JPH07117205A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents

化粧板及びその製造方法

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Publication number
JPH07117205A
JPH07117205A JP26707293A JP26707293A JPH07117205A JP H07117205 A JPH07117205 A JP H07117205A JP 26707293 A JP26707293 A JP 26707293A JP 26707293 A JP26707293 A JP 26707293A JP H07117205 A JPH07117205 A JP H07117205A
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JP
Japan
Prior art keywords
pattern
parts
decorative
paint layer
transparent paint
Prior art date
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Pending
Application number
JP26707293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nakamichi
義雄 中道
Eiji Akagi
英治 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP26707293A priority Critical patent/JPH07117205A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、かつ模様に深みがあってデザイン性
に優れる化粧板を提供する。 【構成】 表面に模様を有する基板1の表面上に、着色
透明塗料層4を備える化粧板5において、着色透明塗料
層4が塗布ムラを持つもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁材、ドア面財等に好
適な木目模様を有する化粧板及びその化粧板の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】壁材、ドア面材等として用いられる化粧
板として、合板等の台板上に印刷による木目模様を有す
るシートを貼着し、その表面に着色透明塗料を塗布した
タイプのものがある。このタイプのものは木目模様を有
する化粧シートを用いて構成する故に、表面にツキ板
(化粧単板)を貼着して構成する化粧板に比して非常に
安価で、広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このタ
イプのものは、化粧シートを用いている故に表面が面一
な感じがしてその木目模様に深みが無く、どうしても高
級感にかけるというデザイン的に基本的な問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記のような点に着目してなさ
れたものであり、安価で、かつ模様に深みがあり、より
自然な木目の美しさを持つ、デザイン性に優れる化粧板
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、表
面に模様を有する基板の表面上に、着色透明塗料層を備
える化粧板において、前記着色透明塗料層が、塗布ムラ
を持つようにした。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記模様が木目模様であるようにした。
【0007】請求項3の発明では、請求項1または2記
載の化粧板において、前記基板が台板上に模様を有する
化粧シートが貼着されたものとした。
【0008】ここにおける化粧シートとは、化粧紙、化
粧合成樹脂シート、化粧不織布、化粧織布等を指し、ツ
キ板は含まない。
【0009】請求項4の発明では、請求項3記載の化粧
板において、前記木目模様の色調の明度が5〜9(マン
セル記号)であるようにした。
【0010】請求項5の発明では、請求項3記載の木目
模様を有する化粧板において、前記着色透明塗料層の塗
布量が固形分換算で8g/m2以上であり、前記着色透
明塗料の着色剤の配合率を固形分換算で3%以下とし
た。
【0011】請求項6の発明では、請求項2記載の木目
模様を有する化粧板において、前記木目模様が板目模様
である構成とした。
【0012】請求項7の発明では、化粧板の製造を、表
面に模様を有する基板の表面上に、スプレー塗装により
着色透明塗料層を塗布ムラが存在するように塗布して行
うようにした。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、着色透明塗料層は塗
布ムラによる濃淡模様を備え、その濃淡模様が基板表面
の模様に重なって見えることで、基板表面の模様は濃の
部分が深く、淡の部分が浅く見えて、奥行きのある美し
いものとなる。
【0014】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、さらに、木目模様が奥行きのあるより美しい
ものとなる。
【0015】請求項3の発明によれば、請求項1または
2記載の化粧板において、さらに、化粧シートを使用す
る故に安価な化粧板が得られる。
【0016】請求項4の発明によれば、請求項3記載の
化粧板において、さらに、木目模様の色調が明るいの
で、塗布ムラによる濃淡模様が模様に効率良く反映され
る。
【0017】請求項5の発明によれば、請求項3記載の
化粧板において、さらに、着色透明塗料層を厚くして
も、そこに含まれる着色剤が少ないので着色度合いがあ
まり濃くなることがなくて塗布ムラが良好に形成され
る。
【0018】請求項6の発明によれば、請求項2記載の
化粧板において、さらに、広い間隔で変化のある木目模
様に塗布ムラによる濃淡模様がよりマッチする。
【0019】請求項7の発明によれば、スプレー塗装に
より着色透明塗料層は塗布ムラによる濃淡模様を備える
ものとなり、その濃淡模様が基板表面の模様に重なって
見えることで、基板表面の模様は濃の部分が深く、淡の
部分が浅く見えて、奥行きのある美しい模様の化粧板が
製造される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0021】図1は本発明の化粧板の斜視図、図2はそ
の部分拡大図である。
【0022】1は基板であり、合板、金属板、パーティ
クルボード、中質繊維板よりなる台板2上に板目の木目
模様が印刷された化粧シート3が貼着されており、その
基板1の表面全体に着色透明塗料層4が設けられて化粧
