JPH07121676B2 - ベルト緊締器用の起動機構 - Google Patents

ベルト緊締器用の起動機構

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JPH07121676B2
JPH07121676B2 JP4216945A JP21694592A JPH07121676B2 JP H07121676 B2 JPH07121676 B2 JP H07121676B2 JP 4216945 A JP4216945 A JP 4216945A JP 21694592 A JP21694592 A JP 21694592A JP H07121676 B2 JPH07121676 B2 JP H07121676B2
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フェール アルツル
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の安全ベルト押さ
えシステム内のベルト緊締器用起動機構、それも、可動
に取付けられたセンサ質量体を有し、この質量体が休止
位置に保持され、車両の動作に感応して前記休止位置か
ら可動である形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の起動機構は、ベルト緊締器の発
火式ピストン/シリンダ駆動装置、機械式ばね駆動装置
いずれにも適している。センサ質量体は、通例、休止位
置から起動位置へ可動である。起動位置へのセンサ質量
体の移動は、車両の正面衝突のさいに必ず生じる大きさ
の減速のさいの慣性によって行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす認
識は、車両が追突された場合にも、安全ベルトシステム
の、改善された安全効果が達せられるということにあ
る。起動機構が、正面衝突時にも追突時にも起動される
ように、適当な出費で構成できることが判明した。
【0004】
【課題を解決すための手段】後に説明する本発明の実施
例に用いられている部材の符号を参考のために付記して
記述すると、本発明は、車両用の安全ベルト押さえシス
テム内のベルト緊締器用起動機構であって、休止位置に
保持されていて、車両の動作に感応して前記休止位置か
ら該休止位置の両側に位置する2つの反対の起動位置の
いずれかへ可動である可動に取付けられたセンサ質量体
を含み、前記起動位置のうちの第1の位置へは、正面衝
突時において前記センサ質量体が移動し、前記起動位置
のうちの第2の位置へは、追突時において前記センサ質
量体が移動するようになっているものにおいて、 可動の
集合体が備えられ、この集合体は衝撃点火器(44)と
支持ブロック(40)とを有する発火式のピストン/シ
リンダ駆動装置(42,48)を含み、前記支持ブロッ
ク(40)はベルト引戻し器(10)のハウジングと固
定連結されたベース(12)に枢動可能に装架されてお
り、前記ベース(12)に枢動可能に装架された衝撃レ
バー(50)は、前記衝撃点火器(44)に向かってば
ね(52)によって予圧が与えられているアンビル(5
0a)を有しており、前記衝撃レバー(50)は支持ア
ーム(50b)を含み、該支持アーム(50b)の自由
端部は前記支持ブロック(40)の止め面(54)上に
支承されており、この止め面(54)は前記支持アーム
(50b)の自由端部が支承される点の両側に休止場所
を備えており、かくして、前記の可動の集合体が前記セ
ンサ質量体を形成していることを特徴とする。
【0005】以下に説明する実施例において、本発明の
実施例は図4から図9までに示された構成のものだけで
ある。図2及び図3に示されたもの、図10及び図11
に示されたもの、図12に示されたもの、図13に示さ
れたもの、図14に示されたもの、図15に示されたも
の、並びに図16及び図17に示されたものは、本発明
の実施例ではなくて、本発明を理解する上で参考となる
実施例(すなわち、参考例)である。
【0006】
【実施例】次に本発明のその他の特徴及び利点を複数の
実施例及び図面につき説明する。図1は、正面衝突と追
突との方向を矢印にて略示したものである。本発明によ
る起動機構の複数実施例の場合、正面衝突及び追突のい
ずれの場合にも、ベルト緊締器の起動が可能である。
【0007】図2及び図3に示した実施例の場合、機械
式のベルト緊締器が、ベルト引戻し器と組合されて単一
の集合体を形成している。全体を符号10で示したベル
ト引戻し器のハウジングには、横断面がU字形のベース
12が取付けられている。このベースの脚の間には、案
内管14が、その一端を旋回可能に取付けられている。
この案内管14内には、圧縮された状態に保持された圧
