JPH0712441Y2 - 圧着止水板 - Google Patents

圧着止水板

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JPH0712441Y2
JPH0712441Y2 JP4103491U JP4103491U JPH0712441Y2 JP H0712441 Y2 JPH0712441 Y2 JP H0712441Y2 JP 4103491 U JP4103491 U JP 4103491U JP 4103491 U JP4103491 U JP 4103491U JP H0712441 Y2 JPH0712441 Y2 JP H0712441Y2
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JP
Japan
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water
stop
ridges
crimping
ridge
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JP4103491U
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JPH04112940U (ja
Inventor
康雄 宮崎
明 神出
Original Assignee
株式会社大阪防水建設社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は接続すべき2つの構造物
間の伸縮継手部に適用される圧着止水板に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来圧着止水板として、中央
部の伸縮部と、両側部の締着部とからなる構成のものが
知られているが、施工面への凹凸に対する対応が不充分
であり、止水性があまりよくなかった。止水性改良の一
つの方策として締着部の下面に複数本の止水突条を突成
することが試案されている。この改良型によれば止水突
条に面圧と圧縮歪を集中させることができるので、止水
性の改善をある程度期待できるが、面圧並びに圧縮歪が
複数本の突条間に分散されるという問題が依然として残
り、より一層の改善が望まれていた。
【0003】本考案はこのような従来の問題点を一掃す
ることを目的としてなされたものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は、中央部の伸
縮部と、両側部の締着部とからなり、該締着部に於て接
続すべき2つの構造物間の施工面に圧着固定される止水
板に於て、各締着部の下面に、長手方向に延長し平行す
る内外2本の止水突条と、これら突条間に位置するシー
ル材注入充填用凹溝とが形成され、内止水突条は外止水
突条より突出高さが大きくなっていて、その高さの差
は、施工面への内止水突条の圧着に引続き外止水突条の
圧着が得られるような範囲に設定されていることを特徴
とする圧着止水板に係る。
【0005】
【実施例】以下に本考察の一実施例を添付図面にもとづ
き説明すると次の通りである。
【0006】本考案による圧着止水板は、従来品と同様
にゴム又はプラスチックなどの弾性材料から成形され、
中央部に略々門型の伸縮部1を、また両側部に、上記伸
縮部1の両側下端より外側方へ張出された締着部2,2
を、それぞれ備えている。
【0007】締着部2,2の下面の内側端寄りの部分と
外側端寄りの部分とに、長手方向に延出し平行する2本
の止水突条3,4が突成され、これら止水突条3,4の
間に、下向きに開口する凹溝5が形成されている。
【0008】内、外の止水突条3,4は、突出高さh1
,h2 が同一でなく、内止水突条3は外止水突条4
よりも突出高さが僅かに大きくなっている。これは内止
水突条3に圧縮歪ひいては面圧を集中させ、これをメイ
ンとして止水性を得るためである。
【0009】外止水突条4は、内止水突条3の締着状態
に於て、施工面に適宜の面圧でもって圧着されるような
突出高さを有し、これは内,外止水突条3,4間の凹溝
5にシール材6(図2参照)を注入充填するために必要
である。
【0010】内,外止水突条3,4の突出高さの差h3
は、これがあまり小さいと内止水突条3への面圧及び
圧縮歪の集中が不充分となり、またあまり大きいと外止
水突条4のシール性が低化傾向となるので、内止水突条
3の最終的な圧縮歪量(高さ)を1として、その1/4
〜3/4、好ましくは略々1/2程度に達した時点で外
止水突条4の圧縮変形が開始される程度の寸法差(高
さ)が適当である。
【0011】内,外止水突条3,4の断面形状は、下端
に圧縮歪ひいては面圧を集中させるために、下端方に向
けて径を漸進的に減じるような形状のものが適当であ
り、図示の半円形の他に、二等辺三角形、逆台形などが
適当である。
【0012】また突出高さ及び巾などの寸法は、止水突
条3,4の硬度などを考慮し、所定の圧縮歪量及び面圧
が得られるような範囲に設定すればよい。
【0013】図2は地下道、隧道等を構成するコンクリ
ート躯体a,a間の継目bの止水に本考案圧着止水板を
適用した場合を示し、左半分は圧着前の状況を、また右
半分は圧着後の状況をそれぞれ示している上記止水板の
圧着には常法通り締付け装置7が適用され、該装置7は
