JPH0712255B2 - 藺草ハーベスタ - Google Patents
藺草ハーベスタInfo
- Publication number
- JPH0712255B2 JPH0712255B2 JP2179908A JP17990890A JPH0712255B2 JP H0712255 B2 JPH0712255 B2 JP H0712255B2 JP 2179908 A JP2179908 A JP 2179908A JP 17990890 A JP17990890 A JP 17990890A JP H0712255 B2 JPH0712255 B2 JP H0712255B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blower
- strawberries
- holding
- machine body
- conveying
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/12—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries using renewable energies, e.g. solar water pumping
Landscapes
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は刈取後の藺草を吊下げ支持して搬送し乍ら、屑
藺を選り出す選り装置を設けてある藺草ハーベスタに関
する。
藺を選り出す選り装置を設けてある藺草ハーベスタに関
する。
この種の藺草ハーベスタにおいて、従来は、挾持搬送装
置で吊下げ支持されて送られる藺草の株元側部分を、搬
送方向と直交する横方向に回転する複数段の係止爪付回
転チェーンで梳る作用を加えて屑藺草を選り出し乍ら、
引掛係止する状態ですくい上げ横倒し勢にしてデッキ上
に載置する構成を採っていた(特公昭62−60043号公
報)。
置で吊下げ支持されて送られる藺草の株元側部分を、搬
送方向と直交する横方向に回転する複数段の係止爪付回
転チェーンで梳る作用を加えて屑藺草を選り出し乍ら、
引掛係止する状態ですくい上げ横倒し勢にしてデッキ上
に載置する構成を採っていた(特公昭62−60043号公
報)。
この場合には、屑藺を選り出し乍ら藺草を横倒し姿勢に
載置させる機能を前記係止爪付回転チェーンだけで備え
る特徴を有するものであるが、藺草の株元側部分を係止
爪で引掛けて強制的にすくい上げるように横倒し姿勢に
するので、どうしても藺草が傷付き易い点があるととも
に、係止爪が搬送される藺草全てに対して万遍なく接触
することがないので選り残しが出る等屑藺草の除去が十
分でない面があった。
載置させる機能を前記係止爪付回転チェーンだけで備え
る特徴を有するものであるが、藺草の株元側部分を係止
爪で引掛けて強制的にすくい上げるように横倒し姿勢に
するので、どうしても藺草が傷付き易い点があるととも
に、係止爪が搬送される藺草全てに対して万遍なく接触
することがないので選り残しが出る等屑藺草の除去が十
分でない面があった。
本発明は、藺草に損傷を与えること少なく屑藺を良好に
除去することができる藺草ハーベスタを提供することを
目的とする。
除去することができる藺草ハーベスタを提供することを
目的とする。
本発明による特徴構成は、藺草の株元を切断する刈取装
置を機体の左右幅方向に沿って設け、刈取後の藺草の茎
先側を吊下げ挾持して機体前方側から後方側に向けて搬
送する挾持搬送装置を設け、前記刈取装置の後方側に、
機体の左右幅方向に沿う横向きの風を吹き出す送風装置
を、その吹き出し口が前記刈取装置における既刈側の一
端部近くの上方に位置する状態に配設して、前記挾持搬
送装置で吊り下げ搬送される藺草の挟持箇所より株元側
を前記送風装置からの吹き出し風によって上方に吹上げ
ながら屑藺草をさばき選り出す風力式選り装置を構成
し、前記挟持搬送装置で吊下げ搬送される藺草の挾持箇
所より株元側を係止して、前記送風装置の吹き出し口前
方へ強制搬送する係止搬送装置を、その搬送作用終端部
が前記吹き出し口の近くに位置する状態で設け、前記送
風装置よりも上方位置にその送風装置で選別された藺草
を横倒し姿勢に載置するデッキを設け、さらに、前記吹
き出し口の吹き出し方向側箇所に、平面視で前記吹き出
し口の吹き出し方向と小角度で交差する安内壁を立設
し、前記送風装置で吹上げられた藺草の株元側を、前記
案内壁の後方側から前面側に突出する係止爪により係止
して前記デッキへ向けて持上げる係止爪式の特上げ搬送
装置を設けてあることにある。
置を機体の左右幅方向に沿って設け、刈取後の藺草の茎
先側を吊下げ挾持して機体前方側から後方側に向けて搬
送する挾持搬送装置を設け、前記刈取装置の後方側に、
機体の左右幅方向に沿う横向きの風を吹き出す送風装置
を、その吹き出し口が前記刈取装置における既刈側の一
端部近くの上方に位置する状態に配設して、前記挾持搬
送装置で吊り下げ搬送される藺草の挟持箇所より株元側
を前記送風装置からの吹き出し風によって上方に吹上げ
ながら屑藺草をさばき選り出す風力式選り装置を構成
し、前記挟持搬送装置で吊下げ搬送される藺草の挾持箇
所より株元側を係止して、前記送風装置の吹き出し口前
方へ強制搬送する係止搬送装置を、その搬送作用終端部
が前記吹き出し口の近くに位置する状態で設け、前記送
風装置よりも上方位置にその送風装置で選別された藺草
を横倒し姿勢に載置するデッキを設け、さらに、前記吹
き出し口の吹き出し方向側箇所に、平面視で前記吹き出
し口の吹き出し方向と小角度で交差する安内壁を立設
し、前記送風装置で吹上げられた藺草の株元側を、前記
案内壁の後方側から前面側に突出する係止爪により係止
して前記デッキへ向けて持上げる係止爪式の特上げ搬送
装置を設けてあることにある。
上記の特徴構成によると、刈取後、挾持搬送装置によっ
て茎先側を挾持されて機体前方から後方に向けて吊下げ
搬送される藺草の挾持箇所より株元側を、終端部を前記
吹き出し口の近くに位置させた係止搬送装置によって送
風装置の吹出し口前方へ強制的に送り込み、藺草の挾持
箇所より株元側に対して、刈取装置の後方に配設した送
風装置からの刈取装置に沿う横向きの風を吹き付けて藺
草をさばくことによって茎先側を挾持されていない短い
屑藺草を選り出すことができるとともに、藺草をその風
力によって吹上げて、その吹上げ途中(或いは略横倒し
姿勢になった状態)から持上げ搬送装置で藺草の挾持箇
所より株元側を受止めそのまま持上げて横倒し状態でデ
ッキに送り込むことができる。
て茎先側を挾持されて機体前方から後方に向けて吊下げ
搬送される藺草の挾持箇所より株元側を、終端部を前記
吹き出し口の近くに位置させた係止搬送装置によって送
風装置の吹出し口前方へ強制的に送り込み、藺草の挾持
箇所より株元側に対して、刈取装置の後方に配設した送
風装置からの刈取装置に沿う横向きの風を吹き付けて藺
草をさばくことによって茎先側を挾持されていない短い
屑藺草を選り出すことができるとともに、藺草をその風
力によって吹上げて、その吹上げ途中(或いは略横倒し
姿勢になった状態)から持上げ搬送装置で藺草の挾持箇
所より株元側を受止めそのまま持上げて横倒し状態でデ
ッキに送り込むことができる。
この場合、前記係止搬送装置は、その終端部を前記吹き
出し口の近くに位置させた状態で設けてあるから、送風
装置からの放出風を受ける藺草は係止搬送装置により送
風装置の吹出し口前方へ確実に強制搬送される。送風装
置の吹き出し口は刈取装置における既刈側の一端部近く
の上方に位置させてあるから、刈り取られた藺草のほぼ
すべてを前記吹き出し口に近接させることができて、そ
れらの藺草に強い風を吹きつけることができる。
出し口の近くに位置させた状態で設けてあるから、送風
装置からの放出風を受ける藺草は係止搬送装置により送
風装置の吹出し口前方へ確実に強制搬送される。送風装
置の吹き出し口は刈取装置における既刈側の一端部近く
の上方に位置させてあるから、刈り取られた藺草のほぼ
すべてを前記吹き出し口に近接させることができて、そ
れらの藺草に強い風を吹きつけることができる。
さらに、送風装置の吹き出し口の吹き出し方向側箇所に
立設された案内壁によって、吹きあげられる藺草の株元
側が自由に振れ動くのを規制して案内壁に受け止められ
た状態となし、吹き出し口からの吹き出し風を案内壁表
面に沿って強く走らせ、この風を藺草の株元側に集中さ
せ風の当たりを強く確実に作用させることができる。
立設された案内壁によって、吹きあげられる藺草の株元
側が自由に振れ動くのを規制して案内壁に受け止められ
た状態となし、吹き出し口からの吹き出し風を案内壁表
面に沿って強く走らせ、この風を藺草の株元側に集中さ
せ風の当たりを強く確実に作用させることができる。
以上のように、本発明においては吊り下げ搬送される藺
草の挟持箇所より株元側を風力によってさばき吹き上げ
ることで藺草に擦り傷等の損傷を与えることなく屑藺草
