JP3276667B2 - 温湿度調整庫 - Google Patents

温湿度調整庫

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JP3276667B2 JP13597892A JP13597892A JP3276667B2 JP 3276667 B2 JP3276667 B2 JP 3276667B2 JP 13597892 A JP13597892 A JP 13597892A JP 13597892 A JP13597892 A JP 13597892A JP 3276667 B2 JP3276667 B2 JP 3276667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度・湿度(この発
明において温湿度という)を所要の状態に調節しながら
調理などの加工処理を行う装置、例えば、ドウコンディ
ショナーなどの温湿度調整庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温湿度調整庫としては、食品類を貯蔵す
るショーケースが実公昭54−1171などにより開示
されており、また、同様の温湿度調整をもつ貯蔵庫が周
知であるが、最近では、冷凍・冷蔵・解凍・発酵を1つ
の庫室内で行うようにした温湿度温調整庫が、本願出願
人の出願にかかる特開平3−279769などにより、
図4のような温湿度調整庫100が開示されている。
【0003】図4において、庫箱1と庫室2とは、断熱
材を主体にして形成してあり、庫箱1は、箱体1Aの前
方に設けた開口部1Bに扉1Cを施し、扉1Cから被調
理体(図示せず)を出し入れする。
【0004】庫室2は、箱体1Aの開口部1Bを除く上
方・下方・後方の壁部内面1Dに対して空隙3を設けて
箱体1Aに固定してあり、庫室2の上方と下方には通気
口2A・2Bを設けてある。また、空隙3のうち、庫室
2の上方側にある空隙3の部分には、冷却器6と循環用
ファン8とが設けてある。
【0005】通気口2A・2Bは、温度調整用の空気循
環路を形成するためのもので、庫室2の庫内2Cの空気
を、庫内2C→通気口2B→空隙3→通気口2A→庫内
2C……の順路で循環する経路を冷却用の循環路として
形成する。また、循環用ファン8は、この循環路内の空
気を強制的に循環する。
【0006】冷却器6は、圧縮した冷却媒体の膨張によ
り吸熱を行う冷却部7の膨張吸熱部分であり、庫箱1の
外部に設けた外部構成部分7Aにとともに、コンプレッ
サ→凝縮器→キャピラリチューブ→冷却器6→アキュム
レータ→コンプレッサ……の循環による冷却系を構成し
ている。
【0007】閉塞蓋4A・4Bは、通気口2A・2Bを
閉じるためのもので、アクチェータ4A1・4B1によ
って開閉動作することにより、庫内2Cを冷却する冷却
動作時には開いて通気口2A・2Bを開口状態にし、ま
た、庫内2Cを加熱・加湿する加熱・加湿動作時には閉
じて通気口2A・2Bを閉口状態にする。
【0008】仕切壁9は、庫内2Cの下方の壁部に対し
て空隙9Aを設けて配置した導熱材の仕切壁であり、空
隙9Aには、加熱ヒータ10・加湿器11・循環用ファ
ン12が設けてある。
【0009】加熱ヒータ10と加湿器11は、庫内2C
の空気を加熱したり加湿したりするためのもので、空隙
9Aで加熱・加湿した空気を循環用ファン12により空
隙9Aから庫内2Cを通り空隙9Aに戻る経路で気流を
強制的に循環する。
【0010】加湿器11は、庫箱1の外部に設けた給水
部11Aから供給される所定量の水を受皿11Bに貯え
ながら、受皿11Bの底面を加湿用ヒータ11Cで加熱
することにより、受皿11B内の水を蒸発させて庫内2
Cの空気を加湿する。
【0011】温度センサ13と湿度センサ14とは、そ
れぞれ庫内2Cの温度と湿度とを検出するためのもの
で、庫内温度を温度/電気変換した庫内温度信号13A
と、庫内湿度を湿度/電気変換した庫内湿度信号14A
とを出力する。
