう除電バイアス印加部120を制御する。通常の光量は、通常の除電バイアスが除電器12に印加された場合に、除電器12から感光体ドラム2に照射される光の光量である。さらに、制御部130は、感光体ドラム2の回転が1周目の場合、通常の帯電バイアスよりも500V小さい帯電バイアスを帯電部10に印加するよう帯電バイアス印加部110を制御する。
制御部130は、感光体ドラム2の回転が2周目の場合、除電器12から感光体ドラム2に照射される光の光量(除電光量)が通常の光量よりも30%小さくなるような除電バイアスを除電器12に印加するよう除電バイアス印加部120を制御する。さらに、制御部130は、感光体ドラム2の回転が2周目の場合、通常の帯電バイアスよりも300V小さい帯電バイアスを帯電部10に印加するよう帯電バイアス印加部110を制御する。
制御部130は、感光体ドラム2の回転が3周目の場合、除電器12から感光体ドラム2に照射される光の光量(除電光量)が通常の光量になるよう除電バイアスを除電器12に印加するよう除電バイアス印加部120を制御する。さらに、制御部130は、感光体ドラム2の回転が3周目の場合、帯電バイアスとして通常の帯電バイアスを帯電部10に印加するよう帯電バイアス印加部110を制御する。
ここで、通常の除電バイアスが除電器に印加されることにより、除電器から感光体ドラムに除電のための光が照射されると共に、通常の帯電バイアスが帯電部に印加されることにより、帯電部によって感光体ドラムの表面を帯電させる場合には、感光体ドラム等にキャリア電子対が多量に含まれる。このため、帯電バイアスのオーバーシュートにより、感光体ドラムに絶縁破壊が発生するおそれがある。本実施形態では、制御部130が、感光体ドラム2の回転に応じて、除電バイアス及び帯電バイアスを段階的に大きくしていくような制御を行う。これにより、コピー機1は、帯電バイアスにオーバーシュートが発生することを防ぎ、感光体ドラム2に絶縁破壊が発生することを防ぐことができる。
次に、本実施形態におけるコピー機1の動作について説明する。図4は、コピー機1の動作について説明するためのフローチャートである。
ステップST1において、制御部130は、感光体ドラム2を回転させる所定の場合であるか否かを判断する。所定の場合とは、例えば、非画像形成時に制御部130が感光体ドラム2を回転させる場合である。又は、所定の場合とは、例えば、画像形成時に制御部130の制御に基づいて感光体ドラム2が回転を開始してから所定の回数だけ回転するまでの場合である。所定の場合であると(YES)、制御部130は、処理をステップST2に進ませる。所定の場合ではないと(NO)制御部130は、ステップST1の判断を再度実行する。
ステップST2において、制御部130は、感光体ドラム2を回転させる。
ステップST3において、制御部130は、画像形成時よりも値の小さい帯電バイアスを帯電部10(帯電部材100)に印加する。
ステップST4において、制御部130は、画像形成時よりも値の小さい除電バイアスを除電器12に印加する。
ここで、ステップST3とステップST4とを実行する処理の順番は、上述した処理の一例に限定されることはなく、逆であってもよく、又は、同時であってもよい。
図5は、実施例のコピー機1及び比較例1,2のコピー機によって比較実験を行った場合の実験結果について説明するための図である。実験として、用紙Tに画像を形成した場合に、何枚目で感光体ドラム2に絶縁破壊が発生するかを調べた。図5に示す○は、絶縁破壊が発生していないことを示す。図5に示す×は、絶縁破壊が発生したことを示す。
実施例のコピー機1では、上述した制御を行った場合(弱帯電ON、弱除電ON)に、積算印字枚数として230k枚(23万枚)の印字をおこっても、絶縁破壊が発生しなかった。
一方、比較例1のコピー機では、所定の場合に、通常の帯電バイアスと同じ帯電バイアスを帯電バイアス印加部から帯電部に印加し、且つ、通常の除電バイアスと同じ除電バイアスを除電バイアス印加部から除電器に印加すると(帯電ON、除電ON)、積算印字枚数が220k枚(22万枚)で絶縁破壊が発生した。また、比較例2のコピー機では、所定の場合に、通常の帯電バイアスよりも小さい帯電バイアスを帯電バイアス印加部から帯電部に印加し、且つ、通常の除電バイアスと同じ除電バイアスを除電バイアス印加部から除電器に印加すると(弱帯電ON、除電ON)、積算印字枚数が230k枚(23万枚)で絶縁破壊が発生した。
このため、図5に示す結果から、本実施形態(実施例)のコピー機1では、感光体ドラム2に発生する絶縁破壊を防止する効果が大きいことがわかる。
以上説明したように、本実施形態のコピー機1によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態のコピー機1は、所定の場合に、通常の帯電バイアスよりもバイアス値の小さい帯電バイアスを帯電部10に印加し、且つ、通常の除電バイアスよりもバイアス値の小さい除電バイアスを除電器12に印加する。所定の場合とは、非画像形成時に制御部130が感光体ドラム2を回転させる場合、又は、画像形成時に制御部130の制御に基づいて感光体ドラム2が回転を開始してから所定の回数だけ回転するまでの場合である。
