JPH05328886A - 温湿度調整庫 - Google Patents

温湿度調整庫

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Publication number
JPH05328886A
JPH05328886A JP16402592A JP16402592A JPH05328886A JP H05328886 A JPH05328886 A JP H05328886A JP 16402592 A JP16402592 A JP 16402592A JP 16402592 A JP16402592 A JP 16402592A JP H05328886 A JPH05328886 A JP H05328886A
Authority
JP
Japan
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humidity
temperature
cabinet
alarm
control
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Pending
Application number
JP16402592A
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English (en)
Inventor
Shigeo Sato
重夫 佐藤
Atsuya Ito
淳哉 伊藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 庫内温度が0℃未満のとき湿度センサのスイ
ッチ回路を遮断し、0℃以上のとき通電して計測可能と
し、湿度センサが予め設め設定された湿度、例えば90
%以上あるいは10%未満を、予め所定した時間、例え
ば1分間連続して計測したとき、警報手段(例えば、ブ
ザーなど)を動作して異常を警報する。 【効果】 湿度センサは氷点以下では電源が遮断されて
保護されるため、寿命が大幅に伸びる。湿度センサが所
定の時間継続して湿度異常を検出しないと警報動作を行
わないため、不安定な状態の湿度センサが検出した「異
常値」に基づいて警報を出すと云ったことがなく、誤動
作が防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度・湿度(この発
明において温湿度という)を所要の状態に調節しながら
調理などの加工処理を行う装置、例えば、ドウコンディ
ショナーなどの温湿度調整庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温湿度調整庫としては、食品類を貯蔵す
るショーケースが実公昭54−1171号公報などによ
り開示されており、また、同様の温湿度調整機能を持つ
貯蔵庫が周知であるが、最近では、冷凍・冷蔵・解凍・
発酵を1つの内箱内で行うようにした温湿度温調整庫
が、本願出願人の出願にかかる特開平3−279769
号公報などにより、図6のような温湿度調整庫100が
開示されている。
【0003】図6において、外箱1と内箱2とは、断熱
材を主体にして形成してあり、外箱1は、箱体1Aの前
方に設けた開口部1Bに扉1Cを施し、扉1Cから被調
理体(図示せず)を出し入れする。
【0004】内箱2は、箱体1Aの開口部1Bを除く上
方・下方・後方の壁部内面1Dに対して空隙3を設けて
箱体1Aに固定してあり、内箱2の上方と下方には通気
口2A・2Bを設けてある。また、空隙3のうち、内箱
2の上方側にある空隙3の部分には、冷却器6と循環用
ファン8とが設けてある。
【0005】通気口2A・2Bは、温度調整用の空気循
環路を形成するためのもので、内箱2の庫内2Cの空気
を、庫内2C→通気口2B→空隙3→通気口2A→庫内
2C……の順路で循環する経路を冷却用の循環路として
形成する。また、循環用ファン8は、この循環路内の空
気を強制的に循環する。
【0006】冷却器6は、圧縮した冷却媒体の膨張によ
り吸熱を行う冷却部7の膨張吸熱部分であり、外箱1の
外部に設けた外部構成部分7Aにと共に、コンプレッサ
→凝縮器→キャピラリチューブ→冷却器6→アキュムレ
ータ→コンプレッサ……の循環による冷却系を構成して
いる。
【0007】閉塞蓋4A・4Bは、通気口2A・2Bを
閉じるためのもので、アクチェータ4A1・4B1によ
って開閉動作することにより、庫内2Cを冷却する冷却
動作時には開いて通気口2A・2Bを開口状態にし、ま
た、庫内2Cを加熱・加湿する加熱・加湿動作時には閉
じて通気口2A・2Bを閉口状態にする。
【0008】仕切壁9は、庫内2Cの下方の壁部に対し
て空隙9Aを設けて配置した導熱材の仕切壁であり、空
隙9Aには、加熱ヒータ10・加湿器11・循環用ファ
ン12が設けてある。
【0009】加熱ヒータ10と加湿器11は、庫内2C
の空気を加熱したり加湿したりするためのもので、空隙
9Aで加熱・加湿した空気を循環用ファン12により空
隙9Aから庫内2Cを通り空隙9Aに戻る経路で気流を
強制的に循環する。
【0010】加湿器11は、外箱1の外部に設けた給水
部11Aから供給される所定量の水を受皿11Bに貯え
ながら、受皿11Bの底面を加湿用ヒータ11Cで加熱
することにより、受皿11B内の水を蒸発させて庫内2
Cの空気を加湿する。
【0011】温度センサ13と湿度センサ14とは、そ
れぞれ庫内2Cの温度と湿度とを検出するためのもの
で、庫内温度を温度/電気変換した庫内温度信号13A
と、庫内湿度を湿度/電気変換した庫内湿度信号14A
とを出力する。
【0012】温度センサ7Bは、冷却器6の動作温度を
検出するためのもので、例えば、外部構成部分7A内に
ある凝縮器付近の温度を、温度/電気変換した冷却温度
信号7B1として出力する。
【0013】水位センサ15は、給水部11Aにある給
水用貯水槽の貯水量を検出するためのもので、水位の上
限位置と下限位置とを浮子(フロート)スイッチで検出
した水位信号15Aを出力する。給水部11Aは、元給
水弁15Bにより外部水道、例えば、都市水道から給水
する。
【0014】注水弁16は、給水部11Aから受皿11
Bに所要量の水を注水するためのものであり、受皿11
Bには、所定水位以上の水が注水されたときには、所定
水位以上の水を放出する放水管路11Dを設けてあり、
受皿11B内の水位を検出せずに、給水部11Aから注
水する水の所要量を多目にして注水することで、受皿1
1Bには所定水位の水が貯水し得るように仕組んであ
る。
【0015】除湿動作の場合には、冷却器6を一時的に
冷却状態にした後、閉塞蓋4A・4Bを開き、循環用フ
ァン12のみを動作させて、庫内2Cの空気を、庫内2
C→通気口2A→空隙3→通気口2B→庫内2C……の
順路による循環路で循環することにより、この順路と冷
却器6とに湿分を凝着・着霜させ、次いで、冷却器6に
付設した霜取ヒータ(図示せず)を一時的に動作するこ
とにより、融解した水滴を内箱2の外壁面を沿わせて流
れ落としたものを、外箱1の底部に設けた放水管路17
により排出する。
【0016】制御部20は、マイクロコンピュータ(以
下、CPUという)21を主体にして所要の演算処理と
制御処理とを行う制御部分で、図5のように、ROMに
よる処理メモリ21A、RAMによるデータメモリ21
B、時計ICによる計時回路21C、シフトレジスタの
バッファメモリとA/D変換回路とD/A変換回路とに
よる入出力ポート21Dなどが設けてある。
【0017】各制御対象、つまり、冷却部7のコンプレ
ッサ、循環用ファン8、アクチェータ4A1・4B1、
循環用ファン12、加熱ヒータ10、加湿用ヒータ11
Cなどは所要の電力により電動または電熱によって動作
する。
【0018】処理メモリ21Aは演算処理と制御処理と
の処理手順、つまり、処理プログラムなどを記憶し、デ
ータメモリ21Bは入力されたデータと処理結果のデー
タなどを記憶し、計時回路21Cは暦年日時を計時する
と共に設定された所定時点および所定時点から設定され
た時間後の時点などを計時し、入出力ポート21Dは入
力対象からの入力信号がアナログ信号のものはA/D変
換してCPU21に入力し、制御対象に対する制御出力
をアナログ信号にするものはCPU21からのディジタ
ル信号をD/A変換して出力する。また、これらの制御
において、制御対象が電力により動作させるものは、各
制御対象ごとに制御リレー(図示せず)を介して制御す
る。
【0019】制御/表示パネル23は、制御部20にお
ける制御処理を、所要の制御対象に所要の制御動作を行
わせるように選択指定するための操作スイッチ類と、そ
の選択指定の状態と制御部20における制御処理の状態
などを表示するための表示器類を設けたものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のような温湿度調
整庫100を、被調理体の調理用とする構成、例えば、
パン生地・ドーナツ生地などのイースト菌入りの素材を
被調理体とし、所要時に、生地の発酵を抑制させ、また
は、発酵を促進させるなどの調理加工を行わせる製パン
用温湿度調整庫として提供することが試みられており、
このような温湿度調整庫においては、庫内2Cの湿度が
所定の範囲に制御されていないと正常な状態でパン生地
・ドーナツ生地などを醗酵させることができなくなるた
め、乾燥し過ぎであったり、過湿状態となったときには
警報を発して注意を喚起することのできる温湿度調整庫
の要求があった。
【0021】また、上記目的の温湿度調整庫100にお
いては、庫内2Cの湿度が迅速・且つ正確に測定される
必要があるため、一般的には水分子の吸着によってイン
ピーダンスが変化する有機高分子膜などの湿度センサが
使用されているが、このタイプの湿度センサは、雰囲気
温度が−20℃〜+40℃程度の範囲で使用される温湿
度調整庫に設けられているため、吸着水分子が繰り返し
氷結したり融解したりすることから性能が劣化し易いと
云った問題点があり、この点の解決も課題となってい
た。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、扉を備えた
断熱箱体の内部に、該断熱箱体と間隔を存して内箱を配
設し、該内箱にて形成された庫内に加熱手段と加湿手段
とを設けると共に、前記断熱箱体と前記内箱との間の空
気通路に冷却手段を設けた温湿度調整庫であって、前記
庫内の湿度を検出する湿度センサと、警報手段と、前記
湿度センサが所定の上限値あるいは下限値を検出したと
き動作し、該湿度が所定時間連続したとき前記警報手段
を動作させる計時手段と、を設けたことを特徴とする温
湿度調整庫と、
【0023】警報手段がブザーであって、複数の内箱そ
れぞれに異なった音色の警報手段を配置したことを特徴
とする前記温湿度調整庫と、
【0024】冷却・加熱・加湿処理などにより庫内の温
湿度を調整する温湿度調整庫であって、庫内に設置した
湿度センサが、水分子の吸着によってインピーダンスが
変化する有機高分子膜からなり、該湿度センサへの電源
供給が、庫内温度が0℃以下になったとき遮断されるこ
とを特徴とする温湿度調整庫と、を提供することによ
り、上記従来技術の課題を解決するものである。
【0025】
【作用】請求項1の温湿度調整庫においては、庫内に設
置した湿度センサが予め設定された湿度、例えば90%
以上、あるいは10%未満を予め所定した時間、例えば
1分間連続して計測したときに、警報手段(例えば、ブ
ザーなど)が動作して周囲の人に警報を発するので、不
安定な状態にある湿度センサが計測した湿度異常に基づ
いて警報を出すと云った誤動作が防止される。
【0026】請求項2の温湿度調整庫においては、内箱
毎に音色の異なるブザーを配置しているため、ブザーの
音色によって湿度異常となった内箱を容易に特定するこ
とができる。
【0027】請求項3の温湿度調整庫においては、庫内
温度が0℃以下になると湿度センサへの電源供給が遮断
され、この湿度センサは保存状態となって保護されるこ
とから、性能劣化が軽減されて寿命が伸びる。
【0028】
【実施例】以下、図1〜図6により製パン用温湿度調整
庫として構成した温湿度調整庫の一実施例を説明する。
これらの図において、図5・図6における符号と同一符
号のものは、図5・図6において説明した機能と同一の
機能を持つ部分である。
【0029】図1において、制御/表示パネル23は、
調理手順を入力するための設定などの操作と、設定状態
・処理状態などの表示とを行うためのもので、各操作ス
イッチ群と各表示器群を配置したものであり、図中、太
線の□形部分は操作スイッチで、各操作スイッチは各ス
イッチ面に記された文字または各スイッチに接して記さ
れた文字の動作または設定操作を行わせるものであり、
○形部分と●形部分とは表示マークで、各表示は各表示
に接して記された文字または各表示の脇に配置された操
作スイッチの動作状態を表示するもので、●形部分が動
作中を示す表示である。また、左上にある数値表示部2
3Aの極太線の大きい数字は、上欄の数字が現在時刻ま
たは設定した時間を表示し、下欄の数字が温度と湿度を
表示する。各操作スイッチはタッチキースイッチまたは
押ボタンスイッチで、各表示はLEDまたはLCDで形
成し、文字・枠線など部分は印刷で形成してある。
【0030】制御部20の制御には、水位センサ15か
らの水位信号15Aによって給水部11Aに所定量範囲
の水を常に貯えるように、元給水弁15Bを開閉制御す
る定常制御のほか、次のような設定条件による特定制御
とがある。
【0031】〔単独運転〕 図1の制御/表示パネル2
3における左下にある枠線内の「単独運転」操作/表示
部23Bの各操作スイッチを選択的に操作することによ
り、選択操作されたスイッチに対応する動作を行わせる
制御であり、各操作スイッチによる冷凍・冷蔵・解凍・
ホイロ(発酵)の各調理工程を、右下にある枠線内の
「設定」操作/表示部23Cの各操作スイッチにより温
度条件・湿度条件・気流循環条件・日時/時間条件を選
択して設定すると共に、各工程について、中段にある枠
線内の「運転」操作/表示部23Dの各操作スイッチA
・Bにより、A工程とB工程との2種類の動作条件を設
定しておき、その都度の条件設定を省略して、操作スイ
ッチA・Bのいずれかによる動作条件により動作し得る
ように制御する。
【0032】そして、これら設定状態と運転制御状態と
を、各操作/表示部に各表示すると共に、右上にある枠
線内の「ファン」状態表示部23Eと、その下にある枠
線による「工程状態」表示部23Fと、左上の数字表示
部23Aの温度と湿度の数字表示とに表示するように仕
組んである。
【0033】また、各運転制御は、例えば、図2の温湿
度変化線図による温湿度変化のように、温度と湿度とが
制御される温湿度調整を行うものであり、各単独制御の
場合における工程は、主として、工程種別欄における冷
凍・冷蔵・解凍・ホイロの工程状態を単独に行い、また
は、これらの工程のうち連続する工程(ホイロ→冷凍ま
たはホイロ→冷蔵も連続し得る)の複数のものを連続さ
せるように運転制御を行うものである。
【0034】また、「運転」操作/表示部23Dの各操
作スイッチA・BによるA工程を図2の温湿度変化線図
による温湿度変化を動作条件にした場合、B工程による
動作条件は、例えば、各工程における温湿度変化を図2
の温湿度変化よりも低い値に変形して温湿度変化を行う
ように設定するものである。
【0035】〔連続運転〕 上記の〔単独運転〕のうち
から連続する複数の工程を選択して連続的に運転制御す
るもので、例えば、図2の工程種別において連続する複
数の工程を、図1の制御/表示パネル23の「単独運
転」操作/表示部23Bの各操作スイッチにおける複数
のものを選択操作することにより、複数の工程を編成し
て運転制御を行うものである。
【0036】単独運転または連続運転による運転制御に
おいて、選択指定した工程が終了する時点になったと
き、工程ブザー(図示せず)が警音動作し、「ブザー停
止」操作スイッチを操作すると、前記工程ブザーの警音
動作が停止するように制御動作する。例えば、「工程状
態」表示部23Fにおける「生地入庫」表示の箇所が●
表示状態で、扉1Cを開けて、所要の被調理体を庫内2
Cに入れた後、「生地入庫」操作スイッチを操作する
と、選択指定した運転制御が行われ、所定の制御処理工
程、つまり、所定の調理加工が終了すると、その終了時
点に工程ブザーが動作して警音するように運転制御す
る。
【0037】また、ホイロ工程(発酵工程)の場合に
は、「ホイロ出し」表示の箇所が●表示状態になり、上
記の「生地入庫」表示の場合と同様に工程ブザーが動作
し、発酵を完了したパン素材、つまり、調理済みの被調
理体を取り出すことができる。この場合、再び「ホイロ
出し」操作スイッチを操作すると、自動的に除湿動作を
行った後、冷却工程に移行して「生地入庫」までの工程
が自動的に行うように運転制御が行われる。
【0038】以上の図1・図2・図5・図6による実施
例の構成部分は、本願出願人による特願平3−3133
99・特願平3−324035により開示している温湿
度調整庫の要部構成に相当するものである。
【0039】この発明では、上記のような各設定操作に
より、庫内の温湿度を冷却・加熱・加湿処理などによっ
て調整するに際し、庫内湿度を検出する湿度センサ14
が、予め設定した湿度(例えば、90%以上あるいは1
0%未満)を、所定時間(例えば、1分間)連続して計
測したときに、湿度異常を警報するようにしたものであ
り、また、庫内温度が0℃以下になったときには、湿度
センサ14の電源供給を遮断して湿度センサ14を保護
するようにしたものである。
【0040】すなわち、制御/表示パネル23における
所要の操作スイッチを操作して庫内の温湿度を調整する
冷却・加熱・加湿などの諸条件を設定して制御処理する
温湿度調整庫100において、湿度センサ14が予め設
定した所定の湿度(例えば、90%以上あるいは10%
未満)を計測すると、制御部20の計時回路21Cによ
り、湿度センサ14が前記所定の湿度を計測し続けてい
る時間を計測し、所定時間(例えば、1分間)を越える
と、温湿度調整庫100の本体部などに設置した警報ブ
ザー(図示せず)が警音動作したり、制御/表示パネル
23、温湿度調整庫100の本体部などに、湿度が異常
となっでいることを警報表示するように構成したもので
あり、温度センサ13によって計測した庫内温度が0℃
以下になると、湿度センサ14の電源供給を遮断して湿
度センサ14を保護する構成としたものである。
【0041】具体的には、CPU21の処理メモリ21
Aに、図3または図4に示した処理フローチャートに基
づくプログラムを設けて構成してある。
【0042】図3において、 ◆ステップ〔A1〕では、温度センサ13が検出する庫
内温度が0℃より高いか否かを判断し、イエスの時には
ステップ〔A2〕に移行し、ノーの時にはステップ〔A
8〕に移行する。
【0043】◆ステップ〔A2〕では、湿度センサ14
のスイッチ回路をオンして計測可能な状態とし、ステッ
プ〔A3〕に移行する。
【0044】◆ステップ〔A3〕では、湿度センサ14
が検出する庫内湿度が90%以上であるか否かを判断
し、イエスであればステップ〔A5〕に移行し、ノーで
あればステップ〔A4〕に移行する。
【0045】◆ステップ〔A4〕では、湿度センサ14
が検出する湿度が10%以上であるか否かを判断し、イ
エスであればステップ〔A10〕に移行し、ノーであれ
ばステップ〔A5〕に移行する。
【0046】◆ステップ〔A5〕では、湿度センサ14
が湿度90%以上、あるいは10%未満を継続して検知
している時間が計時回路21Cにより計測され、この経
過時間が所定時間、例えば1分間を越えたか否かを判断
する。そして、判断結果がイエスであればステップ〔A
6〕に移行し、ノーであれば最初のステップ〔A1〕に
戻る。
【0047】◆ステップ〔A6〕では、湿度異常を報知
するための警報ブザーを警音動作させると共に、制御/
表示パネル23、温湿度調整庫100の本体部などに警
報表示を発し、続いてステップ〔A7〕に移行する。
【0048】◆ステップ〔A7〕では、加湿用ヒータ1
1Cへの通電などを遮断して加湿制御を停止し、続いて
最初のステップ〔A1〕に戻る。
【0049】◆ステップ〔A8〕では、湿度センサ14
のスイッチ回路を遮断し、次いてステップ〔A9〕に移
行する。
【0050】◆ステップ〔A9〕では、加湿用ヒータ1
1Cへの通電などを遮断して加湿制御を停止し、最初の
ステップ〔A1〕に戻る。
【0051】◆ステップ〔A10〕では、計時回路21
Cの前記計測時間をクリアしてリセットし、ステップ
〔A11〕に移行する。
【0052】◆ステップ〔A11〕では、警報ブザーの
警報動作停止および警報表示の発報停止を行い、ステッ
プ〔A12〕に移行する。
【0053】◆ステップ〔A12〕では、加湿用ヒータ
11Cに通電して受皿11B内の水を加熱蒸発させて庫
内2Cの空気を加熱させる加湿制御動作を行ない、最初
のステップ〔A1〕に戻る。
【0054】このように、本発明の温湿度調整庫100
においては、庫内温度が0℃以下になると、湿度センサ
14のスイッチ回路が自動的に遮断して湿度センサ14
の保護状態になるため、性能劣化が緩和され寿命が大幅
に伸びる。
【0055】また、湿度センサ14が、予め設定した湿
度(例えば、90%以上または10%未満)を所定時間
(例えば、1分間)継続して検出した時に、湿度警報ブ
ザーが警報動作すると共に、制御/表示パネル13、温
湿調整庫100の本体部などに警報表示を発報するた
め、不安定な状態にある湿度センサ14が計測した湿度
異常に基づいて警報を出すと云った誤動作を未然に防止
することができる。
【0056】図4に示したフローチャートは、箱体1A
の内部に複数(例えば、2個)の内箱2を設置し、内箱
それぞれに温湿度を調整する場合の一制御例であり、内
箱毎に警報ブザーの音色を変えて、湿度異常となった内
箱の特定を容易にしたものである。
【0057】図4において、 ◆ステップ〔B1〕では、湿度異常を報知する警報ブザ
ーの停止スイッチがオンであるか否かを判断し、イエス
であればステップ〔B2〕に移行し、ノーであればステ
ップ〔B6〕に移行する。
【0058】◆ステップ〔B2〕では、設定スイッチが
オンか否かを判別し、イエスであればステップ〔B3〕
に移行し、ノーであればステップ〔B6〕に移行する。
【0059】◆ステップ〔B3〕では、音色変更フラグ
が1であるか否かを判別し、イエスであれば音色変更フ
ラグをリセットするステップ〔B4〕に移行し、ノーで
あれば音色変更フラグをセットするステップ〔B5〕に
移行する。
【0060】◆ステップ〔B6〕では、警報ブザーがオ
ンであるか否かを判断し、イエスであればステップ〔B
7〕に移行し、ノーであればステップ〔B8〕に移行す
る。
【0061】◆ステップ〔B7〕では、音色変更フラグ
が1であるか否かを判断し、イエスであればステップ
〔B9〕に移行して、例えば長い周波数のブザーを警報
動作させ、ノーであればステップ〔B10〕に移行し
て、例えば短い周波数のブザーを警報動作させ、それぞ
れサブルーチンを終了する。
【0062】◆ステップ〔B8〕では警報ブザーをオフ
してサブルーチンを終了する。
【0063】このように、上記構成の温湿度調整庫10
0においては、湿度異常が検知されると、異なった音色
の警報ブザーによって警報が発せられるため、湿度異常
となった内箱が容易に特定できるため管理が容易にな
る。
【0064】以上の説明では、被調理体を調理加工する
場合の構成について述べたが、上記のような庫内の温湿
度を調整する制御動作により、他の被処理体に他の温湿
度履歴を加えて処理加工するための温湿度調整庫の場合
においても、同様に構成し得ることは言うまでもない。
【0065】また、図3に示した制御と図4に示した制
御とを同時併行して行う構成とすることも可能であり、
内箱2を複数個有する温湿度調整庫の場合には、内箱2
毎にCPU21を有する制御部20や制御/表示パネル
23を設置して個別に制御しても良いし、集中管理する
ことも可能である。
【0066】
【発明の効果】第1の発明によれば、庫内に設置した湿
度センサが予め設定された湿度、例えば90%以上、あ
るいは10%未満を、予め所定した時間、例えば1分間
連続して計測したときに、警報手段(例えば、ブザーな
ど)が動作して周囲の人に警報を発するので、不安定な
状態にある湿度センサが計測した湿度異常に基づいて警
報を出すと云った誤動作が防止される。
【0067】また、第2の発明によれば、内箱毎に音色
の異なるブザーを設置しているため、ブザーの音色によ
って湿度異常が生じた内箱を容易に特定することができ
る。
【0068】また、第3の発明によれば、庫内温度が0
℃以下になると湿度センサへの電源供給を遮断し、この
湿度センサは保存状態となって保護されることから、性
能劣化が軽減されて寿命が大幅に伸びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の制御/表示パネルの構成
図。
【図2】この発明の実施例の各調理工程の温湿度変化線
図。
【図3】この発明の実施例の湿度異常検知動作のフロー
チャート。
【図4】この発明の実施例のブザー警報動作のフローチ
ャート。
【図5】従来技術の制御部のブロック構成図。
【図6】従来技術の装置全体構成の要部断面略図。
【符号の説明】
1 外箱 1A 箱体 1B 開口部 1C 扉 1D 壁部内面 2 内箱 2A・2B 通気口 2C 庫内 3 空隙 3A 冷却用循環路 4A・4B 閉塞蓋 4A1・4A2 アクチェータ 6 冷却器 7 冷却部 7A 外部構成部分 7B 温度センサ 7B1 冷却温度信号 8 循環用ファン 9 仕切壁 9A 空隙 10 加熱ヒータ 11 加湿器 11A 給水部 11B 受皿 11C 加湿用ヒータ 11D 放水管路 12 循環用ファン 13 温度センサ 13A 庫内温度信号 14 湿度センサ 14A 庫内湿度信号 15 水位センサ 15A 水位信号 15B 元給水弁 16 注水弁 17 放水管路 20 制御部 21 CPU 21A 処理メモリ 21B データメモリ 21C 計時回路 21D 入出力ポート 23 制御/表示パネル 23A 数値表示部 23B 「単独運転」操作/表示部 23C 「設定」操作/表示部 23D 「運転」操作/表示部 23E 「ファン」状態表示部 23F 「工程状態」表示部 100 温湿度調整庫
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 23/00 302 D 7380−3L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉を備えた断熱箱体の内部に、該断熱箱
    体と間隔を存して内箱を配設し、該内箱にて形成された
    庫内に加熱手段と加湿手段とを設けると共に、前記断熱
    箱体と前記内箱との間の空気通路に冷却手段を設けた温
    湿度調整庫であって、前記庫内の湿度を検出する湿度セ
    ンサと、警報手段と、前記湿度センサが所定の上限値あ
    るいは下限値を検出したとき動作し、該湿度が所定時間
    連続したとき前記警報手段を動作させる計時手段と、を
    設けたことを特徴とする温湿度調整庫。
  2. 【請求項2】 警報手段がブザーであって、複数の内箱
    それぞれに異なった音色の警報手段を配置したことを特
    徴とする請求項1記載の温湿度調整庫。
  3. 【請求項3】 冷却・加熱・加湿処理などにより庫内の
    温湿度を調整する温湿度調整庫であって、庫内に設置し
    た湿度センサが、水分子の吸着によってインピーダンス
    が変化する有機高分子膜からなり、該湿度センサへの電
    源供給が、庫内温度が0℃以下になったとき遮断される
    ことを特徴とする温湿度調整庫。
JP16402592A 1992-05-29 1992-05-29 温湿度調整庫 Pending JPH05328886A (ja)

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