JPH08525B2 - 自動車用の安全ベルト抑止装置のための緊張手段 - Google Patents

自動車用の安全ベルト抑止装置のための緊張手段

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JPH08525B2
JPH08525B2 JP2270322A JP27032290A JPH08525B2 JP H08525 B2 JPH08525 B2 JP H08525B2 JP 2270322 A JP2270322 A JP 2270322A JP 27032290 A JP27032290 A JP 27032290A JP H08525 B2 JPH08525 B2 JP H08525B2
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roller
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tensioning
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フェール アルツル
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ティーアールダブリュ レパ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンク
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、火薬を装填したピストン/シリンダ緊張駆
動手段を含む自動車用の安全ベルト抑止装置のための緊
張手段に係る。このピストン/シリンダ緊張駆動手段
は、一方においてはピストンに係合し、他方においては
シリンダと係合する取付片を介して、安全ベルト抑止装
置の力がかかる経路中に挿入されている。この取付片の
うちの一方は安全ベルトに係止され、他方は自動車の車
体に係止されている。
従来技術及び発明が解決しようとする課題 安全ベルト抑止装置のための緊張手段であってベルト
引込器と係合していて作動時にベルト引込器に若干のウ
ェブ長さが巻き付いてベルト装置からベルトの弛緩を除
去するものは既に知られている。
しかし、安全ベルト装置の力の流れに経路中に直接に
挿入されるベルト緊張手段であって例えば自動車車体に
引き留められたシリンダと、その内部において火工式
(すなわち、火薬が装填されてガスが発生するような方
式)ガス発生器によって作用され得そしてそれにベルト
ロックがピストンロッドを介して結合されているピスト
ンとの形式にされているものもまた知られている。その
ような既知緊張手段は実質的に損失無しに作動しそして
高反応速度によっても傑出している。何故ならば、それ
は安全ベルト装置の力の流れの経路に直接に挿入される
からである。しかし、それはその大きさ全体長さの故に
在来の自動車に一体的に組み込むことはほとんど不可能
である。
機械的緊張駆動手段を有する緊張手段もまた既に提案
されている。これら構成においては緊張駆動作用は蓄力
器、例えば緊張されたばね、から得られる。しかし、そ
のような蓄力器は緊張動程に従って比較的急速に弱化
し、その結果、緊張道程の終りに近付くと、満足される
緊張力は蓄力器または貯力手段が対応的に大きい寸法を
付与されている場合にのみ獲得され得る。しかし、規定
自動車減速度においてそのような強力寸法蓄力器の限定
釈放に関して大きな困難が遭遇される。
本発明は高緊張力を発生し、極めて短かい時間内に緊
張を達成し、そしてその小さな全体長さと有利な形状と
により在来の自動車に容易に一体的に組込まれ得る緊張
手段を実現するという問題に基づくものである。
課題を解決するための手段 後に説明すると本発明の実施例に用いられている符号
を参考のために付記して記述すると、本発明は、火薬を
装填したピストン/シリンダ緊張駆動手段を含む自動車
用の安全ベルト抑止装置のための緊張手段であって、前
記ピストン/シリンダ緊張駆動手段は、一方においては
ピストンに係合し、他方においてはシリンダと係合する
取付片を介して、前記安全ベルト抑止装置の力がかかる
経路中に挿入されており、前記取付片のうちの一方は安
全ベルトに係止され、他方は直接に又は自動車の座席を
介して自動車の車体に係止されている前記緊張手段にお
いて、 前記ピストン/シリンダ緊張駆動手段のうちの少なく
とも1つのシリンダ30はシリンダブロック16に形成さ
れ、このシリンダブロック16は、車体又は座席に固定さ
れた案内部材12上を前記シリンダ30の軸線に平行に変位
可能に案内されるようになっており、 前記ピストン/シリンダ駆動手段のピストン36はピス
トンロッド40の一端に形成されており、このピストンロ
ッド40は軸線方向の圧力に抵抗するようになっており、
前記緊張手段の準備位置において前記ピストン36は前記
ピストンロッド40とともに前記シリンダ30内に挿入され
ており、 前記ピストンロッド40の他端は前記案内部材12に支持
