JP2894086B2 - 遠心乾燥装置 - Google Patents

遠心乾燥装置

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JP2894086B2
JP2894086B2 JP13644992A JP13644992A JP2894086B2 JP 2894086 B2 JP2894086 B2 JP 2894086B2 JP 13644992 A JP13644992 A JP 13644992A JP 13644992 A JP13644992 A JP 13644992A JP 2894086 B2 JP2894086 B2 JP 2894086B2
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cradle
main body
centrifugal
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centrifugal drying
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孝彰 小林
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠心乾燥装置に係わり、
特に半導体基板又はマスク及びレチクル等の乾燥に使用
する遠心乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遠心乾燥装置は図3に示す様に、
本体1は遠心乾燥により振り切った純水を排水する排水
口2と本体内部に取り入れた気流を排気する排気口3を
有し、本体1の上部には、気流を本体1の内部に取りこ
む吸気口4及び吸気口4上部にダスト除去を目的とした
フィルター5を設置した開閉式の上蓋6を有し、本体1
の内部にはシャフト7によりモーター8に接続されたク
レードル9と、シャフト7の中心軸を対称としてクレー
ドル9の4箇所に設置したバスケット10を有してい
る。ここでクレードル9はコントロールユニット11で
モーター8をコントロールすることによりその回転数・
回転時間を任意に設定できる構造となっている。この遠
心乾燥装置を用いて、半導体基板収納キャリアごと純水
で処理した半導体基板をそのままキャリアごとバスケッ
ト10に収納し、所望の回転数・回転時間クレードル9
を回転させ、その際に発生する遠心力により半導体基板
に付着している純水を振り切って乾燥していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の遠心乾燥装
置では、回転軸を対称にして配置したバスケットに半導
体基板を収納したキャリアを設置する構造となっている
ため、重量バランスを保つために常に偶数単位で対向位
置に設置せねばならず任意数のキャリアを処理すること
が不可能であった。また、最近の基板大口径化により、
基板1枚あたりの重量が増加し、微妙なバランスを保つ
ためにはキャリアに収納する半導体基板の数量をあらか
じめ調整せねばならない等増す増す煩雑なものとなって
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の遠心乾燥装置
は、遠心乾燥により振り切った純水を排水する排水口及
び内部に取り入れた気流を排気する排気口を備えた本体
部と、気流を本体内部に取りこむ吸気口及びその上部に
ダスト除去用のフィルターを設置した開閉式上蓋と、シ
ャフトによりモーターに接続されクレードルと、クレー
ドルの内部に設置したバスケットと、クレードルの外周
部に沿ってその外側に設置したレールと、レール上を移
動するオートバランサーと、クレードルの回転数・回転
時間を任意に設定できるコントロールユニットとを備え
ている。あるいは本発明の遠心乾燥装置は、遠心乾燥に
より振り切った純水を排水する排水口及び内部に取り入
れた気流を排気する排気口を備えた本体部と、気流を本
体内部に取りこむ吸気口及びその上部にダスト除去用の
フィルターを設置した開閉式上蓋と、シャフトによりモ
ーターに接続されクレードルと、クレードルの内部に設
置したバスケットと、クレードルの外周部に設置したオ
ートバランサーと、回転乾燥中にオートバランサーの位
置を調整する手段と、クレードルの回転数・回転時間を
任意に設定できるコントロールユニットとを備えてい
る。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る図1(a)〜(d)は、本発明を4キャリア対向型の
遠心乾燥装置に適用した第1の実施例を説明するための
図であり、図1(b)はクレードル部分に注目した平面
図、図1(a)は図1(b)のA−A線における断面
図、図1(c)は本体内部に配置されたバーコードの
図、図1(d)は回転乾燥している際のオートバランサ
ーの位置を示した図である。
【0006】図1(a)において、本体1は遠心乾燥に
より振り切った純水を排水する排水口2と本体内部に取
り入れた気流を排気する排気口3を有し、本体1の上部
には、気流を本体1の内部に取りこむ吸気口4及び吸気
口4上部にダスト除去を目的としたフィルター5を設置