の除去を行うことができるのであるが、特に、放出風を
吹きつけるに祭し、藺草の株元側を風吹き出し方向と小
角度で交差するように立設した案内壁に受け止めた状態
で吹き付けるので、藺草に効率よく吹き出し風を吹きつ
けて充分なさばき及び吹き上げ作用を与え、確実に屑藺
草を除去できるのである。
草の挟持箇所より株元側を風力によってさばき吹き上げ
ることで藺草に擦り傷等の損傷を与えることなく屑藺草
の除去を行うことができるのであるが、特に、放出風を
吹きつけるに祭し、藺草の株元側を風吹き出し方向と小
角度で交差するように立設した案内壁に受け止めた状態
で吹き付けるので、藺草に効率よく吹き出し風を吹きつ
けて充分なさばき及び吹き上げ作用を与え、確実に屑藺
草を除去できるのである。
また、刈取の停止に伴って一旦送風装置を停止した場合
から作業を開始する場合に、送風装置だけでデッキまで
持上げる構成のものでは送風装置がフルパワーに立上が
るまでに所定時間が必要でその為にデッキ上への持上げ
十分でないことがあるが、本発明のものでは少なくとも
フルパワーに立上がるまでの所定時間の間においても持
上げ搬送装置でデッキ上に移載できるので、その間作業
の流れが滞ることがない。
から作業を開始する場合に、送風装置だけでデッキまで
持上げる構成のものでは送風装置がフルパワーに立上が
るまでに所定時間が必要でその為にデッキ上への持上げ
十分でないことがあるが、本発明のものでは少なくとも
フルパワーに立上がるまでの所定時間の間においても持
上げ搬送装置でデッキ上に移載できるので、その間作業
の流れが滞ることがない。
乗用型の藺草ハーベスタについて説明する。第7図及び
第8図に示すように、植立藺草の絡みを解す左右一対の
分草装置(1),(1)、分草後の植立藺草を導入し乍
ら引起す左右一対の引起し装置(2),(2)、引起さ
れた藺草の株元を切断するバリカン型の刈取装置(3)
等を走行機体(4)の横一側方に配すとともに、刈取ら
れた藺草の上部を吊下げ挾持して機体後方でかつ斜め上
方に向けて搬送する挾持搬送装置(5)を設け、この挾
持藺草の挾持箇所より株元側を機体横側方に向けて強制
搬送する係止爪付きの横送り搬送装置(8)を設けると
ともに、前記横送り搬送装置(8)によって送風装置
(6A)における吹出口(6a)の前方に強制的に搬送され
た藺草の株元側を、送風装置(6A)吹出口(6a)からの
放出風によって上方に向けて吹上げ屑藺を選り出す風力
式選り装置(6)を設け、更に、放出風によって吹上げ
られた藺草の株元側をデッキ(10)上に導く係止爪の持
上げ搬送装置(12)を備えるとともに、デッキ(10)上
に載置された藺草を結束する結束装置(7)を配し、以
上を刈取フレーム(33)に搭載してこの刈取フレーム
(33)を走行機体(4)に対して横軸心(X)周りで上
下揺動可能に枢支するとともに、この結束装置(7)の
後方にシリンダ(14)とパンタグラフ機構とによって上
下し、かつ、図示してないが押え機構の解除によって後
支点(Y)でパンタグラフ機構と一体で上下揺動(ダン
プ作動)する収積部(15)を設け、収積部(15)後端の
収積藺草を受止め杆(37)をダンプ作動に連動して後方
倒れになるように設置し、引越し装置(2)とは反対側
横一側にエンジン(16)及び運転部(9)を設け、これ
らを左右クローラ走行装置(11),(11)を備えた走行
機体(4)に搭載して乗用型の藺草ハーベスタを構成し
てある。
第8図に示すように、植立藺草の絡みを解す左右一対の
分草装置(1),(1)、分草後の植立藺草を導入し乍
ら引起す左右一対の引起し装置(2),(2)、引起さ
れた藺草の株元を切断するバリカン型の刈取装置(3)
等を走行機体(4)の横一側方に配すとともに、刈取ら
れた藺草の上部を吊下げ挾持して機体後方でかつ斜め上
方に向けて搬送する挾持搬送装置(5)を設け、この挾
持藺草の挾持箇所より株元側を機体横側方に向けて強制
搬送する係止爪付きの横送り搬送装置(8)を設けると
ともに、前記横送り搬送装置(8)によって送風装置
(6A)における吹出口(6a)の前方に強制的に搬送され
た藺草の株元側を、送風装置(6A)吹出口(6a)からの
放出風によって上方に向けて吹上げ屑藺を選り出す風力
式選り装置(6)を設け、更に、放出風によって吹上げ
られた藺草の株元側をデッキ(10)上に導く係止爪の持
上げ搬送装置(12)を備えるとともに、デッキ(10)上
に載置された藺草を結束する結束装置(7)を配し、以
上を刈取フレーム(33)に搭載してこの刈取フレーム
