JPH071212A - ドリルチャック - Google Patents

ドリルチャック

Info

Publication number
JPH071212A
JPH071212A JP6090089A JP9008994A JPH071212A JP H071212 A JPH071212 A JP H071212A JP 6090089 A JP6090089 A JP 6090089A JP 9008994 A JP9008994 A JP 9008994A JP H071212 A JPH071212 A JP H071212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
chuck
rotation
locking
drill chuck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6090089A
Other languages
English (en)
Inventor
Guenter Horst Roehm
ホルスト ロェーム ギュンタ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH071212A publication Critical patent/JPH071212A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/1207Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving obliquely to the axis of the chuck in a plane containing this axis
    • B23B31/123Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving obliquely to the axis of the chuck in a plane containing this axis with locking arrangements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S279/00Chucks or sockets
    • Y10S279/902Keyless type socket
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/17Socket type
    • Y10T279/17615Obliquely guided reciprocating jaws
    • Y10T279/17623Threaded sleeve and jaw
    • Y10T279/17632Conical sleeve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/32Means to prevent jaw loosening

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 係止部材10は係止バネ11の力を受けて係
止クリアランス9中に係合し、締付リング8の回転を阻
止するが、反対の回転方向においては回転を許す。回転
可能な調整リング15を用いて、係止部材10は、係止
クリアランス9からはずされた状態に移動させられるこ
とができる。調整リング15の回転は、両回転方向にお
いて制限されている。調整バネ19が、ドリルチャック
の閉鎖の際の締付リング8の回転方向と同じ回転方向に
慣性リング17を付勢する。慣性リング17の回転が、
チャックジョー5の調整にとって望まれる締付リング8
の回転経路に制限されている。 【効果】 ドリルチャックを取り扱いに関して容易化
し、更に、工具シャフトの締付がゆるめられる時に、ボ
ーリング作動中にチャックジョーが自動の調整を受け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に衝撃ボーリングの
ためのドリルチャックで、穴あけスピンドルに接続可能
なチャック体と、穴あけ工具用受入部を自身の間に形成
するチャックジョーであって、該チャックジョーはドリ
ルチャックの開閉のために、チャック体において回転可
能に案内された締付リングによって移動可能であるもの
と、更に該締付リングのための係止装置であって、締付
リングにおける係止クリアランスの共軸のリムと、少な
くとも1つの係止部材とより成っているもので、該係止
部材は、係止バネの力を受けて主に半径方向に内側から
外側へと係止クリアランス中に係合されていて、その
際、係止部材と係止クリアランスは、互いに以下のよう
に傾斜させられたフランク面において当接し合い、即
ち、該フランク面が、ドリルチャックの開放に対応する
回転方向において締付リングを回転しないように係止
し、反対の回転方向、即ち、ドリルチャックの閉鎖に対
応する回転方向における締付リングの回転の際には、し
かしながら係止部材を係止バネの力に抗して係止クリア
ランスから押し出し、このことによって係止クリアラン
スから係止クリアランスへと滑らせるというもの、及
び、チャック体において回転可能に案内された共軸の調
整リング、該調整リングの回転によって、係止部材が、
係止クリアランスからはずされた状態に移動可能である
というものとを備えたドリルチャックに関する。
【0002】この発明は、主として中ぐり機であるが、
そのほかボーリング機、その他の穴あけ機に適用され
る。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】DE28
47 927 C1からは、チャックキーという手段
を用いて操作され、該チャックキーはキージャーナルで
チャック体に取り付けられて、円錐形のピニオンで、締
付リングの対応する歯車リムに係合するという前記の如
きドリルチャックが公知である。係止部材が、自身の縦
軸がほぼ垂直で、かつ、チャック軸に対して偏心的にチ
ャック体中を案内された係止ピンであり、該係止ピンは
係止バネの力を受けてチャック体に関して、内側から外
側へと、締付リングの内周面に配設された係止クリアラ
ンスのリム中に押される。その際、前記係止ピンは、自
身の正面と周面によって形成される縁部が、係止クリア
ランス中に係合する。それぞれの係止クリアランスを分
ける半径方向平らな面に関して、係止クリアランスの側
部面、噛合面である両フランク面は互いに鏡面対称に傾
斜させられていて、その結果、両フランク面のうち、ド
リルチャックの閉鎖に対応する締付リングの回転方向に
先行するフランク面は周面に、後続するフランク面は、
係止ピンの正面に、当接している。従って、後続するフ
ランク面は、係止ピンを該ピンの案内方向に付勢し、そ
れと共に、ドリルチャックの閉鎖の方向の締付リングの
回転の際には、係止バネの力に抗して押し戻して係止ピ
ンを通過することができ、その結果、前記回転方向にお
いて、締付リングは係止ピンによって妨げられることが
ない。それに対して、反対の回転方向は、係止ピンに周
側で当接する他方のフランク面が、係止ピンを該ピンの
案内方向に交差して付勢し、従って該係止ピンを係止ク
リアランスにおける係合から押し戻すことができないの
で、前記他方のフランク面によって回転方向は係止され
ている。従って、ドリルチャックの開放は、係止ピンが
調整リングの回転によって、係止クリアランス中での係
合から送り出された時初めて可能である。その際、調整
リングとチャック体の間に止め装置が備えられていて、
該装置は、係止ピンが係止クリアランス中での係合状態
にある止め位置に調整リングを保持する。それに対して
前記止め位置の外側で、調整リングは、係止ピンを、係
止クリアランスから送り出された位置に固定し、その結
果、締付リングは自由に回されることができる。しかし
ながら、前記止め装置は、チャック体に対する調整リン
グの回転の有効な制限を形成しない、即ち、調整リング
は止め位置を越えて任意にチャック体において回転させ
られることができる。締め付けられたドリルチャックの
開放のためには、結果において先ず調整リングは、係止
ピンが締付リングを解放するように、該調整リングの止
め位置から回されるべきである。反対に、ドリルチャッ
クの締め付け後に、調整リングを再び止め位置に回して
戻すことを忘れてはいけない、というのは、そうでなけ
れば、ドリルチャックは望まないゆるみや開放に対して
保証されていないので。ドリルチャックの取り扱いの際
のその都度の調整リングの前記の独自の操作は面倒で、
無駄で、かつ、注意を要する。ボーリング作動中に生じ
る力の応力を受けて、穴あけ工具の締付けられたシャフ
