JP3301779B2 - 温湿度調整庫 - Google Patents
温湿度調整庫Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度・湿度(この発
明において温湿度という)を所要の状態に調節しながら
調理などの加工処理を行う装置、例えば、ドウコンディ
ショナーなどの温湿度調整庫に関するものである。
明において温湿度という)を所要の状態に調節しながら
調理などの加工処理を行う装置、例えば、ドウコンディ
ショナーなどの温湿度調整庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温湿度調整庫としては、食品類を貯蔵す
るショーケースが実公昭54−1171などにより開示
されており、また、同様の温湿度調整をもつ貯蔵庫が周
知であるが、最近では、冷凍・冷蔵・解凍・発酵を1つ
の庫室内で行うようにした温湿度温調整庫が、本願出願
人の出願にかかる特開平3−279769などにより、
図4のような温湿度調整庫100が開示されている。
るショーケースが実公昭54−1171などにより開示
されており、また、同様の温湿度調整をもつ貯蔵庫が周
知であるが、最近では、冷凍・冷蔵・解凍・発酵を1つ
の庫室内で行うようにした温湿度温調整庫が、本願出願
人の出願にかかる特開平3−279769などにより、
図4のような温湿度調整庫100が開示されている。
【0003】図4において、庫箱1と庫室2とは、断熱
材を主体にして形成してあり、庫箱1は、箱体1Aの前
方に設けた開口部1Bに扉1Cを施し、扉1Cから被調
理体(図示せず)を出し入れする。
材を主体にして形成してあり、庫箱1は、箱体1Aの前
方に設けた開口部1Bに扉1Cを施し、扉1Cから被調
理体(図示せず)を出し入れする。
【0004】庫室2は、箱体1Aの開口部1Bを除く上
方・下方・後方の壁部内面1Dに対して空隙3を設けて
箱体1Aに固定してあり、庫室2の上方と下方には通気
口2A・2Bを設けてある。また、空隙3のうち、庫室
2の上方側にある空隙3の部分には、冷却器6と循環用
ファン8とが設けてある。
方・下方・後方の壁部内面1Dに対して空隙3を設けて
箱体1Aに固定してあり、庫室2の上方と下方には通気
口2A・2Bを設けてある。また、空隙3のうち、庫室
2の上方側にある空隙3の部分には、冷却器6と循環用
ファン8とが設けてある。
【0005】通気口2A・2Bは、温度調整用の空気循
環路を形成するためのもので、庫室2の庫内2Cの空気
を、庫内2C→通気口2B→空隙3→通気口2A→庫内
2C……の順路で循環する経路を冷却用の循環路として
形成する。また、循環用ファン8は、この循環路内の空
気を強制的に循環する。
環路を形成するためのもので、庫室2の庫内2Cの空気
を、庫内2C→通気口2B→空隙3→通気口2A→庫内
2C……の順路で循環する経路を冷却用の循環路として
形成する。また、循環用ファン8は、この循環路内の空
気を強制的に循環する。
【0006】冷却器6は、圧縮した冷却媒体の膨張によ
り吸熱を行う冷却部7の膨張吸熱部分であり、庫箱1の
外部に設けた外部構成部分7Aにとともに、コンプレッ
サ→凝縮器→キャピラリチューブ→冷却器6→アキュム
レータ→コンプレッサ……の循環による冷却系を構成し
ている。
り吸熱を行う冷却部7の膨張吸熱部分であり、庫箱1の
外部に設けた外部構成部分7Aにとともに、コンプレッ
サ→凝縮器→キャピラリチューブ→冷却器6→アキュム
レータ→コンプレッサ……の循環による冷却系を構成し
ている。
【0007】閉塞蓋4A・4Bは、通気口2A・2Bを
閉じるためのもので、アクチェータ4A1・4B1によ
って開閉動作することにより、庫内2Cを冷却する冷却
動作時には開いて通気口2A・2Bを開口状態にし、ま
た、庫内2Cを加熱・加湿する加熱・加湿動作時には閉
じて通気口2A・2Bを閉口状態にする。
閉じるためのもので、アクチェータ4A1・4B1によ
って開閉動作することにより、庫内2Cを冷却する冷却
動作時には開いて通気口2A・2Bを開口状態にし、ま
た、庫内2Cを加熱・加湿する加熱・加湿動作時には閉
じて通気口2A・2Bを閉口状態にする。
【0008】仕切壁9は、庫内2Cの下方の壁部に対し
て空隙9Aを設けて配置した導熱材の仕切壁であり、空
隙9Aには、加熱ヒータ10・加湿器11・循環用ファ
ン12が設けてある。
て空隙9Aを設けて配置した導熱材の仕切壁であり、空
隙9Aには、加熱ヒータ10・加湿器11・循環用ファ
ン12が設けてある。
【0009】加熱ヒータ10と加湿器11は、庫内2C
の空気を加熱したり加湿したりするためのもので、空隙
9Aで加熱・加湿した空気を循環用ファン12により空
隙9Aから庫内2Cを通り空隙9Aに戻る経路で気流を
強制的に循環する。
の空気を加熱したり加湿したりするためのもので、空隙
9Aで加熱・加湿した空気を循環用ファン12により空
隙9Aから庫内2Cを通り空隙9Aに戻る経路で気流を
強制的に循環する。
【0010】加湿器11は、庫箱1の外部に設けた給水
部11Aから供給される所定量の水を受皿11Bに貯え
ながら、受皿11Bの底面を加湿用ヒータ11Cで加熱
することにより、受皿11B内の水を蒸発させて庫内2
Cの空気を加湿する。
部11Aから供給される所定量の水を受皿11Bに貯え
ながら、受皿11Bの底面を加湿用ヒータ11Cで加熱
することにより、受皿11B内の水を蒸発させて庫内2
Cの空気を加湿する。
【0011】温度センサ13と湿度センサ14とは、そ
れぞれ庫内2Cの温度と湿度とを検出するためのもの
で、庫内温度を温度/電気変換した庫内温度信号13A
と、庫内湿度を湿度/電気変換した庫内湿度信号14A
とを出力する。
れぞれ庫内2Cの温度と湿度とを検出するためのもの
で、庫内温度を温度/電気変換した庫内温度信号13A
と、庫内湿度を湿度/電気変換した庫内湿度信号14A
とを出力する。
【0012】温度センサ7Bは、冷却器6の動作温度を
検出するためのもので、例えば、外部構成部分7A内に
ある凝縮器付近の温度を温度/電気変換した冷却温度信
号7B1を出力する。
検出するためのもので、例えば、外部構成部分7A内に
ある凝縮器付近の温度を温度/電気変換した冷却温度信
号7B1を出力する。
【0013】水位センサ15は、給水部11Aにある給
水用貯水槽の貯水量を検出するためのもので、水位の上
限位置と下限位置とを浮子(フロート)スイッチで検出
した水位信号15Aを出力する。給水部11Aは、元給
水弁15Bにより外部水道、例えば、都市水道から給水
する。
水用貯水槽の貯水量を検出するためのもので、水位の上
限位置と下限位置とを浮子(フロート)スイッチで検出
