JP2002233055A - 節電装置 - Google Patents

節電装置

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JP2002233055A
JP2002233055A JP2001026359A JP2001026359A JP2002233055A JP 2002233055 A JP2002233055 A JP 2002233055A JP 2001026359 A JP2001026359 A JP 2001026359A JP 2001026359 A JP2001026359 A JP 2001026359A JP 2002233055 A JP2002233055 A JP 2002233055A
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voltage
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JP2001026359A
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Hiroo Yamauchi
宏夫 山内
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Kawamura Electric Inc
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Kawamura Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力電圧のバランスをとることができ、而も安
価に製造することができる節電装置を提供する。 【解決手段】節電装置1は、単相3線式電路のX相とY
相の夫々の入力端子2,3に単巻変圧器4の主巻線5を
接続し、主巻線5の出力端間に励磁巻線6を接続し、主
巻線5と励磁巻線6との間に出力端子7,8を接続し、
N相の入力端子9とN相の出力端子10を接続し、励磁
巻線6に複数の中間タップT1〜T5を設け、X−N相
の出力端子7,10間とY−N相の出力端子8,10間
に電圧検出手段12を設け、電圧検出手段12の検出し
た出力電圧の差を制御部13が監視し、出力電圧の差に
応じて制御部13が信号を出力して切り換えスイッチ1
1を動作させ、中間タップT1〜T5を切り換えて励磁
巻線6とN相の出力端子10の接続位置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単巻変圧器により
交流電圧を降圧して節電を行う節電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように従来の節電装置21
は、単相3線式電路のX相とY相の夫々の入力端子2
2,23に主巻線24,26を接続し、主巻線24,2
5,26,27はカットコアの左右の鉄心に夫々の主巻
線24,25と26,27を半数ずつ交差巻きし、主巻
線の出力端間に励磁巻線28,29と30,31を半数
ずつ交差巻きしてこれらを直列接続し、主巻線25,2
7と励磁巻線28,30との間に出力端子32,33を
接続し、N相の入力端子34とN相の出力端子35を接
続した単巻変圧器36により交流電圧を降圧して出力端
子32,33,35に接続された負荷37に供給し、節
電を行っている。
【0003】また、図3に示すように節電装置41は、
単相3線式電路のX相とY相の夫々に変圧器42を設
け、X−N相の出力端子43,44間とY−N相の出力
端子45,44間に電圧検出手段46を夫々設け、電圧
検出手段46により検出した出力電圧によって夫々の可
変電圧回路47が変圧器42の節電電圧を調整し、X−
N相とY−N相間の出力電圧のバランスを保つようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図2に示
す節電装置は、電圧の誘起現象によってX−N相とY−
N相間の節電電圧は等しくなるが、出力電圧はバランス
がとれなかった。図3に示す節電装置は、X−N相とY
−N相とを独立して制御しているため2倍の部品が必要
となり、非常にコストが高くなくなるという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の節電装置の問
題点に鑑み、本発明の目的は、出力電圧のバランスをと
ることができ、而も安価に製造することができる節電装
置を提供するもので、その構造は、単相3線式電路のX
相とY相の夫々の入力端子に主巻線を接続し、主巻線の
出力端間に励磁巻線を接続し、主巻線と励磁巻線との間
に出力端子を接続し、N相の入力端子とN相の出力端子
を接続するとともに、励磁巻線とN相の出力端子を接続
した単巻変圧器により交流電圧を降圧して節電を行う節
電装置において、単巻変圧器の励磁巻線に複数の中間タ
ップを設け、X−N相とY−N相の出力端子間に電圧検
出手段を夫々設け、電圧検出手段の検出した出力電圧の
差に応じて制御部が信号を出力し、制御部の信号により
N相の出力端子と接続された切り換えスイッチを切り換
えることによって中間タップを切り換え、励磁巻線とN
相の接続位置を調整することである。
【0006】
【発明の実施の形態】節電装置は、単相3線式電路のX
相とY相の夫々の入力端子に単巻変圧器の主巻線を接続
し、主巻線の出力端間に励磁巻線を接続し、主巻線と励
磁巻線との間に出力端子を接続し、N相の入力端子とN
相の出力端子を接続し、単巻変圧器の励磁巻線に複数の
中間タップを設け、X−N相とY−N相の出力端子間に
電圧検出手段を設け、電圧検出手段の検出した出力電圧
の差を制御部が監視し、出力電圧の差に応じて制御部が
信号を出力して切り換えスイッチを動作させ、中間タッ
プを切り換えて励磁巻線とN相の接続位置を調整する。
【0007】
【実施例】本発明に係る節電装置の一実施例を図1の添
付図面に基づいて説明する。
【0008】節電装置1は、単相3線式電路のX相とY
相の夫々の入力端子2,3に単巻変圧器4の主巻線5を
接続し、主巻線5の出力端間に励磁巻線6を接続し、主
巻線5と励磁巻線6との間に出力端子7,8を接続し、
N相の入力端子9とN相の出力端子10を接続し、励磁
巻線6の中間点とその両側に適宜間隔をおいて複数の中
間タップT1〜T5を設け、中間タップT1〜T5に切
り換えスイッチ11を接続し、切り換えスイッチ11は
N相の出力端子10に接続している。また、X−N相の
出力端子7,10間とY−N相の出力端子8,10間に
計器用変圧器等の電圧検出手段12が設けられ、電圧検
出手段12は制御部13に接続され、制御部13は中間
タップT1〜T5の切り換えスイッチ11に接続してい
る。
【0009】節電装置1は、主巻線5に電圧が印加され
ると励磁巻線6に主巻線5との巻数比に応じた電圧が誘
起されることによって出力端子7,8,10に接続した
負荷14に降圧した交流電圧を供給し、節電を行ってい
る。
【0010】電圧検出手段12はX−N相間とY−N相
間の出力電圧を検出し、制御部13が検出電圧の差を監
視している。検出電圧の差が所定値以上になった場合、
制御部13は切り換えスイッチ11に信号を出力して切
り換えスイッチ11により中間タップT1〜T5をいず
れかに切り換える。
【0011】中間タップT1〜T5が切り換えられるこ
とによって主巻線5と励磁巻線6との巻数比が変わり、
励磁巻線6に誘起される電圧が調整され、X−N相とY
−N相間の出力電圧のバランスが補正される。
【0012】節電装置の具体例を挙げて説明する。ま
ず、単巻変圧器4の全巻数が210ターンとし、そのう
ちの主巻線5がX相,Y相6ターンの12ターンとし、
励磁巻線6が198ターンとする。それから励磁巻線6
に設けた中間タップの位置は、T1が84ターン、T2
が92ターン、T3が中間の99ターン、T4が106
ターン、T5が114ターンとする。
【0013】通常、切り換えスイッチ11は中間タップ
T3を選択している。X−N相間とYーN相間の夫々の
入力電圧が105Vの場合、夫々の変圧比は99/10
5なので夫々の出力電圧は99Vとなる。
【0014】次に負荷電流がアンバランスになり、X−
N相間の入力電圧が105.5V、Y−N相間の入力電
圧が104.5Vになったとする。このとき、X−N相
間の出力電圧は約99.5V、Y−N相間の出力電圧は
約98.5Vとなり、出力電圧にも1Vの差が生じる。
電圧検出手段12がこの電圧を検出し、制御部13が出
力電圧の差を検出すると、制御部13は切り換えスイッ
チ11を動作させ、中間タップをT3からT2に切り換
える。
【0015】中間タップが切り換わるとX−N相間の変
圧比は92/98になるので出力電圧は約99Vとな
り、Y−N相間の変圧比は106/112となるので約
98.9となり、通常、出力電圧に1Vの差がある場合
でも出力電圧の差は0.1Vに補正することができる。
【0016】同様にX−N相間の入力電圧が106V、
