JPH07121657B2 - 横型水冷エンジンを搭載した移動作業車輛 - Google Patents

横型水冷エンジンを搭載した移動作業車輛

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JPH07121657B2
JPH07121657B2 JP17134888A JP17134888A JPH07121657B2 JP H07121657 B2 JPH07121657 B2 JP H07121657B2 JP 17134888 A JP17134888 A JP 17134888A JP 17134888 A JP17134888 A JP 17134888A JP H07121657 B2 JPH07121657 B2 JP H07121657B2
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JP
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mobile work
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engine
horizontal water
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善道 高松
毅 西田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明はメインフレームの前寄り部に横型水冷エンジン
を搭載してなる移動作業車輌に関する。
《従来技術》 従来、歩行型耕うん機や乗用耕うん機等の移動作業車輌
では、例えば第5図に示すように、メインフーム(50)
上の前端寄り部に横型水冷エンジン(51)をそのクラン
クケース部(52)が前方に位置する状態で配置し、クラ
ンクケース部(52)の上方に燃料タンク(53)を配置す
るとともに、シリンダ部(54)の上方にラジエータ(5
5)を配置した構成になっていた。
《解決しようとする課題》 従来の移動作業車輌に搭載されている横型水冷エンジン
では、シリンダ周りのウオータジャケットをラジエータ
(55)のロアタンクとしたラジエータ直結型に形成して
いることから、シリンダ部(54)の上方にラジエータ
(55)を、クランクケース部(52)の上方に燃料タンク
(53)をそれぞれ配置している。そして、この場合、燃
料タンク(53)とラジエータ(55)とはエンジン本体
(51)の上側部分に収まるように形成してあることか
ら、燃料タンク(53)の容量を大きく形成するとラジエ
ータ(55)の放熱面積が狭くなって、エンジン冷却能力
が低下することになり、ラジエータ(55)の放熱面積を
広く取って冷却能力を大きく形成すると、燃料タンク
(53)の容量が小さくなって連続運転時間が短くなると
いう問題があった。
また、従来の移動作業車輌では、横型水冷エンジン(5
1)をメインフレーム(50)上の前端寄り部に載置固定
し、エンジン搭載部分をボンネットケース(56)で覆っ
ているが、前述のようにエンジン本体(51)の上側にラ
ジエータ(55)と燃料タンク(53)とが配置されている
ことから、車体前部のエンジン搭載部分での全高が高く
なり、ボンネットケース(56)の高さも高くなる。この
結果、作業時に前方が見にくいという問題もある。
本発明はこのような点に着目して、十分な冷却能力を有
し、連続運転ができ、かつ、前方視界を広く取れる移動
作業車輌を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本発明では、移動作業車輛
のメインフレームの前寄り部に横型水冷エンジンを、そ
のクランクケース部が前側に、シリンダ部が後側に位置
する状態で搭載し、エンジンの外周部をボンネットで覆
ってなる移動作業車輛において、ラジエータをエンジン
本体の背部に配置し、燃料タンクの前後方向中心を横型
水冷エンジンの上側空間内のクランクケース部よりもシ
リンダ部側へ偏位させるとともに、燃料タンクの前部を
上記横型水冷エンジンの上側空間内のうちの前側上部の
空間部分に侵入しないように形成し、ボンネットの上面
の少なくとも前寄り部を前下り形状に形成したことを特
徴としている。
《作用》 本発明では、まず、第1に移動作業車輛の前部に搭載す
るエンジンとして、横型水冷エンジンを使用しているの
で、縦型エンジンを搭載する場合に比べて移動作業車輛
の前部の高さを低くできる。この結果、移動作業車輛の
前部の前方視界を広くできる。
そして、第2に、背の低い横型水冷エンジンにおいて、
エンジン本体の後部のシリンダ部の上に燃料タンクを配
置しているので、前側のクランクケース部の上に背の高
い部品が存在しない。このため、エンジン本体の外周部
を覆うボンネットの前寄り部を前下り形状に形成でき
る。
このように、第1の横型水冷エンジンを用いて移動作業
車輛の前部の高さを低くすること、及び第2のボンネッ
ト前部を前下がりにすることの二つの組み合わせによ
り、移動作業車輛の前方視界を大幅に広げることができ
る。
また、燃料タンクとラジエータを別置きにすると、燃料
タンクの容量をラジエータによって規制されることなく
大きく形成することができるうえ、ラジエータも別置き
されることにより、燃料タンクでその放熱面積を規制さ
れることがなくなる。
《実施例》 第1図は歩行型耕うん機の前部での縦断面図、第2図は
歩行型耕うん機の側面図である。
この耕うん機(1)は、走行車輪(2)を枢支している
ミッションケース(3)から前向きにメインフレーム
(4)を連出するとともに、ミッションケース(3)の
上部後側からハンドル(5)を連出し、ミッションケー
ス(3)の後側下部に作業装置(6)を連結し、メイン
フレーム(4)上に載置固定した横型水冷ディーゼルエ
ンジン(7)とミッションケース(3)とを連動連結
し、エンジン(7)部分の外周をボンネット(8)で覆
っている。
エンジン(7)はエンジン本体(9)と、このエンジン
本体(9)上に配置した燃料タンク(10)及びエンジン
本体(9)の後側(ミッションケース側)に配置したラ
ジエータ(11)とで構成してあり、エンジン本体(9)
は、第1図に示すように、メインフレーム(4)の前寄
り部に、シリンダ部(12)を中にしてクランクケース部
(13)が前側に、ヘッドブロック部(14)が後側に位置
する状態で配置してある。
燃料タンク(10)はシリンダ部(12)の上側に配置して
あり、その底面における後ろ寄りの一側部分を凹陥形成
してバッテリ等のエンジン補機を収容するエンジン補機
収容空間(15)が形成してある。クランクケース部(1
3)の上側には照明ランプ(16)が配置してあり、この
照明ランプ(16)はランプステー(17)を介してクラン
クケースの上壁に固定してある。ラジエータ(11)はヘ
ッドブロック部(12)の後側に配設してある。このラジ
エータ(11)のロアタンク(18)はメインフレーム
(4)に固定したウオータポンプ(19)を介してエンジ
ンのヘッドブロック内に形成したヘッドジャケットに接
続されており、ラジエータ(11)のアッパータンク(2
0)はシリンダ部(12)内に形成したシリンダジャケッ
トを閉止している上壁部に形成した接続口(21)に連通
連結されている。
エンジン(7)部分の外周を覆っているボンネット
(8)は、エンジン本体(9)のクランクケース部(1
3)の上側に背の低い照明ランプ(16)が配置してある
だけであり、背の高い部品は配置されていないから、そ
の外観形状を前半部分が前下がりの傾斜状になるように
形成してある。
図中符号(22)はラジエータフアン(23)を駆動するた
めの電動モータである。
第3図は上記実施例の変形例を示し、これは、燃料タン
ク(10)をシリンダ部(12)の上面からクランクケース
部(13)の上面部分に亘って配置し、クランクケース部
(13)に対応している燃料タンク(10)の上面壁部分を
前下がり傾斜状に形成したもので、燃料タンク(10)の
前半部分を二股状に形成して、その二股空間内に照明ラ
ンプ(16)を配置している。
第4図は第3図に示すものの変形例を示し、これはシリ
ンダ部(12)の上方からクランクケース部(13)の上方
に亘って配置した燃料タンク(10)の上面壁をほぼ全体
に亘って前下がり傾斜状に形成したものである。
なお、上記各実施例において、ラジエータ(11)は吸い
込み型であっても、吐出型であってもよい。さらに、上
記実施例では歩行型の耕うん機に適用した例を示した
が、乗用型の耕うん機に適用してもよく、また、他の移
動作業車輌に適用してもよい。
《効果》 本発明では、まず、第1に移動作業車輛の前部に搭載す
るエンジンとして、横型水冷エンジンを使用しているの
で、縦型エンジンを搭載する場合に比べて移動作業車輛
の前部の高さを低くできる。この結果、移動作業車輛の
前部の前方視界を広くできる。
そして、第2に、背の低い横型水冷エンジンにおいて、
