JPH0946985A - コンデンサモータの変速装置 - Google Patents

コンデンサモータの変速装置

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JPH0946985A
JPH0946985A JP19836995A JP19836995A JPH0946985A JP H0946985 A JPH0946985 A JP H0946985A JP 19836995 A JP19836995 A JP 19836995A JP 19836995 A JP19836995 A JP 19836995A JP H0946985 A JPH0946985 A JP H0946985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
auxiliary winding
capacitor
main winding
auxiliary
Prior art date
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Pending
Application number
JP19836995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Miyoda
安旦 御代田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Advanced Motor Corp
Original Assignee
Nidec Servo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Servo Corp filed Critical Nidec Servo Corp
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Publication of JPH0946985A publication Critical patent/JPH0946985A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンデンサモータにおいて、現在使用する電圧
クラスの2倍の電圧クラス用に設計を変更する場合、主
巻線および補助巻線の結線を変更するだけでそのまま使
用し、巻回数を増加させたり、線径を細くしたりする必
要が無く、生産性の低下、絶縁性の低下、断線事故等を
回避したコンデンサモータの変速装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】コンデンサモータ1の主巻線2と、主巻線
2と直列に接続された補助巻線3と、補助巻線3の中間
に設けた1個以上のタップ7と、補助巻線3に並列に接
続したコンデンサ5Aと、主巻線2の補助巻線3とは反
対側の端10を接続した電源6と、電源6と補助巻線3
の主巻線2とは反対側の終端8、およびタップ7とを選
択的に接続する切替手段9Aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンや流体機器
の駆動において、電動機巻線のタップによって電動機の
変速を行う、コンデンサモータの変速装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のコンデンサモータの変速装
置を示す図である。図に示すように、コンデンサモータ
1の主巻線2と補助巻線3にコンデンサ5Cを直列に接
続した回路とを並列に接続し、主巻線2の一端10を電
源6に接続し、一方、電源6と補助巻線3の主巻線2側
の接続点4、およびタップ7を選択的に接続する切替手
段9Cを設けている。いま、切換手段9Cの接点Hに電
源6を接続した場合、コンデンサモータ1は高速の回転
速度が得られるが、回転速度を落す場合は、切替手段9
Cの接点Lに電源6を接続して、補助巻線3に設けたタ
ップ7に通電を切替えて、変速させることが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のコンデンサモータの変速装置においては、例えば、
100Vクラス電源から200Vクラス電源用に設計を
変更する場合、巻線の導体断面積を小さくし、より細い
線を多数回巻く必要があり、その為、断線による故障が
増加する他、線径が細くなると、導体の皮膜を形成する
エナメル皮膜も薄くなり、層間短絡などの絶縁上の問題
も発生するようになる。
【0004】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、現在使用する電圧クラスの2倍の電圧クラ
ス用に設計を変更する場合、主巻線および補助巻線を、
結線を変更するだけでそのまま使用し、巻回数を増加さ
せたり、線径を細くしたりする必要が無く、生産性の低
下、絶縁性の低下、断線事故等を回避したコンデンサモ
ータの変速装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、コンデンサモータの主巻線と、
上記主巻線と直列に接続された補助巻線と、上記補助巻
線の中間に設けた1個以上のタップと、上記補助巻線に
並列に接続したコンデンサと、上記主巻線の上記補助巻
線とは反対側の端を接続した電源と、上記電源と上記補
助巻線の上記主巻線とは反対側の端、および上記タップ
とを選択的に接続する切替手段を設ける。
【0006】更に、コンデンサモータの主巻線と、上記
主巻線と直列に接続された補助巻線と、上記補助巻線の
中間に設けた1個以上のタップと、上記補助巻線の上記
主巻線側の接続点と上記タップとの間に並列に接続した
コンデンサと、上記主巻線の上記補助巻線とは反対側の
端を接続した電源と、上記電源と上記補助巻線の上記主
巻線とは反対側の端、および上記タップとを選択的に接
続する切替手段を設ける場合もある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るコンデンサモ
ータの変速装置の実施の形態を示す図である。図に示す
ように、コンデンサモータ1において、主巻線2と主巻
線2と電気角で略90度位相を異にする補助巻線3が直
