JPH07125873A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH07125873A
JPH07125873A JP5276671A JP27667193A JPH07125873A JP H07125873 A JPH07125873 A JP H07125873A JP 5276671 A JP5276671 A JP 5276671A JP 27667193 A JP27667193 A JP 27667193A JP H07125873 A JPH07125873 A JP H07125873A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙装置において、紙詰まりに伴う作業性の
向上を図る。 【構成】 駆動モータにより駆動される駆動ギヤ1に伴
って回転する太陽ギヤ3と該太陽ギヤ3の周方向に回転
可能な遊星ギヤ5,6からなる遊星ギヤ機構を具備し、
給紙ローラ7及び中間ローラ13,15等の紙送りロー
ラ側のギヤ伝達機構の第1段ギヤである太陽ギヤ20を
遊星ギヤ5に、定着ローラ26及び排出ローラ28等の
紙送りローラ側のギヤ伝達機構の第1段ギヤであるギヤ
30を遊星ギヤ6にそれぞれ噛合させ、駆動ギヤ1の矢
印D方向の回転に伴って各ローラにより用紙9の給紙動
作を行い、紙詰まりを検出したときに駆動モータの逆転
により駆動ギヤ1を矢印C方向に回転させ、各遊星ギヤ
5,6と各伝達系の第1段ギヤとの噛合を解除する。従
って、紙送りローラと従動ローラ間に詰まった用紙9の
引き抜きに対する負荷が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置や複
写機等において原稿や記録紙の搬送を行うための給紙装
置に係り、特に紙詰まり時における紙除去に際し好適な
給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給紙装置は、駆動モータ
からの駆動力をギヤ伝達機構を介して給紙ローラ、中間
ローラ、定着ローラ、排出ローラ等の各紙送りローラに
伝達すると共に、画像形成部に用紙をタイミングを測っ
て送り込むための中間ローラや給紙カセットから用紙を
送り出すための給紙ローラにはクラッチ装置を付設し、
このクラッチ装置の制御により上記中間ローラや給紙ロ
ーラを任意のタイミングで任意の時間回転させるように
構成し、駆動モータの駆動時、給紙ローラの回転によっ
て給紙カセットより用紙を送り出し、この送り出した用
紙を中間ローラの回転によりタイミングを測って画像形
成部に搬送し、この画像形成部において感光体ドラムに
よりトナー画像を用紙に転写し、その後定着ローラによ
り加熱してトナー画像を用紙に永久定着し、しかる後排
出ローラにより用紙を機外に排出するようになされてい
る。
【0003】ところで、このような給紙装置の例えば定
着部において、紙詰まりが発生した場合に定着ローラと
これに対応する従動ローラ間に挟まっている用紙を引き
抜いて取り去ることになるが、その際、定着ローラはギ
ヤ伝達機構を介して駆動モータとつながった状態にある
ため、定着ローラを回転させるために必要なトルク、ひ
いては用紙に加わる負荷は非常に大きく、用紙を容易に
取り除くことができないばかりか、紙切れによってその
切れ端が残る可能性が高く、その作業は極めて面倒で煩
わしいものになっていた。
【0004】しかるに、このような問題点を改善するた
めに、従来では専ら、従動ローラを定着ローラより離間
させるための解除レバーを設け、この解除レバーの操作
により定着ローラと従動ローラとを離間させて用紙に加
わる負荷を軽減した状態で用紙を取り除けるように構成
し、紙詰まり発生時における作業性の改善を図ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の給紙装
置では、ギヤ伝達機構とは別個に、紙詰まり時の用紙除
去のために解除レバーやそれに付随するスプリング等の
数多くの部品が必要となり、部品点数の増加に伴って構
造の煩雑化を招くと共に、解除レバー等の設置スペース
の確保が必要であり、装置の小型化に対して大きな阻害
