JPH10295751A - エアセル及びエアセルの製造方法 - Google Patents
エアセル及びエアセルの製造方法Info
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Abstract
いて、伸長時に、斜め方向を指向した加圧ができるよう
にする。このようなエアセルであれば、エアセルの取付
部構造として各種の制約を解消できる場合が多く、また
エアセルとしての加圧力を十分に発揮できることにな
る。従って、それだけエアセルとしての汎用性が高くな
る。 【解決手段】 蛇腹構造の一方面側と他方面側とで、蛇
腹形成数を異ならせた。
Description
セルの製造方法に関するものである。
よる膨張・収縮が可能なエアセルを用いて、指圧、モ
ミ、叩き等のマッサージ動作を可能にしたものがある。
このエアセルとしては、バルーン構造を有したものや、
セル外周が蛇腹構造を有したもの等がある。
フットレストでは、左右一対の脚入れ用凹部を有したも
のがあり、この種、フットレスでは、各凹部内の対向側
面や凹部内底面に、それぞれ上記エアセルを取り付けて
いる(特開平8−89540号公報参照)。この場合、
凹部内底面のエアセルを膨張させるときに脚が凹部から
追い出されることがないようにするため、凹部内の対向
側面に設けるエアセルは、凹部内底面から許容範囲内で
可及的に遠い部位(凹部で支持した脚の前面寄りの部
位)へ配置させる必要があった。
にブロー成形によって成形しているので、蛇腹は伸びた
状態を常態としている。従って、このようなエアセルを
用いる場合、エアセルから空気を排出したときには、エ
アセルを収縮させるために、バネやゴム等から成る圧縮
付勢手段を付設する必要があった。
の場合で言うと、凹部内の対向側面に設けるエアセルは
凹部内底面から遠ざける必要があるため、フットレスト
自体を大型化及び嵩高化しなければならないという欠点
があった。のみならず、このような部位へエアセルを設
けると、その伸長時に脚への当接が不安定なものとな
り、指圧効果が十分に発揮できないという欠点もあっ
た。
て脚が凹部から追い出されるのを防止するという効果を
高めるうえで、凹部内底面に設けるエアセルにつき、凹
部内の対向側面に設けるエアセルよりも膨張タイミング
を遅らせる、といった制御が必要になることがあった。
そのため、制御が面倒且つ複雑になる欠点もあった。一
方、エアセルにおいて、蛇腹構造を有したものでは、上
記したように収縮のための圧縮付勢手段が必要であるた
め、このことも例えばフットレスト等におけるエアセル
取付部周辺の構造大型化を招来していた。
であって、マッサージ機をはじめ、エアセルを用いる装
置等において取付部周辺の構造小型化及び簡潔化等が図
れるようにしたエアセルの製造方法と、特にマッサージ
機等において使用することで構造面及び制御面での問題
解消に効果的となるエアセルとを提供することを目的と
する。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るエアセルでは、収縮状態からの膨張途中で伸長
方向が斜め向きに変移するカーブ伸長を生じる。従って
例えば、このエアセルを前記したフットレストにおける
凹部内の対向側面に設ける場合であれば、当初、凹部内
で支持される脚をその側面から指圧開始して、次第に、
凹部内底面へ指向した指圧作用へと変移させる、といっ
た使い方ができる。
合わせて脚を凹部内底面へ押さえ込む作用を伴うものと
なり、凹部から脚が追い出されるといったことがない。
そのため、凹部内の対向側面において、エアセルの取付
位置を凹部内底面へ近づけた配置にできることになり、
フットレストとしての構造小型化及び簡潔化が図れる等
の利点がある。
でも、凹部内の対向側面に設けるエアセルとの間で、わ
ざわざ膨張タイミングを所定の遅速関係にさせるといっ
た面倒な制御をする必要もなくなる。なお、椅子型マッ
サージ機のフットレストに使用する場合に限らず、この
