JPH05105030A - 自動車の緊張手段またはガスバツグ抑止装置の駆動機構 - Google Patents

自動車の緊張手段またはガスバツグ抑止装置の駆動機構

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JPH05105030A
JPH05105030A JP3083772A JP8377291A JPH05105030A JP H05105030 A JPH05105030 A JP H05105030A JP 3083772 A JP3083772 A JP 3083772A JP 8377291 A JP8377291 A JP 8377291A JP H05105030 A JPH05105030 A JP H05105030A
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cam surface
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Artur Foehl
フエール アルツル
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    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F35/00Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
    • B01F35/181Preventing generation of dust or dirt; Sieves; Filters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F35/00Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
    • B01F35/45Closures or doors specially adapted for mixing receptacles; Operating mechanisms therefor
    • B01F35/453Closures or doors specially adapted for mixing receptacles; Operating mechanisms therefor by moving them perpendicular to the plane of the opening
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】車に働く所定の減速度によって容易、正確かつ
長期間再現可能性を以てシートベルトの緊張とガスバッ
グを作動させる機械的な駆動機構を提供する。 【構成】自動車における緊張手段またはガスバッグ抑止
装置を駆動するため、車両感度の高い慣性質量12がハ
ウジング10内に枢動自在に据付けられる。ハウジング
10内に枢着されそして発火ピン30の方向にばね荷重
を掛けられた撃片18が、容易に運動するようにそれに
取付けられたローラ24を介して、慣性質量12のカム
面26に当接する。前記カム面26の輪郭、前記ばね荷
重を掛けられた撃片18の枢動時におけるローラ24の
運動経路及び前記慣性質量12の運動方向が、時間に関
する予決定閾値を超える減速値を積分する電子トリガ回
路のトリガ起動基準が模擬されるような態様を以て互い
に適合させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車における安全ベル
ト抑止装置の緊張手段またはガスバツグ抑止装置のため
の駆動機構であって、ハウジング内に枢動可能にまたは
直動変位可能に取付けられた車両感度の高い慣性質量
と、前記抑止装置に作動的に結合している駆動装置とを
有するものに係る。
【0002】
【従来の技術】車両における安全ベルト抑止装置の緊張
装置またはガスバッグ抑止装置の駆動のためには、釈放
装置即ち引き金装置が必要とされる。特に効率的である
のは電気的駆動装置であって車両の減速値を計算する複
雑な電子機構を有するものである。衝突時に車両内で生
じる減速値は車両の型式の別によって互いに著しく異な
る。各車両は時間の経過に基づく減速値のプロフィール
を表すその固有の“衝突曲線”を有する。偶然による引
き金機構の起動を防止するには、例えば4gの予決定さ
れた閾値を超える減速値のみが考慮に入れられる。急激
な動揺などによって生じ得る瞬間的な減速値ピークが引
き金の釈放を招いてはならない。この理由によって、測
定された減速値は時間に関して積分される。釈放は車両
ごとに異なる予決定積分値においてのみ起こる。電子回
路によれば、何らの困難をも伴うことなく、正確に或る
特定の積分値において引き金の釈放を生じさせることが
可能である。さらに、異なる環境または車両型式に或る
特定電子回路の引き金釈放基準を適合させることにおい
