JPS5937351Y2 - 管の真円保持具 - Google Patents
管の真円保持具Info
- Publication number
- JPS5937351Y2 JPS5937351Y2 JP7449181U JP7449181U JPS5937351Y2 JP S5937351 Y2 JPS5937351 Y2 JP S5937351Y2 JP 7449181 U JP7449181 U JP 7449181U JP 7449181 U JP7449181 U JP 7449181U JP S5937351 Y2 JPS5937351 Y2 JP S5937351Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- pipes
- straightening
- pipe
- perfect circle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、大径薄肉鋼管を溶接継手で接続する際に使
用する管の真円保持具に関する。
用する管の真円保持具に関する。
従来、送水用の埋設鋼管では、第1図に示すように、鋼
管1の管径2が増すにつれて、管厚3が厚くなるように
構成しく管径管厚比が100〜150)ているので、比
較的雑な理戻し作業を行なっても管体の変形がち1り見
られず、溶接等の現地作業の妨げにならなかったが、管
径の増大にしたがって制限なく管厚を厚くすることは実
際上は困難であるから、大径になるに従って第2図に示
すように、管外周にリブ4を付設して剛性を増した補剤
鋼管5を使用しているけれども、この鋼管は価格が高く
て望1しくない。
管1の管径2が増すにつれて、管厚3が厚くなるように
構成しく管径管厚比が100〜150)ているので、比
較的雑な理戻し作業を行なっても管体の変形がち1り見
られず、溶接等の現地作業の妨げにならなかったが、管
径の増大にしたがって制限なく管厚を厚くすることは実
際上は困難であるから、大径になるに従って第2図に示
すように、管外周にリブ4を付設して剛性を増した補剤
鋼管5を使用しているけれども、この鋼管は価格が高く
て望1しくない。
近年、埋戻し等の土木作業を入念に留意して施工すれば
、該埋設管周囲の土砂を一つの構造物と考えることによ
り管厚をある程度薄くできるということが理論的に解明
されてきており、その理論にもとすく施工例も見られる
ようになってきている。
、該埋設管周囲の土砂を一つの構造物と考えることによ
り管厚をある程度薄くできるということが理論的に解明
されてきており、その理論にもとすく施工例も見られる
ようになってきている。
しかし、大径鋼管の薄肉のものは、その管体の自重のた
めに大きく撓むため、現地における溶接作業の際に棒ジ
ヤツキで管内から真円に矯正保持しているが、この方法
では棒ジヤツキの接点部が異常に凸状に突出し、また棒
ジヤツキの転倒を防止する必要があるなどの欠点がある
。
めに大きく撓むため、現地における溶接作業の際に棒ジ
ヤツキで管内から真円に矯正保持しているが、この方法
では棒ジヤツキの接点部が異常に凸状に突出し、また棒
ジヤツキの転倒を防止する必要があるなどの欠点がある
。
この欠点を解決するためにつぎに述べる方法が試みられ
た。
た。
すなわち、第8aおよび8b図において、H形鋼を管体
1の外径に合わせて曲げ加工した四分割状の外周矯正リ
ング8を夫々前記管体に載置し、その上面に管体7に足
部9を溶着した2字状馬10の頂内面11を係合させ、
前記両保合面間にくさび状矢12を打ち込むことで管体
撓みを強制的に矯正しようとするものである。
1の外径に合わせて曲げ加工した四分割状の外周矯正リ
ング8を夫々前記管体に載置し、その上面に管体7に足
部9を溶着した2字状馬10の頂内面11を係合させ、
前記両保合面間にくさび状矢12を打ち込むことで管体
撓みを強制的に矯正しようとするものである。
前記矯正リングは管体管口13から100〜300rr
rInのところに設置している。
rInのところに設置している。
この方法は、馬10を管体7に仮溶接付けする必要があ
り、その溶接および事後の撤去作業が煩雑であるととも
に、前記周転よび矢を数多く必要とするのでその打ち込
み作業に多大の工数が費やされるなどの欠点がある上に
、真円に矯正後に、溶接ないし配管据付けのために該管
体をクレーンで吊上し、捷たは横方向に振ったりしてい
るうちに、前記馬の接続部が破断し、また矢が脱落した
りして矯正リングが動くことによって撓みが生じ、ある
いは脱落した矢12が飛散して近傍の作業員に危害を加
えるなどの問題があった。
り、その溶接および事後の撤去作業が煩雑であるととも
に、前記周転よび矢を数多く必要とするのでその打ち込
み作業に多大の工数が費やされるなどの欠点がある上に
、真円に矯正後に、溶接ないし配管据付けのために該管
体をクレーンで吊上し、捷たは横方向に振ったりしてい
るうちに、前記馬の接続部が破断し、また矢が脱落した
りして矯正リングが動くことによって撓みが生じ、ある
いは脱落した矢12が飛散して近傍の作業員に危害を加
えるなどの問題があった。
また、接続する両管体7の開先部14に、第9aおよび
9b図において、裏当金15を配設するには、従来、前
述した外周矯正リングによる方法と同様に、管体7の周
側に2字状馬10の足部9を仮溶接付けをしてから、前