要因となっているものであった。
【0006】しかるに本発明は、解除レバー等を別途設
けることなく紙詰まり発生時における作業性の改善を図
り、なおかつ装置の小型化にあたって極めて有効な装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の給紙装置では、
複数の紙送りローラと、該各紙送りローラに駆動モータ
からの駆動力を伝達するための複数の伝達系を有するギ
ヤ伝達機構とを具備するものにおいて、上記駆動モータ
からの駆動力を受ける太陽ギヤ及び支持部材をもって公
転可能に支持され上記太陽ギヤと噛合して回転する遊星
ギヤ等からなり、駆動モータの正方向回転に伴い上記遊
星ギヤを上記ギヤ伝達機構の各伝達系の第1段ギヤに噛
合して駆動力を伝達する遊星ギヤ機構と、紙詰まりを検
出する紙詰まり検出手段と、該紙詰まり検出手段からの
検出信号に応答して上記駆動モータを逆転させることに
より上記遊星ギヤと上記ギヤ伝達機構の各伝達系の第1
段ギヤとの噛合を解除し、上記駆動モータを停止させる
制御手段とを備える。
【0008】
【作用】上記の構成において、紙詰まりが発生したとき
には駆動モータの逆転により遊星ギヤとギヤ伝達機構の
各伝達系の第1段ギヤとの噛合が解除され、このとき各
紙送りローラを回転させるために必要なトルクは小さ
く、ローラ間に挟まれた用紙に加わる負荷も軽減される
ことになり、用紙を容易に抜き去ることができると共に
紙切れの虞れも小さく、紙詰まり発生時における作業性
を一段と向上することができる。しかも、遊星ギヤ機構
は本来、駆動力の伝達を司るものであり、従来の解除レ
バー等のような、駆動力伝達系の部品とは全く別個の部
品を別途設ける必要がなく、構造の簡素化及び装置の小
型化に有効である。
【0009】
【実施例】以下図面に示した本発明の一実施例について
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例におけるファ
クシミリの給紙装置を示す概略構成図であり、図1にお
いて、Aはプリンタ側、Bはスキャナ側の給紙構造を示
す。
【0010】プリンタ側Aにおいて、1は図示しない駆
動モータにより回転される駆動ギヤ、2は駆動ギヤ1と
常時噛合状態にある大径ギヤ、3は大径ギヤ2と一体的
に回転する太陽ギヤ、4は太陽ギヤ3と同軸上に回転自
在に設けた支持部材、5,6は支持部材4の両端にあっ
て公転可能に支持され、太陽ギヤ3と噛合して回転する
2個の遊星ギヤであり、上記太陽ギヤ3、支持部材4及
び遊星ギヤ5,6は第1の遊星ギヤ機構を構成する。
【0011】7は1回転する度に給紙カセット8内の用
紙9を1枚ずつ送り出すと共にギヤ10を一体的に設け
た給紙ローラ、11はギヤ12を一体的に設け、トナー
画像を用紙に転写するための感光体ドラム、13はギヤ
14を一体的に設け、用紙をタイミングを測って画像形
成部即ち感光体ドラム11に搬送するための中間ロー
ラ、15は給紙ローラ7と中間ローラ13間にあってギ
ヤ16を一体的に設けた今一つの中間ローラ、17,1
8は各中間ローラ13,15に対応して設けた従動ロー
ラであり、これら従動ローラ17,18は図示しない付
勢手段による付勢力をもって各中間ローラ13,15に
圧接される。19はギヤ10,16と常時噛合状態にあ
るギヤを示す。
【0012】20はギヤ12と常時噛合しかつ遊星ギヤ
5が選択的に噛合する太陽ギヤ、21は太陽ギヤ20と
同軸上に回転自在に設けた支持部材、22は支持部材2
1をもって公転可能に支持され太陽ギヤ20と噛合して
回転する遊星ギヤであり、上記太陽ギヤ20、支持部材
21及び遊星ギヤ22は第2の遊星ギヤ機構を構成し、
遊星ギヤ22はギヤ10,13に選択的に噛合する。2
3は支持部材21を常時時計方向即ち、遊星ギヤ22を
ギヤ14との噛合方向に付勢するスプリング、24は支
持部材21の自由端にプランジャ25を連係しかつ該プ
ランジャ25の吸引動作により支持部材21を反時計方
向即ち、遊星ギヤ22をギヤ10との噛合方向に移行さ
せるソレノイドであり、ソレノイド24への通電制御に
より遊星ギヤ22をギヤ10,13に選択的に噛合す
る。
【0013】26はギヤ27を一体的に有しかつ加熱に