て何らの困難も関連しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電気的に制御
される緊張装置またはガスバッグ抑止装置のおのおのの
ために独立した電気的駆動線が必要とされ、その結果と
して材料及び組立てに関して相当な費用を要する。
【0004】空間的配列及び機能に関して個別的に、各
緊張手段または各ガスバッグ抑止装置と結合され得る機
械的駆動装置は、費用に関しては有利である。しかし、
従来の機械的駆動装置はそれらの引き金釈放基準に関し
制御するのが著しく困難でありそして信頼され得る再現
可能の態様でまたは十分な長期間安定性を以て特定使用
条件に適合されることはほとんど可能でない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は自動車における
安全ベルト抑止装置の緊張手段またはガスバッグ抑止装
置のための駆動または起動機構であって電子的引き種釈
放装置と全く同じ容易性及び正確性を以て且つ長期間再
現可能性を以て特定条件に適合され得る駆動基準を有す
るものを提供する問題に基づいている。
【0006】この問題は、本発明に従って、ハウジング
内に枢動可能に取付けられそして駆動要素の方向にばね
荷重を加えられた撃片が前記駆動要素を起動するために
設けられることと、前記ハウジング内に釈放要素が運動
可能に取付けられ、前記釈放要素に慣性質量が係合し、
そして慣性質量のカム面に沿って容易に運動し得うるに
前記撃片に取付けられたローラを介して前記撃片が前記
慣性質量に当接することと、前記カム面の形状、前記ば
ね荷重を加えられた撃片の駆動間の前記ローラ運動経路
及び前記慣性質量の運動方向が、 − 予決定値を超える減速力が前記慣性質量において生
じないかぎり、前記撃片が駆動要素から離された安定起
動即応位置に確保され; − 予決定値を超える減速力が前記慣性質量において生
じるとき、前記ローラが前記撃片に対するばね作用とは
反対方向に前記釈放要素即ち慣性質量の前記カム面に沿
って転動し、そして前記減速力が減少するとき、前記ロ
ーラが逆の方向に前記カム面に沿って転動することによ
って前記撃片はその安定起動即応位置へ再び戻り;そし
て − 前記予決定値を超える大きさと、予決定速度損失を
与える時間に関する積分値とを有する前記慣性質量にお
ける減速力の作用下において、前記カム面上の前記ロー
ラが、それによって前記釈放要素が突然前記撃片を釈放
して前記駆動要素を起動させる死センター越え効果がそ
れを越えて生じる一点を克服するような態様で互いに対
し適合させられることとによって初めに言及されたタイ
プの駆動機構において解決される。
【0007】本発明に基づく駆動機構のこの実施例を電
子釈放即ち引き金起動装置と比較すると、減速力の予決
定値は、それを超えると積分が電子装置内で開始される
閾値に相当する。電子装置は予決定速度損失及び生じて
いる減速度から引き金起動時点を計算する。予決定減速
値及び予決定速度損失は専らカム面の輪郭によって限定
され得る。その一端においてカム面は好ましくはそれに
対し撃片のローラが起動即応位置で当接する端限界を有
する。好ましくはこの端限界に続いて、カム面の湾曲面
の第1の部分であって前記慣性質量において生じる減速
力の作用下のローラがそこにおいて、それがさらにカム
面の次続部分で転動するためには、前記予決定値に対応
する抵抗を克服しなくてはならない区域が位置する。カ
ム面のこの次続部分は、ローラが前記予決定値を超える
減速力の作用下においてのみ続いて転動するが、該予決
定値よりも低落する減速力下ではローラがその釈放即ち
起動即応位置の方向へ転動復帰することにおいて特徴づ
けられる。カム面のこの部分の急峻度は小さくそしてロ
ーラがほとんど一定または漸増する抵抗に逆らってさら
に転動しそして低減する減速力下ではカム面に沿って転
動復帰するような寸法にされている。実施例においては
カム面が急な跳躍後転部を以て終端することによって得
られる死センター越え効果が生じるのは、カム面のこの
部分の端が到達されるときのみである。
【0008】ローラがそれに抗してカム面に沿って続い
て転動するほとんど一定の抵抗は、枢動可能の駆動要素
を有する実施例においては、小ピッチのアルキメデスの
螺線に相当するカム面によって得られる。
【0009】より容易に運動し得る精密なローラ、撃片
及び釈放要素が据付けられるのに応じて、本発明に従う
駆動機構の釈放基準がより精密に設定され得る。従っ
て、提示実施例においては、これら要素はころがり軸受
を介して据付けられるように設計される。さらに、駆動
機構のハウジングは10年以上の長期間に対する据付け
による容易な運動に及ぼされる影響を排除するために好
ましくは大部分カプセル内に密閉される。
【0010】本発明の若干の有利な実施例は従属請求項
において開示される。
【0011】本発明のその他の特徴及び利点は数個の実
施例に関し以下述べる説明と添付図面から明らかにされ
