JPH07124210A - エアマッサージ装置 - Google Patents

エアマッサージ装置

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JPH07124210A
JPH07124210A JP27209893A JP27209893A JPH07124210A JP H07124210 A JPH07124210 A JP H07124210A JP 27209893 A JP27209893 A JP 27209893A JP 27209893 A JP27209893 A JP 27209893A JP H07124210 A JPH07124210 A JP H07124210A
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air bags
bags
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者の身体の左右の指圧のツボに対応する
部分をより効果的に押圧できるエアマッサージ装置を提
供すること。 【構成】椅子式エアマッサージ装置Aの本体14bの人
体当接面14aに取り付けられた空気袋a4,a5,a
5に対してエアをエア給排気装置40により給排気する
ことにより、空気袋a4,a5,a5を膨張・収縮させ
てマッサージを行うエアマッサージ装置において、人体
当接面の左右方向中央に第1の空気袋a4を設けると共
に、第1の空気袋a4の両側に第2の空気袋a5,a5
をそれぞれ設けたエアマッサージ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気袋の膨張・収縮
によってマッサージを行なうエアマッサージ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のエアマッサージ装置としては、
例えば、図14に示した様な座椅子式エアマッサージ装
置が考えられている。
【0003】この図14に示した座椅子式エアマッサー
ジ装置は、座部200の後縁部に背凭れ部201を前後
回動自在に装着して、座部200および背凭れ部201
内に複数の空気袋203a〜203fを配設すると共
に、エア給排気装置204と各空気袋203a〜203
fをエアホース205a〜205fで接続した構成とな
っている。
【0004】しかも、このエアマッサージ装置において
は、エア給排装気置204により各空気袋203a〜2
03fを順番に膨張・収縮させる様になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な構
成において各空気袋203c〜203fは、中央部が最
も大きく膨出して、この膨出した中央部が使用者の身体
を最も強く押圧することになる。
【0006】しかしながら、使用者の身体は水平断面方
向が湾曲している構造であることに加えて、エアマッサ
ージ装置の空気袋203d〜203fは背凭れ部201
の左右まで単に直線的に延びている構成であるため、空
気袋203d〜203fは使用者の背中の中央部(背骨
に対応する部分)のみを効果的に押圧して、背骨の左右
に位置する指圧のツボの部分をより効果的に押圧するこ
とはできないものであった。
【0007】そこで、この発明は、使用者の身体の左右
の指圧のツボに対応する部分をより効果的に押圧できる
エアマッサージ装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、請求項1の発明は、エアマッサージ装置
の本体の人体当接面に取り付けられた空気袋に対してエ
アをエア給排気装置により給排気することにより、前記
空気袋を膨張・収縮させてマッサージを行うエアマッサ
ージ装置において、前記人体当接面の左右方向中央に第
1の前記空気袋を設けると共に、前記第1の空気袋の両
側に第2の空気袋をそれぞれ設けたエアマッサージ装置
としたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、前記エア給排気
装置は前記第1,第2の空気袋を交互に膨張・収縮させ
ることを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3の発明は、前記一対の第
2の空気袋は前記第1の空気袋側の端部が前記第1の空