より用紙にトナー画像を永久定着するための定着ロー
ラ、28はギヤ29を一体的に有しかつ用紙を機外に排
出するための排出ローラ、30はギヤ27と常時噛合す
ると共に遊星ギヤ6が選択的に噛合するギヤ、31はギ
ヤ29,30と常時噛合状態にあるギヤ、32,33は
定着ローラ26及び排出ローラ28に対応して設けた従
動ローラであり、これら従動ローラ32,33は図示し
ない付勢手段による付勢力をもって定着ローラ26及び
排出ローラ28に圧接される。
【0014】上記の構成において、給紙ローラ4、感光
体ドラム11及び中間ローラ13,15には遊星ギヤ5
に噛合する太陽ギヤ20を第1段ギヤとするギヤ伝達系
により、又定着ローラ26及び排出ローラ28には遊星
ギヤ6に噛合するギヤ30を第1段ギヤとするギヤ伝達
系により駆動モータの駆動力が伝達される。
【0015】SW1は給紙カセット8内における用紙9
の有無を検出する第1の検出スイッチ、SW2は中間ロ
ーラ13の前段において用紙の有無を検出する第2の検
出スイッチ、SW3は排出ローラ28の前段において用
紙9の有無を検出する第3の検出スイッチである。
【0016】次に、スキャナ側Bにおいて、34はギヤ
35を一体的に有する給紙ローラ、36はギヤ37を一
体的に有しかつ従動ローラ38を対応して設けた中間ロ
ーラ、39はギヤ40を一体的に有しかつ従動ローラ4
1を対応して設けた排出ローラ、42はギヤ35,37
に常時噛合状態にあるギヤ、43はギヤ37,40に常
時噛合状態にあるギヤ、44はギヤ37と常時噛合状態
にあって遊星ギヤ6が選択的に噛合するギヤであり、ス
キャナ側Bの駆動源としてプリンタ側Aの駆動モータを
共用する。尚、スキャナ側Bにおいては、従来周知のよ
うに、光学的な読取手段(図示せず)により搬送中の原
稿より画像を読み取るものである。
【0017】図2は同給紙装置の制御系を示すブロック
図である。45は駆動ギヤ1を駆動するための駆動モー
タ、46は駆動モータ45を制御するモータ駆動回路、
47はソレノイド24を制御するソレノイド駆動回路、
48は感光体ドラム11に潜像を形成するための露光ヘ
ッド、49は主にマイクロコンピュータにより構成され
る主制御部であり、主制御部49は図示しないキー入力
部あるいはスキャナ側からの指令信号や各検出スイッチ
SW1〜SW3からの信号に基づいて各部を制御する。
【0018】上記の構成において、図3に示すタイミン
グチャートに従って動作を説明する。主制御部49は検
出スイッチSW1からの検出信号により給紙カセット8
内の用紙9の有無を判定し、用紙有りの状態で印字開始
指令信号を受けると、これを有効としてモータ駆動回路
46に制御信号を出力し、駆動モータ45は印字開始指
令から時間T1経過後に駆動を開始して駆動ギヤ1を反
時計方向(矢印D方向)に回転を始める。すると、太陽
ギヤ4は時計方向(矢印C方向)に回転し、遊星ギヤ
5,6は同方向に公転して太陽ギヤ20及びギヤ30に
それぞれ噛合し、該噛合状態で自転してこれら太陽ギヤ
20及びギヤ30を回転する。従って、太陽ギヤ20に
ギヤ12を介して駆動力伝達状態にある感光体ドラム1
1が、さらにはギヤ30にギヤ27あるいはギヤ31,
29を介して駆動力伝達状態にある定着ローラ26及び
排出ローラ28がそれぞれ回転を始める。即ち、駆動ギ
ヤ1の矢印D方向への回転中、感光体ドラム11、定着
ローラ26及び排出ローラ28は常時回転状態にある。
【0019】一方、主制御部49は駆動モータ45の駆
動開始から時間T2分遅れてソレノイド駆動回路47に
制御信号を出力し、ソレノイド24への通電によりプラ
ンジャ25を吸着動作して支持部材21を反時計方向に
強制的に回転させることにより、遊星ギヤ22を、ギヤ
14との噛合を解除してギヤ10に噛合させ該噛合状態
を強制的に維持する。従って、駆動力は太陽ギヤ20、
遊星ギヤ22及びギヤ10を介して給紙ローラ7に、さ
らにギヤ19、16を介して中間ローラ15にそれぞれ
伝達され、給紙ローラ7及び中間ローラ15が回転す
る。
【0020】すると、給紙ローラ7の回転により給紙カ
セット8から用紙9が送り出され、さらに中間ローラ1
5とこの従動ローラ18との協働により搬送され、駆動