した水位信号15Aを出力する。給水部11Aは、元給
水弁15Bにより外部水道、例えば、都市水道から給水
する。
【0014】注水弁16は、給水部11Aから受皿11
Bに所要量の水を注水するためのものであり、受皿11
Bには、所定水位以上の水が注水されたときには、所定
水位以上の水を放出する放水管路11Dを設けてあり、
受皿11B内の水位を検出せずに、給水部11Aから注
水する水の所要量を多目にして注水することで、受皿1
1Bには所定水位の水が貯水し得るように仕組んであ
る。
Bに所要量の水を注水するためのものであり、受皿11
Bには、所定水位以上の水が注水されたときには、所定
水位以上の水を放出する放水管路11Dを設けてあり、
受皿11B内の水位を検出せずに、給水部11Aから注
水する水の所要量を多目にして注水することで、受皿1
1Bには所定水位の水が貯水し得るように仕組んであ
る。
【0015】除湿動作の場合には、冷却器6を一時的に
冷却状態にした後、閉塞蓋4A・4Bを開き、循環用フ
ァン12のみを動作させて、庫内2Cの空気を、庫内2
C→通気口2A→空隙3→通気口2B→庫内2C……の
順路による循環路で循環することにより、この順路と冷
却器6とに湿分を凝着させ、次いで、冷却器6に付設し
た霜取ヒータ(図示せず)を一時的に動作することによ
り、氷解した水滴を庫室2の外壁面を添わせて流れ落と
したものを庫箱1の底部に設けた放水管路17により排
出する。
冷却状態にした後、閉塞蓋4A・4Bを開き、循環用フ
ァン12のみを動作させて、庫内2Cの空気を、庫内2
C→通気口2A→空隙3→通気口2B→庫内2C……の
順路による循環路で循環することにより、この順路と冷
却器6とに湿分を凝着させ、次いで、冷却器6に付設し
た霜取ヒータ(図示せず)を一時的に動作することによ
り、氷解した水滴を庫室2の外壁面を添わせて流れ落と
したものを庫箱1の底部に設けた放水管路17により排
出する。
【0016】制御部20は、マイクロコンピュータ(以
下、CPUという)21を主体にして所要の演算処理と
制御処理とを行う制御部分で、図5のように、ROMに
よる処理メモリ21A、RAMによるデータメモリ21
B、時計ICによる計時回路21C、シフトレジスタの
バッファメモリとA/D変換回路とD/A変換回路とに
よる入出力ポート21Dなどが設けてある。
下、CPUという)21を主体にして所要の演算処理と
制御処理とを行う制御部分で、図5のように、ROMに
よる処理メモリ21A、RAMによるデータメモリ21
B、時計ICによる計時回路21C、シフトレジスタの
バッファメモリとA/D変換回路とD/A変換回路とに
よる入出力ポート21Dなどが設けてある。
【0017】各制御対象、つまり、冷却部7のコンプレ
ッサ、循環用ファン8、アクチェータ4A1・4B1、
循環用ファン12、加熱ヒータ10、加湿用ヒータ11
Cなどは所要の電力により電動または電熱によって動作
する。
ッサ、循環用ファン8、アクチェータ4A1・4B1、
循環用ファン12、加熱ヒータ10、加湿用ヒータ11
Cなどは所要の電力により電動または電熱によって動作
する。
【0018】処理メモリ21Aは演算処理と制御処理と
の処理手順、つまり、処理プログラムなどを記憶し、デ
ータメモリ21Bは入力されたデータと処理結果のデー
タなどを記憶し、計時回路21Cは暦年日時を計時する
とともに設定された所定時点および所定時点から設定さ
れた時間後の時点などを計時し、入出力ポート21Dは
入力対象からの入力信号がアナログ信号のものはA/D
変換してCPU21に入力し、制御対象に対する制御出
力をアナログ信号にするものはCPU21からのディジ
タル信号をD/A変換して出力する。また、これらの制
御において、制御対象が電力により動作させるものは、
各制御対象ごとに制御リレー(図示せず)を介して制御
する。
の処理手順、つまり、処理プログラムなどを記憶し、デ
ータメモリ21Bは入力されたデータと処理結果のデー
タなどを記憶し、計時回路21Cは暦年日時を計時する
とともに設定された所定時点および所定時点から設定さ
れた時間後の時点などを計時し、入出力ポート21Dは
入力対象からの入力信号がアナログ信号のものはA/D
変換してCPU21に入力し、制御対象に対する制御出
力をアナログ信号にするものはCPU21からのディジ
タル信号をD/A変換して出力する。また、これらの制
御において、制御対象が電力により動作させるものは、
各制御対象ごとに制御リレー(図示せず)を介して制御
する。
【0019】制御/表示パネル23は、制御部20にお
ける制御処理を、所要の制御対象に所要の制御動作を行
わせるように選択指定するための操作スイッチ類と、そ
の選択指定の状態と制御部20における制御処理の状態
などを表示するための表示器類を設けたものである。
ける制御処理を、所要の制御対象に所要の制御動作を行
わせるように選択指定するための操作スイッチ類と、そ
の選択指定の状態と制御部20における制御処理の状態
などを表示するための表示器類を設けたものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のような温湿度調
整庫100を、被調理体の調理用とする構成、例えば、
パン生地・ドーナツ生地などのイースト菌入りの素材を
被調理体とし、所要時に、生地の発酵を抑制させ、また
は、発酵を促進させるなどの調理加工を行わせる製パン
用温湿度調整庫として提供することが試みられている
が、庫内2Cの温湿度状態を調理の各工程に見合う動作
条件に適切に制御し得るようにし、また、こうした装置
を簡便な操作で運転制御し得るようにするには、装置を
どのように構成すればよいかという課題がある。
整庫100を、被調理体の調理用とする構成、例えば、
パン生地・ドーナツ生地などのイースト菌入りの素材を
被調理体とし、所要時に、生地の発酵を抑制させ、また
は、発酵を促進させるなどの調理加工を行わせる製パン
用温湿度調整庫として提供することが試みられている
が、庫内2Cの温湿度状態を調理の各工程に見合う動作
条件に適切に制御し得るようにし、また、こうした装置
を簡便な操作で運転制御し得るようにするには、装置を
どのように構成すればよいかという課題がある。
【0021】さらに、各工程において、調理加工の状態
が実質的にどのように進行しているかを知り得れば便利
であり、また、被調理体自体の材質の僅かな差異や不均
一などによって各工程を終了した時点では所要の調理加
工が得られていないことがあり、この場合、その都度、
新たに追加処理の条件を設定し直していたが、これを簡
便な操作で追加処理し得れば便利であり、こうした便利
さをもつ装置をどのように構成すればよいかという課題
