JPH0439964Y2 - - Google Patents

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JPH0439964Y2
JPH0439964Y2 JP12822888U JP12822888U JPH0439964Y2 JP H0439964 Y2 JPH0439964 Y2 JP H0439964Y2 JP 12822888 U JP12822888 U JP 12822888U JP 12822888 U JP12822888 U JP 12822888U JP H0439964 Y2 JPH0439964 Y2 JP H0439964Y2
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JP
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wedge
plate
pressing plate
prevention device
buckling
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、土木或いは建築等に使用されるH形
鋼等の鋼材の座屈を防止する座屈防止器具に関す
る。
[従来技術とその課題点] 例えば、構築物の組合せに使用されるH形鋼の
フランジにかかる荷重が局部的に大きい場合、ウ
エブが折曲して所謂座屈を起してしまう。この座
屈を防止する為、フランジ間に補強用のリブプレ
ートを挿入する方法が採られている。
このリブプレートには金属製と木製とがあり、
前者の場合は鋼材に溶接して使用し、後者の場合
はフランジ間に打ち込んで装着する方法をとつて
いる。
しかし上記した従来の座屈防止方法では次のよ
うな課題点があつた。
(a) 支保工や足場等に使用される形鋼は、作業が
終了したら不要となるためリースされている場
合が多い。或現場で使用しその後異なる現場で
使用する場合は、多くの場合、前回と違う箇所
に補強が必要になる。このような場合は、形鋼
にリブプレートを溶接すると、前回補強したリ
ブプレートを切断機などで切断し、新しい箇所
に新しくリブプレートを溶接しなければならな
い。その為切断した箇所は熱及び不均等断面の
為残留応力をもち、形鋼自身の断面能力を損な
うばかりでなく、美感をも損なう。
(b) 木材は、その種類や腐食等によつてそれぞれ
強度を異にしており、一定ではない。このため
木製のリブプレートを使用する場合は、強度の
点において予測がつかず事故発生の原因となつ
ている。また、金属と木材との調和がとれず、
美感の点において好ましくない。
[考案の目的] そこで本考案の目的は、 (a) 溶接をすることなく座屈を防止できるように
して形鋼自身に加えられた熱及び切断による不
均等断面から生じる残留応力を与えないように
すること、 (b) 形鋼自身に何等の加工も施さないようにして
外観は何回使用しても美感を損なわないように
すること、 (c) 強度等が予め予測できるようにして荷重との
均衡をとり、事故発生が防止できるようにする
こと、 等を可能にした座屈防止器具を提供することを目
的とする。
[考案の構成] 上記課題点を解決し、目的を達成する為に講じ
た本考案の手段は次の通りである。
本考案は、支柱の一端に押圧プレートを、他端
に楔着プレートを備えた座屈防止器具本体と;傾
斜面と当接面が形成してある固定用楔と;を備
え、前記押圧プレートは支柱の軸線方向と直交ま
たは略直交しており、前記楔着プレートは押圧プ
レートと交差する角度を有しており、楔着プレー
トには相対して案内体が設けてあり、押圧プレー
トには固定ボルトが螺着してあり、更に楔着プレ
ートと傾斜面とを密接したとき押圧プレート外面
と当接面とが平行になる形鋼の座屈防止器具であ
る。座屈防止器具は通常金属製であるが、プラス
チツク等他の素材を使用することもできる。
更には、例えば楔着プレート上面にプラスチツ
クを貼着し、固定用楔を打ち込んだときプラスチ
ツクを変形させる等して楔が抜け出にくいように
する等、金属とプラスチツクを組み合わせること
もできる。
また、荷重等に応じて支柱の数を増減する等、
形状、大きさ、構造等に限定しない。
[実施例] 本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細
に説明する。第1図は形鋼に座屈防止器具を装着
した状態を示す正面図、第2図は第1図の側面図
である。
座屈防止器具は、座屈防止器具本体1と固定用
楔2とを備えている。
座屈防止器具本体1は、一定の間隔を隔てて配
置している二本の四角筒からなる支柱10を有し
ている。支柱10の一端には、平面視長方形の押
圧プレート11が、また他端には、平面視長方形
の楔着プレート12が溶接してある。押圧プレー
ト11は、支柱10の軸線方向と直交または略直
交している。楔着プレート12は、押圧プレート
11と交差する角度、つまり押圧プレート11と
同一平面状で支柱10の軸線方向とは任意の角度
をもつて溶接してある。楔着プレート12の長手
方向に沿つて両側縁には、打ち込むときに楔2を
案内する案内体13が相対して設けてある。押圧
プレート11には、支柱10間に固定穴14が穿
設してあり、固定穴14の周縁にはナツト16が
配設され、固定ボルト15が螺着してある。支柱
10のそれぞれ外方には、吊下げ用の掛止具17
が設けてある。また、一方の支柱10の内方に
は、後で説明する連結チエーンを取りつけるリン
グ18が設けてある。
楔2は元部を「L」状に折曲して頭部20が形
成してある。楔2の内面には、先端にかけて厚さ
が薄くなる傾斜面21が形成してあり、外面は当
接面22となつている。頭部20とリング18に
は、それぞれ連結チエーン3の両端が取りつけて
ある。
作 用 第1図を参照して作用を説明する。
座屈防止器具本体1の押圧プレート11と形
鋼4のフランジ41とを万力(図示省略)で締
め着け、座屈防止器具本体1を形鋼4に仮り止
めする。
フランジ42と楔着プレート12との間に楔
2を打ち込む。楔2を確実に打込んだ後、固定
ボルト15を回して形鋼4を押え込み、仮止め
した万力を取り除く。これにより形鋼4に座屈
防止器具が固定できる。
なお、座屈防止器具を高所で取りつける場合は
吊下げ用の掛止具17にワイヤーを掛止して吊り
上げる。
本考案は図示の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲の記載内において
数々の変形が可能である。
[考案の効果] 本考案は上記構成を有し、次の効果を有する。
(a) 溶接をすることなくフランジ間に装着するこ
とで座屈を防止できる。したがつて形鋼自身に
加えられた熱及びリブプレートの切断による不
均等断面から生じる残留応力を与えない。
(b) 形鋼自身に何等の加工も施さないので外観は
何回使用しても美感を損なわない。
(c) 強度等が予め予測できるので荷重との均衡を
とることができ、不慮の事故発生が防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は形鋼に座屈防止器具を装着した状態を
示す正面図、第2図は第1図の側面図である。 1……座屈防止器具本体、2……固定用楔、1
0……支柱、11……押圧プレート、12……楔
着プレート、13……案内体、15……固定ボル
ト、21……傾斜面、22……当接面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 支柱10の一端に押圧プレート11を、他端に
    楔着プレート12を備えた座屈防止器具本体1
    と;傾斜面21と当接面22が形成してある固定
    用楔2と;を備え、 前記押圧プレート11は支柱10の軸線方向と
    直交または略直交しており、前記楔着プレート1
    2は押圧プレート11と交差する角度を有してお
    り、楔着プレート12には相対して案内体13が
    設けてあり、押圧プレート11には固定ボルト1
    5が螺着してあり、更に楔着プレート12と傾斜
    面21とを密接したとき押圧プレート11外面と
    当接面22とが平行になることを特徴とする形鋼
    の座屈防止器具。
JP12822888U 1988-09-29 1988-09-29 Expired JPH0439964Y2 (ja)

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JP12822888U JPH0439964Y2 (ja) 1988-09-29 1988-09-29

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JP12822888U JPH0439964Y2 (ja) 1988-09-29 1988-09-29

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JPH0249442U JPH0249442U (ja) 1990-04-05
JPH0439964Y2 true JPH0439964Y2 (ja) 1992-09-18

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JP12822888U Expired JPH0439964Y2 (ja) 1988-09-29 1988-09-29

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JPH0249442U (ja) 1990-04-05

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