JPH0713299Y2 - オーディオ回路 - Google Patents

オーディオ回路

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JPH0713299Y2
JPH0713299Y2 JP1989082686U JP8268689U JPH0713299Y2 JP H0713299 Y2 JPH0713299 Y2 JP H0713299Y2 JP 1989082686 U JP1989082686 U JP 1989082686U JP 8268689 U JP8268689 U JP 8268689U JP H0713299 Y2 JPH0713299 Y2 JP H0713299Y2
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variable resistor
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audio
feedback
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博之 藤原
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Denso Ten Ltd
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 可変抵抗器と共に共振回路を形成する聴感補正部を備
え、オーディオ装置における音量レベル調整用のメイン
ボリュームに連動して可変抵抗器の抵抗値を変化させる
ことにより、オーディオ信号の聴感補正を行う場合、可
変抵抗器の抵抗値が小さい側での所定の操作範囲におい
て、一定の抵抗値を有するように可変抵抗器を設定して
なるオーディオ回路、あるいは、オーディオ信号を入力
とする増幅器の帰還回路と、この帰還回路の帰還信号の
周波数特性を調整する聴感補正部とを備え、聴感補正部
と帰還回路との間に接続された可変抵抗器の抵抗値をメ
インボリュームに連動して変化させることによりオーデ
ィオ信号の聴感補正を行う場合、可変抵抗器の抵抗値が
小さい側での所定の操作範囲において、一定の抵抗値を
有するように可変抵抗器を設定してなるオーディオ回路
であって、音楽等の音声の音量レベルが低いときであっ
ても、可変抵抗器の回転角等に対する抵抗値のばらつき
に影響されることなく正確な聴感補正を行うことが可能
となる。
〔産業上の利用分野〕
本考案はオーディオ装置において聴感補正機能を有する
オーディオ回路に関する。
一般に、人間の耳においては、音楽等の音声の音量レベ
ルが低くなるにつれて、可聴周波数帯域(20〜20kHz)
の中で低周波数帯域(約100Hz以下)および高周波数帯
域(約10kHz以上)が特に聞き取りにくくなっている。
本考案は、これらの特定の周波数帯域の利得を選択的に
大きくして全周波数帯域にわたり一定の聴感が得られる
ようにするための聴感補正手段を備えたオーディオ回
路、特にラウドネス回路について言及するものである。
〔従来の技術〕
第6図は従来のラウドネス回路の一例を示す図である。
ただし、ここでは、聴感補正部3の詳細な回路構成は省
略することとする。
一般に、オーディオ装置の前面部には、オーディオ信号
Saのレベルを調整するためのメインボリューム1が配置
されている。さらに、このメインボリューム1からのオ
ーディオ信号Saを一方の入力とする増幅器2が、オーデ
ィオ装置内に設けられている。上記オーディオ信号Saは
増幅器2により増幅された後にスピーカ7より音声にし
て伝送される。もし、ユーザがメインボリューム1を操
作すれば、音楽等の音声を適当な音量レベルに調整する
ことができる。さらに、全周波数帯域にわたり一定の聴
感が得られるようにするために、増幅器2の他方の入力
に聴感補正部3を接続している。この聴感補正部3は、
半導体等の小形インダクタンスやコンデンサや抵抗等か
ら構成されており、50Hz付近の低周波数帯域および10kH
z付近の高周波数帯域の2箇所で共振するような回路構
成になっている。すなわち、上記聴感補正部3のインピ
ーダンスZは、50Hz付近および10kHz付近で急激に小さ
くなっている。さらに、上記聴感補正部3と増幅器2と
の間に可変抵抗器4を接続している。この可変抵抗器4
は、メインボリューム1に連動しており、このメインボ
リューム1により音声の音量レベルの高低を変化させれ
ばこの変化に応じて可変抵抗器4の抵抗値の大小もそれ
ぞれ変化する。
上記可変抵抗器4の抵抗値をRv、帰還抵抗6の帰還抵抗
値をRfとすると、増幅器2の利得Gは、dB単位で のように表わされる。ここで、メインボリューム1を絞
って音声の音量レベルを下げた場合は、抵抗値Rvが小さ
くなるので、式(1)において、聴感補正部3のインピ
ーダンスZの利得Gに与える効果がそれだけ大きくなっ