る。
【0012】
【実施例】図1及び図2に示される緊張手段のための駆
動機構の実施例において、外に対して溶接密閉されたハ
ウジング10内において車両感度の高い慣性質量12が
軸線16を中心として容易に枢動するようにころがり軸
受14上に枢架されている。慣性質量12の重心Sは、
垂直方向に作用する衝撃による影響を十分に排除するた
めに、ハウジング10の据付け状態において軸線16の
概ね垂直方向上方に位置する。さらに、ハウジング10
内において、双腕レバーの形式にされた撃片18が、こ
ろがり軸受20によって枢架される。撃片18は慣性質
量12に面するそのレバー腕の自由端にローラ24を設
置される。前記ローラ24は容易に回転運動するように
ころがり軸受22を介して取付けられる。前記ローラ2
4はその周縁において慣性質量12の湾曲面即ちカム面
26に当接する。撃片18の他方のレバー腕は発火ピン
30に向かう方向に圧力ばね28によって押圧される。
前記発火ピン30はハウジング10の孔32内に変位自
在に据付けられており、ハウジング10の密閉はOリン
グ34によって保証される。発火ピン30はハウジング
10の内部に突出している。ここに図示される実施例に
おいては、前記発火ピンは火工式ガス発生装置38の衝
撃点火器38と協働する。前記火工式ガス発生装置38
は、それ自体、緊張手段(図示せず)の作動のために設
置されている。図示実施例において、慣性質量12はも
どしばね40の作用を常に受けさせられる。もどしばね
40はハウジング10の孔42内に収容されそして押し
部材44を押圧する。押し部材44はその丸頭部によっ
てそれに対向する慣性質量12の面に当接する。水分を
吸収する吸湿性物質46がハウジング10の内側の凹所
に配置される。図1に示されるこの状態において、慣性
質量12は安定起動即応位置、即ちハウジング10の孔
50内で案内されそして被覆ケーブル52を通じて作動
される摺動片48によってそれが確保される位置、に在
る。摺動片48の作用による慣性質量12のその起動即
応位置における拘束は、特別の作動状態においてのみ有
効である。例えば、図1に示される駆動機構は車両座席
内に一体的に組込まれた緊張装置を駆動するため車両座
席上に直接に配置され得る。座席調整時においては、相
当な強さの動揺が生じる可能性は排除され得ない。もし
摺動片48が被覆ケーブル52を介して座席調整レバー
に連結されるならば、慣性質量12は緊張手段の偶然に
よる起動のいかなる恐れをも生じることなしに座席調整
を許すようにその起動即応位置に確保され得る。外に対
する溶接密閉のための手順は、ハウジング10内への被
覆ケーブル52の導入区域においても採用される。
【0013】図2に示されるごとく、摺動片48が慣性
質量12を釈放するとき、慣性質量12はそれにもかか
わらず、ローラ24が当接するカム面26が、慣性質量
12が(第1図で)時計回りに枢動する傾向を発揮する
ような傾斜を撃片18によって歪ませられそして直動さ
れる圧力ばね28の力に対して有するから、その安定起
動即応位置に止どまる。この傾向はもどしばね40によ
ってさらに助けられ得る。しかし、慣性質量12の時計
回りの枢動は不可能である。何故ならば、カム面26が
急峻な端限界であってその面が撃片18の長手方向軸線
に関して横方向に指向されているものを有するからであ
る。
【0014】さて、車両の減速作用下で慣性力が図1に
矢印Fにより表されるごとく慣性質量12の重心Sに働
くとき、そしてもしそこれら慣性力が予決定値を超過す
るならば、慣性質量12はもどしばね40及び圧力ばね
28の作用に抗して逆時計回りに枢動し始め、ローラ2
4はカム面26に沿って概ね一定の抵抗に逆らって転動
する。もし減速力が予決定速度損失が生じるまで続くな
らば、ローラ24は前記カム面26に沿って運動して前
記カム面26が軸線16の方向への急な跳躍後転部を画
成する端点に達する。次いで、ローラ24が突然釈放さ
れることによって死センター越え効果が生じ、従って撃
片18は何らの妨害を受けることなく圧力ばね28によ
って加速される。適切に強力であるように寸法を選ばれ
た圧力ばね28は、撃片18が高運動エネルギーを以て
発火ピン30に衝突するとともにそれを駆動して火工式
ガス発生装置38の衝撃点火器36内に進入させる程度
に撃片18を数度の角度の枢動経路に沿って加速する。
【0015】しかし、もしこの作動間に減速力が予決定
値よりも低く落ちるならば、ローラ24は安定起動即応
位置の方向にカム面26に沿って転がり戻る。
【0016】説明された駆動機構の実施例において、カ
ム面26に沿うローラ24のころがり運動が開始する前
に克服されなくてはならない特定閾値は、もどしばね4
0の存在及びカム面26の急峻度によって限定される。
しかし、そのようなばねはもしカム面26が好適な態様
で画成されるならば不必要にされ得る。そのようなばね
が省除され得る様々の実施例が図8−図10を参照して
後に説明される。