ト中に押し入れられるか、もしくは、入り込む可能性が
チャックジョーにあれば、このことは、たとえ締付リン
グがドリルチャックの開放の方向の回転をしないように
保護されていても、締付のゆるみとして現れる。前記欠
点は、手による、もしくは、チャックキーを用いた、締
付リングの調整によってのみ防止されることができる
が、このことは、いずれの場合でも、ボーリング工程の
中断を必要とする。
【0004】冒頭に述べた如きドリルチャックを取り扱
いに関して容易化し、更に、工具シャフトの締付がゆる
められる時に、ボーリング作動中にチャックジョーが自
動の調整を受けるように構成するという課題が本発明の
根底を成している。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】本発明によると、
チャック体に相対的な、両回転方向における調整リング
の回転を形状接続して制限するストッパが備えられてい
ること、係止部材が慣性リングに配設されていて、該慣
性リングは、チャック体に共軸に回転可能に取り付けら
れていること、慣性リングとチャック体の間で働く調整
バネが慣性リングをチャック体に関して、ドリルチャッ
クの閉鎖の際の締付リングと同じ回転方向に付勢するこ
と、チャック体に相対的な慣性リングの回転を、チャッ
クジョーの調整にとって望ましい締付リングの回転経路
の大きさに制限する他のストッパが備えられているこ
と、及び、慣性リングに対向する調整リングの最大限に
可能な回転経路が、それぞれその都度チャック体に関し
て、少なくとも、調整リングと慣性リングが、係止リン
グを係止クリアランスに係合させられている状態とはず
された状態との間で動かすために相互に回されねばなら
ない分だけ、より大であり、その際、ドリルチャックの
閉鎖に対応する締付リングの回転方向における調整リン
グの回転によって、係止部材は、係合状態から、はずさ
れた状態に、及び、その逆に、移動すること、によって
前記課題は解決される。
【0006】チャック体に対する調整リングの回転制限
によっては、本発明のドリルチャックの操作の際に、チ
ャック体は、その都度の他方の手で締付リングがドリル
チャックの開閉のために回される時に、手によって固定
された調整リングによって連動回転を阻止されることが
達成される。前記回転制限をひき起こすストッパが、大
きな回転モーメントをも受け、その結果、ドリルチャッ
クの締付及びゆるめのためには、締付リングは、調整リ
ング、及び、それと共にチャック体、に対して、一般に
手で最大限に施されうる全力をもって回されることがで
きる。ドリルチャックの閉鎖の際に、係止部材が前記回
転を阻止しないので、手によって加えられる回転モーメ
ントは、減じられることなく、チャックジョーの間の穴
あけ工具の対応してしっかりした締付につながる。従っ
て、チャックキーは本発明のドリルチャックの操作には
必要でない。ボーリング作動中にチャックジョーが工具
シャフト中に入り込むと、該チャックジョーは、ドリル
チャックの閉鎖と締付のために先行する、調整リングと
締付リングとの間の回転が自動的に調整バネの締付にも
つながり、慣性リングをスタート位置へと回した後に、
調整バネによって、慣性リングと、締付リングに係合し
ている係止部材と、を介して調整され、前記スタート位
置からは、構造上意図された最大限に可能な調整経路が
実際にも、チャックジョーの調整のために用いられる。
反対にドリルチャックのゆるめと開放のために締付リン
グが対応する回転方向に、固定された調整リングに対向
して回転させられると、その際、先ず自動的に係止部材
が、締付リングを解放する状態へと動かされ、その結
果、締付リングは、調整リングによって連動回転を阻止
されたチャック体に対向して自由に、かつ、任意に、回
転させられることができる。結果において、本発明のド
リルチャックの取り扱いは、締付リングと調整リングの
操作のみを必要としていて、その結果、ドリルチャック
の取り扱いには、特別な知識、もしくは、注意はもはや
必要ではない。従って、その他の点では、直接チャック
体もしくは慣性リングにおけるドリルチャックの取り扱
いがまず最早可能ではないように、本発明のドリルチャ
ックを構成することが好ましい。そこでこれに関して好
都合な実施態様は締付リングと調整リングが軸方向にお
いて隣接してチャック体に配設されていて、共に、チャ
ック体を、該チャック体の軸方向の全長に渡って覆うこ
とを特徴としている。
【0007】同様に好ましい本発明の実施態様は、調整
リングと慣性リングとの間に、周方向に2つの止め位置
を有する止め装置が構成されていて、その際、係止部材
は、一方の止め位置においては、締付リングの係止クリ
アランスに入った状態に、及び、他方の止め位置におい
ては、はずされた状態に、あることを特徴としている。
前記の如き止め装置はたいてい、調整リングと慣性リン
グの間で止め位置において大きい回転モーメントが伝え
られない時、特に、調整バネが自身の端部でもって直接
チャック体及び慣性リングに保持されている時、その時
には該調整バネは直接慣性リングに調整力を加えること
ができるので、調整リングと慣性リングの間の相互の回
転固定には既に十分である。それに対して、調整バネが
自身の端部でもって直接チャック体と調整リングに保持
されていると、止め装置は、該調整バネによって加えら
れる回転モーメントを調整リングから慣性リングに伝え
ることができねばならない。止め装置によって仲介され
る止めはめ合いは前記の場合、調整バネの力が止め装置
を係合状態から解放するのに十分ではない位に固定され
ていなければならない。
【0008】特に好都合な実施態様において、止め装置
が、止め位置において互いに係合する止め素子、即ち、
止め突起もしくは止め受入部、によって調整リング及び
慣性リングにおいて形成されていて、その際、前記両リ
ングの一方が、周方向において延びるバネ腹板を有して
いて、該腹板に、少なくとも一方の止め素子がある。前
記バネ腹板が、自身の柔軟な変形によって、止め工程に
必要なバネの力を作り出す。主に、バネ腹板が、該腹板
をその都度担持するリングの壁部から自由に切断されて
いる。
【0009】止め装置と係止装置が相互に構造上まとめ
られていてよい。これに関して特に好都合な実施態様
は、一方の端部において開かれたスリットによって慣性
リングから離されていて半径方向において可撓的に曲げ
うるバネ腹板が自由な腹板端部に係止部材を担持してい
ること、バネ腹板に備えられた止め素子が、スリットに
向けられた腹板側部上に配設された止め受入部として構
成されていること、及び止め突起が、調整リングにのっ
ていて軸方向においてスリット中に係合する止めジャー
ナルとして構成されていて、該止めジャーナルは、止め
受入部中への係合の際に係止部材を締付リングの係止ク
リアランス中に押し、慣性リングに対向する調整リング
の回転の際にはスリット中を止め受入部と、閉じられた
スリット端部との間で移動可能であること、を特徴とし
ている。ここにおいて、バネアームは、止め装置並びに
係止部材のためのバネの力を作り出し、従って同時に、
係止バネを形成することによって、結果において二重の
機能を満足する。従って、止め装置及び係止部材のため
のバネの力は、互いに独立して選ばれることができる。
【0010】それに対して、例えば、係止部材を付勢す
るバネの力と、止め装置を決定するバネの力が互いに独
立しているので、係止装置と止め装置が互いに独立して
構成されている実施態様が好ましいなら、係止部材を、
慣性リングにおいて半径方向に案内されるスライダとし
て構成することが好ましい。そこで、係止クリアランス
においてはずされた状態に係止部材を移動させるため
に、合目的には、調整リングに制御カム、及び、係止部
材に制御カーブが備えられていて、該制御カーブには、
慣性リングに対向する調整リングの回転の際に制御カム
が当接するようになり、その結果、係止部材が該制御カ
ムによって、係止部材を付勢するバネの力に抗して、締
付リングにおける係止クリアランスから戻される。
【0011】更に、前述の全ての場合のように、締付リ
ングにおける係止部材の係合が、半径方向に行われるな
らその限りにおいて、締付リングにおける係止クリアラ
ンスは、軸方向形状において主に鋸歯状に構成されてい
て、その際、係止部材が対応して構成された鋸歯で、係
止クリアランス中に係合し、以下のように配設されてい
る、即ち、ドリルチャックの閉鎖のための回転方向に対
応する、締付リングに対向する慣性リングの回転方向に
おいて、鋸歯の急勾配の歯末の面が、より平らな歯元の
面に先行する。このことによって、係止部材が係止クリ
アランス中への係合の際に締付リングをドリルチャック
の閉鎖の回転方向に形状接続して連動し、それに対して
反対の回転方向においては係止クリアランスを越えて滑