されていることを特徴とする。本発明に従う緊張手段に
おいては、その作動時、前記ピストンは運動せず、取付
片、例えばベルトロックの取付片、を結合されている前
記シリンダが運動する。作動即応状態においては、前記
ピストンはピストンロッドと共に前記シリンダ内に完全
に挿入されており、従ってピストン/シリンダ緊張駆動
手段は、緊張道程とほとんど同じ長さを有する。緊張手
段は安全ベルト装置の力流れ経路中に直接挿入されてい
るから、緊張は実質的に無損失で生じ、従って緊張駆動
手段は前記ベルト引込器と結合される緊張手段における
それより小さい寸法に付与され得る。かくして、必要な
緊張力は対応的に小さい直径寸法のピストン/シリンダ
駆動手段によって獲得され、従って緊張駆動手段全体を
緊張手段の横方向においても同様に小さい全寸法を必要
とするにすぎない。
本発明の一実施例であって板形状にされたシリンダブ
ロック内にシリンダが形成されているものは特に有利で
ある。シリンダブロックの特に平たい構造形式は、さら
に有利な一実施例に従って、平行離間して同じシリンダ
ブロック内に配列された2個のピストン/シリンダユニ
ットであって1個の共通火工式ガス発生器によって作用
されるようにされたものが使用されるとき得られる。各
個のピストン/シリンダユニットは、同じ緊張力を得る
ための単一ピストンシリンダユニットより小さい直径を
有するから、板形状シリンダブロックの厚さはさらに減
宿される。
本発明に従う緊張手段は、緊宿作動に続いて安全ベル
ト装置における荷重ピークを小さくするエネルギー変換
器を作用させるための有利な条件を提供する。本発明の
さらに進んだ一実施例に従えば、ピストン/シリンダ緊
張駆動手段は同時に逆ブレーキを形成し、該逆ブレーキ
は、緊張が生起した後、エネルギー変換によってシリン
ダブロックのその出発位置の方向への戻り運動を可能に
する。在来の緊張駆動手段は戻り阻止機構を設けられて
いる。もし戻り阻止機構に代えて、シリンダブロックの
その出発位置の方向への制御された戻り運動を、シリン
ダブロック材料を塑性変形させるための変形の仕事に運
動エネルギーを同時的に変換することによって可能にす
る戻りブレーキ(ピストンが駆動される方向とは反対に
移動することを制動するもの)が使用されるならば、荷
重ピークの無い特に有利な力輪郭が、緊張段階に引き続
いてウェブ系において生じることが判明した。そのよう
なエネルギー変換戻りブレーキは、ピストンとピストン
ロッドとの間に、軸方向においては各環状肩部により、
半径方向内方においてはその小底面がピストンの側に位
置する円錐面によりそれぞれ画成された取巻く自由空間
が形成され、該自由空間内にその平均半径方向深さに実
質的に一致する直径の複数の転子要素が収容され、これ
ら転子要素がシリンダ壁材料中に貫入してその塑性変形
が長手方向の溝の形成に伴って生じることによって制動
作用が発生されるから、何らの追加費用を要することな
しに実現され得る。シリンダ材料に加えて転子要素の直
径及び個数は、再生可能的に限定された戻り制動力が発
生されるように、互いに調整選択される。各個の転子要
素は総制動力が転子要素の個数によって設定され得るよ
うにして再現性が可能な大きさのものを制動力に提供す
ることが認められた。転子要素の直径はシリンダブロッ
ク材料中への規定貫入深さが得られるように寸法が決定
される。シリンダブロックのためには比較的軟質の材
料、好ましくはアルミニウムまたはアルミニウム合金、
であってその塑性変形が容易に制御され得るものが使用
される。
火工式ガス発生器のために信管が必要とされる。火工
式緊張駆動手段を有する在来緊張手段は、自動車の減速
度を評価する複雑な電子装置を通じて作動される電気導
火線を装備されている。
本発明に従う緊張手段は、簡単な機械的発火機構であ
って自動車感知特性(自動車の速度に感応する特性)で
直接的に反応しそして複雑な電子装置または電気接続線
を必要としないものを装備され得ることが判明した。各
緊張手段はその固有の機械的発火機構を設置され得るか
ら自律的ユニットを構成する点が特に有利である。
前記機械的発火機構の一好適実施例は、枢動自在に取
付けられた自動車を感知する慣性質量と、ばね荷重に付
与されて枢動自在に取付けられた撃片と、その自由端を
ガス発生器と衝撃信管に対向位置させそしてその他端を
前記撃片に対向位置させて配列された発火ピンと、作動
即応状態で前記撃片を前記発火ピンの対向端から少し離
して保持しそして制止閾値突破後の前記慣性質量の感車
枢動と同時に前記撃片を釈放し、従って該撃片が前記ば
ねの偏圧作用下で前記発火ピンの対向配置端に対して駆
動され、前記発火ピンを打撃しそして前記発火ピンを介
してガス発生器を発火させるようにされた引金機構とを
有する。前記引金機構は好ましくはローラ式阻止機構と
して構成される。そのようなローラ式阻止機構は発火ピ
ンから遠い撃片端に取付けられた保持ローラ、慣性質量
に取付けられた釈放ローラ、ハウジングに固定して取付
けられた支持ローラ、及び保持ローラと釈放ローラと支
持ローラとの間に作動即応状態に保たれる浮動阻止ロー
