JPH11314317A - 化粧材 - Google Patents
化粧材Info
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- JPH11314317A JPH11314317A JP12507898A JP12507898A JPH11314317A JP H11314317 A JPH11314317 A JP H11314317A JP 12507898 A JP12507898 A JP 12507898A JP 12507898 A JP12507898 A JP 12507898A JP H11314317 A JPH11314317 A JP H11314317A
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Abstract
た隠蔽性を有し、光沢や色相等の意匠上の問題もなく、
しかも層間強度等の物性にも問題のない隠蔽層を具備す
る化粧材を提供する。 【解決手段】白色顔料及び金属粉を含有する隠蔽層を具
備してなる化粧材である。具体的には例えば、適宜の化
粧基材1上に、上記隠蔽層2と、適宜の絵柄層3と、任
意の保護層4とが順次積層されて構成される。
Description
表面化粧等に使用する化粧材に関する。
彩や欠陥を隠蔽し、基材上に付与する絵柄の意匠性を十
分に発揮させる為に、基材と絵柄層との間に隠蔽層を設
ける場合が多い。かかる隠蔽層としては、二酸化チタン
又は酸化亜鉛等の白色顔料を分散した樹脂層や、アルミ
ニウム粉又は真鍮粉等の金属粉を分散した樹脂層を、塗
工法や押出成形法で設ける技術が、広く用いられてい
る。
白色顔料の結晶と分散媒樹脂との屈折率差を利用して光
を散乱させるという原理に基づくものであって、本質的
に光の透過を遮断するものではないから、その隠蔽能力
には自ずと限界がある。従って、化粧材として実用上十
分な隠蔽性を確保する為には、分散媒樹脂に対して白色
顔料を大量に添加するか、若しくは隠蔽層を十分厚く、
例えば50μm程度に設ける必要が生じる。
の層間密着強度を低下させたり、隠蔽層用材料の塗工適
性や押出成形適性を低下させる等の問題があり、後者は
材料費が嵩み、化粧材の可撓性を低下させたり、特に塗
工法で設ける場合には、1回の工程で塗工可能な厚みに
は限度があるので、複数回に分けて塗工せざるを得ず、
生産性が低下し生産コストが上昇してしまう等の問題点
がある。
の光反射性を利用して光の透過を遮蔽するものであるか
ら、白色顔料と比較して少量でも十分に高い隠蔽性が得
られる利点がある。ところが、その特有の金属調(メタ
リック調)の光沢や沈んだ色彩の為に、金属感を活かし
た特殊な用途を別とすれば、化粧材として最も一般的な
木目柄や石目柄、抽象柄、無地柄等の落ち着いた意匠感
を得たい場合には、あまり適当でない場合が多い。ま
た、隠蔽性に優れた金属粉は一般に粒径が大きい上に、
分散媒樹脂との接着性にも乏しいので、隠蔽層の凝集力
が低く、化粧材の層間密着強度に劣るという問題点もあ
る。
で、金属粉を使用した隠蔽層の表面側に、白色顔料を使
用した隠蔽層を設ける形で、両者を積層併用する技術の
提案もある(特開平5−64870号公報参照)。しか
し、この技術によると、隠蔽層を2層に亘り設けるの
で、生産工程が煩雑となるし、隠蔽層が全体として肉厚
となり、層間強度や可撓性の低下の原因ともなる。ま
た、表面側の白色顔料を使用した隠蔽層の厚みにバラツ
キが発生すると、その厚い箇所と薄い箇所とで下地の金
属光沢や沈んだ色彩の現れ方が異なり、意匠上好ましく
ないので、隠蔽層の厚みを高精度に管理せねばならない
等の問題点があった。
おける上記した問題点を解決し、簡便且つ安価に安定的
に製造可能であり、優れた隠蔽性を有し、光沢や色相等
の意匠上の問題もなく、しかも層間強度等の物性にも問
題のない隠蔽層を具備する化粧材を提供することを目的
とする。
顔料及び金属粉を含有する隠蔽層を具備してなる化粧材
である。
の表面側に、白色顔料を含有し金属粉を含有しない補助
隠蔽層を具備してなる化粧材である。
粧材の最も典型的な構成の例であって、基材1上に隠蔽
層2及び絵柄層3が順次設けられて構成されており、該
隠蔽層2が白色顔料及び金属粉を含有してなるものであ
る。なお、必要に応じて絵柄層3の表面上に保護層4が
設けられる。
態に限定されるものではなく、例えば、隠蔽層2と絵柄
層3との間に1層以上の何らかの中間層5が介在してい
ても良い(図2)。その他、透明又は半透明の基材1の
裏面に絵柄層3と隠蔽層2とが順次設けられた形態(図
3)や、透明又は半透明等の隠蔽性の不足する基材1の
表面に絵柄層3、裏面に隠蔽層2がそれぞれ設けられた
形態(図4)等も考えられる。但し、後2者は基材1自
体の好ましくない色彩や欠陥の隠蔽の為ではなく、好ま
しくない色彩や欠陥を有する別の基材に貼付して用いた
り、建築物の駆体下地等の見苦しい部分を隠したりする
目的で専ら用いられるものである。
応可能な、隠蔽性及び他の諸物性、生産性、価格等に優
れた隠蔽層を有する化粧材を提供しようとするものであ
って、化粧材の全体構成としては、上掲の4態様以外に
も種々多様な形態が考えられる訳であるが、要は、化粧
材の表面から裏面までのいずれかの位置に、白色顔料及
び金属粉を含有する隠蔽層2を具備してさえいれば、本
発明の目的は十分に達せられるのである。以下、簡単の
ため、原則として上述の図1に示した形態の場合に関し
てのみ説明することにする。
3、保護層4の材質や形態は一切限定されず、通常の化
粧材に用いられている従来公知のあらゆる材質や形態が
任意に適用可能である。
又は不織布、合成樹脂フィルム又はシート、金属箔等の
フィルム状乃至シート状基材や、木質板や無機質板、金
属板、合成樹脂板等の板状基材、各種形状の成形品等を
用いることができる。また必要に応じて、これらから選
ばれる複数の材料を混合、積層乃至複合したものも用い
ることができる。
印刷インキや塗料、染顔料等を使用して、通常の印刷法
や塗装法、染色法等で所望の任意の絵柄状に設けること
ができる。勿論、全面単一色であっても良い。転写箔を
使用して転写法により設けることも可能であり、この場
合、予め隠蔽層2及び/又は保護層4を設けてなる転写
箔を使用して、隠蔽層2及び/又は保護層4の形成と同
時に基材1上に転写形成することも可能である。
明の樹脂塗料又は樹脂フィルム等を塗布又は接着積層し
て設けられる。また、保護層4としての透明乃至半透明
の樹脂フィルムの裏面に絵柄層3及び隠蔽層2を設けた
化粧シート(注:この化粧シート自体も、本発明の化粧
材の範疇に入ることに留意されたい)を予め用意してお
き、これを基材1に貼付するか、または、保護層4とし
ての透明乃至半透明の樹脂フィルムの裏面に絵柄層3を
設けた化粧シートを、予め表面に隠蔽層2を設けた基材
1に貼付することによっても、本発明の目的を十分に達
成することができる。
重要な特徴点であって、白色顔料及び金属粉の両方を少
なくとも含有することを必須要件とする。なお、必要に
応じて適宜の着色顔料や着色染料を併用添加することに
よって適宜の所望の色相に着色することは一向に差し支
えない。
ず、いずれも従来公知の任意のものが適宜使用可能であ
る。白色顔料とは、隠蔽層2の分散媒として使用する通
常の結着剤樹脂と比較して高い屈折率を有する、それ自
体は無色の固体物質を微細な粉末状にしたものであっ
て、例えば二酸化チタン(チタン白、チタニウムホワイ
ト)や酸化亜鉛(亜鉛華)、塩基性炭酸鉛(鉛白)、塩
基性硫酸鉛、硫化亜鉛、リトポン、チタノックス等が広
く用いられている。
化チタンで、アナターゼ形とルチル形との2種類がある
が、ルチル形の方が優れていることが知られている。ま
た、平均粒径は一般に0.1〜0.5μm程度であり、
中でも0.2〜0.3μm程度のものが最も隠蔽力に優
れることが知られている。
銅粉、真鍮粉、鉛粉、錫粉、ニッケル粉、アルミニウム
粉等、金属光沢を有する適宜の金属又は合金を微細な粉
末状にしたものである。工業的には、価格面及び耐性面
から真鍮粉又はアルミニウム粉が最も多用されており、
中でもアルミニウム粉は無彩色であるから、適宜の着色
顔料との併用及び/又は隠蔽層2上への着色印刷によ
り、各種の色彩の意匠への適用範囲が広いので、最も好
適である。
球形、鱗片状等の各種の粒子形状のものがあるが、高い
隠蔽性を得る為には鱗片状のものが最も有利である。ま
た、鱗片状のものの中でもリーフィング型とノンリーフ
ィング型とがあり、隠蔽性の面ではリーフィング型が有
利であるが、これは鱗片状粒子が平行配列して強烈な鏡
面光沢を発する性質があるので、メタリック調の意匠感
を目的とする特殊用途を除けば、一般的には、柔らかい
光沢が得られるノンリーフィング型のものを使用するこ
とが好ましい。
は、ノンリーフィング型の金属粉を使用しても自然に面
内方向に配向するので、金属粉そのものによる隠蔽性や
光沢にはあまり大きな差はない。但し、リーフィング型
の場合には金属粉の粒子が隠蔽層2の表面に集中配列し
て強い金属光沢を発生するのに対し、ノンリーフィング
型の場合には隠蔽層2中に略均一に分散するので、中層
乃至下層の金属粉の粒子はその上に存在する白色顔料の
粒子によって隠蔽され、明るい色調と柔らかい光沢が容
易に得られる。従って、金属粉としてはノンリーフィン
グ型のものを使用することが好ましい。
定形や球状の金属粉を使用した場合以上に、隠蔽層2の
凝集力を低下する問題があり、特にリーフィング型を使
用した場合に著しい。そこで、鱗片状の粒子の表面に樹
脂処理を施したものを使用すると、金属粉粒子と分散媒
樹脂との接着力を向上し、隠蔽層2の凝集力の低下を防
止することができる。
上するが、色調は黒ずんでしまう傾向があるので、両者
の兼ね合いから、一般的には概ね1〜50μm程度の範
囲内のものを使用する。好適な平均粒径の範囲は下地に
よっても異なり、下地が白色紙等の様に明るい色調で或
る程度隠蔽性のある材質であれば大き目で良く、概ね5
〜30μm程度のものを使用することが好ましい。そう
でない場合や、あらゆる下地に対応する必要がある場合
等には、色調を多少犠牲にしても隠蔽性を満足する必要
があるので、粒径はやや小さ目に、概ね3〜15μm程
度のものを使用することが好ましい。
比、研磨度なども隠蔽層2の性能に影響する。粒度分布
の広い金属粉を使用すると、粒度の細かい成分の作用に
より色調が暗くなるので、出来るだけ粒度分布のシャー
プな金属粉を使用することが好ましい。アスペクト比は
大きい程、重量当たりの面積が増し、隠蔽性、色調の両
面から有利であり、概ね40以上が良い。研磨度も高い
程、金属粉表面での乱反射が少なく、明るい色調が得ら
れるので好ましい。
には特に制限はない。一般的には、熱可塑性樹脂又は架
橋硬化性樹脂等が使用される。配合比率は、白色顔料や
金属粉を過度に大量に使用しても、隠蔽性の向上には限
界があり、隠蔽層2の凝集力の低下の原因となるだけで
あるから、適正な範囲が自ずと決まってくる。一般的に
は、分散媒樹脂100重量部に対し、白色顔料50〜1
000重量部、金属粉0.1〜30重量部程度の範囲と
するのが良い。
を増す程、隠蔽性は向上するが、色調や凝集力の面では
不利になるので、それらの兼ね合いから白色顔料と金属
粉との配合比率を適宜決定する必要がある。一般的に
は、白色顔料と金属粉との比率は、概ね500:1〜
2:1の範囲とするのが良い。なお、この好適範囲は下
地によっても異なり、下地が白色紙等の様に明るい色調
で或る程度隠蔽性のある材質であれば白色顔料が多目で
良く、概ね100:1〜20:1程度の範囲が好まし
い。そうでない場合や、あらゆる下地に対応する必要が
ある場合等には、色調を多少犠牲にしても隠蔽性を満足
する必要があるので、金属粉をやや多目に設定し、概ね
50:1〜10:1程度の範囲が好ましい。
や欠陥の程度と、目的の化粧材に所望される表面意匠と
の兼ね合いによって、必要最低限の厚みが決定される。
一般的には、上記の範囲の配合比率を使用すれば、必要
とする隠蔽性の程度にもよるが概ね30μm以下で十分
であり、通常は1〜10μm程度で十分満足すべき隠蔽
性が得られる。
例えば上記した白色顔料・金属粉及び分散媒樹脂を適当
な溶媒中に溶解又は分散して塗布する方法、白色顔料及
び金属粉を硬化性の液状樹脂中に分散して塗布後硬化さ
せる方法、白色顔料及び金属粉を熱可塑性の分散媒樹脂
中に分散して加熱溶融押出製膜する方法、白色顔料及び
金属粉を熱溶融性の分散媒樹脂の粉末と共に撒布した後
加熱融着させる方法等、従来公知の任意の方法を適宜応
用して実施することができる。
なる場合には、金属粉に対する白色顔料の配合比率を高
めに設定する方法も勿論あるが、それ以外に、隠蔽層2
と絵柄層3との間に、白色顔料は含有するが金属粉は含
有しない補助隠蔽層6を設ける方法もある(図5)。こ
の方法によると、隠蔽層2が白色顔料を含有せず金属粉
のみを含有する場合と比較して、隠蔽層2の有する金属
感が元々少ないので、補助隠蔽層6の厚みは薄くて済む
し、また、補助隠蔽層6の厚みが多少ばらつくことがあ
っても、意匠上の不具合の発生が少ない利点がある。な
お、補助隠蔽層6に適宜の着色染顔料を併用することは
任意である。
の光散乱性のシートを基材1とする化粧紙や化粧シート
の場合には、補助隠蔽層6を設ける替わりに、隠蔽層2
を基材1の裏面、すなわち絵柄層3とは反対面側に設け
ることによっても、上記した補助隠蔽層6を設けた場合
と同様の効果を達成することができる(図4)。
面に、ウレタン系ビヒクル100重量部あたり二酸化チ
タン400重量部及び平均粒径20μmの鱗片状アルミ
ニウム粉7重量部を添加した隠蔽性インキを使用してグ
ラビア印刷法により乾燥後の塗布量2g/m2 にベタ印
刷して隠蔽層を形成し、その上に通常のウレタン系グラ
ビア印刷インキにて抽象柄の絵柄を印刷し、最後に2液
ウレタン系トップコート剤を乾燥後の塗布量5g/m2
に塗工、乾燥硬化させて化粧紙を作製した。この化粧紙
を、黒色マジックにて書き込みをした針葉樹合板の表面
に透明接着剤で貼付したところ、書き込みは全く見え
ず、意匠的に問題のない化粧板が得られた。また、セロ
ハンテープ剥離試験の結果も合格であった。
キにアルミニウム粉を添加せずに二酸化チタンのみを使
用して同等の隠蔽性を得ようと試みたところ、印刷適性
に問題のない範囲で最大限に二酸化チタンの添加量を増
しても、1回刷りでは必要な隠蔽性を得ることができな
かった。一方、二酸化チタンを添加せずにアルミニウム
粉のみを使用して同等の隠蔽性を得ようと試みたとこ
ろ、ウレタン系ビヒクル100重量部あたりアルミニウ
ム粉15重量部にて隠蔽性は満足したが、色調は黒ず
み、金属光沢は強く、意匠的に満足すべきものではなか
った。
レフィン系樹脂フィルムの裏面をコロナ処理後、通常の
ウレタン系グラビア印刷インキにて木目柄の絵柄を施
し、該絵柄面に、ウレタン系ビヒクル100重量部あた
り二酸化チタン400重量部及び平均粒径10μmの鱗
片状アルミニウム粉20重量部を添加した隠蔽性インキ
を使用してグラビア印刷法により乾燥後の塗布量2g/
m2 にベタ印刷して隠蔽層を形成し、反対面にウレタン
系トップコートを厚さ5μmに施して化粧シートを作製
した。この化粧シートを2液硬化型ウレタン系接着剤を
介して、切削加工が施されたMDF基材にラッピング貼
付して造作材を作製した。
オレフィン系樹脂フィルムの表面をコロナ処理後、実施
例2と同一の隠蔽層と、ウレタン系インキによる木目柄
の絵柄とを施し、更にウレタン系トップコートを厚さ5
μmに施して化粧シートを作製した。
フィン系樹脂フィルム表面をコロナ処理後、実施例2と
同一の隠蔽層と、ウレタン系ビヒクル100重量部当た
り二酸化チタン500重量部を添加した白色隠蔽性イン
キによる乾燥後の塗布量1g/m2 の補助隠蔽層と、ウ
レタン系インキによる木目柄の絵柄と、ウレタン系プラ
イマー層とを施した後、該プライマー層上に透明ポリオ
レフィン系樹脂を厚さ60μmに熱溶融押出積層すると
同時に導管柄のエンボスを施し、該エンボスの凹部に着
色インキをワイピング充填し、更にウレタン系トップコ
ートを厚さ3μmに施して化粧シートを作製した。
フィン系樹脂フィルム表面をコロナ処理後、実施例2と
同一の隠蔽層と、実施例4と同一の補助隠蔽層と、ウレ
タン系インキによる木目柄の絵柄を施し、該絵柄面にウ
レタン系ドライラミネート接着剤を介して厚さ60μm
の透明アクリル樹脂フィルムを熱圧着すると同時に導管
柄のエンボスを施し、該エンボスの凹部に着色インキを
ワイピング充填し、更にウレタン系トップコートを厚さ
3μmに施して化粧シートを作製した。
フィン系樹脂フィルムを両面コロナ処理後、裏面に実施
例2と同一の隠蔽層を設け、表面にウレタン系インキに
よる木目柄の絵柄を施し、該絵柄面にウレタン系ドライ
ラミネート接着剤を介して厚さ60μmの透明アクリル
樹脂フィルムを熱圧着すると同時に導管柄のエンボスを
施し、該エンボスの凹部に着色インキをワイピング充填
し、更にウレタン系トップコートを厚さ3μmに施して
化粧シートを作製した。
裏面に実施例1と同一の隠蔽層を設け、表面に水性アク
リル系インキにて木目柄の絵柄を施し、さらに撥液剤を
含有する着色インキにて導管柄を施した後、全面に水性
アクリル系トップコート剤を乾燥後の厚さ6μmとなる
様に塗工し、導管部上で弾かせて凹部を形成後乾燥硬化
させ、立体模様化粧紙を作製した。
表面に、実施例1と同一の隠蔽層と、実施例4と同一の
補助隠蔽層とを設け、更にウレタン系インキにて木目柄
及び導管柄の絵柄を印刷後、全面に艶消透明樹脂塗料を
塗工し、更に導管部を除く全面に艶出透明樹脂塗料を厚
さ5μmに印刷して、絵柄に同調した艶変化模様を有す
る化粧紙を作製した。
ム上に、アクリル系剥離層と、ウレタン系絵柄層と、実
施例2と同一の隠蔽層と、EVA系感熱接着剤層とを順
次形成して、転写箔を作製した。この転写箔を使用し
て、ABS樹脂成形体の表面に転写した後、紫外線硬化
型アクリル塗料にて塗装を施して、絵付成形品を作製し
た。
を含有する隠蔽層を具備することにより、隠蔽層の隠蔽
力、光沢・色相、内部凝集力等の各面のバランスが良
く、しかも製造上の膜厚のバラツキによる隠蔽力や光沢
・色相等のバラツキも少なく、安定的な製造が容易であ
る。また、多くの場合には隠蔽層を2層以上設ける必要
がないので、製造工程も簡略であり、しかも比較的に薄
型の隠蔽層で十分な隠蔽力が得られるので、材料の使用
量も節約でき、意匠性に優れた化粧材を簡便且つ安価に
製造できるという優れた利点を有するものである。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】白色顔料及び金属粉を含有する隠蔽層を具
備してなる化粧材。 - 【請求項2】前記隠蔽層の表面側に、白色顔料を含有し
金属粉を含有しない補助隠蔽層を具備してなる請求項1
に記載の化粧材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12507898A JPH11314317A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12507898A JPH11314317A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 化粧材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11314317A true JPH11314317A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14901296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12507898A Pending JPH11314317A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 化粧材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11314317A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001341261A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-11 | C I Kasei Co Ltd | ポリエステル樹脂系表面化粧材 |
JP2004352775A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Toppan Forms Co Ltd | 隠蔽性能に優れた感圧接着剤組成物およびそれを用いたシート |
JP2007506584A (ja) * | 2003-09-26 | 2007-03-22 | イーストマン ケミカル カンパニー | 塗装される基材上の汚染をブロックする方法及びその方法への使用に適当な複合材料 |
JP2012218274A (ja) * | 2011-04-07 | 2012-11-12 | Panasonic Corp | フィルム、成形品、およびフィルムの製造方法 |
JP2020005962A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 株式会社さん・おいけ | 木札及びその製造方法 |
JP2020062842A (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | 大日本印刷株式会社 | 包装材、包装容器及び蓋体 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP12507898A patent/JPH11314317A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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