JPH07119378B2 - 記録液及びこれを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents

記録液及びこれを用いたインクジェット記録方法

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JPH07119378B2
JPH07119378B2 JP29922089A JP29922089A JPH07119378B2 JP H07119378 B2 JPH07119378 B2 JP H07119378B2 JP 29922089 A JP29922089 A JP 29922089A JP 29922089 A JP29922089 A JP 29922089A JP H07119378 B2 JPH07119378 B2 JP H07119378B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オフイスや学校で一般的に使用されている、
いわゆる普通紙に記録したときに、とりわけ記録画像の
濃度が高く、記録画像の耐久性に優れ、高画質の画像が
得られる新規な記録液(以下、インクとも称する。)及
びこれを用いて熱エネルギーの作用により記録液を吐出
させて記録を行なうインクジエツト記録方法に関する。
〔先行技術〕
従来より、筆記具用、スタンプ用、記録計用及びインク
ジエツト記録用など、紙等の被記録材に記録を行なう為
のインクとして、実に様々な組成物の提案がなされてい
る。それらは各種の染料を水又はその他の有機溶剤に、
溶解又は分解せしめたものである。
又、インクジエツト記録法においても、様々の方式が提
案されており、帯電した液滴を連続的に発生させ、該液
滴の一部を記録に使用する方式、又圧電素子を有する記
録ヘツドに、信号を与え、該信号に応じて、記録液の液
滴を発生させて、記録を行なう方式、或いは、又、記録
ヘツドの室内の記録液に記録信号に対応した熱エネルギ
ーを与え、該エネルギーにより、液滴を発生させ記録を
行なう方式などがある。この様なインクジエツト記録方
式に用いる記録液は、その記録方式の特異性から、筆記
具用、スタンプ用、記録計用の記録液に比べ、多くの特
性で一層厳密な条件が要求される。好ましい条件を下記
に列挙してみると、 (1)画像濃度が高く、コントラストがあり鮮明であ
る。
(2)被記録媒体を選ばず、どの様な媒体にも、不定
形、又は不規則な滲みのない高品位な画像が得られる。
(3)被記録媒体に対して、定着性(画像乾燥性)が速
く、印字物をこすっても汚れない。
(4)印字物の耐水性、耐光性が優れている。
(5)微細な吐出口から液滴が常時、安定して吐出さ
れ、目詰りを生じない。
(6)記録休止中、キヤツプをしない状態で放置されて
いても、記録再開時直後から安定した吐出が得られる。
すなわち、吐出口付近のインクが乾燥しにくく、目詰り
を生じない。
(7)保存安定性が良好で、長期間にわたり、インク性
能が保持される。
(8)インクに接する部材を浸さない。
(9)毒性、、引火性等の安全性に優れる。
等が挙げられる。
従来より、前記諸条件を満足させようと、インクジエツ
ト用インクとして数多くの提案がなされているが、全て
の条件を満足するものは未だ見受けられない。
例えば特開昭61−261378号公報、同61−285275号公報、
同62−39676号公報には、特定のジスアゾ染料又は特定
のトリスアゾ染料を用い、あるいは併用した記録液が、
従来の染料を用いた記録液に比し、熱的安定性、長期保
存安定性、目詰り防止性及び耐水性に優れることが開示
されている。
又、特開昭60−86178号公報には、C.Iフードブラツク2
と他の色調の染料を併用することにより、理想的なブラ
ツクカラーインクを得ることが開示されている。
かかる記録液は、前述した種々の特性に優れたものであ
るが、更に記録画像の高濃度と記録画像の耐水性の双方
を同時に満足させるには不充分である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明の目的は、種々のタイプの普通紙に対し
