JPH07123659A - コンデンサ誘導電動機 - Google Patents
コンデンサ誘導電動機Info
- Publication number
- JPH07123659A JPH07123659A JP26274893A JP26274893A JPH07123659A JP H07123659 A JPH07123659 A JP H07123659A JP 26274893 A JP26274893 A JP 26274893A JP 26274893 A JP26274893 A JP 26274893A JP H07123659 A JPH07123659 A JP H07123659A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- tap
- induction motor
- capacitor
- capacitor induction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンデンサ誘導電動機の固定子巻線の接続方
式に関し、変速巻線を具備し、その接続切り換えにより
速度調整を可能とするコンデンサ誘導電動機を提供する
ことを目的とする。 【構成】 交流電源1の一端と主巻線2と補助巻線3を
直列に接続し、主巻線2と並列にコンデンサ4を接続す
る直列相接続方式のコンデンサ誘導電動機において、速
度調整のための変速巻線5を設け、補助巻線3に重ね巻
きし、所定の巻数毎にタップ6、タップ7、タップ8を
設け、交流電源1と補助巻線3の間に接続し、交流電源
1の他端と各タップの接続を切換スイッチ9により切り
換え可能としてなることを特徴とする。
式に関し、変速巻線を具備し、その接続切り換えにより
速度調整を可能とするコンデンサ誘導電動機を提供する
ことを目的とする。 【構成】 交流電源1の一端と主巻線2と補助巻線3を
直列に接続し、主巻線2と並列にコンデンサ4を接続す
る直列相接続方式のコンデンサ誘導電動機において、速
度調整のための変速巻線5を設け、補助巻線3に重ね巻
きし、所定の巻数毎にタップ6、タップ7、タップ8を
設け、交流電源1と補助巻線3の間に接続し、交流電源
1の他端と各タップの接続を切換スイッチ9により切り
換え可能としてなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサ誘導電動機
に係り、詳しくは固定子巻線の接続方式に関する。
に係り、詳しくは固定子巻線の接続方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンデンサ誘導電動機の固定子巻
線の接続方式として図4に示すように、交流電源に主巻
線と補助巻線を直列に接続し、主巻線にコンデンサを並
列に接続してなる直列相接続方式が採用されている。こ
の直列相接続方式において、速度調整のための変速手段
としては、交流電源の電圧を調整する1次電圧制御に拠
る方法が採用され、交流電圧制御回路などの調整部を別
途必要としている。
線の接続方式として図4に示すように、交流電源に主巻
線と補助巻線を直列に接続し、主巻線にコンデンサを並
列に接続してなる直列相接続方式が採用されている。こ
の直列相接続方式において、速度調整のための変速手段
としては、交流電源の電圧を調整する1次電圧制御に拠
る方法が採用され、交流電圧制御回路などの調整部を別
途必要としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点に鑑みなされたもので、速度調整のための
変速手段として1次電圧制御に拠る交流電圧制御回路な
どの調整部を必要とせず速度調整を可能としたコンデン
サ誘導電動機を提供することにある。
従来の問題点に鑑みなされたもので、速度調整のための
変速手段として1次電圧制御に拠る交流電圧制御回路な
どの調整部を必要とせず速度調整を可能としたコンデン
サ誘導電動機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、直列相接続方式のコンデンサ誘導電動機において、
補助巻線に所定の巻数毎にタップを設けた変速巻線を重
ね巻きして、同補助巻線と交流電源との間、または主巻
線と交流電源との間、もしくは主巻線と補助巻線との間
に接続し、同タップを交流電源または主巻線に接続した
切換スイッチにより切り換える手段を備えたコンデンサ
誘導電動機の固定子巻線の接続方式を構成した。
に、直列相接続方式のコンデンサ誘導電動機において、
補助巻線に所定の巻数毎にタップを設けた変速巻線を重
ね巻きして、同補助巻線と交流電源との間、または主巻
線と交流電源との間、もしくは主巻線と補助巻線との間
に接続し、同タップを交流電源または主巻線に接続した
切換スイッチにより切り換える手段を備えたコンデンサ
誘導電動機の固定子巻線の接続方式を構成した。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、補助巻線に所定の巻数毎
にタップを設けた変速巻線を重ね巻きして、切換スイッ
チにより切り換えるので、実効的な補助巻線の巻数は、
変速巻線の巻数と補助巻線の巻数の合成として切り換え
が可能となる。
にタップを設けた変速巻線を重ね巻きして、切換スイッ
チにより切り換えるので、実効的な補助巻線の巻数は、
変速巻線の巻数と補助巻線の巻数の合成として切り換え
が可能となる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明のコンデンサ誘導電動機の固
定子巻線の接続方式の第一の実施例を示す回路図であ
り、交流電源1の一端に主巻線2の一端を接続し、その
