JPH07120156A - 乾燥装置用ワーク収納治具 - Google Patents

乾燥装置用ワーク収納治具

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Publication number
JPH07120156A
JPH07120156A JP29255993A JP29255993A JPH07120156A JP H07120156 A JPH07120156 A JP H07120156A JP 29255993 A JP29255993 A JP 29255993A JP 29255993 A JP29255993 A JP 29255993A JP H07120156 A JPH07120156 A JP H07120156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
end stopper
centrifugal force
rotary
jig
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29255993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Takahashi
裕一郎 高橋
Tadahiro Nakano
忠博 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP29255993A priority Critical patent/JPH07120156A/ja
Publication of JPH07120156A publication Critical patent/JPH07120156A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを傾斜させて設置する必要が無く、自
動化が容易に行える乾燥装置用ワーク収納治具を得る。 【構成】 ワーク1の収納部を同心円状に有し、収納部
の外周側にワーク1の重心点より下側に下端ストッパ部
2を有する回転枠体3と、回転時に回転枠3と一体に回
転する上端ストッパ部4とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密機器等の機構部品
(以下、ワークという)の乾燥装置における収納治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾燥装置のワークの収納治具とし
て、例えば特開昭61−254262号公報記載の発明
がある。上記発明は、図7に示す様に、上部が開口端と
なる様に回転軸に対して傾斜した内側面55aを有する
回転枠体55が回転自在に支持されている。回転枠体5
5の内側面55aには半導体基板等のワーク54を回転
枠体55の回転軸に対して傾斜させて支持するワークカ
セット55が取着されている。回転枠体55内には上部
より回転軸に沿って乾燥ガス供給管51が設置されてい
る。乾燥ガス供給管51の下部には吹き出し口52が所
定の間隔で設けられている。
【0003】上記構成の装置は、回転枠体55のガスを
排気すると同時に吹き出し口52からワーク54への乾
燥ガスの吹き付け或は乾燥ガスの吸引を行い、ワーク5
4の回転力による遠心力に加えてワーク54と乾燥ガス
との接触によっても脱水されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来技
術においては、ワークを回転軸に対して傾斜させて支持
するワーク支持部を備えたものであり、ワーク装着時に
おいても傾斜させた状態で装着される。従って、ワーク
支持部に傾斜を付けなければならず、機構が複雑になる
とともにワークも一つ一つ傾斜させて装着させなければ
ならないという欠点があった。
【0005】因って、本発明は前記従来技術における欠
点に鑑みて開発されたもので、ワーク収納部のワーク支
持部に傾斜を設けることなく、またワーク装着時にも傾
斜させて装着させることなく、乾燥時のみワーク自らが
遠心力により傾斜することにより、遠心力による乾燥
(分離)を促進させることのできる乾燥装置用ワーク収
納治具の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、同
心円状かつ同一平面上にワークの収納部を有するととも
に、ワークの重心点の下側でかつ収納部の外周に下端ス
トッパ部を有する回転枠体と、ワーク上部の上端ストッ
パ部を有して回転枠体の回転時に一体に回転するワーク
収納部とから構成され、回転枠体の回転時に前記下端ス
トッパ部と上端ストッパ部とによりワークを傾斜させつ
つ保持できる様に構成したものである。
【0007】図1および図2は本発明を示し、図1は停
止時の概念図、図2は遠心力作用時の概念図である。本
発明の収納治具5は、ワーク1と、ワーク1の収納部を
同心円状に有し、収納部の外周にワーク1の重心点より
下側に下端ストッパ部2を有する回転枠体3と、回転時
に回転枠体3と一体に回転するワーク1上部の上端スト
ッパ部4とにより構成される。
【0008】以上の構成から成る装置は、ワーク1がワ
ーク収納治具5内に同一方向に収納され、ワーク収納治
具5が図示せぬ回転駆動部により高速回転されると、回
転の上昇に伴い遠心力が増加して一定の値を越えるとワ
ーク1が自ら傾き、下端ストッパ部2と上端ストッパ部
4に当接して傾斜状態で遠心分離(乾燥)を行う。
【0009】
【実施例1】図3および図4は本実施例を示し、図3は
停止時の概略構成図、図4は遠心力作用時の概略構成図
である。ワーク6は上部に凹部を有する直方体の形状物
である。回転枠体8は、ワーク6の収納部を同心円状に
配しており、収納部外周にワーク6の重心点より下側に
位置する下端ストッパ部7を有している。ワーク収納治
具11は、回転枠体8のセンターロッド9上部へ上端ス
トッパ部10を着脱自在に螺合させてワーク6の出し入
れを可能にしたものである。
【0010】回転駆動部13はその上端が回転枠体8の
センターロッド9下部に嵌合し、ワーク収納治具11を
支持するとともに回転させる。クランプ部12はその下
