JPH0748884Y2 - サブアッシー用圧締具 - Google Patents

サブアッシー用圧締具

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JPH0748884Y2
JPH0748884Y2 JP12487990U JP12487990U JPH0748884Y2 JP H0748884 Y2 JPH0748884 Y2 JP H0748884Y2 JP 12487990 U JP12487990 U JP 12487990U JP 12487990 U JP12487990 U JP 12487990U JP H0748884 Y2 JPH0748884 Y2 JP H0748884Y2
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栄忠 河上
善雅 宮崎
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複数枚のパネルを並設させて固定する際に用
いられるサブアッシー用圧締具に関するものである。
[従来の技術] 複数枚のパネルを並設させて各パネルを接合するサブア
ッシーにあっては、各パネルの位置を決め、それらの動
きを抑止した状態に固定する必要がある。従来このよう
な目的で用いられるサブアッシー用圧締具には、例えば
第7図に示すようなはた金と呼ばれるものがある。
第7図は、はた金1が、幅方向の側端面を接合した状態
に並設されてなる複数枚のパネルP,P…を圧締する際に
用いられた例を示すものである。この例では、一方の最
端部に配置されたパネルを第1パネルP1とし、他方の最
端部に配置されたパネルを第2パネルP2とし、さらにこ
れら両パネルP1,P2の間に数枚のパネル(図示略)が配
置されているものとする。
図中符号2が、複数枚のパネルP1,P2…の表面に当接さ
れてこれらのパネルP1,P2を固定するための固定ビーム
であり、少なくとも、すべてのパネルルP1,P2…の幅方
向の長さを足し合わせた分の長さを有する長尺に形成さ
れた断面略T字型の鋼材である。
この固定ビーム2の一端部には、第1パネルP1の側端面
に当接してこれを固定するための第1のパネル押さえ3
が設けられている。
この第1のパネル押さえ3は、前記固定ビーム2に沿っ
て移動可能に設けられて第1パネルP1の側端面に当接す
る可動片4と、固定ビーム2の前記可動片4より端部に
近い位置に固定されて、該可動片4を固定するための固
定片5とを主体として構成されている。可動片4は、前
記固定ビーム2が遊挿される断面略T字型の孔4aを有す
る遊挿部4bと、第1パネルP1の側端面に当接される押さ
え板部4cとを有している。また、固定片5は、固定ビー
ム2が挿入される断面略T字型の孔5aを有する挿入部5b
と、該挿入部5bに取り付けられて前記可動片4の押さえ
板部4cと平行に設けられた調整板部5cとを有しており、
挿入部5bを固定ビーム2に挿入しかつその側面間にピン
6を挿通させたことによって、該固定ビーム2に固定さ
れている。また、固定片5の調整板部5cには螺子孔5dが
設けられており、この螺子孔5dには、その先端を前記可
動片4の押さえ板部4cに突当てた状態に、螺子棒7が螺
合されている。
また、前記固定ビーム2の他端部には、第2パネルP2
側端面に当接してこれを固定するための第2のパネル押
さえ8が設けられている。すなわち、該固定ビーム2の
この端部付近には、その厚み方向に貫通する調整孔9,9
…が複数個、所定間隔毎に設けられている。また、第2
のパネル押さえ8は、前記第1のパネル押さえ3の可動
片4とほぼ同一形状を有し、固定ビーム2が遊挿される
断面路T字型の孔8aを有する遊挿部8bと、第2パネルP2
の側端面に当接される押さえ板部8cとを備えている。ま
た、その遊挿部8bには、その側面間を貫通するピン穴8d
が設けられている。そして、この遊挿部8bを固定ビーム
2に遊挿し、かつそのピン穴8dを固定ビーム2の調整孔
9に合わせて両者にピン10を挿通することによって、こ
の第2のパネル押さえ8は、固定ビーム2の所定位置に
固定されるようになっている。
このような従来のはた金1によれば、第1のパネル押さ
え3および第2のパネル押さえ8の位置を適当に調整し
て、これらの間に前記複数枚のパネルP1,P2…を挟んだ