(33)を走行機体(4)に対して横軸心(X)周りで上
下揺動可能に枢支するとともに、この結束装置(7)の
後方にシリンダ(14)とパンタグラフ機構とによって上
下し、かつ、図示してないが押え機構の解除によって後
支点(Y)でパンタグラフ機構と一体で上下揺動(ダン
プ作動)する収積部(15)を設け、収積部(15)後端の
収積藺草を受止め杆(37)をダンプ作動に連動して後方
倒れになるように設置し、引越し装置(2)とは反対側
横一側にエンジン(16)及び運転部(9)を設け、これ
らを左右クローラ走行装置(11),(11)を備えた走行
機体(4)に搭載して乗用型の藺草ハーベスタを構成し
てある。
前記挾持搬送装置(5)は横回し式の左右一対の挾持用
ベルト(5a),(5a)を並設し、その軟質材製のベルト
(5a),(5a)で藺草を傷めない程度に挾持する構成と
なっており、やや後上がり傾斜姿勢に設置されている。
ベルト(5a),(5a)を並設し、その軟質材製のベルト
(5a),(5a)で藺草を傷めない程度に挾持する構成と
なっており、やや後上がり傾斜姿勢に設置されている。
前記選り装置(6)は、前記横送り搬送装置(8)の終
端位置に吹出口(6a)を設けた送風装置(6A)からな
り、送風装置(6A)からの放出風を機体横側方に向けて
斜め上方に吹出させるべく送風装置(6A)の回転軸心を
傾斜させて、前記挾持搬送装置(5)で吊下げ搬送され
る藺草を上方に向けて吹上げ、藺草を選り出す。
端位置に吹出口(6a)を設けた送風装置(6A)からな
り、送風装置(6A)からの放出風を機体横側方に向けて
斜め上方に吹出させるべく送風装置(6A)の回転軸心を
傾斜させて、前記挾持搬送装置(5)で吊下げ搬送され
る藺草を上方に向けて吹上げ、藺草を選り出す。
第2図に示すように、前記吹出口(6a)より機体横側方
に向けて案内壁(13)が設けてあり、この案内壁(13)
は上向き後方倒れでかつ機体横側端側程機体前方側に位
置するように姿勢設定され、かつ、平面視で前記吹出口
(6a)よりの放出風が前記案内壁(13)の傾斜面に衝突
するように、後記する係止爪付補助選り装置(17)張設
方向に対する吹出方向交差角度を、案内壁の交差角度
(θ)より小さくする状態に設定してある。したがっ
て、前記送風装置(6A)からの放出風によって吹上られ
る藺草が前記案内壁(13)に沿って吹上って行くため
に、この案内壁(13)によって藺草の拡散が防止される
ことになる。
に向けて案内壁(13)が設けてあり、この案内壁(13)
は上向き後方倒れでかつ機体横側端側程機体前方側に位
置するように姿勢設定され、かつ、平面視で前記吹出口
(6a)よりの放出風が前記案内壁(13)の傾斜面に衝突
するように、後記する係止爪付補助選り装置(17)張設
方向に対する吹出方向交差角度を、案内壁の交差角度
(θ)より小さくする状態に設定してある。したがっ
て、前記送風装置(6A)からの放出風によって吹上られ
る藺草が前記案内壁(13)に沿って吹上って行くため
に、この案内壁(13)によって藺草の拡散が防止される
ことになる。
第2図及び第4図に示すように、この案内壁(13)の上
端近くでデッキ(10)上面上に、機体横方向に沿った状
態で前後一対の縦回し式突起付搬送ベルト(17)が設置
され、案内壁(13)からデッキ(10)上を移動する藺草
に対して選り作用を加える補助選り装置を構成する。前
記補助選り装置(17)の更に横外側方がわには、前記軸
心周りで回転する上下一対の選りローラ(18A),(18
B)が設置され、補助選り装置(17)で選り出されて株
端から突出した屑藺をこの選りローラ(18A),(18B)
が挾持して引抜くようになっている。
端近くでデッキ(10)上面上に、機体横方向に沿った状
態で前後一対の縦回し式突起付搬送ベルト(17)が設置
され、案内壁(13)からデッキ(10)上を移動する藺草
に対して選り作用を加える補助選り装置を構成する。前
記補助選り装置(17)の更に横外側方がわには、前記軸
心周りで回転する上下一対の選りローラ(18A),(18
B)が設置され、補助選り装置(17)で選り出されて株
端から突出した屑藺をこの選りローラ(18A),(18B)
が挾持して引抜くようになっている。
第2図及び第3図に示すように、前記補助選り装置(1
7)の機体後方側には、左右一対の機体前後方向に沿っ
た突起付搬送ベルト(21),(21)が設けてあり、この
搬送ベルト(21),(21)が前記補助選り装置(17)で
選り作用を受けた藺草を前後挾持搬送装置(5)と協働
