JPH07115889A - 恒温恒湿庫 - Google Patents

恒温恒湿庫

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JPH07115889A
JPH07115889A JP29441793A JP29441793A JPH07115889A JP H07115889 A JPH07115889 A JP H07115889A JP 29441793 A JP29441793 A JP 29441793A JP 29441793 A JP29441793 A JP 29441793A JP H07115889 A JPH07115889 A JP H07115889A
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humidity
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refrigerator
temperature
cooling
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勝美 前川
Minoru Tanaka
稔 田中
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    • F25D2317/041Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
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    • F25D2317/04131Control means therefor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品の冷却保存及び発酵等を行うために用い
られる恒温恒湿庫において、庫内の湿度制御性能を向上
させる。 【構成】 恒温恒湿庫1は、庫内2Cを冷却するための
冷却器6と、庫内2Cを加熱するための加熱ヒータ10
と、庫内2Cを加湿するための加湿器11と、冷却器6
と熱交換した冷気を庫内2Cに循環する冷却循環用ファ
ン8と、庫内2Cの温度・湿度に基づいてこれらを制御
することにより、庫内2Cを所定の温度・湿度に制御す
る制御装置20とを備える。制御装置20は庫内2Cの
湿度制御上、庫内2Cを除湿する必要が生じた場合に冷
却循環用ファン8を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、庫内の温度・湿度を所
定の値に制御しながら、例えばドーナッツやパン生地等
の食品の冷凍・冷蔵保存及び発酵等の工程を実行するた
め等に用いられる恒温恒湿庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種恒温恒湿庫は、例えば出願人
が先に出願した特願平3−324035号に示される如
く、冷凍或いは冷蔵状態のドーナッツやパン生地等を予
め定められたプログラムに従ってその状態に保存し、且
つ、予熱及び発酵(以下ホイロと称する)の各工程を行
うために用いられており、断熱箱体の庫内に冷却手段の
冷却器(蒸発器)、加湿器、加湿ヒータ及び加熱ヒータ
とを設置し、冷却器と熱交換した冷気を庫内に循環して
冷却し、或いは加熱ヒータにて庫内を加熱することによ
り庫内を前記各工程に応じた所定の温度(設定温度)に
制御すると共に、予熱及び発酵工程においては加湿ヒー
タにて加湿器内の水を蒸発させることにより、各工程に
応じた所定の湿度(設定湿度)に制御するよう構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の湿度制御においては庫内の湿度が設定湿度よりも高
く上昇した場合でも送風手段を運転していた。そのた
め、冷却器の負荷が大きくなって冷媒不足気味となり、
十分な除湿能力が得られなくなっていた。また、冷却器
に凝結した水分が圧縮機の停止時に送風によって再び庫
内に運ばれていたため、庫内は加湿される結果となり、
総じて庫内湿度のディファレンシャルが大きくなる問題
があった。
