JP3148841B2 - Fet増幅回路 - Google Patents
Fet増幅回路Info
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- JP3148841B2 JP3148841B2 JP07304192A JP7304192A JP3148841B2 JP 3148841 B2 JP3148841 B2 JP 3148841B2 JP 07304192 A JP07304192 A JP 07304192A JP 7304192 A JP7304192 A JP 7304192A JP 3148841 B2 JP3148841 B2 JP 3148841B2
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- fet
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFET増幅回路に関し、
特にFETを複数個並列に接続した広帯域かつ低消費電
力のFET増幅回路に関する。
特にFETを複数個並列に接続した広帯域かつ低消費電
力のFET増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】FET増幅回路の基本的回路を図3
(a)に示す。このような回路では、FETの各端子間
には破線で示すようにそれぞれ寄生容量Cgs,Cgd,C
dsがある。このため、このFET増幅回路の等価回路は
図3(b)に示すようになる。そして、ゲート入力信号
とドレイン出力信号との間には 180゜の位相差があるた
め、Cgdによりドレイン出力信号がゲート側に帰還され
ると増幅度が低下され、入力側に大きな容量が存在する
ことと等化になる(ミラー効果と呼ばれている。)。
(a)に示す。このような回路では、FETの各端子間
には破線で示すようにそれぞれ寄生容量Cgs,Cgd,C
dsがある。このため、このFET増幅回路の等価回路は
図3(b)に示すようになる。そして、ゲート入力信号
とドレイン出力信号との間には 180゜の位相差があるた
め、Cgdによりドレイン出力信号がゲート側に帰還され
ると増幅度が低下され、入力側に大きな容量が存在する
ことと等化になる(ミラー効果と呼ばれている。)。
【0003】この場合の入力容量は、 Cin=Cgs+(1−A)Cgd…(1) となる。ここで、Aは低域での電圧利得である。したが
って、ゲート側の等価回路は図3(c)となり、この場
合の3dB低下の遮断周波数fc1は、 fc1=1/2π・1/Rg ・1/Cin…(2) となる。
って、ゲート側の等価回路は図3(c)となり、この場
合の3dB低下の遮断周波数fc1は、 fc1=1/2π・1/Rg ・1/Cin…(2) となる。
【0004】ここで、図4(a)に示すようにゲートと
接地との間に抵抗Rを挿入すると、図4(b)の等価回
路となり、3dB低下の遮断周波数fc2は、 fc2=1/2π・1/Rg ・(Rg +1)/R・1/Cin…(3) となる。図4(c)はゲート側の等価回路である。
(2)式と(3)式を比較すると、fc2>fc1となり周
波数帯域が広げられることがわかる。
接地との間に抵抗Rを挿入すると、図4(b)の等価回
路となり、3dB低下の遮断周波数fc2は、 fc2=1/2π・1/Rg ・(Rg +1)/R・1/Cin…(3) となる。図4(c)はゲート側の等価回路である。
(2)式と(3)式を比較すると、fc2>fc1となり周
波数帯域が広げられることがわかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、FET増幅
回路のゲートにバイアスを供給する回路として、図5
(a)に示すように、バイアス電源+Vの電圧を抵抗R
1を通してFET Qのゲートにバイアス電圧を与える
回路がある。又、同図(b)に示すように、バイアス電
源+Vの電圧を抵抗R1,R2にて分圧し、FET Q
のゲートにバイアス電圧を与える回路もある。
回路のゲートにバイアスを供給する回路として、図5
(a)に示すように、バイアス電源+Vの電圧を抵抗R
1を通してFET Qのゲートにバイアス電圧を与える
回路がある。又、同図(b)に示すように、バイアス電
源+Vの電圧を抵抗R1,R2にて分圧し、FET Q
のゲートにバイアス電圧を与える回路もある。
【0006】これらのゲートバイアスを比較した場合、
図5(a)の回路では、FET Qのゲート電流はほと
んど流れないのでバイアス電源の容量をほとんど必要と
しない。これに対し、同図(b)の回路では、FET
Qのゲート電流は殆ど流れないが、抵抗R1,R2に電
流が流れるため、バイアス電源は電力を消費することに
なる。
図5(a)の回路では、FET Qのゲート電流はほと
んど流れないのでバイアス電源の容量をほとんど必要と
しない。これに対し、同図(b)の回路では、FET
Qのゲート電流は殆ど流れないが、抵抗R1,R2に電
流が流れるため、バイアス電源は電力を消費することに
なる。
【0007】したがって、図5(a)のゲートバイアス
を使用することが好ましいが、前記したようにFET増
幅回路の周波数帯域を広げようとFETのゲートと接地
との間に抵抗を接続すると、同図(a)のゲートバイア
スを採用した場合でも、この接続した抵抗によってゲー
トと接地との間が接続され、結果として同図(b)のゲ
ートバイアスとなり、バイアス電源の消費電力の点で不
利になる。特に、FETを多数個並列に接続したFET