で結束装置(7)に投入すべく搬送する。前記選りロー
ラ(18A),(18B)の後部には株揃え用切断装置(20)
が設けてあり、前記突起付搬送ベルト(21),(21)で
送られる藺草の株端を切断して、切揃える作業を行う。
又、補助選り装置(17)、上下の選りローラ(18A),
(18B)、結束装置(7)、及び、デッキ(10)は前記
挾持搬送装置(5),(5)に対応して第3図で示すよ
うに、後上り姿勢になっている。
7)の機体後方側には、左右一対の機体前後方向に沿っ
た突起付搬送ベルト(21),(21)が設けてあり、この
搬送ベルト(21),(21)が前記補助選り装置(17)で
選り作用を受けた藺草を前後挾持搬送装置(5)と協働
で結束装置(7)に投入すべく搬送する。前記選りロー
ラ(18A),(18B)の後部には株揃え用切断装置(20)
が設けてあり、前記突起付搬送ベルト(21),(21)で
送られる藺草の株端を切断して、切揃える作業を行う。
又、補助選り装置(17)、上下の選りローラ(18A),
(18B)、結束装置(7)、及び、デッキ(10)は前記
挾持搬送装置(5),(5)に対応して第3図で示すよ
うに、後上り姿勢になっている。
次に、持上げ搬送装置(12)、補助選り装置(17)、突
起付搬送ベルト(21),(21)等の駆動構造について説
明する。第4図及び第5図に示すように、前記持上げ搬
送装置(12)は回転ディスク(22)に対して複数個の係
止爪としての起伏爪(23)が取付けられて構成されてお
り、起立ガイド(24)によって起立される起伏爪(23)
で、送風装置(6A)によって吹上げられる藺草を支持し
て持上げるとともに、起立ガイド(23)の設置していな
い回転位相では起伏状(23)を倒伏させて藺草への係止
作用を解除する。前記回転ディスク(22)を回転駆動す
べく支持する回転軸(25)は機体横方向に沿って延出さ
れ、突起付搬送ベルト(21),(21)の駆動プーリ(2
6)を一体回転可能に支承して、機体フレーム(27)に
支持されている。
起付搬送ベルト(21),(21)等の駆動構造について説
明する。第4図及び第5図に示すように、前記持上げ搬
送装置(12)は回転ディスク(22)に対して複数個の係
止爪としての起伏爪(23)が取付けられて構成されてお
り、起立ガイド(24)によって起立される起伏爪(23)
で、送風装置(6A)によって吹上げられる藺草を支持し
て持上げるとともに、起立ガイド(23)の設置していな
い回転位相では起伏状(23)を倒伏させて藺草への係止
作用を解除する。前記回転ディスク(22)を回転駆動す
べく支持する回転軸(25)は機体横方向に沿って延出さ
れ、突起付搬送ベルト(21),(21)の駆動プーリ(2
6)を一体回転可能に支承して、機体フレーム(27)に
支持されている。
一方、第1図及び第4図に示すように、補助選り装置
(17)は引起しフレームから機体横向きに沿って延出さ
れた角パイプ製の支持フレーム(28)に駆動プーリ(18
a)と従動プーリ(30)を軸支するとともにテンション
プーリ(31),(31)を枢支して配置構成されている。
前記駆動プーリ(18a)は前記上ローラ(18A)の先端部
に一体的に形成されたもので、結束ケース(29)より延
出された駆動軸(34)に前記上側の選りローラ(18A)
を一体回転可能に取付け、この選りローラ(18A)を駆
動可能に構成するとともに併せて補助選り装置(17)の
駆動プーリ(18a)を駆動する。前記駆動プーリ(18a)
を形成した前記上ローラ(18A)の先端側部分は前記支
持フレーム(28)より延出した支軸(35)に枢支され、
前記上側の選りローラ(18A)は結束ケース(29)と前
記支持フレームとで両端支持されている。
(17)は引起しフレームから機体横向きに沿って延出さ
れた角パイプ製の支持フレーム(28)に駆動プーリ(18
a)と従動プーリ(30)を軸支するとともにテンション
プーリ(31),(31)を枢支して配置構成されている。
前記駆動プーリ(18a)は前記上ローラ(18A)の先端部
に一体的に形成されたもので、結束ケース(29)より延
出された駆動軸(34)に前記上側の選りローラ(18A)
を一体回転可能に取付け、この選りローラ(18A)を駆
動可能に構成するとともに併せて補助選り装置(17)の
駆動プーリ(18a)を駆動する。前記駆動プーリ(18a)
を形成した前記上ローラ(18A)の先端側部分は前記支
持フレーム(28)より延出した支軸(35)に枢支され、