ることができる。
【0012】チャック体に相対的な調整リングと慣性リ
ングの回転制限のためのストッパが本発明の枠内で様々
に実現されることができる。合目的な1つの実施態様
は、前記ストッパの構成のためにチャック体が少なくと
も1つの、軸が平行な平らな面を有していることを特徴
とし、該平らな面には、調整リングないしは慣性リング
において、それぞれ2つの、軸が平行で互いに傾斜した
ストッパ面が対向していて、該ストッパ面は、調整リン
グないしは慣性リングがチャック体に対向してそれぞれ
最大限に回転可能な角度を、前記ストッパ面の相互の傾
斜位置によって決定する。
【0013】調整リングと慣性リングの回転制限のため
のストッパに関する実施態様で、簡単な方法でチャック
体に対向する比較的より大きな回転角を可能にし、従っ
て特に好都合な他の実施態様は、チャック体がストッパ
カムを担持し、該ストッパカムはそれぞれ調整リング及
び/又は慣性リング中のみぞに係合し、その際、該みぞ
はそれぞれ、チャック軸と同心の円弧に沿って延びてい
て、周方向において、調整リングないしは慣性リングの
回転経路だけ、それぞれその都度みぞに係合しているス
トッパカムよりも大であり、その結果、調整リングない
しは慣性リングの回転制限のためのストッパは、ストッ
パカムないしはみぞの、周方向においてそれぞれ対向し
合う面によって形成されていることを特徴としている。
【0014】その際、詳細には、調整リングと慣性リン
グをそれぞれそれ自体チャック体に固定させる可能性
は、閉鎖及び開放の際に加えられる高い回転モーメント
が直接、調整リングとチャック体の間にのみ伝えられ、
従って慣性リングが該回転モーメントを受けないという
長所をもたらす。しかしながら、原則的には、慣性リン
グのためにのみチャック体にストッパを備え、調整リン
グの回転を制限するストッパを調整リングと慣性リング
の間に構成するという可能性も存在する。その時、チャ
ック体に対向する調整リングの回転制限は慣性リングを
介して間接的に行われるが、その際、前記回転制限は、
ドリルチャックの締付ないしはゆるめの際に生じる、場
合によっては非常に大きな回転モーメントの受け取りに
実際上も適していることが注目されねばならない。調整
リングと慣性リングの間の、既述の止め装置のみではこ
のことが可能ではない。
【0015】慣性リングがチャック体に対向して最大限
に回転可能な角度と、慣性リングと調整リングの間の最
大限に可能な回転角、との合計からは、チャック体に対
向する調整リングの最大限に可能な回転角が生じる。
【0016】ストッパがストッパカムによって形成され
ているならその限りにおいて、詳細には、以下のように
配設がなされるのが好ましい、即ち、チャック体上に回
転不能に、かつ、軸方向に移動不能に、ストッパガイド
レールがのっていて、該レールは、調整リング及び/又
は慣性リングのためのストッパカムを有していて、チャ
ック軸と同心の円弧に沿って走行する切欠を備えてい
て、該切欠中に、圧縮バネもしくは牽引バネとして構成
された調整バネが位置し、該バネは一方で切欠端部の一
方に、他方で、軸方向において切欠中に突出する慣性リ
ングのジャーナルに、保持されている。
【0017】
【実施例】以下において、図示の実施例を用いて本発明
を詳細に説明する。
【0018】図示されたドリルチャックは不図示のドリ
ルの受入のために働き、同様に不図示の穴あけスピンド
ルへの接続のためにそれぞれ1つのチャック体1を有し
ている。穴あけスピンドルの接続のために、チャック体
1がネジ山受入部2を有していて、該受入部には、前方
から、軸方向通路3が接続することができ、該通路を通
り、中空の回転スピンドル中を可動に案内されたハンマ
もしくは金敷の衝撃が直接、ドリルチャックの工具受入
部4中に保持されたドリルのシャフト端部に伝えられる
ことができる。ドリルチャックが、ドリルを中心におい
て軸方向に案内する、及び/又は、締め付けるチャック
ジョー5を有していて、該チャックジョーは、チャック
軸に共軸の工具受入部4中でチャック軸に同心に移動可
能である。チャックジョー5が歯切6でもって締付リン
グ8の内部歯切7中に係合し、該締付リングはチャック
体1において軸方向に移動不能に、かつ、回転可能に案
内されていて、チャックの締付及びゆるめのために手に
よって回されることができる。望ましくないチャックジ
ョー5の移動を回避するために、締付リング8の回転位
置が固定されることができる。そのためには、係止装置
が働き、該装置は、締付リング8の内周面における係止
クリアランス9の共軸のリムと、少なくとも1つの係止
部材10とより成っていて、該係止部材は係止バネ11
の力を受けて主に半径方向において内側から外側へと係
止クリアランス9中に係合する。その際、係止部材1
0、及び、該部材を受け入れる係止クリアランス9は互
いに、傾斜したフランク面14,15が、ドリルチャッ
クの開放に対応する回転方向(矢印12)においては締
付リング8を回転しないようにロックし、締付リング8
の回転の際にはその逆、即ち、ドリルチャックの閉鎖に
対応する回転(矢印13)をして係止部材10を係止バ
ネ11の力に抗して係止クリアランス9から押し出し、
係止クリアランスから係止クリアランスへと締付リング
8の周囲に沿ってずらせるように傾斜をつけられたフラ
ンク面において、当接し合う。更にチャック体に接して
回転可能に、共軸の調整リング15が案内されていて、
該調整リングの、矢印13の方向の回転によって、係止
部材10は、該部材が係止クリアランス9の外側にあ
り、従って締付リング8が自由に、かつ、係止装置に妨
げられることなくチャック体1に相対的に回転させられ
ることができる状態に移動可能である。係止部材10の
前記の位置は図6の右半分においてのみ描かれている。
チャック体1に相対的な調整リング15の回転は両回転
方向においてストッパ16,16´によって形状接続し
て制限されている。更に、係止部材10が慣性リング1
7において配設されていて、該リングは、チャック体1
において共軸に回転可能に、かつ、軸方向に移動不能に
取り付けられていて、他のストッパ18によってチャッ
ク体1に相対的に、チャックジョーの調整にとって望ま
しい回転角に制限されている。慣性リング17は、該リ
ングとチャック体1との間で働く調整バネ19によって
チャック体1に関して、ドリルチャックの閉鎖の際の締
付リング8と同じ回転方向(矢印13)に付勢される。
チャック体1に相対的な慣性リング17の最大限に可能
な回転経路は、チャック体1に相対的な調整リング15
の回転経路より小であり、しかも、係止部材10が、係
止クリアランス9に係合させられた状態とはずされた状
態との間で移動させられるように調整リング15が慣性
リング17に対向して回転されねばならない回転経路だ
け小である。その際に必要な回転方向は、慣性リング1
7に対して、ドリルチャックの閉鎖に対応する締付リン
グ8の回転方向(矢印13)に係止部材10が、係合状
態から、はずされた状態へと移動しうる、及び、その逆
に移動しうるというように決められ、これは種々の実施
態様に関して詳細に更に説明される如くである。
【0019】図1〜図7の実施例において、ストッパ1
6,18がチャック体に固定のストッパカム50,51
によって形成されていて、該ストッパカムは、それぞれ
調整リング15中の1つのみぞ60と慣性リング17中
の1つのみぞ61に係合する。前記のみぞ60,61は
それぞれ、チャック軸と同心の円弧に沿って延びてい
て、周方向において、調整リング15ないしは慣性リン
グ17の回転経路だけ、その都度みぞ中に係合している
ストッパカム50,51よりも大であり、その結果、ス
トッパ16,18は、周方向においてそれぞれ対向し合
っていて回転経路端部において当接し合うストッパ面5
0,51ないしはみぞ60,61の面によって形成され
ている。ストッパカム50,51は詳細には、回転不能
に軸方向に移動不能にチャック体1に保持されたストッ
パディスク90にのっている。該ストッパディスクと慣
性リング17が、対向し合う切欠91を備えていて、該
切欠は、チャック軸と同心の円弧に沿って走行し、該切
欠中には、圧縮バネとして構成された調整バネ19が位
置し、該調整バネは、一方で切欠端部に、他方で、軸方
向において切欠91中に突出する、ストッパディスク9
0もしくは慣性リング17におけるジャーナル92に、
支持されている。
【0020】それに対して図8及び図9の実施例におい
ては、慣性リング17の回転を制限するストッパ18の
構成のために、チャック体1が、軸が平行な平らな面7
0を備えていて、該平らな面には、慣性リング17にお
いてそれぞれ2つの、軸が平行で互いに傾斜し合うスト
ッパ面71が対向していて、該ストッパ面は平らな面7
0の回転経路端部に当接するようになる。チャック体1
における調整リング15の対応する直接の停止は前記実
施例においては断念されている。チャック体1に対向す
る調整リング15の回転制限は、その代わり、直接慣性
リング17を介して行われ、そのために、調整リング1
5の回転を制限するストッパ16´が調整リング15と
慣性リングとの間に構成されている。更に、調整リング
15がストッパカム80を備えていて、該ストッパカム
は慣性リング17のみぞ81に食い込み、回転経路端部
においてみぞ81の制限面に当接するようになる。チャ
ック体1に対向する調整リング15の最大限に可能な回
転経路は、そこで、チャック体1に対向する慣性リング
17の回転角と、慣性リング17に対向する調整リング
15の回転角との合計として生じる。ここにおいて、調
整バネ19は索引バネとして慣性リング17の切欠91
中に位置し、19´において慣性リング17に、19”
においてはチャック体1にしっかりと接続された中間デ
ィスク95に、固定されている。
【0021】調整リング15と慣性リング17との間に
止め装置20が構成されている。該止め装置が2つの止
め位置を使い、その際、係止部材10は、図1〜図4、
及び図8、図9、並びに図6の左半分に描かれている第
1の止め位置において、締付リング8の係止クリアラン
ス9に係合させられた状態にあり、図6の右半分にのみ
描かれた第2の止め位置においては、係合をはずされた
状態にある。調整バネ19が、全ての実施例における如
く、自身の端部でもってチャック体1と慣性リング17
に保持されているなら、止め装置20からはほんのわず
かな回転モーメントのみしか伝えられる必要がない、即
ち、調整リング15と慣性リング17による相互の駆動
に必要とされる分のみでよい。それに対して、調整バネ
19が自身の端部でもってチャック体1と調整リング1
5に保持されているなら、調整バネ19の力は調整リン
グ15から止め装置20を介して慣性リング17に伝え
られねばならず、このことは、該調整バネ19の力が、
係合された状態から止め装置20をゆるめるのに十分で
はないことを前提とする。
【0022】詳細には、止め装置20が全ての実施例に
おいて、止め突起21と止め受入部22とより形成され
ていて、該突起及び受入部は調整リング15と慣性リン
グ17にあり、止め位置において互いに係合するように
なる。実施例における両リングの一方、即ち、慣性リン
グ17、が周方向に延びるバネ腹板23を担持し、該腹
板には止め突起もしくは止め受入部がある。バネ腹板2
3が自身の柔軟なたわみによって、止め工程のために必
要なバネの力を作り出し、全ての実施例において、慣性
リング17の壁部から自由に切り取られている。図1〜
図4の実施例においては、バネ腹板23が軸方向に弾力
性があり、それに対してその他の実施例においては半径
方向に弾力性がある。前記の後者の実施例、即ち図5〜
図9の実施例において、バネ腹板23は、一端が開かれ
たスリット24によって慣性リング17から分離されて
いて、該腹板基部25の領域においてのみ該慣性リング
につながっている。自由な腹板端部が、図8及び図9の
実施例において止め突起21を担持し、該突起は、バネ
腹板23の、半径方向に外側へと向けられた付勢力を受
けて、調整リング15の内周に構成された止め受入部2
2に係合する。図5〜図7の実施例においてバネ腹板が
同時に係止部材10をも形成し、その際、該実施例にお
いてはバネ腹板23ないしは係止部材10が二倍配置さ
れてチャック周囲に渡って備えられている。係止部材1
0はそれぞれバネ腹板23の自由端にある。スリット2
4に向けられた腹板側部上に、止め装置20の止め受入
部22が構成されていて、該止め装置の止め突起21
は、調整リング15にのっていて軸方向においてスリッ
ト24中に係合する止めジャーナルとして構成されてい
る。該止めジャーナルは、係止部材10へと向いて位置
する止め受入部22中への係合(図6左半分)の際に、
係止部材10を半径方向に外側へと締付リング8の係止
クリアランス9中に押す。慣性リング17に対向する調
整リング15の回転の際に、スリット24中の止めジャ
ーナル21が、閉じられたスリット端部へと向かって、
図6右半分に描かれた位置へと移動し、該位置におい
て、バネ腹板23は自身のバネ付勢力の作用を受けて半
径方向に内側へと移動し、係止部材10を係止クリアラ
ンス9からはずす。明らかに、前記実施態様において、
一方で、止め装置20の止め位置のためのバネの力が、
及び、他方で、締付リング8の係止クリアランス中への
係合のための係止部材10の移動のためのバネの力、が
互いに無関係に選ばれることができない。図1〜図4及
び図8及び図9の実施例においては前記の制限は存在し
ない。ここにおいて、係止部材10が、慣性リング17
に接して半径方向に案内されたスライダとして構成され
ていて、該スライダは係止バネ11の半径方向の力を受
けている。係合をはずされた状態への係止部材10の移
動のために、調整リング15に制御カム30が、係止部
材10に制御カーブ31が、備えられている。図2及び
図9において調整リングが、ドリルチャックの閉鎖に対
応する回転方向(矢印13)に回転させられると、制御
カム30が係止部材10の制御面31に当接するように
なり、係止部材10を、係止バネ11の力に抗して半径
方向において、締付リング8における係止クリアランス
9から係止部材10が出るまで、押し戻す。
【0023】図示された全ての実施例において、締付リ
ング8の係止クリアランス9中への止め部材10の係合
が主に半径方向に行われるので、対応して全ての実施例
においても係止クリアランスが軸方向横断面において鋸
歯状に構成されている。係止クリアランス9中には、係
止部材10が、対応して構成された鋸歯で係合する。ド
リルチャックの閉鎖のための締付リングの回転方向に対
応する(矢印13)締付リング8に対向する慣性リング
17の回転方向において、鋸歯の急勾配の歯末の面14
が、比較的平らな歯元面15に先行する。従って係止部
材10が締付リング8に係合しているなら、締付リング
8は矢印13の方向に、係止部材10によって形状接続
して駆動される、ないしは、係止部材10によって、矢
印12の方向の回転を阻止される。しかしながら、締付
リング8が、係合している係止部材10に対向して矢印
13の方向に、ないしは、係止部材10が、固定の締付
リング8に対向して矢印12の方向に、移動することが
でき、その際、係止部材10は平らな歯元面15上で係
止クリアランス9を越えて滑る。
【0024】本発明のドリルチャックの機能方法が、図
1〜図4の実施例を用いて以下の如く簡単に説明され
る。ドリルチャックが閉じられた状態及び締付けられた
状態で示されている。該ドリルチャックはいつでも手に
よって締め直されることができ、そのために、固定の調
整リング15において、締付リング8が矢印13の方向
に回転させられる。前記回転の際に、チャック体1がス
トッパ16を介して連動回転しないよう固定される。慣
性リング17と、それと共に係止部材10が、ストッパ
18によって、矢印12の方向の回転を阻止されてい
る、即ち、対応して、締付リング8も係止部材10によ
って、前記方向の回転を阻止されている。そこでドリル
チャックは、ボーリング作業の際に、チャックジョー5
がドリルシャフト中に押し入れられるので、ドリル締付
がゆるむと、締付けられた調整バネ19が、ジャーナル
92、慣性リング17、及び、係止部材10を介して締
付リング8を矢印13の方向に回転させ、その際、止め
装置20によって慣性リング17に接続された調整リン
グが対応して連動回転する。−ドリルチャックの開放の
ために、固定された調整リング15において、締付リン
グ8が矢印12の方向に回転させられる。その際、ドリ
ルチャックがまだ締付けられているので、チャック体1
が連動回転し、同様に、慣性リング17は、まだ係止ク
リアランス9中に係合している係止部材10を介して回
転する。その際、止め突起21は、図面において、右側
の止め受入部22から左側へと動く。制御カム30に接
して締付リング8が更に回転する際に、係止部材10が
係止クリアランス9からはずされるとすぐに、慣性リン
グ17はもはや締付リング8によって更に駆動されない
が、しかし、ドリルチャックはまだ締付けられているの
で、チャック体1は駆動される。更に経過すると、スト
ッパカム51が矢印12の方向にみぞ18の端部に当接
するようになり、慣性リング17は、止め突起21が完
全に、図4において左側の止め受入部22中に入ってし
まうまで、調整バネ19の緊張を受けて、駆動される。
更に、ストッパカム50が矢印12の方向にみぞ60の
端部に当接するようになり、このことによってこの時に
