JP2001004937A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2001004937A JP11176403A JP17640399A JP2001004937A JP 2001004937 A JP2001004937 A JP 2001004937A JP 11176403 A JP11176403 A JP 11176403A JP 17640399 A JP17640399 A JP 17640399A JP 2001004937 A JP2001004937 A JP 2001004937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線画あるいは文字中においてラスター走査に
より最も細い線を描画する際に、線幅が一定で安定して
いて途切れたり濃度の低下のない最細線が描画できる画
像形成方法。 【解決手段】 隣接する複数の光スポットを同時にラス
ター走査して少なくとも線画あるいは文字を含む画像を
形成する方法において、線画あるいは文字中の最細線部
を描画する際に、描画データ上でその最細線部の幅が2
画素以上になるようにして描画する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法に関
し、特に、ラスター走査により線画を描画する際の最も
細い線(最細線)を描画する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ、デジタル複写機等の画
像形成装置において、線画中の罫線等の最細線の幅は描
画データ上では1画素の寸法である。なお、描画データ
上で1画素の寸法であっても、実際に描画された最細線
の幅は1画素の寸法より太いことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タ、デジタル複写機等の画像形成装置においては高解像
度化が進んでおり、1画素の大きさが小さくなってい
る。そのため、1画素の幅の線画像は細すぎて、線幅が
不安定であったり、線が途切れたりするという問題を有
する。
【0004】例えば、光スポットをラスター走査して電
子写真方式等により画像形成する際、高解像度化に1画
素の大きさを小さくすることは比較的容易であるが、光
スポットを画素の寸法に合わせて小さくすることは技術
的に難しく、光スポットの大きさが1画素の寸法よりも
大きくなっているのが通常である。そのため、電子写真
方式の場合に、光スポットのピーク強度が低くなりすぎ
て感光体の電位が十分に落ちず、1画素の幅の線画像が
形成されなからたり、形成されても濃度が低すぎるとい
う問題を有する。
【0005】また、複数のN個の発光部を有する光源を
用いて複数ビームで隣接する複数の走査線を同時に走査
して光書き込みを行う画像形成装置においては、光走査
装置の副走査方向の光路が図5のようになる(N:2の
場合)。図5中、光源は半導体レーザ41からなり、2
つの発光部411 、412 を有する。その発光部4
1 、412 の像が整形光学系42により、図5の副走
査方向と直交する主走査方向に光偏向を行う反射面45
上に結像され、その像は走査光学系46により再度被走
査面48近傍に結像され、2つの光スポットが形成され
る。光走査装置と像担持体(感光体)の相対的な位置誤
差が生じ、被走査面48の位置変動が図5中の両矢符の
ように生じ、副走査方向の光ビーム間の間隔が変動す
る。また、副走査方向の光学系の倍率も走査領域全域で
均一ではなく、誤差を持つことになる。そのため、図6
(a)のような走査線の間隔の変動が生じる。図6
(a)中において、走査線に1〜6の番号を付す。以
下、電子写真方式で隣接する2本の走査線で線を描画す
る場合を考える。
【0006】(1)反転現像の打ちの線画像(背景白で
黒の線)、正規現像の抜きの線画像の場合(背景黒で白
の線) 図6(b)は図6(a)の3番と4番の走査線で形成し
た線画像の線幅W1 を示し、図6(c)は2番と3番の
走査線で形成した線画像の線幅W2 を示す。ただし、曲
線は光スポットの強度分布を示しており、線幅は便宜的
に光スポットのピーク強度に対して50%の強度の位置
で決めている。以下、同じ。
【0007】このように、3番と4番の走査線で形成し
た線画像の線幅W1 と2番と3番の走査線で形成した線
画像の線幅W2 が異なる。
【0008】(2)反転現像の抜きの線画像(背景黒で
白の線)、正規現像の打ちの線画像の場合(背景白で黒
の線) 図6(d)は図6(a)の3番と4番の走査線で形成し
た線画像の線幅W3 を示し、図6(e)は2番と3番の
走査線で形成した線画像の線幅W4 を示す。この場合
も、3番と4番の走査線で形成した線画像の線幅W3
2番と3番の走査線で形成した線画像の線幅W4 が異な
る。
【0009】このように、反転現像、正規現像の何れに