前記上側の選りローラ(18A)は結束ケース(29)と前
記支持フレームとで両端支持されている。
第6図に示すように、上下選りローラ(18A),(18B)
の後部に円周溝を形成し、この円周溝の持上げ搬送装置
(12)側に図示するような丸棒状のストッパー(36)を
嵌入させ、前記選りローラ(18A),(18B)の円錘状先
端部より軸心方向に沿って進行してくる屑藺が前記スト
ッパー(36)によって受止められて、この上下ローラ
(18A),(18B)で確実に引き抜かれるように構成して
ある。
の後部に円周溝を形成し、この円周溝の持上げ搬送装置
(12)側に図示するような丸棒状のストッパー(36)を
嵌入させ、前記選りローラ(18A),(18B)の円錘状先
端部より軸心方向に沿って進行してくる屑藺が前記スト
ッパー(36)によって受止められて、この上下ローラ
(18A),(18B)で確実に引き抜かれるように構成して
ある。
〔別実施例〕 送風装置(6A)の放出風によって吹上げられた藺草
の株元側を受止めてデッキ(10)へ向けて持上げ搬送装
置(12)で移送し、補助選り装置(17)及び選りローラ
(18A)の作用を受けたそのまま結束せずに収積部(1
5)に流し込む構成を採ってもよい。
の株元側を受止めてデッキ(10)へ向けて持上げ搬送装
置(12)で移送し、補助選り装置(17)及び選りローラ
(18A)の作用を受けたそのまま結束せずに収積部(1
5)に流し込む構成を採ってもよい。
藺草の刈取から結束までの作業を行う刈取部を昇降
リンク機構を介して農用トラクタ等に連結する構成を採
ってもよい。
リンク機構を介して農用トラクタ等に連結する構成を採
ってもよい。
係止爪式の補助送り装置(17)としては、チェーン
に係止爪を付けたものでもよく、必ずしも、突起付ゴム
ベルトタイプのものでなくてもよい。
に係止爪を付けたものでもよく、必ずしも、突起付ゴム
ベルトタイプのものでなくてもよい。
挾持搬送装置(5)としては二つのベルトを対向さ
せた構成にしてあるが、突起付チェーンとガイド杆で挾
持搬送する構成をとってもよく、実施例中のものに限定
されない。
せた構成にしてあるが、突起付チェーンとガイド杆で挾
持搬送する構成をとってもよく、実施例中のものに限定
されない。
収積部(15)としては特に昇降する構成のものでな
くてもよい。
くてもよい。
前記持上げ搬送装置(12)としては搬送チェーン係
止爪を起伏自在に取付けたものでもよく、藺草の株元側
を支持して持上げる構成のものであれば他のものでもよ
い。
止爪を起伏自在に取付けたものでもよく、藺草の株元側
を支持して持上げる構成のものであれば他のものでもよ
い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
図面は本発明に係る藺草ハーベスタの実施例を示し、第
1図は風力式選り装置及び係止爪付補助選り装置の配置
状態を示す正面図、第2図は風力式選り装置及び係止爪
補助選り装置の配置状態を示す平面図、第3図は結束装
置と突起付搬送ベルトとの配置関係を示す側面図、第4
図は持上げ搬送装置と係止爪補助選り装置と選りローラ
の駆動構造を示す横断平面図、第5図は持上げ搬送装置
の側面図、第6図は選りローラに設けられたストッパー
を示す縦断正面図、第7図は全体側面図、第8図は全体
平面図である。 (3)……刈取装置、(5)……挾持搬送装置、(6A)
……送風装置、(6a)……吹き出し口、(8)……係止
搬送装置、(10)……デッキ、(12)……係止爪式の持
上げ搬送装置、(13)……案内壁、(23)……係止爪。
1図は風力式選り装置及び係止爪付補助選り装置の配置
状態を示す正面図、第2図は風力式選り装置及び係止爪
補助選り装置の配置状態を示す平面図、第3図は結束装
置と突起付搬送ベルトとの配置関係を示す側面図、第4
図は持上げ搬送装置と係止爪補助選り装置と選りローラ
の駆動構造を示す横断平面図、第5図は持上げ搬送装置
の側面図、第6図は選りローラに設けられたストッパー
を示す縦断正面図、第7図は全体側面図、第8図は全体
平面図である。 (3)……刈取装置、(5)……挾持搬送装置、(6A)
……送風装置、(6a)……吹き出し口、(8)……係止
搬送装置、(10)……デッキ、(12)……係止爪式の持