他端と直列に補助巻線3の一端を接続し、主巻線2とコ
ンデンサ4を並列に接続し、変速巻線5を補助巻線3に
重ね巻きし所定の巻数毎にタップ6、タップ7、タップ
8を設け、補助巻線3の他端と変速巻線5とを直列に接
続し、各タップへ切換スイッチ9を接続し、交流電源1
の他端に切換スイッチ9の共通端子を接続している。
に説明する。図1は本発明のコンデンサ誘導電動機の固
定子巻線の接続方式の第一の実施例を示す回路図であ
り、交流電源1の一端に主巻線2の一端を接続し、その
他端と直列に補助巻線3の一端を接続し、主巻線2とコ
ンデンサ4を並列に接続し、変速巻線5を補助巻線3に
重ね巻きし所定の巻数毎にタップ6、タップ7、タップ
8を設け、補助巻線3の他端と変速巻線5とを直列に接
続し、各タップへ切換スイッチ9を接続し、交流電源1
の他端に切換スイッチ9の共通端子を接続している。
【0007】次にこの方式の動作説明を行う。タップ6
に切換スイッチ9が接続されている場合は、補助巻線3
の巻数が一定であるので、コンデンサ誘導電動機の回転
速度は定速となる。タップ7に切換スイッチ9を切り換
えた場合は、変速巻線5のタップ6と7の間の巻数が補
助巻線3の巻数と合成されるためインピーダンスが増加
し、駆動電流が減少するため、回転速度は減速される。
タップ8に切換スイッチ9を切り換えた場合は、変速巻
線5のタップ6と7の間及び7と8の間の巻数が補助巻
線3の巻数と合成されるため更にインピーダンスが増加
し、タップ7の場合の回転速度より一層減速される。こ
のようにして切換スイッチ9をタップ6、タップ7、タ
ップ8に切り換えることにより速度調整が可能となる。
に切換スイッチ9が接続されている場合は、補助巻線3
の巻数が一定であるので、コンデンサ誘導電動機の回転
速度は定速となる。タップ7に切換スイッチ9を切り換
えた場合は、変速巻線5のタップ6と7の間の巻数が補
助巻線3の巻数と合成されるためインピーダンスが増加
し、駆動電流が減少するため、回転速度は減速される。
タップ8に切換スイッチ9を切り換えた場合は、変速巻
線5のタップ6と7の間及び7と8の間の巻数が補助巻
線3の巻数と合成されるため更にインピーダンスが増加
し、タップ7の場合の回転速度より一層減速される。こ
のようにして切換スイッチ9をタップ6、タップ7、タ
ップ8に切り換えることにより速度調整が可能となる。
【0008】図2は本発明のコンデンサ誘導電動機の固
定子巻線の接続方式の第二の実施例を示す回路図であ
り、交流電源1の一端に補助巻線3の一端を接続し、そ
の他端と直列に主巻線2の一端を接続し、主巻線2とコ
ンデンサ4を並列に接続し、変速巻線5を補助巻線3に
重ね巻きし所定の巻数毎にタップ6、タップ7、タップ
8を設け、主巻線2の他端と変速巻線5とを直列に接続
し、各タップへ切換スイッチ9を接続し、交流電源1の
他端に切換スイッチ9の共通端子を接続している。この
結果、速度調整が可能となることは、前記の図1におけ
る動作説明と全く同じである。
定子巻線の接続方式の第二の実施例を示す回路図であ
り、交流電源1の一端に補助巻線3の一端を接続し、そ
の他端と直列に主巻線2の一端を接続し、主巻線2とコ
ンデンサ4を並列に接続し、変速巻線5を補助巻線3に
重ね巻きし所定の巻数毎にタップ6、タップ7、タップ
8を設け、主巻線2の他端と変速巻線5とを直列に接続
し、各タップへ切換スイッチ9を接続し、交流電源1の
他端に切換スイッチ9の共通端子を接続している。この
結果、速度調整が可能となることは、前記の図1におけ
る動作説明と全く同じである。
【0009】図3は本発明のコンデンサ誘導電動機の固
定子巻線の接続方式の第三の実施例を示す回路図であ
り、交流電源1の一端に主巻線2の一端を接続し、交流
電源1の他端と補助巻線3の一端を接続し、主巻線2と
コンデンサ4を並列に接続し、変速巻線5を補助巻線3
に重ね巻きし所定の巻数毎にタップ6、タップ7、タッ
プ8を設け、補助巻線3の他端と変速巻線5とを直列に
接続し、各タップへ切換スイッチ9を接続し、主巻線2
の他端に切換スイッチ9の共通端子を接続している。こ
の結果、速度調整が可能となることは、前記の図1にお
ける動作説明と全く同じである。
定子巻線の接続方式の第三の実施例を示す回路図であ
り、交流電源1の一端に主巻線2の一端を接続し、交流
電源1の他端と補助巻線3の一端を接続し、主巻線2と
コンデンサ4を並列に接続し、変速巻線5を補助巻線3
に重ね巻きし所定の巻数毎にタップ6、タップ7、タッ
プ8を設け、補助巻線3の他端と変速巻線5とを直列に
接続し、各タップへ切換スイッチ9を接続し、主巻線2
の他端に切換スイッチ9の共通端子を接続している。こ
の結果、速度調整が可能となることは、前記の図1にお
ける動作説明と全く同じである。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明においては、交流電
源に主巻線と補助巻線を直列に接続し、主巻線にコンデ
ンサを並列に接続してなる直列相接続方式のコンデンサ
誘導電動機において、変速巻線を補助巻線に重ね巻き
し、所定の巻数毎にタップを設け、各タップへの接続を
切換スイッチにより切り換え可能としたコンデンサ誘導
電動機の固定子巻線の接続方式を構成したので、1次電
圧制御に拠る交流電圧制御回路などを必要とせず速度調
整を可能とし、且つ従来の変速手段に比較し低コストで
実現している。
源に主巻線と補助巻線を直列に接続し、主巻線にコンデ
ンサを並列に接続してなる直列相接続方式のコンデンサ
誘導電動機において、変速巻線を補助巻線に重ね巻き
し、所定の巻数毎にタップを設け、各タップへの接続を
切換スイッチにより切り換え可能としたコンデンサ誘導