【0004】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、食品の冷却保存及び発酵
等を行うために用いられる恒温恒湿庫において、庫内の
湿度制御性能を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の恒温恒
湿庫1は、庫内2Cを冷却するための冷却手段(冷却器
6)と、庫内2Cを加熱するための加熱手段(加熱ヒー
タ)10と、庫内2Cを加湿するための加湿手段(加湿
器)11と、冷却手段と熱交換した冷気を庫内2Cに循
環する送風手段(冷却循環用ファン)8と、庫内2Cの
温度・湿度に基づいて各手段を制御することにより、庫
内2Cを所定の温度・湿度に制御する制御手段(制御装
置)20とを備えており、制御手段は庫内2Cの湿度制
御上、庫内を除湿する必要が生じた場合に、送風手段
(冷却循環用ファン)8を停止させるものである。
【0006】また、請求項2の発明の恒温恒湿庫1は、
庫内2Cを冷却する冷却器6を備えた冷却手段(冷却装
置)7と、庫内2Cを加熱する加熱手段(加熱ヒータ)
10と、庫内2Cを加湿する加湿手段(加湿器)11
と、冷却器6と熱交換した冷気を庫内2Cに循環する送
風手段(冷却循環用ファン)8と、庫内2Cの温度・湿
度に基づき各手段を制御して庫内2Cを所定の温度・湿
度に制御する制御手段(制御装置)20とを備えてお
り、庫内2Cにおいて食品の冷却保存及び発酵等の工程
を行うものであって、制御手段は、発酵工程において庫
内2Cの湿度制御を実行すると共に、庫内2Cの湿度が
設定値以上の所定の高い値に上昇した場合に、送風手段
(冷却循環用ファン)8を停止させるものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明の恒温恒湿庫1によれば庫内2
Cの湿度制御上、庫内2Cを除湿する必要が生じた場
合、即ち、庫内2Cの湿度が設定値以上に高く上昇した
場合には、冷却手段(冷却器)6と熱交換した冷気を庫
内2Cに循環する送風手段(冷却循環用ファン)8を制
御手段(制御装置)20が停止させるので、冷却手段
(冷却器)6の負荷が減少し、その温度は低下して除湿
能力が向上する。従って、除湿時に庫内2Cの湿度を迅
速に低下させることができるようになると共に、冷却手
段(冷却器)6に凝結した水分が庫内2Cに運ばれるこ
とも抑制されるので、総じて庫内湿度のディファレンシ
ャルを縮小し、庫内2Cの湿度制御性能を著しく向上さ
せることができる。
【0008】また、請求項2の発明の恒温恒湿庫1によ
れば、同じく庫内2Cの湿度が設定値以上の所定の高い
値に上昇した場合に、冷却器6と熱交換した冷気を庫内
2Cに循環する送風手段(冷却循環用ファン)8を制御
手段(制御装置)20が停止させるので、冷却器6の負
荷が減少し、その温度は低下して除湿能力が向上する。
従って、同様に除湿時に庫内2Cの湿度を迅速に低下さ
せることができるようになると共に、冷却器6に凝結し
た水分が庫内2Cに運ばれることも抑制されるので、総
じて庫内湿度のディファレンシャルを縮小し、庫内2C
の湿度制御性能を著しく向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の実施例の恒温恒湿庫1の縦断側面
図、図2はパネル23の正面図、図3は恒温恒湿庫1の
制御装置20のブロック図、図4は恒温恒湿庫1の各工
程における温度・湿度の変化を示す図、図5は冷却循環
用ファン8の制御フローチャートである。
【0010】実施例の恒温恒湿庫1は予め設定された調
理手順に従って、パンやドーナツ生地などを冷凍或いは
冷蔵保存し、且つ、予熱・発酵(ホイロ)の各工程を実
行する所謂ドウコンディショナーと称されるものであ
り、何れも断熱箱体から成る外箱1A及び内箱2とから
成り、外箱1Aの前面開口部1Bには開閉自在の扉1C
が設けられている。内箱2は、外箱1Aの開口部1Bを
除く上方・下方・後方の内面1Dに対して間隔3を存し
て外箱1Aに固定されており、内箱2の上方と下方には
通気口2A・2Bが設けられている。また、間隔3の
内、内箱2の上方側にある間隔3内には、冷却手段とし
ての冷却装置7を構成する冷却器6と送風手段としての