Y−N相間の入力電圧が104Vの場合、通常の中間タ
ップT3が選択されているとX−N相間の出力電圧は約
100V、Y−N相間の出力電圧は約98Vとなり、出
力電圧にも2Vの差が生じるが、中間タップT1が選択
されることにより、X−N相間の変圧比は84/90な
ので出力電圧は約99Vとなり、Y−N相間の変圧比は
114/120なので出力電圧は約98.8Vとなり、
出力電圧の差を0.2Vに補正することができる。
【0017】尚、本実施例において、中間タップはT1
〜T5の5つを設けたが中間タップの数はいくつにして
も良い。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明に係る節電装置は、
単相3線式電路のX相とY相の夫々の入力端子に主巻線
を接続し、主巻線の出力端間に励磁巻線を接続し、主巻
線と励磁巻線との間に出力端子を接続し、N相の入力端
子とN相の出力端子を接続するとともに、励磁巻線とN
相の出力端子を接続した単巻変圧器により交流電圧を降
圧して節電を行う節電装置において、単巻変圧器の励磁
巻線に複数の中間タップを設け、X−N相とY−N相の
出力端子間に電圧検出手段を夫々設け、電圧検出手段の
検出した出力電圧の差に応じて制御部が信号を出力し、
制御部の信号によりN相の出力端子と接続された切り換
えスイッチを切り換えることによって中間タップを切り
換え、励磁巻線とN相の接続位置を調整することによ
り、出力電圧のバランスをとることができる。
【0019】また、単巻変圧器の励磁巻線は常時X−Y
相間に接続されているため、中間タップT1〜T5の切
り換え時でも中間タップとN相との間に高電圧が発生す
ることがないので中間タップの切り換えスイッチはSS
R等の高価な部品を使用することがなく、通常のリレー
を用いることができ、変圧器も1つしか使用しないので
安価に製造することができる。
【0020】また、切り換えスイッチが故障して中間タ
ップがN相の出力端子に接続できなくなっても、単巻変
圧器の励磁巻線は閉路構成になっているので単巻変圧器
が加熱し焼損することがなく、安全に使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る節電装置を示す回路図である。
【図2】従来の節電装置を示す回路図である。
【図3】従来の節電装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 節電装置 2 X相の入力端子 3 Y相の入力端子 4 単巻変圧器 5 主巻線 6 励磁巻線 7 X相の出力端子 8 Y相の出力端子 9 N相の入力端子 10 N相の出力端子 11 切り換えスイッチ 12 電圧検出手段 13 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相3線式電路のX相とY相の夫々の入
    力端子に主巻線を接続し、該主巻線の出力端間に励磁巻
    線を接続し、前記主巻線と前記励磁巻線との間に出力端
    子を接続し、N相の入力端子とN相の出力端子を接続す
    るとともに、前記励磁巻線とN相の出力端子を接続した
    単巻変圧器により交流電圧を降圧して節電を行う節電装
    置において、前記単巻変圧器の励磁巻線に複数の中間タ
    ップを設け、X−N相とY−N相の出力端子間に電圧検
    出手段を夫々設け、該電圧検出手段の検出した出力電圧
    の差に応じて制御部が信号を出力し、該制御部の信号に
    よりN相の出力端子と接続された切り換えスイッチを切
    り換えることによって前記中間タップを切り換え、前記
    励磁巻線とN相の接続位置を調整することを特徴とする
    節電装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012043209A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Tohoku Electric Manufacturing Co Ltd 電圧調整装置
JP2017046582A (ja) * 2016-09-06 2017-03-02 卓男 宮坂 単相2線式50/100v降圧装置
JP7165798B1 (ja) 2021-09-27 2022-11-04 株式会社ダイヘン 電圧出力装置

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