ラを有する。作動即応状態において浮動阻止ローラは、
保持ローラと支持ローラとの間に、それが釈放ローラに
よって確保される一死点越え位置(そのままでは静止し
ていられない位置であって、他の部材に保持されてはじ
めて静止していられるような位置)を取る。一方、釈放
ローラはハウシングに固定された受台部材によってそれ
が支持される一死点越え位置に配置される。慣性質量の
感車枢動と同時に釈放ローラは浮動阻止ローラを釈放
し、従って、該阻止ローラは支持ローラと保持ローラと
の間から放出され、それにより、保持ローラの経路が啓
開され、従って撃片はばねの偏圧作用下で発火ピンに向
かって駆動される。
本発明にその他の特徴及び利点は、いくつかの実施例
につき以下述べる説明からそして参照される図面から明
らかになるであろう。
実施例 説明される緊張手段の実施例は、ベルトロック10と自
動車の車体または自動車の座席(図示されていない)と
の間に据付けるように意図されている。自動車の車体ま
たは自動車の座席に対する取付けは、折曲取付突片14を
設けられた案内板12を介して達成される。案内板12には
全体として板形状にされたシリンダブロック16が摺動可
能に取付けられており、前記シリンダブロック16は平面
図において矩形でありそして長手方向の一端部に前記ベ
ルトロック10がその取付突片20を介して取付ボルトまた
はピン18によって確保されている。取付ピン18の軸部22
はシリンダブロック16の引留孔24を貫通しそして案内板
12の長手方向のスロット26を通って係合する。シリンダ
ブロック16は好ましくはアルミニウムのプレスされた輪
郭部材でありその長手方向縁部分に沿って一体形成され
た部分的に円筒形の縁ストリップ28を設けられている。
前記縁ストリップの区域内にシリンダブロック16はシリ
ンダ30を形成する孔を設けられる。シリンダ30はベルト
ロック10の側において開いており、そして反対側におい
て環状肩部32によって境界を画成され、そしてシリンダ
ブロック16の狭い側に沿って延びるガス作用通路34内に
開通している。ピストン36が環状肩部32に当接しそして
円錐形の軸部38を介して剛性ピストンロッド40と結合さ
れている。ピストンロッド40はピストン36から遠いその
端に案内板12の対応開口44内にフォームロック様式で嵌
合する山形にされた支持部分42を有する。第1図及び第
2図に示される作動即応状態において、ピストン36、軸
部38及びピストンロッド40はシリンダ30内に完全に挿入
されている。支持部分42のみがシリンダ30から突出し、
従って、ピストン36はピストンロッド40を介して案内板
12において支持されるに過ぎない。弾薬筒形のガス発生
器46がピストン36から遠いガス作用通路34の端部内に挿
入されそしてシリンダブロック16の対応する狭い側に開
通している。前記ガス発生器46は衝撃信管48を設けられ
ており、衝撃信管48は後述される発火機構の発火ピン50
の一端に対向して配列されている。
円錐形の軸部38の区域において、軸方向においてそれ
ぞれの環状肩部によって、半径方向内方において軸部38
の表面によって、そして半径方向外方においてシリンダ
30の内面によってそれぞれ画成される自由空間が形成さ
れる。前記自由空間には鋼球の形式にされた複数の転子
要素52が円周方向に配列されている。前記転子要素52の
直径は軸部38の中心においてそれらを受ける自由空間の
半径方向の高さと実質的に等しい。弾性のOリング54に
よって、転子要素52は軸部38の外面に沿って押圧されて
シリンダ30の内壁と係合する。
後に詳細に説明される発火機構は平坦なハウジング56
内に収容される。ハウジング56は、その一方の狭い側を
シリンダ30から遠いシリンダブロック16の長手方向端縁
に対向位置させて配列されそしてハウジング56の底板60
に一体形成されたアングル片58を介して案内板12に確保
される。アングル片58には案内ストリップ62が一体形成
されており、案内ストリップ62はシリンダ30から遠いシ
リンダブロック16の狭い縁に沿って形成された溝64に係
合する。案内板12はそのシリンダ30に隣接する側に折曲
案内部65を設けられており、折曲案内部65は案内ストリ
ップ62に対向して位置されていてシリンダブロック16を
支持し、かくして、案内板12における、そして、案内ス
トリップ62と折曲案内部65との間におけるシリンダブロ
ック16の完璧な案内に寄与する。
以上説明された緊張手段の作動の態様が次に詳細に説
明される。
第1図及び第2図に示される作動即応状態においてベ
ルトロック10は、シリンダブロック16を介して易作動位
置、例えば自動車座席の傍ら、に保持される。シリンダ
ブロック16は一極端位置即ち取付ピン18の軸部22が折曲
取付突片14から遠い長手方向のスロット26の端に当接す
る位置に配置されている。この状態において、ピストン
36、軸部38及びピストンロッド40はシリンダ30内に完全
に没入している。ハウジング56内に配置された発火機構
