JPH0924421A - プレスブレーキ用下金型及び金型ホルダー - Google Patents

プレスブレーキ用下金型及び金型ホルダー

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JPH0924421A
JPH0924421A JP20047595A JP20047595A JPH0924421A JP H0924421 A JPH0924421 A JP H0924421A JP 20047595 A JP20047595 A JP 20047595A JP 20047595 A JP20047595 A JP 20047595A JP H0924421 A JPH0924421 A JP H0924421A
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mold
groove
die
holder
center
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Susumu Kawano
進 川野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ワークの折り曲げ加工等を行うプレ
スブレーキに使用される下金型及び金型ホルダーであっ
て、プレスブレーキ用下金型の位置決め固定作業を容易
かつ安全に行うことができることを主要な目的とする。 【構成】プレスブレーキの下部テーブル上に固定され、
プレスブレーキの上部テーブルに装着された上金型の先
端と噛み合う噛み合い溝部を有する下金型と、上記下金
型を下部テーブル上に位置決め固定する為の金型ホルダ
ーより成るプレスブレーキ用下金型及び金型ホルダーに
於て、上記下金型と金型ホルダーとの接面には、下金型
の位置決めを行う為の互いに嵌合する溝と突起の単数又
は複数が上記下金型の長手方向に沿って形成されてお
り、さらに、上記下金型の下面と金型ホルダーの上面に
下金型の長手方向に沿って形成される互いに嵌合する溝
と突起は、プレスブレーキの上部テーブルに装着された
上金型の先端の中心と下金型の溝部の中心とが一致する
位置に形成されていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板金の折り曲げ加工等
を行うプレスブレーキに使用される金型に係り、さらに
詳しくは、プレスブレーキの下部テーブル上に位置決め
固定されて使用されるプレスブレーキ用下金型及び金型
ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、板金の折り曲げ加工等を行
うプレスブレーキは、プレスブレーキの下部テーブル上
に位置決め固定される下金型と、プレスブレーキの上部
テーブルに装着される上金型を有して成るものであり、
上記上金型の先端と下金型の溝部を噛み合わせることに
よって板金の折り曲げ加工等を行うものである。
【0003】そして、上記プレスブレーキによって板金
の折り曲げ加工等を行う際には、上記プレスブレーキの
上部テーブルに装着された上金型の先端の中心と、その
先端が噛み合う下金型の溝部の中心とを一致させる必要
があるものであり、上記プレスブレーキの上部テーブル
に装着された上金型の先端の中心と、その先端が噛み合
う下金型の溝部の中心とを一致させ易くする為に、上記
下部テーブルと下金型との間には、下金型を下部テーブ
ル上に位置決め固定する為の金型ホルダーが配設されて
いるものであった。
【0004】そして、上記下金型を位置決め固定する為
の金型ホルダーは、プレスブレーキの下部テーブル上の
所定の位置に予め固定されているものであり、この金型
ホルダーの上面に下金型を置くことによって、下金型の
位置決めがある程度行われる様に成されているものであ
り、その後、下金型の微調整を行うことによって上記プ
レスブレーキの上部テーブルに装着された上金型の先端
の中心と、その先端が噛み合う下金型の溝部の中心を一
致させることができるものであった。
【0005】そして、上記下金型の位置決め固定の際の
微調整は、上金型の先端の中心と下金型の溝部の中心を
目測によってある程度一致させ、次いで、上金型を下降
させるか、下金型を上昇させるかすることによって、上
金型の先端と下金型の溝部とを噛み合わさせ、この噛み
合いにより、上金型の先端の中心と下金型の溝部の中心
とが一致させられているものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、プレスブレーキの上部テーブルに装着された上金型
の先端の中心と下部テーブルに位置決め固定される下金
型の溝部の中心とを一致させる作業は、上金型の先端の
中心と下金型の溝部の中心を目測によってある程度一致
させた後、上金型の先端と下金型の溝部とを噛み合わせ
ることによって行われているものであるが、上記下金型
が長尺であったり、又、溝部の巾が狭かったりした場
合、その両端において、上金型の先端の中心と下金型の
溝部の中心を目測によってある程度一致させるのは困難
であり、さらに、上記下金型は、その長手方向で複数に
分割して形成される場合が多く、この場合には内側に位
置する下金型において、上金型の先端の中心と下金型の
溝部の中心を目測によってある程度一致させるのは非常
に困難なことであり、上記上金型の先端と下金型の溝部
とがうまく噛み合わない場合には、上金型の先端が下金
型の溝部以外の所に当たり、上金型又は下金型の破損等
の危険が生じるので、下金型の位置決め固定作業には細
心の注意が必要とされるものであった。
【0007】
【発明の目的】よって、本発明の目的とする所は、上述
の如き従来の技術の有する問題点を解決するものであっ
て、プレスブレーキの上部テーブルに装着された上金型
の先端の中心と下部テーブルに位置決め固定される下金
型の溝部の中心とを一致させる作業を容易に、しかも、
安全に行うことができるプレスブレーキ用下金型及び金
型ホルダーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面に使用した符号を用いて説明すると、本発明
は、プレスブレーキの下部テーブル3上に固定され、プ
レスブレーキの上部テーブル4に装着された上金型2の
先端6が噛み合う為の噛み合い溝部5を有する下金型1
と、上記下金型1を下部テーブル3上に位置決め固定す
る為の金型ホルダー7より成るプレスブレーキ用下金型
及び金型ホルダーに於て、上記下金型1の下面9と、金
型ホルダー7の上面10の何れか一方には、下金型1の
位置決めを行う為の溝11又は、突起12の単数又は複
数が上記下金型1の長手方向に沿って形成されていると
共に、何れか他方には上記突起12又は上記溝11が形
成されて成り、而も上記溝11と突起12は、プレスブ
レーキの上部テーブル4に装着された上金型2の先端6
の中心C2と下金型1の噛み合い溝部5の中心C1とが
一致する位置に形成され、互いに若干の隙間を有して嵌
合することを特徴とするプレスブレーキ用下金型及び金
型ホルダーである。
【0009】
【作用】本発明は、上記技術的手段より成るので、プレ
スブレーキの上部テーブル4に装着された上金型2の先
端6の中心C2と下部テーブル3に位置決め固定される
下金型1の噛み合い溝部5の中心C1とを一致させる作
業は、プレスブレーキの下部テーブル3に固定された金
型ホルダー7上に下金型1を載置した後、上記下金型1
の下面9に形成された溝11あるいは突起12を上記下
金型1の下面9に形成された溝11あるいは突起12に
対応する金型ホルダー7の上面10に形成された突起1
2あるいは溝11に嵌合させることによって容易に行う
ことができるものである。
【0010】そして、上記下金型1の下面9に形成され
た溝11あるいは突起12と上記金型ホルダー7の上面
10に形成された突起12あるいは溝11との嵌合を行
い、上金型2の先端6と下金型1の噛み合い溝部5とを
噛み合わせることにより、プレスブレーキの上金型2の
先端6の中心C2と下金型1の噛み合い溝部5の中心C
1とを一致させることができるものであるので、プレス
ブレーキの下金型1の位置決め固定作業が容易で、しか
も、安全なものとなるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳
細に説明する。先ず図1から図6までに於て第1の実施
例を示す。即ち板金の折り曲げ加工等を行うプレスブレ
ーキは、プレスブレーキの上部テーブル4に装着される
上金型2と、プレスブレーキの下部テーブル3上に位置
決め固定される下金型1を有して成るものであり、上記
上金型2は、ボルト20によって締め付けられる締め金
21によって、固定されているものであり、上記下金型
1は、下部テーブル3にボルト26と締め金27によっ
て固定された金型ホルダー7を介して下部テーブル3に
位置決め固定されているものである。
【0012】そして、この実施例のプレスブレーキ用下
金型及び金型ホルダーは、下金型1と金型ホルダー7と