気袋の両端部の前側に重ねて配設されていることを特徴
とする。
【0011】
【作用】この様な構成によれば、請求項1の発明では、
第1の空気袋が使用者の身体の左右方向中央を指圧し、
左右の第2の空気袋が使用者の身体の左右方向中央の両
側のツボの部分を指圧することになり、使用者の身体の
指圧点を効果的に押圧できる。
【0012】また、請求項2の発明では、第1の空気袋
が膨張させられる際には、使用者の身体の中央に第1の
空気袋からの圧力が加えられて、身体に対する左右への
伸ばし力が作用する。一方、左右の第2の空気袋が膨張
させられる際には、左右の第2の空気袋が使用者の身体
を左右から掴んで強く身体の中央側に圧力を加える状態
となる。そして、これらの動作が交互に繰り返されるこ
とになるので、使用者の身体へのマッサージを人手によ
る掴み揉みと同じ様な状態とすることができる。
【0013】さらに、請求項3の発明では、第1の空気
袋膨出している状態から縮小させられる際に、第2の空
気袋の前面に縦皺が生じても、膨張する左右の第1の空
気袋が縦皺の生じている第2の空気袋への使用者の身体
の当接を阻止して、身体の表皮の部分が第2の空気袋の
縦皺に挟み込まれるような状態を未然に防止できること
になる。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係るエアマッサージ装置の
実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】[第1実施例]図1〜図9はこの発明にかか
るエアマッサージ装置の第1実施例を示したものであ
る。図1および図2はエアマッサージ装置を椅子式エア
マッサージ装置Aに適用した例を示したものである。
【0016】図1,図2において椅子式エアマッサージ
装置Aは、使用者の身体の太股から上部をマッサージさ
せるマッサージ椅子1と、マッサージ椅子10の前側に
配置して使用者のふくらはぎ等の下肢をマッサージさせ
る下肢マッサージ器20と、エア給排気装置40を有す
る。
【0017】<マッサージ椅子10>マッサージ椅子1
0は、座部11と、座部11の両側部に設けられて座部
11を支持している支持脚12,12と、支持脚12,
12一体に設けられ且つ座部11より上方に突出するア
ームレスト部13,13と、座部11の後縁部に前後に
起倒調整可能に装着された背凭れ部14とを有する。こ
の背凭れ部14の前面即ち人体当接面14aは、座部1
1及び背凭れ部14の左右幅方向の中心線Pから左右両
側が前側に湾曲傾斜させられている。
【0018】尚、図1,2中、a1,a1は筒状に形成
された腕用の空気袋、13aはアームレスト部13の内
側面に設けられて空気袋a1,a1を収納するための軟
質のポケット、15は一方のアームレスト部13に設け
られた操作パネルである。
【0019】座部11及び背凭れ部14は、図示しない
フレームにスポンジゴム等のクッションを保持させた本
体11b,14bを設けて、この本体を図示しないカバ
ーで覆った構成となっている。
【0020】(座部11)座部11の本体11bの人体
当接面11aとそのカバー(図示せず)との間には、本
体に固定され且つ空気袋保持ポケットが設けられた布製
の座部用空気袋保持シート(図示せず)が配設される。
この座部用空気袋シートの前後の部分には、幅方向に延
びる2つの空気袋a2,a3が保持されている。
【0021】最前部に位置する空気袋a2は、後部に位
置する空気袋a3よりも容量が大きく設定されていると
共に、空気袋a3よりも膨出高さが大きく設定されてい
る。また、空気袋a2は人体の大腿部に位置するツボの
いん門(もん)に対応し、空気袋a3は人体の臀部に位
置するツボの承扶(しょうふ)に対応している。
【0022】(背凭れ部14)背凭れ部14の本体14
bの人体当接面14aとそのカバー(図示せず)との間
には本体に固定され且つ空気袋保持用ポケットが設けら
れた布製の背凭れ用空気袋保持シート(共に図示せず)
が配設されている。
【0023】この背凭れ用空気袋シートには、人体当接
面14aの中心線Pの左右に跨って左右中央部に配置さ
れた空気袋a4と、空気袋a4の前側に一部が重ねられ
ていると共に中心線Pの左右に間隔をおいて独立させて
設けられた空気袋a5,a5と、中心線Pの左右に跨っ
て左右中央部に設けられた空気袋a6と、中心線Pの左
右に間隔をおいて独立させて設けられた空気袋a7,a
7と、中心線Pの左右に跨って背凭れ部14の両側付近
まで延びる空気袋a8と、中心線Pの左右に間隔をおい
て独立して配置された空気袋a9,a9と、空気袋a
9,a9の対向端部に設けられた小空気袋a10,a1
0を有する。この小空気袋a10は空気袋a9よりも容
積が充分小さく設定されている。尚、空気袋a5,a5
の対向端部は空気袋a4の略中央部付近まで配設されて
いる。
【0024】空気袋a4は人体の腰部中央に位置するツ
ボの大腸愈(だいちょうゆ)や陽関(ようかん)に、空
気袋a5,a5は人体の腰部左右に位置するツボの秩辺
(ちっぺん)や膀胱愈(ぼうこうゆ)に、空気袋a6は
人体の腰部に位置するツボの肝愈(かんゆ)や胃愈(い
ゆ)に、空気袋a7は人体の肩部下方に位置するツボの
心愈(しんゆ)や天宗(てんそう)に、空気袋a8は人
体の肩部に位置するツボの肩井(けんせい)や大椎(だ
いつい)に、空気袋a10,a10は人体の首部に位置
するツボの天柱(てんちゅう)にそれぞれ対応してい
る。
【0025】尚、空気袋a9,a9は、図6(a),
(b)に示す様に、空気袋a10,a10が膨張する際
に、この空気袋a10,a10で段階的に人体の首部を
挟み付けるための壁の役割を果たす。
【0026】<下肢マッサージ器20>下肢マッサージ
器20は、マッサージ椅子1と同様にクッション性を備
えていると共に、本体21に左右脚用の保持溝22,2
2を設け、各保持溝22,22の対向する部分に各々一
対の空気袋a11,a11を対向させて設けたものであ
る。
【0027】空気袋a11,a11は人体の下肢部に位
置するツボの承山(しょうざん)等に対応していて、対
向する空気袋a11,a11の膨張によりこの承山近傍
の下腿部を挟み付けることにより筋肉のマッサージ並び
にツボへの刺激を行なう。
【0028】<エア給排気装置40>図1において、4
0は空気袋a1〜a11に空気を供給したり、空気袋a
1〜a11内の空気を排気したりするエア給排気装置で
ある。このエア給排気装置40は座部3の後部下面に着
脱可能に取り付けられている。
【0029】エア給排気装置40は、図8に示すエア分
配手段Bと、エア分配手段Bの回転位置検出のための位
置検出手段Cを有する。
【0030】(エア分配手段B)このエア分配手段Bは
ロータリーバルブ60を有する。このロータリバルブ6
0は、回転自在な回転体61と、この回転体61を回転
自在に挟持した固定体62,63とを有している。固定
体62は本体ケース40a内に設けたフレーム64のフ
レーム板64aに取り付けられており、この固定体62
の中心部には上下方向(図8において)に延びた貫通孔
62aが形成されている。
【0031】この貫通孔62aは圧縮空気を貯えるフィ
ルタタンク92を介してエアコンプレッサー91と接続
されている。
【0032】回転体61の下面(図8において)の中心
部には上記貫通孔62aと対向するとともに連通する孔
61aが形成され、この孔61aは、回転体61の上面の
周端側に設けた孔61bに連通孔61cによって連通され
ている。回転体61の周面にはギヤ61dが形成され、
このギヤ61dがステッピングモータ65の駆動軸66
に設けたギヤ67に噛合している。これにより、回転体
61はステッピングモータ65によって中心軸線61e
廻りに回転され、回転体61の回転に拘らず回転体61
の孔61aと固定体62の貫通孔62aとは常に連通状態
を保つようになっている。
【0033】回転体61の上面には、図9に示すよう
に、外周に沿って形成されたC字状の円弧溝61fが設
けられており、この円弧溝61fの両端部に孔61bが挟
まれる状態となっている。さらに、円弧溝61fの中央
部から回転体61の中心部まで延びた直線溝61gが設
けられている。
【0034】固定体63は、フレーム64のフレーム板
64b(図8参照)に固定されており、図10に示すよ
うに、中心部に大気に開放する貫通孔63aが設けら
れ、この貫通孔63aの周囲には等間隔に8つの貫通孔
63b〜63iが設けられている。63jは貫通孔63aに
設けたフィルタである。
【0035】貫通孔63aの下側(図8において)の開
口は回転体61の直線溝61gと常に対向するとともに
連通した状態にあり、貫通孔63b〜63iの下側の開口
のうちの1つが回転体61の孔61bと対向して連通す
るようになっている。このとき、他の貫通孔の前記開口
は回転体61の円弧溝61fと対向して連通する。例え
ば、貫通孔63bの下側の開口が回転体61の孔61bと
対向して連通しているときは、貫通孔63c〜63iの下
側の開口が円弧溝61fと対向して連通する。
【0036】なお、固定体62はスプリングによって上
方(図8において)へ常時付勢され、この付勢により回
転体61と固定体62,63との接合面の気密性を保っ
ており、各接合面から圧縮空気が漏れないように設定さ
れている。
【0037】(位置検出手段C)位置検出手段Cは、図
8に示した如く、回転体61に取り付けられたエンコー
ダ板70と、エンコーダ板70の回転位置を検出する光
センサ80を有する。
【0038】(a)エンコーダ板70 このエンコーダ板70には、図9に示すように、半径方
向に延びた8本の径線E1〜E8が45度間隔で設定され
ており、経線E1は、経線E1上に孔61bがくる位置に
設定されている。
【0039】そして、各経線E1〜E8上には内周側から
外周側に向けてビットb0からビットb3までの位置が設
定されており、経線E1のビットb3の位置に孔71dが
設けられている。経線E2のビットb1,b3の位置に孔7
2a,72dが、経線E3のビットb1,b3の位置に孔73
b,73dが、経線E4のビットb0,b1,b3の位置に孔7
4a,74b,74dが、経線E5のビットb2,b3の位置に
孔75c,75dが、経線E6のビットb0,b2,b3の位置
に孔76a,76c,76dが、経線E7のビットb1,b2,b
3の位置に孔77b,77c,77dが、経線E8のビットb
0,b1,b2,b3の位置に孔78a,78b,78c,78dがそ
れぞれ設けられている。
【0040】(b)光センサ80 この光センサ80は、フレーム64内に配設されてい
て、エンコーダ板70に設けた孔71〜78を検知して
4ビットの検知信号を出力するようになっている。
【0041】この光センサ80は、エンコーダ板70に
設定された各ビットb0〜b3位置と対向する位置に設け
られた発光ダイオード81a〜81dと、この発光ダイオ
ード81a〜81dが発光する光をエンコーダ板70に設
けた孔71d…78dを介して受光する受光ダイオード8
2a〜82d等とから構成されている。
【0042】この受光ダイオード82a〜82dの受光・
不受光状態は回転体61の回転位置によって異なる。例
えば、回転体61の孔61bと固定体63の貫通孔63b
が連通しているとき、受光ダイオード82dのみが受光
し、経線E1上の孔71dが検出される。このような受光
ダイオード82a〜82dの受光・不受光と、経線E1〜
E8との関係を図11の真理表に示す。
【0043】この真理表では、ビットb0〜b3が受光ダ
イオード82a〜82dに対応し、「1」が受光している
ことを示し、「0」が不受光を示す。また、E1〜E8が
貫通孔63b〜63iに対応する。
【0044】<エア給排気装置40と空気袋a1〜a1
1との接続関係>ところで、図2及び図3に示すよう
に、各空気袋a1〜a11はホースb1〜b8と連通さ
れている。このホースb1〜b8は接続部材16,17
を介して給排気装置40に接続された給排気ホースc1
〜c8に1対1で対応して連結されている。
【0045】(1)ホースb1 ホースb1の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb11,b12を一体に有している。この分岐ホース
b11,b12の一端は空気袋a1,a1に接続されて
いる。給排気ホースc1を介してホースb1にエア給排
気装置40から供給された空気は、分岐ホースb11,
b12を経由して空気袋a1,a1を同期して膨張させ
るようになっている。
【0046】(2)ホースb2 ホースb2の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb21,b22を一体に有している。この分岐ホース
b21,b22の一端は、図5に示すように、空気袋a
3,a8に接続されている。給排気ホースc2を介して
ホースb2にエア給排気装置40から供給された空気
は、分岐ホースb21,b22を経由して空気袋a3,
a8を同期して膨張させるようになっている。
【0047】(3)ホースb3 ホースb3の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb31,b32を一体に有している。この分岐ホース