後、前記第1のパネル押さえ3の固定片5に螺合されて
いる螺子棒7を回転させることによって、可動片4をパ
ネルP1の方向に押し付け、この押付力で以てパネルP1
P2…を押圧して挾み付ける。すると、これらのパネル
P1,P2…は、位置ずれすることなく圧締される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のはた金にあっては、次
のような問題があった。
すなわち第1には、固定ビーム2を、複数枚のパネル
P1,P2…すべての表面に当接され得るだけの長尺寸法に
設定する必要があるので、例えば少ない枚数のパネルを
圧締する場合、あるいは小さい寸法のパネルを圧締する
場合などには、不要に長すぎて、操作性が悪いという点
である。また、このように固定ビーム2が長尺とされて
いるために、非使用時、すなわち運搬時や収納時などの
取り扱いが不便である。
また第2には、第1および第2のパネル押さえ3,8が、
ともに可動式とされていることから、操作に手間がかか
り、サブアッシーの作業効率が悪いという点である。特
に、第2のパネル押さえ8にあっては、一々ピン10の挿
し替えを行うことによって位置調整を行わなければなら
ず不便である。
また第3には、第1および第2のパネル押さえ3,8によ
るパネルP1,P2…の圧締力が小さいという点である。し
たがって、パネルP1,P2…の位置ずれが生じ易く、作業
精度の低下を招くなどの不都合が発生する。
本考案は、前記事情に鑑みてなされたものであって、パ
ネルの枚数や寸法などに応じて固定ビームの長さを変更
可能として操作性の向上を図り、パネル押さえの位置調
整を容易にして作業性を上げ、しかもパネル押さえによ
る圧締力を強化して確実なサブアッシーを可能とするよ
うなサブアッシー用圧締具を提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 本考案は、複数枚のパネルを並設させて固定する固定ビ
ームが、一方の最端部に配置された第1パネルの表面に
当接される基本ビームと、該基本ビームの長手方向の一
端部に継ぎ足し可能に接合されて該基本ビームの延長上
に延び、パネルの表面に当接される少なくとも1つの延
長ビームとから構成され、 前記基本ビームの他端部には、垂直方向に延びて、前記
第1パネルの側端面を固定する第1のパネル押さえが設
けられ、 また、基本ビームおよび延長ビームは、少なくとも上部
外周面および下部外周面が同一円周面上に乗る曲率の湾
曲面に形成された細長形状を有するもので、かつ該基本
ビームの前記一端部付近から延長ビームの全長に及ん
で、両者の上下部外周面には、一連に延びる螺子切り加
工が施されてなり、 前記延長ビームには、前記第1のパネル押さえに平行に
設けられ、前記第1パネルとは反対の最端部の配置され
た第2パネルの側端面を固定して、前記第1のパネル押
さえとの間に複数枚のパネルを圧締する第2のパネル押
さえが、該延長ビームに沿って移動可能に設けられ、 さらに、延長ビームには、この第2のパネル押さえを固
定するためのロック部材が、該延長ビームの上下部外周
面の螺子切り部に螺合されて設けられてなることを解決
手段とした。
[作用] 本考案のサブアッシー用圧締具によれば、固定ビーム
が、基本ビームと、該基本ビームに継ぎ足し可能に接合
された延長ビームとから構成されているので、パネルの
枚数や寸法などに応じて、延長ビームの数を適宜増減す
ることで、その長さを変更することができる。
また、パネルの両側端面を押圧するパネル押さえは、一
方が固定式のもの(第1のパネル押さえ)で、他方が、
延長ビームに移動可能に設けられた可動式のもの(第2
のパネル押さえ)とされているので、第2のパネル押さ
えのみを、パネルの側端面の位置に合わせて位置調整す
ればよく、操作が簡便である。
また、延長ビームには、第2のパネル押さえを固定する
ためのロック部材が、延長ビームの上下部外周面の螺子
切り部に螺合可能に設けられているので、このロック部
材を延長ビームの外周面に沿ってねじ回して、第2のパ
ネル押さえに当接する位置まで移動させれば、容易に、
第2のパネル押さえの動きを抑止して固定することがで
きる。
すなわち、このロック部材が第2のパネル押さえを押圧
する押圧力によって、前記第1のパネル押さえと第2の
パネル押さえの間に配置されたパネルを、強固に挾み付
