JPH07125656A - フードパネルのグリル開口部構造 - Google Patents

フードパネルのグリル開口部構造

Info

Publication number
JPH07125656A
JPH07125656A JP27632793A JP27632793A JPH07125656A JP H07125656 A JPH07125656 A JP H07125656A JP 27632793 A JP27632793 A JP 27632793A JP 27632793 A JP27632793 A JP 27632793A JP H07125656 A JPH07125656 A JP H07125656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
flange
opening
extending
grill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27632793A
Other languages
English (en)
Inventor
千秋 ▲高▼山
Chiaki Takayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP27632793A priority Critical patent/JPH07125656A/ja
Publication of JPH07125656A publication Critical patent/JPH07125656A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気導入量を増加でき、外観品質を向上でき
るフードパネルのグリル開口部構造を提供する。 【構成】 アウタパネル4とインナパネル5とで形成さ
れたフードパネル1の前縁に下向に延びる延出部2を形
成し、延出部2に開口部3を設ける。アウタパネル4の
開口部3の周縁にインナパネル5側に延出するアウタフ
ランジ4Aを設け、インナパネル5の開口部3の周縁に
アウタパネル4に沿ってアウタパネル4から離れる方向
に延出するインナフランジ5Aを形成する。アウタフラ
ンジ4Aの縁とインナフランジ5Aのつけ根部との間に
スリット状の仮止め部7を形成し、アウタフランジ4A
には部分的にインナフランジ5Aと接合される舌状部8
を形成する。インナフランジ5Aの取り付け孔10と舌
状部8の位置に取り付け孔11を設け、ここにグリル6
をクリップで固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フードパネルのグリ
ル開口部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車にあっては、造形上の理由からあ
るいは、エンジンルーム内への外気導入量を充分確保す
るため等の理由から例えば、図10に示すようにフード
パネル1の前縁部分を下方に延ばして延出部2が形成さ
れ、この延出部2に開口部3が設けられたものがある。
【0003】ところで、フードパネル1は、図8,9に
示すように表面側のアウタパネル4の裏面のとりわけ周
縁部分にインナパネル5が取り付けられるようになって
おり、これらアウタパネル4とインナパネル5とで形成
される閉断面構造部分がフードパネル1の面剛性を確保
しているが、上記開口部3が形成される部位では、アウ
タパネル4からアウタフランジ4Aをまたインナパネル
5からインナフランジ5Aを各々延出部2の面に沿う方
向に延設して、これらアウタフランジ4Aとインナフラ
ンジ5Aとを接合するようになっている。
【0004】したがって、開口部3の周縁にはアウタフ
ランジ4Aとインナフランジ5Aによる接合フランジ部
Fが形成されることとなり、この接合フランジ部Fに図
9に示すようにグリル6が取り付けられている(この類
似構造は、例えば平成5年1月(株)日産自動車発行
NISSANテラノ新型車解説書第A−2頁に示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造にあっては、開口部3の周縁に設けられた接合フ
ランジ部Fが実質的な開口部3の開口面積を小さくして
しまい、外気導入量が減少してしまうという問題があ
る。
【0006】また、上記接合フランジ部Fが設けられて
いるため、これを覆い隠すような構造のグリル6やこれ
を覆い隠すための部品が別途必要となり、上記問題を更
に大きくすると共に外観品質を損ねてしまうという問題
がある。
【0007】そこで、この発明は、開口部の面積をでき
るだけ大きく確保することができ、かつ外観品質を高め
ることができるフードパネルのグリル開口部構造を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】アウタパネルとインナパ
ネルとで形成されたフードパネルの前縁に下向きに延び
る延出部が設けられ、この延出部にグリルが取り付けら
