JP2016191438A - オイルリング式すべり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルリングにより掻き上げられる油量を増加させることにより、オイルリング式すべり軸受を採用する場合において充分な油量を軸と軸受メタルの摺接面に供給する。
【解決手段】下部軸受メタル中央部(13c)の軸(11)の軸方向の端部に配置された下部軸受メタル端部(13b)を備え、オイルリング(14b)は下部軸受メタル端部(13b)の存在する位置にて軸(11)に懸架されているオイルリング式すべり軸受である。
【選択図】図1

Description

本発明は、オイルリング式すべり軸受に関する。
従来より、オイルリング式の軸受装置が知られている。軸受は略半円筒状の上部軸受メタルと下部軸受メタルとを具備し、両者を一体に固定することで1つの円筒を形成して構成されている。上部軸受メタルの中央部にはオイルリングを収納する溝が設けられており、オイルリングは当該溝内に回転自在に収納された状態で軸に懸架される。オイルリングの下部は下部軸受メタルの下方に溜められた油に浸漬しており、軸が回転すると、軸に懸架されたオイルリングが軸に追従して回転し、油を掻き上げる。この動作により、軸受メタルに油が潤滑される(例えば、特許文献1を参照)。
このような軸受構造の場合、上部軸受メタルにオイルリングを収納する溝を設けなければならないが、このような溝を上部軸受メタルに設けるためには、上部軸受メタルの加工が必要となる。この加工の際、上部軸受メタルに歪み等が生じ、その結果、上部軸受メタルの円筒度が低下するといった課題があった。また、上部軸受メタルの加工には多くのコスト、手間が必要であった。
このため、オイルリングを軸受メタルの中央に配置するのに代えて、軸受メタルの外側に配置し、これにより、上部軸受メタルの溝加工を回避することが有効と期待できる。
オイルリングを軸受メタルの中央に配置した場合、掻き上げた油が軸方向両側に飛散したとしても、オイルリングの両側面は上部軸受メタルと対向するため、飛散した油は軸受メタルに供給される。これに対し、オイルリングを軸受メタルの外側である軸受メタル端部に配置した場合、オイルリングの一側面は軸受メタルと対向する一方、他側面は対向するものがない。そのため、オイルリングが掻き上げた油のうち油槽内に飛散する油量が多くなり、その結果、同じオイルリングでは、軸受メタルに対して、必要な油量を供給できない恐れがある。
従って、オイルリングにより掻き上げられた油を効率よく軸受メタルに供給できる構造が必要になる。
特開平10−96425号公報(1998年4月14日公開)
上記課題に鑑み、本発明の目的は、オイルリングにより掻き上げられた油のうち軸受メタルへ供給する油量を増加させることにより、充分な油量を軸受メタルに供給することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るオイルリング式すべり軸受は、軸と、上記軸を支持する軸受メタルと、上記軸に懸架され、上記軸の下方にある油を掻き上げるオイルリングと、上記軸受メタルの上記軸の軸方向の端部に配置された油供給部とを備え、上記オイルリングは、上記油供給部の存在する位置にて上記軸に懸架されている。
上記構成によれば、オイルリングが軸受メタルの軸方向外側の軸上に配置されるため、軸受メタルの加工が不要となり、加工コストの低減に寄与する。
さらに、オイルリングが軸に懸架される位置に油供給部が配置されるため、オイルリングから掻き落とされた油を効率よく軸と軸受メタルの摺接面に供給することができる。
上記油供給部は、上記オイルリングによって掻き上げられた油を受ける油受として機能することが好ましい。
上記構成によれば、オイルリングによって掻き上げられた油を油供給部を用いて受けることができる。
上記軸と上記軸受メタルとの摺接面に油を導く供給経路をさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、供給経路を通して、摺接面に確実に供給することができる。
上記供給経路は、上記軸の回転方向に延びた回転方向経路及び/または上記軸の軸方向に延びた軸方向経路のうちの少なくとも一方を含むことが好ましい。
上記構成によれば、回転方向経路及び/または軸方向経路を通して、軸と軸受メタルの摺接面に油を供給することができる。
上記油供給部は、上記オイルリングによって掻き上げられた油を受ける油受口を有し、当該油受口は、上記供給経路と連通することが好ましい。
この構成によれば、油受口から供給経路へ確実に油を供給することができる。