けて、確実なサブアッシーを行うことができる。
[実施例] 以下、実施例を示し、図面を参照して、本考案のサブア
ッシー用圧締具を説明する。
第1図は、本考案のサブアッシー用圧締具の一実施例を
示すもので、幅方向の側端面同志を接合した状態に並設
されてなる複数枚のパネルP1,P2…を圧締する際に用い
られた例を示している。この例では、一方の最端部に配
置されたパネルを第1パネルP1とし、他方の最端部に配
置されたパネルを第2パネルP2とし、さらにこれら両パ
ネルの間に第3,第4…の数枚のパネル(図示略)が配置
されているものとする。
図中符号が、固定ビーム2である。固定ビーム2は、第
1パネルP1の表面に当接される細長形状の基本ビーム3
と、該基本ビーム3の長手方向の一端部に継ぎ足し可能
に接合されて該基本ビーム3の延長上に延び、第3,第4
…のパネルの表面を経て、第2のパネルP2の表面に当接
される少なくとも1つ以上の細長形状の延長ビーム4,4
…とを主体として構成されている。
基本ビーム3の、前記延長ビーム4に接合された側と反
対側の端部には、垂直方向に延びて、前記第1パネルP1
の側端面に当接される第1のパネル押さえ5が設けられ
ている。
また、基本ビーム3および延長ビーム4は、ともにアル
ミニウムなどの材質により形成されたもので、第3図に
示すように、概略、上部分3a,4a、下部分3b,4bおよび中
央部分3c,4cを有する断面略I字型に形成されている。
また、その上部分3a,4aの外周面および下部分3b,4bの外
周面は、同一円周面上に乗る曲率の湾曲面に形成されて
いる。そして、下部分3b,4bの外周面がパネルP1,P2
の表面に当接するようになっている。
前記基本ビーム3の一端部には、第2図および第3図に
示すように、その中央部分3cに鉛直方向に延びる細長い
溝6が設けられるとともに、該溝6を通して中央部分3c
の両側面間を貫通するピン穴7が設けられている。一
方、延長ビーム4の一端部には、その中央部分4cに、前
記基本ビーム3の溝6に嵌合する突起片8が設けられ、
またこの突起片8には前記ピン穴7に連通する連通孔9
が設けられている。そして、突起片8を溝6に嵌合し、
かつ両者のピン穴7と連通孔9とにピン10を挿通させた
ことによって、基本ビーム3と延長ビーム4とは互いに
着脱可能に接合されている。また、このピン10は、その
先端が前記基本ビーム3の中央部分3cのピン穴7から突
出して挿入されており、この突出した部分には、該ピン
10の抜け防止用の止め金具11が取り付けられている。該
止め金具11は、針金状の鋼材が略U字型に曲げ形成され
たもので、その両端部の間に前記ピン10の突出部分を挾
み込むようにして取り付けられている。
また、前記延長ビーム4の他端部には、その中央部分4c
に、前記基本ビーム3の端部と同様に溝6が設けられて
おり、この溝6と、他の延長ビーム4の端部に設けられ
た突起片8とを嵌合することにより、延長ビーム4,4同
士の接合も可能となるように設計されている。
また、基本ビーム3の上下部分3a,3bの外周面で、かつ
前記延長ビーム4との接合部となる側の端部付近の外周
面、および延長ビーム4の上下部分4a,4bの外周面全体
には、ともに螺子切り加工が施されており、これらの一
連に延びる雄螺子12が形成されている。
また、前記延長ビーム4には、第4図ないし第6図に示
すように、該延長ビーム4に対して垂直方向に延びて、
前記第1パネルP1と反対側の最端部に配置されたパネル
(第2パネル)P2の側端面に当接する第2のパネル押さ
え13が、この延長ビーム4の長手方向に移動可能なよう
に取り付けられている。
第2のパネル押さえ13は、延長ビーム4に外挿される孔
13aを有する外挿部13bと、この外挿部13bの下部の延び
て設けられ、前記第2パネルP2の側端面に当接する押さ
え板部13cとを有してなる。
また、前記延長ビーム4には、第4図ないし第6図に示
すように、前記第2のパネル押さえ13の動きを抑止して
固定するためのロック部材14が取り付けられている。
ロック部材14は、前記延長ビーム4の上下部分4a,4bの
外周面とほぼ同一の曲率を持つ円形の孔14aを備えた輪
状のもので、その内面、すなわち孔14aの周面全体に螺
子切り加工が施されて、前記延長ビーム4の雄螺子12に