おいても、隣接する複数の走査線で線を描画する場合
に、打ちの線画像や抜きの線画像の線幅が変動するとい
う問題を有する。
【0010】本発明は上記のような問題点を解決するた
めにものであり、その目的は、線画あるいは文字中にお
いてラスター走査により最も細い線(最細線)を描画す
る際に、線幅が一定で安定していて途切れたり濃度の低
下のない最細線が描画できる画像形成方法を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成方法は、光スポットをラスター走査して少
なくとも線画あるいは文字を含む画像を形成する方法に
おいて、線画あるいは文字中の最細線部を描画する際
に、描画データ上でその最細線部の幅が2画素以上にな
るようにして描画することを特徴とする方法である。
【0012】この場合に、隣接する複数の光スポットを
同時にラスター走査して少なくとも線画あるいは文字を
含む画像を形成するようにすることができる。
【0013】この場合、光スポットの照射を受けた位置
に相当する領域の濃度を高める処理を行って画像を形成
する方法を用いる場合には、その隣接する複数の光スポ
ットの数をNとし、線画あるいは文字中の最細線部に光
スポットを照射して描画する際に、描画データ上で前記
最細線部の幅が隣接するN+1画素になるようにして描
画することが望ましい。また、線画あるいは文字中の最
細線部の周囲に光スポットを照射し、最細線部に照射し
ないで描画する際には、描画データ上でその最細線部の
幅が隣接するN−1画素になるようにして描画すること
が望ましい。
【0014】また、光スポットの照射を受けなかった位
置に相当する領域の濃度を高める処理を行って画像を形
成する方法を用いる場合には、その隣接する複数の光ス
ポットの数をNとし、線画あるいは文字中の最細線部に
光スポットを照射して描画する際に、描画データ上でそ
の最細線部の幅が隣接するN+1画素になるようにして
描画することが望ましい。また、線画あるいは文字中の
最細線部の周囲に光スポットを照射し、最細線部に照射
しないで描画する際には、描画データ上でその最細線部
の幅が隣接するN−1画素になるようにして描画するこ
とが望ましい。
【0015】本発明においては、線画あるいは文字中の
最細線部を描画する際に、描画データ上でその最細線部
の幅が2画素以上になるようにして描画するので、最細
線部に十分な光パワーを与えることができ、例えば電子
写真方式の場合に、感光体の表面電位を十分に落とすこ
とができ、最細線を線幅が一定で安定していて途切れた
り濃度の低下のない線画像とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、本発明の画像形成方法を適
用する画像形成装置の一例の概略を図1を参照にして説
明する。
【0017】この画像形成装置は、イエロー(Y)、シ
アシ(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の
トナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成する
ことのできるカラー電子写真プリンタである。
【0018】図1において、100は像担持体ユニット
が組み込まれた像担持体カートリッジであり、この例で
は感光体カートリッジとして構成されていて、その感光
体140が、図示しない適宜の駆動手段によっで図示矢
印方向に回転駆動される。感光体140は、薄肉円筒状
の導電性基材とその表面に形成された感光層とを有して
いる。
【0019】感光体140の周りには、その回転方向に
沿って、帯電手段としての帯電ローラ160、露光ユニ
ット40、現像手段としての現像器10(Y,C,M,
K)、中間転写装置30、及び、クリーニング手段17
0が配置されている。
【0020】帯電ローラ160は、感光体140の外周
面に当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電し
た感光体140の外周面には、露光ユニット40によっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、
この露光L1によって感光体140上に静電潜像が形成
される。
【0021】この静電潜像は、現像器10でトナーが付
与されて現像される。現像器として、イエロー用の現像
器10Y、シアン用の現像器10C、マゼンタ用の現像
器10M、及び、ブラック用の現像器10Kが設けられ
ている。これら現像器10Y,10C,10M,10K
はそれぞれ揺動可能に構成されており、選択的に一つの
現像器の現像ローラ11のみが感光体140に当接し得
るようになっている。したがって、これら現像器10
は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの中の何れ
かのトナーを感光体140の表面に付与して感光体14
