JP3649795B2 - 竪配管芯出し用治具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め設置してある竪配管に取付管を接続するとき、接続しようとする管の芯を竪配管の芯に合わせるための芯出し用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示すごとく、一端を軸支した一対の半円形部材a,aの各他端をボルトbで締付けることで、竪配管の外周に固定設置するようにした締付環cに、3個以上の芯出し片dを取付けてなる竪配管芯出し用治具は知られている(実開平5−18788号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このものは、半円形部材a,aを軸支しなければならず、しかも各他端をボルトbで締付けための座eを形成する必要もあって、構造が複雑となり高価になると共に、芯出し片dはフラットバーの内側面を傾斜させて構成しているため芯出し片dの外方への広がりが自ずと制限され、チエンブロック等で吊った状態で竪配管の上方に臨ませる取付配管を、竪配管の芯近くに寄せる必要があり、それだけチエンブロック等の操作に高い精度を求める必要があり、しかも、竪配管Aを半円形部材の内面で締付けるようにしているため、同じ径の竪配管でもスリーブ継手を備えるものと、スリーブ継手を備えないものとでは、共通の治具を用いることができなかった。
【0004】
本発明はかかる不具合を解消した竪配管芯出し用治具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成する手段として、合わせると竪配管の外周と同じ曲率の内周円を形成する一対の半円形部材に、各半円形部材の上端内縁から上方外側に向かって広がるように突出する芯出し片を、両半円形部材に設けた芯出し片の総数が3本以上となるように取付けると共に、各半円形部材にこれから下方に突出する突片を設け、各突片をその外周から締付手段で竪配管の外側に締付け固定するようにしたことを特徴とし、かかる構成を備えることで、スリーブがあるものとないものとに共用出来、しかも該芯出し片の傾きを大きく取ることが出来る芯出し用治具が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に付き説明する。
【0007】
図でAは、上端にスリーブ継手A´備える工事現場に予め固定設置した竪配管、Bは該竪配管Aに接続する取付配管を示す。
【0008】
1は該竪配管Aの上端部に取付ける芯出し用治具を示し、該芯出し用治具1は、合わせると竪配管Aの外周と同じ曲率の内周円を形成する半円形部材2,2を備え、各半円形部材2,2には、その上端内縁から上方外側に向かって広がる芯出し片3を夫々2本ずつ突出させると共に、各半円形部材2,2に、内側面が各半円形部材2,2の外側面と面一となる突片4を突出させた。
【0009】
これを更に説明すると、半円形部材2,2はスリーブ継手A´とほぼ合致する肉厚を備える幅約50mmの鉄板で構成し、芯出し片3は、厚さ9mm程度の鉄板からなる帯板を、各半円形部材2,2の周方向の一側端と中間位置とに設け、両半円形部材2,2を合わせて円としたとき各芯出し片3が周方向に等間隔に4本突出するように且つ各芯出し片3は半円形部材2に対し45度傾斜して外方に広がるように取付けた。
【0010】
また、突片4は、各半円形部材2,2外側の芯出し片3の取付け位置と同じ位置に取付けた長さ約200mmの帯状のばね性のある金属板で構成した。
【0011】
この芯出し用治具1は、各突片4をその外周から締付手段5で竪配管Aの外側に締付けて取付けるもので該締付手段5として金属線を用いた。
【0012】
このため、図示するものでは各突片4の外周に、上下数段に突起6を設け、該突起6間に形成される溝6aに金属線を嵌めて該金属線による巻締めを行い易くした。
【0013】
しかし、該締付手段5は、金属線に限るものでなく、図6に示すごとく一対の環片5a,5aをその一端で軸支させ、且つばね5bで該環片5a,5aが互いに閉じる方向弾発させ、更に該環片5a,5aと連なり該軸支部と反対側に突出する操作部5c,5cを備えるクリップ等を用いることも出来る。
【0014】
なお、上述の実施の形態では、各半円形部材2,2から芯出し片3並びに突片4を夫々2本ずつ突出させたが、芯出し片3は、一方の半円形部材2から1本、他方の半円形部材2から2本突出する総計3本としても良く、また突片4は各半円形部材2,2からそれぞれ1本ずつ突出するものであっても良い。
【0015】
次ぎに本芯出し用治具1の取扱いを説明する。
【0016】
スリーブ継手A´を備える竪配管Aに該竪配管Bに接続する場合は、図2並びに図3に示すごとく、該スリーブ継手A´の上端縁に各半円形部材2,2を載せて突片4を竪配管Aの外側に沿わせ、その後各突片4の外側を金属線で巻締めることで該芯出し用治具1を竪配管Aの外側に取付ける。そして、クレーンまたはチエンブロックに吊った取付配管B(例えば長さ30m)を漸次下降させれば、該取付配管Bの下端が芯出し用治具1の芯出し片3に案内されて、取付配管Bの芯が竪配管Aの芯と合致し、スリーブA´内に正しく装着される。