モータ45の駆動開始から時間T3の経過により用紙9
の先端が検出スイッチSW2の検出位置に達して該検出
スイッチSW2はONとなり、検出スイッチSW2のO
Nから所要時間を経て用紙9の先端が中間ローラ13と
従動ローラ17間に達する。
【0021】主制御部49は検出スイッチSW2のON
後用紙9の先端が中間ローラ13と従動ローラ17に達
するタイミングを見計らって、例えば駆動モータ45の
駆動開始から時間T4の経過によりソレノイド24への
通電を遮断すると共に、現像動作を開始する。ソレノイ
ド24への通電が断たれると、支持部材21はスプリン
グ23の付勢力によって矢印C方向に回転し、この回転
に伴って遊星ギヤ22はギヤ10との噛合を解除してギ
ヤ14に噛合することになり、給紙ローラ7及び中間ロ
ーラ15の回転が停止する一方、中間ローラ13及びこ
の従動ローラ17が回転を始め、該両ローラ13,17
の協働により用紙を画像形成部に搬送し、用紙9の先端
は検出スイッチSW2のON後所要時間T5を経て画像
形成部に達する。
【0022】他方、帯電された感光体ドラム11には露
光ヘッド48による露光により、スキャナ側で読み取り
メモリに格納されている画像データ、あるいはファクシ
ミリ受信した画像データに基づく潜像が形成され、トナ
ー現像後のトナー画像を、同期して搬送されて来る用紙
9に転写し、この転写は時間T6に渡って行われる。転
写後の用紙9は定着ローラ26による加熱によりトナー
画像が永久定着され、排出ローラ28と従動ローラ33
との協働により機外に排出される。
【0023】そして、駆動モータ45の駆動開始から所
要時間T7を経た時点で用紙9の先端が検出スイッチS
W3の検出位置に達して該検出スイッチSW3はONと
なり、又同じく所要時間T8を経た時点で用紙9の後端
が検出スイッチSW2の検出位置を通り過ぎることに伴
い該検出スイッチSW2はOFF状態に切換わり、さら
に所要時間T9を経た時点で用紙9の後端が検出スイッ
チSW3の検出位置を通り過ぎることにより該検出スイ
ッチSW3がOFF状態に切換わる。主制御部49は上
記検出スイッチSW3のOFFを検出して印字終了を判
定し、モータ駆動回路46に制御信号を出力して駆動モ
ータ45を停止する。
【0024】以上のようにプリンタ側Aにおける給紙動
作が行われるものであり、次に紙詰まりが生じた場合の
動作について説明する。紙詰まりの検出は、主制御部4
9により駆動モータ45の駆動開始から検出スイッチS
W2がONあるいはOFFするまでの所要時間T3,T
8、並びに検出スイッチSW3がONあるいはOFFす
るまでの所要時間T7,T9を基に行うものであり、例
えば正常動作時のそれぞれの所要時間T3,T7〜T9
に基づいて各検出スイッチSW2,SW3のONあるい
はOFFのリミット時間を予め設定し、駆動モータ45
の駆動開始後各リミット時間内に検出スイッチSW2,
SW3がONあるいはOFFするか否かを繰り返し見
て、各リミット時間内に所定の検出スイッチSW2ある
いはSW3が所定の動作(ONあるいはOFF)しなけ
れば、紙詰まりを判定する。
【0025】今、仮に定着部において紙詰まりを生じる
と、駆動モータ45の駆動開始から予め設定したリミッ
ト時間が経過しても用紙9の先端が検出スイッチSW3
の検出位置まで到達せず、主制御部49は検出スイッチ
SW3がそのONリミット時間内にONされないことに
基づいて紙詰まりを判定し、その判定結果に基づいてモ
ータ駆動回路46に逆転指令信号を出力し、駆動モータ
46即ち駆動ギヤ1を矢印D方向の回転状態から矢印C
方向の回転に切換え、僅かな時間をおいて駆動モータ4
5を停止する。
【0026】すると、太陽ギヤ3は矢印D方向に回転を
始め、この外周を遊星ギヤ5,6が矢印D方向に公転し
てそれぞれ太陽ギヤ20、ギヤ30との噛合を解除し、
解除した時点で停止する。而して、この状態では、駆動
モータ側と定着ローラ26側とは遊星ギヤ6とギヤ30
との噛合解除により非連結状態にあり、定着ローラ26
を回転するために必要なトルクは小さく、従って、従動
ローラ32が定着ローラ26に付勢手段の付勢力を受け
て圧接しているものの、詰まった用紙9の引き抜きに対