電動機の固定子巻線の接続方式を構成したので、1次電
圧制御に拠る交流電圧制御回路などを必要とせず速度調
整を可能とし、且つ従来の変速手段に比較し低コストで
実現している。
【図1】本発明のコンデンサ誘導電動機の固定子巻線接
続方式の第一の実施例を示す回路図である。
続方式の第一の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明のコンデンサ誘導電動機の固定子巻線接
続方式の第二の実施例を示す回路図である。
続方式の第二の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明のコンデンサ誘導電動機の固定子巻線接
続方式の第三の実施例を示す回路図である。
続方式の第三の実施例を示す回路図である。
【図4】従来のコンデンサ誘導電動機の固定子巻線接続
方式を示す回路図である。
方式を示す回路図である。
1 交流電源 2 主巻線 3 補助巻線 4 コンデンサ 5 変速巻線 6 タップ 7 タップ 8 タップ 9 切換スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 森 幸司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 相馬 裕治 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 成田 憲治 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内
Claims (3)
- 【請求項1】交流電源に主巻線と補助巻線を直列に接続
し、主巻線にコンデンサを並列に接続してなる直列相接
続方式のコンデンサ誘導電動機において、前記補助巻線
に所定の巻数毎にタップを設けた変速巻線を重ね巻きし
て、同補助巻線と交流電源との間に接続し、同タップを
交流電源に接続した切換スイッチにより切り換え速度調
整を行うようにしたことを特徴とするコンデンサ誘導電
動機。 - 【請求項2】交流電源に主巻線と補助巻線を直列に接続
し、主巻線にコンデンサを並列に接続してなる直列相接
続方式のコンデンサ誘導電動機において、前記補助巻線
に所定の巻数毎にタップを設けた変速巻線を重ね巻きし
て、前記主巻線と交流電源との間に接続し、同タップを
交流電源に接続した切換スイッチにより切り換え速度調
整を行うようにしたことを特徴とするコンデンサ誘導電
動機。 - 【請求項3】交流電源に主巻線と補助巻線を直列に接続
し、主巻線にコンデンサを並列に接続してなる直列相接
続方式のコンデンサ誘導電動機において、前記補助巻線
に所定の巻数毎にタップを設けた変速巻線を重ね巻きし
て、前記主巻線と補助巻線との間に接続し、同タップを
主巻線に接続した切換スイッチにより切り換え速度調整
を行うようにしたことを特徴とするコンデンサ誘導電動
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26274893A JPH07123659A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | コンデンサ誘導電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26274893A JPH07123659A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | コンデンサ誘導電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07123659A true JPH07123659A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17380043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26274893A Pending JPH07123659A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | コンデンサ誘導電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07123659A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100707431B1 (ko) * | 2005-02-14 | 2007-04-13 | 엘지전자 주식회사 | 속도가변형 모터 |
JP2008167611A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-07-17 | Mitsubishi Electric Corp | コンデンサ誘導電動機 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP26274893A patent/JPH07123659A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100707431B1 (ko) * | 2005-02-14 | 2007-04-13 | 엘지전자 주식회사 | 속도가변형 모터 |
JP2008167611A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-07-17 | Mitsubishi Electric Corp | コンデンサ誘導電動機 |
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