チャック体1が更に連動回転しないように固定され、ド
リルチャックは、矢印12の方向に締付リング8が更に
回転することによって完全にゆるめられ、開かれること
ができる。
【0025】
【発明の効果】冒頭に述べた如きドリルチャックを取り
扱いに関して容易化し、更に、工具シャフトの締付がゆ
るめられる時に、ボーリング作動中にチャックジョーが
自動の調整を受けるように構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸方向断面の本発明のドリルチャックを、部分
的に側面図で示す。
【図2】図1のII−II断面を示す。
【図3】図1のIII−III断面を示す。
【図4】図1のIV−IV断面を、チャック周囲に沿っ
て展開して示す。
【図5】本発明の他の実施態様を、図1に対応する図で
示す。
【図6】図5のVI−VI断面を示す。
【図7】図5のVII−VII断面を示す。
【図8】本発明のドリルチャックのその他の実施態様
を、図1に対応する図で示す。
【図9】図8のIX−IX断面を示す。
【符号の説明】 1 チャック体 2 ネジ山受入部 3 軸方向通路 4 工具受入部 5 チャックジョー 6 歯切 7 内部歯切 8 締付リング 9 係止クリアランス 10 係止部材 11 係止バネ 12 矢印 13 矢印 14,15 フランク面 16,16´ ストッパ 17 慣性リング 18 ストッパ 19 調整バネ 20 止め装置 21 止め突起 22 止め受入部 23 バネ腹板 24 スリット 25 腹板基部 30 制御カム 31 制御カーブ 50,51 ストッパカム 60,61 みぞ 70 平らな面 71 ストッパ面 80 ストッパカム 81 みぞ 90 ストッパディスク 91 切欠 92 ジャーナル 95 中間ディスク
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図示されたドリルチャックは不図示のドリ
ルの受入のために働き、同様に不図示の穴あけスピンド
ルへの接続のためにそれぞれ1つのチャック体1を有し
ている。穴あけスピンドルの接続のために、チャック体
1がネジ山受入部2を有していて、該受入部には、前方
から、軸方向通路3が接続することができ、該通路を通
り、中空の回転スピンドル中を可動に案内されたハンマ
もしくは金敷の衝撃が直接、ドリルチャックの工具受入
部4中に保持されたドリルのシャフト端部に伝えられる
ことができる。ドリルチャックが、ドリルを中心におい
て軸方向に案内する、及び/又は、締め付けるチャック
ジョー5を有していて、該チャックジョーは、チャック
軸に共軸の工具受入部4中でチャック軸に同心に移動可
能である。チャックジョー5が歯切6でもって締付リン
グ8の内部歯切7中に係合し、該締付リングはチャック
体1において軸方向に移動不能に、かつ、回転可能に案
内されていて、チャックの締付及びゆるめのために手に
よって回されることができる。望ましくないチャックジ
ョー5の移動を回避するために、締付リング8の回転位
置が固定されることができる。そのためには、係止装置
が働き、該装置は、締付リング8の内周面における係止
クリアランス9の共軸のリムと、少なくとも1つの係止
部材10とより成っていて、該係止部材は係止バネ11
の力を受けて主に半径方向において内側から外側へと係
止クリアランス9中に係合する。その際、係止部材1
0、及び、該部材を受け入れる係止クリアランス9は互
いに、傾斜したフランク面14,14´が、ドリルチャ
ックの開放に対応する回転方向(矢印12)においては
締付リング8を回転しないようにロックし、締付リング
8の回転の際にはその逆、即ち、ドリルチャックの閉鎖
に対応する回転(矢印13)をして係止部材10を係止
バネ11の力に抗して係止クリアランス9から押し出
し、係止クリアランスから係止クリアランスへと締付リ
ング8の周囲に沿ってずらせるように傾斜をつけられた
フランク面において、当接し合う。更にチャック体に接
して回転可能に、共軸の調整リング15が案内されてい
て、該調整リングの、矢印13の方向の回転によって、
係止部材10は、該部材が係止クリアランス9の外側に
あり、従って締付リング8が自由に、かつ、係止装置に
妨げられることなくチャック体1に相対的に回転させら
れることができる状態に移動可能である。係止部材10
の前記の位置は図6の右半分においてのみ描かれてい
る。チャック体1に相対的な調整リング15の回転は両
回転方向においてストッパ16,16´によって形状接
続して制限されている。更に、係止部材10が慣性リン
グ17において配設されていて、該リングは、チャック
体1において共軸に回転可能に、かつ、軸方向に移動不
能に取り付けられていて、他のストッパ18によってチ
ャック体1に相対的に、チャックジョーの調整にとって
望ましい回転角に制限されている。慣性リング17は、
該リングとチャック体1との間で働く調整バネ19によ
ってチャック体1に関して、ドリルチャックの閉鎖の際
の締付リング8と同じ回転方向(矢印13)に付勢され
る。チャック体1に相対的な慣性リング17の最大限に
可能な回転経路は、チャック体1に相対的な調整リング
15の回転経路より小であり、しかも、係止部材10
が、係止クリアランス9に係合させられた状態とはずさ
れた状態との間で移動させられるように調整リング15
が慣性リング17に対向して回転されねばならない回転
経路だけ小である。その際に必要な回転方向は、慣性リ
ング17に対して、ドリルチャックの閉鎖に対応する締
付リング8の回転方向(矢印13)に係止部材10が、
係合状態から、はずされた状態へと移動しうる、及び、
その逆に移動しうるというように決められ、これは種々
の実施態様に関して詳細に更に説明される如くである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】図示された全ての実施例において、締付リ
ング8の係止クリアランス9中への止め部材10の係合
が主に半径方向に行われるので、対応して全ての実施例
においても係止クリアランスが軸方向横断面において鋸
歯状に構成されている。係止クリアランス9中には、係
止部材10が、対応して構成された鋸歯で係合する。ド
リルチャックの閉鎖のための締付リングの回転方向に対
応する(矢印13)締付リング8に対向する慣性リング
17の回転方向において、鋸歯の急勾配の歯末の面14
が、比較的平らな歯元面14´に先行する。従って係止
部材10が締付リング8に係合しているなら、締付リン
グ8は矢印13の方向に、係止部材10によって形状接
続して駆動される、ないしは、係止部材10によって、
矢印12の方向の回転を阻止される。しかしながら、締
付リング8が、係合している係止部材10に対向して矢
印13の方向に、ないしは、係止部材10が、固定の締
付リング8に対向して矢印12の方向に、移動すること
ができ、その際、係止部材10は平らな歯元面14´上
で係止クリアランス9を越えて滑る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 チャック体 2 ネジ山受入部 3 軸方向通路 4 工具受入部 5 チャックジョー 6 歯切 7 内部歯切 8 締付リング 9 係止クリアランス 10 係止部材 11 係止バネ 12 矢印 13 矢印 14,14´ フランク面 16,16´ ストッパ 17 慣性リング 18 ストッパ 19 調整バネ 20 止め装置 21 止め突起 22 止め受入部 23 バネ腹板 24 スリット 25 腹板基部 30 制御カム 31 制御カーブ 50,51 ストッパカム 60,61 みぞ 70 平らな面 71 ストッパ面 80 ストッパカム 81 みぞ 90 ストッパディスク 91 切欠 92 ジャーナル 95 中間ディスク
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルチャック、特に衝撃ボーリング用
    のもので、穴あけスピンドルに接続可能なチャック体
    (1)と、 穴あけ工具受入部(4)を自身の間に形成するチャック
    ジョー(5)であって、該チャックジョーはドリルチャ
    ックの開閉のために、チャック体(1)において回転可
    能に案内された締付リング(8)によって移動可能であ
    るものと、 更に該締付リング(8)のための係止装置であって、締
    付リング(8)における係止クリアランス(9)の共軸
    のリムと、少なくとも1つの係止部材(10)とより成
    っていて、該係止部材は係止バネ(11)の力を受けて
    主に半径方向に内側から外側へと係止クリアランス
    (9)中に係合されていて、その際、係止部材(10)
    と係止クリアランス(9)は互いに以下のように傾斜さ