エアセルでは、その取付部構造として各種の制約を解消
できる場合が多く、また斜め方向を指向した確実且つ十
分な加圧力を発揮できるため、それだけエアセルとして
の汎用性を高めることができるということができる。
しては、セル外周を蛇腹構造に形成させたうえで、その
伸長方向両側の相反する蛇腹相互に伸長許容量の差を付
けるようにするのが、構造的に最も簡潔となる。そし
て、この伸長許容量に差をつける構造には、セル外周に
おける伸長方向両側の相反する領域相互で、蛇腹形成数
を非対称とする構造にしたり、肉厚を異ならせる構造に
したりすることが考えられる。
内部へ空気を供給したときに、蛇腹形成数の少ない領域
又は肉厚の分厚い領域において伸びが小さく、逆に、蛇
腹形成数の多い領域又は肉厚の薄い領域では伸びが大き
くなる。本発明に係る他のエアセルとして、セル外周が
蛇腹構造を有して形成されたものとする場合にあって、
この蛇腹の縮んだ状態がセル形成材料自体の性質によ
り、常態として保持された構成とするものがある。
きに、エアセルがそれ自体で収縮した状態に戻ろうとす
るため、エアセルに対して圧縮付勢手段を付設する必要
がなくなる。従って、上記したフットレスト等の場合を
はじめとして、エアセルの取付部周辺における構造小型
化及び簡潔化が可能となる。このように蛇腹が縮んだ状
態を常態としたエアセルを得るための、本発明に係る製
造方法では、外周部に設ける蛇腹構造として、蛇腹が伸
びた形状にして、まずセル成形体を成形する。そして、
このセル成形体を所定温度の昇温状態に保持させつつ、
蛇腹を縮める。そして、この蛇腹を縮めた形状を保持さ
せたまま、セル成形体を冷却する。
槽を用いれば、冷却工程に並行又は後続させてエアセル
のリークテストが行えるものとなり、エアセルとしての
製造工程を一部簡略化することができる。なお、上記セ
ル成形体において、セル外周における伸長方向両側の相
反する領域相互で、蛇腹の形成数を非対称とさせておく
ことで、カーブ伸長が可能なエアセルを得ることも可能
になる。
施の形態を説明する。図1は、本発明に係るエアセル1
の第1実施形態を示している。このエアセル1は、外周
面を蛇腹構造とした円筒形に形成されたものであって、
内部へ空気を給排させることによって軸方向の伸縮動作
が可能になっている。
する半周領域相互間のうち、一方領域における蛇腹の形
成数(図1左側で5個とした)が、他方領域における蛇
腹の形成数(図1右側で2個とした)よりも多くなって
いる。すなわち、このエアセル1は、中心軸まわりの回
転対称形とはなっておらず、一方領域の蛇腹のなかに
は、その凹側及び凸側の周方向稜線においてセル外周を
1周しないものが含まれていることになる。
伸長動作させた場合、蛇腹形成数の少ない領域では伸び
が小さく、これに対して蛇腹形成数の多い領域で伸びが
大きくなるため、エアセル1の伸長度合が進むにつれ
て、その伸長途中で一方側方(図1の右方)を指向する
ようなカーブ伸長を生じることになる。なお、このエア
セル1の形成材料には、要求される伸縮強度、硬さ、使
用部位等の諸条件に基づいて、軟質(ソフト)系にする
場合に酢酸ビニル等が用いられ、硬質(ハード)系にす
る場合にPPやPE等が用いられる。また、肉厚につい
てもエアセル1の全体として、要求される硬さに応じて
厚薄に調節すればよい。
2乃至図4に示したような椅子型マッサージ機2のフッ
トレスト3に対して設けられるマッサージ駆動部4とし
て、用いられる。なお、この椅子型マッサージ機2は、
リクライニングのために座面部5に対して上記フットレ
スト3や背凭れ部6が自動又は手動で、また互いに連動
又は単独で揺動可能になっている。また、フットレスト
3は、左右両側の側壁7と、これら両側壁7の中央部に
設けられた分離丘8とによって左右一対の脚入れ用凹部
10を有しており、これら各凹部10で左右の脚11を
振り分け支持できるようになっている。
おける対向内側面に設けられて、脚11の足首あたりを
左右両側から指圧する第1指圧部12と、凹部10の内