れた外気導入用の開口部が設けられているフードパネル
のグリル開口部構造において、アウタパネルの開口部周
縁にインナパネル側に延びるアウタフランジが設けられ
ると共にインナパネルの開口部周縁には、アウタフラン
ジに沿う方向に延びるインナフランジが設けられ、これ
らアウタフランジとインナフランジとで形成される開口
部の周壁にクリップを介してグリルが固定されている。
【0009】
【作用】アウタパネルのアウタフランジとインナパネル
のインナフランジとを開口部の開口方向に沿うように形
成することで、開口部の面積を大きく確保する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図10を援用し図
1〜7と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付
して説明する。
【0011】図1〜4において、フードパネル1の前縁
に下向きに延びる延出部2が設けられ、この延出部2に
開口部3が形成されている点、フードパネル1がアウタ
パネル4と、このアウタパネル4の裏側の周縁部分に取
り付けられたインナパネル5とで構成されている点等の
基本的構造は前記従来と同様である。
【0012】ここで、図1に示すようにフードパネル1
の延出部2の下端ではアウタパネル4とインナパネル5
とが巻き締めされており、アウタパネル4の開口部3の
周縁にはインナパネル5側に延びるアウタフランジ4A
が設けられている。
【0013】一方、インナパネル5の開口部3の周縁に
は、アウタパネル4のアウタフランジ4Aに沿う方向で
あってアウタパネル4から離れる方向にインナフランジ
5Aが設けられている。
【0014】そして、アウタフランジ4Aの縁部とイン
ナフランジ5Aの付け根部との間にはスリット状の仮止
め部7が形成されており、アウタフランジ4Aには、部
分的にインナフランジ5Aに接合される舌状部8が延長
して設けられている。このように形成されたアウタフラ
ンジ4Aとインナフランジ5Aとによって開口部3の周
壁9が構成され、この周壁9にグリル6が取り付けられ
るようになっている。
【0015】具体的には、インナフランジ5Aには、仮
止め部7と隣接する位置に取り付け孔10が設けられ、
インナフランジ5Aとアウタフランジ4Aの舌状部8と
の重合部分に取り付け孔11が設けられ、これら各取り
付け孔10,11にグリル6の基部6Aの固定孔6Cを
整合させてグリル6がクリップ12によって固定されて
いる。尚、取り付け孔11はアウタフランジ4A側の孔
の方が大きめに形成されている。
【0016】上記グリル6は開口部3の周壁9に取り付
けられる基部6Aとディフューザ部6Bとで断面L字状
に形成された枠状の樹脂製部材であって、基部6Aには
上記仮止め部7に対応する位置に爪13が設けられ、ま
た、アウタフランジ4Aに当接する部位にはシール材1
4が取り付けられている。
【0017】上記実施例構造によれば、グリル6を開口
部3に取り付けるには、図5に示すようにグリル6の基
部6Aを開口部3の周壁9に沿って挿入し、更にグリル
6を押し込んで、図6に示すようにグリル6の基部6A
の爪13を仮止め部7に係止させる。そして、図7に示
すように、各取り付け孔10,11とグリル6の基部6
Aの固定孔6Cとにクリップ12を挿入してグリル6を
開口部3に固定する。
【0018】したがって、グリル6の位置決めが爪13
によって簡単に行なえるため、グリル6の取付作業を容
易に行うことができる。
【0019】また、上記爪13がグリル6の挿入初期に
アウタフランジ4Aにのり上がるときにはグリル6の基
部6Aがディフューザ部6B側にたわむため、挿入作業
をスムーズに行なうことができる。
【0020】一方、上記アウタパネル4のアウタフラン
ジ4Aとインナパネル5のインナフランジ5Aはともに
開口部3の開口方向に形成されているため、アウタフラ
ンジ4Aとインナフランジ5Aが延出部2の一般面に沿
う方向に形成されている従来に比較して開口部3の面積
を大きく確保することができ外気導入量を増加すること
ができると共にアウタフランジ4Aとインナフランジ5
Aとを覆い隠す必要がなくなるためグリル6の枠幅が小
さくなり外観品質を向上させることができる。尚、グリ
ル6を取り付けた状態ではシール材14がアウタフラン
ジ4Aに密接していることにより雨水等が仮止め部7等
からアウタパネル4とインナパネル5との間に流れ込む
のを防止できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、アウタパネルのアウタフランジとインナパネルのイ
ンナフランジとを開口部の開口方向に沿うように形成す
ることで開口部の面積を大きく確保することができ、し
たがって外気導入量を増加することができる。
【0022】また、上記アウタフランジとインナフラン
ジを覆い隠す必要がなくなるためグリルの周縁部の肉厚