エンジン本体の後部のシリンダ部の上に燃料タンクを配
置しているので、前側のクランクケース部の上に背の高
い部品が存在しない。このため、エンジン本体の外周部
を覆うボンネットの前寄り部を前下り形状に形成でき
る。
このように、第1の横型水冷エンジンを用いて移動作業
車輛の前部の高さを低くすること、及び第2のボンネッ
ト前部を前下がりにすることの二つの組み合わせによ
り、本発明では、移動作業車輛の前方視界を大幅に広げ
ることができる。この結果、移動作業車輛の作業性を向
上できる。
また、本発明では、ラジエータとエンジン本体と別置き
にしているため、燃料タンクの容量をラジエータによっ
て規制されることなく大きく形成することができるう
え、ラジエータも別置きされることにより、燃料タンク
でその放熱面を規制されることがなくなる。これによ
り、冷却性能に影響を与えることなく長時間連続作業を
行える移動作業車輛を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の実施例を示し、第1図は歩行
型耕うん機の前部での縦断面図、第2図は歩行型耕うん
機の側面図、第3図及び第4図はそれぞれ別実施例を示
す第1図相当図、第5図は従来技術を示す要部縦断面図
である。 4……メインフレーム、7……横型水冷エンジン、8…
…ボンネット、9……エンジン本体、10……燃料タン
ク、11……ラジエータ、12……シリンダ部、13……クラ
ンクケース部、15……エンジン補機収容空間。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動作業車輛(1)のメインフレーム
    (4)の前寄り部に横型水冷エンジン(7)を、そのク
    ランクケース部(13)が前側に、シリンダ部(12)が後
    側に位置する状態で搭載し、エンジン(7)の外周部を
    ボンネット(8)で覆ってなる移動作業車輛において、 ラジエータ(11)をエンジン本体(9)の背部に配置
    し、 燃料タンク(10)の前後方向中心を横型水冷エンジン
    (7)の上側空間内のクランクケース部(13)よりもシ
    リンダ部(12)側へ偏位させるとともに、燃料タンク
    (10)の前部を上記横型水冷エンジン(1)の上側空間
    内のうちの前側上部の空間部分に侵入しないように形成
    し、 ボンネット(8)の上面の少なくとも前寄り部を前下り
    形状に形成したことを特徴とする横型水冷エンジンを搭
    載した移動作業車両。
  2. 【請求項2】シリンダ部(12)の上側からクランクケー
    ス部(13)の上側に亘って燃料タンク(10)を配置し、
    燃料タンク(10)の上面の少なくとも前寄り部を前下り
    形状に形成した請求項1に記載の移動作業車輛。
  3. 【請求項3】燃料タンク(10)の上面をほぼ全体に亘っ
    て前下り形状に形成した請求項2に記載の移動作業車
    輛。
  4. 【請求項4】燃料タンク(10)の上面の前半部を前下り
    形状に形成した請求項2に記載の移動作業車輛。
  5. 【請求項5】エンジン本体(9)の上側で燃料タンク
    (10)の後寄り横一側部にエンジン補機収容空間(15)
    を形成した請求項1又は請求項2に記載の移動作業車
    輛。
JP17134888A 1988-07-08 1988-07-08 横型水冷エンジンを搭載した移動作業車輛 Expired - Lifetime JPH07121657B2 (ja)

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JPH0220425A JPH0220425A (ja) 1990-01-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2565815B2 (ja) * 1991-11-21 1996-12-18 第一工業製薬株式会社 複合フィルム及びその製法
JP5205536B1 (ja) * 2012-06-28 2013-06-05 株式会社小松製作所 ホイールローダ

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JPS5042130Y2 (ja) * 1971-06-28 1975-11-29
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