は、発火ピン50を衝撃信管48内へ駆動してガス発生器46
を発火させるための予決定された大きさを超える自動車
の減速度に感車的に反応する。活性化されたガス発生器
46は加圧されたガスを発生し、ガスはガス作用通路34を
通ってシリンダ30に進入しそして、ピストン36が案内板
12において支持されているから、シリンダブロック16を
折曲取付突片14の方向に駆動する。この過程においてピ
ストン36、軸部38及びピストンロッド40は剪断応力を生
じさせられる。かくしてシリンダブロック16は長手方向
のスロット26の長さに相当する規定緊張距離を数ミリセ
カンド内に駆動される。この緊張運動の終端は、取付ピ
ン18の軸部22が長手方向のスロット26の、折曲取付突片
14に近い端に当接するとき到達される。ベルトロック10
はシリンダブロック16によって同伴されそしてそれによ
り安全ベルト装置に緊張力を供給する。
緊張が生じた後、安全ベルト装置において自動車搭乗
者の前進運動が始まるとき、高応力ピークが生じ得る。
これらピークを小さくするため、本発明によって提供さ
れる緊張装置においては、転子要素52、円錐形の軸部38
及びシリンダ30の内壁によって形成される締付阻止機構
は、戻り阻止機構としてではなく、戻りブレーキとして
構成されている。転子要素52の直径と、シリンダブロッ
ク16がそれから形成される材料は、転子要素52がシリン
ダ30の壁内に再生可能的に限定された深さに達するまね
貫入しそしてシリンダ30の壁が長手方向の溝を形成する
ように変形させるように互いに調整されている。このよ
うにして各個の転子要素52は容易に制御され得る制動力
を発生する。総制動力は転子要素52の個数によって左右
され、従って所望の大きさに転子52の個数を介して設定
され得る。この戻りブレーキは、安全ベルト装置内に導
入されるエネルギーがシリンダブロック16の材料を塑性
変形させるための変形の仕事にそれによって変換される
エネルギー変換器を構成する。
第7図はガス発生器46の活性化に先立つ時点における
シリンダ30の内周面に接触する円錐形の軸部38を包囲す
る転子要素52を示す。第8図は前記転子要素52を、軸部
38の外周面によって半径方向外方に押圧されている位置
即ちそれらがシリンダブロック16の材料内に貫入させら
れて前記材料を塑性変形させた位置において示す。第8
図に示される状態は、緊張が生じた後、前に説明された
戻りブレーキが機能し始めたとき生起する。極端な場合
においては、シリンダブロック16はほとんどその初位置
まで後退運動させられ、従って、安全ベルト装置内に導
入されたエネルギーの相当な部分が塑性変形に変換され
る。従って、自動車搭乗者はこのようにして有害な応力
または荷重ピークから保護される。
第4図及び第5図においては、緊張手段は緊張が生じ
た後の姿勢を実線で示され、一方、作動即応位置におけ
るベルトロック10の位置が破線で示されている。緊張動
程は長手方向のスロット26の長さに実質的に合致する量
Rによって示される。第5図は、緊張位置においてシリ
ンダブロック16のベルトロック10から遠い狭い端縁は折
曲取付突片14の末端を越えては突出しないから、シリン
ダブロック16の緊張運動のための構造空間は全く必要と
されないことを示す。さらに、第5図は折曲取付突片14
の折曲げはその結果として折曲取付突片14を自動車車体
または座席に引留める取付ピンがシリンダブロック16の
運動経路の外に移転されるから有利であることを示す。
第6図はピストン36に対するシリンダ30の取付けを容
易にする一方法を示す。この方法はピストンロッド40A
に沿って軸方向に摺動し得る割スリーブ66がピストン36
とともに該ピストンロッド40Aに対して押付けられそし
てピストンロッド40Aがシリンダ30内に挿入されること
から成る。転子要素52は円錐形の軸部36とシリンダ30の
内壁との間のそれらの締付位置に弾性のOリング54によ
って押圧されるから、それらは挿入方向へのピストン36
とシリンダ30との間の相対運動に抵抗する。次いで、割
スリーブ66はピストン36に隣在するその端が転子要素52
に当接して弾性のOリング54に対抗して作用するまでピ
ストンロッド40Aに対して推進される。この状態におい
ては、転子要素52は何らの締付作用も発揮し得ない。組
立てが完了したとき、割スリーブ66は取り外され得る。
第9図及び第10図はおのおの4個の転子要素52を有す
るに過ぎない変形構造を示す。第9図に示される実施例
においては、転子52は小さい直径の玉68によって互いか
ら離されている。第10図に示される実施例においては、
転子要素52はケージ70内に保持されている。ケージ70は
第11図に単独で示されており、転子要素52を互いから均
等円周方向間隔を保つ。
第12図は第6図における弾性のOリング54と類似の態
様で転子要素52をシリンダ30の内面に対して偏圧する弾
性部材として作用しているケージ70を示す。
第13図に示される実施例においては、転子要素52に対
するこの作用は、ピストン36と転子要素52との間に配置
