JPS6011298Y2 - 軸受装置 - Google Patents
軸受装置Info
- Publication number
- JPS6011298Y2 JPS6011298Y2 JP16691677U JP16691677U JPS6011298Y2 JP S6011298 Y2 JPS6011298 Y2 JP S6011298Y2 JP 16691677 U JP16691677 U JP 16691677U JP 16691677 U JP16691677 U JP 16691677U JP S6011298 Y2 JPS6011298 Y2 JP S6011298Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating shaft
- radial bearing
- oil groove
- lubricating oil
- thrust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は軸受装置の潤滑油不足による焼損防止に関する
。
。
従来の軸受装置を第１図ないし第４図に示すと、１は回
転軸、２は回転軸１に固定されたスラストカラー、３は
ラジアル軸受部、４はリング、５はスラスト軸受部、６
．７は第１の油溝、８は潤滑油で、回転軸１は幅方向の
一部において、その上半分を切り欠かれたラジアル軸受
部３の内円筒面によってラジアル荷重が支えられている
。
転軸、２は回転軸１に固定されたスラストカラー、３は
ラジアル軸受部、４はリング、５はスラスト軸受部、６
．７は第１の油溝、８は潤滑油で、回転軸１は幅方向の
一部において、その上半分を切り欠かれたラジアル軸受
部３の内円筒面によってラジアル荷重が支えられている
。
一方、回転軸１の一部はスラストカラー２となっており
、ラジアル軸受部３の端面に設けたスラスト軸受部５に
よってスラスト荷重が支えられている。
、ラジアル軸受部３の端面に設けたスラスト軸受部５に
よってスラスト荷重が支えられている。
ラジアル軸受部３の反負荷面を形成する上半部の切り欠
き部において回転軸１に乗っているリング４はその下部
の一部を潤滑油８に浸している。
き部において回転軸１に乗っているリング４はその下部
の一部を潤滑油８に浸している。
軸受部３の上半分の内面の展開図の第４図にて、切り欠
き部分において、リング４は矢印Ａの方向に回転運動す
る。
き部分において、リング４は矢印Ａの方向に回転運動す
る。
ラジアル軸受部３の上半分と下半分の合わせ部分に近い
部分に軸方向に延びる第１の油溝６．７を設けている。
部分に軸方向に延びる第１の油溝６．７を設けている。
６．７はそれぞれ潤滑油の反負荷面の流入側および流出
側の油溝である。
側の油溝である。
回転軸１が回転すると、リング４との摩擦によりリング
４も回転軸１と同一方向に回転し、潤滑油の一部はリン
グ４に付着して持ち上げられる。
４も回転軸１と同一方向に回転し、潤滑油の一部はリン
グ４に付着して持ち上げられる。
この持ち上げられた潤滑油８はリング４と回転軸１との
接触部において、回転軸１側に移り、回転軸１の回転に
より回転軸とラジアル軸受の間の微小間隙に導かれ、ラ
ジアル軸受部の潤滑に供せられる。
接触部において、回転軸１側に移り、回転軸１の回転に
より回転軸とラジアル軸受の間の微小間隙に導かれ、ラ
ジアル軸受部の潤滑に供せられる。
第３図で、回転軸１が矢印Ｂの方向に回転運動する時、
これにつれてリング４が矢印Ａの方向に回転し、これと
共に持ち上げられた潤滑油８がリング４と回転軸１との
接触部において矢印Ｃの方向に押し出される様子を示す
。
これにつれてリング４が矢印Ａの方向に回転し、これと
共に持ち上げられた潤滑油８がリング４と回転軸１との
接触部において矢印Ｃの方向に押し出される様子を示す
。
更に、スラスト軸受部５にはラジアル軸受部３と回転軸
１の微小間隙から洩れてきた潤滑油８が流入する。
１の微小間隙から洩れてきた潤滑油８が流入する。
リング４より持ち上げられた潤滑油８はラジアル軸受部
３及びスラスト軸受部５の双方の潤滑に使用される。
３及びスラスト軸受部５の双方の潤滑に使用される。
構造上ラジアル軸受部３には潤滑油８が直接供給される
ようになっているが、スラスト軸受部５にはラジアル軸
受部３と回転軸１の間の僅かな間隙を通って洩れ出る潤
滑油丈が流入することしか期待できず、潤滑油不足にな
り易く、焼損を引起す危険性がある。
ようになっているが、スラスト軸受部５にはラジアル軸
受部３と回転軸１の間の僅かな間隙を通って洩れ出る潤
滑油丈が流入することしか期待できず、潤滑油不足にな
り易く、焼損を引起す危険性がある。
本考案は上記従来の欠点を除去したもので、スラスＩ・
軸受部への潤滑油の流量を増加させ、潤滑油不足による
焼損を回避することを目的とする。
軸受部への潤滑油の流量を増加させ、潤滑油不足による
焼損を回避することを目的とする。
本考案の一実施例を第５図、第６図に示すと、第５図は
ラジアル軸受部３の上半分（反負荷面）の摺動面を展開
したもので、１１は新らしく設けられた第２の油溝であ
る。
ラジアル軸受部３の上半分（反負荷面）の摺動面を展開
したもので、１１は新らしく設けられた第２の油溝であ
る。
即ち、第２の油溝１１は、ラジアル軸受部３の反負荷面
に設けられ、回転軸１の回転方向に沿って流れる潤滑油
の反負荷向流入側の第１の油溝６に一端を連通し、他端
をスラスト軸受部５に開口する水平溝１１ａ１垂直溝１
１ｂのＬ字状の油溝である。
に設けられ、回転軸１の回転方向に沿って流れる潤滑油
の反負荷向流入側の第１の油溝６に一端を連通し、他端
をスラスト軸受部５に開口する水平溝１１ａ１垂直溝１
１ｂのＬ字状の油溝である。
そこで、第１の油溝６に供給された潤滑油はＬ字状の第
２の油溝１１に流れ込んでスラスト軸受部５面に供給さ
れる。
２の油溝１１に流れ込んでスラスト軸受部５面に供給さ
れる。
第７図は本考案の他の実施例で、第５図のＬ字状の第２
の油溝１１を１字状の第２の油溝１２にしたもので、作
用効果は第５図のものと全く同じである。
の油溝１１を１字状の第２の油溝１２にしたもので、作
用効果は第５図のものと全く同じである。
以上述べたように本考案は、スラストカラーを固定した
回転軸を支持し反負荷面を形成する上半部の切欠き部に
潤滑油を汲み上げるリングを懸吊してなるリング給油機
構を備え、かつ上半部と下半部との合せ部近傍に回転軸
の軸線と平行方向に延びる第１の油溝を夫々設けたラジ
アル軸受部と、ラジアル軸受部の側面に設けたスラスト
軸受部とを有する軸受装置の軸受部において、回転軸の
回転方向に沿って流れる潤滑油の反負荷向流入側の第１
の油溝に一端を連通し、他端をスラスト軸受部に開口す
る曲折した第２の油溝をラジアル軸受の反負荷面に設け
た軸受装置に係り、本考案によれば、第２の油溝をラジ
アル軸受の反負荷面に設けているので、リングで汲み上
げられた潤滑油は第１の油溝から回転軸の回転に伴なっ
て第２の油溝を上昇し、第２の油溝の折れ曲り部で周方
向流れの通路面積の縮減による流体力学的な圧力を生じ
、同圧力によりスラスト軸受に向ってスムーズに流れる
。
回転軸を支持し反負荷面を形成する上半部の切欠き部に
潤滑油を汲み上げるリングを懸吊してなるリング給油機
構を備え、かつ上半部と下半部との合せ部近傍に回転軸
の軸線と平行方向に延びる第１の油溝を夫々設けたラジ
アル軸受部と、ラジアル軸受部の側面に設けたスラスト
軸受部とを有する軸受装置の軸受部において、回転軸の
回転方向に沿って流れる潤滑油の反負荷向流入側の第１
の油溝に一端を連通し、他端をスラスト軸受部に開口す
る曲折した第２の油溝をラジアル軸受の反負荷面に設け
た軸受装置に係り、本考案によれば、第２の油溝をラジ
アル軸受の反負荷面に設けているので、リングで汲み上
げられた潤滑油は第１の油溝から回転軸の回転に伴なっ
て第２の油溝を上昇し、第２の油溝の折れ曲り部で周方
向流れの通路面積の縮減による流体力学的な圧力を生じ
、同圧力によりスラスト軸受に向ってスムーズに流れる
。
このようにラジアル軸受に何ら影響を与えることなく、
スラスト軸受部への給油をスムーズかつ確実に行なうこ
とができ、ひいてはスラスト軸受部の焼損の発生を未然
に防止できるものである。
スラスト軸受部への給油をスムーズかつ確実に行なうこ
とができ、ひいてはスラスト軸受部の焼損の発生を未然
に防止できるものである。
しかも、ラジアル軸受の負荷面である下半分に手を入れ
ることなく、反負荷面に第２の油溝を設けるだけであり
、この第２の溝の構造は極めて簡単である等のすぐれた
効果を奏しうるものである。