底面に設けられて、脚11のふくらはぎあたりを左右両
側から指圧する第2指圧部13とを有している。第1指
圧部12では、側壁7と分離丘8との間で上記したエア
セル1が対向状に設けられたものである。これらエアセ
ル1は、カーブ伸長時における指向方向が凹部10の内
底面へ向けられるように取り付けられている。
動作させることで、凹部10で支持される脚11の両側
面が挟持状に指圧されることになり、このとき脚11
は、指圧と同時に凹部10の内底面へ押え込まれるよう
な作用を受けることになる。そのため、指圧中、脚11
は安定した状態とされ、凹部10から脚11が追い出さ
れるといったことも、当然に生じない。また、このよう
に脚11の追い出しが防止されるため、エアセル1は、
凹部1の内底面に近づけて取り付けることができ、従っ
て、フットレスト3の側壁7を必要以上に高くする必要
はないものとされる。
部14としてその両側へ張り出した可撓性及び弾性を有
した揺動片15を、その下部に設けた左右のエアセル1
で揺動可能にしたものである。各エアセル1は、カーブ
伸長時における指向方向が、左右方向で相互近接する方
向へ向けられるように取り付けられている。そして、両
揺動片15の揺動端部には指圧片17が設けられてい
る。
動作させることで、凹部10で支持される脚11の両側
面が挟持状に指圧されることになる。このとき指圧片1
7による脚11の指圧は円滑に行われ、且つ脚11の指
圧ポイントに対して安定的且つ確実的に当接して、十分
な指圧力を発現できるようになっている。勿論、指圧
中、脚11は安定した状態とされ、凹部10から脚11
が追い出されるといったことも、当然に生じない。
部4として、凹部10の内底面に、脚11の足首やふく
らはぎをその背面側から指圧するようにした第3指圧部
を設けることも可能である。この場合、第1指圧部1
2、第2指圧部13、及び第3指圧部は、それぞれ、独
自に作動させてもよいし、所定の連動関係を持たせて作
動させてもよい。連動させる場合において、上記したよ
うに第1指圧部12及び第2指圧部13は、いずれも凹
部10から脚11が追い出されることを防止する作用を
有しているため、これら第1、第2指圧部12,13と
上記第3指圧部とに対して、同時タイミングで空気の供
給を行わせるように制御することができる。
共通した利点としては、特に、空気圧を利用した指圧で
あるために所定圧力を超えて過剰に指圧することがない
点や、エアセル1が円筒形であるために伸縮変形が円滑
且つ高能率で行える点等を挙げることができる。図5
は、本発明に係るエアセル1の第2実施形態を示してい
る。
外周まわりの相反する半周領域相互間のうち、一方領域
(図5左側)における蛇腹の凹凸量Hが、他方領域(図
5右側)における蛇腹の凹凸量hよりも大きく形成され
ている。すなわち、このエアセル1は、各蛇腹が一方側
方へ向けて偏心状に形成されている。従って、このエア
セル1に空気を供給して伸長動作させた場合、小さい方
の蛇腹凹凸量hとされた領域では伸びが小さく、これに
対して大きい方の蛇腹凹凸量Hとされた領域で伸びが大
きくなることでカーブ伸長(図5右方を指向する)を生
じることになる。
施形態を示している。この第3実施形態のエアセル1で
は、その外周まわりの相反する半周領域相互間のうち、
一方領域(図6左側)における蛇腹の肉厚tが、他方領
域(図6右側)における蛇腹の肉厚Tよりも薄く形成さ
れている。従って、このエアセル1に空気を供給して伸
長動作させた場合、薄い方の蛇腹肉厚tとされた領域で
は伸びが大きく、これに対して分厚い方の蛇腹肉厚Tと
された領域で伸びが小さくなることでカーブ伸長(図6
右方を指向する)を生じることになる。
施形態を示している。この第4実施形態のエアセル1で
は、その外周まわりの相反する半周領域相互間のうち、
一方領域(図7左側)では蛇腹が設けられているが、他
方領域(図7右側)では蛇腹が設けられていないものと
されている。従って、このエアセル1に空気を供給して