上記軸の軸方向における上記オイルリングの位置を決める位置決め部をさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、軸に懸架されたオイルリングは、軸の回転に伴い連れ回りする時に、位置決め部材により軸の軸方向に位置決めされているので、オイルリングが不用意に軸方向へ移動することが防止される。
上記位置決め部は、上記オイルリングの外面と対向する対向部を有し、当該対向部を、上記オイルリングの回転方向に沿って上記オイルリングの外面と上記対向部との間隔が狭くなるように配置することが好ましい。
本発明は、オイルリングにより掻き上げられた油のうち軸と軸受メタルの摺接面へ供給する油量を増加させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るオイルリング式すべり軸受の概略構造を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るオイルリング式すべり軸受を軸方向から見た断面図である。 図2のX−X線矢視断面図である。 上記他の実施形態に係るオイルリング式すべり軸受の上部軸受メタル及び下部軸受メタルが一体となった軸受メタルの斜視図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 上記他の実施形態に係るオイルリング式すべり軸受のオイルリングガイドの斜視図である。 上記他の実施形態に係るオイルリング式すべり軸受の軸、軸受メタル、オイルリング及びオイルリングガイドの拡大図である。 上記他の実施形態に係るオイルリング式すべり軸受の軸、軸受メタル、オイルリング及びオイルリングガイドの拡大図である。 上記他の実施形態に係るオイルリング式すべり軸受の拡大図であり、(a)〜(d)は、第1空間を説明する説明図であり、(e)は、第1〜第4空間を説明する説明図である。 上記他の実施形態に係るオイルリング式すべり軸受の他の拡大図であり、(a)〜(d)は、第2空間を説明する説明図であり、(e)は、第1〜第4空間を説明する説明図である。 上記他の実施形態に係るオイルリング式すべり軸受の第1空間及び第2空間を説明するための説明図である。 図2のA−A線矢視断面における変形例である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付し、図面で同一または類似の符号が付いたものは、説明を省略する場合もある。また、本実施形態に記載されている構成の寸法、材質、形状、相対配置、加工法等はあくまで一実施形態に過ぎず、これらによってこの発明の範囲が限定解釈されるべきではない。さらに図面は模式的なものであり、寸法の比率、形状は現実のものとは異なる。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の実施形態1に係るオイルリング式すべり軸受の概略構造を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るオイルリング式すべり軸受は、上部軸受メタル12と、油供給部13b(下部軸受メタル端部)と、下部軸受メタル中央部13cと、オイルリング14bと、を備えている。
上部軸受メタル12と下部軸受メタル中央部13cとは、それぞれが別体で成形されたものであり、複数のねじによって締結され、円筒状の軸受メタルを構成する。このように一体に固定された、上部軸受メタル12と下部軸受メタル中央部13cとで、軸受メタルを形成し、軸11を回転可能に支持する。なお、軸受メタルは、一体形成されたものでも、複数に分割され、一体に組み合わせるものであっても良い。また、固定もねじ以外の固定方法であっても良い。
オイルリング14bは、油供給部13bの上方で、軸11に回転自在に懸架される。オイルリング14bの下部は、油供給部13bの下方の油槽内の油に浸漬している。軸11の回転に伴い、オイルリング14bは連れ回り、上記油槽内に溜められた油が軸11の上方に掻き上げられる。
また、オイルリング14bは、上部軸受メタル12の一方の端面と対向するように配置されている。これにより、従来とは異なり、上部軸受メタル12に溝を設けることなくオイルリングは軸11に懸架される。加工による上部軸受メタル12の歪み等による上部軸受メタル12の円筒度の低下を招くことはない。
油供給部13bは、オイルリング14bが軸11に懸架される位置に、配置されており、オイルリング14bにより掻き上げられた油は、油供給部13bの上面に落下し、軸受メタルに供給される。
油供給部13bと下部軸受メタル中央部13cとは、それぞれが別体で成形されたものである。油供給部13bは、下部軸受メタル中央部13cの一方の端面に設けられたねじ穴に止めねじ17a、17b及び17cを螺合して、下部軸受メタル中央部13cの端面に固定される。