てくる。したがって、利得Gの周波数特性は、第7図に
示すように、人間が聴き取りにくい50Hz付近および10kH
z付近の周波数帯域の音声成分が特に強調されたような
曲線になるので、所望の聴感補正がなされて全周波数帯
域にわたり一定の聴感が得られる。また一方で、音声の
音量レベルがある程度以上高く聴感の周波数による差が
ほとんどない場合は、抵抗値Rvが大きくなって利得Gが
インピーダンスZにほぼ無関係になり、聴感補正部3の
補正効果が無視できるので、やはり全周波数帯域にわた
り一定の聴感が得られる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のとおり、従来のラウドネス回路においては、メイ
ンボリューム1に連動する可変抵抗器4の抵抗値Rvの高
低を変化させることにより聴感補正の程度をそれぞれ弱
くしたり強くしたりして全周波数帯域にわたり一定の聴
感が得られるようにしていた。
一般に、ラウドネス回路のラウドネス特性は、メインボ
リューム1が最大の位置にある場合、すなわち可変抵抗
器4の抵抗値Rvが最大(100%)の場合と、上記メイン
ボリューム1からのオーディオ信号Saの相対出力レベル
が−40dB(入力レベルが1/100に減衰)の場合とにおけ
る利得G等の周波数特性の差で規定される。ところで、
可変抵抗器4の抵抗値Rvは、第8図に示すように、回転
角に対して±20%程度のばらつき(第8図の破線)を有
している(第8図では抵抗値および回転角を相対値で表
す)。ここで、メインボリューム1が最大の位置にある
場合は、可変抵抗器4の抵抗値Rvが帰還抵抗値Rfおよび
インピーダンスZよりもずっと大きくなつて式(1)に
おける利得Gが抵抗値Rvのばらつきに影響されずほぼ一
定(20dB)となる。一方、上記の相対出力レベルが−40
dBの場合(第8図のA)は、特に50Hz付近および10kHz
付近の周波数帯域で聴感補正部3のインピーダンスZが
急激に小さくなるので、抵抗値Rvのわずかなばらつきに
より上記の周波数帯域での利得Gも変動してしまう。こ
のため、ラウドネス特性のばらつきが±3dB程度にまで
大きくなる(仕様は±1dB)という問題が生ずる。この
結果、音声の音量レベルが低くなると、正確な聴感補正
が行われず一定の聴感が得られにくくなってしまう。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、音声
の音量レベルが低い場合でも、可変抵抗器の回転角等に
対する抵抗値のばらつきに影響されることなく正確な聴
感補正を行うことが可能なオーディオ回路を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のオーディオ回路は、オーディオ装置における音
量レベルを調整するためのメインボリュームに連動して
抵抗値が変化する可変抵抗器と、この可変抵抗器と共に
共振回路を形成する聴感補正部とを備えており、上記メ
インボリュームに連動して可変抵抗器の抵抗値を変化さ
せることによりこのメインボリュームからのオーディオ
信号の聴感補正を行う場合、上記可変抵抗器は、抵抗値
が小さい側での所定の操作範囲において、一定の抵抗値
を有している。
あるいは、本考案のオーディオ回路は、オーディオ信号
を入力とする増幅器と、この増幅器の帰還回路と、この
帰還回路の帰還信号の周波数特性を調整する聴感補正部
と、この聴感補正部と上記帰還回路との間に接続され、
かつ、オーディオ装置における音量レベルを調整するた
めのメインボリュームに連動して上記帰還回路の帰還信
号の帰還量が調整されるように抵抗値が変化する可変抵
抗器とを備えており、上記メインボリュームに連動して
可変抵抗器の抵抗値を変化させることによりオーディオ
信号の聴感補正を行う場合、上記可変抵抗器は、抵抗値
が小さい側での所定の操作範囲において、一定の抵抗値
を有している。
〔作用〕
本考案では、音声の音量レベルを低下させた場合、すな
わち、可変抵抗器の回転角等を小さくして聴感補正の程
度を強めた場合は、上記可変抵抗器の抵抗値Rvが極めて
小さい値でかつ一定の値、例えば、0に近い一定値にな
る。したがって、全周波数帯域にわたり、抵抗値Rvが、
聴感補正部3のインピーダンスZに比べて無視し得るほ
ど充分小さくかつ一定の値になるので、上記抵抗値Rv
ばらつきが利得G等の周波数特性に影響を及ぼすことは
ない。
かくして、本考案では、音楽等の音声の音量レベルが低
い場合でも、正確な聴感補正を行うことが可能となる。
〔実施例〕
第1図は本考案の第1実施例を示す回路である。なお、
ここでは、スピーカ7(第6図)は省略する。また、前
述した構成要素と同様のものについては、同一の参照番
号を付して表す。
第1図において、可変抵抗器14の主要部分は、炭素等の
抵抗素子15から構成されている。さらに、この抵抗素子
15において聴感補正の程度を強める側、すなわち低抵抗
側を、炭素よりも抵抗値がずっと小さい金属体16等で置
き替えている。
第2図は第1図の可変抵抗器の具体例を示す図である。
この場合、抵抗素子15および金属体16を馬蹄形に成形し
て回転形の可変抵抗器14を製造している。さらに、この
回転形の可変抵抗器14の内周部に接触させた状態で摺動
子を回転させることにより両端子間の抵抗値Rvを変化さ
せている。上記摺動子の回転角θが所定の値より小さく
なると、上記摺動子が金属体16と接触するので、第3図
に示すように、抵抗値Rvが金属体16のみにより決定され
てほぼ0に近い値になる。したがって、メインボリュー
ム1(第1図)からのオーディオ信号Saの相対出力レベ
ルが−40dBの場合(第3図のA)、すなわち、音声の音
量レベルが低い場合は、可変抵抗器1の抵抗値Rvがばら
つくことはないので、利得Gの変動幅は従来より小さく
なる。この結果、ラウドネス特性のばらつきが±1dB以
内に抑えられ、上記ラウドネス特性に要求される仕様が
満足される。
上記第1実施例においては、抵抗素子15および金属体16
を一体化して製造することが可能なので従来の可変抵抗
器4(第6図)に比べて製造工程はほとんど増大しな
い。
第4図は本考案の第2実施例を示す回路図である。な
お、この場合も、スピーカ7(第6図)を省略する。こ
こでは、可変抵抗器24は、1つの抵抗素子25から構成さ
れる。さらに、この抵抗素子25における低抵抗側を、金
属等からなる短絡部26により短絡している。
第5図は第4図の可変抵抗器の具体例を示す図である。
この場合、まず初めに、従来と同様に抵抗素子25を馬蹄
形に成形して回転形の可変抵抗器24を製造する。次に、
上記抵抗素子25の抵抗側の一部、すなわち摺動子の回転
角θが小さい側に、導線等の短絡部26を接続する。も
し、上記摺動子の回転角θが所定の値より小さくなれ
ば、抵抗素子25が短絡部26により短絡されてその抵抗値
Rvがほぼ0に近い値になる。したがって、ここでも、前
記第1実施例(第1図)と同様にラウドネス特性のばら
つきを±1dB以内に抑えることができる。
上記第2実施例においては、既存の可変抵抗器の一部に
導線等の短絡部26をわざわざ接続するための手間および
工数がかかるが、上記短絡部26と摺動子とが直接接触し
ないので、回転角θが小さいときの抵抗値Rvの経時変化
が生じにくいという利点を有している。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、音楽等の音声の音
量レベルが低い場合でも、可変抵抗器の回転角等に対す
る抵抗値のばらつきに影響されることなく正確な聴感補
正を行うことが可能なオーディオ回路が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す回路図、 第2図は第1図の可変抵抗器の具体例を示す図、 第3図は第2図の可変抵抗器の回転角特性を示す図、 第4図は本考案の第2実施例を示す回路図、 第5図は第4図の可変抵抗器の具体例を示す図、 第6図は従来のラウドネス回路の一例を示す図、 第7図は増幅器の利得の周波数特性の一例を示す図、 第8図は一般の可変抵抗器の回転角特性を示す図であ
る。 図のおいて、 1…メインボリューム、2…増幅器、3…聴感補正部、
14,24……可変抵抗器、15,25…抵抗素子、16…金属体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ装置における音量レベルを調整
    するためのメインボリューム(1)に連動して抵抗値が
    変化する可変抵抗器と、該可変抵抗器と共に共振回路を
    形成する聴感補正部(3)とを備えており、前記メイン
    ボリューム(1)に連動して前記抵抗値を変化させるこ
    とにより該メインボリューム(1)からのオーディオ信
    号(Sa)の聴感補正を行うオーディオ回路であって、 前記可変抵抗器は、前記抵抗値が小さい側での所定の操
    作範囲において、一定の抵抗値を有することを特徴とす
    るオーディオ回路。
  2. 【請求項2】オーディオ信号(Sa)を入力とする増幅器
    (2)と、該増幅器(2)の帰還回路と、該帰還回路の
    帰還信号の周波数特性を調整する聴感補正部(3)と、
    該聴感補正部(3)と該帰還回路との間に接続され、か
    つ、オーディオ装置における音量レベルを調整するため
    のメインボリューム(1)に連動して前記帰還信号の帰
    還量が調整されるように抵抗値が変化する可変抵抗器と
    を備えており、前記メインボリューム(1)に連動して
    前記抵抗値を変化させることにより前記オーディオ信号
    (Sa)の聴感補正を行うオーディオ回路であって、 前記可変抵抗器は、前記抵抗値が小さい側での所定の操
    作範囲において、一定の抵抗値を有することを特徴とす
    るオーディオ回路。
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