縮ばね16が収容されている。この圧縮ばね16は、同
じく案内管14内に収容されているピストン18に作用
している。ピストン18には引張りケーブル20が結合
され、ケーブル20は、ベルト・スプールに連結可能な
ケーブル車22の周囲に巻付けられている。案内管14
には、2腕の錠止レバー24が旋回可能に支承されてい
る。この錠止レバー24は、その短いほうの第1アーム
24aの端部に止め突起26を保持している。この止め
突起26は、ピストン18の端面に作用し、ピストン1
8を介して圧縮ばね16を、その圧縮状態に維持してい
る。また、錠止レバー24の長いほうの第2アーム24
bは、案内管14のほうへ向って折曲げられ、その折曲
げられた端部24cが止め面26に支えられている。こ
の止め面は、ベース12の双方の並行な脚の間に保持さ
れるウェブ28のところに形成される。案内管14の旋
回可能に支承された端部には、カム板30が付加されて
いる。このカム板30は、切欠き30bが設けられたカ
ム面30aを有している。この切欠き30bには、板ば
ね32の弧状に湾曲した自由端部が係合しており、他端
がベース12の底面に固定されている。このカム板30
は、ウェブ28が自由に貫通する窓34を有している。
【0008】図2及び図3は、起動機構の休止位置での
配置を示したものである。圧縮ばね16は、案内管14
及び案内管14と結合されたすべての部品と一緒に、車
両の動作に応動するセンサ質量体を形成している。この
センサ質量体は、減速ないし加速に応じて2つの互いに
反対の方向に振れることができる。錠止レバー24は、
圧縮ばね16により開放モーメントを負荷される。開放
モーメントとは、止め突起26がピストン18を解放す
る方向へ錠止レバー24を旋回させるモーメントを意味
する。錠止レバー24の湾曲端部24cは、しかし、ウ
ェブ28の止め面26に支えられている。この休止位置
の配置は、板ばね32が、その自由端部をカム板30の
切欠き30bに係止させていることで維持されている。
しかし、走行方向もしくは走行方向とは逆方向に、衝突
を示す減速もしくは加速が生じると、板ばね32がたわ
み、案内管14の旋回が可能になる。錠止レバー24の
折曲げられた端部24cが、止め面26とその制限縁を
超えて滑動する。これにより、錠止レバー24が支えを
失い、解放される。圧縮ばね16は、このため突如とし
て伸長し、案内管14内のピストン18を押上げる。こ
れによりピストン18が、引張りケーブル20を介して
ケーブル車22と、継手を介してケーブル車22と一緒
に連行されるベルト・スプールとを回転させる。ウェブ
28は、その止め面26の両側に凹所を形成する。この
凹所のところで錠止レバー24の支えが外される。更
に、案内管14が、その休止位置から双方の方向へ旋回
可能である。起動機構は、したがって、正面衝突時にも
追突時にも応動する。
【0009】図4〜図9に示した実施例の場合も、ベル
ト緊締器がベルト引戻し器10と組合わされて単一の集
合体を形成している。しかし、この場合は、ベルト緊締
器が発火式のピストン/シリンダ駆動装置を有してい
る。
【0010】支持ブロック40が、ベルト引戻し器10
のハウジングに固定されたベース12の2つの平行脚の
間に旋回可能に取付けられている。案内シリンダ42
の、ねじ山を有する端部が、支持ブロック40の孔にね
じ込まれている。衝撃点火器を有するガス発生カートリ
ッジ44が、支持ブロック40の別の孔にはめ込まれて
いる。図6から分かるように、これら2個の孔は、通路
46を介して互いに接続されている。案内シリンダ42
の内部にはピストン48が収容されている。ピストン4
8は、ガス発生カートリッジ44により発生せしめら
れ、通路46を介して導入されるガスの作用を受け、引
張りケーブル20に作用する。ベース12の2つの脚の
間には、更に衝撃レバー50が、その一端を旋回可能に
支承されている。衝撃レバー50は、他端にアンビル5
0aを有している。衝撃レバー50は、また、このレバ
ー50内に差込まれたピンとベース12との間に引掛け
られた引張りばね52により予圧を受けているので、時
計回り方向に旋回しようとする。しかし、衝撃レバー5
0は、アンビル50aの近くにほぼ垂直に突出する支持
腕50bを介して、止めローラ54に支えられている。
止めローラ54は、容易に回転可能に支持ブロック40
のところに支承されている。アンビル50aは、衝撃レ
バー50がこのように支えられていることにより、起動
機構の配置が休止位置にある限りは、ガス発生カートリ
ッジ44の衝撃点火器上方に間隔をおいて保持される状
態となる。図7〜図9から分かるように、支持腕50b
は、その自由端部に、止めローラ54の表面に適合する
くぼんだ支持面を有している。この支持面は、弧状又は
切欠き状とすることができる。起動機構の応動閾値に
