JPH07118426B2 - ラインフイルタ - Google Patents
ラインフイルタInfo
- Publication number
- JPH07118426B2 JPH07118426B2 JP60291504A JP29150485A JPH07118426B2 JP H07118426 B2 JPH07118426 B2 JP H07118426B2 JP 60291504 A JP60291504 A JP 60291504A JP 29150485 A JP29150485 A JP 29150485A JP H07118426 B2 JPH07118426 B2 JP H07118426B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turns
- line filter
- coil
- frequency
- respect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は安全規格を適用する各種電気製品等の電源ライ
ンのノイズを除去するために使用されるラインフィルタ
に関するものである。
ンのノイズを除去するために使用されるラインフィルタ
に関するものである。
従来の技術 従来、この種のラインフィルタのコイルの巻き方は、一
般に第３図に示すように分割用中ツバの無い成形樹脂ボ
ビン11に巻数がN1およびN2のコイル12をそれぞれ各別に
整列巻するか、第４図に示すように分割用中ツバ23を有
する成形樹脂ボビン21に巻回されるN1およびN2のコイル
22をそれぞれ各別に先づＡ溝に整列巻した後、Ｂ溝に移
送して整列巻して巻終る巻き方である。ここで、N1，N2
は共に同一巻である。
般に第３図に示すように分割用中ツバの無い成形樹脂ボ
ビン11に巻数がN1およびN2のコイル12をそれぞれ各別に
整列巻するか、第４図に示すように分割用中ツバ23を有
する成形樹脂ボビン21に巻回されるN1およびN2のコイル
22をそれぞれ各別に先づＡ溝に整列巻した後、Ｂ溝に移
送して整列巻して巻終る巻き方である。ここで、N1，N2
は共に同一巻である。
発明が解決しようとする問題点 上記第３図のような巻き方ではコイルを分割用中ツバの
無い分だけ多く巻けるが、周波数に対するインピーダン
ス特性は第４図の巻き方に比べると、第５図のように高
周波まで伸びていないことがわかる。これは第４図のよ
うに分割巻することによってコイルの浮遊容量が減少
し、自己共振周波数が高周波に伸びたためである。しか
し、この巻き方では、巻数が一定の場合、周波数に対す
るインピーダンス特性は一定となり、任意にこの特性を
変えることができなかった。そこで巻数を変えて周波数
に対するインピーダンス特性を変えることができるが、
巻数を変えることによってインダクタンスが変わるとい
う問題点があった。
無い分だけ多く巻けるが、周波数に対するインピーダン
ス特性は第４図の巻き方に比べると、第５図のように高
周波まで伸びていないことがわかる。これは第４図のよ
うに分割巻することによってコイルの浮遊容量が減少
し、自己共振周波数が高周波に伸びたためである。しか
し、この巻き方では、巻数が一定の場合、周波数に対す
るインピーダンス特性は一定となり、任意にこの特性を
変えることができなかった。そこで巻数を変えて周波数
に対するインピーダンス特性を変えることができるが、
巻数を変えることによってインダクタンスが変わるとい
う問題点があった。
本発明は、巻数を一定とし、巻き方を変えることによっ
て周波数に対するインピーダンス特性を任意に変えたラ
インフィルタを提供することを目的とするものである。
て周波数に対するインピーダンス特性を任意に変えたラ
インフィルタを提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために、本発明は、巻数の異なる
コイルをそれぞれ分割巻できる分割用中ツバを有する成
形樹脂ボビンを備えるとともに、インピーダンス変更手
段を備えたラインフィルタであって、インピーダンス変
更手段を、分割巻数の割合を変えるとともに、分割した
ボビン間を交互に行き来させるコイルの移送回数を変え
るよう構成したものである。
コイルをそれぞれ分割巻できる分割用中ツバを有する成
形樹脂ボビンを備えるとともに、インピーダンス変更手
段を備えたラインフィルタであって、インピーダンス変
更手段を、分割巻数の割合を変えるとともに、分割した
ボビン間を交互に行き来させるコイルの移送回数を変え
るよう構成したものである。
作用 この構成により、コイルの浮遊容量を変えることがで
き、コイルによるインダクタンスを変えることなく周波
数に対するインピーダンス特性を任意に変えることがで
きる。
き、コイルによるインダクタンスを変えることなく周波
数に対するインピーダンス特性を任意に変えることがで
きる。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明の一実施例によるラインフィルタの断面図、
第２図（ａ）はこのラインフィルタの成形樹脂ボビンに
分割用中ツバを利用して巻線の移送の仕方を変える方法
を説明する図、第２図（ｂ）は従来の分割巻の移送の仕
方を説明する図、第２図（ｃ）は第２図（ａ）と第２図
（ｂ）による周波数に対するインピーダンス特性をそれ
ぞれ示す。
図は本発明の一実施例によるラインフィルタの断面図、
第２図（ａ）はこのラインフィルタの成形樹脂ボビンに
分割用中ツバを利用して巻線の移送の仕方を変える方法
を説明する図、第２図（ｂ）は従来の分割巻の移送の仕
方を説明する図、第２図（ｃ）は第２図（ａ）と第２図
（ｂ）による周波数に対するインピーダンス特性をそれ
ぞれ示す。
第１図において、１は巻数がN1，N2のコイル２をそれぞ
れ分割巻できる分割用中ツバ３を有する成形樹脂ボビン
で、分割用中ツバ３によりコイル２を分割巻するＡ溝、
Ｂ溝が形成されている。４はボビン１と嵌合するコア、
５は端子板である。
れ分割巻できる分割用中ツバ３を有する成形樹脂ボビン
で、分割用中ツバ３によりコイル２を分割巻するＡ溝、
Ｂ溝が形成されている。４はボビン１と嵌合するコア、
５は端子板である。
第２図（ａ）（ｂ）において、コイル2,22部分の数字は
コイル2,22の分割の移送順序を示し、第２図（ａ）で
は、まずＡ溝の１に全巻数の1/4巻数を巻き、次にＢ溝
の２に移送し同じく1/4巻数を巻き、再びＡ溝に戻り、
Ａ溝の３に1/4巻数を巻いた後、さらにＢ溝に移送し、
Ｂ溝の４に残り1/4巻数を巻くものである。これをＡ溝
とＢ溝にそれぞれ1/2巻数を巻くだけの第２図（ｂ）と
比較すると、第２図（ｃ）に示すように、同じ巻数であ
っても、周波数に対するインピーダンス特性は異なるも
のとなる。このようにインピーダンス変更手段として、
コイルの巻数を一定にして巻線の分割巻の移送回数を増
すことにより、コイルの浮遊容量が変わり、周波数に対
するインピーダンス特性を任意に変更できる。
コイル2,22の分割の移送順序を示し、第２図（ａ）で
は、まずＡ溝の１に全巻数の1/4巻数を巻き、次にＢ溝
の２に移送し同じく1/4巻数を巻き、再びＡ溝に戻り、
Ａ溝の３に1/4巻数を巻いた後、さらにＢ溝に移送し、
Ｂ溝の４に残り1/4巻数を巻くものである。これをＡ溝
とＢ溝にそれぞれ1/2巻数を巻くだけの第２図（ｂ）と
比較すると、第２図（ｃ）に示すように、同じ巻数であ
っても、周波数に対するインピーダンス特性は異なるも
のとなる。このようにインピーダンス変更手段として、
コイルの巻数を一定にして巻線の分割巻の移送回数を増
すことにより、コイルの浮遊容量が変わり、周波数に対
するインピーダンス特性を任意に変更できる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、インダクタンスを変える
ことなく、周波数に対するインピーダンス特性を変える
ことができ、この結果、ラインフィルタの性能を調整で
きる効果がある。
ことなく、周波数に対するインピーダンス特性を変える
ことができ、この結果、ラインフィルタの性能を調整で
きる効果がある。
第１図は本発明の一実施例によるラインフィルタの断面
図、第２図（ａ）は本発明のコイルの分割巻線の移送の
仕方を変える方法を説明する図、第２図（ｂ）は従来の
コイルの分割巻線の移送の仕方を説明する図、第２図
（ｃ）は第２図（ａ）と第２図（ｂ）の巻線の時の比較
を示した、周波数に対するインピーダンス特性図、第３
図および第４図はそれぞれ従来の成形樹脂ボビン形状と
巻き方を示す図、第５図は従来の巻き方の周波数に対す
るインピーダンス特性図である。 １…成形樹脂ボビン、２…コイル、３…分割用中ツバ
図、第２図（ａ）は本発明のコイルの分割巻線の移送の
仕方を変える方法を説明する図、第２図（ｂ）は従来の
コイルの分割巻線の移送の仕方を説明する図、第２図
（ｃ）は第２図（ａ）と第２図（ｂ）の巻線の時の比較
を示した、周波数に対するインピーダンス特性図、第３
図および第４図はそれぞれ従来の成形樹脂ボビン形状と
巻き方を示す図、第５図は従来の巻き方の周波数に対す
るインピーダンス特性図である。 １…成形樹脂ボビン、２…コイル、３…分割用中ツバ
Claims (1)
- 【請求項１】巻数の異なるコイルをそれぞれ分割巻でき
る分割用中ツバを有する成形樹脂ボビンを備えるととも
に、インピーダンス変更手段を備えたラインフィルタで
あって、インピーダンス変更手段を、分割巻数の割合を
変えるとともに、分割したボビン間を交互に行き来させ
るコイルの移送回数を変えるよう構成したラインフィル
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60291504A JPH07118426B2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | ラインフイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60291504A JPH07118426B2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | ラインフイルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62150704A JPS62150704A (ja) | 1987-07-04 |
| JPH07118426B2 true JPH07118426B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=17769737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60291504A Expired - Lifetime JPH07118426B2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | ラインフイルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07118426B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2684020B2 (ja) * | 1995-02-13 | 1997-12-03 | 株式会社平和 | パチンコ機 |
| JP4707999B2 (ja) * | 2004-11-12 | 2011-06-22 | スミダコーポレーション株式会社 | アンテナ用インダクタンス素子 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55107217A (en) * | 1979-02-08 | 1980-08-16 | Toshiba Corp | Large current transformer |
| JPS5678320U (ja) * | 1979-11-12 | 1981-06-25 | ||
| JPS58164212U (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-01 | 小向電機株式会社 | コイル装置 |
| JPS60143612A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラインフイルタ− |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP60291504A patent/JPH07118426B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62150704A (ja) | 1987-07-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |