JP3265422B2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP3265422B2
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和彦 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材等のワークを
溶接等の加工をする際に、定位置に保持しておくために
これをクランプするクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に用いられる金属の薄板
を、溶接等にて組み付けるに当たり、その薄板に設けら
れている孔を利用して位置決め及びクランプするクラン
プ装置として、空気圧シリンダを用いた図7に示すよう
なものが使用されている。
【0003】この従来のクランプ装置は、ワークを直接
クランプするクランパとして、先端部を鈎形にした一対
のアーム1を用い、これらアーム1と空気圧シリンダ2
のピストンロッド3とをピン4で連結していた。この場
合、薄板であるワーク5に設けられている孔6に、本体
7から突出する位置決めピン8を挿通状態にしたまま、
アーム1の先端鈎部1aを、ワーク5の孔6に対して挿
通及び抜出できるようにするとともに、ピストンロッド
3の進退によって一対のアーム1を適量だけ揺動させ
て、それらの先端鈎部1aによるワーク5のクランプと
その解除を行えるようにする必要がある。
【0004】そのため、各アーム1に曲がったガイド溝
9を設け、このガイド溝9に、本体7に設けられたガイ
ドピン10を嵌合させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の装
置では次のような問題点があった。 クランパである一対のアーム1を適量だけ揺動させ
るために、それらに曲がったガイド溝9の溝加工を要
し、その加工は動きをスムーズにするために高精度でな
ければならないので、コスト高となる。 ガイド溝9とガイドピン10との間にスパッタ等の
異物が入り、作動不良となる。 位置決めピン8に向かってワーク5が移動してき
て、位置決めピン8がワーク5の孔6に挿通状態になっ
てから、アーム1でワーク5をクランプするとき、位置
決めピン8と孔6とのセンタリングが必要であるが、位
置決めピン8と孔6との隙間分だけ位置ずれするので、
センタリング精度が低い。
【0006】そこで、本発明の目的は、従来のこのよう
な問題点を解決し、クランパに高精度の加工を必要とし
ない単純な構造にできるとともに、ワークの孔とのセン
タリングを、ワークのクランプと同時に精度良く行える
クランプ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるクランプ装
置では、ワークの孔に挿通させてワークをクランプする
クランパが、本体に固定して曲げられた板バネ等のスプ
リングで作られ、その中間部がピストンロッドの先端部
に接続され、ピストンロッドの進出時には、クランパが
ワークの孔よりも小さく変形されてこの孔を挿通でき、
ピストンロッドの後退時にはワークの孔よりも大きく変
形されてワークをクランプするようになっている。
【0008】ピストンロッドの先端部に横孔を設け、こ
の横孔にクランパの中間部を挿通させてピストンロッド
と接続すれば、ピストンロッドの進退に伴うクランパの
変形がスムーズに行われる。
【0009】位置決めピンに、クランパ及びピストンロ
ッド先端部を受け入れる切欠部を形成しておくと、クラ
ンパは、ワークの孔よりも大きく変形したとき、この切
欠部の両側より一部分が突出してワークをクランプす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0011】このクランプ装置は、図1に示すように、
ピストン11のストロークが短い空気圧シリンダ12
と、そのロッド側カバーを兼ねる本体13とを一体化
し、この本体13を円筒形とすることにより、ピストン
ロッド14の径が細い先端突部14aを除いて、ピスト
ンロッド14を本体13で包被している。
【0012】円筒形の本体13の先端開口は、同心円状
の先端内輪カバー15と先端外輪カバー16とで閉じら
れ、ピストンロッド14は、その先端突部14aのみが
先端内輪カバー15の孔15aを通じて突出している。
この突出した先端突部14aには、図4に示すような矩
形の横孔14bが設けられている。
【0013】本実施例では、ワーク5をクランプするク
ランパとして図5に示すような一枚の細長い板バネ17
を用い、これを、ピストンロッド14の先端突部14a
の横孔14bに挿通させてU形に折り曲げたまま、板バ
ネ17の両端部を、先端内輪カバー15と先端外輪カバ
ー16との間に挟み込んで固定している。その固定を確
実に行えるように、板バネ17の両端17aは予めL形
に折曲され、先端内輪カバー15と先端外輪カバー16
には、このL形の両端17aを挟んで押さえる段部が形
成されている。また、板バネ17は、ピストンロッド1
4の横孔14bを挿通して中間部がピストンロッド14
の先端に接続されることになるが、その接続位置のずれ
防止のために、板バネ17の両側縁の中間部には切欠き
17bが形成されている。以下、このような板バネによ
るクランパを「板バネ状クランパ」と言う。
【0014】一方、本体13の先端の先端外輪カバー1
6には、ワーク5の孔6に挿通させることができる位置