螺合する雌螺子15が設けられている。そして、このロッ
ク部材14は、この孔14aを延長ビーム4に螺合した状態
に取り付けられている。
ロック部材14の外周面の直径の両端に相当する2箇所に
は、それぞれ取手部17,17が設けられており、このロッ
ク部材14を回転させる際の操作部として用いて便利なよ
うに配慮がなされている。
また、これら2つの取手部17,17の真中の位置に相当す
る2箇所には、それぞれ、前記延長ビーム4の上部分4a
および下部分4bに対応する幅分が、該ロック部材14の外
周面から孔14aに貫通して切り抜かれて切抜部18,18が形
成されている。ここで切り抜かれた一片19には、その外
周面に突起する突片19aが設けられている。そして、こ
の突片19aを、前記切抜部18の両側部に突起された取付
片18a,18aの間に挾んで、これら突片19aおよび突出片18
a,18aにピン材20を挿通することによって、前記切り抜
かれた一片19は、該ピン材20を中心として回動可能に取
り付けられている。すなわち、この切り抜かれた一片19
は、このような回動によって前記切抜部18内に嵌め入れ
られる際には、その内面に設けられた雌螺子16が、前記
延長ビーム4の上下部分4a,4bの外周面の雄螺子12にそ
の側方より強制嵌合されるものであることから、以下、
嵌合片19と呼ぶこととする。また、ピン材20が前記取付
片18aより突出した先端部分には、該取付片18aとピン材
20との間に固定されて、この取付片18aを前記突片19aの
方向に付勢してこの嵌合片19のふらつきを防止するスプ
リング21が設けられている。
そして、この嵌合片19が回動して前記切抜部18より解放
された状態では、このロック部材14は、その内面に設け
られた雌螺子16が一部断たれた状態とされるので、前記
延長ビーム4の長手方向に沿って移動可能とされる。ま
た、嵌合片19が回動して切抜部18内に嵌合された状態で
は、ロック部材14の内面には全周に及んで連続的に延び
る雌螺子16が形成されることとなるので、延長ビーム4
の上下部分4a,4bの外周面に設けられた雄螺子12に螺合
可能とされている。
次に、本実施例のサブアッシー用圧締具1の使用方法に
ついて説明する。
まず、複数枚のパネルP1,P2…を、それぞれの幅方向の
側端面同士を接合した状態に並設した後、サブアッシー
用圧締具1の固定ビーム2を、これらすべてのパネル
P1,P2…の表面に当接するに足る長さに調節する。すな
わち、基本ビーム3の一端部に設けられた溝6に延長ビ
ーム4の突起片8を嵌合し、両者をピン10で挿し止める
ことによって、基本ビーム3と延長ビーム4とを継ぎ足
し、さらに必要な長さが得られるまで、同様にして所定
数の延長ビーム4,4…を継ぎ足す。
このように長さ調整された固定ビーム2を前記パネル
P1,P2…の表面に当接させるとともに、基本ビーム3の
端部に取り付けられた第1のパネル押さえ5を、最端部
に配置されている第1パネルP1の側端面に掛けて固定す
る。
次いで、延長ビーム4の端部から第2のパネル押さえ13
を外挿し、その押さえ板部13cが、前記第1パネルP1
反対側の最端部に配置された第2パネルP2の側端面に当
接するまで、延長ビーム4に沿って移動させる。
次に、延長ビーム4の端部からロック部材14を外挿し、
前記第2のパネル押さえ13に当接するまで、位置調整す
る。
このロック部材14の位置調整に際しては、まず、第4図
に示すように、前記嵌合片19を回動させて切抜部18から
解放させる。すると、ロック部材14は、その内面の雌螺
子16が一部断たれた状態となるので、延長ビーム4に沿
って、螺合ではなく単に水平移動させることが可能とな
る。
このようにして、ロック部材14を第2パネル押さえ13に
近い位置まで移動させた後、一旦停止させて、第5図に
示すように、前記嵌合片19を回動させて切抜部18内に嵌
合させる。これによって、嵌合片19内面の雌螺子16は、
延長ビーム4の上下部分4a,4b外周面の雄螺子12に、そ
の側方より強制嵌合させる。この状態で、該ロック部材
14を延長ビーム4の上下部分4a,4b外周面に沿ってねじ
回せば、両者は螺合されて、第2のパネル押さえ13に当
接するに至るまでロック部材14を移動させることができ
る。
このようにして、ロック部材14を第2のパネル押さえ13
に当接させた後、第6図に示すように、さらにもう少し