は、この切欠きの角度により影響を与えることができ
る。更に、支持腕50bは、衝撃レバー50の旋回取付
け部と止めローラ54との間隔にほぼ合致する曲率半径
で僅かに湾曲している。
【0011】図7は起動機構が休止位置にある状態を示
したものである。支持ブロック40が、案内管42、ピ
ストン48、支持ブロック40に取付けられたすべての
部品と一緒に、機動機構のセンサ質量体を形成してい
る。引張りばね52により、このセンサ質量体は図7に
示した休止位置に保持される。減速又は加速が一定値を
超えると、センサ質量体は、一方又は他方の方向へ旋回
する。図8に示したように、逆時計回りに旋回した場合
は、先ず止めローラ54上の支持腕50bが高く上り、
慣性力が引続き増大しなければ、再び休止位置へ戻る。
引続き慣性力が増大した場合には、支持腕50bの凹面
をなす端部が、止めローラ54の表面を超えた個所まで
移動する。この個所では、止めローラ54は、もはや支
持腕50bを支えてはいず、支持腕が止めローラのとこ
ろを滑動して、最終的には止めローラの後方を掴む状態
となる。そのさい、引張りばね52が、衝撃レバー50
の運動を加速し、アンビル50aが、ガス発生カートリ
ッジ44の衝撃点火器を叩く。これにより発生せしめら
れたガスが案内シリンダ42内のピストン48を上へ突
上げ、引張りケーブル20を連行する。これにより、図
2及び図3の実施例の場合同様の緊締が生じる。
【0012】図9には、類似の起動操作が、逆方向にセ
ンサ質量体が旋回した場合について示されている。止め
ローラ54が支持ブロック40から間隔をおいて保持さ
れているので、支持腕50bは、下方へ止めローラの前
方にも後方にも滑落することができる。支持腕50bが
弓状をなしているため、衝撃レバー50は、旋回運動時
に止めローラ54により妨害されることがない。このた
め衝撃レバー50は、問題なしに引張りばね52により
加速され、衝撃点火器の起動に必要な衝撃を与えること
ができる。
【0013】図10に示した実施例は、車両のシート6
0に固定されたバックル62と、このバックルに作用す
るベルト緊締器64とを有する車両シート用に構成され
たものである。このベルト緊締器も発火式ピストン/シ
リンダ駆動装置を備えている。この駆動装置のうち、衝
撃点火器を有するガス発生カートリッジ66と、旋回可
能に支承され、ばね68の予圧を受けている衝撃レバー
70とだけが略示されている。また、旋回可能に支承さ
れた起動レバー72は、引張りばね74により休止位置
に保持されており、この休止位置で衝撃レバー70が起
動レバー72に押さえられている。起動レバー72の自
由端部には、外装ケーブル78の内側ケーブルが作用し
ている。内側ケーブル76の他端は、別個のハウジング
80の開口からハウジング内へ導入されている。この他
端は、互い向い合った容易に回転可能に支承された2個
の案内ローラ82,84の間を通り、フランジ86の直
径方向の孔内をフランジ外周の最下点まで達している。
フランジ86は、ハウジング80内に回転可能に支承さ
れたピニオン88と一体に形成され、ピニオンより外径
が大である。ピニオン88は、ハウジング80内を並進
運動可能に案内されるセンサ質量体90に設けられたラ
ックと噛合っている。センサ質量体90の運動方向は、
車両の走行方向に合致する。センサ質量体90は、走行
方向にも逆方向にもハウジング80内で移動可能であ
る。引張りばね74により、センサ質量体90は、外装
ケーブル78とピニオン88を介して休止位置に保持さ
れる。一方又は他方の方向で減速又は加速が発生する
と、初めてセンサ質量体90が移動し、ピニオン88を
回転させる。内側ケーブル76は、フランジ86内の直
径方向孔内を貫通しているので、フランジ86の回転の
開始時に直ちに曲げられる。そのさい、内側ケーブル7
6は、案内ローラ82,84の一方により支えられるの
で、ハウジング80とベルト緊締器64との間のケーブ
ル部分が短縮される。内側ケーブル76の端部は起動レ
バー72のところに接続されているので、起動レバー7
2は、図10で見て逆時計回り方向に旋回せしめられ、
最終的には衝撃レバー70を解放する。衝撃レバー70
は、圧縮ばね68により加速され、そのアンビルをガス
発生カートリッジ66の衝撃点火器に衝撃を与え、それ
によりベルト緊締器が起動される。
【0014】フランジ86の外径がピニオン88より大
きいため、センサ質量体が小さく振れただけですでに、
ハウジング80とベルト緊締器64との間のケーブル区
間が有意に短縮される。その伝達比は、フランジとピニ
オンとの直径比の設定により広い範囲でその時々の最適
値に調節することができる。
【0015】図12に示した変化形の場合、センサ質量
体90aが別個のハウジング80a内に旋回可能に支承
されている。このセンサ質量体も歯を有しており、この
歯がピニオン88aと噛合っている。
【0016】図13には、再び、並進運動可能なセンサ
質量体90cを有する実施例が示されている。ケーシン
グ80c内へ導入された内部ケーブル76は、案内ロー
ラ82c,84cの前方で2つのケーブル部分76a,
76bに分岐される。ケーブル部分76a,76bの端
部はセンサ質量体90cに固定されている。この固定個
所は、ハウジング80cの垂直中心線に対し対称的に互
いに向い合ってセンサ質量体のところに設けられてい
る。これらの端部は、変向ローラ82c,84cによっ
て、明らかに45°以上、90°を僅かに下回る角度だ
け変向せしめられる。変向角度が90°に近ければ近い
だけ、センサ質量体90cの所与の運動区間に対するハ
ウジング80とベルト緊締器64との間の内側ケーブル
短縮率が増大する。
【0017】図14には変化形が示されている。この実
施例の場合も、センサ質量体90dはハウジング80d
内に旋回可能に支承されている。図13の実施例同様、
内側ケーブル76は案内ローラ82d,84dの前方で
2個のケーブル部分76d,76eに分岐している。こ
れらの部分は、前記案内ローラにより変向される。前記
ケーブル部分76d,76eは、それぞれセンサ質量体
90dの耳の穴を貫通し、互いに反対の側が圧潰ニップ
ル等により固定される。ケーブル部分76d,76e
は、遊びをもってそれぞれ穴を貫通し、センサ質量体9
0dの当該の耳からほぼ直角方向に延びている。基本的
には、これらのケーブル部分は案内ローラのところで著
しく変向せしめられるので、ケーブル部分76a〜76
eは、出来るだけたわみ可能にして、センサ質量体の運
動に対して敏感に確実に応動するようにする必要があ
る。図14に示したセンサ質量体90dに対するケーブ
ル部分76d,76eの接続型式により、敏感な応動
が、ケーブル部分の可とう性が比較的低い値でも達成さ
れる。
【0018】図15に示された実施例では、センサ質量
体90eが反転振り子の形式で別個のハウジング80e
内に全方向に旋回可能に支承されている。ハウジング8
0eの内室底部からはピン92が突出し、その自由端部
には球94が保持されている。球94には、センサ質量
体90eが、適合する孔を介して玉継手状に旋回可能に
はめ込まれている。センサ質量体90eは、孔内へはめ
込まれた、球94の下方を掴むリング95により固定さ
れている。ハウジング80eの内室へ導入された内部ケ
ーブル76の端部は、案内環96の出口のところで4つ
のケーブル部分に分岐している。これらのケーブル部分
は、等しい角度間隔でセンサ質量体の外縁部に固定され
ている。この実施例も、図10に示したベルト緊締器と
協働するように構成されているが、これまで述べた実施
例と根本的に異なる点は、センサ質量体90eがあらゆ
る方向での減速又は加速に応動する点である。
【0019】図16及び図17には特に好適な実施例が
示されている。別個のハウジング80f内にはセンサ質
量体90fがピン98に旋回可能に支承されている。ハ
ウジング80fの側壁には、板ばね100の一端が固定
されている。板ばね100の他端は下方へ突出した折込
み部を有している。この部分は、センサ質量体90fの
貫通孔内へはめ込まれ、検知ピン102を保持してい
る。このピンは、ハウジング80fの底壁内の孔を貫通
し、この孔から数ミリメートル突出している。ハウジン
グ80fの内室へ導入された内部ケーブル76の端部は
ループを形成している。このループは、センサ質量体9
0fのみぞ内にはめ込まれ、センサ質量体90fを取囲
んでいる。このループのケーブル部分は、案内ローラ8
2f,84fのところまで互いに平行に延び、それから
先は案内ローラによって変向せしめられている。センサ
質量体90fは、ハウジング80fが車両の車体構造
物、たとえば車両のシート下のフロアに組付けられてい
ない間は、センサ質量体90fの孔にはめ込まれた、板
ばね100の折込み部により休止位置に固定されてい
る。ハウジング80fの組付け時には、検知ピン102
がハウジング80fの内部へ押込まれ、そのさい板ばね
100とその折込み部が上方へ押上げられ、センサ質量
体90fが自由になる。それによって、トリガ機構が起
動可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両に対する正面衝突と追突とを矢印で示した
図。
【図2】ばね駆動装置を有する機械式ベルト緊締器を付
加されたベルト引戻し器の一部を除去し、一部を断面で
示した斜視図。
【図3】図2に示した集合体の一部を除去し、一部を断
面して示した側面図。
【図4】発火式ピストン/シリンダ駆動装置を有するベ
ルト緊締器が付加されたベルト引戻し器の斜視図。
【図5】図4の集合体の分解組立て図。
【図6】図4及び図5に示した集合体の部分断面図。
【図7】図4、図5、図6に示した集合体の起動機構が
休止位置にある状態を示した図。
【図8】図7の起動機構が一方の旋回位置にある状態を
示した図。
【図9】図7の起動機構が別の旋回位置にある状態を示
した図。
【図10】車両のシート内に配置され、断面で示した別
個のハウジング内に設けられたセンサ質量体に外装ケー
ブルを介して操作接続されているベルト緊締器の略示
図。
【図11】図10に対し90°だけ旋回させた平面に沿
って切断したハウジングの断面図。
【図12】別個のハウジング内に配置されたセンサ質量
体の実施例の図。
【図13】別個のハウジング内に配置されたセンサ質量
体の別の実施例の図。
【図14】別個のハウジング内に配置されたセンサ質量
体の更に別の実施例を示した図。
【図15】反転振り子として構成され、全方向に振れる
ことのできるセンサ質量体を有する実施例の一部を断面
で示した斜視図。
【図16】旋回可能のセンサ質量体と、その周囲に巻掛
けられた引張りケーブルとを有する好適実施例の図。
【図17】集合体固定手段により休止位置に固定できる
センサ質量体を有する実施例の断面図。
【符号の説明】
10 ベルト引戻し器 12 ベース 14 案内管 16 圧縮ばね 18 ピストン 20 引張りケーブル 24 錠止レバー 26 止め突起 28 ウェブ 30 カム板 32 板ばね 34 窓 40 支持ブロック 42 案内シリンダ 44 ガス発生カートリッジ 50 衝撃レバー 50a アンビル 54 止めローラ 60 車両のシート 62 バックル 66 ガス発生カートリッジ 72 起動レバー 80 別個のハウジング 88 ピニオン 90 センサ質量体 95 リング 100 板ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用の安全ベルト押さえシステム内の
    ベルト緊締器用起動機構であって、休止位置に保持され
    ていて、車両の動作に感応して前記休止位置から該休止
    位置の両側に位置する2つの反対の起動位置のいずれか
    へ可動である可動に取付けられたセンサ質量体を含み、
    前記起動位置のうちの第1の位置へは、正面衝突時にお
    いて前記サンセ質量体が移動し、前記起動位置のうちの
    第2の位置へは、追突時において前記センサ質量体が移
    動するようになっているものにおいて、 可動の集合体が備えられ、この集合体は衝撃点火器(4
    4)と支持ブロック(40)とを有する発火式のピスト
    ン/シリンダ駆動装置(42,48)を含み、前記支持
    ブロック(40)はベルト引戻し器(10)のハウジン
    グと固定連結されたベース(12)に枢動可能に装架さ
    れており、前記ベース(12)に枢動可能に装架された
    衝撃レバー(50)は、前記衝撃点火器(44)に向か
    ってばね(52)によって予圧が与えられているアンビ
    ル(50a)を有しており、前記衝撃レバー(50)は
    支持アーム(50b)を含み、該支持アーム(50b)
    の自由端部は前記支持ブロック(40)の止め面(5
    4)上に支承されており、この止め面(54)は前記支
    持アーム(50b)の自由端部が支承される点の両側に
    休止場所を備えており、かくして、前記の可動の集合体
    が前記センサ質量体を形成している ことを特徴とする、
    ベルト緊締器用の起動機構。
  2. 【請求項2】 前記支持アーム(50b)が、前記衝撃
    レバー(50)の旋回時におけるその軌道に等しい半径
    を有する弧の形状に湾曲していることを特徴とする、請
    求項記載の起動機構。
  3. 【請求項3】 前記支持ブロック(40)の前記止め面
    が、該支持ブロック(40)に回転可能に支承されたロ
    ーラ(54)によって形成されており、前記支持アーム
    (50b)の自由端部が前記ローラ(54)の周縁上に
    休止する凹面を備えていることを特徴する、請求項
    載の起動機構。
JP4216945A 1991-08-16 1992-08-14 ベルト緊締器用の起動機構 Expired - Lifetime JPH07121676B2 (ja)

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AT911137750 1991-08-16

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JPH05193448A JPH05193448A (ja) 1993-08-03
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