列に接続されている。主巻線2と補助巻線3は、導体に
エナメル皮膜を施したマグネットワイヤを所定巻回数巻
装して形成されている。補助巻線3に進相電流を供給す
るため、補助巻線3と並列にコンデンサ5Aが接続され
ている。
【0008】補助巻線3において、接続点4から起算し
て、主巻線2と略同等の有効巻回数の点に、巻線から引
き出したタップ7を設ける。また図3に示したように、
コンデンサモータ1の発生トルクを小さくして、負荷と
の釣り合い回転速度を下げる為に必要な巻回数を追加し
た補助巻線3の終端8を設ける。タップ7の接点Hと終
端8の接点Lを切替えて、電源6へ接続する切替手段9
Aを設け、接点H、Lを切替えることにより、発生トル
クの大小を選択することができる。
【0009】図1、図3に示すように、高トルクT1を
得る切替手段9Aの接点Hは、補助巻線3のタップ7
ヘ、低トルクT2を得る場合は接点Lに繋がり、補助巻
線3の終端8へと接続される。接点Hに接続された時の
補助巻線巻回数は、接点Lに接続された時の巻回数より
少なくなり、電流が大きくなるため、トルクT1は大き
くなる。逆に接点Lに接続されたときは、トルクT2は
小さくなり、負荷トルクTと釣り合った回転速度はN1
からN2へ低下する。なお、図1のタップ7は1個を示
したが、タップを複数にすることにより、変速の可能な
数を増加させることができる。
【0010】図1において、コンデンサ5Aは補助巻線
3の全巻回数に対して並列に接続され、タップ7に電源
6が接続された時は、コンデンサ5Aには、その巻回数
比だけ増圧された電圧が印加され、補助巻線3に流れる
進相電流が大きくなるので、トルクT1を大きくするこ
とができる特徴を持っている。
【0011】図2は本発明に係るコンデンサモータの変
速装置のもう一つの実施の形態を示す図である。図に示
すように、主巻線2と直列に接続された補助巻線3と、
補助巻線3の中間に設けたタップ7と、補助巻線3の接
続点4とタップ7との間に並列に接続したコンデンサ5
Bと、補助巻線3の端部8とタップ7とを選択的に電源
6へ接続する切替手段9Bより構成されている。高トル
クT1を得る接点Hに電源6が接続された時は、補助巻
線3の通電される巻線部分だけにコンデンサ5が接続さ
れるので、図1の場合のように、コンデンサ5Bへの印
加電圧上昇効果は生じない。一方、低トルクT2を得る
接点Lに接続された時は、コンデンサ5Bの印加電圧は
逆に分圧される形で降圧されるので、発生トルクT2を
大巾に低下させることができる特徴を持っている。
【0012】以上説明した本発明のコンデンサモータの
変速装置において、例えば100Vクラス電源から2倍
の200Vクラス電源に変更する場合、図4に示した従
来の100Vクラスのコンデンサモータの主巻線、補助
巻線を殆どそのまま使用し、結線を変えるだけで、図1
あるいは図2に示すような結線にすれば、主巻線と補助
巻線が直列に接続されるので、200Vクラスの変速可
能なコンデンサモータとして使用することができる。そ
の際、各巻線の巻回数、導体径などを大幅に変更する必
要が無いので、巻回数の増加による作業工数の増加、細
線化による断線の増加、エナメル線薄肉化による絶縁破
壊、層間短絡などを防止することができる。なお、20
0Vクラスのコンデンサモータを400Vクラス用に設
計を変更して使用する場合も同様の効果が期待できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコン
デンサモータの変速装置においては、現在使用する電圧
クラスの2倍の電圧クラス用に設計を変更する場合、主
巻線および補助巻線を、結線を変更するだけでそのまま
使用できるので、巻回数を増加させたり、線径を細くし
たりする必要が無く、生産性の低下、絶縁性の低下、断
線事故等を避ける効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンデンサモータの変速装置の実
施の一つの形態を示す図である。
【図2】本発明に係るコンデンサモータの変速装置の実
施のもう一つの形態を示す図である。
【図3】コンデンサモータの回転速度とトルクの関係を
示す図である。
【図4】従来の技術によるコンデンサモータの変速装置
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンデンサモータ 2 主巻線 3 補助巻線 4 主巻線と補助巻線との接続点 5A コンデンサ 5B コンデンサ 6 電源 7 タップ 8 補助巻線の終端 9A 切替手段 9B 切替手段 10 主巻線の一端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサモータの主巻線と、上記主巻線
    と直列に接続された補助巻線と、上記補助巻線の中間に
    設けた1個以上のタップと、上記補助巻線に並列に接続
    したコンデンサと、上記主巻線の上記補助巻線とは反対
    側の端を接続した電源と、上記電源と上記補助巻線の上
    記主巻線とは反対側の端、および上記タップとを選択的
    に接続する切替手段を具備することを特徴とするコンデ
    ンサモータの変速装置。
  2. 【請求項2】コンデンサモータの主巻線と、上記主巻線
    と直列に接続された補助巻線と、上記補助巻線の中間に
    設けた1個以上のタップと、上記補助巻線の上記主巻線
    側の接続点と上記タップとの間に並列に接続したコンデ
    ンサと、上記主巻線の上記補助巻線とは反対側の端を接
    続した電源と、上記電源と上記補助巻線の上記主巻線と
    は反対側の端、および上記タップとを選択的に接続する
    切替手段を具備することを特徴とするコンデンサモータ
    の変速装置。
JP19836995A 1995-08-03 1995-08-03 コンデンサモータの変速装置 Pending JPH0946985A (ja)

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Cited By (4)

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