JPH07122298B2 - 小屋組構造体 - Google Patents

小屋組構造体

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JPH07122298B2
JPH07122298B2 JP2069384A JP6938490A JPH07122298B2 JP H07122298 B2 JPH07122298 B2 JP H07122298B2 JP 2069384 A JP2069384 A JP 2069384A JP 6938490 A JP6938490 A JP 6938490A JP H07122298 B2 JPH07122298 B2 JP H07122298B2
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輝興 大島
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、寄棟屋根,半切妻屋根等の各種屋根を組合せ
て平面L字状もしくはT字状に接合した屋根構造に適用
することができる小屋組構造体に関する。
[従来の技術] 第7図は、従来の寄棟屋根の小屋組の一例を示す斜視説
明図である。
この小屋組は、複数並設した屋切パネルの間に梁を架設
した構造になっている。すなわち、同図に示すように、
梁間方向の外壁パネルW1,桁行き方向の外壁パネルW5,W6
および前記外壁パネルW1に対して並設された内壁パネル
W2,W3,W4によって壁が構成され、外壁パネルW1と内壁パ
ネルW2の上に組付けた台形の屋切パネル1との間、屋切
パネル1と内壁パネルW3の上に組付けた三角形の屋切パ
ネル2との間、および屋切パネル2と内壁パネルW4の上
に組付けた三角形の屋切パネル3との間に、梁4を、梁
受け部材5によって架設した構造になっている。
しかし、第7図の寄棟屋根の小屋組構造の場合には、寄
棟部分、和小屋組で言えば、棟木と隅木とが突き合され
る部分に三角形の屋切パネル2を使用し、その外側(外
壁パネルW1側)に台形の屋切パネル1を使用している。
このため、小屋裏がこれらの屋切パネル1,2で分画さ
れ、小屋裏を有効に利用できなかった。
さらに、近年においては、土地の高騰等により宅地が細
分化され、また宅地の地形も台形や三角形等の変形した
ものが増え、このような変形地形においては、平面形状
が方形やバランスの良い長方形の建物を建てることが難
しく、L字形,T字形あるいは段差の多い複雑な平面形状
の建物を建てることが要求される。しかしながら上述の
ような複雑な平面形状の建物の建築にあたっては、例え
ば在来軸組構法によれば、多段階かつ複雑な工程を要
し、さらに組付けに熟練を要するという問題を有してい
る。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上述したような背景の下になされたものであ
り、その目的とするところは、規格化された梁部材を用
いることにより施工の効率化を図ると共に、複雑な平面
形状を有する屋根構造にも適用することができ、しかも
小屋裏を有効に利用できる小屋組構造体を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、屋根と屋根とが平面L字状もしくはT字状に
接合された屈曲部分を含み、外壁パネルと屋切パネルと
を梁によって連結してなる小屋組構造体において、 第1の屋根と第2の屋根との接合領域において、第1の
屋根の桁行き方向に架設された梁の一部に、第2の屋根
を支持する補助屋切パネルを固設したことを特徴とする
小屋組構造体に関する。
[作用] 本発明いおいては、第1の屋根の小屋組を構成する桁行
き方向の梁の一部に、第2の屋根の屋根形状に対応した
補助屋切パネルを設けることにより、規格化された梁の
みでは対応できないL型,T型あるいはこれらの組合せか
らなる屈曲部を有する屋根構造の接合部における小屋組
を簡易に構成することができる。
また、梁として、屋根の桁行き方向の勾配に合ったベン
ト梁を用いることにより、屋根の小屋裏を有効に利用す
ることができる。
[実施例] 第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は小
屋組構造体の一例を示す部分斜視図、第2図は第1図に
示す小屋組構造体の平面説明図、および第3図は第1図