    せられたフランク面(14,15)において当接し合
    い、即ち、該フランク面がドリルチャックの開放に対応
    する回転方向において締付リング(8)を、回転しない
    ように係止し、反対の回転方向、即ち、ドリルチャック
    の閉鎖に対応する回転方向における締付リング(8)の
    回転の際には、しかしながら係止部材(10)を係止バ
    ネ(11)の力に抗して係止クリアランス(9)から押
    し出し、このことによって係止クリアランスから係止ク
    リアランスへとずらせるように傾斜させられたフランク
    面において当接し合うというものと、 及び、チャック体(1)において回転可能に案内された
    共軸の調整リング(15)であって、該調整リングの回
    転によって、係止部材(10)が、係止クリアランス
    (9)からはずされた状態に移動可能であるというもの
    とを備えたドリルチャックにおいて、 ストッパ(16,16´)が備えられていて、該ストッ
    パはチャック体(1)に相対的な調整リング(15)の
    回転を両回転方向において形状接続して制限すること、
    係止部材(10)が慣性リング(17)に配設されてい
    て、該慣性リングはチャック体(1)において共軸に、
    回転可能に取り付けられていること、慣性リング(1
    7)とチャック体(1)との間で働く調整バネ(19)
    が、慣性リング(17)を、チャック体(1)に関し
    て、ドリルチャックの閉鎖の際の締付リング(8)と同
    じ回転方向に付勢すること、更に他のストッパ(18)
    が備えられていて、該ストッパはチャック体(1)に相
    対的な慣性リング(17)の回転を、チャックジョー
    (5)の調整にとって望まれる締付リング(8)の回転
    経路の大きさに制限すること、及び、慣性リング(1
    7)の回転経路に対向する調整リング(15)の最大限
    に可能な回転経路は、それぞれチャック体(1)に関し
    て、調整リング(15)と慣性リング(17)が、係止
    部材(10)を、係止クリアランス(9)において係合
    させられた状態とはずされた状態との間で移動させるた
    めに相互に回転されねばならない分だけ少なくとも大で
    あり、その際、ドリルチャックの閉鎖に対応する締付リ
    ング(8)の回転方向における調整リング(15)の回
    転によって、係止部材(10)は係合状態から係合をは
    ずされた状態に、及び、その逆に、移動させられるこ
    と、を特徴とするドリルチャック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドリルチャックにおい
    て、調整リング(15)と慣性リング(17)との間
    に、周方向において2つの止め位置を有する止め装置
    (20)が構成されていて、その際、係止部材(10)
    は一方の止め位置において、締付リング(8)の係止ク
    リアランス(9)に係合させられた状態にあり、他方の
    止め位置においては、係合をはずされた状態にあること
    を特徴とするドリルチャック。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のドリルチャックにおい
    て、調整バネ(19)が自身の端部で直接、チャック体
    (1)と慣性リング(17)に保持されていることを特
    徴とするドリルチャック。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のドリルチャックにおい
    て、調整バネ(19)が自身の端部で、直接、チャック
    体(1)と調整リング(15)に保持されていて、該調
    整バネ(19)の力は、止め装置(20)を係合状態か
    らはずすのに十分ではないことを特徴とするドリルチャ
    ック。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載のドリル
    チャックにおいて、止め装置(20)が、止め位置にお
    いて互いに係合し合うようになる止め素子、即ち、調整
    リング(15)及び慣性リング(17)における、止め
    突起(21)もしくは止め受入部(22)、によって形
    成されていること、及び、前記両リングのうちの一方
    が、周方向に延びるバネ腹板(23)を有していて、該
    バネ腹板には少なくとも止め素子(21,22)の一方
    があることを特徴とするドリルチャック。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のドリルチャックにおい
    て、バネ腹板(23)が、自身をその都度担持している
    リング(15,17)の壁部から自由に切り取られてい
    ることを特徴とするドリルチャック。
  7. 【請求項7】 請求項5もしくは6に記載のドリルチャ
    ックにおいて、一端が開放されたスリット(24)によ
    って慣性リング(17)から離されていて半径方向に可
    撓的に曲げうるバネ腹板(23)が自由な腹板端部にお
    いて係止部材(10)を担持すること、バネ腹板(2
    3)に備えられた止め素子が、スリット(24)に向け
    られた腹板側部に配設された止め受入部(22)として
    構成されていること、及び、止め突起(21)が、調整
    リング(15)にのっていて軸方向にスリット(24)
    中に係合する止めジャーナルとして構成されていて、該
    ジャーナルは、止め受入部(22)中への係合の際に係
    止部材(10)を、締付リング(8)の係止クリアラン
    ス(9)中に押し、慣性リング(17)に対向する調整
    リング(15)の回転の際にはスリット(24)中で、
    止め受入部(22)と、閉じられたスリット端部との間
    で移動可能であること、を特徴とするドリルチャック。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載のドリル
    チャックにおいて、係止部材(10)が、慣性リング
    (17)において半径方向に案内されたスライダとして
    構成されていることを特徴とするドリルチャック。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のドリルチャックにおい
    て、係合をはずされた状態に係止部材(10)を移動さ
    せるために、調整リング(15)には制御カム(30)
    が、係止部材(10)には制御カーブ(31)が、備え
    られていて、該制御カーブには、制御カム(30)が、
    慣性リング(17)に対向する調整リング(15)の回
    転の際に、当接するようになることを特徴とするドリル
    チャック。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかに記載のドリ
    ルチャックにおいて、係止クリアランス(9)が締付リ
    ング(8)において、軸方向横断面が鋸歯状に構成され
    ていて、該クリアランス中には、係止部材(10)が対
    応して構成された鋸歯で係合し、その際、ドリルチャッ
    クの閉鎖のための締付リングの回転方向に対応する、締
    付リング(8)に対向する慣性リング(17)の回転方
    向において、鋸歯の急勾配の歯末の面(14)が、比較
    的平らな歯元面(15)に先行することを特徴とするド
    リルチャック。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のド
    リルチャックにおいて、チャック体(1)に対向する調
    整リング(15)及び/又は、慣性リング(17)、の
    回転をそれぞれ制限するストッパ(16,18)の構成
    のためにチャック体(1)が少なくとも1つの、軸が平
    行な平らな面(70)を有していて、該平らな面には、
    調整リング(15)ないしは慣性リング(17)におい
    て、それぞれ2つの、軸が平行で互いに傾斜し合うスト
    ッパ面(71)が対向していて、該ストッパ面は、調整
    リング(15)ないしは慣性リング(17)がそれぞれ
    チャック体(1)に対向して最大限に回転しうる角度
    を、自身(71)の相互の傾斜位置によって決定するこ
    とを特徴とするドリルチャック。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10のいずれかに記載のド
