JP3203112B2 - 恒温恒湿庫 - Google Patents

恒温恒湿庫

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JP3203112B2
JP3203112B2 JP24809493A JP24809493A JP3203112B2 JP 3203112 B2 JP3203112 B2 JP 3203112B2 JP 24809493 A JP24809493 A JP 24809493A JP 24809493 A JP24809493 A JP 24809493A JP 3203112 B2 JP3203112 B2 JP 3203112B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/36Visual displays
    • F25D2400/361Interactive visual displays

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、温度及び湿度を任意
に調整することができる恒温恒湿庫に於いて、特に、停
電が発生した際の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の恒温恒湿庫としては、食品
類を貯蔵するショ−ケ−スが実公昭54−1171号公
報に開示されており、温度及び湿度を調整することがで
きる貯蔵庫は周知となっている。また最近では、冷凍、
冷蔵、解凍、発酵を一つの庫内で行う様にした温湿度調
整庫が本願出願人により特開平3−279769号公報
として開示されている。
【0003】この様な温湿度調整庫を、被調理体の調理
用とする構成、例えば、パン生地、ド−ナツ生地などの
イ−スト菌入りの素材を被調理体とし、所要時に、生地
の発酵を抑制させ、または、発酵を促進させるなどの調
理加工を行わせる製パン用温湿度調整庫として提供する
ことが試みられており、庫内の温湿度状態を調理の各工
程に見合う動作条件に適切に制御し得る様にしている。
【0004】また、この様な恒温恒湿庫は、電源遮断時
のためのメモリー用のバックアップ電源を保持している
か、EEPROMを用いて、電源遮断時に運転データや
エラーデータ等が失われない様にし、電源復帰時に再び
工程を再開するものである。更に、より廉価な装置とし
て提供する目的で、これらバックアップ電源やEEPR
OMを用いず、電源復帰時にメモリーがクリアーされ、
機器の運転自体も再開せず、電源の遮断が発生したとい
う事を報知するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来技術
の内、メモリーを保有し、電源復帰時に運転が再開され
るものは、電源が復帰した時、電源遮断の時間の長短に
問わず、遮断された時の工程から再び開始してしまう。
従って、停電時間が長く中の被調理物は既に廃棄せねば
ならない状態であるにも関わらず、運転を最後まで継続
してしまうという無駄が生じるものである。
【0006】また、電源遮断後に運転を再開できない装
置であって、停電時間が極僅かである、瞬断である場
合、庫内の被調理物に何らの不都合も発生しない状態で
あるにも関わらず、即ち、続けて運転を継続しても良い
場合にも、運転が停止するため使用者が被調理物を廃棄
してしまう事が発生する。これは、結果的に被調理物を
無駄にしてしまう事となる。
【0007】本願発明は、上述した問題点に鑑みてなさ
れたもので、電時の温度及び湿度と電源復帰時の温度
及び湿度との差が所定範囲内である場合運転を再開
し、電源遮断による被調理物の廃棄量を減少させること
を目的とする恒温恒湿庫である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための手段として、冷凍、冷蔵、解凍、予熱、発酵工程
の内、複数の工程を順次実行する恒温恒湿庫であって、
電源を供給する電源供給手段と、庫内の温度及び湿度を