の接面8、即ち、下金型1の下面9と金型ホルダー7の
上面10各々に、下金型1の位置決めを行う為の互いに
嵌合する溝11と突起12の単数又は複数を有してなる
ものである。即ち上記互いに嵌合する溝11と突起12
は、下金型1の長手方向に沿って形成されているもので
あり、上記溝11が下金型1の下面9に形成されている
と共に、上記下金型1の下面9に形成された溝11に対
応する突起12が上記金型ホルダー7の上面10に形成
されているものである。
【0013】さらに、上記互いに嵌合する溝11と突起
12は、プレスブレーキの上部テ−ーブル4に装着され
た上金型2の先端6の中心C2と下金型1の溝部5の中
心C1とが一致する位置(本実施例では、上金型2の先
端6の中心C2と下金型1の溝部5の中心C1との距離
をAとした)に形成されているものであり、上記溝11
と突起12が嵌合することで、上金型2の先端6の中心
C2と下金型1の溝部5の中心C1とを一致させること
ができ、下金型1の位置決めが容易に行える様に構成さ
れているものである。
【0014】そして、上記下金型1の下面9の溝11と
しては、矩形あるいはV字状に形成された溝11が考慮
され、さらに、上記突起12としては、スプリング等の
押圧部材16によって押圧されたボール等の突起形成部
材15を複数個配設したものも考慮されるものであり、
本実施例では、V字状の溝11を下金型1の下面9に形
成すると共に、押圧部材16であるスプリングによって
突起形成部材15であるボールを押圧することによって
形成される突起12を金型ホルダー7の上面10に形成
した場合を示している。
【0015】そして、上記押圧部材16で突起形成部材
15を押圧することによって形成される突起12は、金
型ホルダー7の上面10に形成された穴部18に押圧部
材16(本実施例ではスプリング)と突起形成部材15
(本実施例ではボール)を収容し、ストッパー19にて
保持することによって形成されるものであって、上記溝
11に対して軽く接触するか、あるいは、若干の隙間t
を有する程度の突起12として形成されているものであ
る。
【0016】そしてこの例では、下金型1を効率よく利
用する為に二条の噛み合い溝部5を有してなるものを示
してあり、この場合には、各噛み合い溝部5の中心C1
に対して、上記下金型1の下面9に形成される溝11の
位置を対称な位置(各噛み合い溝部5から均等な距離A
に位置させる)にすることにより、プレスブレーキの上
部テーブル4に装着された上金型2の先端6の中心C2
と、下金型1の各噛み合い溝部5の中心C1とをその使
用時において一致させることができるものである。
【0017】そして、上記プレスブレーキ用下金型及び
金型ホルダーにおける下金型1の固定方法を示したもの
が図3であって、下金型1の金型ホルダー7への固定
は、下金型1の下面9に配設されると共に、金型ホルダ
ー7の切り欠き部28に位置するボルト22を締め付け
ることによって行われ、下金型1が座金24を介して金
型ホルダー7に締め付け固定されるものであり、また、
上記座金24は、ボルト22に通された後、スプリング
25によってボルト22の頭部23側に押圧されてお
り、下金型1を金型ホルダー7に固定する際に、ボルト
22及び座金24が金型ホルダー7の切り欠き部28に
容易に位置する様に構成されているものである。
【0018】そして、上記下金型1の下面9の端部17
には、面取り(45度以下の面取りが好ましい)が行わ
れているものであり、この面取りによって、金型ホルダ
ー7の上面10に形成された突起12(本実施例では、
スプリングによって押圧されたボールより成る複数の突
起12)を滑らかに下金型1の下面9へ導くことがで
き、下金型1のプレスブレーキの前方から後方へ移動
(図中矢印M)が容易になるものである。
【0019】さらに、上記下金型1の下面9に形成され
た溝11と、金型ホルダー7の上面10に形成された突
起12を、溝11と突起12とが嵌合した際に溝11と
突起12との間に隙間tが存する様に構成することによ
り(図4)、上記下金型1を金型ホルダー7に対してそ
の前後方向Fに微動させることが可能となるので(図
6)、上金型と下金型を噛み合わせることにより、下金
型1のより正確な位置決めを行うことができるものであ
る。また、上記隙間tは、0.1〜0.3ミリメートル
程度であることが好ましい。
【0020】次に、上記構成に基づき本発明のプレスブ
レーキ用下金型及び金型ホルダーの使用例を説明する。