がある。
が実質的にどのように進行しているかを知り得れば便利
であり、また、被調理体自体の材質の僅かな差異や不均
一などによって各工程を終了した時点では所要の調理加
工が得られていないことがあり、この場合、その都度、
新たに追加処理の条件を設定し直していたが、これを簡
便な操作で追加処理し得れば便利であり、こうした便利
さをもつ装置をどのように構成すればよいかという課題
がある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加湿などの諸条
件を設定して制御処理する温湿度調整庫において、加熱
と加湿とを同時に行うように設定して前記制御処理を行
わせる併行処理手段と、加湿のための湿分の温度により
加熱のための加熱量が影響を受ける温度量だけ加熱量を
減量した修正量に加熱量を可変をする加熱量修正可変手
段と、設定した設定温度に所定の温度を加えた温度にな
るまで修正量による加熱を連続的に行った後に、修正量
の加熱によって設定温度に対するPID制御を行うPI
D制御手段とを設けるなどにより、また、庫内の温度を
高い方から低い方に移行するとともに湿度を付加するよ
うに設定して制御処理を行わせる温度下降制御処理手段
と、上記の移行の開始から設定した温度に所定温度を加
えた温度になるまで、上記の湿度を付加するための加湿
動作を停止する制御処理を行う無加湿冷却制御手段とを
設けるなどにより、上記の課題を解決し得るようにした
ものである。
な庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加湿などの諸条
件を設定して制御処理する温湿度調整庫において、加熱
と加湿とを同時に行うように設定して前記制御処理を行
わせる併行処理手段と、加湿のための湿分の温度により
加熱のための加熱量が影響を受ける温度量だけ加熱量を
減量した修正量に加熱量を可変をする加熱量修正可変手
段と、設定した設定温度に所定の温度を加えた温度にな
るまで修正量による加熱を連続的に行った後に、修正量
の加熱によって設定温度に対するPID制御を行うPI
D制御手段とを設けるなどにより、また、庫内の温度を
高い方から低い方に移行するとともに湿度を付加するよ
うに設定して制御処理を行わせる温度下降制御処理手段
と、上記の移行の開始から設定した温度に所定温度を加
えた温度になるまで、上記の湿度を付加するための加湿
動作を停止する制御処理を行う無加湿冷却制御手段とを
設けるなどにより、上記の課題を解決し得るようにした
ものである。
【0023】
【作用】庫内の温湿度を制御するための加熱器を動作さ
せると同時に加湿器を動作させる工程を制御部に設定し
たとき、加湿器から出る湿分、つまり、蒸気の温度によ
る影響量を、加熱器の加熱量を減算した修正加熱量を演
算して、この修正加熱量により加熱器を運転して、設定
温度に所定の温度を加算した温度になるまで加熱した後
に、設定温度に対するPID制御を行わせることによ
り、PID制御への移行動作を円滑に移行させて、被調
理体に対する調理加工の進行を安定に行えるように動作
する。
せると同時に加湿器を動作させる工程を制御部に設定し
たとき、加湿器から出る湿分、つまり、蒸気の温度によ
る影響量を、加熱器の加熱量を減算した修正加熱量を演
算して、この修正加熱量により加熱器を運転して、設定
温度に所定の温度を加算した温度になるまで加熱した後
に、設定温度に対するPID制御を行わせることによ
り、PID制御への移行動作を円滑に移行させて、被調
理体に対する調理加工の進行を安定に行えるように動作
する。
【0024】また、庫内の温度を高い方から低い方に移
行するとともに湿度を付加するように設定して制御処理
を行わせる工程を制御部に設定したとき、温度の移行の
開始時点から設定温度に所定温度を加えた温度になるま
で、加湿動作を停止することにより、除湿と加湿の悪循
環による冷却遅れを無くし、冷却に伴う除湿を低減させ
るとともに加湿動作の実質的な加湿を速めて被調理体に
対する調理加工の進行を安定に行えるように動作する。
行するとともに湿度を付加するように設定して制御処理
を行わせる工程を制御部に設定したとき、温度の移行の
開始時点から設定温度に所定温度を加えた温度になるま
で、加湿動作を停止することにより、除湿と加湿の悪循
環による冷却遅れを無くし、冷却に伴う除湿を低減させ
るとともに加湿動作の実質的な加湿を速めて被調理体に
対する調理加工の進行を安定に行えるように動作する。
【0025】
【実施例】以下、図1〜図5により製パン用温湿度調整
庫として構成した温湿度調整庫の実施例を説明する。こ
れらの図において、図4・図5における符号と同一符号
のものは、図4・図5において説明した機能と同一の機
能をもつ部分である。
庫として構成した温湿度調整庫の実施例を説明する。こ
れらの図において、図4・図5における符号と同一符号
のものは、図4・図5において説明した機能と同一の機
能をもつ部分である。
【0026】図1において、制御/表示パネル23は、
調理手順を入力するための設定などの操作と、設定状態
・処理状態などの表示とを行うためのもので、各操作ス
イッチ群と各表示器群を配置してものであり、図中、太
線の□形部分は操作スイッチで、各操作スイッチは各ス
イッチ面に記された文字または各スイッチに接して記さ
れた文字の動作または設定操作を行わせるものであり、
○形部分と●形部分とは表示マークで、各表示は各表示
に接して記された文字または各表示の脇に配置された操
作スイッチの動作状態を表示するもので、●形部分が動
作中を示す表示である。また、左上にある数値表示部2
3Aの極太線の大きい数字は、上欄の数字が現在時刻ま
たは設定した時間を表示し、下欄の数字が温度と湿度を
表示する。各操作スイッチはタッチキースイッチまたは
押ボタンスイッチで、各表示はLEDまたはLCDで形
成し、文字・枠線など部分は印刷で形成してある。
調理手順を入力するための設定などの操作と、設定状態
・処理状態などの表示とを行うためのもので、各操作ス
イッチ群と各表示器群を配置してものであり、図中、太
線の□形部分は操作スイッチで、各操作スイッチは各ス
イッチ面に記された文字または各スイッチに接して記さ
れた文字の動作または設定操作を行わせるものであり、
○形部分と●形部分とは表示マークで、各表示は各表示
に接して記された文字または各表示の脇に配置された操
作スイッチの動作状態を表示するもので、●形部分が動
作中を示す表示である。また、左上にある数値表示部2
3Aの極太線の大きい数字は、上欄の数字が現在時刻ま
たは設定した時間を表示し、下欄の数字が温度と湿度を
表示する。各操作スイッチはタッチキースイッチまたは