記裏当金との間に矢12を打ち込みながら、該裏当金と
管体間の間隔をなくして仮溶接付けを施した後に、前記
馬を管体から撤去することで行なっているが、この撤去
跡は傷として残るので手直し作業を加える必要があり、
原価上昇の原因となっている。
9b図において、裏当金15を配設するには、従来、前
述した外周矯正リングによる方法と同様に、管体7の周
側に2字状馬10の足部9を仮溶接付けをしてから、前
記裏当金との間に矢12を打ち込みながら、該裏当金と
管体間の間隔をなくして仮溶接付けを施した後に、前記
馬を管体から撤去することで行なっているが、この撤去
跡は傷として残るので手直し作業を加える必要があり、
原価上昇の原因となっている。
この考案は、このような現状からなされたものであって
、つぎに図面によってその実施例につき説明すれば、第
3.4,5.6および7図において、接続管体外径16
に整合させて円弧曲げ加工をそのウェブ面内方向に加え
たH形鋼からなる三分割リングによって外周矯正リング
11を形成し、前記矯正リング各々を締結するために接
続金具18を用いるもので、前記矯正リングの三分割点
は、0度、120度および240度の等分点にとっても
、また管径および作業場所の現地状況に応じて他の分割
点を選択しておいてもよい。
、つぎに図面によってその実施例につき説明すれば、第
3.4,5.6および7図において、接続管体外径16
に整合させて円弧曲げ加工をそのウェブ面内方向に加え
たH形鋼からなる三分割リングによって外周矯正リング
11を形成し、前記矯正リング各々を締結するために接
続金具18を用いるもので、前記矯正リングの三分割点
は、0度、120度および240度の等分点にとっても
、また管径および作業場所の現地状況に応じて他の分割
点を選択しておいてもよい。
各分割リングのウェブ部19には両端にて各々接続ボル
ト穴20,20’ 、30,30’ 、40.40
’を穿設してあり、前記大番号は説明の便宜から、隣接
リングの相隣接端における穴20に対して20’ 、
30に対して30’、40に対して40′と対応するよ
うに付番しである。
ト穴20,20’ 、30,30’ 、40.40
’を穿設してあり、前記大番号は説明の便宜から、隣接
リングの相隣接端における穴20に対して20’ 、
30に対して30’、40に対して40′と対応するよ
うに付番しである。
寸た各リングのウェブ部の中間には中間穴21を多数穿
孔する。
孔する。
接続金具18は、前記側壁高さにほぼ同幅の板状からな
り、その両端に前記矯正リング接続ボルト穴と同径で、
かつ穴20および20′等に整合してボルト等で締結自
在に接続穴22および22′を穿設している。
り、その両端に前記矯正リング接続ボルト穴と同径で、
かつ穴20および20′等に整合してボルト等で締結自
在に接続穴22および22′を穿設している。
い1、この考案に係る外周矯正リング17トよび接続金
具18からなる真円保持具の使用について詳述すれば、
捷ず該矯正リングの二つの分割点を接続穴において予め
作業員の手作業によって接続金具18むよびボルトで締
結し、残った分割点の両矯正リング間に前記中間穴にス
トレートシャックル等を嵌入して連結させた公知の固締
機械(図示していない)を配設し、該固締機械を操作し
て前記矯正リングを引き付けてのち接続穴にて金具によ
り緊締すれば、撓み状態にある管体管口は前記矯正リン
グ全体が構成する内径に応じて真円にさせられることに
なる。
具18からなる真円保持具の使用について詳述すれば、
捷ず該矯正リングの二つの分割点を接続穴において予め
作業員の手作業によって接続金具18むよびボルトで締
結し、残った分割点の両矯正リング間に前記中間穴にス
トレートシャックル等を嵌入して連結させた公知の固締
機械(図示していない)を配設し、該固締機械を操作し
て前記矯正リングを引き付けてのち接続穴にて金具によ
り緊締すれば、撓み状態にある管体管口は前記矯正リン
グ全体が構成する内径に応じて真円にさせられることに
なる。
また、同じくこの考案に係る真円保持具による管体開先
部の裏当金の設置について述べると、第10aおよび1
0b図にむいて、開先部14の裏側を挾んで矯正リング
17を配置してその側壁の中間穴21に支持棒23を貫
設させてから、前記開先部裏側に裏当金15を捲設して
前記支持棒と裏当合間にくさび状矢12を打ち込み、前
記管体と裏当金との間隙のある場所には多くの前記矢を
打ち込むことで接面させ、このようにして全周に間隙を
無くしてから前記裏当金を仮付溶接する。
部の裏当金の設置について述べると、第10aおよび1
0b図にむいて、開先部14の裏側を挾んで矯正リング
17を配置してその側壁の中間穴21に支持棒23を貫
設させてから、前記開先部裏側に裏当金15を捲設して
前記支持棒と裏当合間にくさび状矢12を打ち込み、前
記管体と裏当金との間隙のある場所には多くの前記矢を
打ち込むことで接面させ、このようにして全周に間隙を
無くしてから前記裏当金を仮付溶接する。
従って従来のように多数の馬を仮付けする必要がなくな
るので極めて能率的である上に、原価低減に資すること
太きい。
るので極めて能率的である上に、原価低減に資すること
太きい。
上述したように、この考案によれば、真円保持のための
多数の2字状馬の仮溶接付けおよび撤去作業が不要とな
るほか、くさび状矢を打ち込んで矯正力を与える手作業
も全く必要としなくなる上に、前記矢が飛散して危害を
力げえる危険作業環境の改善が実現でき、矯正作業を極
めて短時間、かつ安全に行なうことができ、さらに裏当
金の装着に利用すれば、前述と同様にZ字状馬を必要と
しないで能率的であるなど、この考案の産業上ノ利用価
値に大きいものがある。
多数の2字状馬の仮溶接付けおよび撤去作業が不要とな
るほか、くさび状矢を打ち込んで矯正力を与える手作業
も全く必要としなくなる上に、前記矢が飛散して危害を
力げえる危険作業環境の改善が実現でき、矯正作業を極
めて短時間、かつ安全に行なうことができ、さらに裏当
金の装着に利用すれば、前述と同様にZ字状馬を必要と
しないで能率的であるなど、この考案の産業上ノ利用価
値に大きいものがある。
第1図は埋設鋼管例を示す斜視図、第2図はリブを付設
した補剛鋼管例を示す斜視図、第3図はこの考案の実施
例に係る外周矯正リングの平面図、第4図は前図の部分
拡大平面図、第5図は前図のA−A切断面図、第6図は
同じく接続金具の平面図、第7図は前図のB−B切断面
図、第8a図は従来の外周矯正リングの装着を示す部分
拡大斜視平面図、第8b図は同じく正面図、第9a図は
従来の裏当金の装着を示す部分拡大斜視図、第9b図は
前図のC−C切断面図、第10a図はこの考案に係る矯
正リングを裏当金の装着に適用した状態を示す斜視図、
第10b図は前回のD−D切断面図である。 7・・・管体、10・・・2字状馬、12・・・くさび
状矢、17・・・外周矯正リング、18・・・接続金具
。
した補剛鋼管例を示す斜視図、第3図はこの考案の実施
例に係る外周矯正リングの平面図、第4図は前図の部分
拡大平面図、第5図は前図のA−A切断面図、第6図は
同じく接続金具の平面図、第7図は前図のB−B切断面
図、第8a図は従来の外周矯正リングの装着を示す部分
拡大斜視平面図、第8b図は同じく正面図、第9a図は
従来の裏当金の装着を示す部分拡大斜視図、第9b図は
前図のC−C切断面図、第10a図はこの考案に係る矯
正リングを裏当金の装着に適用した状態を示す斜視図、
第10b図は前回のD−D切断面図である。 7・・・管体、10・・・2字状馬、12・・・くさび
状矢、17・・・外周矯正リング、18・・・接続金具
。
Claims (1)
- 大径薄肉鋼管を溶接継手で接続する場合に接続管端部の
外周に嵌めて締め付けることにより接続管端同士の真円
度を保持する管の真円保持具において、前記鋼管の外径
に合わせてH形鋼をそのウェブ面内に円弧曲げしてなる
三分割リングの矯正リングからなり、各分割リングは互
いの端部同士の連結締付を接続金具によって固締機械に
より果すためのボルト穴を両端のウェブ部に有すると共
に、矯正リングが溶接継手部を間にして一対向い合った
ときに両リング間に溶接継手部に密着される溶接裏当金
を押えるたみの支持棒を渡せるように各分割リングのH
形鋼ウェブ部には前記両端のボルト穴のほかに中間穴が
複数穿設されていることを特徴とする管の真円保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7449181U JPS5937351Y2 (ja) | 1981-05-25 | 1981-05-25 | 管の真円保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7449181U JPS5937351Y2 (ja) | 1981-05-25 | 1981-05-25 | 管の真円保持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57189692U JPS57189692U (ja) | 1982-12-01 |
JPS5937351Y2 true JPS5937351Y2 (ja) | 1984-10-16 |
Family
ID=29870260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7449181U Expired JPS5937351Y2 (ja) | 1981-05-25 | 1981-05-25 | 管の真円保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937351Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017080798A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 株式会社横山基礎工事 | 鋼管の矯正方法、鋼管の接合方法、形状保持器具 |
-
1981
- 1981-05-25 JP JP7449181U patent/JPS5937351Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017080798A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 株式会社横山基礎工事 | 鋼管の矯正方法、鋼管の接合方法、形状保持器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57189692U (ja) | 1982-12-01 |
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