【0017】
次いで、各芯出し片3の間隔を利用してスリーブ継手A´の上端縁に取付配管A´の外周を仮溶接した後、芯出し用治具1を取外したのち本溶接を行う。
【0018】
スリーブ継手Bを備えない竪配管Aの上端に取付配管Bを突合わせて接続する場合は、図4並びに図5に示するごとく、該竪配管Aの上端部周縁に各半円形部材2,2を沿わせ、その後各突片4の外側を金属線で巻締めて、該芯出し用治具1を竪配管Aに取付ける。そして、クレーンまたはチエンブロックに吊った取付配管Bを漸次下降させれば、該取付配管Bの下端は、芯出し用治具1の芯出し片3に案内されて、取付配管Bと竪配管Aの芯が合致し、しかも取付配管Bの下端が竪配管Aの上面に突合わされた状態となる。
【0019】
そこで、各芯出し片3の間隔を利用して、竪配管Aと取付配管Bの突合部を仮溶接した後、芯出し用治具1を取外したのち該部の本溶接を行う。
【0020】
なお、前記実施例では取付配管の外側に仮溶接した後、芯出し用治具を取外し本溶接を行う例を示したが、スリーブ管を使用する場合には仮溶接の前に治具を取外すことも可能である。
【0021】
【発明の効果】
このように本発明によるときは、スリーブがあるものとないものとに共用でき、しかも各半円形部材の上端内縁から上方外側に向かって広がるように芯出し片を突出させたので、芯出し片の傾き角度を比較的大きく取ることができ、しかも、一対の半円形部材は、従来にもののように軸支部等を必要とせずその分構造簡単となり安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態を示す斜面図
【図2】 スリーブ継手を備えるに竪配管に適用した使用状態を説明する斜視図
【図3】 図2の截断側面図
【図4】 スリーブ継手を備えない竪配管に適用した使用状態を説明する説明図
【図5】 図4の截断側面図
【図6】 締付手段の他の例を示す斜視図
【図7】 従来例を示す斜視図
【符号の説明】
A 竪配管 A´ スリーブ継手 B 取付配管
1 芯出し用治具 2 半円形部材 3 芯出し片
4 突片 5 突起
Claims (1)
- 合わせると竪配管の外周と同じ曲率の内周円を形成する一対の半円形部材に、各半円形部材の上端内縁から上方外側に向かって広がるように突出する芯出し片を、両半円形部材に設けた芯出し片の総数が3本以上となるように取付けると共に、各半円形部材にこれから下方に突出する突片を設け、各突片をその外周から締付手段で竪配管の外側に締付け固定するようにしたことを特徴とする竪配管芯出し用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33686195A JP3649795B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 竪配管芯出し用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33686195A JP3649795B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 竪配管芯出し用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09174287A JPH09174287A (ja) | 1997-07-08 |
JP3649795B2 true JP3649795B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=18303341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33686195A Expired - Lifetime JP3649795B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 竪配管芯出し用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3649795B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104668876A (zh) * | 2015-01-30 | 2015-06-03 | 广西壮族自治区冶金建设公司 | 一种钢筒节组对快速撑圆器 |
CN113370139B (zh) * | 2021-07-13 | 2022-09-20 | 济宁华瑞自动化技术有限公司 | 一种物位仪器仪表生产加工用壳体安装设备 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33686195A patent/JP3649795B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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