押ボタンスイッチで、各表示はLEDまたはLCDで形
成し、文字・枠線など部分は印刷で形成してある。
【0027】制御部20の制御には、水位センサ15か
らの水位信号15Aによって給水部11Aに所定量範囲
の水を常に貯えるように、元給水弁15Bを開閉制御す
る定常制御のほか、次のような設定条件による特定制御
を行っている。
らの水位信号15Aによって給水部11Aに所定量範囲
の水を常に貯えるように、元給水弁15Bを開閉制御す
る定常制御のほか、次のような設定条件による特定制御
を行っている。
【0028】〔単独運転〕 図1の制御/表示パネル2
3における左下にある枠線内の「単独運転」操作/表示
部23Bの各操作スイッチを選択的に操作することによ
り、選択操作されたスイッチに対応する動作を行わせる
制御であり、各操作スイッチによる冷凍・冷蔵・解凍・
ホイロ(発酵)の各調理工程を、右下にある枠線内の
「設定」操作/表示部23Cの各操作スイッチにより温
度条件・湿度条件・気流循環条件・日時/時間条件を選
択して設定するとともに、各工程について、中段にある
枠線内の「運転」操作/表示部23Dの各操作スイッチ
A・Bにより、A工程とB工程との2種類の動作条件を
設定しておき、その都度の条件設定を省略して、操作ス
イッチA・Bのいずれかによる動作条件により動作し得
るように制御する。
3における左下にある枠線内の「単独運転」操作/表示
部23Bの各操作スイッチを選択的に操作することによ
り、選択操作されたスイッチに対応する動作を行わせる
制御であり、各操作スイッチによる冷凍・冷蔵・解凍・
ホイロ(発酵)の各調理工程を、右下にある枠線内の
「設定」操作/表示部23Cの各操作スイッチにより温
度条件・湿度条件・気流循環条件・日時/時間条件を選
択して設定するとともに、各工程について、中段にある
枠線内の「運転」操作/表示部23Dの各操作スイッチ
A・Bにより、A工程とB工程との2種類の動作条件を
設定しておき、その都度の条件設定を省略して、操作ス
イッチA・Bのいずれかによる動作条件により動作し得
るように制御する。
【0029】そして、これら設定状態と運転制御状態と
を、各操作/表示部に各表示するとともに、右上にある
枠線内の「ファン」状態表示部23Eと、その下にある
枠線による「工程状態」表示部23Fと、左上の数字表
示部23Aの温度と湿度の数字表示とに表示するように
仕組んである。
を、各操作/表示部に各表示するとともに、右上にある
枠線内の「ファン」状態表示部23Eと、その下にある
枠線による「工程状態」表示部23Fと、左上の数字表
示部23Aの温度と湿度の数字表示とに表示するように
仕組んである。
【0030】また、各運転制御は、例えば、図2の温湿
度変化線図による温湿度変化のように、温度と湿度とが
制御される温湿度調整を行うものであり、各単独制御の
場合における工程は、主として、工程種別欄における冷
凍・冷蔵・解凍・ホイロの工程状態を単独に行い、また
は、これらの工程のうち連続する工程(ホイロ→冷凍ま
たはホイロ→冷蔵も連続し得る)の複数のものを連続さ
せるように運転制御を行うものである。
度変化線図による温湿度変化のように、温度と湿度とが
制御される温湿度調整を行うものであり、各単独制御の
場合における工程は、主として、工程種別欄における冷
凍・冷蔵・解凍・ホイロの工程状態を単独に行い、また
は、これらの工程のうち連続する工程(ホイロ→冷凍ま
たはホイロ→冷蔵も連続し得る)の複数のものを連続さ
せるように運転制御を行うものである。
【0031】また、「運転」操作/表示部23Dの各操
作スイッチA・BによるA工程を図2の温湿度線図によ
る温湿度変化を動作条件にした場合、B工程による動作
条件は、例えば、各工程における温湿度変化を図2の温
湿度変化よりも低い値に変形して温湿度変化を行うよう
に設定するものである。
作スイッチA・BによるA工程を図2の温湿度線図によ
る温湿度変化を動作条件にした場合、B工程による動作
条件は、例えば、各工程における温湿度変化を図2の温
湿度変化よりも低い値に変形して温湿度変化を行うよう
に設定するものである。
【0032】〔連続運転〕 上記の〔単独運転〕のうち
から連続する複数の工程を選択して連続的に運転制御す
るもので、例えば、図2の工程種別において連続する複
数の工程を、図1の制御/表示パネル23の「単独運
転」操作/表示部23Bの各操作スイッチにおける複数
のものを選択操作することにより、複数の工程を編成し
て運転制御を行うものである。
から連続する複数の工程を選択して連続的に運転制御す
るもので、例えば、図2の工程種別において連続する複
数の工程を、図1の制御/表示パネル23の「単独運
転」操作/表示部23Bの各操作スイッチにおける複数
のものを選択操作することにより、複数の工程を編成し
て運転制御を行うものである。
【0033】単独運転または連続運転による運転制御に
おいて、選択指定した工程が終了する時点になったと
き、ブザーa(図示せず)が警音動作し、「ブザー停
止」操作スイッチを操作すると警音動作が停止するよう
に制御動作する。例えば、「工程状態」表示部23Fに
おける「生地入庫」表示の箇所が●表示状態で、扉1C
を開けて、所要の被調理体を庫内2Cに入れた後、「生
地入庫」操作スイッチを操作すると、選択指定した運転
制御が行われ、所定の制御処理工程、つまり、所定の調
理加工が終了すると、その終了時点にブザーa(図示せ
ず)が動作して警音するように運転制御する。
おいて、選択指定した工程が終了する時点になったと
き、ブザーa(図示せず)が警音動作し、「ブザー停
止」操作スイッチを操作すると警音動作が停止するよう
に制御動作する。例えば、「工程状態」表示部23Fに
おける「生地入庫」表示の箇所が●表示状態で、扉1C
を開けて、所要の被調理体を庫内2Cに入れた後、「生
地入庫」操作スイッチを操作すると、選択指定した運転
制御が行われ、所定の制御処理工程、つまり、所定の調
理加工が終了すると、その終了時点にブザーa(図示せ
ず)が動作して警音するように運転制御する。
【0034】また、ホイロ工程(発酵工程)の場合に
は、「ホイロ出し」表示の箇所が●表示状態になり、上
記の「生地入庫」表示の場合と同様に、ブザーa(図示
せず)が動作し、発酵を完了したパン素材、つまり、調
理済みの被調理体を取り出すことができる。この場合、
再び「ホイロ出し」操作スイッチを操作すると、自動的
に除湿動作を行った後、冷却工程に移行して「生地入
庫」までの工程が自動的に行うように運転制御が行われ
る。
は、「ホイロ出し」表示の箇所が●表示状態になり、上
記の「生地入庫」表示の場合と同様に、ブザーa(図示
せず)が動作し、発酵を完了したパン素材、つまり、調
理済みの被調理体を取り出すことができる。この場合、
再び「ホイロ出し」操作スイッチを操作すると、自動的
に除湿動作を行った後、冷却工程に移行して「生地入
庫」までの工程が自動的に行うように運転制御が行われ
る。
【0035】以上の図1・図2・図4・図5による実施
例の構成部分は、本願出願人による特願平3−3133
99・特願平3−324035により開示している温湿
度調整庫の要部構成に相当するものである。
例の構成部分は、本願出願人による特願平3−3133
99・特願平3−324035により開示している温湿
度調整庫の要部構成に相当するものである。
【0036】この発明では、上記の構成のように、各設
定操作により、庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加
湿などの諸条件を設定して制御処理するとともに、前記
制御処理の経過時間などの表示、つまり、定常工程時間
表示TAを行うことにより調理などの加工処理を行うよ
うにした温湿度調整庫において、次のような手段を設け
たものである。
定操作により、庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加
湿などの諸条件を設定して制御処理するとともに、前記
制御処理の経過時間などの表示、つまり、定常工程時間
表示TAを行うことにより調理などの加工処理を行うよ
うにした温湿度調整庫において、次のような手段を設け
たものである。
【0037】第1には、制御/表示パネル23における
所要の操作スイッチを操作して庫内の温湿度を調整する
冷却・加熱・加湿などの諸条件を設定して制御処理する
温湿度調整庫100において、加熱器、つまり、加熱ヒ
ータ10による加熱と、加湿器による加湿とを同時に行
うように設定して、例えば、「解凍工程→ホイロ工程」
のような制御処理を行わせる手段を併行処理手段とし、
加熱ヒータ10を複数の異なる発熱量のヒータで構成し
ておき、制御部20のCPU21からの制御出力によっ
て、所要の発熱量のヒータを選択し得るように構成する
とともに、加湿器11による加湿のための湿分の温度、
つまり、庫内2Cに送られる蒸気の温度により、上記の
加熱量が影響を受ける温度量を処理メモリ21Aに記憶
した演算手順によりCPU21で演算して影響温度量α
として求めた後、この影響温度量αだけ、上記の加熱量
を減量する演算を行って修正量βを求め、この修正量β
に相当するか、これに近い発熱量の加熱ヒータ10を選
択するようにして、加熱量を可変する加熱量修正変手段
とし、設定した設定温度、例えば、設定温度値Yに所定
の温度、例えば、5℃を加えた温度Y+5℃になるまで
修正量βによる加熱を連続的に行った後に、修正量βの
加熱によって設定温度、例えば、設定温度値Yに対する
PID制御を行うPID制御手段として設けるように構
成したものである。
所要の操作スイッチを操作して庫内の温湿度を調整する
冷却・加熱・加湿などの諸条件を設定して制御処理する
温湿度調整庫100において、加熱器、つまり、加熱ヒ
ータ10による加熱と、加湿器による加湿とを同時に行
うように設定して、例えば、「解凍工程→ホイロ工程」
のような制御処理を行わせる手段を併行処理手段とし、
加熱ヒータ10を複数の異なる発熱量のヒータで構成し
ておき、制御部20のCPU21からの制御出力によっ
て、所要の発熱量のヒータを選択し得るように構成する
とともに、加湿器11による加湿のための湿分の温度、
つまり、庫内2Cに送られる蒸気の温度により、上記の
加熱量が影響を受ける温度量を処理メモリ21Aに記憶
した演算手順によりCPU21で演算して影響温度量α
として求めた後、この影響温度量αだけ、上記の加熱量
を減量する演算を行って修正量βを求め、この修正量β
に相当するか、これに近い発熱量の加熱ヒータ10を選
択するようにして、加熱量を可変する加熱量修正変手段
とし、設定した設定温度、例えば、設定温度値Yに所定
の温度、例えば、5℃を加えた温度Y+5℃になるまで
修正量βによる加熱を連続的に行った後に、修正量βの
加熱によって設定温度、例えば、設定温度値Yに対する
PID制御を行うPID制御手段として設けるように構
成したものである。
【0038】上記の修正量βは、例えば、加熱の場合に
は、加湿を併行させずに、加熱のみを行う場合の80%
程度の加熱量になるように制御するものである。
は、加湿を併行させずに、加熱のみを行う場合の80%
程度の加熱量になるように制御するものである。
【0039】第2には、上記の設定操作により、庫内2
Cの温度を高い方から低い方に移行するとともに湿度を
付加する制御を行う工程、例えば、「ホイロ出し」工程
の終了後に「解凍→ホイロ工程」に移行する制御処理を
行わせる手段を温度下降制御処理手段とし、上記の移行
の開始から庫内2Cの温度が所定の温度、例えば、解凍
温度として設定した温度に+5℃を加えた温度Y+5℃
になるまで、加湿動作を停止する制御処理を行う手段を
無加湿冷却制御手段として設けるように構成したもので
ある。
Cの温度を高い方から低い方に移行するとともに湿度を
付加する制御を行う工程、例えば、「ホイロ出し」工程
の終了後に「解凍→ホイロ工程」に移行する制御処理を
行わせる手段を温度下降制御処理手段とし、上記の移行
の開始から庫内2Cの温度が所定の温度、例えば、解凍
温度として設定した温度に+5℃を加えた温度Y+5℃
になるまで、加湿動作を停止する制御処理を行う手段を
無加湿冷却制御手段として設けるように構成したもので
ある。
【0040】具体には、CPU21の処理メモリ21A
に、第1の構成に対しては図3のような処理フローチャ
ートにもとづくプログラムを設けて構成してある。
に、第1の構成に対しては図3のような処理フローチャ
ートにもとづくプログラムを設けて構成してある。
【0041】図3において、 ◆ステップ〔A1〕では、設定された各制御条件のうち
の温度条件の設定値、つまり、設定温度値Y(図示せ
ず)を読み取り、次のステップ〔A2〕に移行する。
の温度条件の設定値、つまり、設定温度値Y(図示せ
ず)を読み取り、次のステップ〔A2〕に移行する。
【0042】◆ステップ〔A2〕では、温度センサ13
による庫内温度信号13Aの値、つまり、測定温度値X
(図示せず)を読み取って、次のステップ〔A3〕に移
行する。
による庫内温度信号13Aの値、つまり、測定温度値X
(図示せず)を読み取って、次のステップ〔A3〕に移
行する。
【0043】◆ステップ〔A3〕では、測定温度値Xが
設定温度値Yに対して所定値、例えば、10°以上低い
値にある場合を加熱とし、10°以上高い値にある場合
を冷却とする判断を行い、加熱の場合にはステップ〔A
4〕の加熱側の制御処理に移行し、冷却の場合にはステ
ップ〔E1〕の冷却側の制御処理に移行する。
設定温度値Yに対して所定値、例えば、10°以上低い
値にある場合を加熱とし、10°以上高い値にある場合
を冷却とする判断を行い、加熱の場合にはステップ〔A
4〕の加熱側の制御処理に移行し、冷却の場合にはステ
ップ〔E1〕の冷却側の制御処理に移行する。
【0044】ここで、ステップ〔A4〕以下による加熱
側の制御処理が上記の第1の構成に相当し、ステップ
〔E1〕以下による冷却側の制御処理が上記の第2の構
成に相当する。
側の制御処理が上記の第1の構成に相当し、ステップ
〔E1〕以下による冷却側の制御処理が上記の第2の構
成に相当する。
【0045】まず、第1の構成の制御処理のフローは、 ◆ステップ〔A4〕では、設定された各制御条件のうち
の湿度条件の設定値、を読み取り、次のステップ〔A
5〕に移行する。
の湿度条件の設定値、を読み取り、次のステップ〔A
5〕に移行する。
【0046】◆ステップ〔A5〕では、湿度条件の設定
が有るか否かを判断して、湿度設定が有る場合にはステ
ップ〔A6〕に移行するとともに、ステップ〔E6〕の
「湿度PID制御」サブルーチンによる制御動作を併行
させ、また、湿度条件が設定されていない場合にはステ
ップ〔C1〕の「加熱量100%温度PID制御」サブ
ルーチンによる制御動作を行わせる。
が有るか否かを判断して、湿度設定が有る場合にはステ
ップ〔A6〕に移行するとともに、ステップ〔E6〕の
「湿度PID制御」サブルーチンによる制御動作を併行
させ、また、湿度条件が設定されていない場合にはステ
ップ〔C1〕の「加熱量100%温度PID制御」サブ
ルーチンによる制御動作を行わせる。
【0047】◆ステップ〔A6〕では、設定された各制
御条件のうちの温度条件の設定値、つまり、設定温度値
Y(図示せず)を読み取り、次のステップ〔A7〕に移
行する。
御条件のうちの温度条件の設定値、つまり、設定温度値
Y(図示せず)を読み取り、次のステップ〔A7〕に移
行する。
【0048】◆ステップ〔A7〕では、測定温度値Xが
設定温度値Yに5℃加えた温度値、つまり、Y+5℃よ
りも高い温度値に有るか否かを判断して、高い温度値に
なっている場合にはステップ〔B1〕の「加熱量80%
温度PID制御」サブルーチンによる制御動作を行わせ
る。また、低い温度値値にある場合にはステップ〔A
8〕に移行する。
設定温度値Yに5℃加えた温度値、つまり、Y+5℃よ
りも高い温度値に有るか否かを判断して、高い温度値に
なっている場合にはステップ〔B1〕の「加熱量80%
温度PID制御」サブルーチンによる制御動作を行わせ
る。また、低い温度値値にある場合にはステップ〔A
8〕に移行する。
【0049】◆ステップ〔A8〕では、加熱量80%に
よる加熱動作を行わせながら、ステップ〔A6〕〜〔A
8〕のフローを繰り返す。つまり、測定温度値Xが設定
温度値Yに5℃加えた温度Y+5℃になるまで、加熱量
80%、すなわち、修正量βによる連続的な加熱を行
う。
よる加熱動作を行わせながら、ステップ〔A6〕〜〔A
8〕のフローを繰り返す。つまり、測定温度値Xが設定
温度値Yに5℃加えた温度Y+5℃になるまで、加熱量
80%、すなわち、修正量βによる連続的な加熱を行
う。
【0050】◆ステップ〔B1〕の「加熱量80%温度
PID制御」サブルーチンでは、加熱ヒータ10の80
%動作端子を選択しながらPID制御、つまり、〔比例
+積分+微分〕による適性制御を行って、庫内2Cの温
度が設定温度値Yに近い値に保たれるように制御動作す
る。つまり、測定温度値Xが設定温度値Yに5℃加えた
温度Y+5℃になった後に、加熱量80%、すなわち、
修正量βにより設定温度値Yに対するPID制御を行う
ように移行するため、説明するまでもなく、移行時から
設定温度値Yに近い値になるまで次の加熱をせずに移行
できるので、制御の移行を円滑に行えることになる。
PID制御」サブルーチンでは、加熱ヒータ10の80
%動作端子を選択しながらPID制御、つまり、〔比例
+積分+微分〕による適性制御を行って、庫内2Cの温
度が設定温度値Yに近い値に保たれるように制御動作す
る。つまり、測定温度値Xが設定温度値Yに5℃加えた
温度Y+5℃になった後に、加熱量80%、すなわち、
修正量βにより設定温度値Yに対するPID制御を行う
ように移行するため、説明するまでもなく、移行時から
設定温度値Yに近い値になるまで次の加熱をせずに移行
できるので、制御の移行を円滑に行えることになる。
【0051】◆ステップ〔C1〕の「加熱量100%温
度PID制御」サブルーチンでは、加熱ヒータ10の1
00%動作端子を選択しながらPID制御を行って、庫
内2Cの温度が設定温度値Yに近い値に保たれるように
制御動作する。つまり、加熱ヒータ10の100%動作
により設定温度値Yに対するPID制御を行う。
度PID制御」サブルーチンでは、加熱ヒータ10の1
00%動作端子を選択しながらPID制御を行って、庫
内2Cの温度が設定温度値Yに近い値に保たれるように
制御動作する。つまり、加熱ヒータ10の100%動作
により設定温度値Yに対するPID制御を行う。
【0052】◆ステップ〔E6〕の「湿度PID制御」
サブルーチンでは、加湿器11のPID制御を行って庫
内2Cの湿度が設定湿度値に近い値に保たれるように制
御動作する。
サブルーチンでは、加湿器11のPID制御を行って庫
内2Cの湿度が設定湿度値に近い値に保たれるように制
御動作する。
【0053】次の第2の構成の制御処理のフローは、 ◆ステップ〔E1〕では、温度センサ13による庫内温
度信号13Aの値、つまり、測定温度値X(図示せず)
を読み取って、次のステップ〔E2〕に移行する。
度信号13Aの値、つまり、測定温度値X(図示せず)
を読み取って、次のステップ〔E2〕に移行する。
【0054】◆ステップ〔E2〕では、測定温度値Xが
設定温度値Yに所定の温度5℃を加えた温度値、つま
り、Y+5℃よりも高い温度値に有るか否かを判断し
て、高い温度値になっている場合にはステップ〔E3〕
に移行し、低い温度値値にある場合にはステップ〔E
4〕に移行する。
設定温度値Yに所定の温度5℃を加えた温度値、つま
り、Y+5℃よりも高い温度値に有るか否かを判断し
て、高い温度値になっている場合にはステップ〔E3〕
に移行し、低い温度値値にある場合にはステップ〔E
4〕に移行する。
【0055】◆ステップ〔E3〕では、冷却動作を行わ
せながら、ステップ〔E1〕〜〔E3〕のフローを繰り
返す。
せながら、ステップ〔E1〕〜〔E3〕のフローを繰り
返す。
【0056】◆ステップ〔E4〕では、設定された各制
御条件のうちの湿度条件の設定値を読み取り、ステップ
〔E5〕に移行する。
御条件のうちの湿度条件の設定値を読み取り、ステップ
〔E5〕に移行する。
【0057】◆ステップ〔E5〕では、湿度条件の設定
が有るか否かを判断して、湿度設定が無い場合にはステ
ップ〔D1〕の「冷却温度PID制御」サブルーチンに
よる冷却のみの制御動作を行わせ、湿度設定が有る場合
にはステップ〔E6〕の「湿度PID制御」サブルーチ
ンによる加湿の制御動作と、ステップ〔D1〕による
「冷却温度PID制御」サブルーチンによる冷却の制御
動作とを併行させる。つまり、ステップ〔E6〕の加湿
動作への移行は、ステップ〔E2〕によって、設定温度
値Yに所定の温度5℃を加えた温度値、つまり、Y+5
℃の状態のときに移行されるため、説明するまでもな
く、設定温度Yまで冷却する場合に比べて冷却に伴う除
湿が低減させられ、また、加湿動作に移行した際に、水
を沸騰させて蒸気が発生されるまでの実質的な加湿を速
められるので、調理加工の進行を安定に行えるほか、省
エネルギー動作を行えることになる。
が有るか否かを判断して、湿度設定が無い場合にはステ
ップ〔D1〕の「冷却温度PID制御」サブルーチンに
よる冷却のみの制御動作を行わせ、湿度設定が有る場合
にはステップ〔E6〕の「湿度PID制御」サブルーチ
ンによる加湿の制御動作と、ステップ〔D1〕による
「冷却温度PID制御」サブルーチンによる冷却の制御
動作とを併行させる。つまり、ステップ〔E6〕の加湿
動作への移行は、ステップ〔E2〕によって、設定温度
値Yに所定の温度5℃を加えた温度値、つまり、Y+5
℃の状態のときに移行されるため、説明するまでもな
く、設定温度Yまで冷却する場合に比べて冷却に伴う除
湿が低減させられ、また、加湿動作に移行した際に、水
を沸騰させて蒸気が発生されるまでの実質的な加湿を速
められるので、調理加工の進行を安定に行えるほか、省
エネルギー動作を行えることになる。
【0058】◆ステップ〔D1〕の「冷却温度PID制
御」サブルーチンでは、冷却部7を動作しながらPID
制御を行って、庫内2Cの温度が設定温度値Yに近い値
に保たれるように制御動作する。
御」サブルーチンでは、冷却部7を動作しながらPID
制御を行って、庫内2Cの温度が設定温度値Yに近い値
に保たれるように制御動作する。
【0059】以上の説明では、被調理体を調理加工する
場合の構成について述べたが、上記のように、庫内の温
湿度を調整する制御動作により、他の被処理体を処理加
工するための温湿度調整庫の場合においても、同様に構
成し得ることは言うまでもない。
場合の構成について述べたが、上記のように、庫内の温
湿度を調整する制御動作により、他の被処理体を処理加
工するための温湿度調整庫の場合においても、同様に構
成し得ることは言うまでもない。
【0060】〔変形実施〕 この発明は、次のように変形して実施することができる (1)ステップ〔A7〕またはステップ〔E2〕におけ
る+5℃を、適宜の値に変えて同様に制御処理を行うよ
うに構成する。
る+5℃を、適宜の値に変えて同様に制御処理を行うよ
うに構成する。
【0061】(2)ステップ〔6〕〜〔A8〕の加熱制
御を無くしてステップ〔B1〕の「加熱量80%温度P
ID制御」サブルーチンに直接に移行させて制御し、ま
たは、ステップ〔E1〕〜〔E3〕の冷却制御を無くし
てステップ〔D1〕の「冷却温度PID制御」サブルー
チンに直接に移行させて制御するように構成する。
御を無くしてステップ〔B1〕の「加熱量80%温度P
ID制御」サブルーチンに直接に移行させて制御し、ま
たは、ステップ〔E1〕〜〔E3〕の冷却制御を無くし
てステップ〔D1〕の「冷却温度PID制御」サブルー
チンに直接に移行させて制御するように構成する。
【0062】(3)「設定」操作/表示部23Cに終了
時刻を設定する操作スイッチを設けて、計時回路21C
に終了時刻からの各工程種別ごとの単独運転または連続
運転に要する所要時間を差し引いた時間を工程開始時間
とする開始時間信号を発生させるとともに、当該時間に
所要工程を自動的に開始させる構成を設け、設定した終
了時刻には処理加工済みの被調理体が得られるように構
成する。
時刻を設定する操作スイッチを設けて、計時回路21C
に終了時刻からの各工程種別ごとの単独運転または連続
運転に要する所要時間を差し引いた時間を工程開始時間
とする開始時間信号を発生させるとともに、当該時間に
所要工程を自動的に開始させる構成を設け、設定した終
了時刻には処理加工済みの被調理体が得られるように構
成する。
【0063】(4)「運転」操作/表示部23Dにホイ
ロ・ホイロの組み合わせによるA・B工程の設定と表示
とを行う構成を設け、途中まで処理加工した被調理体を
冷凍保存した後、再度、解凍→予熱→ホイロに至る工程
処理を行わせ得るように構成する。
ロ・ホイロの組み合わせによるA・B工程の設定と表示
とを行う構成を設け、途中まで処理加工した被調理体を
冷凍保存した後、再度、解凍→予熱→ホイロに至る工程
処理を行わせ得るように構成する。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば、庫内の温湿度を制御
するための加熱器、つまり、加熱ヒータ10を動作させ
ると同時に加湿器11を動作させる工程を制御部20に
設定したときには、制御部20のCPU21による制御
処理によって、加湿器11から出る湿分、つまり、蒸気
の温度による影響量を、加熱器の加熱量から減算した修
正熱量を演算して、この修正加熱量に近い加熱ヒータ1
0を選択して加熱し、設定温度値Yに所定の温度、例え
ば、5℃を加算した温度まで加熱した後に、設定温度値
Yに対するPID制御を行わせることにより、PID制
御への移行動作を円滑に移行させるため、被調理体に対
する調理加工の進行を安定に行い得る。
するための加熱器、つまり、加熱ヒータ10を動作させ
ると同時に加湿器11を動作させる工程を制御部20に
設定したときには、制御部20のCPU21による制御
処理によって、加湿器11から出る湿分、つまり、蒸気
の温度による影響量を、加熱器の加熱量から減算した修
正熱量を演算して、この修正加熱量に近い加熱ヒータ1
0を選択して加熱し、設定温度値Yに所定の温度、例え
ば、5℃を加算した温度まで加熱した後に、設定温度値
Yに対するPID制御を行わせることにより、PID制
御への移行動作を円滑に移行させるため、被調理体に対
する調理加工の進行を安定に行い得る。
【0065】また、庫内2Cの温度を高い方から低い方
に移行するとともに湿度を付加するように設定して制御
処理を行わせる工程を制御部20に設定したときには、
制御部20のCPU21による制御処理によって、冷却
部7が冷却を開始した時点から、設定温度に所定温度を
加えた温度になるまでは、加湿動作を停止するため、冷
却動作に伴う除湿によって、湿度を付加するための加湿
をますます増加させるという悪循環による冷却遅れを無
くし、冷却に伴う除湿の低減するとともに実質的な加湿
を速めて被調理体に対する調理加工の進行を安定に行い
得るものを、計時回路と処理メモリとの一部に処理機能
を追加するだけの簡便安価な装置構成で提供し得るなど
の特長がある。
に移行するとともに湿度を付加するように設定して制御
処理を行わせる工程を制御部20に設定したときには、
制御部20のCPU21による制御処理によって、冷却
部7が冷却を開始した時点から、設定温度に所定温度を
加えた温度になるまでは、加湿動作を停止するため、冷
却動作に伴う除湿によって、湿度を付加するための加湿
をますます増加させるという悪循環による冷却遅れを無
くし、冷却に伴う除湿の低減するとともに実質的な加湿
を速めて被調理体に対する調理加工の進行を安定に行い
得るものを、計時回路と処理メモリとの一部に処理機能
を追加するだけの簡便安価な装置構成で提供し得るなど
の特長がある。
【図1】この発明の実施例の制御/表示パネルの構成図
【図2】この発明の実施例の各調理工程の温湿度変化線
図
図
【図3】この発明の実施例の要部制御動作のフローチャ
ート
ート
【図4】従来技術の装置全体構成の要部断面略図
【図5】従来技術の制御部のブロック構成図
1 庫箱 1A 箱体 1B 開口部 1C 扉 1D 壁部内面 2 庫室 2A・2B 通気口 2C 庫内 3 空隙 3A 冷却用循環路 4A・4B 閉塞蓋 4A1・4A2 アクチェータ 6 冷却器 7 冷却部 7A 外部構成部分 7B 温度センサ 7B1 冷却温度信号 8 循環用ファン 9 仕切壁 9A 空隙 10 加熱ヒータ 11 加湿器 11A 給水部 11B 受皿 11C 加湿用ヒータ 11D 放水管路 12 循環用ファン 13 温度センサ 13A 庫内温度信号 14 湿度センサ 14A 庫内湿度信号 15 水位センサ 15A 水位信号 15B 元給水弁 16 注水弁 17 放水管路 20 制御部 21 CPU 21A 処理メモリ 21B データメモリ 21C 計時回路 21D 入出力ポート 23 制御/表示パネル 23A 数値表示部 23B 「単独運転」操作/表示部 23C 「設定」操作/表示部 23D 「運転」操作/表示部 23E 「ファン」状態表示部 23F 「工程状態」表示部 100 温湿度調整庫
フロントページの続き (72)発明者 杉山 成機 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−181112(JP,A) 特開 昭53−118689(JP,A) 特開 昭51−80054(JP,A) 特開 平3−279769(JP,A) 実開 昭59−165014(JP,U) 実開 昭56−145703(JP,U) 実開 昭48−40165(JP,U) 実開 平3−115040(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 23/00 - 23/32
Claims (2)
- 【請求項1】 庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加
湿などの諸条件を設定して制御処理する温湿度調整庫で
あって、 前記加熱と前記加湿とを同時に行うように設定して前記
制御処理を行わせる併行処理手段と、 前記加湿のための湿分の温度により前記加熱のための加
熱量が影響を受ける温度量だけ前記加熱量を減量した修
正量に前記加熱量を可変をする加熱量修正可変手段と、 前記設定した設定温度に所定の温度を加えた温度になる
まで前記修正量による前記加熱を連続的に行った後に、
前記修正量の前記加熱によって前記設定温度に対するP
ID制御を行うPID制御手段とを具備することを特徴
とする温湿度調整庫。 - 【請求項2】 庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加
湿などの諸条件を設定して制御処理する温湿度調整庫で
あって、 前記庫内の温度を高い方から低い方に移行するとともに
湿度を付加するように設定して前記制御処理を行わせる
温度下降制御処理手段と、 前記移行の開始から前記設定した温度に所定の温度を加
えた温度になるまで、前記湿度を付加するための前記加
湿を停止する制御処理を行う無加湿冷却制御手段とを具
備することを特徴とする温湿度調整庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13597992A JP3301779B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 温湿度調整庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13597992A JP3301779B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 温湿度調整庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05307418A JPH05307418A (ja) | 1993-11-19 |
JP3301779B2 true JP3301779B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=15164355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13597992A Expired - Fee Related JP3301779B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 温湿度調整庫 |
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JP (1) | JP3301779B2 (ja) |
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1992
- 1992-04-28 JP JP13597992A patent/JP3301779B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH05307418A (ja) | 1993-11-19 |
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