JPH07119874A - フランジに管を溶接固定する方法及び該方法に使用される治具の構造 - Google Patents

フランジに管を溶接固定する方法及び該方法に使用される治具の構造

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JPH07119874A
JPH07119874A JP5289734A JP28973493A JPH07119874A JP H07119874 A JPH07119874 A JP H07119874A JP 5289734 A JP5289734 A JP 5289734A JP 28973493 A JP28973493 A JP 28973493A JP H07119874 A JPH07119874 A JP H07119874A
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
pipe
insertion hole
welding
jig
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Application number
JP5289734A
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English (en)
Inventor
Takeo Mori
武雄 毛利
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フランジ21に管22を溶接固定するとき
に、簡単にフランジ面Hに対して管22の垂直を出すこ
とができるようにした溶接固定方法及び該方法に使用さ
れる治具27を提供する。 【構成】 管22が挿入される挿入孔23の反対側から
治具27の当り部27Aを挿入し、挿入された管22の
端部が該当り部27Aに当接することによりフランジ面
Hに対する直角を割り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、フランジの挿入孔に管
を挿入して溶接固定する方法に関し、更には該溶接固定
する方法に使用される治具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】管が嵌合する挿入孔を有する中心側の筒
部と、外周側の円板状の鍔部と、該鍔部に設けられたボ
ルト孔とからなり、管を挿入孔に挿入して溶接固定する
ようにしたフランジは従来公知である。
【0003】これを図4でもって説明すると、フランジ
1は管2が挿入される挿入孔3が設けられた中心側の筒
部4と、該筒部4の外周側に円板状に一体形成された鍔
部5とからなっている。鍔部5には複数のボルト孔6が
開口設置されている。筒部4に設けられた挿入孔3の一
方の端部及び他方の端部には開先7が形成されている。
尚、筒部は必ずしも必要な構成ではなく、平円板状のフ
ランジだけの構造となっているもの等、公知の種々のフ
ランジ構造が含まれるものである。
【0004】フランジ1に管2を溶接して固定する作業
は以下のようにしてなされる。先ず、フランジ1の挿入
孔3に管2を圧入させる。そして、フランジ1の面Hに
垂直となるように管2を固定し、開先7を溶接Wして固
定する。
【0005】一方、図5に示すようなフランジも公知で
ある。即ち、フランジ11は管12が挿入される挿入孔
13が設けられた筒部14と、該筒部14の外周に円板
状に一体形成された鍔部15とからなっている。鍔部1
5には複数のボルト孔16が開口設置されている。以上
までは図4で説明したフランジと同一構造であるが、こ
の公知例では筒部14に設けられた挿入孔13の一方の
端部及び他方の端部付近の内部に開先17A、17Bが
形成されている。一方の開先17Aは挿入穴13の一方
の端部を円弧状に削るように形成され、他方の開先17
Bは挿入穴13の内周面から円弧状にせりだして形成さ
れている。尚、ここでも筒部は必ずしも必要な構成では
なく、平円板状のフランジ構造となっているもの等、種
々の公知のフランジ構造が含まれるものである。
【0006】図5に示すフランジ11に管12を溶接し
て固定する作業は以下のようにしてなされる。先ず、フ
ランジ11の挿入孔13に管12を圧入させる。この場
合、管12の先端が開先17Bとの間に溶接幅hが形成
されるように間隔をあけて挿入される。そして、フラン
ジ11の面Hに垂直となるように管12を固定し、開先
17A、開先17Bを溶接Wして固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4及
び図5に示す従来公知のフランジ1、11では、管2、
12の溶接固定に関して以下のような問題点があった。
即ち、溶接作業に先立って管2、12をフランジ1、1
1の面Hに対して垂直に設定しなければならないが、管
2、12とフランジ1、11、の挿入穴3、13との間
には僅かな間隙があるために管2、12を挿入穴3、1
3に挿入しただけでは十分に垂直が得られない。そこ
で、目測によって管2、12の垂直を出したり、直角に
折れ曲がった当板18を使用して管2、12の垂直を出
すようにしているのが実状であった。
【0008】ところが、目測で垂直を出すものでは作業
者に熟練が必要であり、経験が浅い場合にはどうしても
誤差が生じてしまう。又、仮に熟練度の高い作業者であ
っても多少の誤差が生じてしまう。
【0009】そこで、本発明の目的は、前記欠点を改善
し、簡単な方法によってフランジの面に対して管の垂直
を出すことのできるようにした溶接方法を提供すること
にあり、更には該溶接方法に使用される治具を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、管が嵌合する挿入孔と、外周側の円板状
の鍔部と、該鍔部に設けられたボルト孔とからなり、管
を挿入孔に挿入し、溶接固定するようにしたフランジに
おいて、円筒形あるいは円柱形の当り部と該当り部の根
元側に形成された鍔広の止め部とからなる治具を使用
し、該治具の前記当り部を前記挿入孔の管の挿入側とは
反対側から挿入し、前記挿入孔に挿入される管の先端が
該当り部に当接することにより挿入された管の直角を割
り出し、その後に挿入された管とフランジとを溶接固定
してなることを特徴とするものである。又、本発明の他
の特徴とするところは、管が嵌合する挿入孔と、外周側
の円板状の鍔部と、該鍔部に設けられたボルト孔とから
なり、管を挿入孔に挿入し、溶接固定するようにしたフ
ランジに使用される治具であって、前記挿入孔の管の挿
入側とは反対側から挿入される円筒形あるいは円柱形の
当り部と、該当り部の根元側に形成され、前記当り部が
挿入されたときに該挿入孔の端部に当接する鍔広の止め
部とからなる治具の構造にある。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図1ないし図3
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例になる
治具を示す正面図であり、図2は図1の治具の平面図で
ある。図3は、図1及び図2に示す治具を使用してフラ
ンジに管を溶接固定する方法を説明するための断面図で
ある。
【0012】図1ないし図3を参照して、フランジ21
は管22が挿入される挿入孔23が設けられた内周側の
筒部24と、該筒部24の外周側に円板状に一体形成さ
れた鍔部25とからなっている。鍔部25には複数のボ
ルト孔26が開口設置されている。尚、この実施例では
筒部と鍔部は同長の一体物として形成されているが、必
ずしも筒部と鍔部とは同長の構造でなくともよく、例え
ば、筒部が鍔部から突出して少し長くなっている構造
(図4及び図5に示す公知のフランジ構造)等、種々の
公知のフランジ構造が本発明には含まれるものである。
本発明に係るフランジ21に管22を溶接固定する方法
に使用される治具27は、円柱形の当り部27Aと、該
当り部27Aの根元側に形成された鍔広の止め部27B
と、該止め部27Bに貫通形成されているボルト孔27
Cとからなっている。
【0013】図1ないし図3を参照して、フランジ21
に管22を溶接して固定する作業を以下に説明する。先
ず、治具27の当り部27Aをフランジ21の挿入孔2
3の管22の挿入がわとは反対側から挿入する。そし
て、図示しないボルトを鍔部25のボルト孔26及び止
め部27に形成されているボルト孔27Cに通して固定
する。次に、挿入孔23に管22を挿入し、管22の先
端を当り部27Aに当接させる。これにより挿入された
管22がフランジ21の面Hに対して直角となるように
位置決めする。その後、挿入された管22とフランジ2
1とを溶接Wして固定する。
【0014】以上に説明した構造は本発明の一実施例で
あって、本発明は前述の実施例に限定されるものではな
い。例えば、当り部の構造は円柱形に限定されるもので
はなく、円筒形としてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上に説明した本発明の溶接固定する方
法、あるいは該方法に使用される治具によると、以下に
述べるような技術的効果を奏する。フランジに管を溶接
固定するに当って、簡単に垂直が得られるものとなり、
管の溶接固定作業が迅速かつ低コストに行われるものと
なる。又、フランジ自体の構造を変更する必要がないの
で、従来公知のフランジをそのまま使用することができ
るので、この点においてもコストアップのないものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による治具の構造を示す正面図
である。
【図2】図2は、図1の治具の平面図である。
【図3】図3は、本発明によるフランジに管を溶接固定
する方法を説明する断面図である。
【図4】図4は、従来公知のフランジを示す断面図であ
る。
【図5】図5は、従来公知の他のフランジを示す断面図
である。
【符号の説明】
21 フランジ 22 管 23 挿入孔 24 筒部 25 鍔部 26 ボルト孔 27 治具 27A 当り部 27B 止め部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管が嵌合する挿入孔と、外周側の円板状
    の鍔部と、該鍔部に設けられたボルト孔とからなり、管
    を挿入孔に挿入し、溶接固定するようにしたフランジに
    おいて、 円筒形あるいは円柱形の当り部と該当り部の根元側に形
    成された鍔広の止め部とからなる治具を使用し、該治具
    の前記当り部を前記挿入孔の管挿入側とは反対側から挿
    入し、前記挿入孔に挿入される管の先端が該当り部に当
    接することにより挿入された管の直角を割り出し、その
    後に挿入された管とフランジとを溶接固定してなること
    を特徴とするフランジに管を溶接固定する方法。
  2. 【請求項2】 管が嵌合する挿入孔と、外周側の円板状
    の鍔部と、該鍔部に設けられたボルト孔とからなり、管
    を挿入孔に挿入し、溶接固定するようにしたフランジに
    使用される治具であって、 前記挿入孔の管の挿入側とは反対側から挿入される円筒
    形あるいは円柱形の当り部と、該当り部の根元側に形成
    され、前記当り部が挿入されたときに該挿入孔の端部に
    当接する鍔広の止め部とからなることを特徴とする治具
    の構造。 【0001】
JP5289734A 1993-10-27 1993-10-27 フランジに管を溶接固定する方法及び該方法に使用される治具の構造 Pending JPH07119874A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010523980A (ja) * 2007-03-30 2010-07-15 アッシュクロフト インコーポレーテッド アダプタアセンブリおよび製造方法

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JP2010523980A (ja) * 2007-03-30 2010-07-15 アッシュクロフト インコーポレーテッド アダプタアセンブリおよび製造方法

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