伸長動作させた場合、蛇腹の無い領域では伸びが殆ど生
じず、これに対して蛇腹が設けられた領域だけで伸びが
生じるので、これによってカーブ伸長(図7右方を指向
する)になる。
エアセル1は、いずれも、図2乃至図4に示した第1実
施形態のエアセル1とそのまま置換したかたちでの使用
が可能になっている。図8は、本発明に係る他のエアセ
ル20を示している。このエアセル20は、常態、即
ち、空気の供給圧が作用していない無負荷の状態におい
て、形成材料自体の性質によって収縮状態が保持された
ものである。すなわち、内部へ空気を供給することで強
制的に伸長するようになされ、空気を排出すれば、自動
的に収縮状態に戻るものである。
実且つ迅速に行わせるために、個々の蛇腹は、テーパ面
部分21と、このテーパ面部分21に比して径方向長さ
が短い円筒断面部分22とを有して形成されている。こ
のような構成のエアセル20は、例えば上記したフット
レスト3(図2参照)に関して言えば、凹部10の内底
面に設ける第3指圧部として使用可能である。この場
合、エアセル20が内部空気の排出時に自己収縮するた
めに、圧縮付勢手段を設ける必要はない。そのため、フ
ットレスト3を小型化(薄型化)できる利点がある。
示すように、まず蛇腹が伸びた形状のセル成形体30
を、例えばブロー成形等によって通常通り成形する。そ
して、このセル成形体30が所定温度の昇温状態を割っ
て冷却してしまう前に、蛇腹を縮め、これをすぐに水槽
31内へ収納する。従ってセル成形体30は、水槽31
内で蛇腹が縮められたままの形状に保持される。
(即ち、セル成形体30が所定温度の昇温状態を保持し
ているうちに)、水槽31内へ水を注入して各セル成形
体30を冷却する。このようにすることで、蛇腹が縮ん
だ状態を常態としたエアセル20を得ることができる。
例えば、ブロー成形では一般に、セル成形体30として
成形直後の表面温度は200℃前後であるが、酢酸ビニ
ル系の樹脂の場合、この温度をだいたい70℃を中心と
した60℃〜80℃の範囲にすると、「ゴム流動化」と
呼ばれる、軟らかくて変形等の加工に好都合な状態にな
る。また、PEやPPの場合では、100℃を中心とし
た90℃〜110℃の範囲が、これに該当する。
0に所定温度の冷却風や冷却水等を吹き付けるか又は放
冷させるかして、上記好適温度にさせる。そして、この
セル成形体30の蛇腹を縮めた後は、水槽31内で一気
に、常温又はそれ以下まで冷却させればよい。セル成形
体30として成形時(蛇腹が伸びた状態)の長さを90
mmとした場合、蛇腹を縮める長さは、例えば20mm
とする。ただ、この寸法をはじめ、蛇腹形成数、セル直
径、肉厚等に関しては、何ら限定されるものではなく、
任意に変更可能である。
体30を収納できるように長細く形成しておくとよい。
また、各セル成形体30は、エアセル20として使用す
る際に空気の給排口として使用するノズル部32を、水
槽31内において上方を向くように配置しておくのが好
適である。このようにすると、エアセル20を水槽31
内から取り出す前に、各ノズル部32へ空気を供給して
充満状態(2kgf/cm2 )にすることが簡単に行
え、これにより、内部空気のリークテストに相当させる
ことができる。
を一部簡素化することが可能になる。このエアセル20
の製造方法は、図1や図5乃至図7に示したエアセル1
に関しても同様に行うことができる。ところで、本発明
は、上記各実施形態に限定されるものではない。
して説明したが、四角柱形状等として形成することも可
能である。また、これらエアセル1,20の使用方法
は、前記したものに限らない。マッサージ機以外でも可
能である。エアセル20を製造する場合に、セル成形体
30の成形方法はブロー成形に限定されるものではな
く、射出成形等でもよい。
に、水槽31に予め水を溜めておき、この中へセル成形
体30を装填させるようにしてもよい。更に、セル成形
体30の冷却時に水槽31を用いること自体、限定され
るものではなく、例えば液化ガスや冷水、冷風等をセル