する負荷は一段と軽減されることになり、用紙9の引き
抜き即ち取り除き作業は容易に行うことができ、しかも
特に従来のように、従動ローラ32を定着ローラ26よ
り離間させるための操作や特別な機構も必要とせず、又
用紙9の一部が破れてその切れ端が残る懸念も少なく、
その作業性は著しく向上する。
【0027】以上、定着部における紙詰まりについて説
明したが、定着ローラ26以外の中間ローラ15,1
3、さらに排出ローラ28等の紙送りローラにおける紙
詰まりにおいても検出スイッチSW2,3及び主制御部
49により検出して上記動作を実行することにより、容
易に用紙9を取り除くことができる。
【0028】又、上記本実施例にあっては、駆動源であ
る駆動モータ45をスキャナ側Bの駆動源としても共用
することができる。原稿読取指令に応答して駆動モータ
45即ち駆動ギヤ1を矢印C方向に駆動させ、太陽ギヤ
3を矢印D方向に回転させれば、遊星ギヤ6がスキャナ
側の第1段ギヤであるギヤ44に噛合し、駆動ギヤ1の
駆動力は第1の遊星ギヤ機構を介してギヤ44に伝達さ
れる。従って、給紙ローラ34,中間ローラ36及び排
出ローラ39は回転状態となり、給紙ローラ34はこれ
に対応する分離部材34aとの協働によって原稿を1枚
づつ送り出し、中間ローラ36及び従動ローラ38を経
て排出ローラ39と従動ローラ41との協働により機外
に排出するものであり、その搬送途中において光学的な
読取手段により原稿上の画像が読取られる。
【0029】尚、上記実施例においては、検出スイッチ
SW2,SW3及び主制御部49により紙詰まり検出手
段を構成しているが、特に紙詰まり検出手段は上記構成
のものに限定されるものではなく、どのような構成のも
のでもよく、所期の目的を達成し得るものであればよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、紙詰まり
の検出に伴って駆動モータを逆転させ、遊星ギヤ機構の
遊星ギヤとギヤ伝達機構の各伝達系の第1段ギヤとの噛
合を解除することにより、各紙送りローラを回転させる
ために必要なトルクを小さくすることができ、用紙の引
き抜きに対する負荷が軽減され、用紙を容易に取り除く
ことができると共に、用紙の一部が破れてその切れ端が
残る懸念も少なく、又従来のように従動ローラを紙送り
ローラより離間させるための操作や特別な機構が不要と
なり、紙詰まり時における作業性の向上、さらには装置
の小型化をも図ることができる、優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるファクシミリの給紙装
置を示す概略構成図
【図2】同給紙装置の制御系を示すブロック図
【図3】同給紙装置の動作タイミングチャート
【符号の説明】
1 駆動ギヤ 3 太陽ギヤ 4 支持部材 5,6 遊星ギヤ 7 給紙ローラ 8 給紙カセット 9 用紙 11 感光体ドラム 13,15 中間ローラ 26 定着ローラ 28 排出ローラ 45 駆動モータ 49 主制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の紙送りローラと、該各紙送りロー
    ラに駆動モータからの駆動力を伝達するための複数の伝
    達系を有するギヤ伝達機構とを具備するものにおいて、 上記駆動モータからの駆動力を受ける太陽ギヤ及び支持
    部材をもって公転可能に支持され上記太陽ギヤと噛合し
    て回転する遊星ギヤ等からなり、駆動モータの正方向回
    転に伴い上記遊星ギヤを上記ギヤ伝達機構の各伝達系の
    第1段ギヤに噛合して駆動力を伝達する遊星ギヤ機構
    と、 紙詰まりを検出する紙詰まり検出手段と、 該紙詰まり検出手段からの検出信号に応答して上記駆動
    モータを逆転させることにより上記遊星ギヤと上記ギヤ
    伝達機構の各第1段ギヤとの噛合を解除し、上記駆動モ
    ータを停止させる制御手段とを備えたことを特徴とする
    給紙装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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