が薄くでき、外観品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の図10のA部斜視図。
【図2】図1のB−B線に沿う断面図。
【図3】図1のC−C線に沿う断面図。
【図4】図1のD−D線に沿う断面図。
【図5】グリルの挿入状況を示す断面図。
【図6】グリルの挿入状況を示す断面図。
【図7】クリップ取付状況を示す断面図。
【図8】従来技術の図10のA部斜視図。
【図9】図8のE−E線に沿う断面図。
【図10】自動車の斜視図。
【符号の説明】
1…フードパネル 2…延出部 3…開口部 4…アウタパネル 4A…アウタフランジ 5…インナパネル 5A…インナフランジ 6…グリル 9…周壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネルとインナパネルとで形成さ
    れたフードパネルの前縁に下向きに延びる延出部が設け
    られ、この延出部にグリルが取り付けられた外気導入用
    の開口部が設けられているフードパネルのグリル開口部
    構造において、アウタパネルの開口部周縁にインナパネ
    ル側に延びるアウタフランジが設けられると共にインナ
    パネルの開口部周縁には、アウタフランジに沿う方向に
    延びるインナフランジが設けられ、これらアウタフラン
    ジとインナフランジとで形成される開口部の周壁にクリ
    ップを介してグリルが固定されていることを特徴とする
    フードパネルのグリル開口部構造。
JP27632793A 1993-11-05 1993-11-05 フードパネルのグリル開口部構造 Pending JPH07125656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27632793A JPH07125656A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 フードパネルのグリル開口部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27632793A JPH07125656A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 フードパネルのグリル開口部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07125656A true JPH07125656A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17567908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27632793A Pending JPH07125656A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 フードパネルのグリル開口部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07125656A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10109603A (ja) ドアのシール構造を有する自動車
JPH07125656A (ja) フードパネルのグリル開口部構造
JP3793690B2 (ja) 自動車のドアシール構造とそのドアシール構造に用いるパーティングシール
JP2001071938A (ja) 車両用カウルルーバ後端の固定構造
JP3706930B2 (ja) 自動車用バンパカバー
JP2010184618A (ja) カウルルーバの取付構造
JP2002347660A (ja) 車両用装飾部品の取付構造
JP2593569Y2 (ja) カウルルーバの取付け構造
JP2600429Y2 (ja) ダッシュサイドトリムの取付構造
JPH0356407Y2 (ja)
KR200146826Y1 (ko) 헤드라이닝의 처짐 방지장치
JP5347423B2 (ja) ドアシール構造
JP3260555B2 (ja) 自動車のカウルトップカバー
JP4591209B2 (ja) シール部材の取付構造
JPS6242159Y2 (ja)
JPS607212Y2 (ja) 自動車用サイドバイザ−
JP3214189B2 (ja) ドアベント構造の組付方法
JP2595098Y2 (ja) 自動車のヘッダトリムの取付構造
JP3989708B2 (ja) トリム部材の取付構造
JP2592408Y2 (ja) 車両用インストルメントパネルの取付構造
JP2553081Y2 (ja) 自動車用モールの取付構造
JPS641887Y2 (ja)
JPH085872Y2 (ja) サイドシルプロテクタの取付構造
JPS6242857Y2 (ja)
JPH1035371A (ja) 車両用クォーターウィンドトリムの取付構造