【0017】図1及び図2に従う実施例においては、慣
性質量12は同時に釈放要素即ち引き金要素を形成し、
それにより駆動機構全体のコンパクトな構成が得られ
る。しかし、この実施例によると、空間内におけるハウ
ジング10の配列姿勢は限られた限度内に制限される。
【0018】この制限は図3及び図4に従う実施例にお
いては存在しない。この実施例において、慣性質量は低
質量多腕レバーとして形成されている釈放要素即ち引き
金要素60から分離されて配列される。任意の好適な方
式で容易な直動変位及び枢動のため案内される慣性質量
(図示せず)は被覆ケーブル64を介して前記釈放要素
60の一つの腕62と係合する。他のすべての点では、
この実施例における配列及び様式は図1及び図2の実施
例と相似している。ハウジング10はほとんどの任意の
所望の配列姿勢を以て据付けられる。
【0019】両実施例において、ハウジング10の溶接
密封と、吸湿性物質46の水分吸収作用とによって、引
き金起動基準の設定に関して長期間の高不変性が得られ
る。従って、すべての不可欠機能の容易な運動及び精密
な取付けは、いかなる種類の汚損、腐食またはその他同
様のものによっても損なわれない。
【0020】次ぎに、図5及び図6を参照して、所望の
引き金起動作用の設定に関連するカム面26の画成につ
いて詳細が説明される。
【0021】図5は慣性質量12においてカム面26が
形成される部分を拡大スケールで図示する。前記カム面
26は一端にローラ24のための端限界26aを有す
る。この端限界26aに続いてカム面26の凹面部分2
6bが位置する。実質的に、慣性質量12の枢動軸線1
6に相対する半径r1によって決定される点から前進し
て、カム面26はアルキメデスの螺線によって画成され
る部分26cと合体する。この部分26cに沿うカム面
26のすべての点において、カム面26は対応半径の円
の接線に対して実質的に同じ大きさの角度αを成す。ア
ルキメデスの螺線の任意の点において半径ベクトルと極
角度とは互いに比例することが想起さるべきである。従
って、その軸線16を中心とする慣性質量12の一様の
回転は、カム面26の部分26cに沿って半径方向への
ローラ24の一様の運動を生じさせる。ローラ24は、
従って、慣性質量12が増大する減速力の作用下でで逆
時計回りに回転するとき、少しずつ漸増する抵抗に逆ら
ってカム面26に沿って運動する。しかし、対応半径の
円の接線に対しカム面26の各点において存在する傾斜
は、慣性質量12の重心に働く慣性力が減少すると同時
にローラ24がその安定初位置へ転動復帰する傾向を発
揮するという効果を有する。
【0022】カム面26がローラ24から離れ去りそし
て圧力ばね28によるその枢動を可能にすることによっ
て死センター越え効果が生じるのは、ローラ24がカム
面26の部分26cの端に達したときのみである。
【0023】図6は典型的な“衝突曲線”、即ち車両衝
突時に生じる減速値の時間的変動、をその単純化された
形式で示している。時点t1 までは減速の大きさは値a
1 より小さい。慣性質量12が対応慣性力の作用下でそ
の枢動を開始するのは減速値がa以上のときのみであ
る。この減速値a1 はカム面26の急峻度と、恐らく付
加的にもどしばね40(図1及び図2)とによって設定
される。慣性質量12の逆時計回りの枢動は、減速値の
大きさが値a1 を超えているかぎり続く。もし減速値の
大きさがa1より小さくなるならば、反対方向への慣性
質量12の枢動が生じる。しかし、もし減速値の大きさ
が時点t2 まで依然として値a1 より大きいならば、予
決定速度損失△vが生じそして慣性質量12はそれが死
センター越え位置を通過するまで枢動される。この速度
損失△vは、予決定値a1 を超える減速値の時間に関す
る積分値である。それは典型的には、車両型式に依存す
るが、0.5−1.0m/秒である。
【0024】カム面26の部分26cにおけるローラ2
4のころがり運動間、撃片18の極めて小さい枢動が生
じるに過ぎない。従って、ローラ24はカム面26に対
して圧力ばね28によって概ね一定の力で押される。カ
ム面26の勾配によって、前記概ね一定の加圧力は同様
に概ね一定のもどし力に転換され、前記もどし力は慣性
質量12をその休止位置へ枢動復帰させる傾向を発揮す
る。しかし、慣性質量12の重心Sに働く慣性力が前記
もどし力に打ち勝つやいなやそしてそれに打ち勝つ限
り、慣性質量12は逆時計回りに枢動される。
【0025】図7に示される実施例においては、円筒形
質量要素80及び釈放要素82が棒84に結合され、棒
84は二つの同軸の孔と孔内に配列されたころがり軸受
要素88,90とによって駆動機構のハウジング86内
において容易に運動しそして精密直動変位可能であるよ
うに案内される。釈放要素82の外周縁にはカム面92
が形成され、カム面92はローラ94が当接する。前記
ローラ94は撃片96の自由端に回転自在に取付けられ
ている。撃片96はローラ94がカム面92に対して押