増幅回路では、電力消費がFETの個数分だけ増加さ
れ、低消費電力化を進めることが困難になる。本発明の
目的は、広帯域化を図る一方で、低消費電力化を可能に
したFET増幅回路を提供することにある。
を使用することが好ましいが、前記したようにFET増
幅回路の周波数帯域を広げようとFETのゲートと接地
との間に抵抗を接続すると、同図(a)のゲートバイア
スを採用した場合でも、この接続した抵抗によってゲー
トと接地との間が接続され、結果として同図(b)のゲ
ートバイアスとなり、バイアス電源の消費電力の点で不
利になる。特に、FETを多数個並列に接続したFET
増幅回路では、電力消費がFETの個数分だけ増加さ
れ、低消費電力化を進めることが困難になる。本発明の
目的は、広帯域化を図る一方で、低消費電力化を可能に
したFET増幅回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、並列に接続さ
れた多数個のFETの各ゲートにそれぞれ抵抗又はイン
ダクタンスの一端を接続し、これら抵抗又はインダクタ
ンスの他端を一括接続するとともに、この他端をコンデ
ンサを通して接地し、前記ゲートにはパルス信号が入力
されるとともに、前記パルス信号が入力されるときのみ
前記ゲートにバイアス電圧を供給する構成とする。
れた多数個のFETの各ゲートにそれぞれ抵抗又はイン
ダクタンスの一端を接続し、これら抵抗又はインダクタ
ンスの他端を一括接続するとともに、この他端をコンデ
ンサを通して接地し、前記ゲートにはパルス信号が入力
されるとともに、前記パルス信号が入力されるときのみ
前記ゲートにバイアス電圧を供給する構成とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明のFET増幅回路の一実施例の回路図
であり、FETを多数個並列にしたプッシュブル増幅回
路に適用した例を示している。同図のように、多数個の
FET Q11〜Q1nはソース,ドレインがそれぞれ
接続される。同様にFET Q21〜Q2nもソース,
ドレインがそれぞれ接続される。そして、各FETのソ
ースは接地され、ドレインはトランスT2に接続され、
このトランスT2を介して電源+Bに接続される。
る。図1は本発明のFET増幅回路の一実施例の回路図
であり、FETを多数個並列にしたプッシュブル増幅回
路に適用した例を示している。同図のように、多数個の
FET Q11〜Q1nはソース,ドレインがそれぞれ
接続される。同様にFET Q21〜Q2nもソース,
ドレインがそれぞれ接続される。そして、各FETのソ
ースは接地され、ドレインはトランスT2に接続され、
このトランスT2を介して電源+Bに接続される。
【0010】一方、各FETのゲートはバイアス抵抗R
11〜R1n,R21〜R2nを介してトランスT1に
接続され、このトランスT1を介してバイアス電源Vg
に接続される。又、このトランスT1を通して入力信号
S1が入力される。更に、各FETのゲートには抵抗R
11〜R1n,R21〜R2nの一端がそれぞれ接続さ
れ、これらの各抵抗の他端は共通接続された上でコンデ
ンサC1を介して接地される。同様にFETのゲートに
は抵抗R31〜R3n,R41〜R4nの一端がそれぞ
れ接続され、これらの抵抗の他端は共通接続された上で
コンデンサC1,C2を介して接地される。
11〜R1n,R21〜R2nを介してトランスT1に
接続され、このトランスT1を介してバイアス電源Vg
に接続される。又、このトランスT1を通して入力信号
S1が入力される。更に、各FETのゲートには抵抗R
11〜R1n,R21〜R2nの一端がそれぞれ接続さ
れ、これらの各抵抗の他端は共通接続された上でコンデ
ンサC1を介して接地される。同様にFETのゲートに
は抵抗R31〜R3n,R41〜R4nの一端がそれぞ
れ接続され、これらの抵抗の他端は共通接続された上で
コンデンサC1,C2を介して接地される。
【0011】この構成においては、図2(a)のような
入力信号S1がトランスT1を介して各FETに入力さ
れる。又、バイアス電源Vgは図2(b)のように、前
記入力信号S1に対応してトランスT1を通してFET
のゲートにバイアス電圧として印加される。そして、こ
のFET増幅回路では、高周波的にみれば、各FETの
ゲートには接地との間に抵抗が接続されることになるた
め、図4で説明した理由によってFETの周波数帯域を
広げることが可能となる。
入力信号S1がトランスT1を介して各FETに入力さ
れる。又、バイアス電源Vgは図2(b)のように、前
記入力信号S1に対応してトランスT1を通してFET
のゲートにバイアス電圧として印加される。そして、こ
のFET増幅回路では、高周波的にみれば、各FETの
ゲートには接地との間に抵抗が接続されることになるた
め、図4で説明した理由によってFETの周波数帯域を
広げることが可能となる。
【0012】一方、バイアス電源は抵抗R11〜R1
n,R21〜R2nを通して各FETのゲートにバイア
ス電圧を与え、このとき接地との間に接続した抵抗R3
1〜R3n,R41〜R4nを流れるが、これら抵抗の
他端はコンデンサC1,C2を介して接地されているた
め、直流的には遮断されており、したがってバイアス電
力は殆ど消費されなくなる。更に、入力信号としてのパ
ルスが入力されるときのみバイアス電源を供給している
ので、消費電力を更に抑制することができる。
n,R21〜R2nを通して各FETのゲートにバイア
