JPH07128177A - 円筒体のシール検査装置 - Google Patents

円筒体のシール検査装置

Info

Publication number
JPH07128177A
JPH07128177A JP27850393A JP27850393A JPH07128177A JP H07128177 A JPH07128177 A JP H07128177A JP 27850393 A JP27850393 A JP 27850393A JP 27850393 A JP27850393 A JP 27850393A JP H07128177 A JPH07128177 A JP H07128177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
rod member
cylindrical body
insertion hole
closing mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27850393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2562114B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Tateno
康幸 立野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP5278503A priority Critical patent/JP2562114B2/ja
Publication of JPH07128177A publication Critical patent/JPH07128177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2562114B2 publication Critical patent/JP2562114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】円筒体と挿入孔部の間の気密性を簡単な構成で
容易かつ正確に検査するとともに、シール部材の損傷を
有効に阻止することを可能にする。 【構成】プラグチューブ16の内部に挿入されるととも
に、このプラグチューブ16の内部に検査用流体を導出
するロッド部材18と、前記ロッド部材18の挿入側端
部18aに設けられ前記プラグチューブ16の一端16
aより内方に位置する挿入孔部14の内周面14aに第
1Oリング20を押圧させて前記内周面14a側を気密
にシールする第1閉塞機構22と、前記ロッド部材18
の外周部に設けられ前記プラグチューブ16の他端16
b側外周面に第2Oリング24を押圧させて前記他端1
6b側を気密にシールする第2閉塞機構26とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの挿入孔部に配
置された円筒体と前記挿入孔部の間の気密性を検査する
ための円筒体のシール検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、内燃機関の構成部品であるシリ
ンダヘッド(ワーク)にプラグチューブ(円筒体)を圧
入する作業が、自動化されたラインにおいて広く行われ
ている。この場合、シリンダヘッドとプラグチューブと
の圧入部位における気密性が確保されていないと、点火
プラグ部や燃焼室に水やオイル等が浸入して内燃機関に
悪影響が発生してしまう。このため、従来よりシリンダ
ヘッドの底面(燃焼室側)とプラグチューブの端面また
は内面にシール部材を当接させて圧入部位における気密
性を検査する作業が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
リンダヘッドの底面等のシール部分には、予め加工が施
されている場合が多く、平坦面が少ない。従って、シー
ル部材が損傷し易くなってこのシール部材の耐久性およ
び検査効率の低下が生ずるという問題が指摘されてい
る。
【0004】そこで、特開平3−234972号公報に
開示されているように、円筒体が相手部材に形成された
装着孔に配設され、前記円筒体の外壁と相手部材との間
にOリングを配設させるとともに該Oリングを前記相手
部材側に押圧する押圧部材を使用して前記外壁と相手部
材とをシールする外壁シール方法と、円筒体内に相手部
材が挿入され、前記円筒体の内壁と相手部材との間にO
リングを配設させるとともに該Oリングを前記相手部材
側に押圧する押圧部材を使用して前記外壁と相手部材と
をシールする内壁シール方法と、を採用することが考え
られる。
【0005】しかしながら、プラグチューブは、一端側
がシリンダヘッドの挿入孔部に圧入されるとともに、他
端側がこのシリンダヘッドから突出して外部に開放され
ており、上記の従来技術では、このシリンダヘッドとプ
ラグチューブの圧入部位における気密性の検査作業に直
接採用することができないという不具合がある。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、円筒体と挿入孔部の間の気密性を簡単な構
成で容易かつ正確に検査することができるとともに、シ
ール部材の損傷を有効に阻止することが可能な円筒体の
シール検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、ワークの挿入孔部に円筒体の一端側が
配置された状態で、この円筒体とこの挿入孔部の間の気
密性を検査するためのシール検査装置であって、前記円
筒体の内部に挿入されるとともに、該円筒体の内部に検
査用流体を導出するロッド部材と、前記ロッド部材の挿
入側端部に設けられ、前記円筒体の一端より内方に位置
する前記挿入孔部の内周面に第1シール部材を押圧させ
て前記内周面側を気密にシールする第1閉塞機構と、前
記ロッド部材の外周部に設けられ、前記円筒体の他端側
外周面に第2シール部材を押圧させて前記他端側を気密
にシールする第2閉塞機構と、を備えることを特徴とす
る。
【0008】また、前記第1閉塞機構が、前記第1シー
ル部材に係合する係止面を有し前記ロッド部材の挿入側
端部に対して弾性体を介し軸方向に進退自在に装着され
る第1支持部材と、前記ロッド部材の挿入側端部に形成
され、前記第1支持部材の係止面に係合する前記第1シ
ール部材を外方に押圧変形させるテーパ面と、を備える
ことが好ましい。
【0009】また、前記第2閉塞機構が、前記第2シー
ル部材に係合する係止面を有し前記ロッド部材の外周部
に弾性体を介し軸方向に進退自在に装着される第2支持
部材と、該ロッド部材の外周部に設けられ、前記第2支
持部材の係止面に係合する前記第2シール部材を内方に
押圧変形させるテーパ面が形成された押圧部材と、を備
えることが好ましい。
【0010】また、前記第2閉塞機構が、前記第2支持
部材と係合自在なストッパ部材と、前記ストッパ部材を
前記ロッド部材の軸方向に進退させるアクチュエータ
と、を備えることが好ましい。
【0011】さらにまた、前記ロッド部材が、前記ワー
クに対して進退可能な駆動部に弾性体を介しフローチン
グ支持されることが好ましい。
【0012】
【作用】上記の本発明に係る円筒体のシール検査装置で
は、ワークの挿入孔部に円筒体の一端側が配置された状
態で、この円筒体の内部にロッド部材が挿入されると、
前記ロッド部材の挿入側の端部に設けられた第1閉塞機
構を介して前記挿入孔部の内周面に第1シール部材が押
圧され、前記内周面側が気密にシールされる。さらに、
ロッド部材の外周部に設けられた第2閉塞機構を介して
円筒体の他端側(開放側)外周面に第2シール部材が押
圧され、前記他端側が気密にシールされる。これによっ
て、円筒体の内部が第1シール部材と第2シール部材と
を介して確実に閉塞されることになり、ロッド部材から
該円筒体の内部に検査用流体が導出されて前記円筒体と
挿入孔部の間の気密性が高精度かつ容易に検出される。
【0013】また、第1および第2閉塞機構が、弾性体
を介してロッド部材の軸方向に進退自在な第1および第
2支持部材と、前記第1および第2支持部材の係止面に
係合する第1および第2シール部材を外方および内方に
押圧変形させるテーパ面とを備えている。このため、ロ
ッド部材がワークに対して相対的に進出移動するだけ
で、第1および第2閉塞機構が駆動され、簡単かつ迅速
に第1および第2シール部材を介して円筒体の内部が気
密に保持されることになる。しかも、第1および第2シ
ール部材を強制的に変形させてシールを行うため、この
第1および第2シール部材を開放させることによりロッ
ド部材の進退時に前記第1および第2シール部材が損傷
することを防止することができる。さらに、第2支持部
材と係合するストッパ部材をロッド部材の軸方向に変位
させることにより、この第2支持部材に係合する第2シ
ール部材を介して一層確実にシールを行うことが可能に
なる。
【0014】さらにまた、ロッド部材が、ワークに対し
て進退可能な駆動部に弾性体を介しフローチング支持さ
れるため、このワークに芯ずれが発生していても、前記
ロッド部材を該ワークの円筒体内に確実に挿入させるこ
とができ、検査効率の低下を防止することが可能にな
る。
【0015】
【実施例】本発明に係る円筒体のシール検査装置につい
て実施例を挙げ、添付の図面を参照して以下に説明す
る。
【0016】図1において、参照数字10は、本実施例
に係るシール検査装置を示す。このシール検査装置10
は、シリンダヘッド(ワーク)12の挿入孔部14にプ
ラグチューブ(円筒体)16の一端16a側が配置され
た状態で、このプラグチューブ16と前記挿入孔部14
の間の気密性を検査するものである。
【0017】シール検査装置10は、プラグチューブ1
6の内部に挿入されるとともに、このプラグチューブ1
6の内部に検査用流体を導出するロッド部材18と、前
記ロッド部材18の挿入側端部18aに設けられ前記プ
ラグチューブ16の一端16aより内方に位置する挿入
孔部14の内周面14aに第1Oリング(シール部材)
20を押圧させて前記内周面14a側を気密にシールす
る第1閉塞機構22と、前記ロッド部材18の外周部に
設けられ前記プラグチューブ16の他端16b側の外周
面に第2Oリング(シール部材)24を押圧させて前記
他端16b側を気密にシールする第2閉塞機構26とを
備える。
【0018】第1Oリング20の外周側の直径は、挿入
孔部14の内周面14aの直径よりも僅かに小さく設定
されるとともに、第2Oリング24の内周側の直径は、
プラグチューブ16の外周直径よりも僅かに大きく設定
されている。
【0019】図2に示すように、シール検査装置10を
構成する基台28上には、ワーク昇降シリンダ30が上
方に向かって固着され、このワーク昇降シリンダ30か
ら上方に延びるロッド32に載置台34が固定される。
ワーク昇降シリンダ30の外方には、複数の支柱36が
立設されており、この支柱36の側部にワーク搬送コン
ベア38が配設される。支柱36の上部に水平板体40
が設けられ、この水平板体40には、昇降シリンダ42
が下方に向かって固着される。
【0020】昇降シリンダ42から下方に延びるロッド
44とこのロッド44と平行にかつ昇降自在に設けられ
た一対のガイドバー46とに昇降板48が固着される。
図1に示すように、昇降板48の下方に固定される支持
板50には、ロッド部材18を挿入するための孔部52
が形成されており、このロッド部材18の拡開端部18
bの端面と昇降板48との間にフローチング用スプリン
グ54が介装される。
【0021】ロッド部材18の上端縁部外周面には、ポ
ート56が形成され、このポート56には、テスタ58
を備えた検査用圧縮空気供給源(図示せず)が接続さ
れ、このポート56は、前記ロッド部材18に設けられ
た通路60を介して該ロッド部材18の外周面に開放す
る噴出口62に連通する。
【0022】ロッド部材18の挿入側端部18aの先端
から軸方向(矢印A方向)に所定の長さまで孔部64が
形成されるとともに、この挿入側端部18aの先端外周
面には、軸方向前方(下方)に向かって半径内方向に傾
斜するテーパ面66が形成される。孔部64には、第1
支持部材68がスプリング(弾性体)70を介し軸方向
に進退自在に装着されるとともに、この第1支持部材6
8は、ロッド部材18に同軸的にねじ込まれたボルト7
2により前記ロッド部材18に保持される。第1支持部
材68は、その下部が拡開されて第1Oリング20に係
合するリング状係止面74を有する。この第1支持部材
68とロッド部材18のテーパ面66とにより第1閉塞
機構22が構成される。
【0023】第2閉塞機構26は、ロッド部材18の外
周部に固定される筒状押圧部材76を備え、この押圧部
材76の先端(下端)内周面には、軸方向前方(下方)
に向かって半径外方向に傾斜するテーパ面78が形成さ
れる。押圧部材76の外周には、第2支持部材80がス
プリング(弾性体)82を介し軸方向に進退自在に装着
され、この第2支持部材80は、ボルト84によってロ
ッド部材18に保持される。第2支持部材80は、その
先端に半径内方に膨出して第2Oリング24に係合する
係止面86を有する。
【0024】図2に示すように、水平板体40には、シ
リンダ87に連結されてストッパ部材88が設けられ、
このストッパ部材88が第2支持部材80に係合可能に
第2閉塞機構26の下方に向かって突出している。
【0025】次に、このように構成されるシール検査装
置10の動作について説明する。
【0026】まず、シリンダヘッド12が、ワーク搬送
コンベア38を介して載置台34上に搬送されると、ワ
ーク昇降シリンダ30が駆動されてロッド32と前記載
置台34とが一体的に上昇し、このシリンダヘッド12
が検査位置に配置される。その際、シリンダヘッド12
の挿入孔部14には、プラグチューブ16が予め圧入さ
れている。
【0027】そこで、昇降シリンダ42を介してロッド
44が下降すると、ガイドバー46の案内作用下に昇降
板48が支持板50と一体的に下降し、この支持板50
に保持されているロッド部材18がプラグチューブ16
内に挿入される。そして、ロッド部材18の挿入側端部
18aに装着された第1閉塞機構22を構成する第1支
持部材68がシリンダヘッド12の挿入孔部14を形成
する底部に当接すると、この第1支持部材68が停止し
た状態でロッド部材18が下降する。このため、第1支
持部材68がスプリング70の弾発力に抗してロッド部
材18の孔部64内に相対移動し、この第1支持部材6
8の係止面74に係合する第1Oリング20の内周面が
前記ロッド部材18のテーパ面66を介して外方に押圧
変形される。これにより、第1Oリング20の外周面が
挿入孔部14の内周面14aに圧接され、この第1Oリ
ング20とロッド部材18と第1支持部材68とで前記
挿入孔部14の内方側が気密に閉塞される(図3参
照)。
【0028】昇降板48がさらに下降すると、第2支持
部材80の下端部がストッパ部材88に当接してこの第
2支持部材80が停止する。そして、押圧部材76がロ
ッド部材18と一体的に下降することにより、この押圧
部材76のテーパ面78が、第2支持部材80の係止面
86に保持されている第2Oリング24の外周面を内方
に押圧変形させる。従って、第2Oリング24の内周面
がプラグチューブ16の他端16b側外周面に圧接さ
れ、この第2Oリング24と押圧部材76とロッド部材
18とで前記プラグチューブ16の他端16b側が気密
に閉塞される(図4参照)。その際、シリンダ87の作
用下にストッパ部材88が上方向に変位されると、第2
Oリング24がテーパ面78に一層強固に押圧され、こ
の第2Oリング24を介して他端16b側の気密性がさ
らに向上するという効果が得られる。
【0029】これによって、プラグチューブ16の内部
が第1および第2Oリング20、24を介して確実に閉
塞されることになり、次いで、図示しない検査用圧縮空
気供給源からポート56に圧縮空気が供給される。この
圧縮空気は、通路60から噴出口62を通ってプラグチ
ューブ16の内部に導出され、このプラグチューブ16
とシリンダヘッド12の挿入孔部14との間における気
密性がテスタ58を介して検査される。
【0030】上記検査終了後、昇降シリンダ42の作用
下に昇降板48が上昇されると、第2支持部材80がス
プリング82を介しロッド部材18に対して下方に相対
移動する。このため、第2支持部材80に保持されてい
る第2Oリング24が押圧部材76のテーパ面78から
離脱して拡径し、この第2Oリング24の内周面がプラ
グチューブ16の外周面から離間する。一方、第1支持
部材68は、スプリング70の作用下にロッド部材18
に対して下方に相対移動し、この第1支持部材68に保
持されている第1Oリング20が前記ロッド部材18の
テーパ面66から離脱する。これにより、第1Oリング
20は、縮径してその外周面が挿入孔部14の内周面1
4aから離脱する。
【0031】この場合、本実施例では、プラグチューブ
16の一端16a側が第1閉塞機構22により確実にシ
ールされるとともに、このプラグチューブ16の他端1
6b側が第2閉塞機構26により確実にシールされる。
このため、ロッド部材18の噴出口62からプラグチュ
ーブ16の内部に圧縮空気が導出されると、前記プラグ
チューブ16と挿入孔部14の間の気密性を高精度かつ
容易に検出することができるという効果が得られる。
【0032】しかも、ロッド部材18をシリンダヘッド
12に対して相対的に進出移動させるだけで、第1およ
び第2閉塞機構22、26の作用下に第1および第2O
リング20、24によりプラグチューブ16の内部が気
密に保持される。従って、作業全体を効率的かつ迅速に
行うことが可能になるという利点がある。
【0033】さらに、第1および第2Oリング20、2
4は、シール時にそれぞれテーパ面66、78を介して
強制的に変形されている。このため、ロッド部材18を
プラグチューブ16に対して進退移動させる際、第1お
よび第2Oリング20、24がこのプラグチューブ16
に摺動して損傷する等の不具合を確実に回避することが
できる。
【0034】さらにまた、ロッド部材18が、シリンダ
ヘッド12に対して進退可能な昇降板48にスプリング
54を介しフローチング支持されている。これにより、
載置台34上のシリンダヘッド12に芯ずれが発生して
いても、ロッド部材18を前記シリンダヘッド12の挿
入孔部14に圧入されているプラグチューブ16内に確
実に挿入させることが可能になり、検査効率の低下を確
実かつ容易に防止することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る円筒体のシール検査装置に
よれば、以下の効果が得られる。
【0036】ロッド部材の挿入側の端部に設けられた第
1閉塞機構を介して挿入孔部の内方が気密にシールされ
る一方、このロッド部材の外周部に設けられた第2閉塞
機構を介して円筒体の開放側の外周面が気密にシールさ
れるため、前記円筒体と挿入孔部の間の気密性を高精度
かつ容易に検出することができる。
【0037】また、ロッド部材がワークに対して相対的
に進出移動するだけで、第1および第2閉塞機構が駆動
されるため、簡単かつ迅速に第1および第2シール部材
により円筒体の内部を気密に保持することが可能にな
る。しかも、第1および第2シール部材を強制的に変形
させてシールを行うため、この第1および第2シール部
材を開放させることによりロッド部材の進退時に前記第
1および第2シール部材が損傷することを防止すること
ができる。さらに、第2支持部材に係合するストッパ部
材を変位させることにより、第2シール部材によるシー
ル効果が一層向上する。
【0038】さらにまた、ロッド部材が、ワークに対し
て進退可能な駆動部に弾性体を介しフローチング支持さ
れるため、このワークに芯ずれが発生していても、前記
ロッド部材を該ワークの円筒体内に確実に挿入させるこ
とができ、検査効率の低下を確実に防止することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシール検査装置の要部概
略構成図である。
【図2】前記シール検査装置の正面説明図である。
【図3】前記シール検査装置を構成する第1閉塞機構の
縦断説明図である。
【図4】前記シール検査装置を構成する第2閉塞機構の
縦断説明図である。
【符号の説明】
10…シール検査装置 12…シリンダ
ヘッド 14…挿入孔部 16…プラグチ
ューブ 18…ロッド部材 20、24…O
リング 22、26…閉塞機構 34…載置台 42…昇降シリンダ 48…昇降板 54…スプリング 62…噴出口 66…テーパ面 68…支持部材 70…スプリング 74…係止面 76…押圧部材 78…テーパ面 80…支持部材 82…スプリン
グ 86…係止面 87…シリンダ 88…ストッパ部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークの挿入孔部に円筒体の一端側が配置
    された状態で、この円筒体とこの挿入孔部の間の気密性
    を検査するためのシール検査装置であって、 前記円筒体の内部に挿入されるとともに、該円筒体の内
    部に検査用流体を導出するロッド部材と、 前記ロッド部材の挿入側端部に設けられ、前記円筒体の
    一端より内方に位置する前記挿入孔部の内周面に第1シ
    ール部材を押圧させて前記内周面側を気密にシールする
    第1閉塞機構と、 前記ロッド部材の外周部に設けられ、前記円筒体の他端
    側外周面に第2シール部材を押圧させて前記他端側を気
    密にシールする第2閉塞機構と、 を備えることを特徴とする円筒体のシール検査装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記第1閉
    塞機構は、前記第1シール部材に係合する係止面を有し
    前記ロッド部材の挿入側端部に対して弾性体を介し軸方
    向に進退自在に装着される第1支持部材と、 前記ロッド部材の挿入側端部に形成され、前記第1支持
    部材の係止面に係合する前記第1シール部材を外方に押
    圧変形させるテーパ面と、 を備えることを特徴とする円筒体のシール検査装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、前記第2閉
    塞機構は、前記第2シール部材に係合する係止面を有し
    前記ロッド部材の外周部に弾性体を介し軸方向に進退自
    在に装着される第2支持部材と、 該ロッド部材の外周部に設けられ、前記第2支持部材の
    係止面に係合する前記第2シール部材を内方に押圧変形
    させるテーパ面が形成された押圧部材と、 を備えることを特徴とする円筒体のシール検査装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の装置において、前記第2閉
    塞機構は、前記第2支持部材と係合自在なストッパ部材
    と、 前記ストッパ部材を前記ロッド部材の軸方向に進退させ
    るアクチュエータと、 を備えることを特徴とする円筒体のシール検査装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の装置に
    おいて、前記ロッド部材は、前記ワークに対して進退可
    能な駆動部に弾性体を介しフローチング支持されること
    を特徴とする円筒体のシール検査装置。
JP5278503A 1993-11-08 1993-11-08 円筒体のシール検査装置 Expired - Fee Related JP2562114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5278503A JP2562114B2 (ja) 1993-11-08 1993-11-08 円筒体のシール検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5278503A JP2562114B2 (ja) 1993-11-08 1993-11-08 円筒体のシール検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07128177A true JPH07128177A (ja) 1995-05-19
JP2562114B2 JP2562114B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=17598224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5278503A Expired - Fee Related JP2562114B2 (ja) 1993-11-08 1993-11-08 円筒体のシール検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2562114B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002333380A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Honda Motor Co Ltd 気密検査用シール材の保持構造
JP2008026207A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Ryoei Engineering Kk 中空部内面検査方法およびその装置
CN102419239A (zh) * 2011-09-08 2012-04-18 大连现代辅机开发制造有限公司 一种缸套封堵装置
CN104634524A (zh) * 2013-11-11 2015-05-20 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 气密性检测装置
CN106286003A (zh) * 2016-08-05 2017-01-04 安徽江淮汽车股份有限公司 封堵装置
CN106441719A (zh) * 2016-09-29 2017-02-22 武汉船用机械有限责任公司 一种液压缸缸体的泵压工装
CN109341980A (zh) * 2018-11-09 2019-02-15 襄阳市中康汽车配件有限公司 一种发动机缸盖气密性检测装置
CN115229502A (zh) * 2022-05-20 2022-10-25 浙江合达铝业有限公司 柴油机缸盖的加工方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002333380A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Honda Motor Co Ltd 気密検査用シール材の保持構造
JP4497749B2 (ja) * 2001-05-09 2010-07-07 本田技研工業株式会社 気密検査用シール材の保持構造
JP2008026207A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Ryoei Engineering Kk 中空部内面検査方法およびその装置
CN102419239A (zh) * 2011-09-08 2012-04-18 大连现代辅机开发制造有限公司 一种缸套封堵装置
CN104634524A (zh) * 2013-11-11 2015-05-20 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 气密性检测装置
TWI506260B (zh) * 2013-11-11 2015-11-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 氣密性檢測裝置
CN106286003A (zh) * 2016-08-05 2017-01-04 安徽江淮汽车股份有限公司 封堵装置
CN106286003B (zh) * 2016-08-05 2018-09-28 安徽江淮汽车集团股份有限公司 封堵装置
CN106441719A (zh) * 2016-09-29 2017-02-22 武汉船用机械有限责任公司 一种液压缸缸体的泵压工装
CN109341980A (zh) * 2018-11-09 2019-02-15 襄阳市中康汽车配件有限公司 一种发动机缸盖气密性检测装置
CN109341980B (zh) * 2018-11-09 2020-11-13 襄阳市中康汽车配件有限公司 一种发动机缸盖气密性检测装置
CN115229502A (zh) * 2022-05-20 2022-10-25 浙江合达铝业有限公司 柴油机缸盖的加工方法
CN115229502B (zh) * 2022-05-20 2023-08-04 浙江合达铝业有限公司 柴油机缸盖的加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2562114B2 (ja) 1996-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2562114B2 (ja) 円筒体のシール検査装置
US6024354A (en) Clamping apparatus
EP1691126B1 (en) Sealing mechanism for tubular body
US4502323A (en) Method and apparatus for performing a hydraulic pressure test on a tube
EP2868430B1 (en) Clamp device
EP2570232A1 (en) Clamp device
JP5674010B2 (ja) クランプ装置
CN211890616U (zh) 一种新型密封圈装配机
JP6417127B2 (ja) クランプ装置
US4788850A (en) Bottle testing apparatus
KR200496444Y1 (ko) 워크 서포트
JP4330934B2 (ja) 位置決め装置
JP2005066748A (ja) クランプ装置及びクランピングシステム
JP2003260624A (ja) 位置決め装置
JP2016022568A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2000337992A (ja) リークテスト装置のシール装置
JP3325971B2 (ja) トルクコンバータ用シール治具
JP4295873B2 (ja) ワーク圧入装置
KR100206429B1 (ko) 캠샤프트의 오일 배출홀 검사장치
JP6670528B2 (ja) 破損検出機能付き位置決め装置
JP2650836B2 (ja) 圧漏れ検査装置
JPH09159565A (ja) エンジンのリークテスト装置
JPH045222Y2 (ja)
JP2001027573A (ja) リークテスト装置
JPH07189627A (ja) シリンダヘッドにおけるバルブの圧洩れ検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees