JPH07131264A - 高周波分布形増幅器 - Google Patents

高周波分布形増幅器

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JPH07131264A
JPH07131264A JP5272039A JP27203993A JPH07131264A JP H07131264 A JPH07131264 A JP H07131264A JP 5272039 A JP5272039 A JP 5272039A JP 27203993 A JP27203993 A JP 27203993A JP H07131264 A JPH07131264 A JP H07131264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high frequency
bias
fet
amplifier
bias resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5272039A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kimijima
正幸 君島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分なアイソレーションをとることのできる
高周波分布形増幅器とする。 【構成】 単位増幅器20を並列接続した高周波分布形
増幅器において、各単位増幅器20にほぼ同一特性を有
する複数の電界効果トランジスタ21、22とほぼ同じ
抵抗値を持つ複数のバイアス抵抗23、24を備え、後
段の電界効果トランジスタ22のソースと前段の電界効
果トランジスタ21のドレインとをバイアス抵抗24を
介して縦続接続すると共に、最前段の電界効果トランジ
スタ21のソースをバイアス抵抗23を介して接地す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計測器、レーダー、通
信機などに使用される高周波分布形増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波分布形増幅器の回路図を図
4に示す。図において、1は入力端、2は出力端であ
る。本例の高周波分布形増幅器は、4つの単位増幅器3
を並列接続してなり、各々の単位増幅器3は、FET
(電界効果トランジスタ)4と、バイアス抵抗10を備
えている。FET4の入力側には、入力側のインピーダ
ンスを特性インピーダンス50Ωに整合するための伝送
線路5、6が設けられ、FET4の出力側には、出力側
のインピーダンスを特性インピーダンス50Ωに整合す
るための伝送線路7、8、9が設けられる。
【0003】17はバイアス給電源端であり、FET4
のソースがバイアス抵抗10と交流成分カット用キャパ
シタ11を介して接地された自己バイアス方式を構成し
ている。尚、12,13及び14は交流成分カット用キ
ャパシタであり、15は入力回路側終端抵抗、16は出
力回路側終端抵抗である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の高周波分布形増幅器にあっては、各々の単位増幅
器3が1個のFET4で構成され、該FET4でアイソ
レーションを取っているため、この単位増幅器を複数並
列接続した分布増幅器においては、増幅器としてのアイ
ソレーションが不足であるという問題があった。
【0005】さらに、これに起因して、入出力反射特性
や利得特性も悪化し、高周波化が困難であるという問題
もあった。本発明はかかる問題点に鑑みなされたもの
で、十分なアイソレーションをとることのできる高周波
分布形増幅器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明にかかる高周波分布形増幅器では、電界効果ト
ランジスタ及びそのバイアス抵抗を含む単位増幅器を並
列接続した高周波分布形増幅器において、各単位増幅器
に複数のほぼ同一特性を有する電界効果トランジスタと
複数のほぼ同じ抵抗値を持つバイアス抵抗を備え、後段
の電界効果トランジスタのソースと前段の電界効果トラ
ンジスタのドレインとをバイアス抵抗を介して縦続接続
すると共に、最前段の電界効果トランジスタのソースを
バイアス抵抗を介して接地する。
【0007】
【作用】ほぼ同じ抵抗値を持つバイアス抵抗によって、
複数の電界効果トランジスタは同一バイアス状態で駆動
される。最前段のバイアス抵抗は、最前段の電界効果ト
ランジスタのバイアス抵抗として作用し、電界効果トラ
ンジスタ同士を接続する残りのバイアス抵抗は、バイア
ス抵抗のみならず両電界効果トランジスタの抵抗整合と
しても作用するので、複数の電界効果トランジスタは、
高周波的に安定した動作が可能になる。
【0008】このように、複数の電界効果トランジスタ
を縦続接続することによって、アイソレーションを向上
させることができ、入出力反射特性、利得特性、高周波
特性を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の第1実施例を示す回路図であ
り、従来と同一の部品は、同一の符号を付す。本実施例
では、4つの単位増幅器20を並列接続している。各単
位増幅器20は、電界効果トランジスタである2つのF
ET21、22と、バイアス抵抗23、24を備えてい
る。前段のFET21の入力側には、入力側のインピー
ダンスを特性インピーダンス50Ωに整合するための伝
送線路25、26が設けられ、後段のFET22の出力
側には、出力側のインピーダンスを特性インピーダンス
50Ωに整合するための伝送線路28、29、33が設
けられる。
【0010】また、前段のFET21のソースはバイア
ス抵抗23と交流成分カット用キャパシタ30を介して
接地され、後段のFET22のソースは、交流成分カッ
ト用キャパシタ31を介して接地されると共に、バイア
ス抵抗24を介して前段のFET21のドレインと接続
される。尚、32は、前後段のFET21、22の整合
をとるための伝送線路である。
【0011】このように構成された高周波分布形増幅器
においては、入力端1から入力した高周波信号が入力整
合用の伝送線路25、26を通り、4つの単位増幅器2
0に分配されて増幅された後、再び出力整合用の伝送線
路28、29を通って合成されて出力端2から出力され
る。このときバイアス給電は、バイアス給電源端17か
ら4つの単位増幅器20に共通に供給されている。
【0012】図2は、各単位増幅器20のバイアス給電
を説明するための拡大図であり、説明のために入出力整
合用の伝送線路25、26、28、29を省略してい
る。バイアス給電源端17から供給されたバイアス電流
は、出力回路側終端抵抗16、伝送線路33、後段のF
ET22のドレイン、ソース、バイアス抵抗24、伝送
線路32、前段のFET21のドレイン、ソース、バイ
アス抵抗23を通って流れる。このバイアス電流は、F
ET21の直流特性と、バイアス抵抗23によって決ま
るので、従来のバイアス電流と同じ程度の電流が流れる
ことになる。
【0013】FET21と22が同一特性を持ち、バイ
アス抵抗23、24の抵抗値がほぼ等しければ、2つの
FET21、22には等しいバイアス電流が流れるので
FET21とFET22に等しいバイアス電圧(ゲート
・ソース間電圧)を与えることができる。従って、等し
いバイアス条件で2つのFET21、22を駆動するこ
とができる。
【0014】また、バイアス抵抗24は、FET21、
22の間の抵抗整合の作用もするので、高周波的にも安
定した状態で動作させることができる。以上のように、
本実施例によれば、等しいバイアス状態で駆動され高周
波的にも安定した2つのFETを含む単位増幅器で構成
されるために、アイソレーション、入出力反射特性、高
利得性、利得平坦性、高周波特性において良好な性能が
得られる。また単一電源で複数の単位増幅器を駆動する
ことができ、従来に比較しても消費電流は変わらないと
いう利点を有する。
【0015】図3は、本発明に係る高周波分布形増幅器
の第2実施例を示す。本実施例の単位増幅器40は、3
以上のFET411 、412 、413 、・・・を縦続接
続したものであり、第1実施例と同様に、各FETの間
には、前段側のFETのドレインと後段側のFETのソ
ースを接続するバイアス抵抗422 、423 が備えら
れ、最前段のFET411 のソースがバイアス抵抗42
1 を介して接地される。
【0016】このように3つ以上のFETを接続した場
合も、各FETが同一特性を持ち各バイアス抵抗4
1 、422 、423 の抵抗値をほぼ同じにすれば、同
一のバイアス条件で各FETを駆動することができる。
また、バイアス抵抗422 、42 3 ・・・は、FET間
の抵抗整合の作用を行う。以上のように多数のFETを
使用することでアイソレーションをさらに向上させるこ
とができる一方で、流れるバイアス電流は、FET41
1 の直流特性とバイアス抵抗421 によって決まるた
め、従来と同じものを使用すれば消費電流が変わらずに
すむ。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単位増幅器に複数の電界効果トランジスタとバイアス抵
抗を備え、複数の電界効果トランジスタを縦続接続する
ことによって、アイソレーションを向上させることがで
き、入出力反射特性、利得特性を向上させることができ
る。また、電界効果トランジスタを接続するバイアス抵
抗が、抵抗整合としても作用するので、高周波的に安定
に動作させることができる。
【0018】また電界効果トランジスタの数は増加して
もバイアス電流の消費電流は従来と変わらないという効
果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波分布形増幅器の第1実施例
を示す回路図である。
【図2】図1の作用を説明するための単位増幅器の回路
図である。
【図3】本発明に係る高周波分布形増幅器の第2実施例
を示す回路図である。
【図4】従来の高周波分布形増幅器を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
20,40 単位増幅器 21,22、411 、412 、413 FET(電界効
果トランジスタ) 23,24、421 、422 、423 バイアス抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタ及びそのバイアス
    抵抗を含む単位増幅器を並列接続した高周波分布形増幅
    器において、 各単位増幅器にほぼ同一特性を有する複数の電界効果ト
    ランジスタとほぼ同じ抵抗値を持つ複数のバイアス抵抗
    を備え、後段の電界効果トランジスタのソースと前段の
    電界効果トランジスタのドレインとをバイアス抵抗を介
    して縦続接続すると共に、最前段の電界効果トランジス
    タのソースをバイアス抵抗を介して接地することを特徴
    とする高周波分布形増幅器。
JP5272039A 1993-10-29 1993-10-29 高周波分布形増幅器 Pending JPH07131264A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5272039A JPH07131264A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 高周波分布形増幅器

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JP5272039A JPH07131264A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 高周波分布形増幅器

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JPH07131264A true JPH07131264A (ja) 1995-05-19

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ID=17508275

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JP5272039A Pending JPH07131264A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 高周波分布形増幅器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019508955A (ja) * 2016-02-04 2019-03-28 フラウンホーファ−ゲゼルシャフト ツァー フォルデルング デア アンゲバンデン フォルシュンク エー. ファオ.Fraunhofer−Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E. V. マトリックス電力増幅器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019508955A (ja) * 2016-02-04 2019-03-28 フラウンホーファ−ゲゼルシャフト ツァー フォルデルング デア アンゲバンデン フォルシュンク エー. ファオ.Fraunhofer−Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E. V. マトリックス電力増幅器
US10530316B2 (en) 2016-02-04 2020-01-07 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Matrix power amplifier

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