b31,b32の一端は空気袋a5,a5に接続されて
いる。給排気ホースc3を介してホースb3にエア給排
気装置40から供給された空気は、分岐ホースb31,
b32を経由して空気袋a5,a5を図7(a)の状態か
ら図7(b)の如く同期して膨張させるようになってい
る。
【0048】(4)ホースb4 ホースb4の端部は空気袋a6に接続されている。給排
気ホースc4を介してホースb4にエア給排気装置40
から供給された空気は空気袋a6を膨張させるようにな
っている。
【0049】(5)ホースb5 ホースb5の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb51,b52を一体に有している。この分岐ホース
b51,b52の一端は、図4に示すように、空気袋a
2,a4に接続されている。給排気ホースc5を介して
ホースb5にエア給排気装置40から供給された空気
は、分岐ホースb51,b52を経由して空気袋a2,
a4を図7(a)の状態から図7(c)の如く同期して膨張さ
せるようになっている。
【0050】(6)ホースb6 ホースb6の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb61,b62を一体に有している。この分岐ホース
b21,b22の一端は空気袋a7,a7に接続されて
いる。給排気ホースc6を介してホースb6にエア給排
気装置40から供給された空気は、分岐ホースb61,
b62を経由して空気袋a7,a7を同期して膨張させ
るようになっている。
【0051】(7)ホースb8 ホースb8の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb81,b82を一体に有し、更に分岐ホースb8
1,b82から分岐された再分岐ホースb83,b84
を一体に有している。この各分岐ホースb81〜b84
の一端は空気袋a11,a11…に接続されている。給
排気ホースc8を介してホースb8にエア給排気装置4
0から供給された空気は、各分岐ホースb81〜b84
を経由して空気袋a11,a11…を同期して膨張させ
る。
【0052】(8)ホースb7 ホースb7の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb71,b72を一体に有し、更に分岐ホースb7
1,b72から分岐された再分岐ホースb73,b74
を一体に有している。
【0053】分岐ホースb71,b72の一端は空気袋
a9,a9に接続され、再分岐ホースb73,b74の
一端は空気袋a10,a10に接続されている。給排気
ホースc7を介してホースb7にエア給排気装置40か
ら供給された空気は、各分岐ホースb71〜b74を経
由して空気袋a9,a9及び空気袋a10,a10を図
6(a)の状態から図6(b)の如く同期して膨張させるよう
になっている。
【0054】この際、空気袋a10,a10は、空気袋
a9,a9よりも小さい容積に設定されているため、上
述したように、先ず空気袋a10,a10の膨張が先に
完了し、次いで空気袋a9,a9の膨張が完了するた
め、空気袋a10,a10による段階的なマッサージ効
果を得ることができる。
【0055】<制御回路>上述したステッピングモータ
65,エアコンプレッサー91は図12に示した様に制
御回路100により駆動制御されるようになっている。
この制御回路100は、図12に示すように、マイクロ
コンピュータ101とインターフェース102〜106
等から構成され、この制御回路100も本体ケース40
a内に設けてある。尚、光センサ80の受光ダイオード
82a〜82dからの位置検出信号はインターフェース
105を介して制御回路100のマイクロコンピュータ
101に入力され、マイクロコンピュータ101はこの
位置検出信号に基づいてステッピングモータ65を駆動
制御する様になっている。
【0056】この制御回路100は、操作パネル15に
設けられ且つエンコーダ板70の位置E1〜E8に対応
するスイッチ(図示せず)を操作すると、この操作され
たスイッチに対応する位置E1〜E8が光センサ80に
より検出されるまでステッピングモータ95を駆動制御
するようになっている。
【0057】また、制御回路100は、操作パネル15
に設けた所定の連続揉み動作を行わせるスイッチの操作
により、位置E1〜E8が光センサ80により所定の順
序で検出されるように、ステッピングモータ95を駆動
制御して、各空気袋a1〜a11を予め設定された所定
の順序に従って順次膨出・収縮させるようにもなってい
る。
【0058】これらの動作の際に、制御回路100が位
置E1からの信号を光センサ80から受けると回転体6
1の孔61bが固定体63の貫通孔63bに連通し、制御
回路100が位置E2のからの信号を光センサ80から
受けると回転体61の孔61bが固定体63の貫通孔6
3cに連通し、制御回路100が位置E3のからの信号
を光センサ80から受けると回転体61の孔61bが固
定体63の貫通孔63dに連通し、制御回路100が位
置E4のからの信号を光センサ80から受けると回転体
61の孔61bが固定体63の貫通孔63eに連通する
るようになっている。
【0059】また、制御回路100が位置E5のからの
信号を光センサ80から受けると回転体61の孔61b
が固定体63の貫通孔63fに連通し、制御回路100
が位置E6のからの信号を光センサ80から受けると回
転体61の孔61bが固定体63の貫通孔63gに連通
し、制御回路100が位置E7のからの信号を光センサ
80から受けると回転体61の孔61bが固定体63の
貫通孔63hに連通し、制御回路100が位置E8のか
らの信号を光センサ80から受けると回転体61の孔6
1bが固定体63の貫通孔63iに連通するようになっ
ている。
【0060】<実施例の作用>この様な構成において
は、操作パネル15のスイッチ操作をすると、制御回路
100が位置検出手段Cからの位置信号を基に給排気装
置40のステッピングモータ65を作動制御して、回転
体61の孔61bを固定体63の貫通孔63b〜63i
のいずれかに連通させる。
【0061】これにより、各空気袋a1〜a11に対し
てエアコンプレッサー91からのエアが供給されたり、
各空気袋a1〜a11のエアが排気されたりする。この
際、エアは各空気袋a1〜a11に接続されたホースb
1〜b8並びに給排気ホースc1〜c8を経由して給排
気されることになる。
【0062】(a)一連の連続揉み動作 上記の構成において、本発明のエアマッサージ装置Aの
空気袋a1〜a11を所定の順序で使用する場合には、
マッサージ椅子10に座ると共に、両腕を筒状の空気袋
a1,a1内に挿通し、大腿部を下肢マッサージ器20
に乗せ、この状態から操作パネル15の所定の連続揉み
動作を行わせるスイッチを操作してマッサージを開始す
る。
【0063】このとき、各空気袋の膨張並びに収縮順序
は、図3の○付数字で示すように、空気袋a1,a1、
空気袋a3,a8、空気袋a5,a5、空気袋a6、空
気袋a2,a4、空気袋a7,a7、空気袋a10,a
10及び空気a9,a9、空気袋a11,a11…の順
で膨縮する。
【0064】この際、空気袋a5,a5は膨張・収縮時
に使用者の腰を両側部から挟み込むように掴み揉みし、
空気袋a7,a7は膨張・収縮時に使用者の背中上部を
両側部から挟み込むように掴み揉みし、空気袋a9,a
9とa10,a10は膨張・収縮時に使用者の首を両側
部から挟み込むように掴み揉みし、空気袋a11,a1
1は膨張・収縮時に使用者の下肢のふくらはぎを両側部
から挟み込むように掴み揉みする。しかも、空気袋a1
0,a10は、空気袋a9,a9よりも小さい容積に設
定されているため、上述したように、先ず空気袋a1
0,a10の膨張が先に完了し、次いで空気袋a10,
a10の膨張が完了するため、空気袋a10,a10に
よる段階的なマッサージ効果を得ることができる。
【0065】このように中心線Pを挟んで左右に間隔を
おいた空気袋a5,a5、a7,a7、a9,a9及び
a10,a10等は、左右の空気袋間に身体の一部が何
等抵抗を受けることなく確実に入り込むため、左右の空
気袋が膨張時に身体を確実に強い力で掴み揉みすること
になる。
【0066】また、空気袋a3,a8並びに空気袋a
2,a4をそれぞれ同期させて膨張させることにより、
あたかも空気袋a3,a8又は空気袋a2,a4の膨張
により人体全体が挟まれるような効果を奏することがで
きる。
【0067】従って、座部11又は背凭れ部14のいづ
れか一方側の空気袋のみを膨張させた場合のように、人
体が空気袋の膨張に伴って押されて変位して押圧不足に
よる不満足なマッサージしか得られないものと異なって