0上の静電潜像を現像する。現像ローラ11は、硬質の
ローラ、例えば、表面を粗面化した金属ローラ、又は、
硬質の樹脂ローラで構成されている。
【0022】現像されたトナー像は、中間転写装置の中
間転写ベルト36上に転写される。
【0023】クリーニング手段170は、上記転写後
に、感光体140の外周面に残留し付着しているトナー
を掻き落とすクリーナブレードと、このクリーナブレー
ドによって掻き落とされたトナーを受ける受け部とを備
えている。
【0024】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32、33、34、35と、これら各
ローラの周りに張架された無端状の中間転写ベルト36
とを有している。
【0025】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が感光体140の駆動用歯車と噛み合っ
ていることによって、感光体140と略同一の周速で回
転駆動され、したがって、中間転写ベルト36が感光体
140と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆動される
ようになっている。
【0026】従動ローラ35は、駆動ローラ31との間
で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体
140に圧接される位置に配置されており、感光体14
0と中間転写ベルト36との圧接部において一次転写部
T1が形成されている。従動ローラ35は、中間転写ベ
ルト36の循環方向上流側において一次転写部T1の近
くに配置されている。
【0027】駆動ローラ31には、中間転写ベルト36
を介して図示しない電極ローラが配置されており、この
電極ローラを介して、中間転写ベルト36の導電層に一
次転写電圧が印加される。
【0028】従動ローラ32はテンションローラであ
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト36を
その張り方向に付勢している。
【0029】従動ローラ33は、二次転写部T2を形成
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写ロー
ラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して
接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電
圧が印加される。
【0030】従動ローラ34は、ベルトクリーナ39の
ためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39
は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留し
付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39
aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とさ
れたトナーを受ける受け部39bとを備えている。この
ベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中
間転写ベルト36に対して接離可能である。
【0031】また、中間転写ベルト36の欄外に穴(イ
ンデックスホール)が設けられており、その穴が通る位
置に対向して光源1と受光素子2とからなる透過式フォ
トセンサ3が中間転写ユニット30に備えつけられてお
り、中間転写ベルト36の回転数が計測される。
【0032】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体140上のトナー
像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト
36上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等のシ
ート(記録材)Sに転写される。
【0033】シートSは、給紙装置50から給送され、
ゲートローラ対Gによって所定のタイミシグで二次転写
都T2に供給される。51は給紙カセット、52はピッ
クアップローラである。
【0034】二次転写部T2でトナー像が転写されたシ
ートSは、定着装置60を通ることによってそのトナー
像が定着され、排紙経路70を通つて、装置本体のケー
ス80上に形成されたシート受け部81上に排出され
る。なお、この画像形成装置は、排紙経路70として、
互いに独立した2つの排紙経路71、72を有してお
り、定着装置60を通ったシートは何れかの排紙経路
(71又は72)を通って排出される。また、この排紙
経路71、72はスイッチバック経路をも構成してお
り、シートの両面に画像を形成する場合には、排紙経路
71又は72に一旦進入したシートが、返送路73を通
って再び二次転写部T2に向けて給送されるようになっ
ている。
【0035】このような構成により、この画像形成装置
全体は次のような順で動作する。
【0036】図示しないホストコンピュータ等(パーソ
ナルコンピュータ等)からの描画指令信号(画像形成信
号)が画像形成装置の制御部90に入力されると、感光
体140、現像器10の各ローラ11、及び、中間転写
ベルト36が回転駆動される。
【0037】感光体140の外周面が帯電ローラ160
によって一様に帯電される。一様に帯電した感光体14
0の外周面に、露光ユニット40によって第1色目(例
えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光L1が
なされ、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0038】感光体140には、第1色目(例えばイエ
ロー)用の現像器10Yの現像ローラのみが接触し、こ
れによって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えば
イエロー)のトナー像が感光体140上に形成される。
【0039】中間転写ベルト36には上記トナーの帯電
極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体140
上に形成されたトナー像が、一次転写部T1において中
間転写ベルト36上に転写される。このとき、二次転写
ローラ38及びベルトクリーナ39は、中間転写ベルト
36から離間している。
【0040】感光体140上に残留しているトナーがク
リーニング手段170によって除去された後、除電手段
(不図示)からの除電光によって感光体140が除電さ
れる。
【0041】上記の動作が上記描画指令信号の内容に応
じて、第2色面、第3色面、第4色面と繰り返され、上
記描画指令信号の内容に応じたトナー像が中間転写ベル
ト36上において重ね合わされて中間転写ベルト36上
に形成される。
【0042】所定のタイミングで給紙装置50からシー
トSが供給され、シートSの先端が二次転写部T2に達
する直前にあるいは達した後に(要するに、シートS上
の所望の位置に、中間転写ベルト36上のトナー像が転
写されるタイミングで)、二次転写ローラ38が中間転
写ベルト36に押圧されると共に二次転写電圧が印加さ
れ、中間転写ベルト36上のトーナ像(基本的には4色
のトナー像が重ね合わされたフルカラー画像)がシート
S上に転写される。また、ベルトクリーナ39が中間転
写ベルト36に当接し、二次転写後に中間転写ベルト3
6上に残留しているトナーが除去される。
【0043】シートSが定着装置60を通過することに
よってシートS上にトナー像が定着し、その後、シート
Sが所定の位置に向け(両面印刷でない場合にはシート
受け部81に向け、両面印刷の場合には、スイッチバッ
ク経路71又は72を経て返送路73に向け)搬送され
る。
【0044】このような図1の画像形成装置において、
露光ユニット40中には光走査装置が組み込まれてお
り、画像情報に応じて変調された露光走査ビームL1を
発生させる。この光走査装置として、光学系が例えば図
2に斜視図を示したようなマルチビーム方式の光走査装
置が用いられる。この光学系において、副走査方向に並
んだ4つの発光部を有する半導体レーザー41から射出
した4つの光ビームは、コリメータレンズ421 を経て
それぞれ主走査方向、副走査方向共に平行な光ビームに
変換される。次いで、副走査方向にのみ正屈折力を有す
るシリンドリカルレンズ422 でそれぞれ副走査方向に
のみ集光され、主走査面において平行な光ビームとし
て、また、副走査面においては反射面45近傍に集光す
る光ビームとしてそれぞれ回転多面鏡44の反射面45
に入射する。その反射面45で反射偏向されたそれぞれ
の光ビームは、第1走査レンズ461 及び第2走査レン
ズ46 2 により集光されて、被走査面48(図1の感光
体140の表面に対応する。)上に副走査方向に並んだ
4個の光ビームスポットとして結像されて4本の走査線
を形成する。なお、第1走査レンズ461 は正屈折力を
有する軸対称なレンズであり、第2走査レンズ462
主走査方向に長い長尺レンズであり、副走査方向にのみ
正屈折力を有し、主走査面内では屈折力を有さない。こ
のような構成の走査光学系は、副走査面において、反射
面45と被走査面48を共役関係にして、反射面45近
傍の集光点を被走査面48に結像する。また、主走査面
においては、反射面45から反射された平行な光ビーム
を被走査面48に結像する(共役型面倒れ補正光学系を
構成している。)。
【0045】上記の実施例において、描画する線画ある
いは文字中の最細線部を描画する際に、露光ユニット4
0と感光体140の相対的な位置誤差が生じて走査線の
間隔が変動しても、線幅を安定した一定幅にして、途切
れたり濃度の低下のないようにするために、描画データ
上でその最細線部の幅が3本あるいは5本の走査線(3
画素又は5画素)でその最細線部が描画されるように描
画指令信号を形成する。以下、図3、図4を参照にして
説明する。
【0046】(1)反転現像の打ちの線画像(背景白で
黒の線)、正規現像の抜きの線画像(背景黒で白の線)
の場合:図3 この場合に、マルチービームの数をN(実施例では4)
とするとき、N+1画素で最細線を描画する。
【0047】図3(a)中において、走査線に1〜8の
番号を付す。以下、電子写真方式で隣接する5本の走査
線で線を描画する場合を考える。
【0048】1番〜5番(図3(b))、2番〜6番
(図3(c))、3番〜7番(図3(d))、4番〜8
番(図3(e))の5本の走査線で最細線を形成すると
きの線幅は、反転現像の打ちの線画像(背景白で黒の
線)、正規現像の抜きの線画像(背景黒で白の線)の場
合、図3(b)〜(e)から明らかなように、何れも同
じW5 となる。これは、マルチビームの1回目の走査線
であるセットになった1番〜4番の走査線の間の間隔に
変動があっても、1回目と2回目のマルチビームの対応
する走査線間(例えば1番と5番)の間隔には影響が及
ばされないことによる。
【0049】(2)反転現像の抜きの線画像(背景黒で
白の線)、正規現像の打ちの線画像(背景白で黒の線)
の場合:図4 この場合は、マルチービームの数をN(実施例では4)
とするとき、N−1画素で最細線を描画する。
【0050】2番〜4番(図4(b))、3番〜5番
(図4(c))、4番〜6番(図4(d))、5番〜7
番(図4(e))の3本の走査線で最細線を形成すると
きの線幅は、反転現像の抜きの線画像(背景黒で白の
線)、正規現像の打ちの線画像(背景白で黒の線)の場
合、図4(b)〜(e)から明らかなように、何れも同
じW6 となる。これは、マルチビームの1回目の走査線
である1番〜4番の走査線の間の間隔に変動があって
も、1回目と2回目のマルチビームの対応する走査線間
(例えば1番と5番)の間隔には影響が及ばされないこ
とによる。
【0051】このように、(1)又は(2)のように走
査線の数を5本又は3本とすることにより、最細線の線
幅を安定にすることができる。また、上記のように、何
れも線幅を決めているのは、1番、5番の走査線のよう
に、互いに4本分離れた走査線である。走査線の間隔変
動は、4本ずつ(1番〜4番、5番〜8番)セットで狭
くなったり広くなったりするが、4本分離れた走査線間
の間隔は4本の走査線からなるセット間の間隔であり一
定である。したがって、図3、図4はセット内で間隔が
狭くなった場合についてであるが、間隔が広くなった場
合でも線幅は常に一定となる。また、マルチービームの
数が4以外の3あるいは5以上の場合も同様であり、上
記のN+1のケースにおいては、マルチービームの数が
2の場合も同様に適用できる。
【0052】以上は走査線に沿う横線の場合について説
明したが、画像品質上、縦線と横線の線幅は同じにする
必要があるので、このようにして決めた線幅を構成する
画素数(N+1あるいはN−1)を縦線の場合にも適用
することが望ましい。斜め線でも、線幅を同じにする必
要があるので、斜め線の場合も、同等の線幅になるよう
に画素数を設定することが望ましい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成方法によると、線画あるいは文字中の最細線
部を描画する際に、描画データ上でその最細線部の幅が
2画素以上になるようにして描画するので、最細線部に
十分な光パワーを与えることができ、例えば電子写真方
式の場合に、感光体の表面電位を十分に落とすことがで
き、最細線を線幅が一定で安定していて途切れたり濃度
の低下のない線画像とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法を適用する画像形成装置
の一例の概略の構成を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置に用いられるマルチビーム
方式の光走査装置の光学系の斜視図である。
【図3】反転現像の打ちの線画像及び正規現像の抜きの
線画像の場合に本発明に基づいて最細線の線幅が一定に
なる理由を説明するための図である。
【図4】反転現像の抜きの線画像及び正規現像の打ちの
線画像の場合に本発明に基づいて最細線の線幅が一定に
なる理由を説明するための図である。
【図5】従来の最細線の描画における問題点を説明する
ためのマルチビーム方式の光走査装置の副走査方向の光
路図である。
【図6】従来の最細線の描画における問題点を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…光源 2…受光素子 3…透過式フォトセンサ 10…現像器 10Y…イエロー用現像器(Y現像ユニット) 10M…マゼンタ用現像器(M現像ユニット) 10C…シアン用現像器(C現像ユニット) 10K…ブラック用現像器(K現像ユニット) 11…現像ローラ 30…中間転写装置(中間転写ユニット) 31…駆動ローラ 32、33、34、35…従動ローラ 36…中間転写ベルト 38…二次転写ローラ 39…ベルトクリーナ 39a…クリーナブレード 39b…受け部 40…露光ユニット 41…半導体レーザー 411 、412 …発光部 42…整形光学系 421 …コリメータレンズ 422 …シリンドリカルレンズ 44…回転多面鏡 45…反射面 46…走査光学系 461 …第1走査レンズ 462 …第2走査レンズ 48…被走査面 50…給紙装置 51…給紙カセット 52…ピックアップローラ 60…定着装置 70、71、72…排紙経路 73…返送路 80…ケース 81…シート受け部 90…制御部 100…像担持体カートリッジ 140…感光体 160…帯電ローラ 170…クリーニング手段 L1…露光走査ビーム T1…一次転写部 T2…二次転写部 S …シート(記録材) G …ゲートローラ対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗和 健 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C362 BA56 BA66 BA71 CB27 CB37 2H045 AA01 BA22 BA32 CB22 CB24 5C074 AA02 BB03 BB04 CC22 DD14 GG03 GG11 HH02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光スポットをラスター走査して少なくと
    も線画あるいは文字を含む画像を形成する方法におい
    て、線画あるいは文字中の最細線部を描画する際に、描
    画データ上でその最細線部の幅が2画素以上になるよう
    にして描画することを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 隣接する複数の光スポットを同時にラス
    ター走査して少なくとも線画あるいは文字を含む画像を
    形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成方
    法。
  3. 【請求項3】 光スポットの照射を受けた位置に相当す
    る領域の濃度を高める処理を行って画像を形成する方法
    であり、前記の隣接する複数の光スポットの数をNと
    し、線画あるいは文字中の最細線部に光スポットを照射
    して描画する際に、描画データ上で前記最細線部の幅が
    隣接するN+1画素になるようにして描画することを特
    徴とする請求項2記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 光スポットの照射を受けた位置に相当す
    る領域の濃度を高める処理を行って画像を形成する方法
    であり、前記の隣接する複数の光スポットの数をNと
    し、線画あるいは文字中の最細線部の周囲に光スポット
    を照射し、最細線部に照射しないで描画する際に、描画
    データ上でその最細線部の幅が隣接するN−1画素にな
    るようにして描画することを特徴とする請求項2記載の
    画像形成方法。
  5. 【請求項5】 光スポットの照射を受けなかった位置に
    相当する領域の濃度を高める処理を行って画像を形成す
    る方法であり、前記の隣接する複数の光スポットの数を
    Nとし、線画あるいは文字中の最細線部に光スポットを
    照射して描画する際に、描画データ上でその最細線部の
    幅が隣接するN+1画素になるようにして描画すること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 光スポットの照射を受けなかった位置に
    相当する領域の濃度を高める処理を行って画像を形成す
    る方法であり、前記の隣接する複数の光スポットの数を
    Nとし、線画あるいは文字中の最細線部の周囲に光スポ
    ットを照射し、最細線部に照射しないで描画する際に、
    描画データ上でその最細線部の幅が隣接するN−1画素
    になるようにして描画することを特徴とする請求項2記
    載の画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008145892A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Ricoh Co Ltd 画像記録装置及び画像形成装置

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