JPH0212382Y2 - - Google Patents

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JPH0212382Y2
JPH0212382Y2 JP1985178298U JP17829885U JPH0212382Y2 JP H0212382 Y2 JPH0212382 Y2 JP H0212382Y2 JP 1985178298 U JP1985178298 U JP 1985178298U JP 17829885 U JP17829885 U JP 17829885U JP H0212382 Y2 JPH0212382 Y2 JP H0212382Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として銅管あるいはステンレス
管等の薄肉管の遊動水密継手に関する。
〔従来技術〕
管継手において、割バンド金具によつて接続す
るものとしては、その要部断面図を示す第4図に
示すようなもの(実開昭58−79105号)、あるいは
第5図に示すようなもの(実開昭56−23784号)
が知られている。第4図においては管16の端部
にフランジ17を設け、このフランジ部にパツキ
ング44を挾んだうえ、割バンド22で締め付け
たものが示されている。
また、第5図においては一対の管18の端部に
切込み部19を設け、この切込み部19に係合
し、内部に特殊パツキン45を有する断面略字
状の割バンド23を設けたものが示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 このような従来の継手を、銅管あるいはステン
レス管等の薄肉管に適用すると、その材質上、フ
ランジあるいは切込み等では十分な強度および水
密性が得られず、また製作上不適であるなどの問
題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、両端側にそれぞれ設けられた1個
以上の溝にそれぞれOリングを装着させたスリー
ブと、該スリーブの外径より小さい内径の一対の
薄肉管と、該薄肉管の先端をカールさせたカール
部を有し、上記一対の薄肉管に上記スリーブを挿
入できる長さだけ端部を拡げた拡管部を形成し、
上記カール部を覆う割バンド金具によつて、抜け
止め防止および管の直線性を補強固定し、薄肉管
に適する塑性加工により上記問題点を解決したも
のである。
〔実施例〕
第1図〜第3図はこの考案の継手を示し、第1
図はその要部拡大断面図、第2図はその側面図、
第3図は第2図のA−A′断面矢視図をそれぞれ
示す。なお、各図において同一部分は同一記号を
用いて表わす。
第1図において、管1の端部は一定径だけ拡管
された拡管部12を有し、さらにこの拡管部12
の端部には、外側に向つて円形状にカールされた
カール部13を備えている。拡管された拡管部1
2の内側には、溝31を有し、Oリング4が嵌め
込まれたスリーブ3が挿入され、Oリングの圧縮
により水気密性が保たれている。このスリーブ3
の長さは、ほぼ一対の拡管部12の長さと等しい
ものが用いられ、スリーブ3の外径は管1の内径
より大きくされているため、組立時スリーブ3の
両端部から一対の管1の拡管部12を挿入すれば
良く、このときスリーブ3は拡管部12の折曲部
14に当接することにより、この継手の中央部の
位置で保持される。2は割バンド金具であつて、
一対のカール部13の接合部分を覆つて締め付け
固定するものでその断面中央部には、カール部1
3を覆う溝21が設けられ、取り付け時、第2図
あるいは第3図で示すヒンジ部6を中心にして他
端を押し開き、カール部13上に被せて閉じ、そ
の後ボルトナツト5によつて締め付け固定され
る。
この実施例においてはヒンジ部6として支軸7
を用いた丁番状のものを用い、また割バンド金具
2の締め付けには、ボルトナツト5によつて行な
つているが、これらに限定されるものではなく、
他のいかなるものでも良い。
このような本考案の継手をスプリンクラー消火
設備の巻出し管に用いた例と第5図に示す。この
ような巻出し管は、天井裏の配水管40から天井
面60に取り付けられたスプリンクラーヘツド7
0との間に用いられるもので、ヘツド70の位置
を上下左右に所定の位置だけ自在に調整できるよ
うにしたものである。
第5図において複数の短管1は、その間をこの
考案の継手で接続されており、この巻出し管部は
予め工場等で製作、組立てたものを用いると配管
作業が能率的に行ない得る。この場合、割バンド
金具2を仮締めしておき、その遊動性を利用して
巻出し管設置工時時、配水管40とスプリンクラ
ーヘツド70との間を位置決めした後、バンド金
具2のボルトナツト5を強固に締め付ければ良
い。
〔考案の効果〕
本考案の継手は上述の如く、まず薄肉管の端部
をカールしたため、断面の真円度が保たれるため
Oリングの水気密性が確実に保持され、また内圧
による抜け止め強度は、上記カール部によつて、
従来のものより極めて強固なものとなる。
また、スリーブは管の拡管部に挿入されている
ためずれることはなく、接続作業が容易になり、
スリーブのOリング装着用溝によつて、薄肉管の
補強、真円度および水気密・耐久性が倍加され、
JIS規格の気密(5Kgf/cm2)耐水圧(25Kgf/
cm2)に十分耐え得るものとなる。
さらに、本考案の継手は管端加工が切削加工に
よらず、塑性加工であるため工場加工はもちろ
ん、手動油圧式成型器等で現場加工も正確かつ容
易にできるから、例えばスプリンクラー巻出し配
管等に用いると、従来の鋼管ねじ切り配管の工数
の10〜15%でできる等の特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、この考案の継手を示し、第
1図はその要部拡大断面図、第2図は側面図、第
3図は第2図のA−A′断面矢視図、第4図、第
5図は、従来の継手の断面図、第6図はこの考案
の継手をスプリンクラー巻出し管に使用した例を
示す図である。 1……管、2……割バンド金具、3……スリー
ブ、4……Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端側にそれぞれ設けられた1個以上の溝にそ
    れぞれOリングを装着させたスリーブと、該スリ
    ーブの外径より小さい内径の一対の薄肉管と、該
    薄肉管の先端をカールさせたカール部を有し、上
    記一対の薄肉管に上記スリーブを挿入できる長さ
    だけ端部を拡げた拡管部を形成し、上記カール部
    を覆う割バンド金具によつて、抜け止め防止およ
    び管の直線性を補強固定したことを特徴とす薄肉
    管遊動水密継手。
JP1985178298U 1985-11-21 1985-11-21 Expired JPH0212382Y2 (ja)

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JPS6287284U JPS6287284U (ja) 1987-06-03
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