これにより、コピー機1は、従来のように感光体ドラムの帯電性能を回復させるために帯電と除電とを繰り返す必要がない。すなわち、コピー機1は、画像を形成する指令(JOB)が発生すると、直ちに用紙Tに画像を形成することができる。さらに、コピー機1は、帯電バイアスを帯電部10に印加した場合に、突入電流が発生することを防ぐことができるため、感光体ドラム2に絶縁破壊が発生することを防ぐことができる。
また、コピー機1は、上記の場合、感光体ドラム2が回転する毎に、帯電バイアス及び除電バイアスの値を徐々に大きくする。これにより、コピー機1は、帯電バイアスを帯電部10に印加した場合に、突入電流が発生することを防ぐことができる。よって、コピー機1は、感光体ドラム2に絶縁破壊が発生することを防ぐことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
本実施形態のコピー機1は、カラーコピー機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロコピー機であってもよい。
また、本実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト7を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙Tに転写してもよい(直接転写方式)。
また、本実施形態のコピー機1は、用紙Tの両面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の片面を印刷する構成であってもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上述したコピー機1に限定されることはない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター機能及びスキャナー機能を備える複合機であってもよく、ファクシミリやプリンターであってもよい。
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被転写材は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)シート等のフィルムシートであってもよい。
1…コピー機(画像形成装置)、2(2a、2b、2c、2d)…感光体ドラム(像担持体)、10(10a、10b、10c、10d)…帯電部、12(12a、12b、12c、12d)…除電器(除電部)、110…帯電バイアス印加部、120…除電バイアス印加部、130…制御部

Claims (3)

  1. 静電潜像が表面に形成されることが可能であり、回転可能な像担持体と、
    帯電バイアスが印加されることに基づいて、前記像担持体の表面を帯電させる帯電部と、
    前記帯電部に帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加部と、
    除電バイアスが印加されることに基づいて、帯電された前記像担持体を除電する除電部と、
    前記除電部に除電バイアスを印加する除電バイアス印加部と、
    前記像担持体と、前記帯電バイアス印加部と、前記除電バイアス印加部と、を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記像担持体を回転させる所定の場合、第1制御として、
    前記像担持体の表面に静電潜像を形成する画像形成時の帯電バイアスよりも値の小さい帯電バイアスを前記帯電部に印加するよう前記帯電バイアス印加部の制御を行い、且つ、
    画像形成時の除電バイアスよりも値の小さい除電バイアスを前記除電部に印加するよう前記除電バイアス印加部の制御を行う
    画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1制御を行った場合、前記像担持体が回転する毎に、帯電バイアス及び除電バイアスの値を大きくするよう前記帯電バイアス印加部及び前記除電バイアス印加部のそれぞれを制御する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の場合とは、画像形成時以外の非画像形成時に前記制御部が像担持体を回転させる場合、又は、画像形成時に前記制御部の制御に基づいて前記像担持体が回転を開始してから所定の回数だけ回転するまでの場合である
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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