冷却循環用ファン8とが設けられている。
【0011】通気口2A・2Bは、温度調整用の空気循
環路を形成するためのもので、内箱2の庫内2Cの空気
を、庫内2C〜通気口2B〜間隔3〜通気口2A〜庫内
2Cの順路で循環する経路を冷却用の循環路として形成
する。また、冷却循環用ファン8は、冷却器6と熱交換
した冷気をこの循環路内に強制的に循環する。
【0012】冷却装置7は冷却器6と圧縮機、凝縮器、
減圧器、アキュムレータ等から周知の冷媒回路が構成さ
れており、これら圧縮機等は外部構成部品7Aとして示
されされている。即ち、圧縮機からは高温高圧のガス冷
媒が吐出され、それが凝縮器にて凝縮され、減圧器にて
減圧された後、冷却器6に流入して蒸発することにより
冷却能力を発揮する。
【0013】また、通気口2A・2Bにはダンパー4A
・4Bが設けられている。各ダンパー4A・4Bはアク
チュエータ4A1・4B1によって駆動されて、各通気
口2A・2Bを開閉するものであり、冷却循環用ファン
8が運転している庫内2Cの冷却動作時においては開い
て通気口2A・2Bを開口状態とし、また、庫内2Cを
加熱・加湿する加熱加湿動作時には閉じて通気口2A・
2Bを閉口状態とする。
【0014】仕切壁9は、庫内2Cの底壁に対して間隔
9Aを存して配置した熱良導性部材であり、間隔9Aに
は加熱手段としての加熱ヒータ10、加湿手段としての
加湿器11及び加湿循環用ファン12とが設けられてい
る。加熱ヒータ10は庫内2Cを加熱するためのもので
あり、庫内2Cの加熱時に通電され、加熱ヒータ10に
より加熱された空気(暖気)は加湿循環用ファン12に
よって、庫内2Cに強制循環される。また、加湿器11
は、外箱1Aの外部に設けた給水部11Aから供給され
る所定量の水を受皿11Bに貯え、この受皿11Bの底
面を加湿用ヒータ11Cで加熱することにより、受皿1
1B内の水を蒸発させて庫内2Cを加湿するものであ
る。
【0015】庫内2Cには温度センサ13と湿度センサ
14が設けられており、温度センサ13は庫内温度を温
度/電気変換した庫内温度信号13Aを出力し、湿度セ
ンサ14は庫内湿度を湿度/電気変換した庫内湿度信号
14Aを出力する。外部構成部品7A内には温度センサ
7Bが設けられ、温度センサ7Bは凝縮器の温度を温度
/電気変換した冷却温度信号7B1を出力する。
【0016】給水部11Aにある図示しない給水用貯水
槽にはその貯水量を検出するための水位センサ15が設
けられ、水位の上限位置と下限位置とをフロートスイッ
チで検出した水位信号15Aを出力する。給水部11A
は、元給水弁15Bにより外部水道から給水する。注水
弁16は給水部11Aから受皿11Bに所要量の水を注
水するためのもので、受皿11Bにはオーバーフローし
た場合のための放水管1Dが設けられている。また、外
箱1Aの底壁にはそこを貫通して排水管17が設けられ
ている。
【0017】制御装置20は、マイクロコンピュータ
(CPU)21により構成されており、図3に示す如く
ROMから成る処理メモリ21Aと、RAMから成るデ
ータメモリ21Bと、時計ICから成る計時回路21C
と、シフトレジスタのバッファメモリとA/D変換回路
とD/A変換回路とから成る入出力ポート21Dが設け
られている。このマイクロコンピュータ21の制御対象
となるダンパー4A、4Bのアクチュエータ4A1、4
A2、冷却循環用ファン8、加熱ヒータ10、加湿用ヒ
ータ11C、加湿循環用ファン12、元給水弁15B、
注水弁16はこの入出力ポート21Dに接続されると共
に、入力対象となる前記温度センサ7B、庫内温度セン
サ13、水位センサ15及び庫内湿度センサ14の各出
力信号はこの入出力Dに入力される。更に、パネル23
も入出力ポート21Dに接続されている。
【0018】処理メモリ21Aは演算処理と制御処理と
の、処理手順、即ち、処理プログラムなどを記憶し、デ
ータメモリ21Bは入力されたデータと処理結果のデー
タなどを記憶し、計時回路21Cは歴年日時を計時する
と共に、設定された所定時点及び所定時点から設定され
た時間後の時点などを計時する。入出力ポート21D
は、入力対象からの入力信号をA/D変換してマイクロ
コンピュータ21に入力し、制御対象に対する制御出力
をD/A変換して出力するものである。また、これらの
制御において制御対象が電力により動作するものは、各
制御対象毎に制御リレーを介して制御する。
【0019】パネル23はマイクロコンピュータ21に
調理手順を入力するための設定操作と、設定状態・処理
状態などの表示を行うためのものであり、図2に示す如
く、各スイッチ群及び各表示器群が配置されている。即
ち、図中正方形で示すものは操作スイッチであり、各操
作スイッチは各表面或いはその近傍に記された文字の動
作または設定操作を行わせるもので、丸で示すものは恒
温恒湿庫1の動作状態を示すLED、或いはLCDであ
る。
【0020】パネル23の左上には数値表示部23Aが
構成されており、太線で示す如く数字で設定時刻、或い
は現在時刻、及び庫内2Cの温度・湿度が表示される。
また、パネル23には単独運転操作・表示部23Bが設
けられており、各操作スイッチを選択的に操作すること
により、解凍・ホイロ(発酵)の各調理工程を単独で実
行させることができる。更に、単独運転操作・表示部2
3Bの複数の操作スイッチを選択することにより、解凍
とホイロの工程を連続して実行させることができる。
【0021】パネル23には各運転工程における設定温
度、設定湿度、気流循環条件その他の日時などは設定操
作・表示部23Cの各操作スイッチにより設定すること
ができる。また、中段にある運転操作・表示部23Dの
各操作スイッチA・Bを操作することにより、その都度
条件設定すること無く、予め設定されたA工程・B工程
の2種類の動作条件で動作させることができる。そし
て、工程表示部23Fには恒温恒湿庫1の現在の動作状
況(実行している工程)が表示される。
【0022】以上の構成で次に図4及び図5に従って本
発明の恒温恒湿庫1の動作を説明する。例えば冷凍状態
のパン生地をその状態で保存し、且つ、解凍して予熱・
ホイロ(発酵)させるものとすると、制御装置20のマ
イクロコンピュータ21にはパネル23から各操作スイ
ッチにより冷凍工程、解凍工程、予熱工程、及びホイロ
工程の各工程における庫内温度及び湿度等が設定され
る。尚、冷蔵生地の場合には冷凍及び解凍工程はそのま
ま冷蔵工程となる。
【0023】マイクロコンピュータ21は最初庫内温度
センサ13からの庫内温度信号13Aに基づいて前記圧
縮機及び冷却循環用ファン8の運転を制御する。圧縮機
の運転によって冷却器6は冷却作用を発揮し、この冷却
器6によって冷却された低温低湿の冷気は間隔3を通っ
て通気口2Bより庫内2Cに流入し、庫内2Cを冷却す
る(尚、ダンパー4A、4Bは開放されている。)の
で、庫内2Cは例えば−20℃の設定温度に維持され
る。
【0024】この状態で生地が庫内2Cに入庫される
と、生地は−20℃の冷凍温度にて保存される。そし
て、予め設定された時刻にてマイクロコンピュータ21
は冷凍工程を終了し、次に解凍工程に移行する。この解
凍工程においては、マイクロコンピュータ21は庫内温
度センサ13の信号に基づき、加熱ヒータ10を発熱さ
せ、また、加湿循環用ファン12を運転することにより
生地の解凍を開始する。この解凍工程は例えば+5℃の
設定温度にて所定時間行われる。また、マイクロコンピ
ュータ21は加湿用ヒータ11Cを発熱させて加湿器1
1により例えば65%の設定湿度にて庫内2Cを加湿す
る。
【0025】そして、所定時間経過して生地の解凍が終
了すると、マイクロコンピュータ21は次に予熱工程に
移行する。この予熱工程においてはマイクロコンピュー
タ21は同じく庫内温度センサ13の信号に基づき、加
熱ヒータ10を発熱させ、また、加湿循環用ファン12
を運転することにより例えば+25℃の設定温度にて生
地の予熱を実行すると共に、加湿用ヒータ11Cを発熱
させて加湿器11により庫内2Cを例えば80%の設定
湿度に加湿する。この予熱工程は所定時間行われる。
【0026】そして、所定時間の予熱工程後、マイクロ
コンピュータ21は次にホイロ(発酵)工程に移行す
る。このホイロ工程においてはマイクロコンピュータ2
1は同じく庫内温度センサ13の信号に基づき、加熱ヒ
ータ10を発熱させ、また、加湿循環用ファン12を運
転することにより例えば+40℃の設定温度にて生地中
のイースト菌による発酵を促進させると共に、加湿用ヒ