した開閉式の上蓋6を有し、本体1の内部には、シャフ
ト7によりモーター8に接続されたクレードル9と、シ
ャフト7の中心軸を対称としてクレードル9の内壁部の
4箇所に設置したバスケット10a,10cを有してい
る。ここに、クレードル9は、図1(b)に示す様に、
その内周部には回転軸を対称として4箇所にバスケット
10a,10b,10c,10dが設置してあり、外周
部には、バスケット10a,10cの中心及びシャフト
7の中心軸を通る中心線B−B上に本体1の内壁部に設
置されたバーコード14を読みとるためのフォトセンサ
ー13がバスケット10c側に設置されている。また、
その外周部の外側に設置したレール15には、2個のオ
ートバランサー12a,12bがバスケット10a側に
設置されている。ここでオートバランサー12a,12
bは、フォトセンサー13の読み取り値により、クレー
ドル9の外周部の外側に設置されたルール15上を中心
線B−Bを対称軸として反対方向つまり、クレードル9
の回転軸を基準として相反する方向へ同一角度だけ自動
的に移動する機構となっており、それぞれの重量は、半
導体基板収納キャリアに最大数収納した際の重量の2分
の1の重量となっている。また、バーコード14は、図
1(c)に示した様に下側から順に1・2・3・4・5
本とそれぞれ等間隔に5mm幅の黒いラインが配置され
ており、クレードル9が回転することにより、フォトレ
ンサ13に読みこまれその数量によりクレードル9の傾
斜具合が算出できる機構となっており、バランスよく回
転している時は常に3本と読みとる様に本体1の内壁に
配置してある。
【0007】この遠心乾燥装置を用いて半導体基板を乾
燥させるためには、先ず、純水で処理済みの半導体基板
収納キャリアごと、バスケット10に収納し上蓋6を閉
じる。ここに乾燥させる半導体基板の枚数により半導体
基板収納キャリアの数量が決定されるが、1キャリアの
場合はバスケット10cへ、2キャリアの場合はバスケ
ット10c,10aへ、3キャリアの場合はバスケット
10b,10c,10d、4キャリアの場合は全バスケ
ットへ収納するものとし、本実施例では1キャリアの場
合について説明する。この後、コントロールユニット1
1を用いてモーター8に直結したクレードル9を所望回
転数で所望時間回転させ、その際に発生する遠心力によ
り半導体基板に付着した純水を振り飛ばして乾燥する。
この時クレードル9は、バスケット10c側が重いため
傾斜しながら回転し始めるが、図1(d)に示した様
に、オートバランサー12a,12bが中心軸B−Bの
フォトセンサー13のバーコード14の読みとり値が常
に3となる様に初期位置より角度θだけそれぞれ移動す
るため、クレードル9は傾斜することなくバランスよく
回転する。つまり、フォトレンサ13の読み取り値が
“1”又は“2”の時はフォトセンサ13側が重いので
角度θは小さい方向へ、また“4”又は“5”の時はフ
ォトセンサ13側が軽いので角度θは大きい方向へ移動
する。
【0008】従って、本発明の遠心乾燥装置と用いれ
ば、乾燥する際に半導体基板収納キャリアの数量に2キ
ャリア又は4キャリアと制限する必要がなく、さらに、
半導体基板収納キャリア内の半導体基板の数量も任意に
収納できるので、それらの数量をあらかじめ調整せねば
ならない等の煩雑な制約が解消させる。またここで、バ
スケットの数量を4個,オートバランサーの数量を2個
としたが、バスケットの数量は1個以上,オートバラン
サーはバスケットの個数の2倍でよく、また、半導体基
板の代わりにレチクル又はマスク等にも応用可能であ
る。
【0009】図2(a)〜(d)は本発明を2キャリア
対向型の遠心乾燥装置に適用した第2の実施例を説明す
るための図であり、図2(b)はクレードル部分に注目
した平面図、図2(a)は図2(b)のA−A線におけ
る断面図、図2(c)はクレードル内部に配置されたバ
スケットとロードセルの断面図及び図2(d)はバスケ
ット10cに半導体基板収納キャリアを収納した際のオ
ートバランサーの位置を示した図である。
【0010】図2(a)において、第1の実施例と同様
に、本体1は排水口2と排気口3を有し、本体1の上部
には、吸気口4及びフィルター5を備えた開閉式の上蓋
6を有し、本体1の内部には、シャフト7によりモータ
ー8に接続されたクレードル9を備えている。ここに、
クレードル9は、図2(b)に示す様にその内周部に
は、回転軸のシャフト7を対称として2箇所にバスケッ
ト10a,10cが設置してあり、その外周部の外側に
設置したレール15には、2個のオートバランサー12
a,12bが設置されている。ここでオートバランサー
12a,12bは、それぞれのバスケット10a,10
c内に設置したロードセル17で計量した半導体基板収
納キャリアの重量によりクレードル9の外周部の外側に
設置されたレール15上を自動的に移動する機構となっ
ている。
【0011】この遠心乾燥装置を用いて半導体基板を収
納した半導体基板収納キャリアを1キャリアだけ乾燥さ
せる場合について説明する。先ず、純水で処理済みの半
導体基板収納キャリアごとバスケット10cに収納し、
上蓋6を閉じる。この際図2(c)に示した様に、半導
体基板収納キャリア16の重量は、ロードセル17によ
