JPH051017U - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

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Publication number
JPH051017U
JPH051017U JP4759391U JP4759391U JPH051017U JP H051017 U JPH051017 U JP H051017U JP 4759391 U JP4759391 U JP 4759391U JP 4759391 U JP4759391 U JP 4759391U JP H051017 U JPH051017 U JP H051017U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dynamic pressure
shaft
sleeve
pressure generating
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4759391U
Other languages
English (en)
Inventor
大治 平岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP4759391U priority Critical patent/JPH051017U/ja
Publication of JPH051017U publication Critical patent/JPH051017U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受部に対する動圧発生部の位置ずれに起因
する潤滑流体の外部流出を防ぐ。 【構成】 油溜まり部6の略中央に仕切り部10を設け
ている。仕切り部10は、動圧発生部7,8が軸受部3,
5に対して位置ずれした状態でシャフト1が回転したと
きに発生するポンプ作用力が、シャフト1とスリーブ2
との間に封入した潤滑流体を軸方向へ移動させることを
抑制する。したがって、軸受部3,5に対する動圧発生
部7,8の位置ずれに起因する潤滑流体の外部流出を防
ぐことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザープリンタやポリゴンミラー等において使用され、流体の動 圧によりシャフトを支持する動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の動圧軸受装置は、図2に示すように、内周面の両端に設けた軸 受部33,35の間に油溜まり部36を有するスリーブ32に、上記軸受部33, 35に対向する位置に動圧発生部37,38を有するシャフト31を回動自在に 挿入している。また、上記スリーブ32とシャフト31との間には潤滑流体とし ての図示しないグリースを封入している。上記シャフト31が回転すると、上記 動圧発生部37,38が、軸受部33,35との間のグリースに動圧を発生させ、 シャフト31をスリーブ32に対してラジアル方向に支持する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図3に示すように、上記動圧発生部37,38が軸受部33,35に 対して軸方向右側に位置ずれすると、上記シャフト31の回転時に、上記グリー スを図3の右方向に圧送する領域の軸方向長さL1およびL3が、グリースを左 方向に圧送する領域の軸方向長さL2およびL4よりも大きくなる。このため、 上記グリースを軸方向右側に圧送するポンプ作用力F1,F2が発生する。この ため、ポンプ作用力F1,F2によって、上記グリースが、スリーブ32の外部 に流出し、図4に示す正常なグリース分布状態が、図5に示すグリース分布状態 になり、軸受部33,35とシャフト31との間にグリースが存在しない領域G, Hが発生する。すると、シャフト31の回転時に、領域G,Hにおいて軸受部3 3,35がシャフト31に対する支持力を持たなくなり、軸受部33,35とシャ フト31とが焼き付きに至る恐れがあるという問題がある。
【0004】 そこで、本考案の目的は、スリーブの軸受部に対するシャフトの動圧発生部の 軸方向の位置ずれが発生したときに、スリーブとシャフトの間に封入した潤滑流 体がスリーブの外部に流出することを防ぐことができる動圧軸受装置を提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の動圧軸受装置は、内周面の両端に設けた軸 受部の間に油溜まり部を有するスリーブに、上記軸受部に対向する位置に動圧発 生部を有するシャフトを回動自在に挿入した動圧軸受装置において、自在スリー ブの油溜まり部の略中央に、仕切り部を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
上記動圧発生部が上記軸受部に対して軸方向に位置ずれし、動圧発生部の軸方 向の端の一部が上記軸受部に対向しなくなると、上記シャフトとスリーブの間の 潤滑流体をスリーブの外部に軸方向に押し出そうとするポンプ作用力が生じるが 、このとき、上記スリーブの油溜まり部の略中央に設けた仕切り部が上記潤滑流 体の軸方向への移動を抑制する。したがって、上記動圧発生部の位置ずれに起因 する潤滑流体の外部流出が防がれる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
【0008】 図1に示すように、本考案の実施例の動圧軸受装置は、内周面の両端に設けた 軸受部3,5の間に油溜まり部6を有するスリーブ2に、上記軸受部3,5に対向 する位置に動圧発生部7,8を有するシャフト1を回動自在に挿入している。ま た、上記スリーブ2とシャフト1との間には潤滑流体であるグリースを封入して いる。更に、上記油溜まり部6の略中央に仕切り部10を設けている。
【0009】 上記構成の動圧軸受装置は、シャフト1が回転すると動圧発生部7,8が、シ ャフト1とスリーブ2との間のグリースに動圧を発生させて、ラジアル方向にシ ャフト1を支持する。このとき、上記動圧発生部7,8が、上記軸受部3,5に対 して軸方向に位置ずれすると、動圧発生部7,8の軸方向の端の一部が上記軸受 部3,5に対向しなくなる。すると、上記動圧発生部7,8が軸方向の一方にグリ ースを圧送する力と、動圧発生部7,8が軸方向の他方にグリースを圧送する力 が釣り合わなくなる。すると、上記シャフト1とスリーブ2の間のグリースをス リーブ2の外部に軸方向に押し出そうとするポンプ作用力が発生する。しかし、 このとき上記スリーブ2の油溜まり部6の略中央に設けた仕切り部10が上記グ リースが軸方向へ移動することを抑制するので、動圧発生部7,8の軸方向への 位置ずれに起因するグリースの外部流出を防ぐことができ、グリース欠如による シャフト1とスリーブ2との焼き付きを防止できる。このため、上記スリーブ2 の軸受部3,5に対するシャフト1の動圧発生部7,8の位置ずれ許容寸法も大き くできる。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の動圧軸受装置は、スリーブの油溜ま り部の略中央に設けた仕切り部が、動圧発生部と軸受部との位置ずれに起因する ポンプ作用力によって潤滑流体がスリーブの外部に押し出されることを抑制する 。したがって、本考案によれば、潤滑流体の外部流出を防止でき、潤滑不足によ るシャフトとスリーブの焼き付きを防止できる。このため、軸受部と動圧発生部 との位置ずれ許容寸法も大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の動圧軸受装置の実施例の断面図であ
る。
【図2】 従来の動圧軸受装置の断面図である。
【図3】 上記従来の動圧軸受装置の動圧発生部の位置
ずれ状態を示す断面図である。
【図4】 上記従来の動圧軸受装置の正常なグリース分
布状態を示す断面図である。
【図5】 上記従来の動圧軸受装置のグリースが流出し
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,31 シャフト 2,32 スリーブ 3,5,33,35 軸受部 6,36 油溜まり部 7,8,37,38 動圧発生部 10 仕切り部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 内周面の両端に設けた軸受部の間に油溜
    まり部を有するスリーブに、上記軸受部に対向する位置
    に動圧発生部を有するシャフトを回動自在に挿入した動
    圧軸受装置において、上記スリーブの油溜まり部の略中
    央に、仕切り部を設けたことを特徴とする動圧軸受装
    置。
JP4759391U 1991-06-24 1991-06-24 動圧軸受装置 Pending JPH051017U (ja)

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JP4759391U JPH051017U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 動圧軸受装置

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JPH051017U true JPH051017U (ja) 1993-01-08

Family

ID=12779550

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