に示す小屋組構造体に用いられるベント梁を示す説明図
である。
本実施例においては、第1図および第2図に示すよう
に、寄棟構造の第1の屋根100と第2の屋根200とが接合
され、平面形状がL字形に屈曲して構成されている。そ
して、第1の屋根100の桁行き方向に沿って外壁パネル1
0,12が配設され、第2の屋根200の桁行き方向に沿って
外壁パネル14,16が配設されている。さらに、外壁パネ
ル16の延長上には、外壁パネル10と外壁パネル12とにわ
たって内壁パネル20が設置され、また、外壁パネル12の
延長上には、外壁パネル14と外壁パネル16とにわたって
内壁パネル22が設置されている。
前記内壁パネル20の上部には三角形の屋切パネル24が組
付けられ、前記内壁パネル22の上部には同様の屋切パネ
ル26が組付けられている。
そして、前記屋切パネル24と、該屋切パネル24と並設さ
れた図示しない屋切パネルとの間には、第1の屋根100
の桁行き方向に、屋根梁40および屋根梁42,44が架設さ
れている。また、前記屋切パネル26と、該屋切パネル26
と並設された図示しない屋切パネルとの間には、第2の
屋根200の桁行き方向に、屋根梁30および屋根梁32,34が
架設されている。
前記屋切パネル24と第1の屋根100の梁間方向の外壁パ
ネル14との間には、第1の屋根100の桁行き方向に、第
1のベント梁B1,第2のベント梁B2,第4のベント梁B4お
よび第5のベント梁B5が順次架設されている。前記第2
のベント梁B2と第4のベント梁B4との頂点は、第2の屋
根200の桁行き方向の梁36によって連結されている。そ
して、この梁36と前記屋切パネル24の頂部との間には、
第3のベント梁B3が架設されている。
前記ベント梁B1〜B5は、第3図に示すように、それぞれ
水平部分b1と傾斜部分b2とを有し、各梁B1〜B5の頂点
(水平部分b1と傾斜部分b2との接合部)を結ぶライン
が、和小屋組における隅木に相当する稜線部R1を形成し
ている。
そして、本実施例において特徴的なことは、第5のベン
ト梁B5の水平部分b1上に三角形状の補助屋切パネルPが
設けられている点にある。すなわち、この補助屋切パネ
ルPは、第2の屋根200の屋根形状に対応した形状を有
し、屋切パネル26と平行に設けられ、補助屋切パネルP
の頂点と屋切パネル26の頂点とを結ぶラインが和小屋組
における棟木に相当する稜線部R2を形成している。そし
て、補助屋切パネルPの一方の斜面p1と、他方の斜面p2
およびベント梁B5の傾斜部分b2とによって垂木に相当す
るラインが構成されている。この補助屋切パネルPによ
って、第2の屋根200の接合部が安定的に支持されるこ
とになる。
また、屋切パネル26と補助屋切パネルPとは梁30aによ
って連結され、補助屋切パネルPと第4のベント梁B4と
は梁30bによって連結されている。また、屋切パネル26
と第5のベント梁B5とは梁32a,34aによって連結され、
第5のベント梁B5,第4のベント梁B4,第2のベント梁B2
および第1のベント梁B1はそれぞれ梁34b,34cおよび34d
によって連結されている。
なお、第1図に示す小屋組構造体においては、各梁は図
示しない梁受け部材によって外壁パネル,屋切パネルあ
るいはベント梁に固定されている。
第4図は、ベント梁Bおよび補助屋切パネルPの組立状
態を示す斜視説明図である。
ベント梁Bは、一般に、屋根の勾配に合せて所定の角度
に配置された水平部分b1と傾斜部分b2の2本の梁を構造
用合板Gで接合して構成され、補助屋切パネルPは接着
剤およびくぎ打ちによりベント梁Bの所定箇所に固定さ
れる。
このようなベント梁Bは標準化された各種屋根に対応し
て規格化され、また補助屋切パネルPは個々の建物に対
応して設計され、ベント梁Bおよび補助屋切パネルPは
いずれも工場等によって予め作製される。
また、本発明におけるベント梁は、登り折れ梁のみなら
ず登り梁を含むものである。
以上のような構成によれば、ベント梁Bと補助屋切パネ
ルPとを組合せることにより、規格化されたベント梁B
のみでは対応できないL型,T型あるいはこれらの組合せ
からなる変則的な屋根構造の接合部においても、在来軸
組構造のような複雑な構造をとることなく簡易な構成で
組付けることができるため、小屋組の施工を極めて能率
的に行うことができる。
また、本実施例によれば、複数のベント梁Bを架設する
ことにより十分な強度を得ることができ、しかも小屋裏
に複数の屋切パネルを要しないため、その分だけ小屋裏
が開放され小屋裏の有効利用が可能となった。
第5図および第6図は、本発明の一適用例を示す説明図
であり、第5図(a)は第6図に示す平面形状の屋根に
おける小屋組構造を示す。第5図(a)において、太線
は梁を示し、その実線は梁の水平部分を表し、破線は梁
の傾斜部分を表している。なお、第5図(b),同
(c)は、図中の矢印D方向からみた図である。
本適用例においては、第6図に示すように、中央の第1
の寄棟屋根300の一端にL字状に第2の寄棟屋根400が、
また第1の寄棟屋根300の他端に棟違い状に第3の寄棟
屋根500が結合した構造をなしている。そして、第1の
寄棟屋根300と第2の寄棟屋根400との接合部分および第
1の寄棟屋根300と第3の寄棟屋根500との接合部分に、
それぞれ本発明の特徴とする補助屋切パネルP1,P2が設
置されている。
すなわち、第1の寄棟屋根300と第2の寄棟屋根400との
境界部分において、第1の寄棟屋根300の桁行き方向に
架設されたベント梁B6上に第5図(b)に示す補助屋切
パネルP1を設けることにより、他の梁等の構造材料を特
に要することなく第2の寄棟屋根400を安定に支持する
ことができる。
また、第1の寄棟屋根300と第3の寄棟屋根500との境界
部分において、第1の寄棟屋根300の桁行き方向に架設
された登り梁B7には、第5図(c)に示すように、梁B7
の下端側に補助屋切パネルP2が設けられている。そし
て、この補助屋切パネルP2の上端縁P20は第3の寄棟屋
根500を構成するベント梁B8の延長線と一致し、従って
補助屋切パネルP2によって第3の寄棟屋根500が補強さ
れることとなる。
なお、第5図(a)において、40,42,44,46は梁が固定
される屋切パネルを表わす。
以上のように、屋根と屋根との接合部分であって規格化
された既成のベント梁だけでは対応することができない
変則的な屋根構造において、ベント梁と補助屋切パネル
とを組合せることにより、あらゆる態様の小屋組に適用
することができ、しかもこのようなベント梁ならびに補
助屋切パネルの製作および組立は工場等で予め行うこと
ができるため、現場での施工の能率化,省力化を図るこ
とができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、規格化されたベント梁
と補助屋切パネルとを組合せることにより、多様化した
屋根形状に容易に対応することができ、施工の効率化を
効果的に図ることができると共に、ベント梁を用いるこ
とにより小屋裏を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の要部を示す斜視説明図、 第2図は、第1図に示す小屋組構造体の平面説明図、 第3図は、第1図に示す小屋組構造体に用いられるベン
ト梁の構成を示す説明図、 第4図は、補助屋切パネルとベント梁との構成を示す斜
視説明図、 第5図および第6図は、本発明の一適用例を示す説明
図、 第7図は、従来の屋根構造の一例を示す斜視説明図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根と屋根とが平面L字状もしくはT字状
    に接合された屈曲部分を含み、外壁パネルと屋切パネル
    とを梁によって連結してなる小屋組構造体において、 第1の屋根と第2の屋根との接合領域において、第1の
    屋根の桁行き方向に架設された梁の一部に、第2の屋根
    を支持する補助屋切パネルを固設したことを特徴とする
    小屋組構造体。
  2. 【請求項2】請求項(1)において、 第1の屋根は、梁間方向の外壁パネルと、この外壁パネ
    ルと並設した内壁パネルの上に組付けられた屋切パネル
    と、前記外壁パネルと前記屋切パネルとの間に桁行き方
    向に架設した少なくとも1本のベント梁とを含み、補助
    屋切パネルは前記ベント梁に固定されている小屋組構造
    体。
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JP4488267B2 (ja) * 2000-07-10 2010-06-23 ミサワホーム株式会社 小屋組構造及び小屋組の構築方法

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