される板ばね72によって生じさせられる。
次に第14図〜第16図を参照して発火機構が説明され
る。
平たいハウジング56の内部に全体としてU字形のあぶ
み部材の形式にされた慣性質量80が配置され、該慣性質
量80は、一方の足の自由端において、ハウジングに固定
されたピン82に枢動自在に取付けられている。二腕レバ
ーの形式にされた撃片84が、ハウジングに固定されたピ
ン86に枢動自在に取付けられている。撃片84の一方の腕
は圧力ばね88によって発火ピン50の自由端の方向に押圧
されている。前記発火ピン50は圧力ばね88から少し離れ
て反対側に位置されている。撃片84の他方の腕の自由端
には保持ローラ90が回転自在に取付けられている。さら
に、ハウジングに固定されたピン92には支持ローラ94が
回転自在に取付けられている。支持ローラ94と保持ロー
ラ90との間には浮動阻止ローラ96が配置される。最後
に、釈放ローラ100が慣性質量80の他方の足の自由端に
回転自在に取付けられている。
次に第17図を参照すると、浮動阻止ローラ96は三角形
の各コーナーに配列される保持ローラ90、支持ローラ94
及び釈放ローラ100の間に配置されそして各場合におい
てその外周面によって前記諸ローラの外周面に当接す
る。保持ローラ90は圧力ばね88の作用によって圧迫され
て浮動阻止ローラ96の外周面に対して当接し、次いで浮
動阻止ローラが釈放ローラ100の外周面を押圧する。何
故ならば、浮動阻止ローラ96が支持ローラ94の外周面に
よって支持されるからである。浮動阻止ローラ96は支持
ローラ94と保持ローラ90との間において一死点越え位
置、即ち保持ローラ90の中心点と支持ローラ94の中心点
とを通る直線102と保持ローラ90の中心点と浮動阻止ロ
ーラ96の中心点とを通る直線104との成す角度αが数度
の大きさであることによって特徴づけられる位置、に配
置される。従って、浮動阻止ローラ96は釈放ローラ100
に向かって運動する傾向を有する。前記釈放ローラ100
自体は一死点越え位置、即ち浮動阻止ローラ96の中心と
釈放ローラ100の中心点とを通る直線106と保持ローラ90
の中心点と支持ローラ94の中心点とを結ぶ直線102に対
し垂直に延びる直線108との間に形成される角度βによ
って特徴づけられる位置、に配置される。釈放ローラ10
0は角度βを増す方向に運動するその傾向に従い得な
い。何故ならば、慣性質量80が2個の足を結合するその
ウェブの内面によって支持ローラ94の外周面に当接する
からである。しかし、それによって釈放ローラ100が準
安定位置に維持される他の一ストップに慣性質量80が当
接することは同様に可能であろう。
慣性質量80は自動車を感知する釈放要素を構成する。
その質量慣性に基く自動車減速度の作用下で慣性質量80
は、角度α,βの大きさ、圧力ばね88の力及び撃片84の
梃子の作用によって限定されそして正確に設定され得る
予決定制止閾値が突破されるや否や、ピン82を中心とし
て矢印110(第14図)の方向に枢動される。制止閾値が
突破される、即ち釈放ローラ100が最初角度β(第17
図)の減少方向に運動し、そして次にそれを超えると同
時に、圧力ばね88は慣性質量80が矢印110(第14図)の
方向にさらに枢動するように補助し、その結果、慣性質
量80の枢動は高角加速度を以て行われる。極短時間間隔
内に釈放ローラ100は浮動阻止ローラ96を釈放し、前記
ローラ96は保持ローラ90と支持ローラ94との間から放出
されるとともに保持ローラ90の通路を啓開し、従って撃
片84は圧力ばね88の作用下で矢印112(第14図)の方向
に枢動して発火ピン50の隣接自由端に対して駆動衝突せ
しめられる。発火ピン50はその反対自由端を以て衝撃信
管48内に貫入してガス発生器46を活性化する。この状態
が第2図に示されている。
浮動阻止ローラ96の組立てを容易にするため、慣性質
量80の枢架された足の自由端に、嘴状の突起114が一体
形成されており、前記突起は第4図に示される作動即応
位置に在るとき浮動阻止ローラ96に対して指向されそし
てそれから少し離れて終端するように構成されている。
第18図に示される緊張手段の変形構造においては、ベ
ルトロックはシリンダブロック16に取付突片20によって
確保されず、端結合部または偏向結合部10Aによって確
保されている。
第19図に示される実施例においては、ピストン/シリ
ンダ緊張駆動手段は2個のピストン/シリンダユニット
120,122を設けられ、これらユニット120,122は同じシリ
ンダブロック16A内にその縦縁部に沿って互いに平行離
間関係を以て配列されそして共通の火工式ガス発生器46
の作用を受けるようにされている。各個のピストン/シ
リンダユニット120,122は、第1図〜第5図に示される
実施例におけるシリンダ30にそれより小さい直径を以て
作られており、従ってシリンダブロック16Aは全体とし
てより小さい全高を有する。
第19図からさらに明らかであるように、ベルトロック
に代えてベルト引込器10Bが取付突片20を介してシリン
ダブロック16Aに結合されている。