上げ搬送装置、(13)……案内壁、(23)……係止爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 淳 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭61−265014(JP,A) 特開 昭61−152211(JP,A) 実公 昭53−46334(JP,Y2) 実公 昭51−14843(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】藺草の株元を切断する刈取装置(3)を機
体の左右幅方向に沿って設け、刈取後の藺草の茎先側を
吊下げ挾持して機体前方側から後方側に向けて搬送する
挾持搬送装置(5)を設け、前記刈取装置(3)の後方
側に、機体の左右幅方向に沿う横向きの風を吹き出す送
風装置(6A)を、その吹き出し口(6a)が前記刈取装置
(3)における既刈側の一端部近くの上方に位置する状
態に配設して、前記挾持搬送装置(5)で吊り下げ搬送
される藺草の挟持箇所より株元側を前記送風装置(6A)
からの吹き出し風によって上方に吹上げながら屑藺草を
さばき選り出す風力式選り装置(6)を構成し、前記挟
持搬送装置(5)で吊下げ搬送される藺草の挾持箇所よ
り株元側を係止して、前記送風装置(6A)の吹き出し口
(6a)前方へ強制搬送する係止搬送装置(8)を、その
搬送作用終端部が前記吹き出し口(6a)の近くに位置す
る状態で設け、前記送風装置(6A)よりも上方位置にそ
の送風装置(6A)で選別された藺草を横倒し姿勢に載置
するデッキ(10)を設け、さらに、前記吹き出し口(6
a)の吹き出し方向側箇所に、平面視で前記吹き出し口
(6a)の吹き出し方向と小角度で交差する安内壁(13)
を立設し、前記送風装置で吹上げられた藺草の株元側
を、前記案内壁(13)の後方側から前面側に突出する係
止爪(23)により係止して前記デッキへ向けて持上げる
係止爪式の持上げ搬送装置(12)を設けてある藺草ハー
ベスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2179908A JPH0712255B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 藺草ハーベスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2179908A JPH0712255B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 藺草ハーベスタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17558588A Division JPH0669328B2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 藺草ハーベスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0358707A JPH0358707A (ja) | 1991-03-13 |
JPH0712255B2 true JPH0712255B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=16074016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2179908A Expired - Lifetime JPH0712255B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 藺草ハーベスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712255B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5346334U (ja) * | 1976-09-24 | 1978-04-20 | ||
JPS6352812A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-07 | 株式会社 東洋社 | 藺草収穫機における屑藺の自動処理装置 |
-
1990
- 1990-07-06 JP JP2179908A patent/JPH0712255B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0358707A (ja) | 1991-03-13 |
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