ることなく、反負荷面に第２の油溝を設けるだけであり
、この第２の溝の構造は極めて簡単である等のすぐれた
効果を奏しうるものである。
本考案はリング給油軸受等で、ラジアル軸受の端面にお
いて、スラスト荷重を受けるためにスラスト軸受を併せ
持った軸受構造体一般に実施し得る。
いて、スラスト荷重を受けるためにスラスト軸受を併せ
持った軸受構造体一般に実施し得る。
第１図はスラストカラーを固定した回転軸を支持するリ
ング給油機構を有するラジアル軸受部と、ラジアル軸受
部の側面に設けたスラスト軸受部とを設けた軸受装置の
斜視図、第２図は第１図のＸ−Ｘ断面図、第３図は第１
図の平面図、第４図はラジアル軸受部の上半分の内面の
展開図、第５図は本考案の一実施例で、第４図に相当す
る展開図、第６図は第５図のＹ−Ｙ断面図、第７図は本
考案の他の実施例で、第４図に相当する展開図である。 １・・・・・・回転軸、２・・・・・・スラストカラー
、３・曲・ラジアル軸受部、４・・・・訓ノング、５・
・・・・・スラスト軸受部、６．７・・・・・・第１の
油溝、１１．１２・・間第２の油溝。
ング給油機構を有するラジアル軸受部と、ラジアル軸受
部の側面に設けたスラスト軸受部とを設けた軸受装置の
斜視図、第２図は第１図のＸ−Ｘ断面図、第３図は第１
図の平面図、第４図はラジアル軸受部の上半分の内面の
展開図、第５図は本考案の一実施例で、第４図に相当す
る展開図、第６図は第５図のＹ−Ｙ断面図、第７図は本
考案の他の実施例で、第４図に相当する展開図である。 １・・・・・・回転軸、２・・・・・・スラストカラー
、３・曲・ラジアル軸受部、４・・・・訓ノング、５・
・・・・・スラスト軸受部、６．７・・・・・・第１の
油溝、１１．１２・・間第２の油溝。
Claims (1)
- スラストカラーを固定した回転軸を支持し、反負荷面を
形成する上半部の切欠き部に潤滑油を汲み上げるリング
を懸吊してなるリング給油機構を備え、かつ、上半部と
下半部との合せ部近傍に回転軸の軸線と平行方向に延び
る第１の油溝を夫々設けたラジアル軸受部と、該ラジア
ル軸受部の側面に設けたスラスト軸受部とを有する軸受
装置の軸受部において、前記回転軸の回転方向に沿って
流れる潤滑油の反負荷面流入側の前記第１の油溝に一端
を連通し、他端を前記スラスト軸受部に開口する曲折し
た第２の油溝を前記ラジアル軸受部の反負荷面に設けて
なることを特徴とする軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16691677U JPS6011298Y2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | 軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16691677U JPS6011298Y2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | 軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5492243U JPS5492243U (ja) | 1979-06-29 |
| JPS6011298Y2 true JPS6011298Y2 (ja) | 1985-04-15 |
Family
ID=29166644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16691677U Expired JPS6011298Y2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | 軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6011298Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-12-14 JP JP16691677U patent/JPS6011298Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5492243U (ja) | 1979-06-29 |
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