【0012】温度センサ7Bは、冷却器6の動作温度を
検出するためのもので、例えば、外部構成部分7A内に
ある凝縮器付近の温度を温度/電気変換した冷却温度信
号7B1を出力する。
【0013】水位センサ15は、給水部11Aにある給
水用貯水槽の貯水量を検出するためのもので、水位の上
限位置と下限位置とを浮子(フロート)スイッチで検出
した水位信号15Aを出力する。給水部11Aは、元給
水弁15Bにより外部水道、例えば、都市水道から給水
する。
【0014】注水弁16は、給水部11Aから受皿11
Bに所要量の水を注水するためのものであり、受皿11
Bには、所定水位以上の水が注水されたときには、所定
水位以上の水を放出する放水管路11Dを設けてあり、
受皿11B内の水位を検出せずに、給水部11Aから注
水する水の所要量を多目にして注水することで、受皿1
1Bには所定水位の水が貯水し得るように仕組んであ
る。
【0015】除湿動作の場合には、冷却器6を一時的に
冷却状態にした後、閉塞蓋4A・4Bを開き、循環用フ
ァン12のみを動作させて、庫内2Cの空気を、庫内2
C→通気口2A→空隙3→通気口2B→庫内2C……の
順路による循環路で循環することにより、この順路と冷
却器6とに湿分を凝着させ、次いで、冷却器6に付設し
た霜取ヒータ(図示せず)を一時的に動作することによ
り、氷解した水滴を庫室2の外壁面を添わせて流れ落と
したものを庫箱1の底部に設けた放水管路17により排
出する。
【0016】制御部20は、マイクロコンピュータ(以
下、CPUという)21を主体にして所要の演算処理と
制御処理とを行う制御部分で、図5のように、ROMに
よる処理メモリ21A、RAMによるデータメモリ21
B、時計ICによる計時回路21C、シフトレジスタの
バッファメモリとA/D変換回路とD/A変換回路とに
よる入出力ポート21Dなどが設けてある。
【0017】各制御対象、つまり、冷却部7のコンプレ
ッサ、循環用ファン8、アクチェータ4A1・4B1、
循環用ファン12、加熱ヒータ10、加湿用ヒータ11
Cなどは所要の電力により電動または電熱によって動作
する。
【0018】処理メモリ21Aは演算処理と制御処理と
の処理手順、つまり、処理プログラムなどを記憶し、デ
ータメモリ21Bは入力されたデータと処理結果のデー
タなどを記憶し、計時回路21Cは暦年日時を計時する
とともに設定された所定時点および所定時点から設定さ
れた時間後の時点などを計時し、入出力ポート21Dは
入力対象からの入力信号がアナログ信号のものはA/D
変換してCPU21に入力し、制御対象に対する制御出
力をアナログ信号にするものはCPU21からのディジ
タル信号をD/A変換して出力する。また、これらの制
御において、制御対象が電力により動作させるものは、
各制御対象ごとに制御リレー(図示せず)を介して制御
する。
【0019】制御/表示パネル23は、制御部20にお
ける制御処理を、所要の制御対象に所要の制御動作を行
わせるように選択指定するための操作スイッチ類と、そ
の選択指定の状態と制御部20における制御処理の状態
などを表示するための表示器類を設けたものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のような温湿度調
整庫100を、被調理体の調理用とする構成、例えば、
パン生地・ドーナツ生地などのイースト菌入りの素材を
被調理体とし、所要時に、生地の発酵を抑制させ、また
は、発酵を促進させるなどの調理加工を行わせる製パン
用温湿度調整庫として提供することが試みられている
が、庫内2Cの温湿度状態を調理の各工程に見合う動作
条件に適切に制御し得るようにし、また、こうした装置
を簡便な操作で運転制御し得るようにするには、装置を
どのようにように構成すればよいかという課題がある。
【0021】さらに、各工程において、調理加工の状態
が実質的にどのように進行しているかを知り得れば便利
であり、また、被調理体自体の材質の僅かな差異や不均
一などによって各工程を終了した時点では所要の調理加