油供給部13bの上面は、油を受ける油受として機能し、さらに油を溜める油受口301が設けられている。つまり、油供給部13bは、オイルリング14bにより掻き上げられる油を一旦受け軸11と軸受メタルの摺接面へ油を導くものである。なお、油受口301は、軸11の頂部から見て回転方向下流側の油供給部13bの上面に設けられている。オイルリング14bで掻き上げられた油は回転に伴い、回転方向の下流側へ移動するので、この位置にあることで、オイルリング14bで掻き上げられた油を受けやすく、さらに軸11と軸受メタルとの摺接面へ油を供給しやすくなる。
さらに、油供給部13bには、回転方向経路302が設けられている。回転方向経路302は、下部軸受メタル中央部13cと軸11との摺接面に、油供給部13b、特に油受口301にて受けた油を供給するためのものである。回転方向経路302は、軸11の回転方向に沿って形成されると共に、油受口301に連通されている。油受口301が受けた油は、軸11の回転に伴い、回転方向経路302を流れ、油供給部13bと軸11との摺接面を経由して、下部軸受メタル中央部13cと軸11との摺接面に流れ込む。
このように、本実施形態に係るオイルリング式すべり軸受によれば、オイルリング14bが軸11の軸方向における上部軸受メタル12の外側に配置されるため、上部軸受メタル12自体の溝加工が不要になるため、加工コストの低減に寄与する。
さらに、オイルリング14bが軸11に懸架される位置に油供給部13bが配置されるため、オイルリング14bが掻き上げた油を効率よく軸受メタルの摺接面に供給することができる。
本実施形態では、上部軸受メタル12の一方の端面にオイルリング14bを配置したが、他方の端面にも、油供給部13bとオイルリング14bと同様、油供給部やオイルリングを設けてもよい。
〔実施形態2〕
次に、本発明の実施形態2について説明する。なお、本実施形態と上記実施形態1との間において、対応する部分同士には同一の符号を付している。
(オイルリング式すべり軸受1の概略構成)
図2及び図3は、本発明の実施形態2に係るオイルリング式すべり軸受1の概略構造を示す図である。図2は、オイルリング式すべり軸受1を軸11の軸方向から見た断面図であり、図3は、図2のX−X線矢視断面図である。
オイルリング式すべり軸受1は、軸11と、上部軸受メタル12と、下部軸受メタル13と、オイルリング14aと、オイルリング14bと、オイルリングガイド15aと、オイルリングガイド15bと、を備えている。オイルリング式すべり軸受1は、図2及び図3に示すように、ハウジング21a内に収納されている。ハウジング21aには軸11の軸方向に貫通する貫通穴が設けられ、当該貫通穴を軸11が通るように、オイルリング式すべり軸受1がハウジング21a内の軸受保持部21bに保持されている。ハウジング21aと軸受保持部21bとは一体成形され、オイルリング式すべり軸受1を囲む軸受ハウジング21を構成している。
軸11は、ハウジング21aの外部に設置されたモータ等の駆動装置(図示省略)によって回転駆動される。
上部軸受メタル12及び下部軸受メタル13は、相対する接合面を介してボルトで一体に固定されることにより、1つの円筒状の軸受メタルを構成する。上部軸受メタル12及び下部軸受メタル13のそれぞれの、軸11との摺接面には、ホワイトメタル等の金属材料からなるメタル層が設けられる。上部軸受メタル12及び下部軸受メタル13の各メタル層が軸11を回転可能に支持する。
オイルリング14a及びオイルリング14bは、軸11に回転自在に懸架される。オイルリング14a及びオイルリング14bのそれぞれの下部は、図2に示すように、油槽22内の油に浸漬している。軸11の回転に伴い、オイルリング14a及びオイルリング14bは軸に連れ回る。オイルリング14a及びオイルリング14bの連れ回りにより、油槽22内に溜められた油がオイルリングに付着して軸11の上方に掻き上げられる。
(下部軸受メタル13の具体的構成)
図4は、上部軸受メタル12及び下部軸受メタル13が一体となった軸受メタルの斜視図である。下部軸受メタル13は、下部軸受メタル端部13a、下部軸受メタル端部13b及び下部軸受メタル中央部13cから構成されている。図3に示すように、下部軸受メタル端部13aはオイルリング14aが軸11に懸架される位置に、下部軸受メタル端部13bはオイルリング14bが軸11に懸架される位置に、それぞれ配置され、それぞれ油供給部の役割を有している。また、下部軸受メタル中央部13cは上部軸受メタル12と対向するように配置されている。下部軸受メタル端部13a、下部軸受メタル端部13b及び下部軸受メタル中央部13cは、同一部材で一体成形されている。下部軸受メタル端部13bの上面は、油を受ける油受の機能を有し、さらに油受口301が設けられている。油受口301は、オイルリング14bにより掻き上げられる油を受けて、溜めて、摺接面へ導く役割を持つ。