    リルチャックにおいて、チャック体(1)がストッパカ
    ム(50,51)を担持し、該カムはそれぞれ、調整リ
    ング(15)及び/又は慣性リング(17)中のみぞ
    (60,61)に係合し、その際、該みぞ(60,6
    1)はそれぞれ、チャック軸と同心の円弧に沿って延び
    ていて、周方向においては、調整リング(15)ないし
    は慣性リング(17)の回転経路だけ、それぞれみぞ
    (60,61)に係合するストッパカム(50,51)
    よりも大であり、その結果、調整リング(15)ないし
    は慣性リング(17)の回転制限のためのストッパ(1
    6,18)は、周方向においてそれぞれ対向し合うスト
    ッパカム(50,51)ないしはみぞ(60,61)の
    面によって形成されていることを特徴とするドリルチャ
    ック。
  13. 【請求項13】 請求項11もしくは12に記載のドリ
    ルチャックにおいて、慣性リング(17)のためにのみ
    チャック体(1)に備えられたストッパ(18)の場
    合、調整リング(15)の回転を制限するストッパ(1
    6´)が調整リング(15)と慣性リング(17)との
    間に構成されていることを特徴とするドリルチャック。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載のドリルチャックに
    おいて、チャック体(1)上に、回転不能に、かつ、軸
    方向に移動不能にストッパディスク(90)がのってい
    て、該ディスクは、調整リング(15)及び/又は慣性
    リング(17)のためのストッパカム(50,51)を
    有していて、チャック軸と同心の円弧に沿って走行する
    切欠(91)を備えていて、該切欠中に、圧縮バネもし
    くは牽引バネとして構成された調整バネ(19)が位置
    し、該バネは一方で、切欠端部の一方に、他方、軸方向
    において切欠(91)中に突出する慣性リング(17)
    もしくはストッパディスク(90)のジャーナル(9
    2)に、保持されていることを特徴とするドリルチャッ
    ク。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載のド
    リルチャックにおいて、締付リング(8)と調整リング
    (15)が軸方向に隣接してチャック体(1)に配設さ
    れていて、共にチャック体(1)を、該チャック体の軸
    方向の全長に渡って覆うことを特徴とするドリルチャッ
    ク。
JP6090089A 1993-04-27 1994-04-27 ドリルチャック Pending JPH071212A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4313742A DE4313742C2 (de) 1993-04-27 1993-04-27 Bohrfutter
DE4313742.3 1993-04-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH071212A true JPH071212A (ja) 1995-01-06

Family

ID=6486486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6090089A Pending JPH071212A (ja) 1993-04-27 1994-04-27 ドリルチャック

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5435578A (ja)
EP (1) EP0622143B1 (ja)
JP (1) JPH071212A (ja)
BR (1) BR9401608A (ja)
DE (1) DE4313742C2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536700A (ja) * 2005-04-20 2008-09-11 ロェーム ゲーエムベーハー ドリルチャック
JP2008542036A (ja) * 2005-05-27 2008-11-27 エタブリッスマン・アミオ・エス.エー. 特にインパクトレンチタイプの回転機械に装着するための工具担持用チャック
JP2015168055A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 ロェーム ゲーエムベーハー ドリルチャック

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4407854B4 (de) * 1994-03-09 2008-03-27 Röhm Gmbh Bohrfutter
DE4416224C1 (de) * 1994-05-07 1995-11-23 Metabowerke Kg Schlüsselloses Spannfutter
DE4438991C5 (de) * 1994-10-31 2009-07-30 Röhm Gmbh Bohrfutter
DE4448025B4 (de) * 1994-10-31 2013-07-18 Röhm Gmbh Bohrfutter
AU5867296A (en) * 1995-06-07 1996-12-30 Power Tool Holders Incorporated Lever actuated keyless chuck
DE19606795C2 (de) * 1996-02-23 1998-01-22 Metabowerke Kg Bohrfutter
DE19710565C1 (de) * 1997-03-14 1998-06-04 Roehm Gmbh Bohrfutter
US6302407B1 (en) * 2000-04-20 2001-10-16 Chun Chu Hsueh Chuck structure with locking and positioning functions
US6502836B1 (en) * 2000-12-06 2003-01-07 Power Tool Holders Incorporated Chuck with spring leg dust cover
DE10109490B4 (de) * 2001-02-28 2006-08-10 Metabowerke Gmbh Spannfutter
DE10213093B4 (de) * 2002-03-23 2013-06-20 Andreas Stihl Ag & Co. Handbohrmaschine mit einem Verbrennungsmotor
DE10226165A1 (de) * 2002-06-12 2003-12-24 Roehm Gmbh Bohrfutter
FR2847180B1 (fr) 2002-11-18 2005-02-11 Amyot Ets Sa Mandrin porte-outil a systeme de verrouillage
CN2715890Y (zh) * 2004-08-03 2005-08-10 山东威达机械股份有限公司 带响自锁式钻夹头
US7360770B2 (en) 2004-08-17 2008-04-22 Black & Decker Inc. Keyless chuck with automatic and manual locking
US20070063455A1 (en) * 2004-09-17 2007-03-22 Zhang Qiang J Fastener with nutating gear reduction
US7331584B2 (en) * 2004-09-17 2008-02-19 Black & Decker Inc. Chuck with nutating gear reduction
US7690658B2 (en) * 2004-09-20 2010-04-06 Black & Decker Inc. Tool chuck with power take off feature
DE102005006780B4 (de) * 2005-02-14 2016-10-13 Röhm Gmbh Bohrvorrichtung
DE102005007996A1 (de) * 2005-02-22 2006-08-31 Robert Bosch Gmbh Bohrfutter und Handwerkzeugmaschine mit einem Bohrfutter
WO2006099820A1 (de) * 2005-03-19 2006-09-28 Röhm Gmbh Bohrfutter