その他の点においては第18図及び第19図に示される実
施例は、前に説明された実施例と比較して変わっていな
い。従って、それらはこれ以上詳細には説明されない。
第20図及び第21図に示される実施例も基本的には前に
説明された実施例と同じ構造にされている。それらが後
者から異なる点は、安全ベルト装置の取付部がシリンダ
ブロック16B(第20図)または16C(第21図)に直結され
ず、可撓の被覆ケーブル130を介して結合されることだ
けである。第21図に従う実施例においては、前記被覆ケ
ーブル130は、さらに、偏向ローラ132によって偏向され
る。案内部材12はアングルアーム12Aを有し、該アング
ルアーム12Aにおいてベルトロック10が長手方向に変位
可能に案内されそして偏向ローラ132が回転可能に取付
けられる。第21図に示される実施例のもう一つの特色
は、安全ベルト装置が使用されないかぎり慣性質量80が
その作動即応位置に確保され続けることである。この目
的のために、ピン140が慣性質量80に係合する。該ピン1
40はハウジング56のハウジング孔内に変位可能に嵌装さ
れて、ベルトロック10内に差込舌片が差込まれないかぎ
り、慣性質量80の運動経路に突出している。ベルトロッ
ク10内への差込舌片の差込運動は被覆ケーブル130を介
してピン140へ伝達され、次いで前記ピン140は慣性質量
80の運動通路から撤退されそして後者を釈放する。確保
手段の多数の構成形式が可能であるから、前記確保手段
はここでは単に象徴的に説明される。
第1図と第20図または第21図とを比較すると、説明さ
れた発火機構は自動車感知様式で反応するが、それは特
定据付方向に制限されないことが示される。慣性質量80
の重心と枢軸とを通る直線が垂直線に対して約45゜の角
度を成すような特定据付方向が有利である。その場合、
発火機構は同様に90゜回転されても修正されないで据付
けられ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は緊張手段の第1の実施例の部分断面図、第2図
は第1図の緊張手段の概略側面図、第3図は第1図及び
第2図の示される緊張手段の分解部品斜視配列図、第4
図は第1図から第3図に示される緊張手段の作動様式を
説明するための部分断面図、第5図は第1図から第3図
に示される緊張手段の作動様式を説明するための概略側
面図、第6図は緊張手段のピストン/シリンダユニット
の概略縦断面図、第7図はその関連戻りブレーキの作動
前におけるピストン/シリンダユニットの横断面図、第
8図は戻りブレーキの機能完遂時点におけるピストン/
シリンダユニットの横断面図、第9図及び第10図は、そ
れぞれ、ピストン/シリンダユニットの構造修正型の横
断面図、第11図は第10図において見られる転子要素のた
めのケージの斜視図、第12図はピストン及び転子要素と
関連するピストンの一実施例の構造を示す概略縦断面
図、第13図は第12図に示された実施例の一修正型の概略
縦断面図、第14図は説明された緊張手段の実施例におい
て用いるのに好適な、作動即応状態に在る機械的発火機
構の概略断面図、第15図は活性化状態における第14図の
発火機構の概略断面図、第16図は第14図及び第15図に示
される発火機構の分解部品斜視配列図、第17図はローラ
式阻止機構として構成された引金機構の概略部分図、第
18図は緊張手段のもう一つの実施例の概略平面図、第19
図は緊張手段の第3の実施例の概略部分断面図、第20図
は緊張手段の第4の実施例の概略部分断面図、第21図は
緊張手段の第5の実施例の概略部分断面図である。 図面上、10……ベルトロック、12……案内板、16……シ
リンダブロック、20……取付片、22……軸部、26……ス
ロット、30……シリンダ、34……ガス作用通路、36……
ピストン、40……ピストンロッド、46……ガス発生器、
48……衝撃信管、50……発火ピン、52……転子要素、56
……ハウジング、62……案内ストリップ、64……溝、80
……慣性質量、84……撃片、90……保持ローラ、94……
支持ローラ、96……浮動阻止ローラ、100……釈放ロー
ラ、120,122……ピストン/シリンダユニット、130……
被覆ケーブル。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火薬を装填したピストン/シリンダ緊張駆
    動手段を含む自動車用の安全ベルト抑止装置のための緊
    張手段であって、前記ピストン/シリンダ緊張駆動手段
    は、一方においてはピストンに係合し、他方においては
    シリンダと係合する取付片を介して、前記安全ベルト抑
    止装置の力がかかる経路中に挿入されており、前記取付
    片のうちの一方は安全ベルトに係止され、他方は直接に
    又は自動車の座席を介して自動車の車体に係止されてい
    る前記緊張手段において、 前記ピストン/シリンダ緊張駆動手段のうちの少なくと
    も1つのシリンダ(30)はシリンダブロック(16)に形
    成され、このシリンダブロック(16)は、車体又は座席
    に固定された案内部材(12)上を前記シリンダ(30)の
    軸線に平行に変位可能に案内されるようになっており、 前記ピストン/シリンダ駆動手段のピストン(36)はピ
    ストンロッド(40)の一端に形成されており、このピス
    トンロッド(40)は軸線方向の圧力に抵抗するようにな
    っており、前記緊張手段の準備位置において前記ピスト
    ン(36)は前記ピストンロッド(40)とともに前記シリ
    ンダ(30)内に挿入されており、 前記ピストンロッド(40)の他端は前記案内部材(12)
    に支持されていることを特徴とする緊張手段。
  2. 【請求項2】前記シリンダブロック(16)は平板として
    形成されており、この平板は平面図においてほぼ矩形で
    あって、その一方の長手方向縁に沿って前記シリンダ
    (30)を形成する孔が備えられ、前記ピストン(36)及
    び前記ピストンロッド(40)が前記準備位置において前
    記孔内に配置され、前記ピストン(36)が位置する方の
    前記孔の端側は、ガス作用通路(34)に連通されてお
    り、前記孔の反対端側は開いており、前記ガス作用通路
    (34)は前記平板の狭い側に沿って前記シリンダ(30)
    の軸線を横断して配置されており、前記ガス作用通路
    (34)の前記シリンダ(30)から遠い方の端部は、火薬
    を装填したガス発生器(46)のための受孔としての形状
    を有している、特許請求の範囲第1項記載の緊張手段。
  3. 【請求項3】前記案内部材(12)は板として形成されて
    おり、この板は前記シリンダ(30)の軸線に平行な長手
    方向スロット(26)を含んでおり、1つの取付片(20)
    がボルト又はピン(18)によって前記シリンダブロック
    (16)は固定されており、このボルト又はピン(18)の
    軸部(22)は前記長手方向スロット(26)を貫通してい
    る、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の緊張手段。
  4. 【請求項4】板として形成されている前記シリンダブロ
    ック(16)には、前記シリンダ(30)から遠い方の他方
    の長手方向縁に沿って溝(64)が備えられ、この溝(6
    4)内には前記案内部材(12)に固定された案内ストリ
    ップ(62)が係合されている、特許請求の範囲第2項又
    は第3項記載の緊張手段。
  5. 【請求項5】前記ピストン(36)と前記ピストンロッド
    (40)との間には取り囲まれた自由空間が備えられてお
    り、この自由空間は軸線方向においては前記ピストン
    (36)及び前記ピストンロッド(40)のそれぞれの環状
    肩部によって画成され、半径方向内方においてはその小
    さい方の基部が前記ピストン(36)の側に配置される円
    錐面によって画成されており、この自由空間には複数個
    の転子要素(52)が収容されており、この転子要素(5
    2)の直径は前記円錐面の大きい方の基部と小さい方の
    基部との間の中間点で測った前記自由空間の深さにほぼ
    相当しており、これら転子要素(52)は、それらを取り
    囲む前記シリンダ(30)の壁と協働して、前記ピストン
    (36)が駆動される方向とは反応方向に移動することを
    制動するための戻りブレーキを形成しており、この戻り
    ブレーキの制動効果は、前記ピストン(36)が前記反対
    方向に移動しようとすると、前記転子要素(52)が前記
    シリンダ(30)の壁の材料内に貫入して、その材料に長
    手方向の溝を形成するような塑性変形を生じさせること
    によってもたらされるものであり、これら転子要素(5
    2)の個数と直径、及び前記シリンダ(30)の壁の材料
    は、所要の再現性のある制動効果が生じるように、選定
    されており、これら転子要素(52)は円周方向に等間隔
    で互いに隔置して保持されている、特許請求の範囲第1
    項から第4項までのいずれか1つに記載の緊張手段。
  6. 【請求項6】前記ピストン/シリンダ緊張駆動手段は2
    つの平行なピストン/シリンダユニット(120、122)を
    含み、これらユニット(120、122)は同じシリンダブロ
    ックに隔置されており、また、これらユニット(120、1
    22)は、火薬によってガスを発生せしめる共通のガス発
    生器(46)によって作動されるようになっている、特許
    請求の範囲第1項から第5項までのいずれか1つに記載
    の緊張手段。
  7. 【請求項7】1つの偏向ローラ(32)によって案内され
    る可撓性の被膜ケーブル(130)が前記シリンダブロッ
    ク(16B、16C)にその一端において固定され、その他端
    において、長手方向に変位自在に案内される取付片に固
    定されている、特許請求の範囲第1項から第6項までの
    いずれか1つに記載の緊張手段。
  8. 【請求項8】火薬によってガスを発生せしめるガス発生
    器(46)が機械的発火機構と協働するようになってお
    り、この機械的発火機構は、 自動車の速度に感応するように枢動可能に接着された慣
    性質量(80)と、 ばね(88)荷重を付与されて枢動可能に取付けられた撃
    片(84)と、 その自由端がガス発生器(46)の衝撃信管(48)に対向
    して位置され、その他方端が前記撃片(84)に対向して
    位置されるように配置された発火ピン(50)と、 準備状態においては前記撃片(84)に対する前記発火ピ
    ン(50)の対向端から距離を置いて前記撃片(84)を保
    持している引金機構であって、自動車の速度に感応して
    前記慣性質量(80)が枢動して制止しきい値を超えた後
    に、前記撃片(84)を解放するようになっており、解放
    された前記撃片(84)はばね(88)荷重の作用によって
    前記発火ピン(50)の対向端に向かって枢動された該発
    火ピン(50)を打撃し、この発火ピン(50)が前記ガス
    発生器(46)を発火させるようになっている、前記引金
    機構と、を含む、特許請求の範囲第1項から第7項まで
    のいずれか1つに記載の緊張手段。
  9. 【請求項9】前記引金機構がローラ式阻止機構を含み、
    このローラ式阻止機構は、前記発火ピン(50)から遠い
    方の前記撃片(84)の端部に装架した保持ローラ(90)
    と、 前記慣性質量(80)に装架した釈放ローラ(100)と、 ハウジング(56)に固定的に装架した支持ローラ(94)
    と、 準備状態において、前記保持ローラ(90)、前記釈放ロ
    ーラ(100)、及び前記支持ローラ(94)の間に保持さ
    れた浮動阻止ローラ(96)とを含み、 準備状態において、前記阻止ローラ(96)は前記保持ロ
    ーラ(90)と前記支持ローラ(94)との間にあって、前
    記保持ローラ(90)の中心と前記支持ローラ(94)の中
    心とを結ぶ直線に対して前記阻止ローラ(96)の中心が
    外れていて静止し得ない位置、すなわち死点を越えた位
    置、に前記阻止ローラ(96)が位置しており、この死点
    を越えた位置において前記阻止ローラ(96)は前記釈放
    ローラ(100)によって保持されて静止しており、この
    釈放ローラ(100)も静止い得ない死点を越えた位置に
    位置されており、この死点を越えた位置において前記釈
    放ローラ(100)はハウジング(56)に固定された当接
    部分(94)によって保持されて静止している、特許請求
    の範囲第8項記載の緊張手段。
  10. 【請求項10】前記ハウジングに固定された当接部分
    は、前記慣性質量(80)が支承されている前記支持ロー
    ラ(94)によって形成されている、特許請求の範囲第9
    項記載の緊張手段。
  11. 【請求項11】前記慣性質量(80)はほぼU字状のあぶ
    み部材として形成されていて、その一方の足の端で枢動
    可能に装架されるとともに、その他方の足の端には前記
    釈放ローラ(100)が配置されており、前記あぶみ部材
    は枢動可能に装架された足の端のところに突起(114)
    が備えられ、この突起(114)は前記阻止ローラ(96)
    の方に向かって突出していて、前記阻止ローラ(96)か
    らわずかの距離を置いて終わっており、前記支持ローラ
    (94)は前記あぶみ部材の両方の足の間に配置されてお
    り、前記あぶみ部材の両方の足を連結している部分の内
    側は前記支持ローラ(94)の周縁に支承される、特許請
    求の範囲第9項又は第10項記載の緊張手段。
  12. 【請求項12】固定手段(140、142)が備えられ、この
    固定手段(140、142)は、安全ベルトを使用しない場合
    に、前記慣性質量(80)に係合していて、該慣性質量
    (80)を準備位置に拘束しており、安全ベルトを使用す
    る場合に、前記慣性質量(80)を解放するようになって
    いる。特許請求の範囲第8項から第11項までのいずれか
    1つに記載の緊張手段、
  13. 【請求項13】前記機械的発火機構は、平たいハウジン
    グ(56)内に受け入れられ、このハウジング(56)の狭
    い側は、それを貫通して前記発火ピン(50)が前記シリ
    ンダブロック(16)の狭い側に向かって出てくるように
    配置されており、前記ハウジング(56)は前記案内部材
    (12)に固定されている、特許請求の範囲第8項から第
    12項までのいずれか1つに記載の緊張手段。
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