先ず、図5に示した様に、プレスブレーキの下部テーブ
ル3に固定された金型ホルダー7上に下金型1を載置
し、下金型1をプレスブレーキの前方から後方へ移動さ
せる(図中矢印M)ことにより、下金型1の下面9に形
成されたV字状の溝11と、金型ホルダー7の上面10
に形成されたスプリング(押圧部材16)によって押圧
されたボール(突起形成部材15)より成る複数の突起
12とを嵌合させるものであり、この時、上記下金型1
の下面9の端部17に面取りが行われていることによっ
て、金型ホルダー7の上面10に形成されたスプリング
(押圧部材16)によって押圧されたボール(突起形成
部材15)より成る複数の突起12を滑らかに下金型1
の下面9へ導くことができ、しかも、上記スプリング
(押圧部材16)によって押圧されたボール(突起形成
部材15)より成る複数の突起12は、下金型1がその
上方に位置した際に、金型ホルダー7の上面10に形成
された穴部18に収容されるものであるので、下金型1
のプレスブレーキの前方から後方へ移動が容易に行える
ものである。
【0021】そして、上記下金型1の下面9に形成され
たV字状の溝11と金型ホルダー7の上面10に形成さ
れたスプリングによって押圧されたボールより成る複数
の突起12とを嵌合させた状態を示したものが図6であ
って、上記下金型1の下面9と金型ホルダー7の上面1
0に形成されている互いに嵌合する溝11と突起12
は、プレスブレーキの上部テーブル4に装着された上金
型2の先端6の中心C2と下金型1の噛み合い溝部5の
中心C1とが一致する位置に形成されているので、この
溝11と突起12の嵌合によって、プレスブレーキの上
部テーブル4に装着された上金型2の先端6の中心C2
と下部テーブル3に位置決め固定される下金型1の噛み
合い溝部5の中心C1とが一致させられるものである。
【0022】さらに、この溝11と突起12が嵌合して
いる状態で、上金型2を下降させるか、下金型1を上昇
させるかして、上金型2の先端6と下金型1の噛み合い
溝部5とを噛み合わせることにより、上金型2の先端6
の中心C2と下金型1の噛み合い溝部5の中心C1とが
正確に一致するものであり、この時、嵌合した溝11と
突起12の間に隙間tが存することにより、下金型1が
金型ホルダー7に対してその前後方向Fに微動すること
ができ、下金型1の正確な位置決めが確実に行われるも
のである。又、上記上金型2の先端6の中心C2と下金
型1の噛み合い溝部5の中心C1とが一致していない場
合でも、そのズレが下金型1の下面9と金型ホルダー7
の上面10に形成されている互いに嵌合する溝11と突
起12の間の隙間tの範囲内であれば、下金型2をその
前後方向Fに微動させることができるので、上金型2の
先端6と下金型1の噛み合い溝部5とを噛み合わせるこ
とにより、上金型2の先端6の中心C2と下金型1の噛
み合い溝部5の中心C1とを正確に一致させることがで
きるものである。
【0023】尚、上記の例に於ては、上記溝部11と突
起12は、上金型2の先端6の中心C2と下金型1の噛
み合い溝部5の中心C1とが一致する位置に形成されて
いることとして示したが、この場合、一致する位置の意
味は、上金型2の先端6の中心C2と下金型1の噛み合
い溝部5の中心C1とがおよその範囲(上金型2の先端
6の中心C2が下金型1の噛み合い溝部5の巾の範囲内
に位置する範囲)で一致していて、而も、上金型2を下
降させるか、下金型1を上昇させるかして、上金型2の
先端6と下金型1の噛み合い溝部5とを噛み合わせるこ
とにより、上金型2の先端6の中心C2と下金型1の噛
み合い溝部5の中心C1とを一致させることができる位
置も含むものである。
【0024】そして、上記下金型1が正確に位置決めさ
れた時点で、下金型1の下面9に配設されたボルト22
を締め付けることにより、下金型1が座金24を介して
金型ホルダー7に締め付け固定され、プレスブレーキ用
下金型及び金型ホルダーが使用可能な状態となるもので
ある。
【0025】そして、上述した如く プレスブレーキの
上部テーブル4に装着された上金型2の先端6の中心C
2と下部テーブル3に位置決め固定される下金型1の噛
み合い溝部5の中心C1とを一致させる作業は、プレス
ブレーキの下部テーブル3に固定された金型ホルダー7
上に下金型1を載置した後、上記下金型1の下面9に形
成された溝11を金型ホルダー7の上面10に形成され
た突起12に嵌合させることによって行うことができ、
その作業は、容易であると同時に、上金型2の先端6の