上記止水板の両側部の締着部2上に長手方向全長に亘り
且つその略々全巾に亘って添接されたL型の押え金物7
1と、該金物71の長手方向に適宜の間隔で配設された
略々コ字型の締付け金物72と、該金物72を締付ける
ためのアンカーボルト73とから構成され、上記ボルト
73は上記躯体a面に植設固定され、上端部にはナット
74が螺装されている。
【0014】図2の左半分に示すように圧着前の工程
で、止水板の締着部2,2の一端側にシール材の注入用
口金8が取付けられる。口金8は一端側が内外止水突条
3,4間の凹溝5内に開口し、他端側は締着部2及び押
え金物71を貫通して外方へ突出し、この突出部81に
キャップ82が備えられている。上記凹溝5の長手方向
の両端は、圧着前又は圧着後に、適宜のシール手段の適
用で閉塞される。
【0015】第2図の右半分に示すように、ナット73
を締付けることにより、締付け金物72及び押え金物7
1を介し、止水板の両側部の締着部2,2を施工面に対
し圧着することができる。締付け操作中に、圧縮歪は最
初突出高さの大きい内止水突条3で生じ、この圧縮歪は
締付けの進行と共に増大して行き、締付けの終了の時点
で最大となる。圧縮歪が内止水突条3に集中するので、
大きな面圧が得られ、また圧縮歪量大により施工面の凹
凸にも充分に対応できる。
【0016】一方突出高さの小さい外止水突条4は締付
け操作の初期段階では、いまだ施工面からフリーであ
り、その圧縮は、内止水突条3の圧縮変形で両突条3,
4間の高さの差がなくなった時点から開始される。外止
水突条4の圧縮歪量は内止水突条3に比べ小さく、従っ
て面圧も小さく、この外止水突条4は、もっばら凹溝5
の外側のシール部材として機能する。
【0017】締着部2,2の締付け圧着操作も終えた後
は、口金8を通じ凹溝5内にシール材6が注入充填され
る。注入充填時の排気を行なうために凹溝5の他端側に
排気孔(図示せず)を設けることができる。シール材6
の注入充填状況が図2の右側に示され、このシール材6
の注入充填で施工を終了する。
【0018】凹溝5内に注入充填されたシール材6は内
止水突条3の外側で止水ゾーンを形成する。シール材6
としては、公知の各種の液状シール材を用いることがで
き、例えば水膨脹性樹脂が適当である。
【0019】
【考案の効果】本考案止水板によれば、内外2本の止水
突条のうちの突出高さの大きい内止水突条に圧縮歪を集
中させることができるので大きい面圧が得られると共
に、圧縮歪量が増大するので、施工面の凹凸にも充分に
対応でき、止水性能を向上できる。更に内外の止水突条
の間の凹溝内にシール材を注入充填できるので、内止水
突条の外側にシール材からなる止水ゾーンを形成でき、
施行面の凹凸への対応性が向上し、止水性能をより一層
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案止水板の一使用状況を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 伸縮部 2 締着部 3 内止水突条 4 外止水突条 5 凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部の伸縮部と、両側部の締着部とから
    なり、該締着部に於て接続すべき2つの構造物間の施工
    面に圧着固定される止水板に於て、各締着部の下面に、
    長手方向に延長し平行する内外2本の止水突条と、これ
    ら突条間に位置するシール材注入充填用凹溝とが形成さ
    れ、内止水突条は外止水突条より突出高さが大きくなっ
    ていて、その高さの差は、施工面への内止水突条の圧着
    に引続き外止水突条の圧着が得られるような範囲に設定
    されていることを特徴とする圧着止水板。
JP4103491U 1991-03-20 1991-03-20 圧着止水板 Expired - Lifetime JPH0712441Y2 (ja)

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JP4103491U JPH0712441Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 圧着止水板

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JPH04112940U JPH04112940U (ja) 1992-10-01
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JP5374009B2 (ja) * 2005-06-28 2013-12-25 シバタ工業株式会社 止水シート及び止水構造体
JP5343262B2 (ja) * 2009-05-28 2013-11-13 西武ポリマ化成株式会社 可撓止水継手の補修構造および補修方法
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JP7180876B2 (ja) * 2019-02-25 2022-11-30 早川ゴム株式会社 可撓継手の固定構造及び固定方法

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