US7588398B2 (en) * 2005-04-19 2009-09-15 Black & Decker Inc. Tool chuck with power take off and dead spindle features
US7537421B2 (en) * 2005-09-16 2009-05-26 Black & Decker Inc. Dead spindle PTO with compliant grounding mechanism
US7645101B2 (en) * 2005-09-16 2010-01-12 Black & Decker Inc. Chuck with internally threaded jaw in a PTO application
US7547165B2 (en) * 2005-09-16 2009-06-16 Black & Decker Inc. PTO selector mechanism with brake
US7588399B2 (en) * 2005-09-16 2009-09-15 Black & Decker Inc. PTO selector mechanism for parallel axis transmission
US7896356B2 (en) * 2006-04-10 2011-03-01 Shandong Weida Machinery Co., Ltd. Drill chuck with two-stage gripping
US7845651B2 (en) * 2006-08-15 2010-12-07 Jacobs Chuck Manufacturing Company Locking chuck
DE102006043040A1 (de) * 2006-09-14 2008-03-27 Röhm Gmbh Bohrfutter
DE102006050916A1 (de) * 2006-10-28 2008-04-30 Röhm Gmbh Nachspannendes Bohrfutter
ES2327358T3 (es) * 2006-12-23 2009-10-28 Rohm Gmbh Portabrocas.
CN201012399Y (zh) * 2007-04-10 2008-01-30 浙江三鸥机械股份有限公司 一种新颖自锁式手紧钻夹头
US8403339B2 (en) 2008-06-18 2013-03-26 Jacobs Chuck Manufacturing Company Self tightening chuck with an axial lock
US8777232B2 (en) * 2009-07-29 2014-07-15 Jacobs Chuck Manufacturing Company Self-tightening chuck with a radial lock
US9352397B2 (en) * 2012-04-10 2016-05-31 Apex Brands, Inc. Locking chuck
US9643258B2 (en) 2014-04-28 2017-05-09 Milwaukee Electric Tool Corporation Chuck assembly for a rotary power tool
US11084105B2 (en) 2017-10-18 2021-08-10 Milwaukee Electric Tool Corporation Chuck assembly for a rotary power tool

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2341642C3 (de) * 1973-08-17 1981-10-01 Metabowerke KG Closs, Rauch & Schnizler, 7440 Nürtingen Spannfutter für Bohrer
DE2847927C2 (de) * 1978-11-04 1986-10-16 Günter Horst 7927 Sontheim Röhm Spannfutter, insbesondere Bohrfutter
DE3405511C1 (de) * 1984-02-16 1985-07-11 Günter Horst 7927 Sontheim Röhm Spannfutter,insbes.Bohrfutter
DE3713457C1 (en) * 1987-04-22 1988-09-15 Roehm Guenter H Retightening drill chuck
DE4203200A1 (de) * 1992-02-05 1993-08-12 Roehm Guenter H Bohrfutter
DE4238503C1 (de) * 1992-11-14 1993-11-25 Roehm Guenter H Bohrfutter
DE4238461C1 (de) * 1992-11-16 1994-02-17 Roehm Guenter H Bohrfutter
DE4238464C1 (de) * 1992-11-16 1994-03-03 Roehm Guenter H Selbstspannendes Bohrfutter

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536700A (ja) * 2005-04-20 2008-09-11 ロェーム ゲーエムベーハー ドリルチャック
JP2008542036A (ja) * 2005-05-27 2008-11-27 エタブリッスマン・アミオ・エス.エー. 特にインパクトレンチタイプの回転機械に装着するための工具担持用チャック
JP2015168055A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 ロェーム ゲーエムベーハー ドリルチャック
US10173268B2 (en) 2014-03-06 2019-01-08 Roehm Gmbh Drill chuck

Also Published As

Publication number Publication date
BR9401608A (pt) 1994-11-22
EP0622143A1 (de) 1994-11-02
US5435578A (en) 1995-07-25
DE4313742C1 (de) 1994-04-28
EP0622143B1 (de) 1996-03-27
DE4313742C2 (de) 2000-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH071212A (ja) ドリルチャック
JP3774793B2 (ja) ドリルチャック、特に衝撃ドリリング用のもの
JPH06277912A (ja) ドリルチャック
US5174588A (en) Automatically locking chuck for drill or the like
EP2537612B1 (en) Tool chuck with power take off feature
JP3376432B2 (ja) ドリルチャック
JPH07290306A (ja) ドリルチャック
KR940000752B1 (ko) 회전공구용 키이레스 척
JPH06277913A (ja) 自動締付ドリルチャック
US5499830A (en) Keyless chuck
JPH0615508A (ja) ドリルチャック
US4460296A (en) Keyless chuck gripping device
JPH05208305A (ja) ドリルチャック
US4700956A (en) Lockable and self-tightening hammer-drill chuck
JPH02303703A (ja) 締め直しを行なう工作機械用チャック
US8215649B2 (en) Drill chuck
JPS60207704A (ja) 衝撃ドリル用のドリルチヤツク
JPS6114806A (ja) 衝撃ドリル装置
JPS6411401B2 (ja)
JPS61257703A (ja) 衝撃ドリル装置
JPH10501747A (ja) 手持ち式穿孔機械、特にハンマドリルのための工具ホルダ並びに工具ホルダを有する手持ち式穿孔機械
JPH09117837A (ja) 電動式の打撃穿孔機
JPH0358845B2 (ja)
JPH0628809B2 (ja) 衝撃ドリル装置
JP2001038510A (ja) 工作機械のためのチャック