って自動的に計測され、その計測値をもとに図2(d)
に示した様にオートバランサー12a,12bが移動す
る。ここで、半導体基板収納キャリア16の重量をM
[kg],回転中心からその重心までの距離をR
[m],オートバランサー12a,12bの重量をA
[kg],回転中心からその重心までの距離をr
[m],とすると、オートバランサー12a,12bと
半導体基板収納キャリアの中心と回転軸中心を結ぶ中心
線B−Bとのなす角度θ[rad]は、θ=sin
-1(M・R/2・A・r)で表わされる。
【0012】この後、コントロールユニット11を用い
てモーター8に直結したクレードル9を所望回転数で所
望時間回転させ、その際に発生す遠心力により半導体基
板に付着した純水を振りとばして乾燥する。この時、半
導体基板収納キャリアは1キャリアであるが、オートバ
ランサー12a,12bによってそれぞれの遠心力のバ
ランスが保たれているのでクレードル9は傾斜すること
なくバランスよく回転する。従って、本発明の遠心乾燥
装置を用いれば、半導体基板収納キャリアの数量制限を
する必要がなく、さらに半導体基板の枚数も任意に選択
できるので、数量調整等の煩雑な制約が解消される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、回転する
クレードル部にオートバランサーを搭載しているため、
乾燥しようのする半導体基板又はレチクル等の重量バラ
ンスを考慮する必要がなく、任意のキャリア数で任意の
半導体基板のを選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図であり、(a)
は断面図、(b)はクレードル部に注目した平面図であ
り同図のA−A線部の断面が(a)、(c)はバーコー
ドの図、(d)はオートバランサーの位置を示した図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図であり、(a)
は断面図、(b)はクレードル部に注目した平面図であ
り同図A−A線部の断面が(a)、(c)はロードセル
部の図、(d)はオートバランサーの位置を示した図で
ある。
【図3】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】 1 本体 2 排水口 3 排気口 4 吸気口 5 フィルター 6 上蓋 7 シャフト 8 モーター 9 クレードル 10,10a,10b,10c,10d バスケット 11 コントロールユニット 12,12a,12b コントロールユニット 13 フォトセンサー 14 バーコード 15 レール 16 半導体基板収納キャリア 17 ロードセル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠心乾燥により振り切った純水を排水す
    る排水口及び内部に取り入れた気流を排気する排気口を
    備えた本体部と、気流を本体内部に取りこむ吸気口及び
    その上部にダスト除去用のフィルターを設置した開閉式
    上蓋と、シャフトによりモーターに接続されクレードル
    と、クレードルの内部に設置したバスケットと、クレー
    ドルの外周部に沿ってその外側に設置したレールと、レ
    ール上を移動するオートバランサーと、クレードルの回
    転数・回転時間を任意に設定できるコントロールユニッ
    トとを備えることを特徴とする遠心乾燥装置。
  2. 【請求項2】 遠心乾燥により振り切った純水を排水す
    る排水口及び内部に取り入れた気流を排気する排気口を
    備えた本体部と、気流を本体内部に取りこむ吸気口及び
    その上部にダスト除去用のフィルターを設置した開閉式
    上蓋と、シャフトによりモーターに接続されクレードル
    と、クレードルの内部に設置したバスケットと、クレー
    ドルの外周部に設置したオートバランサーと、回転乾燥
    中にオートバランサーの位置を調整する手段と、クレー
    ドルの回転数・回転時間を任意に設定できるコントロー
    ルユニットとを備えることを特徴とする遠心乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記乾燥中にオートバランサーの位置を
    調整する手段には本体内壁に取り付けられたバーコード
    とクレードルの外周に取り付けられたフォトセンサとを
    有して構成され、回転するクレードルのフォトセンサに
    より固定している本体のバーコードを読みとることによ
    りクレードルの傾きを検知することを特徴とする請求項
    2記載の遠心乾燥装置。
JP13644992A 1992-05-28 1992-05-28 遠心乾燥装置 Expired - Lifetime JP2894086B2 (ja)

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JPH0669181A JPH0669181A (ja) 1994-03-11
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Effective date: 19990202