中心C2と下金型1の噛み合い溝部5の中心C1が大き
くズレる心配がないので、下金型1が長尺である場合や
長手方向で複数に分割されている場合であっても安全に
作業を行うことができるものである。
【0026】そして、上記第1の実施例における下金型
1の下面9に形成されたV字状の溝11に替えて矩形の
溝11を形成した場合を示したものが図7に示した第2
の実施例であり、この場合、スプリングによって押圧さ
れたボールより成る突起12と矩形の溝11との嵌合が
上記第1の実施例のV字状の溝11への嵌合に比し瞬間
的(急激)に行われる(上記第1の実施例のV字状の溝
11では、スプリングによって押圧されたボールより成
る突起12がV字状の溝11に沿って徐々に嵌合してい
く為、嵌合は比較的穏やかに行われる。)ので、その嵌
合時にカチッという音が生じ易く、より容易に溝11と
突起12が嵌合したことを知ることができるものであ
る。
【0027】さらに、上記第1,第2の実施例における
溝11と突起12の形成が逆に行われた場合、即ち、下
金型1の下面9にスプリングによって押圧されるボール
より成る突起12を形成すると共に、金型ホルダー7の
上面10にV字状あるいは矩形の溝11を形成した場合
を示したものが図8,図9であり、この場合、上記下金
型1の下面9の端部17に対する面取りを行う必要がな
くなるものである。
【0028】そして、上記下金型1の下面9と金型ホル
ダー7の上面10に下金型1の長手方向に沿って形成さ
れる互いに嵌合する溝11と突起12を矩形に形成した
場合を示したものが図10に示した第5の実施例であ
り、矩形の溝11を下金型1の下面9に形成すると共
に、それに嵌合する矩形の突起12を金型ホルダー7の
上面10に形成し、さらに、上記下金型1の下面9の端
部17に対して面取りを行ったものである。
【0029】また、上記下金型1の下面9と金型ホルダ
ー7の上面10に下金型1の長手方向に沿って形成され
る互いに嵌合する溝11と突起12をV字状に形成した
場合を示したものが図11に示した第6の実施例であ
り、V字状の溝11を下金型1の下面9に形成すると共
に、それに嵌合するV字状の突起12を金型ホルダー7
の上面10に形成し、さらに、上記下金型1の下面9の
端部17に対して面取りを行ったものである。
【0030】そして、上記第5,第6の実施例において
も、上述の実施例と同様に、下金型1の下面9と金型ホ
ルダー7の上面10に下金型1の長手方向に沿って形成
される互いに嵌合する溝11と突起12が嵌合した際
に、溝11と突起12の間に隙間tが存する様に構成さ
れているものであり、この隙間tによって、より正確に
上金型2の先端6の中心C2と下金型1の噛み合い溝部
5の中心C1とを一致させることができるものである。
【0031】尚、図12,図13に示した様に、下金型
1を金型ホルダー7に固定保持させる際に使用される金
型プレート30は、金型プレート30の上面31の凸部
32に下金型1の下面9の凹部29を嵌合させ、下金型
1を滑動可能に保持して成るものであり、上記金型プレ
ート30と下金型1とは一体的に使用されるものであっ
て、上記金型プレート30を下金型1の一部としてみな
すことができるので、金型プレート30の下面33を金
型プレート30が使用されていない下金型1の下面9と
同様に取り扱うことができ、上記金型プレート30の下
面33を上述した金型プレート30を使用しない場合と
同様の構成とすることにより、下金型1の位置決め固定
作業を容易に、しかも、安全に行うことができるもので
ある。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によると次の
様な効果を奏する。即ち、請求項1によると、プレスブ
レーキ用下金型及び金型ホルダーに於ける下金型の下面
と金型ホルダーの上面に、下金型の位置決めを行う為の
互いに嵌合する溝と突起の単数又は複数がその長手方向
に沿って形成され、しかも、上記溝と突起は、プレスブ
レーキの上部テーブルに装着された上金型の先端の中心
と下金型の溝部の中心とが一致する位置に形成されてい
るものであるので、プレスブレーキの上部テーブルに装
着された上金型の先端の中心と下部テーブルに位置決め
固定される下金型の溝部の中心とを一致させる作業が、
プレスブレーキの下部テーブルに固定された金型ホルダ
ー上に下金型を載置した後、上記溝と突起を嵌合させ、
上金型の先端部と下金型の溝部とを噛み合わせることに
よって行われることとなり、プレスブレーキの下金型の