ス電圧を与え、このとき接地との間に接続した抵抗R3
1〜R3n,R41〜R4nを流れるが、これら抵抗の
他端はコンデンサC1,C2を介して接地されているた
め、直流的には遮断されており、したがってバイアス電
力は殆ど消費されなくなる。更に、入力信号としてのパ
ルスが入力されるときのみバイアス電源を供給している
ので、消費電力を更に抑制することができる。
【0013】したがって、FETの周波数帯域を広げる
とともにFETのゲートバイアス電源容量を殆ど必要と
しないパルス増幅回路が構成される。尚、コンデンサC
1,C2は使用周波数において十分にインピーダンスが
小さいものとする。又、図1に示す抵抗R31〜R3
n,R41〜R4nは高周波に対して抵抗として機能す
るインダクタンスに置き換えてもよい。
とともにFETのゲートバイアス電源容量を殆ど必要と
しないパルス増幅回路が構成される。尚、コンデンサC
1,C2は使用周波数において十分にインピーダンスが
小さいものとする。又、図1に示す抵抗R31〜R3
n,R41〜R4nは高周波に対して抵抗として機能す
るインダクタンスに置き換えてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、並列に接
続された多数個のFETの各ゲートにそれぞれ抵抗又は
インダクタンスの一端を接続し、これら抵抗又はインダ
クタンスの他端を一括接続した上でコンデンサを通して
接地しているので、FET増幅回路の周波数帯域を広げ
る一方で、低消費電力化を実現することができる効果が
ある。また、入力信号としてのパルスが入力されるとき
のみバイアス電圧を供給する構成であるので、消費電力
を更に抑制することができる。
続された多数個のFETの各ゲートにそれぞれ抵抗又は
インダクタンスの一端を接続し、これら抵抗又はインダ
クタンスの他端を一括接続した上でコンデンサを通して
接地しているので、FET増幅回路の周波数帯域を広げ
る一方で、低消費電力化を実現することができる効果が
ある。また、入力信号としてのパルスが入力されるとき
のみバイアス電圧を供給する構成であるので、消費電力
を更に抑制することができる。
【図1】本発明のFET増幅回路の一実施例の回路図で
ある。
ある。
【図2】入力信号とバイアス電源の信号波形図である。
【図3】FET増幅回路の基本回路及びその等価回路図
である。
である。
【図4】FET増幅回路の他の回路及びその等価回路図
である。
である。
【図5】FET増幅回路のバイアス回路の回路図であ
る。
る。
Q11〜Q1n,Q21〜Q2n FET R11〜R1n,R21〜R2n バイアス抵抗 R31〜R3n,R41〜R4n 周波数帯域拡大用の
抵抗 C1,C2 コンデンサ
抵抗 C1,C2 コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 FETを多数個並列にして使用するパル
ス増幅回路において、各FETのゲートにそれぞれ抵抗
又はインダクタンスの一端を接続し、これら抵抗又はイ
ンダクタンスの他端を一括接続するとともに、コンデン
サを通して接地し、前記ゲートにはパルス信号が入力さ
れるとともに、前記パルス信号が入力されるときのみ前
記ゲートにバイアス電圧を供給する構成であることを特
徴とするFET増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07304192A JP3148841B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | Fet増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07304192A JP3148841B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | Fet増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05243862A JPH05243862A (ja) | 1993-09-21 |
JP3148841B2 true JP3148841B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=13506890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07304192A Expired - Fee Related JP3148841B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | Fet増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148841B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3173460B2 (ja) | 1998-04-27 | 2001-06-04 | 日本電気株式会社 | 電力増幅器 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP07304192A patent/JP3148841B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05243862A (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |