JPH04112940U - 圧着止水板 - Google Patents
圧着止水板Info
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- JPH04112940U JPH04112940U JP4103491U JP4103491U JPH04112940U JP H04112940 U JPH04112940 U JP H04112940U JP 4103491 U JP4103491 U JP 4103491U JP 4103491 U JP4103491 U JP 4103491U JP H04112940 U JPH04112940 U JP H04112940U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 中央部の伸縮部と両側部の締着部とからな
り、両側部の締着部に於て接続すべき2つの構造物間の
施行面に圧着固定される止水板に於て、その止水性向上
を計ることを目的とする。 【構成及び効果】 上記構成の止水板に於て、両側部の
締着部の下面に、長手方向に延長し平行する内外2本の
止水突条を突成し、内止水突条の突出高さを、外止水突
条のそれより大きくなし、内止水突条に面圧並びに圧縮
歪を集中させることで止水性を改善する。
り、両側部の締着部に於て接続すべき2つの構造物間の
施行面に圧着固定される止水板に於て、その止水性向上
を計ることを目的とする。 【構成及び効果】 上記構成の止水板に於て、両側部の
締着部の下面に、長手方向に延長し平行する内外2本の
止水突条を突成し、内止水突条の突出高さを、外止水突
条のそれより大きくなし、内止水突条に面圧並びに圧縮
歪を集中させることで止水性を改善する。
Description
【0001】
本考案は接続すべき2つの構造物間の伸縮継手部に適用される圧着止水板に関
する。
【0002】
従来圧着止水板として、中央部の伸縮部と、両側部の締着部とからなる構成の
ものが知られているが、施工面への凹凸に対する対応が不充分であり、止水性が
あまりよくなかった。止水性改良の一つの方策として締着部の下面に複数本の止
水突条を突成することが試案されている。この改良型によれば止水突条に面圧と
圧縮歪を集中させることができるので、止水性の改善をある程度期待できるが、
面圧並びに圧縮歪が複数本の突条間に分散されるという問題が依然として残り、
より一層の改善が望まれていた。
【0003】
本考案はこのような従来の問題点を一掃することを目的としてなされたもので
ある。
【0004】
本考案は、中央部の伸縮部と、両側部の締着部とからなり、該締着部に於て接
続すべき2つの構造物間の施工面に圧着固定される止水板に於て、各締着部の下
面に、長手方向に延長し平行する内外2本の止水突条と、これら突条間に位置す
るシール材注入充填用凹溝とが形成され、内止水突条は外止水突条より突出高さ
が大きくなっていて、その高さの差は、施工面への内止水突条の圧着に引続き外
止水突条の圧着が得られるような範囲に設定されていることを特徴とする圧着止
水板に係る。
【0005】
以下に本考察の一実施例を添付図面にもとづき説明すると次の通りである。
【0006】
本考案による圧着止水板は、従来品と同様にゴム又はプラスチックなどの弾性
材料から成形され、中央部に略々門型の伸縮部1を、また両側部に、上記伸縮部
1の両側下端より外側方へ張出された締着部2,2を、それぞれ備えている。
【0007】
締着部2,2の下面の内側端寄りの部分と外側端寄りの部分とに、長手方向に
延出し平行する2本の止水突条3,4が突成され、これら止水突条3,4の間に
、下向きに開口する凹溝5が形成されている。
【0008】
内、外の止水突条3,4は、突出高さh1 ,h2 が同一でなく、内止水突
条3は外止水突条4よりも突出高さが僅かに大きくなっている。これは内止水突
条3に圧縮歪ひいては面圧を集中させ、これをメインとして止水性を得るためで
ある。
【0009】
外止水突条4は、内止水突条3の締着状態に於て、施工面に適宜の面圧でもっ
て圧着されるような突出高さを有し、これは内,外止水突条3,4間の凹溝5に
シール材6(図2参照)を注入充填するために必要である。
【0010】
内,外止水突条3,4の突出高さの差h3 は、これがあまり小さいと内止水
突条3への面圧及び圧縮歪の集中が不充分となり、またあまり大きいと外止水突
条4のシール性が低化傾向となるので、内止水突条3の最終的な圧縮歪量(高さ
)を1として、その1/4〜3/4、好ましくは略々1/2程度に達した時点で
外止水突条4の圧縮変形が開始される程度の寸法差(高さ)が適当である。
【0011】
内,外止水突条3,4の断面形状は、下端に圧縮歪ひいては面圧を集中させる
ために、下端方に向けて径を漸進的に減じるような形状のものが適当であり、図
示の半円形の他に、二等辺三角形、逆台形などが適当である。
【0012】
また突出高さ及び巾などの寸法は、止水突条3,4の硬度などを考慮し、所定
の圧縮歪量及び面圧が得られるような範囲に設定すればよい。
【0013】
図2は地下道、隧道等を構成するコンクリート躯体a,a間の継目bの止水に
本考案圧着止水板を適用した場合を示し、左半分は圧着前の状況を、また右半分
は圧着後の状況をそれぞれ示している
上記止水板の圧着には常法通り締付け装置7が適用され、該装置7は上記止水
板の両側部の締着部2上に長手方向全長に亘り且つその略々全巾に亘って添接さ
れたL型の押え金物71と、該金物71の長手方向に適宜の間隔で配設された略
々コ字型の締付け金物72と、該金物72を締付けるためのアンカーボルト73
とから構成され、上記ボルト73は上記躯体a面に植設固定され、上端部にはナ
ット74が螺装されている。
【0014】
図2の左半分に示すように圧着前の工程で、止水板の締着部2,2の一端側に
シール材の注入用口金8が取付けられる。口金8は一端側が内外止水突条3,4
間の凹溝5内に開口し、他端側は締着部2及び押え金物71を貫通して外方へ突
出し、この突出部81にキャップ82が備えられている。上記凹溝5の長手方向
の両端は、圧着前又は圧着後に、適宜のシール手段の適用で閉塞される。
【0015】
第2図の右半分に示すように、ナット73を締付けることにより、締付け金物
72及び押え金物71を介し、止水板の両側部の締着部2,2を施工面に対し圧
着することができる。
締付け操作中に、圧縮歪は最初突出高さの大きい内止水突条3で生じ、この圧
縮歪は締付けの進行と共に増大して行き、締付けの終了の時点で最大となる。圧
縮歪が内止水突条3に集中するので、大きな面圧が得られ、また圧縮歪量大によ
り施工面の凹凸にも充分に対応できる。
【0016】
一方突出高さの小さい外止水突条4は締付け操作の初期段階では、いまだ施工
面からフリーであり、その圧縮は、内止水突条3の圧縮変形で両突条3,4間の
高さの差がなくなった時点から開始される。外止水突条4の圧縮歪量は内止水突
条3に比べ小さく、従って面圧も小さく、この外止水突条4は、もっばら凹溝5
の外側のシール部材として機能する。
【0017】
締着部2,2の締付け圧着操作も終えた後は、口金8を通じ凹溝5内にシール
材6が注入充填される。注入充填時の排気を行なうために凹溝5の他端側に排気
孔(図示せず)を設けることができる。シール材6の注入充填状況が図2の右側
に示され、このシール材6の注入充填で施工を終了する。
【0018】
凹溝5内に注入充填されたシール材6は内止水突条3の外側で止水ゾーンを形
成する。シール材6としては、公知の各種の液状シール材を用いることができ、
例えば水膨脹性樹脂が適当である。
【0019】
本考案止水板によれば、内外2本の止水突条のうちの突出高さの大きい内止水
突条に圧縮歪を集中させることができるので大きい面圧が得られると共に、圧縮
歪量が増大するので、施工面の凹凸にも充分に対応でき、止水性能を向上できる
。更に内外の止水突条の間の凹溝内にシール材を注入充填できるので、内止水突
条の外側にシール材からなる止水ゾーンを形成でき、施行面の凹凸への対応性が
向上し、止水性能をより一層向上できる。
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案止水板の一使用状況を示す説明図であ
る。
る。
1 伸縮部
2 締着部
3 内止水突条
4 外止水突条
5 凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】中央部の伸縮部と、両側部の締着部とから
なり、該締着部に於て接続すべき2つの構造物間の施工
面に圧着固定される止水板に於て、各締着部の下面に、
長手方向に延長し平行する内外2本の止水突条と、これ
ら突条間に位置するシール材注入充填用凹溝とが形成さ
れ、内止水突条は外止水突条より突出高さが大きくなっ
ていて、その高さの差は、施工面への内止水突条の圧着
に引続き外止水突条の圧着が得られるような範囲に設定
されていることを特徴とする圧着止水板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4103491U JPH0712441Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 圧着止水板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4103491U JPH0712441Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 圧着止水板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112940U true JPH04112940U (ja) | 1992-10-01 |
JPH0712441Y2 JPH0712441Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31921925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4103491U Expired - Lifetime JPH0712441Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 圧着止水板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712441Y2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009410A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Shibata Ind Co Ltd | 止水シート及び止水構造体 |
JP2010275760A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Seibu Polymer Corp | 可撓止水継手の補修構造および補修方法 |
JP2015108235A (ja) * | 2013-12-04 | 2015-06-11 | 株式会社ケー・エフ・シー | 排水シート及びトンネル排水構造 |
JP2016080068A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-05-16 | 西武ポリマ化成株式会社 | 止水部材およびその取付構造 |
JP2020133346A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | 早川ゴム株式会社 | 可撓継手の固定構造及び固定方法 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP4103491U patent/JPH0712441Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009410A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Shibata Ind Co Ltd | 止水シート及び止水構造体 |
JP2010275760A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Seibu Polymer Corp | 可撓止水継手の補修構造および補修方法 |
JP2015108235A (ja) * | 2013-12-04 | 2015-06-11 | 株式会社ケー・エフ・シー | 排水シート及びトンネル排水構造 |
JP2016080068A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-05-16 | 西武ポリマ化成株式会社 | 止水部材およびその取付構造 |
JP2020133346A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | 早川ゴム株式会社 | 可撓継手の固定構造及び固定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0712441Y2 (ja) | 1995-03-22 |
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