位置決め固定作業を容易に、しかも、安全に行うことが
できるものである。
【0033】そして、請求項2,請求項3によると、下
金型の下面と金型ホルダーの上面に形成される互いに嵌
合する溝と突起が、矩形あるいはV字状に形成された溝
及び突起、又は、矩形あるいはV字状に形成された溝
と、スプリング等で押圧されたボール等によって形成さ
れた複数個の突起として構成されているものであり、下
金型の大きさやその取り付け状態等に応じて様々な形状
の溝と突起を使用することができるものであるので、下
金型の位置決め固定作業をより容易に、しかも、より安
全に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示しプレスブレーキ用
下金型及び金型ホルダーの構成を示す一部断面を含む構
成図である。
【図2】図1に於ける一部断面を含むX矢視図である。
【図3】プレスブレーキ用下金型及び金型ホルダーにお
ける下金型の固定方法を示した構成図である。
【図4】下金型の下面と金型ホルダーの上面に形成され
る互いに嵌合する溝と突起を示す部分拡大である。
【図5】下金型の位置決め固定作業の開始時を示す側面
図である。
【図6】下金型の位置決め固定作業の終了時を示す側面
図である。
【図7】本発明のプレスブレーキ用下金型及び金型ホル
ダーの第2の実施例を示す構成図である。
【図8】本発明のプレスブレーキ用下金型及び金型ホル
ダーの第3の実施例を示す構成図である。
【図9】本発明のプレスブレーキ用下金型及び金型ホル
ダーの第4の実施例を示す構成図である。
【図10】本発明のプレスブレーキ用下金型及び金型ホ
ルダーの第5の実施例を示す構成図である。
【図11】本発明のプレスブレーキ用下金型及び金型ホ
ルダーの第6の実施例を示す構成図である。
【図12】下金型を金型ホルダーに固定保持させる際に
金型プレート使用した場合のプレスブレーキ用下金型及
び金型ホルダーの実施例を示す構成図である。
【図13】下金型を金型ホルダーに固定保持させる際に
金型プレート使用した場合のプレスブレーキ用下金型及
び金型ホルダーの固定状態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 下金型 2 上金型 3 下部テーブル 4 上部テーブル 5 噛み合い溝部 6 先端 7 金型ホルダー 8 下金型と金型ホルダーの接面 9 下金型の下面 10 金型ホルダーの上面 11 溝 12 突起 15 突起形成部材 16 押圧部材 17 下金型の下面の端部 C1 下金型の噛み合い溝部の中心 C2 上金型の先端の中心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスブレーキの下部テーブル3上に固
    定され、プレスブレーキの上部テーブル4に装着された
    上金型2の先端6が噛み合う為の噛み合い溝部5を有す
    る下金型1と、上記下金型1を下部テーブル3上に位置
    決め固定する為の金型ホルダー7より成るプレスブレー
    キ用下金型及び金型ホルダーに於て、上記下金型1の下
    面9と、金型ホルダー7の上面10の何れか一方には、
    下金型1の位置決めを行う為の溝11又は、突起12の
    単数又は複数が上記下金型1の長手方向に沿って形成さ
    れていると共に、何れか他方には上記突起12又は上記
    溝11が形成されて成り、而も上記溝11と突起12
    は、プレスブレーキの上部テーブル4に装着された上金
    型2の先端6の中心C2と下金型1の噛み合い溝部5の
    中心C1とが一致する位置に形成され、互いに若干の隙
    間を有して嵌合することを特徴とするプレスブレーキ用
    下金型及び金型ホルダー。
  2. 【請求項2】 上記溝11と突起12は、矩形あるいは
    V字状に形成された溝11及び突起12であることを特
    徴とする請求項1記載のプレスブレーキ用下金型及び金
    型ホルダー。
  3. 【請求項3】 上記溝11と突起12は、各々矩形ある
    いはV字状に形成された溝11とスプリング等の押圧部
    材16によって押圧されたボール等の突起形成部材15
    により形成された複数個の突起12であることを特徴と
    する請求項1記載のプレスブレーキ用下金型及び金型ホ
    ルダー。
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