工が得られていないことがあり、この場合、その都度、
新たに追加処理の条件を設定し直していたが、これを簡
便な操作で追加処理し得れば便利であり、こうした便利
さをもつ装置をどのように構成すればよいかという課題
がある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加湿などの諸条
件を設定して制御処理するとともに、この制御処理の経
過時間などを表示、つまり、定常工程時間表示すること
により調理などの加工処理を行う温湿度調整庫におい
て、所要の加工処理の終了時点における諸条件により追
加の工程、つまり、追加工程を行う追加工程手段と、上
記の追加工程の経過時間の表示を、上記の定常工程時間
表示とは異なる表示によって表示する追加工程時間表示
手段とを設けるなどにより上記の課題を解決し得るよう
にしたものである。
【0023】
【作用】庫内の温湿度を制御する工程の所要時間を制御
部に設けた計時回路に設定しておき、工程が開始する
と、所要時間から経過時間を差し引く演算処理が行われ
て残り時間が得られ、この残り時間を制御/表示パネル
の時間表示箇所に表示するように動作する。
【0024】また、各工程における諸条件を制御部に設
けたデータメモリに記憶して工程動作が行われ、工程が
終了した時点には、その時点での各制御条件のみが新た
にデータメモリに記憶される。その後、所定の操作によ
る信号が得られると、新たに記憶した各制御条件によっ
て再び終了時と同じ制御条件で工程が開始されるととも
に、その経過時間を制御部の時計回路が計時して経過時
間を制御/表示パネルの時間表示箇所に点滅表示などに
より区別して表示するが、別の操作による信号があった
ときは、新たに記憶した各制御条件の記憶が除去されて
解除されてしまうように動作する。
【0025】
【実施例】以下、図1〜図5により製パン用温湿度調整
庫として構成した温湿度調整庫の実施例を説明する。こ
れらの図において、図4・図5における符号と同一符号
のものは、図4・図5において説明した機能と同一の機
能をもつ部分である。
【0026】図1において、制御/表示パネル23は、
調理手順を入力するための設定などの操作と、設定状態
・処理状態などの表示とを行うためのもので、各操作ス
イッチ群と各表示器群を配置してものであり、図中、太
線の□形部分は操作スイッチで、各操作スイッチは各ス
イッチ面に記された文字または各スイッチの接して記さ
れた文字の動作または設定操作を行わせるものであり、
○形部分と●形部分とは表示マークで、各表示は各表示
に接して記された文字または各表示の脇に配置された操
作スイッチの動作状態を表示するもので、●形部分が動
作中を示す表示である。また、左上にある数値表示部2
3Aの極太線の大きい数字は、上欄の数字が現在時刻ま
たは設定した時間を表示し、下欄の数字が温度と湿度を
表示する。各操作スイッチはタッチキースイッチまたは
押ボタンスイッチで、各表示はLEDまたはLCDで形
成し、文字・枠線など部分は印刷で形成してある。
【0027】制御部20の制御には、水位センサ15か
らの水位信号15Aによって給水部11Aに所定量範囲
の水を常に貯えるように、元給水弁15Bを開閉制御す
る定常制御のほか、次のような設定条件による特定制御
をとがある。
【0028】〔単独運転〕 図1の制御/表示パネル2
3における左下にある枠線内の「単独運転」操作/表示
部23Bの各操作スイッチを選択的に操作することによ
り、選択操作されたスイッチに対応する動作を行わせる
制御であり、各操作スイッチによる冷凍・冷蔵・解凍・
ホイロ(発酵)の各調理工程を、右下にある枠線内の
「設定」操作/表示部23Cの各操作スイッチにより温
度条件・湿度条件・気流循環条件・日時/時間条件を選
択して設定するとともに、各工程について、中段にある
枠線内の「運転」操作/表示部23Dの各操作スイッチ
A・Bにより、A工程とB工程との2種類の動作条件を
設定しておき、その都度の条件設定を省略して、操作ス
イッチA・Bのいずれかによる動作条件により動作し得