成形体30へ噴射させたり、セル成形体30を冷凍庫内
へ装填したりする方法も可能である。
ものを成形し、これを一旦、冷却させた後に、所要時期
に再びセル成形体30を加熱し、所定温度に昇温させ、
その後、蛇腹を縮めるような手順にすることも可能であ
る。このようにすれば、製造工程を途中で分割する場合
等に便利である。
伸長を生じるようにした本発明のエアセルでは、椅子型
マッサージ機のフットレスト等において採用した場合、
脚を凹部内底面へ押さえ込みながら指圧するといった使
い方ができ、エアセルの取付位置に関する制約がなくな
り、フットレストとしての構造小型化や簡潔化等が図れ
る。また、エアセルの取付位置ごとで膨張タイミングに
遅速関係を持たせる必要もないため、制御面での複雑化
も招来しない。
に使用する場合に限らず、エアセルの取付部構造として
各種の制約を解消できる場合が多く、また斜め方向を指
向した確実且つ十分な加圧力を発揮できるため、それだ
けエアセルとしての汎用性を高めることができるという
ことができる。一方、蛇腹の縮んだ状態が常態として保
持されるようにした本発明のエアセルでは、内部空気を
排出したときの圧縮付勢手段を付設する必要がないた
め、エアセルの取付部周辺における構造小型化及び簡潔
化が可能となる。そして、このようなエアセルは、蛇腹
が伸びた形状のセル成形体を成形した後に、蛇腹を縮め
て冷却するといった本発明に係る製造方法によって得ら
れるものであり、簡単、迅速且つ低コストとなる。
を収納可能な水槽を用いれば、冷却工程に並行又は後続
させてエアセルのリークテストが行えるものとなり、エ
アセルとしての製造工程を一部簡略化することができ
る。
面図である。
ージ機を示す斜視図である。
拡大正面断面図である。
拡大正面断面図である。
面図である。
断面図である。
部破砕側面図である。
る。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 空気の給排による膨張・収縮でマッサー
ジ動作を可能とされたエアセルにおいて、収縮状態から
の膨張途中で伸長方向が斜め向きに変移するカーブ伸長
を生じることを特徴とするエアセル。 - 【請求項2】 セル外周が蛇腹構造を有して形成されて
おり、その伸長方向両側の相反する蛇腹相互に伸長許容
量の差を付けることにより、上記カーブ伸長を可能にし
ていることを特徴とする請求項1記載のエアセル。 - 【請求項3】 セル外周における伸長方向両側の相反す
る領域相互で蛇腹形成数を非対称とすることにより、上
記伸長許容量の差を生じさせてあることを特徴とする請
求項2記載のエアセル。 - 【請求項4】 空気の給排による膨張・収縮でマッサー
ジ動作を可能とされたエアセルにおいて、セル外周が蛇
腹構造を有して形成されていると共に、この蛇腹の縮ん
だ状態がセル形成材料自体により常態として保持されて
いることを特徴とするエアセル。 - 【請求項5】 外周部に蛇腹構造を有して伸縮自在とさ
れたエアセルを製造する方法において、 蛇腹が伸びた形状にして成形したセル成形体を、所定温
度の昇温状態で保持させつつ蛇腹を縮め、その後、蛇腹
を縮めた形状を保持させたまま冷却して、蛇腹が縮んだ
状態を常態とさせることを特徴とするエアセルの製造方
法。 - 【請求項6】 外周部に蛇腹構造を有して伸縮自在とさ
れたエアセルを製造する方法において、 セル外周における伸長方向両側の相反する領域相互で、
蛇腹の形成数を非対称とさせると共に蛇腹が伸びた形状
にして成形したセル成形体を、所定温度の昇温状態で保
持させつつ蛇腹を縮め、その後、蛇腹を縮めた形状を保
持させたまま冷却して、蛇腹が縮んだ状態を常態とさせ
ることを特徴とするエアセルの製造方法。 - 【請求項7】 セル成形体の冷却時に、該セル成形体を
収納可能な水槽を用いることを特徴とする請求項5又は
請求項6記載のエアセルの製造方法。
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