油受口301は、図4に示すように、下部軸受メタル端部13bの、軸11の頂部から見て回転方向下流側の上面に形成されている。油受口301は、回転方向経路302を経由して、下部軸受メタル中央部13cと軸11との摺接面に形成された第1油供給経路303に連通する。油受口301が受けた油は、軸11の回転に伴って、回転方向経路302を流れ、第1油供給経路303に流れ込む。第1油供給経路303に流れ込んだ油は、下部軸受メタル中央部13cと軸11との摺接面に行き渡る。
また、油受口301は、隠れ線(破線)で表した軸方向経路304に連通されている。軸方向経路304は、下部軸受メタル中央部13cの、上部軸受メタル12との接触面に軸方向経路304となる溝を加工して形成されている。油受口301が受けた油は、軸方向経路304を経由し第2油供給経路305に流れ込む。第2油供給経路305に流れ込んだ油は第1油供給経路303に流れ込み、軸受メタルと軸11との摺接面に行き渡る。
オイルリング14bが下部軸受メタル端部13bの上方に懸架されることで、オイルリング14bが掻き上げた油を、下部軸受メタル端部13bを介して、軸11と軸受メタルの摺接面に供給できると共に、下部軸受メタル端部13bと下部軸受メタル中央部13cとが一体で形成されているため、摺接面との間に段差などが生じず、より円滑に軸11と軸受メタルの摺接面に供給できる。
下部軸受メタル端部13aについても同様である。
ここで、従来の、上部軸受メタルにオイルリングを収納する溝を設けていた軸受メタルでは、溝を上部軸受メタルに設けるために、上部軸受メタルの加工が必要となる。この加工の際、上部軸受メタルに歪み等が生じ、その結果、上部軸受メタルの円筒度が低下するといった課題があった。また、上部軸受メタルの加工には多くのコスト、手間が必要であった。
これに対し、オイルリングを軸受メタル端面に配置したオイルリング式すべり軸受1であれば、オイルリング14a及びオイルリング14bは上部軸受メタル12の各端面に配置されており(すなわち、軸11の軸方向における上部軸受メタル12の外側に配置されており)、これにより、上部軸受メタル12に溝を設けることは不要となる。このため、上述したような、上部軸受メタル12の溝加工が不要となり、その結果、上部軸受メタル12の歪み等による上部軸受メタル12の円筒度の低下を招くことはなく、容易に円筒度を確保できる軸受メタルを製造することができる。
本実施形態では、上部軸受メタル12と下部軸受メタル中央部13cとが異なる部材から別体で成形されたもので説明したが、上部軸受メタル12と下部軸受メタル中央部13cとが同一部材で一体成形されたものであれば、一体に成形する際、軸受メタルを構成する部材を貫くように通路を形成すれば良い。
(オイルリングガイド15a及びオイルリングガイド15bの具体的構成)
図2及び図3に示したように、オイルリングガイド15a及びオイルリングガイド15bは、それぞれ、軸11に懸架されるオイルリング14a及びオイルリング14bの、軸11上における軸方向で懸架される各位置を決める位置決め部材である。オイルリングガイド15a及びオイルリングガイド15bは、それぞれ、上部軸受メタル12の各端面に設けられたねじ穴に止めねじで螺合することで、各端面に固定され、オイルリング14a及びオイルリング14bを収納する。オイルリングガイド15a及びオイルリングガイド15bは例えば板金加工等により製作される。また、オイルリングガイド15a及びオイルリングガイド15bには、油を堰き止め、軸11と軸受メタルの摺接面へ油を導く機能も兼ね備えている。
なお、図3に示す通り、オイルリングガイド15aとオイルリングガイド15bとは、それぞれ、上部軸受メタル12の、互いに対向する各端面に設けられるものであるため、それらの形状は互いに面対称の関係となる。そこで、オイルリングガイド15aに関する、以下の説明においては、各図を用いて、オイルリングガイド15aのみを説明し、オイルリングガイド15bの説明は繰り返さないものとする。
オイルリングガイド15aは、上部軸受メタル12の端面との間において、オイルリング14aを収納する空間を構成する。オイルリング式すべり軸受1では、上部軸受メタル12の端面にオイルリングガイド15aを配置し、上部軸受メタル12の端面と、オイルリングガイド15aとにより構成される空間に、オイルリング14aを収納する。
