JPH0617886U - 直角定規 - Google Patents

直角定規

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JPH0617886U
JPH0617886U JP1343892U JP1343892U JPH0617886U JP H0617886 U JPH0617886 U JP H0617886U JP 1343892 U JP1343892 U JP 1343892U JP 1343892 U JP1343892 U JP 1343892U JP H0617886 U JPH0617886 U JP H0617886U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管材の軸線に対するフランジ合せ面の直角度
を、簡易、迅速かつ正確に測定できるようにする。 【構成】 管材Kの外面Ksにその軸線Jと平行にあて
がわれる一辺2と、フランジ部材Fのフランジ合せ面F
aにあてがわれる一辺3とを備えてなる直角定規1であ
って、その両辺の隅角部に、フランジ部材Fの外周を跨
ぐ構成の凹部5を形成する。この凹部5により、フラン
ジ部材Fの外周と干渉することなく、軸線Jとフランジ
合せ面Faとの直角度が測定できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、配管工事などで使用される直角定規(スコヤ)に関し、例えば、配 管用の管材(管)の端部にフランジ部材を溶接等により接合する場合において、 その管材の軸線とフランジ部材のフランジ合せ面との直角度(単に直角ともいう )を測定するのに使用される直角定規に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の接合作業に際して「直角」を簡易に測定するには、図5に示す ような一般の直角定規21が用いられる。すなわち、管Kの外面Ksにその軸線 Jと平行に、図5に示すよう、直角定規21の一辺22をあてがい、他辺23を フランジ部材(単に、フランジともいう)Fの背面(合せ面Faと反対側)に当 接させることで測定するのが一般であった。
【0003】 一方、直角精度を高めるためには、直角定規を複数、例えば2個用意し、その 内の一つを、フランジ部材Fの背面から若干離して前記したようにしてあてがい 、もう一つの直角定規31を、図5中2点鎖線で示すようにセットして、管材の 軸線(単に、軸線ともいう)Jとフランジ合せ面Faとの直角をだすなどの手段 が採られていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、従来の直角定規を用いて軸線Jとフランジ合せ面Faとの直 角をだす場合には、例えば、前者の手段によるときは、簡易に直角度が測定でき るものの、この場合には軸線Jに対するフランジFの背面の角度の測定に止まり 、本来直角が必要とされるフランジ合せ面Faとの角度の測定でない。このため 、どうしても誤差が大きくなり、したがってフランジFの接合後には、その合せ 面Faに許容できない傾きが生じてしまうといった問題があった。因みに、この 状態のもとで配管をすれば、フランジ部位で、配管にいわゆる拝みが生じてしま うといった問題があり、さらにこうしたことに起因し、搬送される流体の漏れの 原因となるなど配管不良の要因となっていた。
【0005】 また、後者のように、複数の直角定規を使用して直角をだす場合には、それ自 体を複数個用意していなければならない上に、そうした作業の煩雑ないし面倒さ により作業性が悪く、作業者一人では、直角をだすことが困難であるといった問 題があった。とりわけ、配管作業現場が狭小であったり、足場が不安定であった りする場合には、そうした問題が著しい。 本考案は、こうした従来技術のもつ問題点に鑑みて案出したものであって、管 材の軸線に対する、取付けるフランジ部材のフランジ合せ面の直角度を簡易、迅 速かつ正確に測定できるようにした直角定規を提供することを目的とする。なお 、測定する直角度は、フランジ合せ面に対する、管の外面における軸線に沿う方 向とのものであるが、本明細書ではこれをフランジ合せ面と軸線との直角度とい う意味で使用する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、管材の軸線に対するフランジ部材の フランジ合せ面の直角を測定するために使用される直角定規であって、管材の外 面にその軸線に平行にあてがわれる一辺と、フランジ部材のフランジ合せ面にあ てがわれる一辺とを備えてなるとともに、その両辺の隅角部に、フランジ部材の 外周を跨ぐ構成の凹部を形成したことにある。
【0007】 この場合、管材の外面にその軸線に平行にあてがわれる一辺の、管材との当接 面側を、その管材の軸線方向から見て、管材の外面に少なくとも2か所で当接す る構成としておくとよい。また、その軸線に平行にあてがわれる一辺の、管材と の当接面側に磁石を装着しておくこともできる。