るように制御する。
【0029】そして、これら設定状態と運転制御状態と
を、各操作/表示部に各表示するとともに、右上にある
枠線内の「ファン」状態表示部23Eと、その下にある
枠線による「工程状態」表示部23Fと、左上の数字表
示部23Aの温度と湿度の数字表示とに表示するように
仕組んである。
【0030】また、各運転制御は、例えば、図2の温湿
度変化線図による温湿度変化のように、温度と湿度とが
制御される温湿度調整を行うものであり、各単独制御の
場合における工程は、主として、工程種別欄における冷
凍・冷蔵・解凍・ホイロの工程状態を単独に行い、また
は、これらの工程のうち連続する工程(ホイロ→冷凍ま
たはホイロ→冷蔵も連続し得る)の複数のものを連続さ
せるように運転制御を行うものである。
【0031】また、「運転」操作/表示部23Dの各操
作スイッチA・BによるA工程を図2の温湿度線図によ
る温湿度変化を動作条件にした場合、B工程による動作
条件は、例えば、各工程における温湿度変化を図2の温
湿度変化よりも低い値に変形して温湿度変化を行うよう
に設定するものである。
【0032】〔連続運転〕 上記の〔単独運転〕のうち
から連続する複数の工程を選択して連続的に運転制御す
るもので、例えば、図2の工程種別において連続する複
数の工程を、図1の制御/表示パネル23の「単独運
転」操作/表示部23Bの各操作スイッチにおける複数
のものを選択操作することにより、複数の工程を編成し
て運転制御を行うものである。
【0033】単独運転または連続運転による運転制御に
おいて、選択指定した工程が終了する時点になったと
き、ブザーa(図示せず)が警音動作し、「ブザー停
止」操作スイッチを操作すると警音動作が停止するよう
に制御動作する。例えば、「工程状態」表示部23Fに
おける「生地入庫」表示の箇所が●表示状態で、扉1C
を開けて、所要の被調理体を庫内2Cに入れた後、「生
地入庫」操作スイッチを操作すると、選択指定した運転
制御が行われ、所定の制御処理工程、つまり、所定の調
理加工が終了すると、その終了時点にブザーa(図示せ
ず)が動作して警音するように運転制御する。
【0034】また、ホイロ工程(発酵工程)の場合に
は、「ホイロ出し」表示の箇所が●表示状態になり、上
記の「生地入庫」表示の場合と同様に、ブザーa(図示
せず)が動作し、発酵を完了したパン素材、つまり、調
理済みの被調理体を取り出すことができる。この場合、
再び「ホイロ出し」操作スイッチを操作すると、自動的
に除湿動作を行った後、冷却工程に移行して「生地入
庫」までの工程が自動的に行うように運転制御が行われ
る。
【0035】以上の図1・図2・図4・図5による実施
例の構成部分は、本願出願人による特願平3−3133
99・特願平3−324035により開示している温湿
度調整庫の要部構成に相当するものである。
【0036】この発明では、上記の構成のように、各設
定操作により、庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加
湿と、空気の循環と、これらに対する所要時間などの諸
条件を設定して制御処理することにより調理などの処理
を行う温湿度調整庫において、次のような手段を設けた
ものである。
【0037】第1には、上記の設定操作により目的の工
程のために必要な所要時間を計時回路21Cに設定する
手段を工程時間設定手段とし、設定した時間値から、こ
の工程の開始時点からの経過時間を差し引き、残りの時
間を残時間として求める演算処理をCPU21で行い、
この残時間値を数値表示部23Aの上欄の時間表示箇所
に表示する手段を工程残時間表示手段として設けるよう
に構成したものである。
【0038】第2には、上記の設定操作により設定した
所要工程、例えば、解凍工程→ホイロ工程の終了時点に
おける諸条件のうち、所要時間以外の各条件、つまり、
庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加湿と、空気の循
環などの制御条件を工程の終了時点後もデータメモリ2
1Bに記憶保持しておき、終了時点でブザーa(図示せ
ず)が警音動作するが、「ブザー停止」操作スイッチを
2回操作した後に、「ホイロ出し」操作スイッチを操作
すると、CPU21が上記の記憶保持した制御条件を読
み出して制御処理を行うよにした追加加工を行う工程、
つまり、「追加工程」を行う手段を追加加工手段とし、
「ホイロ出し」操作スイッチを操作した信号を基準にし
て計時回路21Cに計時開始動作を行わせて、追加工程
の経過時間TTを計時させ、この経過時間の表示、つま
り、追加経過時間表示TTを行う信号をCPU21から
数値表示部23Aの時間表示部分に与えて表示するとと
もに、この表示信号を計時回路21Cで得られる短時間
ごと、例えば、2秒ごとに、ごく短い時間、例えば、
0.2秒だけ中断するように制御することにより経過時
間TTの表示を点滅するなどにより、上記の定常工程時
間表示TAとは異なる表示によって表示する手段を追加
工程時間表示手段として設けるように構成したものであ
る。
【0039】具体には、CPU21の処理メモリ21A
に、図3のような処理フローチャートにもとづくプログ
ラムを設けて構成してある。
【0040】図3において、 ◆ステップ〔A1〕では、計時回路21Cの現在時間を
読み取って、制御/表示パネル23の数値表示部23A
の上欄側に表示し、次のステップ〔A2〕に移行する。
【0041】◆ステップ〔A2〕では、設定されている
工程が「解凍→ホイロ」であるか否かを判断して、当該
工程である場合にはステップ〔A3〕に移行し、他の工
程である場合には「他の運転制御フロー」へ移行する。
【0042】まず、第1の構成の制御処理のフローは、 ◆ステップ〔A3〕では、「解凍工程」の開始時点にお
ける温湿度の条件になるまで、所要の各制御処理による
運転を行って、次のステップ〔A4〕に移行する。
【0043】◆ステップ〔A4〕では、計時回路21C
の現在時間を読み取って、制御/表示パネル23の数値
表示部23Aの上欄側に表示し、次のステップ〔A5〕
に移行する。
【0044】◆ステップ〔A5〕では、「生地入庫」操
作スイッチを操作した信号が与えられているか否かを判
断して、与えられている場合にはステップ〔A6〕に移
行すると同時に、計時回路21Cに解凍開始時点信号を
与える。与えられていない場合にはステップ〔A3〕に
移行してステップ〔A3〕〜〔A5〕を繰り返す。
【0045】◆ステップ〔A6〕では、「解凍工程」の
制御条件による各制御処理を行いながら、ステップ〔A
7〕に移行する。
【0046】◆ステップ〔A7〕では、計時回路21C
が解凍工程の設定所要時間値から、解凍開始時点信号後
の経過時間を差し引いた残りの時間値を「解凍残時間」
として計時しているので、この「解凍残時間」を読み取
って、制御/表示パネル23の数値表示部23Aの上欄
側に表示するとともに、同欄の左端にある「AM」「P
M」をいずれも不表示状態○にして、ステップ〔A8〕
に移行する。
【0047】◆ステップ〔A8〕では、「冷凍工程」に
おける所要時間が経過して、工程が終了しているか否か
を判断して、終了している場合にはステップ〔A9〕に
移行すると同時に、計時回路21Cに予熱開始時点信号
を与える。終了していない場合にはステップ〔A6〕に
移行してステップ〔A6〕〜〔A8〕を繰り返す。
【0048】◆ステップ〔A9〕では、「予熱工程」の
制御条件による各制御処理を行いながら、ステップ〔A
10〕に移行する。
【0049】◆ステップ〔A10〕では、計時回路21
Cが予熱工程の設定所要時間値から、予熱開始時点信号
後の経過時間を差し引いた残りの時間値を「予熱残時
間」として計時しているので、この「予熱残時間」を読
み取って、制御/表示パネル23の数値表示部23Aの
上欄側に表示するとともに、同欄の左端にある「AM」
「PM」をいずれも不表示状態○にして、ステップ〔A
11〕に移行する。
【0050】◆ステップ〔A11〕では、「予熱工程」
における所要時間が経過して、工程が終了しているか否
かを判断して、終了している場合にはステップ〔A1
2〕に移行すると同時に、計時回路21Cにホイロ開始
時点信号を与える。また、終了していない場合にはステ
ップ〔A9〕に移行してステップ〔A9〕〜〔A11〕
を繰り返す。
【0051】◆ステップ〔A12〕では、「ホイロ工
程」の制御条件による各制御処理を行いながら、ステッ
プ〔A13〕に移行する。
【0053】◆ステップ〔A13〕では、計時回路21
Cがホイロ工程の設定所要時間値から、ホイロ開始時点
信号後の経過時間を差し引いた残りの時間値を「ホイロ
残時間」として計時しているので、この「ホイロ残時
間」を読み取って、制御/表示パネル23の数値表示部
23Aの上欄側に表示するとともに、同欄の左端にある
「AM」「PM」をいずれも不表示状態○にして、ステ
ップ〔A14〕に移行する。
【0054】◆ステップ〔A14〕では、「ホイロ工
程」における所要時間が経過して、工程が終了している
か否かを判断して、終了している場合にはステップ〔B
1〕に移行し、終了していない場合にはステップ〔A1
2〕に移行してステップ〔A12〕〜〔A14〕を繰り
返す。
【0055】次の第2の構成の制御処理のフローは、 ◆ステップ〔B1〕では、「ブザー停止」操作スイッチ
によるブザー停止信号が与えられた後、「ホイロ出し」
操作スイッチによるホイロ出し信号が与えられたとき、
つまり、ブザー停止信号→ホイロ出し信号の順で信号が
与えられたときは「ホイロ出し」操作が行れたものと
し、また、ブザー停止信号→ブザー停止信号の順でブザ
ー停止信号が2回与えられたきは「ホイロ出し」操作が
無かったものとする判断を行って、「ホイロ出し」操作
が行われた場合にはステップ〔A1〕に移行し、「ホイ
ロ出し」操作が無かった場合には次のステップ〔B2〕
に移行する。
【0056】◆ステップ〔B2〕では、「ホイロ出し」
信号が与えられたときには「追加工程」操作が行われた
ものとし、その他の信号が与えられたときには「ホイロ
出し」操作が行われたものとする判断を行って、「追加
工程」操作の場合にはステップス〔B3〕に移行すると
同時に、計時回路21Cに追加開始時点信号を与える。
また、「ホイロ出し」操作の場合にはステップ〔A1〕
に移行する。
【0057】◆ステップ〔B3〕では、「ホイロ工程」
の最終段階における制御条件をデータメモリ21Bから
読み出して、その制御条件による制御処理を行いなが
ら、ステップ〔B4〕に移行する。
【0058】◆ステップ〔B4〕では、計時回路21C
が追加開始時点信号後の経過時間を「追加経過時間」と
して計時しているので、この「追加経過時間」を読み取
って、制御/表示パネル23の数値表示部23Aの上欄
側に表示するとともに、この表示を計時回路21Cから
得られる2秒ごとの信号によって点滅表示する。また、
同欄の左端にある「AM」「PM」をいずれも不表示状
態○にして、ステップ〔B5〕に移行する。
【0059】◆ステップ〔B5〕では、「ホイロ出し」
信号が与えられたときには「追加工程」操作が与えられ
たものとし、その他の信号が与えられたときには「ホイ
ロ出し」操作が行われたものとする判断を行って、「追
加工程」操作の場合にはステップス〔B3〕に移行する
と同時に、計時回路21Cに追加開始時点信号を与えて
ステップ〔B3〕〜〔B5〕を繰り返す。また、「ホイ
ロ出し」操作の場合にはステップ〔A1〕に移行する。
【0060】以上の説明では、被調理体を調理加工する
場合の構成について述べたが、上記のように、庫内の温
湿度を調整する制御動作により、他の被処理体を処理加
工するための温湿度調整庫の場合においても、同様に構
成し得ることは言うまでもない。
【0061】〔変形実施〕この発明は、次のように変形
して実施することができる。 (1)「設定」操作/表示部23Cに、「現在時刻」
「工程の経過時間」「工程の残り時間」「再開後の経過
時間」のいずれかに切り換えるための「表示時間切換」
操作スイッチを設けるとともに、数値表示部23Aの時
間表示箇所の脇に、表示されている時間が上記のいずれ
の時間であるかを表示する表示を設けて構成する。
【0062】(2)上記の(1)の構成において、さら
に、「定常表示」の切換箇所を追加し、この箇所では、
工程が非動作中は現在時刻、各工程動作中は経過時刻、
再開の動作中は、種別のような工程の途中における循環
用ファン8・12の所定動作を開始する時点をも含め
て、各動作の開始時点として強制的「強」運転の状態で
動作制御を行うように構成する。
【0063】(3)「追加工程」を行うための操作スイ
ッチとして、「ブザー停止」操作スイッチまたは「ホイ
ロ出し」操作スイッチの隣に、別個のスイッチを追加し
て設けるように構成する。
【0064】(4)「追加経過時間」の表示における点
滅を、時間表示自体を点滅せずに、「AM」「PM」の
表示を○と●とを交互に表示するように構成する。
【0065】
【発明の効果】この発明によれば、追加工程時間表示手
段により、前記追加工程の経過時間の表示を、定常工程
時間表示とは異なる表示によって表示するので、その都
度、再処理加工の条件を設定することなく追加処理加工
を行え、また、追加加工の程度を経過時間で知り得るも
のを、計時回路と処理メモリとの一部に処理機能を追加
するだけの簡便安価な装置構成で提供し得るなどの特長
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の制御/表示パネルの構成図
【図2】この発明の実施例の各調理工程の温湿度変化線
【図3】この発明の実施例の要部制御動作のフローチャ
ート
【図4】従来技術の装置全体構成の要部断面略図
【図5】従来技術の制御部のブロック構成図
【符号の説明】
1 庫箱 1A 箱体 1B 開口部 1C 扉 1D 壁部内面 2 庫室 2A・2B 通気口 2C 庫内 3 空隙 3A 冷却用循環路 4A・4B 閉塞蓋 4A1・4A2 アクチェータ 6 冷却器 7 冷却部 7A 外部構成部分 7B 温度センサ 7B1 冷却温度信号 8 循環用ファン 9 仕切壁 9A 空隙 10 加熱ヒータ 11 加湿器 11A 給水部 11B 受皿 11C 加湿用ヒータ 11D 放水管路 12 循環用ファン 13 温度センサ 13A 庫内温度信号 14 湿度センサ 14A 庫内湿度信号 15 水位センサ 15A 水位信号 15B 元給水弁 16 注水弁 17 放水管路 20 制御部 21 CPU 21A 処理メモリ 21B データメモリ 21C 計時回路 21D 入出力ポート 23 制御/表示パネル 23A 数値表示部 23B 「単独運転」操作/表示部 23C 「設定」操作/表示部 23D 「運転」操作/表示部 23E 「ファン」状態表示部 23F 「工程状態」表示部 100 温湿度調整庫
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−279769(JP,A) 特開 平4−51914(JP,A) 特開 平3−216990(JP,A) 特開 平3−167686(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 23/00 - 23/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加
    湿などの諸条件を設定して制御処理するとともに、前記
    制御処理の経過時間などを表示(以下、定常工程時間表
    示という)することにより調理などの加工処理を行う温
    湿度調整庫であって、 所要の前記加工処理の終了時点における前記諸条件によ
    り追加の工程(以下、追加工程という)を行う追加工程
    手段と、 前記追加工程の経過時間の表示を、前記定常工程時間表
    示とは異なる表示によって表示する追加工程時間表示手
    段と を具備することを特徴とする温湿度調整庫。
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