図5に示すように、オイルリングガイド15aには、上述した空間の内部に向かって突起する突起部16a−1が設けられている。同様に、上部軸受メタル12の端面にも、上述した空間の内部に向かって突起する突起部16a−2が設けられている。例えば、突起部16a−1は、オイルリングガイド15aのボルト穴に低頭ボルト16A−1を通し、その頭部(すなわち、突起部16a−1)を空間内に配置したものである。低頭ボルト16A−1の軸部は、オイルリングガイド15aの外側にてナットで締め付けられる。また、突起部16a−2は、上部軸受メタル12の端面に低頭ボルト16A−2をネジ込み、その頭部(すなわち、突起部16a−2)を、上述した空間内に配置したものである。
軸の回転中も停止中も突起部16a−1と突起部16a−2との間にオイルリング14aが位置するように配置され、それら突起部16a−1及び突起部16a−2により、オイルリング14aとオイルリングガイド15aとの間隔、及び、オイルリング14aと上部軸受メタル12の端面との間隔、がそれぞれ規定され、オイルリング14aの側面に空間が形成される。これにより、オイルリング14aとオイルリングガイド15aとの接触、及び、オイルリング14aと上部軸受メタル12の端面との接触は回避される。つまり、オイルリング14aは、回転中に、突起部16a−1及び突起部16a−2のみと接触することになる。これにより、オイルリング14aとオイルリングガイド15aとの接触面積が低減される。接触面積が低減されるということはオイルリング回転中の接触による抵抗が減少し、オイルリング14aの回転が妨げられることなく、より円滑にオイルリング14aが連れ回るという効果を奏す。
なお、図2に示すとおり、上述した低頭ボルト16A−1に加え、オイルリングガイド15aに低頭ボルト16C−1が設けられている。この低頭ボルト16C−1に対向するように、上部軸受メタル12の端面には、低頭ボルト16A−2と同様の低頭ボルトが設けられている。このように、オイルリング14aを、周方向において低頭ボルト2点で支持することにより、オイルリング14aは、上述した空間内での軸方向への揺れ動きが防止されオイルリング14aの回転時の挙動が安定する。突起の形状、軸11の回転速度、油や外気の温度等、運転条件によっては、一箇所のみでもオイルリング14aの揺れ動きを防止可能である場合もあるし、一方、二箇所に限らず、三箇所、四箇所といった、複数の箇所にて、オイルリング14aを支持するのが好ましい場合もある。オイルリング14bについても同様である。
(オイルリングガイド15aとオイルリング14aとの具体的構成)
次に、図6、図7及び図8を用いて、さらにオイルリングガイド15aとオイルリング14aで形成される空間について説明する。
図6は、オイルリングガイド15aの斜視図である。図7及び図8は、軸11、軸受メタル(上部軸受メタル12、下部軸受メタル13)、オイルリング14a及びオイルリングガイド15aの拡大図である。なお、図7及び図8では、図面の見易さのため、2点鎖線部まででオイルリング式すべり軸受1の他の構成部材については図示を省略している。
図6に示すように、オイルリングガイド15aは、第1部材151、第2部材152、第3部材153、第4部材154及び第5部材155から構成されている。図7及び図8に示すように、軸11が矢印の方向にモータ等によって回転駆動され、軸11の回転駆動に伴って、オイルリング14aが軸11と同じ矢印の方向に回転する。
第1部材151は、オイルリング14aの上面と対向し、第3部材153は、オイルリング14aの内面(内周面)と対向し、第2部材152及び第4部材154は、それぞれオイルリング14aの側面と対向するように、オイルリングガイド15aは上部軸受メタル12の端面に取り付けられている。オイルリングガイド15aは、第5部材155をボルト等を用いて上部軸受メタル12の端面に固定される。また、第2部材152には上述した低頭ボルト16A−1等を通すためのボルト穴156及びボルト穴157が開口されている。
第1部材151は、オイルリング14aの上面と対向することにより、オイルリング14aの頂部の回転方向上流側から下流側にわたって空間(以下、「第1空間」と呼ぶ。)201を形成する(図9の(e)、図11参照)。つまり、図11に示すように、軸11の上部と接触するオイルリング14aの頂部付近のオイルリング14aの上方に、第1空間201がある。第1空間201は、第1部材151の、上記回転方向に沿って徐々に狭くなり、最も狭くなる部分がある。具体的には、図9、図11に示す。第1空間201は、図9の(a)に示すように、上記回転方向において、断面O−Y、O−Y、O−Yと変化する。第1部材151とオイルリング14aの上面との距離は、(b)に示すa、(c)に示すa、(d)に示すaと徐々に狭くなるように変化し、aのさらに回転方向前方で最も狭くなる。最も狭くなる部分を通過すれば、再び、オイルリング14aの上面と第1部材151との距離は広くなる。つまり、オイルリング14aの頂部の回転方向上流側から下流側にわたって第1空間が存在し、この第1空間が漸減する漸減空間を形成する。