良好なマッサージ効果を得ることができる。
【0068】さらに、背凭れ部14に設けた空気袋a4
〜a9は、中心線Pに対して跨った状態と間隔をおいて
分離した状態とで交互に配列(空気袋a4とa5とは独
立したタイミングにより膨張するため結果的に交互の配
列となる)されている。
【0069】従って、その膨張に伴う人体へのマッサー
ジを、人体の伸び方向(中心線Pに跨ったもの)と人体
の収縮(挟み付け)方向の両方向で行なうことができ、
あたかも、人手によるような充分な揉み効果を得ること
ができる。
【0070】しかも、各空気袋a1〜a11の膨張を、
なるべく隣接しない状態で行なうため、収縮状態にある
空気袋によってマッサージ効果が半減されることもな
い。
【0071】また、アームレスト13の内側のポケット
13a内に空気袋a1,a1を収納した状態で、この空
気袋a1,a1を膨張・収縮させる様にすることによ
り、空気袋a1,a1が軟質のポケット13aを介して
使用者の大腿部側を側方から押圧して大腿部を揉むこと
ができる。また、空気袋a2〜a10の膨張・収縮を行
わせる際に、アームレスト13の内側のポケット13a
内に空気袋a1,a1を収納して、この空気袋a1,a
1を膨張させた状態とすることにより、空気袋a1,a
1が軟質のポケット13aを介して使用者の大腿部を側
方から押圧保持して、使用者の身体が空気袋a2〜a1
0の膨張により移動しないようにすることもできる。
【0072】(b)腰部のみの揉み動作 また、腰部のみの揉み動作を行わせるには、操作パネル
15の図示しない腰部スイッチを操作して、制御回路1
00により駆動制御されるステッピングモータ65によ
りロータリーバルブ60を回転駆動制御させ、フィルタ
タンク92に対する空気袋a4の連通遮断とフィルタタ
ンク92に対する空気袋a5,a5の連通遮断とを交互
に行わせ、空気袋a1と空気袋a5,a5の膨張・収縮
を交互に(図7(b)の状態と図7(c)の状態とを交互に)
行わせる。
【0073】この際、空気袋a4が膨張させられる際に
は、使用者の腰の中央に空気袋a4からの圧力が加えら
れて、腰に対する左右への伸ばし力が作用する。一方、
空気袋a5,a5が膨張させられる際には、空気袋a
5,a5が使用者の腰を左右から掴んで強く腰の中央側
に圧力を加える状態となる。そして、これらの動作が交
互に繰り返されることにより、使用者の腰へのマッサー
ジを人手による掴み揉みと同じ様な状態とすることがで
きる。
【0074】しかも、空気袋a5,a5の対向する側の
端部が、空気袋a4の前側に配設されていると共に、空
気袋a4の略中央部付近まで配設されているので、空気
袋a4が図7(c)の如く膨出している状態から図7(a)の
如く縮小させられる際に、空気袋a4の前面に縦皺が生
じても、膨張する空気袋a5,a5が縦皺の生じている
空気袋a4への使用者の腰の当接を阻止して、腰の表皮
の部分が空気袋a4の縦皺に挟み込まれるような状態を
未然に防止できることになる。
【0075】その上、空気袋は膨張時に中央部が最も突
出して使用者の身体に押圧効果(指圧効果)を作用させ
るので、この空気袋の膨張時に中央部が身体のツボに当
るようにすれば、指圧効果を向上させることができるこ
とになる。従って、上述の様に空気袋a4の両側に空気
袋a5,a5を配列することで、空気袋a4が腰の左右
方向中央を指圧し、空気袋a5,a5が使用者の腰左右
方向中央の両側のツボの部分を指圧することになり、使
用者の腰の指圧点を左右に広げることができることにな
る。
【0076】尚、空気袋a4及びa5,a5は、フィル
タタンク92に対して連通状態が遮断されたときにはロ
ータリーバルブ60を介して大気に開放されるようにな
っていて、内部のエアが大気に排出されて縮小させられ
る。
【0077】また、空気袋a4と空気袋a5,a5は、
必ずしも前後に重ねる必要はなく、左右に間隔をおいて
離れていてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、エアマッサージ装置の本体の人体当接面に取り付け
られた空気袋に対してエアをエア給排気装置により給排
気することにより、前記空気袋を膨張・収縮させてマッ
サージを行うエアマッサージ装置において、前記人体当
接面の左右方向中央に第1の前記空気袋を設けると共
に、前記第1の空気袋の両側に第2の空気袋をそれぞれ
設けた構成としたので、第1の空気袋が使用者の身体の