ロック部材14の回転を深めるようにし、これによって第
2のパネル押さえ13を介して前記第2パネルP2の側端面
を押圧する。すなわち、前記第1のパネル押さえ5とこ
の第2のパネル押さえ13との間に、複数枚のパネルP1
P2…を挾み込んで、両側端面から押圧力を与えて、これ
ら複数枚のパネルP1,P2…を圧締、固定する。
このように、本実施例のサブアッシー用圧締具1によれ
ば、固定ビーム2が、基本ビーム3と、該基本ブーム3
に継ぎ足し可能に取り付けられた延長ビーム4,4…とに
よって構成されているので、延長ビーム4,4…の数を変
更することで、その全長を適当に調整することができ
る。したがって、サブアッシーするパネルP1,P2…の枚
数や寸法などに合わせて、その長さを適宜調整すること
ができるので、パネルP1,P2…の寸法が小さい時や枚数
が少ない時などにも、固定ビーム2の長さを不要に長く
して取り扱い性を低下させるような不都合が生じない。
よって、サブアッシーにおける操作性が良く、作業効率
の向上を図ることができる。
また、このように延長ビーム4,4…が継ぎ足し可能に設
けられていることから、このサブアッシー用圧締具1の
非使用時、すなわち収納時や運搬時などには、これら延
長ビーム4,4…と基本ビーム3を取り外してそれぞれ別
体としておけばよいので、スペースを取らないうえに取
り扱い性も良く、また安全である。
また、このサブアッー用圧締具1によれば、第1のパネ
ル押さえ5が固定式、第2のパネル押さえ13が可動式と
されているので、このサブアッシーによるパネルP1,P2
…の圧締時には、第2のパネル押さえ13のみを延長ビー
ム4に沿って移動させればよく、操作が容易である。
しかも、第2のパネル押さえ13は、前記ロック部材14に
より固定されるようになっているので、複数枚のパネル
P1,P2…は、このロック部材14による押圧力によって両
側から挾み付けられて固定される。したがって、パネル
P1,P2…には十分な押圧力が付与され、外れたり位置が
ずれたりすることなく、確実なサブアッシーを行うこと
が可能となる。このため、サブアッシーの精度が向上し
て、高い品質を確保することが可能となる。
また、ロック部材14には前記のように切抜部18が設けら
れかつ該切抜部18には嵌合片19が回動可能に取り付けら
れた構成とされているので、このロック部材14を延長ビ
ーム4に取り付けてこれによって前記第2のパネル押さ
え13を固定する最には、次のように2つの方法で操作す
ることができる。すなわち、一つは、嵌合片19を切抜部
18より解放して、ロック部材14内面の雌螺子16の一部を
断った状態とすれば、延長ビーム4に沿って回転ではな
く単に水平移動させることができる。またもう一つに
は、嵌合片19を切抜部18内に嵌合して、ロック部材14の
内面全体に一連に延びる雌螺子16を形成した状態とすれ
ば、延長ビーム4に沿ってねじ回しながらの移動が可能
となる。よって、ロック部材14を延長ビーム4の端部か
ら外挿した初期には、前者の方法により操作して、おお
まかな位置調整を行い、ロック部材14が第2パネル押さ
え13の近くにまで移動した後には、後者の方法によって
操作して、正確でかつ微妙な位置調整を行うようにすれ
ば、余計な手間を省いて操作を簡略化することができ
る。
また、本実施例では、嵌合片19を回動可能に取り付けて
いるピン材20には前記のようなスプリング21が設けられ
ているので、嵌合片19を切抜部18より解放した状態にお
いても、該嵌合片19がその自重等によって戻ったりふら
ついたりすることが防止される。
なお、本考案のサブアッシー用圧締具は、前記実施例に
限られるものではなく、各部材の形状、寸法、材質等の
具体的構成要件は、実施に当たり適宜変更可能である。
例えば、前記実施例では、基本ビーム3と延長ビーム4
との接合を、基本ビーム3の端部に設けられた溝6と、
延長ビーム4の端部に設けられた突起片8との嵌合によ
って実施されている例を示したが、両者が着脱自在に継
ぎ足し可能に接合されれば、このような接合構造に限ら
れない。
また、前記実施例では、固定ビーム2(基本ビーム3お
よび延長ビーム4)の形状を、前記のような断面I字型
形状のものとしたが、パネルP1,P2…の表面に当接さ
れ、かつ少なくとも上下部分3a,3b,4a,4bの外周面に螺
子切り加工が施されてなるものであれば、これ以外のも
のであってもよい。
また、ロック部材14の構成も、前記実施例に示したもの
に限られず、第2のパネル押さえ13を固定できるもので
あればよく、例えば前記切抜部18や嵌合片19の無い単な
る輪状の構成とされても構わない。ただし、この場合に
は、延長ビーム4の端部より外挿してから第2のパネル
押さえ13に当接するまで、ずっと、延長ビーム4の外周
面に沿ってねじ回すことによって移動させなければなら
ない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のサブアッシー用圧締具に
よれば、基本ビームと、該基本ビームに継ぎ足し可能に
接合された延長ビームとから構成されているので、パネ
ルの枚数や寸法などに応じて、延長ビームの数を適宜増
減することで、その長さを変更することができる。した
がって、このサブアッシー用圧締具は、不要に長い状態
のままで使用する必要がなく、操作性が改善されて作業
効率が向上するとともに、非使用時の取り扱い性も良く
なる。
また、パネルの両側端面を押圧するパネル押さえは、一
方が固定式のもの(第1のパネル押さえ)で、他方が、
延長ビームに移動可能に設けられた可動式のもの(第2
のパネル押さえ)とされているので、第2のパネル押さ
えのみを、パネルの側端面の位置に合わせて位置調整す
ればよく、操作が簡便である。
また、パネルは、第1のパネル押さえと第2のパネル押
さえとに挾み付けられ、かつ第2のパネル押さえは、延
長ビームに螺合されたロック部材により押圧されて固定
される。したがって、パネルは、このロック部材の押圧
力によって強固に締め付けられ、外れたり位置がずれた
りすることなく確実に固定されるので、精度良くサブア
ッシーが施されることとなり、高い品質が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、本考案のサブアッシー用圧締具
の一実施例を説明するためのもので、第1図はこのサブ
アッシー用圧締具によりパネルを固定した状態を示す斜
視図、第2図はこのサブアッシー用圧締具の側面図、第
3図は第2図におけるIII−III断面図、第4図ないし第
6図は、このサブアッシー用圧締具のロック部材の位置
調整方法を手順にしたがって示すそれぞれ斜視図であ
り、第7図は、従来のはた金と呼ばれる圧締具の一例を
示す斜視図である。 P1……第1パネル、P2……第2パネル、1……サブアッ
シー用圧締具、2……固定ビーム、3……基本ビーム、
4……延長ビーム、5……第1のパネル押さえ、12……
雄螺子、13……第2のパネル押さえ、14……ロック部
材、16……雌螺子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のパネルを並設させて固定する固定
    ビームが、一方の最端部に配置された第1パネルの表面
    に当接される基本ビームと、該基本ビームの長手方向の
    一端部に継ぎ足し可能に接合されて該基本ビームの延長
    上に延び、パネルの表面に当接される少なくとも1つの
    延長ビームとから構成され、 前記基本ビームの他端部には、垂直方向に延びて、前記
    第1パネルの側端面を固定する第1のパネル押さえが設
    けられ、 また、基本ビームおよび延長ビームは、少なくとも上部
    外周面および下部外周面が同一円周面上に乗る曲率の湾
    曲面に形成された細長形状を有するもので、かつ該基本
    ビームの前記一端部付近から延長ビームの全長に及ん
    で、両者の上下部外周面には、一連に延びる螺子切り加
    工が施されてなり、 前記延長ビームには、前記第1のパネル押さえに平行に
    設けられ、前記第1パネルとは反対の最端部に配置され
    た第2パネルの側端面を固定して、前記第1のパネル押
    さえとの間に複数枚のパネルを圧締する第2のパネル押
    さえが、該延長ビームに沿って移動可能に設けられ、 さらに、延長ビームには、この第2のパネル押さえを固
    定するためのロック部材が、該延長ビームの上下部外周
    面の螺子切り部に螺合されて設けられてなることを特徴
    とするサブアッシー用圧締具。
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