【0008】
【作用】
上記の構成により、本考案に係る直角定規によって管材の軸線に対するフラン ジ部材のフランジ合せ面の直角度を測定する場合には、その両辺の隅角部にフラ ンジ部材の外周を跨ぐ構成の凹部が形成されているため、その外周に干渉するこ となく、一辺を管材の外面にその軸線に平行にしつつ、もう一辺をフランジ部材 のフランジ合せ面に、同時にあてがうことができる。 したがって、本考案に係る直角定規のみで、簡易、迅速に直角度を測定するこ とができる上、本来要求される、軸線に対するフランジ合せ面の直角を測定でき るので、フランジ部材の取付け精度の向上が期待される。
【0009】 そしてこの場合、管材の外面にあてがわれる一辺の、管材との当接面側を、管 材の軸線方向から見て、管材の外面に少なくとも2か所で当接する構成としたも のでは、その一辺を、管材の軸線と平行に、簡易にあてがうことができる。した がって、その分、測定作業を簡易、正確に行うことができる。また、この当接面 側に磁石を装着したものにあっては、管材が鉄鋼管の場合には、その磁力により 吸着させることができ、したがって直角定規を格別、手で支持ないし固定する必 要がなくなるので作業性の向上に有効である。
【0010】
【実施例】
本考案に係る直角定規を具体化した実施例について、図1ないし図4を参照し て詳細に説明する。
【0011】 図1及び図2を参照して第1実施例について説明すると、図中1は、本例の直 角定規であって、略L形に構成され、その一辺(水平部位ともいう)2は、管材 Kの外面Ksに対し、軸線Jに平行にあてがわれる辺をなし、もう一方の辺(垂 直部位ともいう)3は、フランジ部材Fのフランジ合せ面Faにあてがわれる辺 をなし、水平部位2の右端部と垂直部位3の上端部が次に述べるようにして接続 、一体化されている。ただし、各辺の交角は、当然のことながら直角(90度) に設定されている。 すなわち、水平部位2の右端と垂直部位3の上端とがL形部位4を介して一体 的に接合されており、隅角部に対し、水平部位2を管材の外面Ksに軸線Jに平 行にしつつ、垂直部位3をフランジ合せ面Faに同時にあてがうことができるよ うに、フランジ部材Fの外周を跨ぐ構成の凹部5が形成されている。ただし、本 例では、水平部位2は、軸線J方向から見て、断面逆Y形に形成され、管材Kの 外面Ksにあてがわれる辺、すなわち水平部位2の当接面2a側が、外面Ksに 2か所で当接する二股状に構成されている。
【0012】 さて次に、こうして構成された本例の直角定規1を使用して、直角度を測定す る場合について説明する。この場合、管材Kの端部に所定の環状に形成されたフ ランジ部材Fを嵌着し、その下で、本例の直角定規1を、水平部位2を管材Kの 外面Ksに軸線Jに平行にして載置し、フランジ部材Fと反対側(図1左側)に スライドさせ、垂直部位3の一側面3aをフランジ合せ面Faに当接させるよう にする。かくては、作業者においてフランジ合せ面Faと一側面3aとの隙間の 平行度を見ながら、フランジ合せ面Faを垂直部位3に平行になるように適宜調 整すればよい。 なお、直角に設定した後は、溶接により接合する場合には、従来と同様、図示 しないクランプなどによりそれを仮固定し、溶接による歪みに起因するフランジ の傾斜などを防止するために周方向に適宜の間隔で、仮(点)付け溶接をし、し かる後で所定の溶接をすればよい。 本例の直角定規1によれば、配管が水平の場合には、水平部位2を管材Kの上 部に載置した状態で測定できるので便利である。
【0013】 次に、本考案の直角定規の第2実施例について図3を参照して説明するが、本 例のものは、前例のものの改良とでもいうべきものであるので、相違点のみにつ いて説明し、同一の部位には同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。すな わち、本例においては、前例のものに対し、その水平部位2、すなわち管材Kの 外面Ksに平行にあてがわれる当接面2a側に切欠きを設け、その切欠きに永久 磁石6,6を嵌着したものである。なお、7は、適宜の紐材を通すことで持ち運 び等の便に供するよう水平部材に貫設された長穴である。 本例の直角定規11によれば、管材Kが鉄管の場合には、磁石6,6により吸 着、支持されるので、手で支持することが不要となる上、測定時における直角定 規11のふらつきが有効に防止されるので、極めて使い勝手がよい。
【0014】 図4は、水平部位2における当接面2a側の二股状の構成を、管材Kの軸線方 向から見て、曲率半径を管Kの外径(周)のそれよりやや小さく設定された円弧 状に形成したものである。こうしておけば、当接面2a側(二股部)を管Kの外 周方向に沿わせて移動させやすいので、複数のポイントでも直角の測定がし易く 便利である。なお、水平部位2における当接面2a側の形状は二股状でなくとも よいことは言うまでもない。
【0015】 上記実施例では、フランジ部材Fの外周を跨ぐ構成の凹部5を、管Kの半径方 向にのみ膨出させる形で設けた場合を例示したが、この凹部は、直角定規使用時 において、フランジ部材Fの外周と干渉することなく、それを跨ぐ構成で形成さ れておればよい。 なお、本考案の直角定規は、管材の軸線に対するフランジ合せ面の直角を測定 するために使用されるものであるが、管材にかえて棒材や条材等にフランジ部材 を接合する場合の直角度の測定にも用いることができる。また、当然のことなが ら、鉄製やアルミニューム合金製など適宜の材質のものとすることができるし、 鉄製として水平部位または垂直部位、或いは全体を永久磁石化してもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載した効果があ る。 すなわち、本考案に係る直角定規において、管材の軸線に対するフランジ部材 のフランジ合せ面の直角度を測定する場合には、その隅角部にフランジ部材の外 周を跨ぐ構成の凹部が形成されているため、その外周に干渉することなく、一辺 (水平部位)を管材の外面にその軸線に平行にしつつ、もう一辺(垂直部位)を フランジ合せ面に、同時にあてがうことができるので、簡易、迅速に直角度を測 定することができる。その上、本来要求される、軸線に対するフランジ合せ面の 直角を測定できるので、フランジ部材の取付け精度の向上が期待される。
【0017】 そして、管材の外面にあてがわれる一辺の、管材との当接面側を、管材の軸線 方向から見て、管材の外面に少なくとも2か所で当接する構成としたものでは、 その一辺を、管材の軸線と平行に、簡易にあてがうことができるので、その分、 測定作業を簡易、正確に行うことができる。また、この当接面側に磁石を装着し たものにあっては、管材が鉄鋼管の場合には、その磁力により吸着させることが でき、したがって直角定規を格別、手で支持ないし固定する必要がなくなるので 作業性の向上に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の直角定規を具体化した第1実施例、及
びそれを使用して測定する状態を説明する正面図であ
る。
【図2】図1におけるA−A線矢視断面図である。
【図3】本考案の直角定規を具体化した第2実施例を示
す正面図である。
【図4】二股部の別の実施例を示す一部省略側断面図で
ある。
【図5】従来の直角定規及びそれを使用して測定する状
態を説明する正面図である。
【符号の説明】
1 直角定規 2 水平部位(管材の外面にその軸線に平行にあてがわ
れる一辺) 2a 水平部位の管材との当接面 3 垂直部位(フランジ部材のフランジ合せ面にあてが
われる一辺) 5 凹部 6 磁石 K 管材 J 管材の軸線 F フランジ部材 Fa フランジ合せ面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管材の軸線に対するフランジ部材のフラ
    ンジ合せ面の直角を測定するために使用される直角定規
    であって、管材の外面にその軸線に平行にあてがわれる
    一辺と、フランジ部材のフランジ合せ面にあてがわれる
    一辺とを備えてなるとともに、その両辺の隅角部に、フ
    ランジ部材の外周を跨ぐ構成の凹部を形成したことを特
    徴とする直角定規。
  2. 【請求項2】 管材の外面にその軸線に平行にあてがわ
    れる一辺の、管材との当接面側を、その管材の軸線方向
    から見て、管材の外面に少なくとも2か所で当接する構
    成とした請求項1記載の直角定規。
  3. 【請求項3】 管材の外面にその軸線に平行にあてがわ
    れる一辺の、管材との当接面側に磁石を装着した請求項
    1又は2記載の直角定規。
JP1992013438U 1992-02-10 1992-02-10 直角定規 Expired - Lifetime JPH0748378Y2 (ja)

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JPH0617886U true JPH0617886U (ja) 1994-03-08
JPH0748378Y2 JPH0748378Y2 (ja) 1995-11-08

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ID=11833137

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017061033A (ja) * 2016-11-08 2017-03-30 未来工業株式会社 マーキング部材

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640545U (ja) * 1979-09-04 1981-04-15
JPS6170086U (ja) * 1984-10-16 1986-05-13
JPH01101749U (ja) * 1987-12-26 1989-07-10

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