JP2004036766A - 分岐管継手 - Google Patents

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Katsuhiro Miyamoto
宮本 勝広
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Abstract

【課題】主管の径に対する汎用性を高めることにより、大量生産に適した低コストな分岐管継手の提供。
【解決手段】主管の外周面に枝管を接続するために、主管の外周面に形成された分岐孔の周縁部に一端側が溶接され、他端側には枝管が接続される円筒状の分岐管継手であって、一端面は主管の外周面に略沿うように鞍状に形成され、外周面は一端側にフランジ部を有しないストレート形状に形成されている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプリンクラー用配管等において分岐用溶接配管工法に使用される分岐管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の分岐管継手は、主管から枝管を分岐する場合に多用され、従来においては、図6のようなものが使用されていた。即ち、この従来の分岐管継手は、全体として円筒状であってその一端側には外方に向けてフランジ部50が全周に亘って形成されているものである。この分岐管継手は、図7のように、主管Aの外周面に形成された分岐孔100の周縁部にその一端側が溶接され、他端側には枝管Bが挿入されて、主管Aに対して略直交状態で接続される構成となっている。従って、フランジ部50を有する一端側の端面51は、図6及び図7のように、鞍状に湾曲したものとなっていて主管Aの外周面に沿う形状とされ、フランジ部50の外周縁部において主管Aの外周面に溶接される。尚、符号Cが溶接部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の分岐管継手にあっては、主管Aに溶接される側の一端側にフランジ部50を有する構成であるため、その一端面51は主管Aの外周面の曲率に略完全に合致することが必要となる。即ち、主管Aの各サイズ(径)に対応して分岐管継手も専用のものをそれぞれ用意することが必要となる。
【0004】
そのため、従来は、サイズの異なる各種の分岐管継手が、それぞれ専用の鋳型によって鋳造により小ロット生産されており、必然的に高コストのものとなっていた。
【0005】
それゆえに本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ、主管の径に対する汎用性を高めることにより、大量生産に適した低コストな分岐管継手を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る分岐管継手は、主管の外周面に枝管を接続するために、主管の外周面に形成された分岐孔の周縁部に一端側が溶接され、他端側には枝管が接続される円筒状の分岐管継手であって、一端面は主管の外周面に略沿うように鞍状に形成され、外周面は一端側にフランジ部を有しないストレート形状に形成されていることを特徴とする。
【0007】
また、一端面のうちの凹側頂点の位置を示すための位置合わせ用表示部が外周面に設けられていることが好ましく、これにより、特に、主管の周方向に対する位置合わせを精度良く行うことが容易となる。
【0008】
また、主管への溶接状態において分岐管継手の一端側が分岐孔から主管内に挿入していないことを外部から確認するための確認用表示部が外周面に設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、確認用表示部により、溶接後において挿入していないことが素早く確認、証明できる。
【0009】
その場合、特に、前記確認用表示部として、分岐管継手の軸線方向に目盛りが設けられていることが好ましく、より一層明確に確認、証明できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1に本実施形態における分岐管継手を示している。該分岐管継手は、円筒状であり、その一端から他端にかけて全長に亘って外径略一定のストレート形状になっている。従って、一端側には従来のようなフランジ部が設けられていない。
【0011】
また、枝管Bが接続される側の端面(他端面2)は軸線に対して略直交する平坦面である一方、主管Aの外周面に溶接される側の端面(一端面1)は、主管Aの外周面に略沿うように鞍状に湾曲している。即ち、一端面1には、最も凹んだ点である凹側頂点3が略180度対向して位置すると共に、最も突出した点である凸側頂点4が一対の凹側頂点3に対して略直交した位置に略180度対向して位置している。該一対の凹側頂点3は、主管Aへの溶接状態において、主管Aの軸線方向に沿う。
尚、一端面1の外周側には、図1及び図2に示す如く面取り5(C面取り)が形成されている。
【0012】
そして、ストレート形状の外周面6のうち主管Aへの溶接状態で主管Aの軸線方向を向く部分には、凹側頂点3が一端面1のうちのどの位置に位置するのかを示すための位置合わせ用表示部が設けられている。外周面6のうち主管Aへの溶接状態で主管Aの軸線方向を向く部分は外周面6に略180度対向して二カ所あるため、二カ所共に位置合わせ表示部を設けることが好ましい。
【0013】
具体的には、この位置合わせ表示部として、三角形のマーク7が外周面6に刻印等により形成されており、その三角形のマーク7は底辺7aが一端側を向き頂点7bが他端側を向くようにして配置され、その頂点7bが、外周面6の周方向に対する凹側頂点3の位置を示している。
【0014】
尚、内周面の他端側には図2のようにネジ部8が形成されて枝管Bが螺合により接続可能に構成されている。但し、このようにねじ込み型とする以外に、枝管Bを溶接する構成としてもよい。
【0015】
以上のような構成の分岐管継手は、図2及び図3のように、一対の凹側頂点3が主管Aの軸線方向を向くようにして、主管Aの外周面に溶接される。詳細には、まず主管Aの外周面に分岐孔100を形成し、その分岐孔100に分岐管継手の一端側を対向させ、その一端面1を分岐孔100の周縁部に全周に亘って溶接する。尚、一端面1の外周側には面取り5が形成されているため、強固に溶接することができる。
【0016】
一般には、主管Aをその軸線が略水平となるように設置し、その状態において上方側から主管Aの頂上付近に分岐孔100を形成する。そして、上方に開口する分岐孔100に被せるようにして分岐管継手の一端面1を主管A上に当接させるが、その場合に分岐管継手の主管Aの周方向への位置合わせが問題となる。即ち、分岐孔100に対する分岐管継手の位置合わせ、特に、主管Aの周方向の位置合わせが重要となる。
【0017】
従来においては図7のように分岐管継手の一端面51には突起52が周方向に間隔をおいて複数形成されているため、この複数の突起52を分岐孔100に嵌め合わせることで分岐孔100に対する分岐管継手の位置合わせを容易に且つ確実に行うことができた。
【0018】
しかしながら、本実施形態における分岐管継手においては一端面1に突起を有しない構成であるので、分岐孔100に対する位置決めが問題となるが、外周面6には位置合わせ表示部としての三角形のマーク7が二カ所設けられているため、その三角形のマーク7を目安にして分岐管継手の主管Aの周方向の位置合わせを容易に行うことができる。これにより、一端面1の一対の凹側頂点3が主管Aの頂上付近に正確に位置し、従って、分岐孔100上に分岐管継手を高い位置精度でセットして溶接することができる(図3参照)。
【0019】
また、この分岐管継手は、一端側にフランジ部を有しないストレート形状であるため、主管Aの外径変化に対する汎用性が高いという利点がある。即ち、主管Aの外径の曲率と分岐管継手の一端面1の湾曲形状の曲率とが完全に一致していなくて両者の間に僅かなずれがあっても、一端側にフランジ部を有しないため、容易に且つ確実に溶接することができるのである。従って、主管Aの外径に対して一対一の専用品として非常に多種の分岐管継手を製造することは不要であり、全体としての種類を従来に比して減らすことが可能となる。
【0020】
このように、従来に比して種類が少なくて済むために一種類あたりの生産個数が増加でき、大量生産に適している。そのため、大量生産に適した鍛造や機械加工(切削加工)によって製造することができ、低コストに製造することが可能となるのである。具体的には、円柱状の素材から鍛造により製造したり、円筒状の素材から切削加工により製造したりすることができる。
【0021】
しかも、外周面6にフランジ部がないうえに一端面1に突起もないため、加工が極めて容易であるという利点をも有している。尚、鍛造の場合、外周面6を切削加工により仕上げることもできる。
【0022】
また、従来のようにフランジ部を有する構成の場合には、主管Aの外径と等しい外径を有する分岐管継手を使用することはできなかったが、本実施形態のようにフランジ部を有しない構成では、主管Aの外径と略等しい外径の分岐管継手をも使用することが可能となり、従来に比して大径の枝管Bを分岐させることができて分岐配管工法の適用範囲が広がるという利点もある。
【0023】
尚、位置合わせ用表示部としては上述の三角形のマーク7以外にも矢印や直線等種々のものを採用することができ、例えば、図4のように分岐管継手の製造者若しくは販売者を表すマーク17を使用してもよい。このマーク17のように位置合わせ用表示部が分岐管継手の軸線方向に伸びる直線(マーク17の場合にはその中心にある直線17a)を含んでいると、その直線を位置合わせの目安にすることができて好ましい。
【0024】
また、従来においては、フランジ部を有する構成であるため、主管Aへの溶接状態においては、仮にフランジ部が外部から視認可能である。従って、分岐孔100内に分岐管継手が挿入していないことがフランジ部を確認することにより明らかに確認し、証明することができる。これは、このような分岐配管工法においては、分岐管継手の一端側が主管A内に挿入していると主管A内の流体の流れを阻害することになることから、分岐管継手が主管A内に挿入していないことを溶接後において確実に確認、証明することが重要となるためである。
【0025】
これに対してフランジ部を有しない構成ではそのフランジ部によって挿入していないことを明示することはできない。そのために、主管Aへの溶接状態において分岐管継手の一端側が分岐孔100から主管A内に挿入していないことを外部から確認するための確認用表示部を外周面6に設けることが好ましい。即ち、確認用表示部を見れば瞬時に挿入していないことを確認、証明できる。この確認用表示部としては種々のものを採用できるが、例えば、図5のように分岐管継手の軸線方向に目盛り27を設けると、その目盛り27によって容易に確認することができる。尚、目盛り27としては直線のみならず点等であってもよい。
【0026】
尚、この確認用表示部を設ける位置は適宜設計変更可能であるが、図5のように、分岐管継手の外周面6のうち主管Aへの溶接状態で主管Aの軸線方向を向く部分に設けることが好ましい。主管Aの軸線方向を向く部分に確認用表示部を設けるとその確認用表示部を位置合わせ用表示部としても使用することができる。即ち、確認用表示部と位置合わせ用表示部とを兼用することができるのである。
【0027】
尚、上記実施形態では、位置合わせ用表示部や確認用表示部を設けた構成について説明したが、これらを設けない構成としてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明の分岐管継手にあっては、従来のようなフランジ部を有しないストレート形状としたことにより、主管に対する汎用性が高まり、大量生産に適した鍛造や機械加工により製造することができるため低コストに製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の分岐管継手を示す斜視図。
【図2】同管継手の正面図。
【図3】同管継手を主管に溶接した状態を示す側面図。
【図4】本発明の他の実施形態における分岐管継手を示す正面図。
【図5】本発明の他の実施形態における分岐管継手を示す正面図。
【図6】従来の分岐管継手を示す斜視図。
【図7】同管継手を示す部分断面図。
【符号の説明】
1…一端面、2…他端面、3…凹側頂点、4…凸側頂点、5…面取り、6…外周面、7…三角形のマーク(位置合わせ用表示部)、8…ネジ部、17…マーク(位置合わせ表示部)、27…目盛り(確認用表示部)、A…主管、B…枝管、C…溶接部

Claims (4)

  1. 主管の外周面に枝管を接続するために、主管の外周面に形成された分岐孔の周縁部に一端側が溶接され、他端側には枝管が接続される円筒状の分岐管継手であって、
    一端面は主管の外周面に略沿うように鞍状に形成され、外周面は一端側にフランジ部を有しないストレート形状に形成されていることを特徴とする分岐管継手。
  2. 一端面のうちの凹側頂点の位置を示すための位置合わせ用表示部が外周面に設けられている請求項1記載の分岐管継手。
  3. 主管への溶接状態において分岐管継手の一端側が分岐孔から主管内に挿入していないことを外部から確認するための確認用表示部が外周面に設けられている請求項1記載の分岐管継手。
  4. 前記確認用表示部として、分岐管継手の軸線方向に目盛りが設けられている請求項3記載の分岐管継手。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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