調整する冷却、加熱、加湿手段と、空気の循環手段と、
該各手段の前記各工程に於ける所要の運転時間を設定す
る工程時間設定手段と、庫内の温度を検知する温度検知
手段と、庫内の湿度を検知する湿度検知手段と、該湿度
検知手段及び温度検知手段にて前記冷却、加熱、加湿、
空気循環手段を制御する制御装置とを有し、電源遮断時
の温度及び湿度と電源復帰時の温度及び湿度の差が所定
範囲内であった場合に運転を継続する恒温恒湿庫を提供
する。
【0009】
【0010】
【作用】以上の様な構成にして、請求項1の発明の作用
を説明すると、恒温恒湿庫の運転中に電源供給手段が遮
断された場合、電源遮断時の温度及び湿度と電源復帰時
の温度及び湿度の差が所定の範囲内であれば運転を継続
し、何れかが所定範囲を逸脱したとき運転を停止するよ
う制御する。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、図1乃至図7を参照して本発明のパン
生地やドーナツ生地の冷凍・冷蔵・解凍・予熱・ホイロ
を行う恒温恒湿庫を説明する。図6及び図7において、
前面に開口部1Bを有した断熱箱体1の内部に間隔3を
存して内箱2を備え、前記開口部1Bに扉1Cを設け、
この扉1Cから被調理体(図示せず)を出し入れする。
【0013】前記内箱2と箱体1との間隔3は、箱体1
の開口部1Bを除く上方、下方、側方、後方の壁部内面
1Dに対して形成される気体通路であり、内箱2の上方
と下方には通気口2A、2Bが設けられている。また、
上方の間隔3には冷却器6及び循環ファン8とが設けら
れている。通気口2A、2Bは、温度調整用の空気循環
路を形成するためのもので、内箱2の庫内2Cの空気
を、庫内2C→通気口2B→間隔3→通気口2A→庫内
2C…の順路で循環する経路を冷却用の循環路として形
成する。また、循環用ファン8は、この循環路内の空気
を強制的に循環させるものである。
【0014】冷却器6は、圧縮した冷却媒体の膨張によ
り吸熱を行う冷却部7の膨張吸熱部分であり、箱体1の
外部に設けた外部構成部品7Aと共に、コンプレッサ→
凝縮器→キャピラリーチューブ→冷却器6→アキューム
レータ→コンプレッサ…の循環による冷却系を構成して
いる。4A、4Bは前記通気口2A、2Bを閉塞するた
め、アクチュエータ4A1、4B1によって開閉動作す
る閉塞蓋で、内箱2Cを冷却する冷却動作時には通気口
2A、2Bを開口状態にし、加熱・加湿動作時には通気
口2A、2Bを閉口状態にするものである。
【0015】9は、庫内2Cの下方の壁部に対して間隔
9Aを存して配置した熱伝導部材にて形成した仕切壁
で、間隔9Aには、加熱ヒータ10・加湿器11・循環
用ファン12が設けられている。加熱ヒータ10と加湿
器11は、庫内2Cの空気を加熱したり加湿したりする
ためのもので、間隔9Aで加熱・加湿した空気を循環用
ファン12により間隔9Aから庫内2Cを通り間隔9A
に戻る経路で空気を強制的に循環させる。
【0016】加湿器11は、箱体1の外部に設けた給水
部11Aから供給される所定量の水を受皿11Bに貯え
ながら、受皿11Bの底面に設けられた加湿用ヒータ1
1Cで加熱することにより、受皿11B内の水を蒸発さ
せて庫内2Cの空気を加湿する。13は温度センサー
で、14は湿度センサーである。この温度センサー13
及び湿度センサー14は、夫々庫内2Cの温度と湿度を
検出するためのもので、庫内温度を温度/電気変換した
庫内温度信号13Aと、庫内湿度を湿度/電気変換した
庫内湿度信号14Aとを出力する。
【0017】7Bも温度センサーで、これは冷却器6の
動作温度を検出するためのもので、例えば、外部構成部
分7A内にある凝縮器付近の温度を温度/電気変換した
冷却温度信号7B1を出力する。15は水位センサー
で、給水部11Aにある給水用貯水槽の貯水量を検出す
るためのもので、水位の上限位置と下限位置とをフロー
トスイッチで検出した水位信号15Aを出力する。給水
部11Aは、元給水弁15Bにより外部水道、例えば、
都市水道から給水する。
【0018】16は注水弁で、給水部11Aから受皿1
1Bに所要量の水を注水するためのもので、受皿11B
には、所定水位以上の水が注入された場合にオーバーフ
ローさせる排水管11Dが設けられている。除湿動作の
場合、冷却器6を一時的に冷却状態にした後、閉塞蓋4
A・4Bを開き、循環用ファン12のみを動作させて、
庫内2Cの空気を、庫内2C→通気口2A→間隔3→通
気口2B→庫内2C…の順路による循環路で循環するこ
とにより、この順路と冷却器6とに湿分を凝着させ、次
いで、冷却器6に付設した霜取ヒータ(図示せず)を一
時的に動作することにより、氷解した水滴を内箱2の外
壁面を添わせて流れ落としたものを箱体1の底部に設け
た排水管17にて排水する。
【0019】制御部20は、マイクロコンピュータ(以
下、CPUという)21を主体にして所要の演算処理と
制御処理とを行う制御部分で、図5のように、ROMに
よる処理メモリ21A、RAMによるデータメモリ21
B、時計ICによる計時回路21C、シフトレジスタの
バッファメモリとA/D変換回路とD/A変換回路とに
よる入出力ポート21Dなどが設けてある。そして、制
御には水位センサー15からの水位信号15Aによって
給水部11Aも所定量範囲の水を常に貯えるように、元
給水弁15Bを開閉制御する定常制御のほか設定条件に
よる特定制御を行う。尚、前記計時回路21Cは、電源
遮断時にその電源遮断から電源復帰するまでの時間を計
測するため、バックアップ電源21Eを備えている。
【0020】各制御対象、つまり、冷却部7のコンプレ
ッサ、循環用ファン8、アクチュエータ4A1・4B
1、循環用ファン12、加熱ヒータ10、加湿用ヒータ
11Cなどは所要の電力により電動または電熱によって
動作する。処理メモリ21Aは演算処理と制御処理との
処理手順、つまり、処理プログラムなどを記憶し、デー
タメモリ21Bは入力されたデータと処理結果のデータ
等を記憶し、計時回路21Cは暦年日時を計時するとと
もに設定された所定時点および所定時点から設定された
時間後の時点などを計時し、入出力ポート21Dは入力
対象からの入力信号がアナログ信号のものはA/D変換
してCPU21に入力し、制御対象に対する制御出力を
アナログ信号にするものはCPU21からのデジタル信
号をD/A変換して出力する。また、これらの制御にお
いて、制御対象が電力により動作させるものは、各制御
対象ごとに制御リレー(図示せず)を介して制御する。
【0021】図1に示す制御/表示パネル23は、調理
手順を入力するための設定などの操作と、設定状態・処
理状態などの表示とを行うためのもので、各操作スイッ
チ群と各表示器群を配置するものであり、図中、太線の
□形部分は操作スイッチで、各操作スイッチは各スイッ
チ面に記された文字または各スイッチの接して記された
文字の動作または設定操作を行わせるものであり、○形
部分と●形部分とは表示マークで、各表示は各表示に接
して記された文字または各表示の脇に配置された操作ス
イッチの動作状態を表示するもので、●形部分が動作中
を示す表示である。また、左上にある数値表示部23A
の極太線の大きい数字は、上欄の数字が現在時刻または
設定した時間を表示し、下欄の数字が温度と湿度を表示
する。各操作スイッチはタッチキースイッチまたは押ボ
タンスイッチで、各表示はLEDまたはLCDで形成
し、文字・枠線など部分は印刷で形成してある。
【0022】次に、特定制御における設定条件について
説明する。まず、単独運転の場合、図1の制御/表示パ
ネル23における左下にある枠線内の「単独運転」操作
/表示部23Bの各操作スイッチを選択的に操作するこ
とにより、選択操作されたスイッチに対応する動作を行
わせる制御であり、各操作スイッチによる冷凍・冷蔵・
ホイロ(発酵)の各調理工程を、右下にある枠線内の
「設定」操作/表示部23Cの各操作スイッチにより温
度条件・湿度条件・気流循環条件・日時/時間条件を選
択して設定すると共に、各工程について、中段にある枠
線内の「運転」操作/表示部23Dの各操作スイッチA
・Bにより、A工程とB工程との2種類の動作条件を設
定しておき、その都度の条件設定を省略して、操作スイ
ッチA・Bの何れかによる動作条件により動作し得るよ
うに制御する。
【0023】そして、これら設定状態と運転制御状態と
を、各操作/表示部に各表示すると共に、右上にある枠
線内の「ファン」状態表示部23Eと、その下にある枠
線による「工程状態」表示部23Fと、左上の数字表示
部23Aの温度と湿度の数字表示とに表示するようにし
ている。また、各運転制御は、例えば、図2の温湿度変
化線図による温湿度変化のように、温度と湿度とが制御
される温湿度調整を行うものであり、各単独制御の場合
における工程は、主として、工程種別欄における冷凍・
冷蔵・解凍・ホイロの工程状態を単独に行い、または、
これらの工程のうち連続する工程(ホイロ→冷凍または
ホイロ→冷蔵も連続し得る)の複数のものを連続させる
ように運転制御を行うものである。
【0024】また、「運転」操作/表示部23Dの各操
作スイッチA・BによるA工程を図2の温湿度線図によ
る温湿度変化を動作条件にした場合、B工程による動作
条件は、例えば、各工程における温湿度変化を図2の温
湿度変化よりも低い値に変形して温湿度変化を行うよう
に設定するものである。次に、連続運転の場合、上述し
た単独運転の内から連続する複数の工程を選択して連続
的に運転制御するもので、例えば、図2の工程種別にお
いて連続する複数の工程を、図1お制御/表示パネル2
3の「単独運転」操作/表示部23Bの各操作スイッチ
における複数のものを選択操作することにより、複数の
工程を編成して運転制御を行うものである。
【0025】上述した単独運転又は連続運転による運転
制御において、選択指定した工程が終了する時点となっ
たとき、ブザー(図示せず)が警報動作し、「ブザー停
止」操作スイッチを操作すると警音動作が停止するよう
に制御動作する。例えば、扉1Cを開けて、所要の被調
理体を庫内2Cに入れた後、「生地入庫」操作スイッチ
を操作すると、選択指定した運転制御が行われ、所定の
制御処理工程、つまり、所定の調理加工が終了すると、
その終了時点にブザー(図示せず)が動作して警音する
ように運転制御する。
【0026】また、ホイロ工程(発酵工程)の場合に
は、「ホイロ出し」表示の箇所が●表示状態になり、上
記の「生地入庫」表示の場合と同様に、ブザー(図示せ
ず)が動作し、発酵を完了したパン素材、つまり、調理
済みの被調理体を取り出すことができる。この場合、再
び「ホイロ出し」操作スイッチを操作すると、自動的に
除湿動作を行った後、冷却工程に移行して「生地入庫」
までの工程が自動的に行う様に運転制御が行われる。
【0027】この運転制御は具体的には、CPU21の
処理メモリ21Aに、図3の様な処理フローチャートに
基づくプログラムを設けて構成してある。図3のフロー
チャートを参照して通常の運転制御を以下に説明する
と、ステップS1では、計時回路21Cの現在時間を読
み取って、制御/表示パネル23の数値表示部23Aの
上欄側に表示し、次のステップS2に移行する。
【0028】ステップS2では、設定されている工程が
「解凍→ホイロ」であるか否かを判断して、当該工程で
ある場合にはステップS3に移行し、他の工程である場
合には「他の運転制御フロー」へ移行する。まず、第1
の構成の制御処理フローは、ステップS3では、「解凍
工程」の開始時点における温湿度の条件になるまで、所
要の各制御処理による運転を行って、次のステップS4
に移行する。
【0029】ステップS4では計時回路21Cの現在時
間を読み取って、制御/表示パネル23の数値表示部2
3Aの上欄側に表示し、次のステップS5に移行する。
ステップS5DEHA,「生地入庫」操作スイッチを操
作した信号が与えられているか否かを判断して、与えら
れている場合にはステップS6に移行すると同時に、計
時回路21Cに解凍開始時点信号を与える。与えられて
いない場合にはステップS3に移行してステップS3〜
S5を繰り返す。
【0030】ステップS6では、「解凍工程」の制御条
件による各制御処理を行いながら、ステップS7に移行
する。ステップS7では、計時回路21Cが解凍工程の
設定所要時間値から、解凍開始時点信号後の経過時間を
差し引いた残りの時間値を「解凍残時間」として計時し
ているので、この「解凍残時間」を読み取って、制御/
表示パネル23の数値表示部23Aの上欄側に表示する
と共に、同欄の左端にある「AM」「PM」を何れも不
表示状態○にして、ステップS8に移行する。
【0031】ステップS8では、「冷凍工程」における
所要時間が経過して、工程が終了しているか否かを判断
して、終了している場合にはステップS9に移行すると
同時に、計時回路21Cに予熱開始時点信号を与える。
終了していない場合にはステップS6に移行してステッ
プS6〜S8を繰り返す。ステップS9では、「予熱工
程」の制御条件による各制御処理を行いながら、ステッ
プS10に移行する。
【0032】ステップS10では、計時回路21Cが予
熱工程の設定所要時間値から、予熱開始時点信号後の経
過時間を差し引いた残りの時間値を「予熱残時間」とし
て計時しているので、この「予熱残時間」を読み取っ
て、制御/表示パネル23の数値表示部23Aの上欄側
に表示すると共に、同欄の左端にある「AM」「PM」
を何れも不表示状態○にして、ステップS11に移行す
る。
【0033】ステップS11では、「予熱工程」におけ
る所要時間が経過して、工程が終了しているか否かを判
断して、終了している場合にはステップS12に移行す
ると同時に、計時回路21Cにホイロ開始時点信号を与
える。また、終了していない場合にはステップS9に移
行してステップS9〜S11を繰り返す。ステップS1
2では、「ホイロ工程」の制御条件による各制御処理を
行いながら、ステップS13に移行する。
【0034】ステップS13では、計時回路21Cがホ
イロ工程の設定所要時間値から、ホイロ開始時点信号後
の経過時間を差し引いた残りの時間値を「ホイロ残時
間」として計時しているので、この「ホイロ残時間」を
読み取って、制御/表示パネル23の数値表示部23A
の上欄側に表示すると共に、同欄の左端にある「AM」
「PM]を何れも不表示状態○にして、ステップS14
に移行する。
【0035】ステップS14では、「ホイロ工程」にお
ける所要時間が経過して、工程が終了しているか否かを
判断して、終了している場合にはステップS15に移行
し、終了していない場合にはステップS12に移行して
ステップS12〜S14を繰り返す。ステップS15で
は、ホイロ工程が終了した場合、ブザーが鳴るが、この
時、「ブザー停止」操作スイッチによるブザー停止信号
が与えられた後、「ホイロ出し」操作スイッチによるホ
イロ出し信号が与えられた時、即ち、ブザー停止信号→
ホイロ出し信号の順で信号が与えられた時は、「ホイロ
出し」操作が行われたものとし、また、ブザー停止信号
が2回与えられた時は「ホイロ出し」操作が無かったも
のとする判断を行って、「ホイロ出し」操作が行われた
場合にはステップS1に移行し、「ホイロ出し」操作が
無かった場合には次のステップS16に移行する。
【0036】ステップS16では、「ホイロ出し」信号
が与えられた時には「追加工程」操作が行われたものと
し、その他の信号が与えられた時には「ホイロ出し」操
作が行われたものとする判断を行って、「追加工程」操
作の場合にはステップS17に移行すると同時に、計時
回路21Cに追加開始時点信号を与える。また、「ホイ
ロ出し」操作の場合にはステップS1に移行する。
【0037】ステップS17では「ホイロ工程」の最終
段階における制御条件をデータメモリ21Bから読み出
して、その制御条件による制御処理を行いながら、ステ
ップS18に移行する。ステップS18では、計時回路
21Cが追加開始時点信号後の経過時間を「追加経過時
間」として計時しているので、この「追加経過時間」を
読み取って、制御/表示パネル23の数値表示部23A
の上欄側に表示すると共に、この表示を計時回路21C
から得られる2秒ごとの信号によって点滅表示する。ま
た、同欄の左端にある「AM]「PM]を何れも不表示
状態○にして、ステップS19に移行する。
【0038】ステップS19では、「ホイロ出し」信号
が与えられた時には「追加工程」操作が与えられたもの
とし、その他の信号が与えられた時には「ホイロ出し」
操作が行われたものとする判断を行って、「追加工程」
操作の場合にはステップS17に移行すると同時に、計
時回路21Cに追加開始時点信号を与えてステップS1
7〜S19を繰り返す。また、「ホイロ出し」操作の場
合にはステップS1に移行する。
【0039】本願発明は、以上説明した様な自動運転を
行っている最中に停電が発生した時の制御方法であり、
以下にその要旨を図4及び図5のフローチャートを参照
して説明する。
【0040】図4に示すフローチャートは時間で行うも
ので、前述した通常の運転制御、即ちステップS20の
自動運転の工程中に停電になったか否かを判断するステ
ップS21にて、停電とならない場合、ステップS22
の自動運転の設定時間が終了したか否かを判断し、終了
していなければ再びステップS20に移行し、設定時間
が終了していればそのまま終了となる。
【0041】また、ステップS21で停電と判断した場
合、当然マイコンへの電源の供給が断たれるため、ステ
ップS23のマイコン停止となる。但し、この時電源の
供給が断たれた時から復帰するまでの時間を計測する時
計が作動し、停電の復帰時に計時回路21Cが停電時間
の計測を停止する。ステップS24で電源が供給されて
マイコンの再起動となる。
【0042】ステップS25では、計時回路21Cによ
り計測した停電時間を記憶しておくが、ここで停電時間
は現在時刻ー停電時刻で求めてもよい。ステップS26
では冷凍工程か否かを判断し、ステップS27にて冷凍
工程時の復帰可能制限時間(15分間)を読み出して、
ステップ28で停電時間>制限時間であるか否かを判断
する。ここで、停電時間の方が長い場合、ステップS2
9で停電警報表示を出して運転を終了する。また、停電
時間が制限時間より短い場合、ステップS22に戻り、
設定時間の終了まで通常の運転制御を実行する。
【0043】また、ステップS26で冷凍工程でないと
判断した場合、ステップS30に移行し、冷蔵工程か否
かを判断し、冷蔵工程である場合には、ステップS31
の冷蔵工程時の復帰可能制限時間(10分間)を読み出
して、ステップS28にて停電時間と制限時間の比較を
行い、停電時間が制限時間より長い場合、ステップS2
9にて停電警報表示を出力して運転を停止し、停電時間
が制限時間より短い場合にはステップS22に移行し、
設定時間終了でない場合には通常の運転に復帰する。
【0044】また、ステップS30にて冷蔵工程でもな
いと判断した場合、解凍工程、或いは予熱工程、又はホ
イロ工程であるため、ステップS32にてこの場合の復
帰可能制限時間(5分間)を読み出して、ステップS2
8にて停電時間と制限時間の比較を行い、停電時間が制
限時間より長い場合、ステップS29にて停電警報表示
を出力して運転を停止し、停電時間が制限時間より短い
場合にはステップS22に移行し、設定時間終了でない
場合には通常の運転に復帰する。
【0045】図5に示すフローチャートは温度差で行う
もので、前述した通常の運転制御、即ちステップS33
の自動運転の工程中に停電になったか否かを判断するス
テップS34にて、停電とならない場合、ステップS3
5の自動運転の設定時間が終了したか否かを判断し、終
了していなければ再びステップS33に移行し、設定時
間が終了していればそのまま終了となる。
【0046】また、ステップS34で停電と判断した場
合、当然マイコンへの電源の供給が断たれるため、ステ
ップS36のマイコン停止となり、ステップS37で電
源が供給されてマイコンの再起動となる。そして、ステ
ップS38にて停電後の温度差(現在の温度ー停電前の
温度)を検知し、ステップS39にて温度差が±5℃内
に収まっていれば、ステップS40にて停電後の湿度差
(現在の湿度ー停電前の湿度)を検知し、ステップS4
1にて湿度差が±5%以内であるか否かを判断する。温
度差及び湿度差が共に規定の±5℃以内及び±5%以内
であれば、ステップS35の自動運転の設定時間が終了
したか否かを判断し、終了していなければ再びステップ
S33に移行し、設定時間が終了していればそのまま終
了となる。
【0047】また、ステップS39及びステップS41
にて温度差が±5℃以上、或いは湿度差が±5%以上で
あった場合、ステップS42の停電警報表示を出力して
運転を停止する。以上の様な制御を行うことにより、確
実な解凍・予熱・ホイロの各工程が行えるものとなり、
均一発酵で良好なパン或いはドーナツ等を提供できるも
のとなります。尚、前述したこれら請求項1及び請求項
2の発明を共に用いる方法は、例えば、請求項1の発明
で時間が規定時間内であっても、請求項2の発明の制御
を行い、温度或いは湿度が規定値を越えている場合には
運転を停止する方法や、逆に、請求項2の発明で温度或
いは湿度が規定値内でも、請求項1の制御を行い、時間
が規定値を越えている場合には運転を停止するといった
様な制御を行うものである。
【0048】
【0049】
【発明の効果】以上説明した様に、本願の請求項1の発
明によれば、運転中に停電等の電源の遮断が発生し、あ
る工程の途中であってもても、電源供給手段が遮断され
時の温度及び湿度を記憶しておき、電源復帰時の温度
及び湿度との差によって所定範囲内であれば電源の復帰
後再びその運転を再開し、所定範囲外であれば運転を停
止するよう制御するため、停電があり被調理体が既に廃
棄せねばならない様な状態になったとしても運転を継続
してしまうことを防止し、或いは、停電は発生したが被
調理体は充分売り物になるにも関わらず廃棄してしまう
という事を確実に防止することができる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例の制御/表示パネルの構成図
である。
【図2】本願発明の実施例の各調理工程の温湿度変化線
図である。
【図3】本願発明の実施例の各工程の制御フローチャー
トである。
【図4】本願の請求項1の発明の要部制御フローチャー
トである。
【図5】本願の請求項2の発明の要部制御フローチャー
トである。
【図6】本願発明の恒温恒湿庫の縦側断面図である。
【図7】本願発明の制御部のブロック構成図である。
【符号の説明】
6 冷却手段 8 空気循環手段 10 加熱手段 11C 加湿手段 12 空気循環手段 13 温度検知手段 14 湿度検知手段 20 制御装置 21C 遮断時間計測手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−196339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/00 101 F25D 17/08 311 F25D 23/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍、冷蔵、解凍、予熱、発酵工程の
    内、複数の工程を順次実行する恒温恒湿庫であって、電
    源を供給する電源供給手段と、庫内の温度及び湿度を調
    整する冷却、加熱、加湿手段と、空気の循環手段と、該
    各手段の前記各工程に於ける所要の運転時間を設定する
    工程時間設定手段と、庫内の温度を検知する温度検知手
    段と、庫内の湿度を検知する湿度検知手段と、該湿度検
    知手段及び温度検知手段にて前記冷却、加熱、加湿、空
    気循環手段を制御する制御装置とを有し、電源遮断時の
    温度及び湿度と電源復帰時の温度及び湿度の差が所定範
    囲内であった場合に運転を継続することを特徴とする恒
    温恒湿庫。
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