板5は構成されている。上記の化粧シート3の木目模様
の色調は、明度5〜9(マンセル記号)と明るいものと
されている。
【0023】上記の着色透明塗料層4には塗布ムラが存
在し、塗布が厚く行われて着色剤が多く位置する部分が
濃部分N、その他の部分が淡部分Tとなり、着色透明塗
料層4は全体として濃淡模様を持っている。
【0024】そして、この濃淡模様が基板1の板目の木
目模様に重なることで、木目模様は濃部分Nに重なる部
分が深く、淡部分Tに重なる部分が浅く見えて、奥行き
のあるより自然に近い美しいものとなっている。また、
上記のように化粧シート3として木目模様の色調が明る
いものを用いることで、着色透明塗料層4の濃淡模様が
化粧シート3の木目模様に明瞭に反映されるようになっ
ている。
【0025】以下、製造法について説明する。
【0026】基板1上への着色透明塗料の塗布は、スプ
レーガンを用いて行う。
【0027】スプレーガンは、例えば口径が1〜2mm
のものを、被塗布面から100〜300mm離した位置
において、エア圧力1〜5kg/cm2、ガンの送り速
度20〜100cm/sec、吐出量50〜200cc
/minの条件で使用する。
【0028】基板1への塗布は、その長手方向に沿って
100〜200mmの幅で、その一部を順次重ね塗りし
て行う。この重ね塗りの幅は塗り幅の1/4〜2/3と
する。
【0029】着色透明塗料としては、ポリウレタン樹
脂、アミノアルキッド樹脂またはラッカー樹脂よりなる
主剤、イソシアネートよりなる硬化剤、染料系のステイ
ンからなる着色剤よりなるものを用いる。上記着色剤を
構成する染料系のステインは各種の色を混合して所望の
色を出すもので、例えば、赤、黒、黄を混ぜてブラウン
色を出す。
【0030】また、着色剤の塗料全体に対する配合率は
固形分換算で3%以下とされ、その塗布量は固形分換算
で8g/m2以上としている。このように、着色剤の配
合率を低くして塗布量を多くすることで、形成される着
色透明塗料層4はある程度厚くて質感が良く、しかも着
色度合いがそれ程濃くなくて適度のムラを持つものとな
る。
【0031】上記の実施例では、基板として化粧シート
が貼着されたものを用いたが、表面に化粧単板が貼着さ
れたものを用いてもよく、その場合も化粧単板の木目模
様と着色透明塗料のムラによる濃淡模様が重なることで
化粧単板の木目模様はより深みのあるデザインを呈す
る。
【0032】また、化粧シートの模様も木目模様と限ら
れることなく抽象模様であってもよく、その場合は大き
な模様の抽象模様が用いられることが好ましい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、着色透明塗料層は塗布ムラによる濃淡模様を備
え、その濃淡模様が基板表面の模様に重なって見えるこ
とで、基板表面の模様は濃の部分が深く、淡の部分が浅
く見えて、奥行きのある美しいものとなり、これによ
り、表面模様を安価なものを用いて構成する場合にも、
模様に深みがあってデザイン性に優れる化粧板を提供で
きるようになる。
【0034】請求項2の発明によれば、さらに、より自
然な美しさを持つ木目調の化粧板を提供できるようにな
る。
【0035】請求項3の発明によれば、さらに、基板が
台板上に模様を有する化粧シートが貼着されたものとし
たことで、化粧板を安価に提供できるようになる。
【0036】請求項4の発明によれば、さらに、木目模
様の色調が明るいので、塗布ムラによる濃淡模様が基板
模様に効率良く反映され、これによってより美しい化粧
板が得られるようになる。
【0037】請求項5の発明によれば、さらに、着色透
明塗料層を厚くしても、そこに含まれる着色剤が少ない
ので着色度合いがあまり濃くなることがなくて塗布ムラ
による濃淡模様が良好に形成されるので、形成される着
色透明塗料層はある程度厚くて質感が良く、しかも着色
度合いがそれ程濃くなくて適度の濃淡模様を持つデザイ
ン性に優れる化粧板が得られる。
【0038】請求項6の発明によれば、さらに、広い間
隔で変化のある木目模様に塗布ムラによる濃淡模様がよ
りマッチし、これによってより美しい木目調の化粧板が
提供できるようになる。
【0039】請求項7の発明によれば、スプレー塗装に
より奥行きのある美しい模様の化粧板が、容易に製造で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧板の斜視図。
【図2】図1の部分拡大図。
【符号の説明】
1 基板 4 着色透明塗料層 5 化粧板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に模様を有する基板の表面上に、着色
    透明塗料層を備える化粧板において、 前記着色透明塗料層が、塗布ムラを持つことを特徴とす
    る化粧板。
  2. 【請求項2】前記模様が木目模様である請求項1記載の
    化粧板。
  3. 【請求項3】前記基板が台板上に模様を有する化粧シー
    トが貼着されたものである請求項1または2記載の化粧
    板。
  4. 【請求項4】前記木目模様の色調の明度が5〜9(マン
    セル記号)である請求項3記載の化粧板。
  5. 【請求項5】前記着色透明塗料層の塗布量が固形分換算
    で8g/m2以上であり、前記着色透明塗料の着色剤の
    配合率を固形分換算で3%以下とする請求項3記載の化
    粧板。
  6. 【請求項6】前記木目模様が板目模様である請求項2記
    載の化粧板。
  7. 【請求項7】表面に模様を有する基板の表面上に、スプ
    レー塗装により着色透明塗料層を塗布ムラが存在するよ
    うに塗布して行う化粧板の製造方法。
JP26707293A 1993-10-26 1993-10-26 化粧板及びその製造方法 Pending JPH07117205A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57181804A (en) * 1981-04-30 1982-11-09 Matsushita Electric Works Ltd Manufacture of decorative plywood
JPS58913A (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 Nitto Electric Ind Co Ltd 局所系医薬製剤
JPH0342075A (ja) * 1989-07-10 1991-02-22 Ig Tech Res Inc 塗装方法
JPH0356175A (ja) * 1989-07-24 1991-03-11 Dainippon Printing Co Ltd 艶差を有する表面化粧方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970422