左右方向中央を指圧し、左右の第2の空気袋が使用者の
身体の左右方向中央の両側のツボの部分を指圧すること
になり、使用者の身体の指圧点等をより効果的に押圧で
きる。
【0079】また、請求項2の発明は、前記エア給排気
装置は前記第1,第2の空気袋を交互に膨張・収縮させ
る構成としたので、第1の空気袋が膨張させられる際に
は、使用者の身体の中央に第1の空気袋からの圧力が加
えられて、使用者の身体に対する左右への伸ばし力が作
用する。一方、左右の第2の空気袋が膨張させられる際
には、左右の第2の空気袋が使用者の身体を左右から掴
んで強く腰の中央側に圧力を加える状態となる。そし
て、これらの動作が交互に繰り返されることにより、使
用者の身体へのマッサージを人手による掴み揉みと同じ
様な状態とすることができる。
【0080】さらに、請求項3の発明は、前記一対の第
2の空気袋は前記第1の空気袋側の端部が前記第1の空
気袋の両端部の前側に重ねて配設されている構成とした
ので、第1の空気袋膨出している状態から縮小させられ
る際に、第2の空気袋の前面に縦皺が生じても、膨張す
る左右の第1の空気袋が縦皺の生じている第2の空気袋
への使用者の身体の当接を阻止して、身体の表皮の部分
が第2の空気袋の縦皺に挟み込まれるような状態を未然
に防止できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアマッサージ装置の第1実施
例を示す椅子式マッサージ装置の一部を破断して示した
斜視図である。
【図2】図1に示した椅子式マッサージ装置のホース接
続説明図である。
【図3】図1,2に示した椅子式マッサージ装置の空気
袋とエア給排気装置とのホース接続の模式図である。
【図4】図1,2に示した空気袋の一部のホース接続説
明図である。
【図5】図1,2に示した空気袋の一部のホース接続説
明図である。
【図6】(a),(b)は図1,2に示した首部マッサージ用
の空気袋の作用説明図である。
【図7】(a)〜(c)は図1,2に示した腰部マッサージ用
の空気袋の作用説明図である。
【図8】(A)は図1,2に示した各空気袋にエアを分
配するロータリーバルブの断面図、(B)は(A)の回
転体(回転弁体)の説明図である。
【図9】図8(A)のエンコーダ板の説明図である。
【図10】図8(A)の固定体の説明図である。
【図11】図8(A)のエンコーダ板と光センサを用い
た位置検出の論理値を示す説明図である。
【図12】図1,2に示した椅子式エアマッサージ装置
の制御を説明するための回路図である。
【図13】図12の制御回路のより詳細な説明図であ
る。
【図14】従来の座椅子式エアマッサージ装置の斜視図
である。
【符号の説明】
A…椅子式エアマッサージ装置 a1〜a3…空気袋 a4…空気袋(第1の空気袋) a5…空気袋(第2の空気袋) a6〜a11…空気袋 10…マッサージ椅子 14…背凭れ部 14a…人体当接面 14b…本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアマッサージ装置の本体の人体当接面
    に取り付けられた空気袋に対してエアをエア給排気装置
    により給排気することにより、前記空気袋を膨張・収縮
    させてマッサージを行うエアマッサージ装置において、 前記人体当接面の左右方向中央に第1の前記空気袋を設
    けると共に、前記第1の空気袋の両側に第2の空気袋を
    それぞれ設けたことを特徴とするエアマッサージ装置。
  2. 【請求項2】 前記エア給排気装置は前記第1,第2の
    空気袋を交互に膨張・収縮させることを特徴とする請求
    項1のエアマッサージ装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の第2の空気袋は前記第1の空
    気袋側の端部が前記第1の空気袋の両端部の前側に重ね
    て配設されていることを特徴とする請求項1のエアマッ
    サージ装置。
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CN110392562A (zh) * 2018-02-16 2019-10-29 大东电机工业株式会社 座椅式按摩器

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