第2部材152は、オイルリング14aの側面と対向することにより、第1空間201とつながる空間(以下、「第2空間」と呼ぶ。)202を形成する(図9の(e)参照)。第2空間202は、第2部材152及び上部軸受メタル12の端面と、オイルリング14aの側面とが対向することにより形成される空間を含み、第1空間201とつながり油が溢れ出す空間と溢れ出した油が軸受メタルへ供給される空間からなる。第2空間202は、図11に示すように、第3空間203及び第4空間204からなる。なお、オイルリング14aの、一方の側面は、上述のとおり、第2部材152と対向し、他方の側面は、上部軸受メタル12の端面と対向する。上部軸受メタル12の端面は、第2部材152と同様、オイルリング14aの側面と対向することにより、第1空間201とつながる空間を形成する。当該空間も上述した第2空間202に含まれる。
第3部材153は、オイルリング14aの内面と対向するように第2部材152からオイルリング14aの軸方向に向けて延長されている。
第4部材154は、オイルリング14aの側面と対向し、オイルリングガイド15aの部材としては回転方向上流側に位置する。
(第1空間201及び第2空間202の具体的構成)
以下、第1空間201及び第2空間202の油を堰き止め、軸11と軸受メタルの摺接面へ導く作用について、説明する。軸11の回転に伴って、オイルリング14aが連れ回り、油槽22内に溜められた油がオイルリング14aに付着して軸11の上方に掻き上げられる。掻き上げられた、オイルリング14aの上面に付着した油が第1空間201を通過し始めると、当該油は、回転方向に沿って徐々に狭くなる第1空間201の最も狭くなる部分を起点として堰き止められる。堰き止められた油は、次第に、第1空間201から溢れ出すことになる。つまり、従来であればオイルリング14aに付着したまま、油槽22内に戻されていた油を堰き止めることで、掻き上げた油をそのまま油槽22へ戻すことなく、オイルリング14aの側面から下部軸受メタル13に供給することができる。
第1空間201において堰き止められた油は、その油の粘性等の特性やオイルリング14aの回転速度等の如何により、第1空間201における、オイルリング14aの頂部から見て回転方向下流側から溢れ出す場合もあるし、あるいは、オイルリング14aの頂部から見て回転方向上流側から溢れ出す場合もある。
第2空間202は、第2部材152及び上部軸受メタル12の端面と、オイルリング14aの側面とが対向し、第1空間201から油が溢れ出し軸受メタルへ供給する空間である。第2空間202は第3空間203及び第4空間204からなる。
第3空間203は、第2空間202のうち、オイルリング14aの側面とオイルリングガイド15aが形成する空間である。第1部材151を設けることにより、第1空間201から漏れ出す油は、周方向への通路を塞がれ下方へ落下する。第3空間203は、このような、第1空間201から油の漏れ出す方向に位置しており、第1空間201から漏れ出す油の大半は第3空間203を経て、第2部材152により、第4空間204に誘導される。
第2部材152は主軸形状にあわせて径方向に僅少なクリアランス(数mm程度)を残す程度まで距離をつめている。こうすることにより、軸方向へ溢れ出そうとする油は数mmのクリアランス部分を除いて、第2部材152で堰き止められるため、第4空間204から軸11と軸受メタルの摺接面へ供給される油量が増加する。このように、第3空間203から第4空間204への誘導にも第2部材152が大きく寄与している。
なお、第3空間203の、軸11の軸方向における、間隔(オイルリング14aとオイルリングガイド15aとの間隔、オイルリング14aと上部軸受メタル12の端面との間隔)は、上述したように、突起部16a−1及び突起部16a−2によってオイルリング14aが軸方向に位置決めされることにより、それぞれ規定される。
第4空間204は、第3空間203と下部軸受メタル13、特に油供給部である下部軸受メタル端部13aとをつなぐ空間である。第1空間201から第3空間203へ溢れ出した油は、第4空間204を経由し、下部軸受メタル13に供給される。