圧されるように圧力ばね98によって荷重をかけられ
る。カム面92は切頭円錐体を形成する。従ってカム面
92はローラ94に対して一定の勾配を有する。駆動機
構のこの実施例における引き金起動作用は、従って、前
に説明された諸実施例におけるそれらと比較できる。
【0026】図8−図10は、それを超えることによっ
て慣性質量の枢動が開始される予決定減速値がカム面の
形状によって制御される異なる構造の修正型を概略的に
図示する。
【0027】図8によれば、カム面はローラ24の外周
縁に概ね適合する形状を有する凹所100を設けられ
る。図9によれば、カム面にはローラの運動方向を横切
って整合されるエッジ102が形成される。図10によ
れば、カム面には二つのエッジによって画成される凹所
104が設けられる。これら構成のすべてに共通するこ
とは、特定減速閾値が超過されるまでは慣性質量12の
枢動が生じないことである。
【0028】以上説明された諸実施例においては、制御
カムは慣性質量即ち引き金要素に形成されそしてローラ
は撃片に取付けられると仮定されている。基本的には、
制御カムが撃片に形成されそしてローラが慣性質量すな
わち引き金要素に取付けられることも可能である。さら
に、駆動要素を介して任意の所望の装置、例えばやはり
純粋に機械的に作動する緊張手段、が駆動され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】起動即応状態における本発明の駆動機構の第1
の実施例の概略断面図。
【図2】起動された状態における図1に示された駆動機
構の実施例の概略断面図。
【図3】起動即応状態における本発明の駆動機構の第2
の実施例の概略断面図。
【図4】起動された状態における図3に示された駆動機
構の実施例の概略断面図。
【図5】本発明の駆動機構の慣性質量即ち引き金要素に
おける制御曲線即ちカム面の拡大概略図。
【図6】本発明の実施例における典型的衝突曲線を示す
線図。
【図7】起動即応状態における本発明の駆動機構の第3
の実施例の概略断面図。
【図8】本発明の引き金機構の枢動を開始させる予決定
減速値を制御するカム面の一変形例を示す概略部分断面
図。
【図9】本発明の引き金機構の枢動を開始させる予決定
減速値を制御するカム面の別の変形例を示す概略部分断
面図。
【図10】本発明の引き金機構の枢動を開始させる予決
定減速値を制御するカム面のさらに別の変形例を示す概
略部分断面図。
【符号の説明】
10 ハウジング 12 慣性質量 18 撃片 24 ローラ 26 カム面 28 圧力ばね 30 発火ピン 36 衝撃点火器 38 火工式ガス発生装置 40 もどしばね 44 押し部材 48 摺動片

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車における安全ベルト抑止装置の緊
    張手段またはガスバツグ抑止装置のための駆動機構であ
    ってハウジング内に枢動可能または直動変位可能に取付
    けられた車両感度の高い慣性質量と、前記抑止装置と作
    動的に結合されている駆動要素とを有するものにおい
    て、ハウジング(10;86)内に枢動可能に取付けら
    れそして駆動要素(30)の方向にばね荷重を加えられ
    た撃片(18;96)が前記駆動要素を起動するために
    設けられることと、前記ハウジング(10)内に釈放要
    素(60;82)が運動可能に取付けられ、前記釈放要
    素に慣性質量(12;80)が係合し、そしてカム面
    (26;92)に沿って容易に運動し得るように前記撃
    片に取付けられたローラ(24;94)を介して撃片
    (18;96)が前記慣性質量に当接することと、カム
    面(26;92)の形状、前記ばね荷重を加えられた撃
    片(18;96)の枢動間のローラ(24;94)の運
    動経路及び前記釈放要素(60;82)の運動方向が、 − 予決定値(a1 )を超える減速力が慣性質量(1
    2;80)において生じないかぎり、撃片(18;9
    6)が駆動要素(30)から離された安定起動即応位置
    に確保され; − 予決定値(a1 )を超える減速力が慣性質量(1
    2;80)において生じるとき、ローラ(24;94)
    が撃片(18;96)に対する前記ばね作用とは反対方
    向に釈放要素(60;82)のカム面(26;92)に
    沿って転動し、そして前記減速力が減少するとき、ロー
    ラ(24;94)が逆の方向にカム面(26;92)に
    沿って転動することによって撃片(18,96)がその
    安定起動即応位置へ再び復帰し;そして − 予決定値(a1 )を超える大きさと、予決定速度損
    失(△v)を与える時間に関する積分値とを有する慣性
    質量(12;80)における減速力の作用下において、
    カム面(26;92)上のローラ(24;94)が、そ
    れによって釈放要素(60;82)が突然撃片(18;
    96)を釈放して駆動要素(30)を起動させる死セン
    ター越え効果がそれを越えて生じる一点を克服する ような態様で互いに対し適合させられることとを特徴と
    する駆動機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される駆動機構におい
    て、慣性質量(12)が釈放要素と一体に形成されるこ
    とを特徴とする駆動機構。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載される駆動機構におい
    て、前記慣性質量が偏向要素によって釈放要素(60)
    に力鎖錠態様に結合され、釈放要素(60)が低質量の
    レバー部材として形成されそして少なくとも概ねその重
    心において取付けられることを特徴とする駆動機構。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載される駆動機構におい
    て、前記慣性質量が被覆ケーブル(64)を介して釈放
    要素(60)に結合されることを特徴とする駆動機構。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4の何れか一つの項
    に記載される駆動機構において、ローラ(24)が撃片
    (18)にころがり軸受(22)を介して回転自在に取
    付けられることを特徴とする駆動機構。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5の何れか一つの項
    に記載される駆動機構において、釈放要素(60)また
    は慣性質量(12)がハウジング(10)内にころがり
    軸受(14)を介して枢動可能に取付けられることを特
    徴とする駆動機構。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6の何れか一つの項
    に記載される駆動機構において、前記ハウジング(1
    0;86)が実質的に溶接密閉されることを特徴とする
    駆動機構。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載される駆動機構におい
    て、水分を吸収する吸湿性物質(46)がハウジング
    (10)内に配置されることを特徴とする駆動機構。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8の何れか一つの項
    に記載される駆動機構において、減速時に慣性質量にお
    いて生じそして釈放要素に伝達される力に対抗するばね
    (60)が前記釈放要素(60)または慣性質量(1
    2)と係合することを特徴とする駆動機構。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9の何れか一つの
    項に記載される駆動機構において、前記カム面(26)
    が、平坦なまたは僅かに中高に湾曲された部分(26
    c)であってころがり運動の方向に延びそしてすべての
    点において撃片(18)の長手方向軸線に対し垂直であ
    る平面に対して傾斜するものを有することを特徴とする
    駆動機構。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載される駆動機構にお
    いて、カム面(26)と前記平面との間の傾斜角(α)
    が前記部分(26c)の範囲に亙って実質的に一定であ
    ることを特徴とする駆動機構。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載さ
    れる駆動機構において、前記部分(26c)がその一方
    の側において端止め(26a)によってそしてその他方
    の側において急な跳躍後転部によって限定されることを
    特徴とする駆動機構。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12の何れか一つ
    の項に記載される駆動機構において、前記カム面(2
    6)が撃片(18)の起動即応位置に対応するその区域
    に、凹所(100;104)であってその深さが予決定
    減速値(a1 )に対応する減速閾値を限定するものを有
    することを特徴とする駆動機構。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載される駆動機構にお
    いて、前記凹所が前記ローラ(24)の運動方向に対し
    て横断方向に指向されるエッジ(102)を有すること
    を特徴とする駆動機構。
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