て、画像濃度が高き鮮明で、不定形又は不規則な滲みの
ない高品位な画像が得られ、かつ定着性、耐水性が良好
で、目詰りせず、保存安定性、熱的安定性及び安全性に
優れた記録液及びこれを用いたインクジエツト記録方法
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記の目的は、以下の本発明によって達成される。本発
明は、染料、グリセリン、脂肪族一価アルコール及び水
を含有する記録液に於て、前記染料として、C.I.フード
ブラック2と下記一般式[I]又は[II]で表される化
合物群の中から選ばれる少なくとも1種とを、8:2〜2:8
(重量比)の範囲で併有することを特徴とする記録液で
あり、又この記録液に熱エネルギーを作用させて液滴を
形成し、該液滴を以て記録を行うことを特徴とするイン
クジェット記録方法である。
〔但し、Q1は低級アルキルカルボニルアミノ基、低級ア
ルコキシ基から選択される基で置換されたフェニル基又
はナフチル基あるいはSO3M基で置換されたナフチル基を
表わし、Q2はSO3M基で置換されたナフチル基もしくは低
級アルコキシ基で置換されたフェニル基を表わし、Q3
未置換もしくはSO3M基で置換されたフェニル基又はナフ
チル基を表わし、R1,R2は低級アルキル基、低級アルコ
キシ基及び低級アルキルカルボニルアミノ基から選択さ
れる基、R3は水素原子もしくはSO3M基で置換されたフェ
ニル基を表わし、nは0又は1、Mはアルカリ金属又は
アンモニウムを表わす。〕 以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で記録剤として用いられるC.I.フードブラツク2
と一般式[I],[II]で表わされる染料は水溶性の黒
色染料であるが、熱的作用に対して安定であり、本発明
に使用する熱エネルギーを利用する記録方法においても
問題はなく、常時安定した吐出が得られる。もちろん使
用に際しては、精製されたものを使用する方が好まし
い。又、各々特性が異なる。C.I.フードブラツク2は、
分子量が小さく光吸収の波長分散が小さい為、鮮明で高
濃度の画像が得られる。しかし、反面、耐水性が劣る。
一般式[II]で示される染料は、C.I.フードブラック2
に比べ、分子量が大きく、光吸収の波長分散も大きくな
る為、鮮明さに欠け、画像濃度も低い。しかし反面直接
性が大きくなる為、耐水性は非常に良好である。一方、
一般式[I]で示される染料はC.I.フードブラツク2と
一般式[II]で示される染料との中間的な性能を有す
る。よって上記3種の染料を任意に組み合せれば耐水性
が良好で高濃度であり、しかも鮮明でコントラストの高
い画像が得られる。
任意の組み合せの中で、普通紙上での色調等、総合バラ
ンスを考慮すると、3種の染料全てを組み合せたものが
最も好ましい。
本発明で用いられるC.I.フードブラツク2は、以下に示
す構造を有する染料である。
MはNa,K,Li等のアルカリ金属、アンモニウムが好適で
ある。
一般式[I]及び[II]で表される染料構造中の低級ア
ルキルカルボニルアミノ基としては、炭素数1〜4のア
ルキルカルボニルアミノ基が好ましく、低級アルコキシ
基としては、炭素数1〜4のアルコキシ基が好ましく、
具体的にはメトキシ基、エトキシ基が好ましく、又、低
級アルキル基としては、炭素数1〜4のアルキル基が好
ましく、具体的にはメチル基、エチル基が好ましい。
Mとしては、Na,K,Li等のアルカリ金属、NH4,NH(C2H4O
H)3,NH(CH3等のアンモニウムが好ましく用いられ
る。
一般式[I)で表わされる染料の好ましい具体例を以下
に示す。
次に一般式[II]で表わされる染料の好ましい具体例を
以下に示す。
本発明で用いる染料として特に好ましいものは、C.I.フ
ードブラツク2と例示化合物No.1とNo.6の3種類の染料
を組合せた態様である。
各染料の比率としては、鋭意検討の結果、C.I.フードブ
ラツク2:一般式[I]及び/又は[II]で表わされる染
料が8:2〜2:8(重量比)、より好ましくは3:1〜1:3の範
囲が最も好ましい。又、一般式[I]の染料と一般式
[II]の染料を併用する場合のこれらの混合比率として
は2:1〜1:2が好ましい。該染料の含有量は、一般には記
録液全重量に対して0.1〜15重量%、好ましくは1〜5
重量%の範囲である。又、該染料は他の染料と併用して
使用することも可能である。次に本発明に用いる液媒体
成分について述べる。一般に液媒体成分に用いられる溶
剤としては、目詰り防止を目的とした多価アルコール類
等の高沸点溶剤であるが、これらは表面張力が低い為、
普通紙上において、液滴が不規則な滲みとなり、画像品
位が低下してしまう。よって、目詰り防止と高品位画像
を両立することができない。その点、本発明に用いるグ
リセリンは高沸点溶剤でありながら、表面張力が高い
為、高品位な画像が得られかつ吸湿性が高い為少量で目
詰り防止効果が得られる。含有量としては、一般には、
記録液全重量に対して1〜30重量%、好ましくは3〜15
重量%である。
又、本発明では溶剤としてグリセリンを用いる他に画像
品位と目詰り防止と、更には高濃度画像を得ることに対
して悪影響を及ぼさない範囲で他の溶剤、例えばチオジ
グリコール等が添加されることが好ましい。
特にチオグリコールは、染料の発色濃度を向上させるこ
とができると共に記録休止後の再吐出性に優れるので好
ましいものである。
本発明では溶剤としてグリセリンを用いるものである
が、目詰り防止効果を更に向上させ、記録液の染料濃度
をより高くすることができるという点で尿素あるいはチ
オ尿素を併用するのが特に好ましいものである。
本発明に用いる尿素又はチオ尿素をインクに添加すると
目詰り防止に効果があることは公知である。しかしなが
ら本発明者らの詳細な検討の結果、グリセリンとの併用
によって、本発明に用いる染料を従来よりも多く添加し
た場合でさえ、目詰りせず、その上、水分が全て蒸発し
て、グリセリンと染料と上記化合物のみになった時に
も、それらの溶剤の粘度が上昇しないで、流動性を保つ
ことを発見した。それ故、前記多価アルコールの添加量
を加える染料の量に比して少なくすることができるの
で、印字品位、定着性に更に有利となる。
本発明で用いるグリセリンは高沸点であり、それ自体の
粘度が高く、かつ本発明に用いる染料を余りよく溶解し
ないものであるから、用いる染料の量に限度があり、充
分な画像濃度と目詰り防止を両立させるには、前記グリ
セリンをあまり多く用いる必要がある。しかし、グリセ
リンを多く用いるとインクの粘度上昇が大きくなり、吐
出安定性が劣化し、ついにはインクの不吐出が起こって
しまう。又、グリセリンの量があまり多いと印字品位を
劣化させることにもなる。以上のことから本発明におけ
る、尿素又はチオ尿素の添加は印字品位、目詰り防止、
高画像濃度及び吐出安定性の向上に対して必須のもので
あり、特に本発明に用いる染料、グリセリン、水および
一価アルコールとの併用において格段の効果を発揮する
ものである。本発明において、尿素又はチオ尿素の含有
量としては、記録液全重量に対して、0.5〜20重量%、
好ましくは1〜10重量%である。
次に脂肪族1価アルコールであるが、これは上記の組み
合せ、すなわち該染料とグリセリン及び水の系からなる
記録液では、不充分な定着性(画像乾燥性)の問題を解
決する目的で、使用されるものである。従来では、界面
活性剤のような浸透剤の使用が提案されていたが、この
場合、定着性は改善されるものの、普通紙において、不
定形又は不規則な滲みが発生し、画像品位が定低下する
という問題があった。その点本発明に用いる脂肪族1価
アルコールの場合滲みが均一で、かつ液滴の紙への浸透
能力及び蒸発能力を促進する作用がある為、画像品位を
低下させることなく、定着性を速める事ができる。脂肪
族1価アルコールの中でも、好ましいものは、エチルア
ルコール、イソプロピンアルコール、n−ブチルアルコ
ールである。
その中でもイソプロピルアルコールは、他のアルコール
に比し臭気がなく画像品位を維持しつつ定着性を改善す
ることが可能なため、とりわけ好ましいものである。
脂肪族一価アルコールの含有量としては、記録液全重量
に対して0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%であ
る。
又、水の含有量としては、記録液全重量に対して60〜90
重量%、好ましくは70〜90重量%である。
以上述べた成分の他に該記録液においては、必要に応じ
て粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調整剤、防カビ剤、
防錆剤等の添加剤を添加することも可能である。
このように本発明の記録液を用いて種々のタイプの普通
紙にインクジエツト記録を行なった場合、従来の記録液
を用いた場合のような、紙の種類により画像品位が低下
したり、画像濃度が低下したり、あるいは定着性が悪く
なる等の問題を生じることなく、良好な記録が可能であ
る。
〔実施例〕
以下に実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明
する。以下、「部」はすべて重量基部である。
実施例1 上記の組成物を十分撹拌した後、孔径0.22μmのフロロ
ポアフイルター(住友電気工業(株)製のフイルター、
商標名)で加圧濾過し、本発明の記録液とした。
この記録液を、記録ヘツド内のインクに熱エネルギーを
与えて液滴を発生させ記録を行うオンデマンドタイプの
マルチヘツド(オリフイスサイズ50×40μm、駆動電圧
30v、周波数4KHZ)を有する記録装置に搭載して印字し
た場合の印字性能、吐出性能及び保存安定性の評価結果
を後記第3表に示す。各評価項目の方法及び条件は下記
の通りである。
(1)印字濃度……市販の連続伝票用紙に全ノズル同時
駆動で印字させ、パツチを作製し室内にて24時間自然乾
燥させた後、そのパツチの光学濃度を測定し下記基準に
て評価した。
◎:光学濃度が1.31以上 ○:光学濃度が1.26乃至1.30 △:光学濃度が1.10乃至1.25 ×:光学濃度が1.09以下 (2)滲みの発生率……市販の連続伝票用紙に300ドツ
トが互いに接触しない様に連続印字し、室内にて24時間
自然乾燥させた後、顕微鏡で不定形又は不規則な滲みが
発生したドツトの数を数え、そのパーセンテージを下記
基準にて評価した。
○:15%以下 △:16乃至40% ×:41%以上 (3)定着性(印字乾燥性)……市販の連続伝票用紙に
英数文字を印字した後、10,20,30,40,50及び60秒後にレ
ンズクリーニングペーパーにて印字部をこすり、印字部
が汚れなくなるまでの秒数を測定し下記基準にて評価し
た。
◎:10秒以内 ○:11乃至20秒 △:21乃至40秒 ×:41秒以上 (4)耐水性……シヤーレの中に水道水を入れ静置させ
る。その中に、前項(1)で評価したパツチを静かに浸
漬し、5分間放置後乾燥させて前項(1)と同様に光学
濃度を測定し、光学濃度残存率(浸漬後の光学濃度/浸
漬前の光学濃度×100;パーセンテージ)を算出して下記
基準にて評価した。
○:光学濃度残存率が80%以上 △:光学濃度残存率が60乃至79% ×:光学濃度残存率が59%以下 (5)吐出安定性……連続伝票用紙100枚に印字し、下
記基準にて評価した。
○:異常なし ×:不吐出又は印字乱れ発生 (6)目詰り性(固着回復性)……60℃の恒温槽に1ケ
月間放置し、その後室温に24時間放置し、回復操作(ポ
ンピングによる吸引操作)を行った後印字させ、下記基
準にて評価した。
○:回復操作5回以内に正常な印字状態に戻る △:回復操作6乃至10回で正常な印字状態に戻る ×:回復操作6乃至10回で不吐出又は印字乱れ (7)保存安定性……各インクを耐熱性のガラスビンに
100ccずつ入れ、密栓して60℃の恒温槽にて3ケ月間保
存後、前記記録装置に搭載して連続伝票用紙100枚に印
字し、下記基準にて評価した。
○:異常なし ×:不吐出、印字の乱れ又は変褪色発生実施例2〜6 下記第1表に示す組成の記録液を実施例1と同様に調製
した。
これらの記録液を用いて実施例1と同様にして印字性
能、吐出性能及び保存安定性の評価を行なった。その結
果を第3表に示す。
比較例1〜6 下記第2表に示す組成の記録液を実施例1と同様に調製
した。
これらの記録液を用いて実施例1と同様にして印字性
能、吐出性能及び保存安定性の評価を行なった。その結
果を第3表に示す。
実施例7 上記の組成物を実施例1と同様にして記録液を調製し
た。
又かかる記録液を用いて、実施例1と同様にして印字性
能、吐出性能及び保存安定性の評価を行なった。その結
果を第6表に示す。
なお、評価紙は下記4紙を使用した。
(評価紙) 連:連続伝票用紙 実施例8〜14 下記第4表に示す組成の記録液を実施例7と同様に調製
した。
これらの記録液を用いて実施例7と同様にして印字性
能、吐出性能及び保存安定性の評価を行なった。その結
果を第6表に示す。
比較例7〜12 下記第5表に示す組成の記録液を実施例7と同様に調製
した。
これらの記録液を用いて実施例7と同様にして印字性
能、吐出性能及び保存安定性の評価を行なった。その結
果を第6表に示す。
〔効果〕 以上説明した様に本発明の記録液を用いることにより、 (1)種々のタイプの普通紙上において印字濃度が高
く、鮮明で高品位な印字が得られる。
(2)定着性(印字乾燥性)が速く、印字物をこすって
も汚れない。
(3)インクの長期保存性が良好で、常時安定した吐出
が得られる。
(4)印字物の耐水性及び耐光性が良好である。
(5)記録ヘツドが乾燥しにくく、記録装置が長期放置
されても、記録開始時より安定した吐出が得られる。
(6)熱エネルギーを利用する記録方式においても問題
なく、常時安定した吐出が得られる。
等の利点があり、とりわけインクジエツト用の記録液と
して好適である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】染料、グリセリン、脂肪族一価アルコール
    及び水を含有する記録液に於て、前記染料として、C.I.
    フードブラック2と下記一般式〔I〕又は〔II〕で表さ
    れる化合物群の中から選ばれる少なくとも1種とを8:2
    〜2:8(重量比)の範囲で併有することを特徴とする記
    録液。 〔但し、Q1は低級アルキルカルボニルアミノ基、低級ア
    ルコキシ基から選択される基で置換されたフェニル基又
    はナフチル基あるいはSO3M基で置換されたナフチル基を
    表わし、Q2はSO3M基で置換されたナフチル基もしくは低
    級アルコキシ基で置換されたフェニル基を表わし、Q3
    未置換もしくはSO3M基で置換されたフェニル基又はナフ
    チル基を表わし、R1,R2は低級アルキル基、低級アルコ
    キシ基及び低級アルキルカルボニルアミノ基から選択さ
    れる基、R3は水素原子もしくはSO3M基で置換されたフェ
    ニル基を表わし、nは0又は1、Mはアルカリ金属又は
    アンモニウムを表わす。〕
  2. 【請求項2】更に、尿素又はチオ尿素を含む請求項
    (1)に記載の記録液。
  3. 【請求項3】前記脂肪族一価アルコールがイソプロピル
    アルコールであり、更に、チオジグリコールと尿素とを
    含有する請求項(1)に記載の記録液。
  4. 【請求項4】請求項(1)乃至(3)の何れかに記載の
    記録液に、熱エネルギーを作用させて液滴を形成し、該
    液滴を以て記録を行うことを特徴とするインクジェット
    記録方法。
JP29922089A 1988-05-17 1989-11-17 記録液及びこれを用いたインクジェット記録方法 Expired - Lifetime JPH07119378B2 (ja)

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DK90101027T DK0379978T3 (da) 1989-01-27 1990-01-18 Printvæske samt ink-jet printmetode, der anvender denne væske
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US07/739,411 US5137570A (en) 1989-01-27 1991-08-02 Ink jet recording device and cartridge therefore
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