ここで、第4空間204に含まれる第3部材153は、オイルリング14aの内面と対向するように第2部材152からオイルリング14aの軸方向に向けて延長されており、第1空間201から第2空間202(第3空間203)に溢れ出した油を下部軸受メタル13に誘導する。オイルリング14aにより掻き上げられた油は、軸11に連れ回るオイルリング14aの回転に起因する遠心力によりオイルリング14aの接線方向の力を持っているため、オイルリング頂部から見て下方にある下部軸受メタル13へ供給されず、油槽22へ飛散し、再び、油槽22内に戻ってしまうものもある。第3部材153は、油受口301(図4を参照)の上部(本実施形態では真上)に鉛直に配置されている。これにより、第3空間203から飛び出す油は第4空間にある第3部材153に当たることにより接線方向の速度を失って周方向への通路を塞がれ下方へ落下するため、第4空間を介して真下にある下部軸受メタル13に誘導されやすくする。
第4部材154は、オイルリング14aの側面と対向し、オイルリングガイド15aの部材としては回転方向上流側に位置する。オイルリング14aに付着し、下方から上方に向かう油は、第1空間201に進入する以前に、オイルリング14aから剥がれる落ちる場合がある。その場合、オイルリング14aから剥がれ落ちる油は、重力により、そのまま油槽22へ戻り、潤滑油として活用されることはない。そこで、第4部材154は、オイルリング14aと対向する側と逆の方向に外側に反った形状であり、入口を広く設けることにより、油を第1空間201に誘導しやすくする。
このように、本実施形態に係るオイルリング式すべり軸受1によれば、オイルリング14aの回転により、オイルリング14aに付着した油が第1空間201を通過し始めると、当該油は、回転方向に沿って徐々に狭くなる第1空間201の最も狭くなる部分を起点として堰き止められ、第1空間201から第2空間202へ溢れ出す。したがって、従来であれば、オイルリング14aに付着したまま、再び、油槽22内に戻されていた油を、オイルリング14aの側面から下部軸受メタル13に供給することができる。
また、図10に示す通り、第1空間201と同様、第2空間202の一部(第3空間203)がオイルリング14aの回転方向に沿って徐々に狭くなるような漸減空間としてもよい。第2空間202は、(a)に示すように、上記回転方向において、断面O−Z、O−Z、O−Zと変化する。第2部材152とオイルリング14aの側面の距離は、(b)に示すb、(c)に示すb、(d)に示すbと変化し、bのさらに回転方向前方で最も狭くなる。同様に、上部軸受メタル12の端面とオイルリング14aの側面との距離は、(b)に示すc、(c)に示すc、(d)に示すcと変化し、cのさらに回転方向前方で最も狭くなる。オイルリング14aの回転により、オイルリング14aの側面に付着した油が第2空間202を通過し始めると、当該油は、回転方向に沿って徐々に狭くなる第2空間202の最も狭くなる部分を起点として堰き止められる。第1空間201と同様、第2空間202によっても、このような油を下部軸受メタル13に供給することができる。
本実施形態においては、第1空間201または第2空間202を徐々に狭くする漸減空間を説明したが、第1空間201及び第2空間202の両方を、上述したように、オイルリング14aの回転方向に沿って徐々に狭くなるようにしてもよい。
なお、本明細書においては、オイルリング14aの上面及び側面をまとめて「外面」と表現するものとする。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば図5に示すように、オイルリングガイド15aのボルト穴に低頭ボルト16A−1を通し、その頭部である突起部16a−1を空間内に配置したものである。このような突起部16a−1に代えて、図12に示すように、例えば鋼板やステンレス板、アルミ板などの薄板金属からなるオイルリングガイド15aにプレス機械によって打ち抜き加工を行うことにより、突起部18を設けてもよい。また、レーザ加工等による切り起こしを行うことにより突起部を設けてもよい。なお、上述したような薄板金属に代えて、樹脂を用いてオイルリングガイド15aを成形してももちろん構わない。
また、下部軸受メタル端部13a、下部軸受メタル端部13b及び下部軸受メタル中央部13cは、それぞれが異なる部材から別体で成形されたものであってもよい。それぞれが別体で成形されたものである場合、例えば、下部軸受メタル端部13a及び下部軸受メタル端部13bは、それぞれ、下部軸受メタル中央部13cの各端面に設けられたねじ穴に止めねじを螺合する等して、各端面に固定すればよい。また、下部軸受メタル端部13a、下部軸受メタル端部13b及び下部軸受メタル中央部13cが別体で成形される場合であっても、下部軸受メタル中央部13cと上部軸受メタル12とを、同一部材で一体成形してもよい。要は、油供給部(下部軸受メタル端部13a、下部軸受メタル端部13b)が、オイルリング14a及びオイルリング14bが軸11に懸架される位置にまで、軸11の軸方向に沿って延在すればよい。