決めピン18が一体に突設されている。この位置決めピ
ン18には、板バネ状クランパ17及びピストンロッド
14の先端突部14aを受け入れる切欠部18aが形成
され、この切欠部18aは、図1及び図6に示すように
位置決めピン18の対向する両側面に開口している。
【0015】次に動作を説明する。ワーク5を本クラン
プ装置に向かって移動し、又は本クランプ装置をワーク
5に向かって移動させて位置決めピン18をワーク5の
孔6に挿通状態にするときには、図1に示すように、空
気圧シリンダ12のピストン11をロッド側(本体13
側)へ摺動させ、ピストンロッド14を進出させる。こ
れにより板バネ状クランパ17は、U形に変形して全体
が位置決めピン18の切欠部18a内に収まったまま、
位置決めピン18と共にワーク5の孔6を挿通する。
【0016】次に、図2に示すように、ピストン11を
反対側へ摺動させてピストンロッド14を後退させる
と、板バネ状クランパ17は、Ω形に変形してその両側
の一部分17cが位置決めピン18の切欠部18aの両
側へ突出し、つまりワーク5の孔6よりも大きくなり、
ワーク5を先端外輪カバー16に押し付けるようにして
これをクランプする。このとき、板バネ状クランパ17
は、ワーク5の孔6の周縁に圧接するので、孔6に対す
るセンタリングは正確に行われる。
【0017】図1の状態に復帰させると、ワーク5のク
ランプは解除され、U形に変形復帰した板バネ状クラン
パ17を、位置決めピン18と共にワーク5の孔6から
抜出できる。
【0018】なお、上記の実施例では、クランパを板バ
ネで構成したが、線状スプリングなどでもよい。また、
クランプするワークも、孔のある薄板に限らず、孔のあ
る厚板や管材に対しても適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
ークの孔に挿通させてワークをクランプするクランパを
板バネ等のスプリングで構成し、ピストンロッドの進出
により、クランパをワークの孔よりも小さく変形してこ
の孔に挿通させ、ピストンロッドの後退により、ワーク
の孔よりも大きく変形させてワークをクランプするの
で、ガイド溝を有する一対のアームを用いた従来のクラ
ンプ装置の欠点を解消できる次のような効果がある。
【0020】 クランパの加工に高精度の加工を必要
としない単純な構造であるため、安価に提供できる。 従来のように、アームのガイド溝とガイドピンとの
間にスパッタ等の異物が入り、作動不良となることはな
く、スパッタ等の異物が飛散するような環境下でも、安
定した動作をさせることができる。 クランパをワークの孔よりも大きく変形させてワー
クをクランプすると同時に、クランパをワークの孔の周
縁に圧接させることができるので、ワークの孔に対する
センタリングを正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクランプ装置の一実施例の断面図
で、ワークをクランプする直前の状態である。
【図2】図2の状態からワークをクランプした状態の断
面図である。
【図3】ワークは省略して示す同上の平面図である。
【図4】ピストンロッドの先端部の側面図である。
【図5】クランパを構成する板バネを示し、(a)は平
面図、(b)は側面図、(c)は端面図である。
【図6】図1の状態の一部分の側面図である。
【図7】従来のクランプ装置の破断図である。
【符号の説明】
5 ワーク 6 ワークの孔 11 ピストン 12 空気圧シリンダ 13 本体 14 ピストンロッド 14a ピストンロッドの先端突部 14b 横孔 17 板バネによるクランパ 18 位置決めピン 18a 切欠部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体より突出する位置決めピンと、空気圧
    シリンダのピストンロッドの先端に接続されたクランパ
    とを有し、位置決めピンをワークに設けられている孔に
    挿通させた状態で、ピストンロッドの進出によりクラン
    パをワークの孔に挿通させ、ピストンロッドの後退によ
    りクランパでワークをクランプするクランプ装置におい
    て、前記クランパが、本体に固定して曲げられたスプリ
    ングで作られ、その中間部がピストンロッドの先端部に
    接続され、ピストンロッドの進出時には、クランパがワ
    ークの孔よりも小さく変形されてこの孔を挿通でき、ピ
    ストンロッドの後退時にはワークの孔よりも大きく変形
    されてワークをクランプするようになっていることを特
    徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】クランパが板バネで作られている請求項1
    記載のクランプ装置。
  3. 【請求項3】クランパの中間部が、ピストンロッドの先
    端部に設けた横孔に挿通させてピストンロッドと接続さ
    れている請求項1記載のクランプ装置。
  4. 【請求項4】位置決めピンに、クランパ及びピストンロ
    ッド先端部を受け入れる切欠部が形成され、クランパ
    は、ワークの孔よりも大きく変形したときこの切欠部の
    両側より一部分が突出するようになっている請求項1、
    2又は3記載のクランプ装置。
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