ータ11Cを発熱させて加湿器11により庫内2Cを例
えば60%の設定湿度に加湿する。このホイロ工程が所
定時間行われた後、生地を庫内2Cから取り出すホイロ
出しが行われることになる。
【0027】尚、マイクロコンピュータ21は上記の解
凍・予熱・ホイロの各工程においても冷却装置7の圧縮
機及び冷却循環用ファン8の運転を制御して温度過昇を
防止し、加熱ヒータ10及び加湿用ヒータ11Cと共に
庫内2Cの温度・湿度の制御を実行する。
【0028】次に、図5を参照しながら係るマイクロコ
ンピュータ21による温度・湿度制御における冷却循環
用ファン8の運転制御について詳述する。マイクロコン
ピュータ21はステップS1にて現在の運転工程が解凍
・予熱・ホイロの何れかであるか否か判断し、否であれ
ばステップS14に進んで今度は冷凍若しくは冷蔵工程
か否か判断する。そして、ステップS14で冷凍・冷蔵
工程であればステップS7に進み、否であれば即ち、い
ずれの工程でもないのであるからステップS10に進ん
でクーリング湿度フラグをクリアする。
【0029】一方、現在の運転工程が解凍・予熱・ホイ
ロの何れかであった場合、即ち、加湿器11による庫内
2Cの加湿が行われている場合には、ステップS2に進
んでクーリング湿度フラグがONか否か判断する。ステ
ップS2ではクーリング湿度フラグがリセットされてい
るものとすると、マイクロコンピュータ21はステップ
S9に進んで庫内湿度センサ14からの信号に基づき、
庫内湿度が前記各工程における設定湿度−0.5%より
低いか否か判断し、設定湿度−0.5%より低い場合に
は、ステップS4に進んでクーリング湿度フラグをセッ
ト(ON)する。
【0030】そして、今度はステップS5で冷却循環用
ファン8がON(運転)中か否か、後述する冷気循環用
ファンフラグにより判断し、ONであればステップS6
に進んで庫内温度センサ13からの信号に基づいて庫内
温度が前記各工程における設定温度+1.2degより
低いか否か判断し、高い場合にはステップS7に進んで
冷却循環用ファンフラグをセットしてステップS8で冷
却循環用ファン8を動作させる。逆に以上の場合にはス
テップS12に進んで冷却循環用ファンフラグをクリア
してステップS13で冷却循環用ファン8を停止させ
る。
【0031】ステップS5で冷却循環用ファン8が停止
している場合には、ステップS11に進んで庫内温度セ
ンサ13からの信号に基づいて庫内温度が前記各工程に
おける設定温度+1.4degより高いか否か判断し、
高い場合にはステップS7に進んで冷却循環用ファンフ
ラグをセットしてステップS8で冷却循環用ファン8を
動作させる。逆に以下の場合にはステップS12に進ん
で冷却循環用ファンフラグをクリアしてステップS13
で冷却循環用ファン8を停止させる。そして、再びステ
ップS2まで来ると今度はクーリング湿度フラグがON
しているからステップS3に進んで庫内2Cの湿度が設
定湿度+0.5%より高いか否か判断し、否であればス
テップS4に進む。
【0032】このように、解凍・予熱・ホイロの各工程
において、庫内2Cの湿度が上昇して設定湿度+0.5
%に達しない場合、及び設定湿度−0.5%より低くな
った場合、即ち、庫内2Cの除湿が必要でない場合に
は、マイクロコンピュータ21は冷却循環用ファン8を
庫内2Cの温度に基づいてON−OFF制御することに
より、庫内2Cに冷気を循環する。
【0033】しかしながら、庫内2Cの湿度が上昇して
設定湿度+0.5%より高くなった場合には、マイクロ
コンピュータ21はステップS3からステップS10に
進んでクーリング湿度フラグをクリアすると共に、ステ
ップS12に進んで冷却循環用ファンフラグをクリア
し、ステップS13で冷却循環用ファン8を停止させる
(当然に加湿用ヒータ11Cの発熱は停止させる)。こ
れは庫内2Cの温度に係わらず実行され、係る冷却循環
用ファン8の停止により、冷却器6と空気との熱交換量
が減少するため、冷却器6の負荷は減少して冷却器6の
温度は低下して行く。それによって、冷却器6には庫内
2Cと間隔3内を循環する空気中の水分が凝結し易くな
り、庫内2Cの湿度は迅速に低下して行く。
【0034】そして、庫内2Cの湿度が設定湿度−0.
5%より低くなると、マイクロコンピュータ21はステ
ップS9からステップS4に進み、庫内2Cの温度によ
る前述の如きON−OFF制御に移行する。
【0035】この様に、マイクロコンピュータ21は庫
内2Cの湿度が設定湿度以上の高い値に上昇した場合に
は、冷却循環用ファン8を停止させ、冷却器6による除
湿能力を向上させるので、庫内2Cの湿度を迅速に低下
させることができるようになる。また、冷却循環用ファ
ン8が停止することにより、冷却器6に一旦凝結した水
分が再び庫内2Cに運ばれる不都合も抑制される。それ
によって、庫内2Cの湿度ディファレンシャルが小さく
なり、庫内2Cの湿度制御性能が著しく向上するので、
生地の発酵を円滑、且つ、良好に達成することができる
ようになる。
【0036】
【発明の効果】以上、詳述した如く請求項1の発明によ
れば庫内の湿度制御上、庫内を除湿する必要が生じた場
合、即ち、庫内の湿度が設定値以上に高く上昇した場合
には、冷却手段と熱交換した冷気を庫内に循環する送風
手段を制御手段が停止させるので、冷却手段の負荷が減
少し、その温度は低下して除湿能力が向上する。従っ
て、除湿時に庫内の湿度を迅速に低下させることができ
るようになると共に、冷却手段に凝結した水分が庫内に
運ばれることも抑制されるので、総じて庫内湿度のディ
ファレンシャルを縮小し、庫内の湿度制御性能を著しく
向上させることができるものである。
【0037】また、請求項2の発明によれば、同じく庫
内の湿度が設定値以上の所定の高い値に上昇した場合
に、冷却器と熱交換した冷気を庫内に循環する送風手段
を制御手段が停止させるので、冷却器の負荷が減少し、
その温度は低下して除湿能力が向上する。従って、同様
に除湿時に庫内の湿度を迅速に低下させることができる
ようになると共に、冷却器に凝結した水分が庫内に運ば
れることも抑制されるので、総じて庫内湿度のディファ
レンシャルを縮小し、庫内の湿度制御性能を著しく向上
させることができるようになり、パン生地などの食品の
発酵を円滑、且つ、良好に達成することができるように
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す恒温恒湿庫の縦断側面図
である。
【図2】本発明の恒温恒湿庫のパネルの正面図である。
【図3】本発明の恒温恒湿庫の制御装置の機能ブロック
図である。
【図4】本発明の恒温恒湿庫の各工程における温度・湿
度の変化を示す図である。
【図5】本発明の恒温恒湿庫の冷却循環用ファンの制御
フローチャートである。
【符号の説明】 1 恒温恒湿庫 2C 庫内 6 冷却器 8 冷却循環用ファン 11 加湿器 13 庫内温度センサ 14 庫内湿度センサ 20 制御装置 21 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内を冷却するための冷却手段と、前記
    庫内を加熱するための加熱手段と、前記庫内を加湿する
    ための加湿手段と、前記冷却手段と熱交換した冷気を前
    記庫内に循環する送風手段と、前記庫内の温度・湿度に
    基づいて前記各手段を制御することにより、前記庫内を
    所定の温度・湿度に制御する制御手段とを備えて成る恒
    温恒湿庫において、前記制御手段は前記庫内の湿度制御
    上、庫内を除湿する必要が生じた場合に、前記送風手段
    を停止させることを特徴とする恒温恒湿庫。
  2. 【請求項2】 庫内を冷却する冷却器を備えた冷却手段
    と、前記庫内を加熱する加熱手段と、前記庫内を加湿す
    る加湿手段と、前記冷却器と熱交換した冷気を前記庫内
    に循環する送風手段と、前記庫内の温度・湿度に基づき
    前記各手段を制御して前記庫内を所定の温度・湿度に制
    御する制御手段とを備え、前記庫内において食品の冷却
    保存及び発酵等の工程を行う恒温恒湿庫において、前記
    制御手段は、前記発酵工程において前記庫内の湿度制御
    を実行すると共に、前記庫内の湿度が設定値以上の所定
    の高い値に上昇した場合に、前記送風手段を停止させる
    ことを特徴とする恒温恒湿庫。
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