JPH071332U - 自給式軸受装置 - Google Patents

自給式軸受装置

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Publication number
JPH071332U
JPH071332U JP3621093U JP3621093U JPH071332U JP H071332 U JPH071332 U JP H071332U JP 3621093 U JP3621093 U JP 3621093U JP 3621093 U JP3621093 U JP 3621093U JP H071332 U JPH071332 U JP H071332U
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JP
Japan
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bearing
oil
shaft
self
amount
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3621093U
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English (en)
Inventor
一朗 平川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH071332U publication Critical patent/JPH071332U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来軸に嵌めた輪で汲み上げた油量が一定量
を超えた時点から軸受外へ流出していた油量を、軸と軸
受金との間に流入させることができる自給式軸受装置の
提供。 【構成】 軸3と軸受がすべり接触を行なう軸受の軸受
箱の下部を油溜として油を入れ、軸3に輪1を嵌めて同
軸3の回転により油溜の油を軸3に汲み上げて油浴潤滑
する装置からなる自給式軸受装置であって、軸3とすべ
り接触を行なう上下軸受金10,11の水平合せ部に、
油溝12による油路とスラスト軸受への連通路13から
なる潤滑油量増加装置を備えてなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回転機械の軸受装置、すべり軸受装置等に適用される自給式軸受装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のオイルリング給油方式による自給式軸受装置を、図4〜図8に示す。図 4は従来の一般的な自給式軸受の作動状態の概略図、図5は作動状態の側面図、 図6は従来の自給式軸受の要部である軸受金の概略側断面図、図7は図6のC〜 C拡大断面図、図8は図6のD矢視図である。 そして前記装置は、図4及び図5の軸3に嵌められたオイルリング1と上軸受 金7、下軸受金6、上軸受ケーシング8と、下軸受ケーシング9とから構成され ている。また上軸受金7と下軸受金6の水平合せ部は去角され、オイルリング1 が軸3の矢印2方向の回転により回転させられ、オイルリング1の回転により汲 み上げられて矢印4の如く流れる油を、スムーズに軸3と上軸受金7と下軸受金 6との間に流入させて、油膜形成させる働きがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの汲み上げ油量を増加させていくと、ある一定の油量を超えた 時点から、矢印4方向の油の流れの他に矢印5方向の流れが発生し、一定量以上 の油量が外に出てしまって軸3と上軸受金7と下軸受金6との間の油流入量を一 定量以上流入させることができなかった。 本考案はこのような従来技術の問題を解決するためになされたもので、外に流 出していた油を軸と軸受金の間に流入させて、高回転、高負荷での運転を可能に する自給式軸受装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、軸と軸受がすべり接触を行なう軸受の軸受箱の下部を油溜 として油を入れ、軸に輪を嵌めて同軸の回転により油溜の油を軸に汲み上げて油 浴潤滑する装置からなる自給式軸受装置において、軸とすべり接触を行なう上下 軸受金の水平合せ部に、油溝による油路とスラスト軸受への連通路からなる潤滑 油量増加装置を備えてなるもので、これを課題解決のための手段とするものであ る。
【0005】
【作用】
本考案では、軸と軸受金との間に流入する油を軸方向に広げさせ、スラスト軸 受面まで連通させることでスラスト軸受への直接油量を増加させると共に、軸方 向流れを促進させることができる。従って従来外に流出していた油がここに流れ 込んで油量が増加し、油膜が厚くなって高回転、高負荷での運転でも良好に潤滑 することができる。また油量の増加により、軸受温度も下がるなどの軸受特性の 改善をも図ることができる。この為同一回転数、負荷の場合、他の自給式軸受装 置に較べ、小形でコンパクトに構成することができる。
【0006】
【実施例】
以下本考案を図面の実施例について説明すると、図1〜図3は本考案の実施例 を示す。図1は自給式軸受の要部である軸受金の概略側断面図、図2は図1のA 〜A拡大断面図、図3は図1のB矢視図である。なお、図1〜図3において、軸 受金の水平合せ部の油溝と、スラスト軸受への連通路を除けば、自給式軸受装置 の形状、構成等は従来のものと同じである。 さて本考案の特徴とする点は、図1〜図3に詳細に示すように、上軸受金10 と下軸受金11に油溝12とスラスト軸受への連通路13が設けられている点で あり、また同油溝12と連通路13は繋がっている。
【0007】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く本考案によれば、従来軸受外へ流出していた油量を、 軸と軸受金との間に流入させることができ、給油量が増加する。即ち、スラスト 軸受への連通路により、スラスト軸受への直接給油量が増加して軸方向流れを促 進させ、油溝の作用も助長できるので、油膜が厚くなる。従来は軸に輪を嵌めて 軸の回転により汲み上げられる油量を増加させていくと、ある一定量の油量を超 えた時、一定量以上の油量が軸受金の外に流出してしまうという現象が発生して いたが、本考案によるとこのような現象の発生はなくなり、軸と軸受金との間に 流入する油量が増加し、油膜が厚くなって高回転、高負荷での運転でも良好に潤 滑することが可能になる。 また給油量の増加により、軸受温度が下がるなどの軸受特性の改善を図ること も可能になる等の利点があり、同一回転数、負荷の場合には、他のオイルリング 式軸受に較べ、小形でコンパクトに構成することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る自給式軸受の要部である
軸受金の概略側断面図である。
【図2】図1のA〜A断面の拡大断面図である。
【図3】図1のB矢視拡大図である。
【図4】一般的な自給式軸受の作動状態を示す説明図で
ある。
【図5】図4の側面図である。
【図6】従来の自給式軸受の要部である軸受金を示す概
略側断面図である。
【図7】図6のC〜C拡大断面図である。
【図8】図6のD矢視拡大図である。
【符号の説明】
1 輪 3 軸 4 流れ(流入)方向の矢印 5 流れ(流出)方向の矢印 10 上軸受金 11 下軸受金 12 油溝 13 連通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と軸受がすべり接触を行なう軸受の軸
    受箱の下部を油溜として油を入れ、軸に輪を嵌めて同軸
    の回転により油溜の油を軸に汲み上げて油浴潤滑する装
    置からなる自給式軸受装置において、軸とすべり接触を
    行なう上下軸受金の水平合せ部に、油溝による油路とス
    ラスト軸受への連通路からなる潤滑油量増加装置を備え
    たことを特徴とする自給式軸受装置。
JP3621093U 1993-06-08 1993-06-08 自給式軸受装置 Withdrawn JPH071332U (ja)

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JP3621093U JPH071332U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 自給式軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3621093U JPH071332U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 自給式軸受装置

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Publication Number Publication Date
JPH071332U true JPH071332U (ja) 1995-01-10

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ID=12463396

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH033483U (ja) * 1989-06-02 1991-01-14
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106