端が回転枠体8のセンターロッド9上部に嵌合し、クラ
ンプ部12と前記回転駆動部13とによりワーク収納治
具11を上下より押圧把持できる様に構成されている。
【0011】以上の構成から成る装置は、ワーク6を収
納したワーク収納治具11がクランプ部12と回転駆動
部13とにより押圧把持され、回転駆動部13により高
速回転される。回転の上昇に伴い遠心力が一定の値を越
えると、ワーク6が回転枠体8の下端ストッパ部7に当
接して自ら傾斜し、上端ストッパ部10と当接して傾斜
状態で遠心力を受ける。水滴14はワーク6の傾斜に沿
って遠心力方向にすばやく排出される。
【0012】本実施例によれば、ワーク6の傾斜角は回
転枠体8の下端ストッパ部7と上端ストッパ部10との
高さにより決まるため、回転枠体8本体に傾斜を設ける
必要がない。因って、ワーク6収納時においても傾斜さ
せる必要が無く、自動搬送等においてもワーク6の姿勢
制御が容易で自動化しやすい。
【0013】
【実施例2】図5および図6は本実施例を示し、図5は
停止時の概略構成図、図6は遠心力作用時の概略構成図
である。本実施例では、前記実施例1と同様な構成部分
に同一番号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ
を述べる。
【0014】ワーク収納治具24は、回転枠体22と上
端ストッパ部23とにより構成される。回転枠体22は
その外周にワーク6の重心点より下側に位置するストッ
パ部21を有し、回転枠体22のセンターロッド26上
端にはスペーサ28を介してボルト27が螺合されてい
る。上端ストッパ部23はクランプ部25の下部に螺合
されている。上端ストッパ部23下面は押圧把持時にボ
ルト27の上端と当接する。
【0015】以上の構成から成る装置は、回転枠体22
と下端に上端ストッパ部23を備えたクランプ部25と
に押圧把持されることにより、回転枠体22上に載置さ
れたワーク6を傾斜可能に保持する。回転の上昇に伴い
遠心力が一定の値を越えるとワーク6が上端ストッパ2
3と下端ストッパ部21とに当接して傾斜状態となり水
滴を迅速に排出する。
【0016】本実施例によれば、クランプ部25に上端
ストッパ部23を取り付けたことにより、回転枠体22
にワーク6収納ごとに必要となるフタ等を取り付ける必
要がない。また、ワーク収納治具24把持時以外はワー
ク6上方が開放されているため、ワーク6の出し入れが
しやすく、自動搬送等も行いやすい。さらに、ボルト2
7によって装着されているスペーサ28の厚みを変える
ことにより、上端ストッパ部23と下端ストッパ部21
との間隔を変え、乾燥に最適な傾斜角をワーク6に与え
ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る乾燥装
置用ワーク収納治具によれば、上部に開口部を持つ垂直
面の多いワークにおいては、ワークを傾けることにより
遠心力による水切り効果が増加する。また、ワークの傾
斜角は回転枠体の下端ストッパ部位置と上端ストッパ部
の高さとにより決まるため、回転枠体の本体に傾斜を設
ける必要がない。さらに、自動化時のワーク収納等のハ
ンドリング時においても回転枠体の同心円状かつ同一平
面上へワークを移動させるだけであり、ワークを傾斜さ
せる必要か無く、自動化が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す概念図である。
【図2】本発明を示す概念図である。
【図3】実施例1を示す概略構成図である。
【図4】実施例1を示す概略構成図である。
【図5】実施例2を示す概略構成図である。
【図6】実施例2を示す概略構成図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 下端ストッパ部 3 回転枠体 4 上端ストッパ部 5 ワーク収納部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状かつ同一平面上にワークの収納
    部を有するとともに、ワークの重心点の下側でかつ収納
    部の外周に下端ストッパ部を有する回転枠体と、ワーク
    上部の上端ストッパ部を有して回転枠体の回転時に一体
    に回転するワーク収納部とから構成され、回転枠体の回
    転時に前記下端ストッパ部と上端ストッパ部とによりワ
    ークを傾斜させつつ保持できる様に構成したことを特徴
    とする乾燥装置用ワーク収納治具。
JP29255993A 1993-10-28 1993-10-28 乾燥装置用ワーク収納治具 Withdrawn JPH07120156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29255993A JPH07120156A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 乾燥装置用ワーク収納治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29255993A JPH07120156A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 乾燥装置用ワーク収納治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07120156A true JPH07120156A (ja) 1995-05-12

Family

ID=17783338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29255993A Withdrawn JPH07120156A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 乾燥装置用ワーク収納治具

Country Status (1)

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JP (1) JPH07120156A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130