さらに、下部軸受メタル端部13bは下部軸受メタル中央部13cの形状にあわせたものになっているが、これに限られるものではない。例えば、図4では下部軸受メタル端部13bは半円となっているが、1/4程度の円弧等であってもよい。ただし、このような場合においても、油が下部軸受メタル端部13bを越えて軸受メタルの外へ漏れるのを防ぐため、下部軸受メタル端部13bの終端306は第1油供給経路303よりも回転方向上流側に位置することが好ましい。下部軸受メタル端部13aについても同様である。
上述の各実施形態では、漸減空間はオイルリングガイドを用いて形成することについて説明したが、オイルリングガイドではなく、ハウジング、軸受メタルの一部を利用して形成してもよく、更にはエアウォールと呼ばれるような空気で同様に機能する空間を形成してもよい。
上述の各実施形態では、油供給部である下部軸受メタル端部13aの上面の油受には油受口を備えている構成で説明したが、油受口がない構成でも良い。油受口がないと油が溜まりにくいので、油受口がある方がより良い構成である。
上述の各実施形態では、回転方向及び軸方向の何れかに油供給経路を備えている構成で説明したが、軸の回転に伴い、油は摺接面に引きこまれるので、油供給経路がない構成でも良い。なお、油供給経路があると、より摺接面への油の供給が良くなるので、より良い構成である。
本発明は、オイルリング式すべり軸受に利用することができる。
1 オイルリング式すべり軸受
11 軸
12 上部軸受メタル
13 下部軸受メタル
13a 下部軸受メタル端部(油供給部)
13b 下部軸受メタル端部(油供給部)
13c 下部軸受メタル中央部
14a オイルリング
14b オイルリング
15a オイルリングガイド
15b オイルリングガイド
16 低頭ボルト
16a−1 突起部
16a−2 突起部
18 突起部
21 軸受ハウジング
21a ハウジング
21b 軸受保持部
22 油槽
151 第1部材
152 第2部材
153 第3部材
154 第4部材
155 第5部材
156 ボルト穴
157 ボルト穴
201 第1空間
202 第2空間
203 第3空間
204 第4空間
301 油受口
302 回転方向経路
303 第1油供給経路
304 軸方向経路
305 第2油供給経路
306 終端

Claims (7)

  1. 軸と、
    上記軸を支持する軸受メタルと、
    上記軸に懸架され、上記軸の下方にある油を掻き上げるオイルリングと、
    上記軸受メタルの上記軸の軸方向の端部に配置された油供給部と
    を備え、
    上記オイルリングは、上記油供給部の存在する位置にて上記軸に懸架されていることを特徴とするオイルリング式すべり軸受。
  2. 上記油供給部は、上記オイルリングによって掻き上げられた油を受ける油受として機能することを特徴とする請求項1に記載のオイルリング式すべり軸受。
  3. 上記軸と上記軸受メタルとの摺接面に油を導く供給経路をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のオイルリング式すべり軸受。
  4. 上記供給経路は、上記軸の回転方向に延びた回転方向経路及び/または上記軸の軸方向に延びた軸方向経路のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項3に記載のオイルリング式すべり軸受。
  5. 上記油供給部は、上記オイルリングによって掻き上げられた油を受ける油受口を有し、
    当該油受口は、上記供給経路と連通することを特徴とする請求項3または4に記載のオイルリング式すべり軸受。
  6. 上記軸の軸方向における上記オイルリングの位置を決める位置決め部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のオイルリング式すべり軸受。
  7. 上記位置決め部は、上記オイルリングの外面と対向する対向部を有し、当該対向部を、上記オイルリングの回転方向に沿って上記オイルリングの外面と上記対向部との間隔が狭くなるように配置することを特徴とする請求項6に記載のオイルリング式すべり軸受。
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